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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202112111151分にYAHOOニュース(BBC NEWS JAPAN)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

自転車の世界大会ツール・ド・フランスで、沿道にいた女性が突き出したプラカードが選手に接触し、多数の選手が絡む転倒事故につながった件について、フランスの裁判所は10日、この女性に1200ユーロ(約154000円)の罰金を科した。

事故はツール・ド・フランス初日に発生。

1ステージのゴールまで45キロの地点で、走行していたトニー・マルティン(ドイツ)に、沿道にいた女性のプラカードが接触した。

マルティンは転倒し、後続の多くの選手も次々に転んだ。

大会史上、最悪規模の事故とされている。

AFP通信によると、プラカードを掲げていた31歳の女性は、事故後、インターネット上で攻撃されたため、現在は身元が隠されているという。

さらに、フランスの自転車競技協会に対する象徴的な1ユーロの支払いも命じられた。

 

【接近する選手を見ずに……】

事故の様子が映った動画は、インターネットで広く拡散された。

動画では、黄色のコートを着た女性が、フランス語で「がんばれ」、ドイツ語で「おばあちゃんとおじいちゃん」と書かれたプラカードを手にし、コースの中へ突き出している。

接近してくる選手たちは見ていなかった。

ツイッターには、「これまで見た中で最悪のツール・ド・フランスの事故だ」とするコメントとともに、上空から撮影したとみられる動画が投稿された。

 https://twitter.com/cyclingreporter/status/1408790550195625984

この事故で、選手2人が大会を途中棄権せざるを得なくなり、8人が医師の治療を受けた。

ブレストからランデルノーまでの第1ステージは5分間中断され、主催者側は絡み合った自転車や選手たちの対応に追われた。

また、その後、この事故で両腕を骨折したマルク・ゾレル(スペイン)など、複数の選手がレースから脱落した。

女性は事故から数日後、警察に出頭した。

 

【テレビに映るためではなく、選手を見に来て】

検察当局は当初、この女性が他人の命を危険にさらし、過失致傷を起こしたとして、執行猶予付きで禁錮4カ月を求刑していた。

一方で事故発生以降、ツール・ド・フランスのクリスチャン・プリュドム・ディレクターは、温情を示してきた。

10月には、「この女性は愚かなことをしたが、決してテロリストではない」と発言。
「ツールを見に来た時には注意してほしい、テレビに映るためではなく、選手を見に来たことを忘れないでほしい」と語った。

(英語記事 Woman fined 1,200 for Tour de France pile-up

https://news.yahoo.co.jp/articles/e70bc7c7b0215232463d8cf6cde2e5ada2908064

 

※事故当時の報道は下記参照。

20216271148分 HUFFPOST

上空からの映像では、倒れた自転車と、体勢を立て直そうとする選手たちでコースが埋め尽くされているのが見て取れる。

フランスで始まった世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスでまさかの事態が起きた。

看板を手に、沿道からコースに飛び出した観客と選手が接触し、大規模な落車になってしまったのだ。

108回目となるツール・ド・フランスは現地時間の626日に開幕した。

しかし、初日の第1ステージで大規模な落車が発生。

その原因となったのは一人の観客だった。

大会公式Twitterが載せている動画に、その瞬間が記録されている。

看板を手にコースへ乗り出し、カメラの方向へ微笑む観客。

そこへ後ろから走行してきた選手が接触し転倒すると、そのまま他の選手たちも将棋倒しになってしまった。

上空からの映像では、倒れた自転車と、体勢を立て直そうとする選手たちでコースが埋め尽くされているのが見て取れる。

また、破損した自転車や、腕から出血しながらもレースを続行する選手の姿もあった。

CBSスポーツによると、ファンが手にした看板には祖父母に宛てたメッセージが書かれていたという。また、この観客の行方はわかっていないという。

大会の公式Twitterは英語で、「観客が沿道に来てくれることを嬉しく思いますが、ツアーの成功のために選手の安全へ敬意を示してください。写真やテレビに映るためのリスクを犯さないでください」と呼びかけた。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60d7de74e4b06c8105d68913

 

(ブログ者コメント)

本ブログでは過去に、ニューイヤー駅伝で先頭を走っていた選手の前に観客の犬が飛びだして選手が転倒し順位にも影響した事故や、京都の高校駅伝でコースを車が横切り、あわや選手と接触、といった事例を紹介している。

 

 

 

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20211262228分に読売新聞(テレビ大分)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6日夕方、大分市のスイミングスクールの敷地内で、男の子が鉄柱に登っていたところ、鉄柱が根元から倒れて転落しました。
男の子は頭を強く打っています。

警察によりますと、6日午後5時ごろ、大分市のスイミングスクールの敷地内で「建物の看板が倒れてけがをしている子どもがいる」と、通行人から119番がありました。

倒れていたのは小学生の7歳の男の子で、頭を強く打ち、意識不明の重体で病院に搬送されましたが、容体は快方に向かっているということです。

倒れた鉄柱は高さおよそ3メートル、幅およそ5メートルの格子状のものです。

警察では、ひとりで鉄柱に登っていたところ、鉄柱が根元から倒れ、男の子が地面に転落したとみて、詳しい状況を調べています。

https://www.ytv.co.jp/press/society/125784.html 

 

126219分に朝日新聞からは、男児はこのスイミングスクールに通っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

署によれば、倒れたのは看板を設置するための枠組みで、縦約3メートル、横約5メートル。

スイミングスクールの施設内にあり、男児はこのスイミングスクールに通っていて、枠組みに登って遊んでいる間に倒れたとみられるという。

https://www.asahi.com/articles/ASPD66X5SPD6TPJB00T.html

 

126224分に産経新聞からは、男児は命に別条がない状態に回復したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大分県警によると、男児は搬送時意識不明の重体だったが、治療を受け、命に別条がない状態に回復した。

敷地内にある鉄柱を組み合わせた縦約3メートル、横約5メートルの看板の支柱が根元から折れていた。

男児は支柱に登って遊んでいたといい、県警は、折れた支柱が当たったか転落時に頭を打ったとみて調べている。

現場はJR日豊線鶴崎駅の南約1キロの、住宅や飲食店が立ち並ぶ地域。

https://www.sankei.com/article/20211206-3ZFERNJF5NMXFBTJFDD6PDRRJU/

 

127201分にYAHOOニュース(テレビ大分)からは、男児は上にどんどん登っていった、館内は業者点検していたが看板は職員が目視点検しているだけだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

目撃した人は 「上にどんどん登っていった。頭から先に倒れた。血はあった。頭から、あと、手にもあった」

倒れる前の画像では、鉄柱は高さおよそ3メートル、幅およそ5メートルあり、古くなってさびているのが分かります。

施設の責任者などが7日、TOSの取材に応じました。

「館内は業者による点検を行っていたが、倒れた看板は職員の目視のみの点検だった」
20年から25年ほど前に設置したもので、子どもが登ることは想定していなかった」
2度と事故が起こらないような対策をとっていきたい」
と話していました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/31d085b8cd4d72f68d7b53d6b5549523bccfb1ea 

 

1271918分にYAHOOニュース(大分放送)からは、市では看板設置を許可制にしているが今回のは表示物がないので対象外だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大分市では、安全面や景観保全の観点から屋外広告物に関する条例が制定されていて、看板などを設置する際には、市長の許可が必要です。

しかし、6日の支柱はー

「今回は表示物がないので広告物というわけにはならないんですよ。ということは、看板かどうかっていうと?看板ではないということになります」

敷地内に広告物を設置する場合、高さが4メートル、表示面積が5平方メートルを超えるものは原則として市に申請をしなければなりません。

しかし、今回は表示物がなかったため屋外広告物とは認定されず、申請の必要はありませんでした。

「設置される方以外は、ぜひとも安全点検、念には念を入れるという形でやっていただければと考えております。お問い合わせいただければ適切に対応させていただきたいと思います」

今回の事故を受け大分市は7日、看板などの広告物を再度点検するようホームページ上で呼びかけ、同じような事故の防止に努めてほしいとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/df01a0622700cdd182250c2eb6101806c8528624

 

1281833分にNHK大分からは、支柱は10年ほど前から使われない状態で去年から撤去が検討されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

支柱は20年余り前にスポーツ施設が設置したもので、ここ10年ほどは使われずに放置された状態だったことが、施設への取材で新たにわかりました。

支柱は折れた根元部分を中心にさびが確認されていて、施設では去年から撤去することを検討していたということです。

施設の責任者は、NHKの取材に対し「早く処分しておけばこんなことにはならなかった。申し訳なく思っています。2度とこうした事故が起きないよう、対策に取り組んでいきたい」と話しています。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20211208/5070011422.html

 

 

 

 

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202111241815分に産経新聞から下記趣旨の記事が、ドア取っ手の写真付きでネット配信されていた。

富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)は24日、10代の女性客2人が乗車する大観覧車のゴンドラのドア、鍵を閉め忘れ、ドアが開いたままの状態で1周させるトラブルが起きたと発表した。

乗客のけがや落下物はなかったものの、ゴンドラが高さ50メートルまで上昇する中のトラブルで、会見した岩田社長は、「乗客の方に極めて怖い思いをさせるなどし、おわびします」と謝罪した。

本来は、ゴンドラに客が乗り込んだ後、係員がドアを外から閉め、鍵をかけるが、今回、係員がその場を離れてしまったという。

発覚後、その係員にヒアリングしたものの、パニック状況となっており、会社として、なぜ今回の事故に至ったかは把握ができないという。

今回の事故を受け、安全にかかわる設備点検や営業マニュアルの再確認が取れるまで、大観覧車の営業を停止する。

このほか、安全点検が終了するまで、観覧車以外の7つのアトラクションも営業を停止することを決めた

ハイランドでは、ジェットコースター「ド・ドドンパ」の乗客で人身事故が相次いでいるため、大学教授などの専門家による第三者委員会による総合的な安全対策を進めるなど、信頼回復に向けた取り組みを進めていた。

https://www.sankei.com/article/20211124-IVQLITSATJPSJDGKK4JA5IIMQM/ 

 

11242041分に毎日新聞からは、ドアを閉めた後に施錠しなかった場合は安全ブザーが鳴るが、今回はドアを閉めていなかったため鳴らなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同社によると、午前955分ごろ、大観覧車が約12分かけて1周し終え、停車位置で止まったところ、降車担当の係員がドアが全開になっていることに気付いた。

乗客がゴンドラ内のベンチに座ると乗車担当の係員がドアを閉め、外側から施錠して発車する仕組みになっていたが、乗客からの聞き取りでは、乗車係は閉めずに、そのまま立ち去ったという。

乗車係は気が動転しており、同社の聞き取りに応じられない状態だという。

大観覧車の32基のゴンドラには、シートベルトはない。

ドアを閉めていなかったゴンドラは4人乗りだった。

ドアを閉めた後に施錠しなかった場合は安全ブザーがなるが、閉めていなかったため、ブザーは鳴らなかった。

今後は、乗客が異変に気付いた時は緊急停止するシステムを取り入れるという。

大観覧車は1995年に導入され、2009年にもドアを閉めた後に施錠し忘れた事案があり、安全ブザーを導入した。

岩田社長は、「ヒューマンエラーは常に起こる可能性があることを従業員に徹底させ、再発防止に努めたい」と述べた。

https://mainichi.jp/articles/20211124/k00/00m/040/132000c 

 

1124216分に朝日新聞からは、乗車係、降車係、交代要員の3名ともに気付かなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同社によると、同日午前955分ごろ、10代の女性客2人がゴンドラに乗車した際、係員が扉を閉め忘れたまま持ち場を離れたという。

ゴンドラは、そのまま約12分かけて1周。

戻ってきた際に係員が扉が開いていることに気づいたといい、利用客は「自動で閉まると思っていた」と話しているという。

観覧車には乗車係、降車係が各1人と交代要員1人の計3人が配置されているが、いずれも気づかなかったという。

https://www.asahi.com/articles/ASPCS6QP2PCSUTIL03Y.html 

 

(2022年2月28日 修正1 ;追記)

2022225211分に毎日新聞からは、順番待ち男児の危険行為対応に追われドアを閉め忘れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

富士急ハイランドの乗客に骨折などの負傷が相次いだ問題で、安全管理体制などを調査している第三者委員会が25日に記者会見した。

2111月に発生した、客2人が乗った大観覧車(高さ約50メートル)でゴンドラ1基のドアが全開の状態で1周した事案では、ドアを閉めなかったゴンドラの乗客の後に順番待ちしていた親子の男児に、ホームと待ち列を区切る鎖にぶら下がるなどの危険行為があり、係員が対応に追われドアを閉め忘れたことが判明した。

第三者委は「単なるスタッフのミスとしてとどめるべきでない」などと指摘し、担当者の人数や役割分担の再検討などを求めた。

https://mainichi.jp/articles/20220225/k00/00m/040/324000c 

 

  

 

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2021111850分に北日本新聞から、下記趣旨の記事が駐車場の写真付きでネット配信されていた。

11月から新型の乗用車や軽自動車への衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の搭載義務化がスタートし、各自動車メーカーが取り組みを進める中、入善町の販売会社で17日、安全運転サポート車(サポカー)機能の実験中に男性がはねられ重体となる事故が起きた。

交通事故減少につなげるためサポカー普及を目指す富山県警は、22日に県内の業界団体と連携協定を結ぶ矢先の事故となり、関係者の間に動揺が広がった。

17日午後0時6分ごろ、入善町入膳のN自販駐車場で、サポカー機能の実験中だった同社社長西川さん(男性、72歳)が、実験に使用していた軽自動車にはねられた。

西川さんはドクターヘリで富山市の富大附属病院に運ばれたが、意識不明の重体となっている。

入善署によると、同社で扱っているサポカーの自動ブレーキ機能の実験、検証作業のため、実物大の車後部の写真をパネルに張り、同社従業員の40代男性がパネルに向かってサポカーを運転していたところ、サポカーが止まらず、パネルと一緒に裏側にいた西川さんをはねた。

事故を目撃した従業員によると、パネルは自立式となっていたが、西川さんはパネルの裏側で支えるような格好をしていたという。

同署は、事故原因はさまざまな可能性が考えられるとし、「現時点で原因は分からず、メーカーを含め、あらゆる観点から詳しく調べる」としている。

県内の自動車ディーラーの関係者によると、一般的にサポカーの運転マニュアルには、自動ブレーキが作動しない可能性があると記載されている。

メーカー各社で作動条件は異なるが、危険な時に100%止まるわけではないという。

今回の事故で自動ブレーキが作動しなかった原因の一因として、前方を撮影するカメラのレンズに汚れが付着していた可能性を指摘する。

日光がレンズに差し込む角度によって障害物を認識できないこともあるとした。

この関係者は、人為的なミスの可能性にも言及した。

車種によっては、自動ブレーキが作動するタイミングでドライバーがブレーキを踏んだ場合、自動ブレーキが解除されることがある。

ドライバーの操作が優先される設計となっていることが一般的という。

このほか、実験時の走行速度が規定値を超えていたため作動しなかった可能性もあると指摘。

その上で、車のシステムや設計ミスが原因とは考えにくいとの見方を示した。

事故防止のため自動ブレーキの性能をアピールする実験を禁止しているメーカーもあるとした。

県警は22日、サポカー普及による高齢ドライバーの交通事故防止を目指し、県自動車販売店協会と県軽自動車協会の2団体と連携強化のため、協定締結を予定している。

https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/583237 

 

11181147分にFNN PRIME(富山テレビ)からは、サポカー対象の車両のチェックを終え、別の車を試したところ事故が起きたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

17日正午ごろ、富山・入善町入膳の自動車販売店の駐車場で、従業員が軽自動車の衝突防止自動ブレーキを試すため、パネルをめがけて走らせたところ、車はそのまま衝突した。

この衝突で、パネルを支えていたとみられる、社長の西川さん(72)がはねられ、意識不明の重体。

この店は、地元の町が開く、自動ブレーキを備えた、いわゆるサポカーの体験会に車両を提供するため、対象の車両のチェックを終え、別の車を試したところ、事故が起きたという。

https://www.fnn.jp/articles/-/272269 

 

 

 

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202111111027分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

香川県小豆島町の道の駅で飼育されていたヤギに襲われ、大けがを負ったのは、施設側の安全管理が不十分だったのが事故の原因として、県内の女性(46)が施設を管理する町を相手取り、慰謝料など約530万円の損害賠償を求める訴訟を高松地裁に起こした。
10
18日付。

訴状によると、女性は2019725日、道の駅「小豆島ふるさと村」内の公園を孫と散策していた際、施設が飼育するヤギに孫が突き飛ばされたため、助けようと近づいたところ、女性もヤギの角で投げ飛ばされ、左前十字靱帯(じんたい)断裂などの大けがを負った。

女性は、敷地内に注意の呼びかけが掲示されていたが、「事故現場からは見えにくく、気づくことは困難だった」と主張している。

町は取材に、「訴訟継続中のためコメントを控える」とした。

https://www.asahi.com/articles/ASPCC360BPCBPTLC018.html 

 

11111452分にNHK香川からは、ヤギは雑草などを取り除くためロープでつないだ状態で飼育されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

町によりますと、事故のあった場所では雑草などを取り除くためにやぎをロープでつないだ状態で飼育し、近くにはやぎへの注意を呼びかける注意書きが貼られていたということです。

一方、女性側は、けがをさせたやぎは、他の来場者からも鑑賞の対象とされていて、注意書きも見えにくい位置にあったため気付くことが難しかったとして、自身の過失はなかったと主張しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20211111/8030011500.html

 

1110150分に読売新聞からは、施設側は事故を受けて柵を設置し、餌やり体験も取りやめたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

町などによると、ヤギは当時、数匹がロープにつながれた状態だったが、事故を受けて柵を設置し、来場者向けの餌やり体験も取りやめた。

ヤギとのふれあい体験を実施している施設は各地にあり、天王寺動物園(大阪市)や神戸市立六甲山牧場などは、人に危害を与える恐れがあるとして、柵越しに行っているという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211110-OYT1T50133/

 

(ブログ者コメント)

〇注意を呼び掛けていた貼り紙など、本件に関する現場写真は見つからなかったが、当該施設内のヤギを紹介する別報道中、杭にロープで繋がれたヤギの写真が掲載されていた。
今回、事故が起きた場所かどうかは不明だが・・・。

2020513日 FM香川)
http://shimaradio.seesaa.net/article/474978524.html

〇上記報道の4日後、たまたま、ヤギとふれあう催しが開かれたというニュースを目にした。
ヤギをどのように取り扱っているのか気になり、見てみたところ、飼育担当者?がずっとヤギの首輪を握っていた。
202111141655分 NHK静岡)

子どもたちに、ヤギとのふれあいを通して自然の循環や命の大切さについて考えてもらう催しが、富士宮市で行われました。

この催しは、ヤギを通した環境教育に取り組んでいる富士宮市の市民団体が開いたもので、市内の会場には、地元の小中学生やその保護者23人が集まりました。

14日は、まず、里山の生態系に詳しい常葉大学の山田辰美名誉教授が講演し、「最近では学校教育の現場でも、生き物と触れ合う機会が減っています。体温を感じられる生き物とのふれあいを通じて、命の大切さを知ってほしい」と述べました。

続いて子どもたちは、近くの草むらで市民団体が飼っている2頭のヤギへのエサやりを体験しました。

市民団体によりますと、ヤギは除草が必要な雑草を食べてくれるほか、ふんは肥料になるということで、子どもたちは自宅から持ってきた野菜くずを与えて、自然の循環について学んでいました。

参加した小学3年生の女子児童は、「もっと勉強して、自然について詳しくなりたいと思いました」と話していました。

催しを企画した市民団体の代表の望月さん(女性)は、「ヤギとのふれあいを通して、子どもたちに、自然の底力を感じてほしい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20211114/3030013951.html

 

 

 

 

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20211029日付で毎日新聞兵庫版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

三田市の三田天満神社で2014年、17人が死傷しただんじり事故を巡り、負傷した女性が運行責任者らに約5600万円の賠償を求めた訴訟の判決で、神戸地裁(久保井恵子裁判長)は、運行責任者だった当時の区長2人の過失を認定し、2人と自治会に計約1360万円の賠償を命じた。
判決は26日付。

事故は14105日夕、秋祭りで地元自治会が運行するだんじりが、境内の手洗い場を囲う建物に衝突。

屋根(重さ約14トン)などが落下し、1人が死亡、16人が重軽傷を負った。
女性は頭を縫うなど傷を負った。

判決は、だんじりの前後で進路進行を指揮していた区長2人が建物を認識しており、事故を予見できたと指摘。
ブレーキをかける担当者に指示してだんじりを止める対応を取らず、「注意義務に違反する」と認定した。

その上で、2人が代表者だった2自治会も連帯責任を負うとした

https://mainichi.jp/articles/20211029/ddl/k28/040/265000c

 

10272030分にYAHOOニュース(神戸新聞)からは、死傷した17人は見物客らだった、原告女性は落下した屋根で頭を打った、だんじりの引き手らの過失は否定されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

兵庫県三田市の三田天満神社で2014年10月、見物客ら17人が死傷しただんじりの事故で、負傷した同市の女性がだんじりの運行責任者らに賠償を求めた訴訟の判決が神戸地裁であり、久保井恵子裁判長は27日までに、運行責任者らに1359万円の支払いを命じた。

事故は14年10月5日、同神社の祭りで発生。

進行中のだんじりが境内の建物にぶつかり、倒壊した屋根の下敷きになるなどして1人が死亡、16人がけがした。

判決によると、原告の女性は落下した屋根で頭を打って負傷し、治療のため休業するなどした。

判決で久保井裁判長は、だんじりの前後から運行を指揮した男性2人=15年に業務上過失致死傷罪で罰金の略式命令=と、地元自治会の賠償責任を認定。
2人には、だんじりの進路から建物との衝突を予見でき、事前に停止を指示する注意義務があったとした。

原告側の請求額は5597万円だったが、地裁は女性の負傷や休業の実態を踏まえ、減額を判断。

建物を管理する神社や、だんじりの引き手らの過失は否定した。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202110/0014796458.shtml

 

10281419分に読売新聞からは、原告女性は屋根が落ちた手水舎の近くで見物していたなど、下記趣旨の記事が落下した屋根の写真付きでネット配信されていた。

兵庫県三田市天神の三田天満神社で2014年10月に開かれた祭りのだんじりが手水舎に衝突して屋根が落ち、見物客が巻き込まれた事故で、けがをした女性が自治会役員らに約5600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、地裁であった。

久保井恵子裁判長は一部の役員らの過失を認め、約1360万円の支払いを命じた。

判決によると、女性は手水舎の近くで祭りを見物していて事故に巻き込まれ、頭を縫うけがを負い、背骨が変形するなどの後遺症が残った。

久保井裁判長は、だんじりの前方と後方で誘導や進路の確認をしていた自治会役員2人について、「指示を出して止めることは可能だった。運行責任者として過失が認められる」と指摘。
自治会も連帯責任を負うと判断した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211028-OYT1T50070/

 

 

 

 

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201751日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7053/ 

 

(2021年11月4日 修正2 ;追記)

202110281334分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、オイル漏れは資格を持っている運転手が自ら整備した際の配管ミスだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岡山県美作市滝宮の岡山国際サーキットで20174月、練習走行中のオートバイ7台が相次ぎ転倒して2人が死亡、5人が重軽傷を負った事故で、岡山県警捜査1課と美作署は28日、運転していたオートバイからエンジンオイルを散布して事故を誘発したとして、業務上過失致死傷の疑いで高知市、オートバイ販売店経営の男性(50)を書類送検した。

これまでの調べで、7台はコース上のオイルでスリップするなどして転倒したとされていた。

その後の捜査で、男性のオートバイのエンジン部分で配管ミスが分かり、オイル漏れの原因と特定。

整備士資格がある男性が自ら整備しており、県警は適正に整備していれば事故を防げたと判断した。

書類送検容疑は、17424日午前9時ごろ、整備不良によりコース上にオイルを散布し、後続車を転倒させ、男性2人=当時38歳と42歳=を死亡、男性3人=当時2450歳=に全治約23カ月の骨折などの重傷を負わせた疑い。

容疑を認めている。

県警によると、ミスは事故の約1カ月前の整備で起きたとみられ、練習走行直前の点検でも整備不良に気付かなかったという。

事故はコース北部にあるやや下りの緩やかなS字カーブ付近で発生。
他に2人がけがをした。

事故を巡り、サーキットの安全管理に不備があったとして、男性2人の遺族らがサーキットの運営会社などに総額約35千万円の損害賠償を求める訴えを岡山地裁に起こし、係争中。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a10551b3f43482f2f4b4e01454d6a55ef19e6eb3

 

※4年前、2017912日付で毎日新聞岡山版からは、部品が逆向きに取付けられていた、当時の監視カメラに霧状にオイルが漏れているバイクが映っていたなど、下記趣旨の記事が部品取り付け場所の写真付きでネット配信されていた。

美作市滝宮の岡山国際サーキットで4月、大型オートバイが転倒して7人が死傷した事故で、オイル漏れを起こしたとみられる先行のオートバイのエンジンに通常とは逆向きで部品が取り付けられていたことが関係者への取材で分かった。

部品を逆向きに付けて走行すると、エンジンオイルが漏れやすいとされる。

県警は、このオートバイを押収して検証を進めるとともに、メーカーなどから事情を聴いて事故原因との関連を調べている。

部品は「内圧コントロールバルブ」と呼ばれ、約10~15センチのアルミ製。

オートバイの整備会社などによると、ピストンの上下運動を回転運動に変えるエンジン構成部品の一つ「クランクシャフト」が収められている「クランクケース」に取り付ける。

ケース内の気圧を低く保たせる効果があり、エンジンが軽く回るようになってスピードが出やすく、燃費も良くなる。

ところが、オイル漏れを起こしたとみられるオートバイは、この部品が本来の向きとは逆向きに取り付けられていたという。

内圧コントロールバルブは価格が3万~5万円程度。
一般的な工具で取り付けることができ、十数年前から市場に出回るようになった。

逆向きに付けると、ケース内の圧力が下がらずに気圧が過剰に高まるため、白煙が出たり、点検窓からエンジンオイルが漏れたりする原因になりやすいとされる。

1000~2000キロの走行でバルブの内部を洗浄する必要があるが、その際に付け間違いが起きやすいという。

二輪車メーカー大手「川崎重工業」(本社・神戸市)は、「新車には付いていない部品だが、向きを間違えるとトラブルの原因になる可能性が高い」と指摘する。

また、兵庫県の男性整備士は、「逆向きにつけたまま走り続けると、いつかオイルは漏れる。部品に向きも表示されているが、劣化と共にその表示も消えてしまう。先端の形状を変えるなどの対策が必要だ」と訴えている。

事故は4月24日、コース(全長3・7キロ)の緩やかなS字カーブで発生。
練習走行中の大型オートバイ7台が次々に転倒し、42歳と38歳の男性2人が死亡。
20~50代の男性5人が肋骨(ろっこつ)を折るなど重軽傷を負った。

事故発生の直前、転倒した7台より先行していたオートバイから霧状にオイルが漏れているのがサーキットの監視カメラに映っていた。

事故後、このオートバイのエンジンオイルが半分以下に減っていたことも判明。
コース上に広がっていた液体が、エンジンオイルと一致したという。

地面に漏れたオイルで後続のオートバイがスリップした可能性があり、県警が捜査を進めている。

https://mainichi.jp/articles/20170912/ddl/k33/040/670000c

 

(2022年1月5日 修正3 ;追記)

202112272128分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、オイル漏れをすぐに旗で表示しなかったのは問題だとした遺族訴訟で和解が成立したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

サーキットの安全管理に不備があったとして遺族らが運営会社(同所)などに総額約35千万円の損害賠償を求めた訴訟は、岡山地裁(奥野寿則裁判長)で和解が成立した。

27日、原告側弁護士が明らかにした。

和解は20日付で、運営会社が原告7人に総額約13500万円の和解金を支払う内容。  

訴状などでは、先頭の1台から漏れたオイルで後続車両がスリップするなどして転倒。
男性2人が死亡、5人が重軽傷を負ったとされる。

原告は、サーキット側が現場付近に監視員を配置していればオイル漏れを知らせる旗をすぐに表示でき、事故は回避できたと主張していた。  

原告側によると、和解条項で地裁は、「運営会社には旗の不掲示に関する義務違反がある」と指摘した。

岡山市内で会見した原告側弁護士は、「事実上の勝訴だが、被告は謝罪に応じておらず、原告の心が晴れるものではない」と話した。

被告側弁護士は取材に「特にコメントすることはない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/366a9f553016e703690c0d2bd850912859e19c76

 

1228154分にYAHOOニュース(瀬戸内海放送)からは、旗合図の主張が認められたことなどから原告側は和解に応じたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

遺族や事故でけがをしたライダーは、監視ポストに人を配置しオイル漏れを旗で合図していれば事故を防げたなどとして、サーキットとその親会社に約35000万円の損害賠償を求めていました。  

原告側は、旗で合図していれば事故は防げたという主張が認められたことなどから和解に応じ、20日、サーキット側が総額13500万円を原告側に支払うことで和解が成立しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b83101846de8dd387401022b671086c20ad862d8

 

2022141733分にNHK岡山からは、オイル漏れを起こしたバイクを運転していた男性には罰金命令が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

津山区検察庁は、前を走っていたオートバイからコース上にエンジンオイルが漏れたことが事故の原因になったとして、12月17日、このオートバイを運転していた男性を、業務上過失致死傷の罪で略式起訴していました。

これを受けて津山簡易裁判所は12月23日、男性に対し罰金70万円の略式命令を出しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20220104/4020011397.html

 

 

 

 

 

  

  

  

 

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2021102893分にYAHOOニュース(下野新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県管理の駐車場の段差で転倒しけがをしたとして、東京都在住の男性(64)が栃木県に約550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、宇都宮地裁であった。

浅岡千香子(あさおかちかこ)裁判長は、「駐車場は通常有すべき安全性を欠き、管理に瑕疵(かし)があった」として、県に約97万円の支払いを命じた。

男性は20175月、那須町湯本の那須ロープウェイ駐車場内で高さ約5センチのアスファルトの段差「ハンプ」につまずき転倒し、腕や肩をけがした。

ハンプに気付かなかったとして、設置や管理の欠陥を訴えた。

浅岡裁判長は、観光地の駐車場は気分の高揚などで注意力が散漫になるため、ハンプがあることへの周知が求められると指摘。

ハンプが路面と同色だったことや「段差あり注意」の路面標示が薄れていたことから、注意喚起が不十分で安全性を欠いたと認定した。

一方、暴走集団対策としての設置目的や駐車区画への設置には、合理性を認めた。

通常の注意力で転倒回避は可能として、県の過失は2割にとどまるとした。

下野新聞社の取材に対して県道路保全課は、「判決内容を精査し控訴するかどうかを検討したい」とコメント。

事故後、ハンプには色を付け、路面標示を再塗装したという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e0203f251b09c0ab1ee074ceaa8c4ab96278eb96

 

(ブログ者コメント)

グーグルアースの角度を変えれば「段差あり 注意」という表示が読めるし、手前一直線に草が生えているところが段差のようにも見えるので、この場所で転倒したのかもしれない。

 

 

 

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202110102232分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日午後2時半ごろ、兵庫県加東市黒谷の遊園地「Tおもちゃ王国」の男性従業員から、「立体迷路施設の床が抜けて複数の利用客が負傷した」と県警加東署に通報があった。

同署によると、138歳の利用客の親子ら3組計7人が立体迷路の3階部分から2階に転落し、ともに20代の男女2人が腰の骨を折る重傷、4人が軽傷を負った。

いずれも意識があり、命に別条はないという。

同署によると、けがをしたのは、腰の骨を折った男性(24)と軽傷の妻(27)、腰の骨を折った女性(27)と軽傷の夫(27)、ともに軽傷の女性(38)と娘(7)の家族3組。

腰の骨を折った男性は娘(1)を抱えたまま転落したが、娘にけがはなかった。

立体迷路は木造5階建ての「カラクリ迷宮のお城」で、2013年にオープンした。

3階にいた7人は木製の床が抜け、約24メートル下の2階に落ちたという。

3階の床には長さ約23メートル、幅約1メートルの長方形状の穴が開いていたという。

園の担当者は報道陣に「現在、原因究明と被害者のケアに努めています。負傷されたお客様には心よりおわびとお見舞いを申し上げます」とコメントした。

事故を受け、1114日は臨時休園する。

https://mainichi.jp/articles/20211010/k00/00m/040/137000c

 

10101814分にNHK兵庫からは、同施設の概要などが下記趣旨でネット配信されていた。

Tおもちゃ王国」は、平成12年にオープンしました。

神戸市の中心部から、車で1時間ほどのところにあります。

おもちゃの展示館や観覧車など、およそ20種類のアトラクションがあり、年間に50万人ほどが訪れるということです。

立体迷路施設は8年前から使われ、毎朝点検を行っているほか、新型コロナの感染対策などのため、入り口で利用客の出入りをチェックしていたということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20211010/2020015569.html 

 

1012218分に読売新聞からは、床板を支える横木の両端が腐食して破損していた、7年前にも同じグループの他の遊園地で同じような事故があった、こういった迷路は規制対象外など、下記趣旨の記事が落下当時のイメージ図付きでネット配信されていた。

県警加東署が11日に実施した現場検証で、床板を支えるために柱にくぎで固定された横木の両端が、腐食して破損していたことが確認された。

迷路には屋根がなく、雨水が入り込む構造だったことが腐食の一因とみられる。

園によると、迷路は「カラクリ迷宮のお城」という名称で、2013年4月に遊具施工販売会社「K社」(千葉県浦安市)が設置。

毎日、開園前に園の従業員が目視で点検しており、事故が起きた10日も異常は確認できなかったという。

迷路の定員は300人で、同署によると事故当時は30~50人が利用。

園の松崎支配人は「強度は大丈夫だと思っていた。心よりおわびする」と謝罪した。

14年には同じグループの「Kおもちゃ王国」(群馬県嬬恋村)で、K社が施工した立体迷路の床が抜け、男女2人が負傷する事故が発生。

床板をつなぐくぎやビスの腐食が原因だった。

今回の事故を受け、使用を見合わせた。

兵庫県や国土交通省によると、ジェットコースターや観覧車などの遊戯施設は、建築基準法で管理者らに維持保全に関する規則や計画の作成が義務付けられている。

しかし、事故が起きた迷路は同法の規制の対象外で、設置や管理について自治体への申請や届け出義務はなかった。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211012-OYT1T50100/

 

10121853分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、雨が降ってもブルーシートをかけるなどの対策はとっていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

遊園地でアルバイトをしていた男性はこう証言します。

元従業員:
「雨の日でも立体迷路にブルーシートを掛けるなどの対応はなかった」

遊園地側に取材すると、雨の日でも立体迷路を覆うなどの対応はとらず、雨ざらしになっていたことを認めました。

警察は、立体迷路の腐食が進んだのは雨水にさらされたことが原因の可能性もあるとみて、業務上過失傷害の疑いで捜査しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8070f6e122f3ad33130526c83dec5acead445f17 


10
112041分に毎日新聞からは、屋根がないため建築基準法の対象外だった、独自に点検項目を決め毎日2回目視点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

立体迷路は従業員が毎日2回、目視で点検し、10日の開園前は異常が確認されなかったという。

屋根がないため建築基準法の適用外だといい、K社や同園が独自に点検項目を決めていた。

県は「基準法の対象となるか今後調査する」としている。

同園は2000年にオープン。

前身の遊園地「Tランド」では1995年、回転遊具から6歳女児が転落死する事故が起きていた。

https://mainichi.jp/articles/20211011/k00/00m/040/246000c

 

10121222分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、腐食していたのは目視点検では確認できない場所だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

抜け落ちた3階部分の床の「はり」などに腐食のあとが見つかり、捜査関係者によると、目視の点検では確認できない場所だという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e1978eed1c3e152567c89545d6de424fa44d600f 

 

10141940分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、月に1度の詳細点検でも異常は見つかっていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

Tおもちゃ王国によりますと、立体迷路では毎日の目視点検に加えて、専門知識を持つ社員ら4人が月に一度、床板の表面や裏側を手で触るなどの細かい点検を行っていたということです。

この検査は10月2日にも実施されていましたが、当時は事故が起きた床に異常は見つからなかったということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/361b6bb44197dc1659c38272c151774dc79ab7bb 

    

10121741分にNHK兵庫からは、他の同種施設で臨時休業の動きあり、同じような立体迷路でも一部に鉄骨を使い強度を上げている施設もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

千葉県のメーカーが製造したほかの施設で臨時休業する動きが出ています。

一方、兵庫県淡路市の遊園地「淡路ワールドパークONOKORO」には、平成25年に完成した3階建ての立体迷路がありますが、点検を行いながら12日も営業を行っています。

遊園地が設計して工事を発注したということで、床や壁は木材でできていますが、強度を上げるため1階と2階の一部に鉄骨を使い、湿気を防ぐため床下にはアスファルトを敷き、壁に隙間をつくり風通しをよくしてあるということです。

遊園地では毎朝、従業員が目で見て床を踏みしめ、木材などが傷んでいないか確認し、月1回の安全点検と、年3回程度、施工業者による点検と補修を行っています。







https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20211012/2020015609.htm
 

 

10171816分にYAHOOニュース(神戸新聞)からは、横木の形状は凸型だった、月に1度従業員がゆがみや腐食の有無を点検していた、メーカー側の検査は3年に1度行われていたなど、下記趣旨の記事が横木のイラスト付きでネット配信されていた。

今回の事故の過失について、立命館大大学院の松宮孝明教授(刑事法)は、「木の腐食が事故原因ならば、点検の指示が問題になる。点検項目に盛り込んでいなければメーカー側、点検をしていなければ施設側の責任だが、どちらも問われる可能性もある」との見解を示す。

遊園地の運営会社は、「点検項目はメーカー側の資料に基づき独自に作成した」と説明。

いずれも目視や歩いて木の音を確かめる方法で、担当者が毎日の始業前後に確認し、メンテナンス専門の従業員が月1度、ゆがみや腐食の有無などを点検していた。

一方、床板を支えていた横木は、目視が難しい位置にあった。

形状は凸型=イメージ図(1)=で一部露出しているが、残りは床板に覆われている状態=イメージ図(2)=だった。

松宮教授は、「ただし、腐食箇所を全く予見できない場合、施設側とメーカー側のどちらの過失も刑法上は問えないことになる」と指摘する。

メーカー側の検査は3年に1度行われ、直近のチェックは2019年4月だったという。

神戸新聞社の取材に対し、迷路施設を製造したK社は、点検項目や指示の有無について「警察等の調査中とのことでお話しするのは難しい」とコメントした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/784921cf0fc9b903a050c872c7a092f6b2c6b7e1

 

(2022年8月28日 修正1 ;追記)

2022828940分に読売新聞からは、消費者事故調は管理実態を調査し年内に対策をまとめる方針、遊園地は事故の数ケ月前にメーカーのK社の点検を受ける予定だったがコロナで中止し、その後は点検を受けずに営業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

消費者事故調は、立体迷路に法規制や安全基準がない点を問題視し、今年5月、国の所管省庁がない「隙間案件」として調査対象にすることを決めた。

事故調は今後、防腐処理や点検が適切に行われていたかなどを詳しく調べていく。

事故調は再発を防ぐため、年内には対策をまとめる方針だ。

事故が起きた立体迷路を作ったのは、千葉県浦安市の遊具施工会社「K社」。

同社は2012年以降、九州から北海道まで、各地の遊園地などに約40基を納入している。

同社は遊園地側に対し、木材の腐食やボルトの緩みの有無などを日常的に点検するよう要請。

設置後3回は無償点検を担い、その後も専門業者の定期点検を受けるよう求めている。

担当者は、「弊社の迷路で事故が起き、大変遺憾。お客様には大変申し訳なく、完治を心より祈念している」と謝罪する一方、「園が業者の定期点検を受け、腐食部を発見できていれば防げた可能性もある」と話す。

東条湖おもちゃ王国は、事故の数か月前にK社の点検を受ける予定だったが、新型コロナ禍での一時休園に伴い中止。

その後は点検を受けずに営業を再開していた。

園の支配人は、点検を見送った理由は答えられないとしたものの、「職員には目視や触診などによる日常点検の徹底を指導していたが、腐食に気付けなかった。事故を受け、職員に日常点検の重要性を改めて呼びかけている」と話した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220828-OYT1T50035/

 

 

  

 

 

 

 

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202191960分に南日本新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

18日午後4時ごろ、鹿児島市五ケ別府町の永田川で、「中学生1人がおぼれていなくなった」と、川で一緒に遊んでいた友人が119番した。

約30分後、同市の中学2年生男子(13)が川底に沈んでいるのを捜索中の消防が発見。
搬送先の病院で死亡が確認された。
水死とみられる。

鹿児島南署によると、男子は永田川の滝つぼ周辺で遊んでいたとみられ、深さ約2.5メートルの川底で見つかった。

中学生の友人4人、小学生1人の5人とともに、午後4時ごろから遊び始めたばかりだったという。

目立った外傷は確認されず、同署はおぼれたとみて、原因を調べている。

滝つぼは、同市の星ケ峯みなみ台入り口の交差点から、山あいに2キロほど入ったところにある「井手ヶ宇都の滝」と呼ばれる場所で、滝つぼの川幅は最大13メートルあるという。
周囲は、竹などの雑木林に囲まれている。

https://373news.com/_news/storyid/143840/

 

920193分にYAHOOニュース(鹿児島テレビ)からは、中学生は滝つぼの底に沈んでいた、滝つぼの中では渦が発生しやすく下向きの力も発生するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

18日、鹿児島市の川で遊んでいた男子中学生が溺れて、滝つぼに沈んでいるところを救助されたものの、死亡する事故がありました。

滝つぼの危険性について専門家に聞きました。

鹿児島市の山田インター近くから永田川の上流へ約1kmの雑木林の中に、大きなしぶきをあげる滝があります。

18日午後4時ごろ、鹿児島市五ヶ別府町の永田川にあるこの滝で、鹿児島市の中学生・木ノ本さんが遊んでいて溺れました。

木ノ本さんは滝つぼの底に沈んでいるのを発見され、救助されましたが、約2時間後に死亡しました。

警察によりますと、死因は溺死とみられています。

現場近くには注意を促す看板があり、木々が生い茂る場所を下ると滝つぼにたどり着きます。

「井手ヶ宇都の滝」と呼ばれる滝の落差は約7mで、滝つぼの深さは約2.5mです。

海をはじめとして水辺の環境に詳しい鹿児島大学水産学部・西隆一郎教授は、滝つぼの危険性を指摘します。

鹿児島大学水産学部・西隆一郎教授:
「上から流れてきた水が下流に行くときに、水の全体としては普通の川と同じように上流から下流に流れるが、滝つぼの場所だけは渦を巻きやすい。
滝の水の力で掘られてくぼみ(滝つぼ)になると渦が発生しやすい形に変わる。
下向きに体を押しつけられる力も発生する。
くぼみの底は水温も低く、水圧で体が締まって密度が高くなるので、できるだけすぐに上向きに泳いで外の流れにのる努力が必要」

西教授は、川で遊ぶ際の注意点や準備の必要性も訴えます。

西教授:
「最低限、水辺を使うときには、ライフジャケットなど浮くものを身近な場所に置くことをおすすめする。
川は淡水なので、一般的に言うと、水温が低い。
入る前に川の水を体にかけて水温と体温となじませてから入るといい」

木ノ本さんの通っていた中学校の校長は、改めて生徒に危険な場所へ入らないよう注意を促すと共に、生徒のメンタルケアを十分に行っていくとしています。







https://news.yahoo.co.jp/articles/ad16f7f2d448cd5cc755341cf9e3a41624c0849a

 

(2021年10月12日 修正1 ;追記)

死亡した生徒が通っていた中学校では「危険個所マップ」が作られていたが、溺れた滝つぼは校区外ゆえ記載されていなかったなど。

鹿児島市の滝つぼ周辺で9月、友人らと遊んでいた男子中学生が溺れて亡くなった事故で、現場はこの生徒の中学校の校区外だったため、校内で危険箇所として呼び掛けられていなかった。

学校と地元は他校区との連携などで危険箇所を幅広く把握するとしている。

現場は同市五ケ別府町の永田川で、滝の落差は約7メートル、滝つぼは深さ約2.5メートル、川幅は最大13メートル。

住民によると、以前も小学生が遊んで溺れかけるなどの事故があった。

生徒が通っていた中学校は「危険箇所マップ」を作成。

校区内の交通事故多発地点や危険な崖、川などを写真付きで示している。

校長は今回の事故現場は盲点だったとし、「他校区の危険箇所マップの活用など再発防止策を考えたい」と話す。

事故現場を含む地域で活動する宮川校区コミュニティ協議会は、滝周辺の安全対策を市と検討する予定。

同協議会は「付近の校区とも臨時総会などで情報を共有したい」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d9e071b9375833c2fd5cde2406db8254dea80698

 

 

  

 

 

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2021211日に掲載した第3報がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第4報修正6として掲載します。
第3報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11391/

 

(2021年9月25日 修正6 ;追記)

20219171451分にFNN PRIMEからは、スピードが出るようエンジンを付け替えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(これまで得られた情報を総括し、1~3報を含め、タイトルを修正した)

関係者などによると、佐藤容疑者が操縦していたボートは、エンジンを付け替え、加速や最高速度が上がるようにしていたという。

猪苗代湖周辺では、事故前からスピードを出して航行する佐藤容疑者のボートが目撃されていて、警察では、当時の速度などを調べ、事故を回避できる航行状況にあったかも含め、調べを進めている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3894e97f5d9ec919567898ddb6a915dd828e3261 

 

(2021年12月29日 修正7 ;追記)

202112281824分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、初公判が開かれた、前を走るボートは被害者らを発見し舵をきっていったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日に行われた初公判。

業務上過失致死傷の罪に問われている佐藤被告(44)は、取り返しのつかないことになったのは申し訳ない」と謝罪。  

起訴内容をおおむね認めたうえで、こう主張しました。  

佐藤被告:
「今でも(被害者らを)発見できたか、全く分かりません」  

事故を予見できなかったという佐藤被告。  

一方、検察は「前方を走る仲間のボートは100メートル先で被害者らを発見し、かじを切った」として、佐藤被告が注意を怠ったことで被害者らに気付かずに走行を続けたと指摘しました。  

https://news.yahoo.co.jp/articles/7141a8c25fe5882803c136e17fe587dfc1eac829 

 

12272017分にYAHOOニュース(福島テレビ)からは、公判を傍聴した女性記者のレポートなどが、下記趣旨でネット配信されていた。

事故の裁判を傍聴した阿部記者の解説:

 Q、初公判での佐藤被告の様子は?

 阿部記者> 裁判官の問いかけにもハキハキと大きな声で応えているのが印象的でした。
検察側の冒頭陳述で明かになったのが、佐藤被告のボート近くを航行していた別のボートの運転手が100m以上先のブイ付近に被害者が浮いているのを目撃していたこと。
そして、別の水上バイクの運転手は、佐藤被告のボートが通過した直後に「何かが飛んで湖面に落ちるところを見た」と証言していることを明らかにした。
つまり、被害者の存在に気付き、事故を避けることができたと指摘しています。
ただ、佐藤被告は当時、ボートを運転している際、「前方や左右を注意深く見ていて、被害者が浮いているのは全く見えませんでした。どうやったら見えたのだろうと、今でも理解できません」と話した。

Q、今後の裁判のポイントは?

福島市の鈴木芳喜法律事務所の佐藤弁護士は、弁護側が主張する 「前方を注視していれば事故は防げたのか」がポイントになると話す。
佐藤弁護士によると、例えば道路上の交通事故でも、自動車が人をはねた場合は原則的に大小はあるものの、自動車側の過失が否定されるというのは考えにくいという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b2658946f37b033c3fbfdab13b18f326ac712840

 

(2022年3月23日 修正8 ;追記)

2022322205分にYAHOOニュース(共同通信)からは、「ヤバイと発言した動画は存在しない」などとして被告が共同通信などを提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

佐藤被告(44)が22日までに、事故を巡る記事で名誉を傷つけられたとして、配信した共同通信社と、掲載した福島民報社に計3300万円の損害賠償や謝罪広告を求めて福島地裁に提訴した。

共同通信社は、逮捕翌日の21915日に「船の同乗者が航行中に撮影した動画に、異変に気付いて『やばい』などと慌てる関係者の声が記録されていた」、「容疑者は同乗していた約10人に『何も無かったよな』などと口止めしていた」と報じた。

訴状では、「『やばい』と発言して現場を立ち去るシーンを映した動画は存在しない」、「口止めした事実を示す証拠はない」と指摘。

「ネットのコメントなどで著しく名誉を毀損され、甚大な損害を受けた」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fe57f5edd48f7d3b013c835644dccabeeb07f0ba 

 

(2022年8月27日 修正9 ;追記)

20228251925分にYAHOOニュース(福島テレビ)からは、運輸安全委が報告書を公表した、これまでの経験からブイ付近に人がいるとは思わず確認しなかった、近づいてきたボートに注意を向けていた、加速時に船首が上がり死角が生じたなど、周囲の下記趣旨の記事がネット配信されていた。

国の運輸安全委員会が報告書を公表した。

ここから分かったことは?

<事故当時の状況>

佐藤被告のボートは中田浜のマリーナを出た後、友人の船と並走していた。

この時、友人の船が佐藤被告のボートに接近。

避けて追い越そうと速度をあげた結果、ブイ付近にいた瑛大くんたちに衝突したとしている。

《取材を続ける福島テレビ・阿部記者の解説》

Q:報告書では、原因は佐藤被告が気づかずに衝突したと考えられている。その理由は?

A:佐藤被告が【これまでの経験からブイ付近に人がいると思わず目視で確認しなかったこと】
そして【近づいてきた友人の船の動きに意識を向けていたこと】
また【船を追い越すために加速した際に船首が上がり見通しが悪くなったこと】を挙げています。

Q:事故は防ぐことはできなかったのか?

A:当時の状況を再現した検証では、佐藤被告がブイを約190m手前で目視できていたとしています。
また、その場所から加速し船首が上がるまでの約50mの間に、ブイや周りにいた瑛大くんたちが見える状況にあったとも指摘しています。

<再発防止の改善策>

一方で、調査は事故の責任を問うためのものではなく、再発防止が最大の目的。

事故が発生した要因に、湖の利用ルールが十分に周知徹底されていなかったことが厳しく指摘されている。  

******

事故からまもなく2年。

事故後、利用ルールを示すマップは修正され、これまで仮設の看板が建てられていたが、正式なものに付け替えられた。

ただ、これまでも、使用禁止区間付近で水上オートバイの水難事故が発生するなど、ルールの周知の徹底が課題となっている。

福島・猪苗代湖の中田浜に設置された看板には、福島県などで作る協議会が定めた利用区分が示されていて、事故があった現場は船や水上バイクが利用できない区域にあたる。

しかし、事故当時に公開されていたマップには、正しい区域分けが表示されていなかった。

調査では、航行エリアや利用ルールなどが正確に認知されていなかったことも事故原因のひとつに挙げている。

亡くなった瑛大くんの父親は、「マップを確認し、船の航行区域を避けて遊ぶことにした」という。

ただ、報告書の指摘によると、この時確認したマップは正しい利用区分が示されていなかった。

<なぜ本来とは違う地図がホームページに掲載されていた?>

取材を続ける福島テレビ・阿部記者の解説》

調査では、その理由はわからなかったとしています。

こうした状況を受けて、報告書では猪苗代湖を管理する福島県に対し、
・航行ルートなどを明確に区分けすること
・条例の整備などや利用ルールを確実に守るよう指導すること
などを求めています。

福島県は「内容を精査して対応を検討していく」とコメントしていますが、遺族が求めることは事故の原因の究明と再発の防止です。

これまでも水難事故が相次ぐ猪苗代湖で二度と悲惨な事故を起こさないために、今度こそ誰もが安全に利用できるルールづくりを、県はリーダーシップをとって整備していくべきです。













https://news.yahoo.co.jp/articles/694b7802492f795b584fb56e101ade342e82e922

 

8251924分にYAHOOニュース(テレビユー福島)からは、加速時は操縦席から190m以上先の水面しか見えない、被告も被害者側も禁止区域を知らず利用していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

ここからは社会部の関根さんです。

関根さん、国の運輸安全委員会の調査報告書は80ページ近くあるということですが、事故原因をどう結論づけているんですか?

はい、この報告書では、事故の原因を大きく2つ挙げています。

1つ目は、ボートからの見通しが悪くなったことで水中の被害者に気付かなかったことです。

報告書によると、ボートを操縦していた佐藤被告は、事故直前、近くにいた別のボートを追い越そうとスピードを上げました。

この時のスピードは9ノット前後、時速に換算しておよそ17キロです。

こうして加速したことにより船首が上がり、佐藤被告の死角が広がりました。

ほとんど止まっている、いわゆる漂泊状態の見通しに比べて、加速した状態の場合、操縦席から水面が見える距離が190メートル先になるため、手前の水中に浮かんでいた被害者たちに気付かなかったということです。

また佐藤被告は、当時、被害者がいた場所には人がいないと思い込み、目視での確認を行っていませんでした。

続いて2点目は、現場の猪苗代湖の利用禁止エリアが正しく認知されていなかったことです。

現場は中田浜からおよそ100メートル離れた沖合なんですが、実はこの場所は、遊泳も含めてボートなどの利用が禁止されたエリアでした。

しかし当時、猪苗代湖の利用区域をまとめたマップには、この禁止区域が表記されていませんでした。

佐藤被告と被害者両者は、この禁止区域の存在を知らずに利用していたということです。

現在、公判が進んでいますが、今後この報告書も裁判の展開に影響してきそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ec5fea8eb44350f7fdcc36888bd3bd5901b1c8da

 

(2023年3月26日 修正10 ;追記)

202332596分にYAHOOニュース(福島民友)からは、現場付近には水上バイクが航行中だったので湖上に人が浮いていることは予見できたなどとして実刑判決が下ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

元会社役員佐藤被告(45)の判決公判は24日、福島地裁で開かれ、三浦隆昭裁判長は、適切に見張りをしていれば「被害者を発見して回避できた」として、禁錮2年(求刑禁錮36月)を言い渡した。

無罪を求めた弁護側は即日控訴した。

公判は
▽湖面に人が浮いていると想定できたか
▽十分に安全確認をすれば事故を防げたか
が争点となっていた。

判決理由で三浦裁判長は、事故当時、水上バイクが現場付近を航行していた状況などから、「湖上に人が浮かんでいることを具体的に予見できた」と認定。

ボートが加速する際に船首が上がり、前方に死角ができたとする弁護側の主張には、「死角に入るまでの間には相当長い時間があり、適切な見張りをすれば被害者を発見できた」と指摘、「針路前方左右の見張りという最も基本的な注意義務に違反し、被害者を見落として事故を発生させた」と結論付けた。

量刑については、事故後2年以上過ぎても被害者への弁償がなされていないことなどに触れ、「刑事責任は重大。実刑が相当」とした。

・・・

福島地裁は、弁護側が主張したように被害者らを発見しにくい状況だったとしても「過失の程度が小さいとはいえない」とした。

その根拠として、陸地に近い湾内で水上バイクが航行していれば、水上に人が浮かんでいる可能性を予見しなければならないと指摘。

現場で撮影された写真に浮遊物が写っていること、先行したボートが浮遊物に気づいて針路を変えたことなどから、被告が適切に見張りをしていれば、被害者らの発見は可能と結論付けた。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ad8fab3d13f8c16d1aaed483460783556d0419c 

 

(2023年12月2日 修正11 ;追記)

202312189分にYAHOOニュース(福島民友)からは、河川法に基づく動力船航行禁止区域が25の浜ごとに設定されたなど、下記趣旨の記事が中田浜の制限区域説明図付きでネット配信されていた。

福島県は河川法に基づき、プレジャーボートなど動力船の航行を禁止する区域(動力船航行禁止区域)を中田浜(会津若松市)など25の浜ごとに設定した。

福島市で30日に開かれた猪苗代湖水面利活用基本計画推進協議会で素案を示し、了承された。

早ければ今月下旬に県報に告示し、来年71日の施行を目指す。

国の運輸安全委員会による死傷事故の報告書を受けた再発防止対策の一環で、死傷事故が起きた中田浜をはじめ、天神浜(猪苗代町)や舟津浜(郡山市)などで航行禁止区域を設定した。

救助活動など緊急時に動力船の航行を優先する区域や、動力船が徐行して航行できる区域(動力船航行区域)もそれぞれ定めた。

中田浜では湖水浴場の開設などにより、動力船の運航を禁止していた場所を動力船航行禁止区域とした。

小型船舶などが出航する場所は、動力船航行区域に設定した。

事故原因の一つとして「利用区分が徹底されていなかった」とした報告書の指摘を反映した形だ。

河川法を適用することで、県警などのパトロールにより、指導や取り締まりが強化される。

禁止区域を航行した場合は、30万円以下の罰金が科される。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/81568caa505056c6da29c6b0a3ecd556bebf9e06

 

 

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2021827日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11874/

 

(2021年8月19日 修正3 ;追記)

202191180分に産経新聞からは、けがや体の痛みを申告した人は130人を超えた、加速には安全基準なしなど、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。

「富士急ハイランド」が、安全問題で大きく揺れている。

ジェットコースター「ド・ドドンパ」で、昨年12月から頸椎(けいつい)圧迫骨折などの人身事故が相次いでいたことが分かったからだ。

事故公表後には、けがを申告する人が100人を超えた。

公表が最初の事故から約8カ月経過していたことで、安全に対する姿勢も問われている。

【相談130件超】

8月20日、県と同社がド・ドドンパで合計4件の人身事故が発生していたことを発表した。

その後、同社と県がそれぞれ相談窓口を開設すると、新たに骨折や体の痛みを訴える申し出が相次いだ。

同社は31日に記者会見を開き、30日時点で相談件数が132件に上っていることを明らかにした。

治療期間30日以上が見込まれる重傷が10代から50代の男女で計16件あり、そのうち2件で頸椎や胸椎の骨折を確認。

比較的軽微な症状の3件も確認しており、重傷を含めた残る100件超の調査を続けている。

相談が今後増える可能性も高く、事故状況の確認完了時期の見通しは不明だ。

 

【加速の安全基準なし】

事態を重くみて、県と国の事故調査部会は21日から調査を開始。
安全対策が十分だったかが焦点だ。

ド・ドドンパは発車から2秒足らずで時速180キロに達する急加速が売り。

このため、身長や年齢に加え、脊髄、首などに障害がある人は利用できないという制限を設けている。

乗車前のアナウンスや係員チェックなどでは、安全ベルト、ハーネスの着用と同時に、頭をしっかりとヘッドレストにつけ、乗車中は下を向かないように注意喚起していたことを、同社は強調する。

こういった遊戯施設の安全については、コースターから落下しないなどの対策は基準があるが、加速そのものに基準や規制はない。

同社は外部有識者に同施設を確認してもらい、「G負荷は日常に経験する負荷を超えるが、ヘッドレスト、ハーネスが効果的に作用することで、人体の安全範囲を超えることなく、G負荷を受け入れることができる」との結論を得て、安全の根拠としている。

このため同社としては、「事故とド・ドドンパとの因果関係は不明」との姿勢だ。

 

【報告基準誤認】

しかし今回、最初の事故から公表まで8カ月も経過したことは同社の失態。

31日の記者会見で岩田社長は、「県へは、機器の故障などによる事故を報告すればいいと誤認していた。点検で機器の故障はなかったため、報告していなかった」と説明した。

報告基準についての県からの通達は、安全担当責任者1人に「電子メールで指示され、そこでとどまっていた」とし、安全情報の社内共有という観点でも問題を残した。

同社は9月3日に大学教授らによる第三者委員会を設置した。

遊園地の利用者すべてに対し、安心・安全を提供できているかを総点検し、同社全体の管理体制の大幅刷新につなげる狙いだ。

来年には第5のコースターを登場させる計画の中で生じた人身事故と報告遅れ。

それぞれの調査の行方が注目される。

 

【ド・ドドンパ事故をめぐる経緯】

令和2年12月 最初の事故発生、頸椎などの圧迫骨折

令和3年5~8月 2~4件目の事故発生

8月12日 富士急ハイランドがド・ドドンパを運休し、安全総点検を開始

17日 同社が山梨県に事故を報告

20日 県と同社が4件の事故発生を発表

21日 国の事故調査部会と県が立ち入り調査を開始

21日 同社がお客様相談窓口を開設

31日 同社の岩田大昌社長らが初めて記者会見

9月3日 外部の有識者による第三者委員会が発足

 

【ド・ドドンパ】

平成13年開業のコースター「ドドンパ」の加速性能を向上させてリニューアルし、29年に誕生。

機械的に加速させ、スタートから1・56秒後には時速180キロに達する。

この時の加速度は3・75Gで、空母から発艦する戦闘機と同等とされる。

「FUJIYAMA」「ええじゃないか」「高飛車」とともに、富士急ハイランドの4大コースターに位置付けられる。

 

【記者の独り言】

個人的には、こういったコースターの類に乗車することがないので、ド・ドドンパの加速や安全性は実感できない。

だが、事故からの公表遅れは非常に気になった。

現時点では報告基準の誤認という説明だが、安全を前提に来場者に恐怖とスリルを楽しませる会社である以上、対応遅れは致命的だ。

企業不祥事からの信頼回復のためには真摯(しんし)に対応し続けるしかなく、動向を注視したい。

https://www.sankei.com/article/20210911-IPNHC7CE7VI2BCAM3HB72LJTOA/ 

 

(2021年11月23日 修正4 ;追記)

202111222242分に毎日新聞からは、今年10月と11月に別のアトラクションで骨折したという申し出でが各1名づつあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)の人気ジェットコースター「ド・ドドンパ」の利用客に骨折などが相次いだ問題に関連し、同社は22日、新たに園内の別のアトラクションの利用客2人から、骨折の申し出があったと発表した。

同社によると、10月上旬に複数のアトラクションに乗った20代女性から、肋骨(ろっこつ)骨折が判明したと連絡があった。

11月中旬に複数のアトラクションを利用した40代女性からは、腰椎(ようつい)を圧迫骨折したと申し出があった。

いずれも、来園当日は負傷の連絡などはなかったが、後日、医師の診断を受けて骨折が判明したという。

同社が、アトラクション利用と骨折との因果関係などを調べる。

これまで、ド・ドドンパの乗客で6人が骨折などの重傷、6人が軽傷を負い、他のアトラクションでも計2人の軽傷が確認されている。

https://mainichi.jp/articles/20211122/k00/00m/040/304000c

 

(2021年12月6日 修正5 ;追記)

2021121216分に毎日新聞からは、別アトラクションで骨折したという2人に因果関係はなかったと富士急は表明したが、県への来庁説明を拒否したとして知事は憤慨しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)で1011月に人気ジェットコースター「FUJIYAMA」や「高飛車」など複数のアトラクションを利用した女性客2人が骨折を申し出た問題で、県は同社に対し、徹底した原因調査と併せて、利用者の安全が確認できるまでは負傷疑いのあるアトラクションの運行を中止するよう求めた。

長崎幸太郎知事が121日の記者会見で明らかにした。
要請は1129日付で、建築基準法を所管する立場からの行政指導の一環。

会見で長崎知事は、同社の対応について「遊戯施設で負傷した事案と特定できないことを理由に、事故と断定せず運行を続けてきた。安全意識に疑問を持たざるを得ない」と指摘。

負傷事故や具体的な相談内容に関して、任意で来庁し説明するよう求めたが拒否されたと主張し、「不誠実な対応と言わざるを得ない」と憤慨した。

その上で「事故を繰り返さないためにも利用者の安全に対し真摯(しんし)な対応を強く求める」と述べた。

一方、富士急ハイランドは1日、申告のあった女性客2人の骨折は、アトラクション利用との因果関係は認められなかったとし、運行を継続する考えを表明。

県に対しても「電話で連絡し、口頭で説明している」として、長崎知事の主張に反論した。

https://mainichi.jp/articles/20211201/k00/00m/040/365000c

 

1212037分にNHK山梨からは、富士急が因果関係なしと判断した理由や県への面会説明を拒否した理由などについて、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

富士急ハイランドの岩田社長が1日夜、会見を開き、ジェットコースターを利用して骨折したと申し出た2人から当時の状況を聞き取ったうえで、乗り場などに設置されているカメラの映像や遊園地内の救護室の利用記録を確認するなど、施設の利用とけがの関係について調査を行ったことを明らかにしました。

その結果、映像からはけがをした様子は確認できず、来園当日にけがの申し出がなかったこと、それに2人のけがの状態などについて医師からも意見を聞き、施設を利用したことによるけがだとは認められないと判断したということです。

このため、県が運行の中止を求めている施設について、今後も運行を続けていくと述べました。

また、県が面会による説明を拒否したと指摘していることについては、文書やメールで可能な説明は行ったと述べ、30日、会社のホームページに調査の結果を公表したということです。

岩田社長は、「今後、引き続き安全な運営に向けて検証などを行っていく」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20211201/1040015167.html

 

1232025分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

ジェットコースター「ド・ドドンパ」で利用客が首の骨折などを訴えたことから始まった富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)の「安全問題」が混迷を深めている。

先月22日、複数のコースター利用で、2人の女性から負傷したと申し出があったことを重く見た山梨県は、コースターの運行停止の要請に踏み切った。

ハイランド側は「負傷は園内で生じたものではない」として要請には応ぜず、両者の言い分は平行線をたどっている。

 

「来園者の負傷の原因などが特定できていないまま運行を続けている。来庁しての説明を求めたが、応じず、不誠実な対応だ」

1日に臨時会見を開いた山梨県の長崎幸太郎知事は、厳しい口調で運行停止要請の理由を説明した。

さらに、今回の要請では法的な拘束力はないものの、状況が改善しない場合は「法的な処置もあり得る」と強調した。

県では先月22日に公表した負傷事案の説明のため、ハイランド側に29日の来庁を求めていた。

ところが、ハイランドの総務部長が「説明することは何もない」として拒否。

そのため、県は同日付で運行停止要請を出した。

・・・

https://www.sankei.com/article/20211203-MGD4JVIE2RLINI7OBW76PJRATQ/

 

(2022年1月7日 修正6 ;追記)

2022161932分にNHK山梨からは、園内の施設でけがした可能性があるのは合計15人になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

運営する会社は去年8月に臨時の相談窓口を設けて、ほかに遊園地でけがをした人がいないか確認を進めてきました。

そして、寄せられたすべての相談について来園の状況やけがなどの確認、それに医師の見解も踏まえた調査結果がまとまったとして6日、公表しました。

それによりますと、窓口に寄せられた相談は合わせて176人からで、このうち165人については、事実が確認できなかったか施設が原因のけがとは認められなかったとしています。

一方、骨折した2人と捻挫などの軽いけがをした9人の合わせて11人については、園内の施設を利用したことでけがをした可能性があると判断しました。

このため、園内の施設が原因でけがをした可能性があると判断されたのは、今回公表された11人を含めて、これまでに15人となりました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20220106/1040015486.html 

 

(2022年2月26日 修正7 ;追記)

2022226622分にNHK首都圏からは、遊園地が設けた第三者委員会が調査結果を公表した、けがの申し出でがあった後も機器の異常がないことを理由に運行を続けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

遊園地が設けた第三者委員会が25日、調査結果を公表しました。

調査結果では、利用客からのけがの申し出があったあとも機器の異常がないことを理由に運行を続けたことで安全対策などの本格的な検討が遅れたほか、行政への報告も遅かったなどと結論づけています。

遊園地は、さまざまな情報の十分な共有が必要だとして、アトラクションごとに安全対策を進める責任者を設置するなどし、対策に取り組んでいくことにしています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220226/1000077132.html

 

225211分に毎日新聞からは、委員長は機械信仰が災いしたと述べたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

第三者委員会は、問題の背景に設備や機材整備ばかり重視する傾向があったなどと指摘する調査結果を公表した。

会見に同席した岩田社長は、「予兆情報がありながら組織的に探求できなかった。最低でも3例目で運行停止すべきだった」と釈明した。

調査結果によると、ド・ドドンパが運行を停止した20218月までに4件で4人が重傷を負った事例について、その都度、設備の点検をしたが、機器の異常がなかったため運行を継続したと認定。

最も症状が重かった3人目の乗客から「姿勢を崩した」との発言があったにもかかわらず、要因を検証しなかったとし、「オペレーターや接客係、メーカーを含めた探求プロジェクトを発足させるべきだった」と指摘した。

上山委員長は、「機械信仰が災いし4件目の事例につながった」と述べた。

https://mainichi.jp/articles/20220225/k00/00m/040/324000c

 

22610分に朝日新聞からは、委員長は原因究明を行う基準の明確化などが必要と述べたなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。

委員会は、「突発事案に対する方針が関係職員間で十分に共有されていたとは言い難い」とした。

委員会は、原因究明のため「ド・ドドンパ」の運行を中止しなかったことについて、「機械の異常がないことを根拠に運行を続けた『機械信仰』の風土があった」と判断。

「原因究明を行う基準の明確化や運行判断にかかる権限と責任の明確化が必要」と指摘した。

https://www.asahi.com/articles/ASQ2T7GVFQ2TUZOB00V.html

 

(2024年3月16日 修正8 ;追記)

20243131812分にNHK山梨からは、原因不明ゆえ再発防止策の立案は困難だとして「ド・ドンパ」は営業を終えることになったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

富士急ハイランドのジェットコースター「ド・ドドンパ」をめぐっては、2017年以降、走行中に逆走するトラブルが3回発生したほか、2020年から2021年にかけて利用客12人が首を骨折するなどの事故が発生し、国の事故調査部会による調査が行われています。

この調査の一環で、遊園地はジェットコースターの製造メーカーと、事故の原因究明や再発防止策の検討を進めていましたが、逆走や事故について原因が分からず、再発防止策を立てることが難しいとして、13日、「ド・ドドンパ」の営業を終了することを明らかにしました。

「ド・ドドンパ」は事故を受け、3年前の8月12日から営業を中止していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20240313/1040022763.html

 

 

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202198649分に読売新聞から、下記趣旨の記事が釣針として使われていたフック状の針金の写真付きでネット配信されていた。

埼玉県上尾市内の商業施設内にある保険代理店で2月、キッズスペースで玩具の釣りざおで遊んでいた男児(3)の右目のまぶたの裏に釣り針状の針金が刺さって出血し、救急搬送される事故が起きていたことがわかった。

男児の両親によると、店側は「保育士がいるので安心して預けられる」などと説明していたという。

埼玉県警上尾署は8月下旬、両親からの被害届を受理し、業務上過失致傷の疑いもあるとみて捜査している。

事故は2月中旬、男児の両親が保険代理店の個室で契約の手続きなどを行っている間に発生した。

両親によると、キッズスペースでは幼児用プールに浮かぶボールを釣り上げて遊べるようになっており、玩具の釣りざおから出ているひもの先に、釣り針のように曲がった針金が付けられていた。

個室とキッズスペースの間には仕切りがあり、両親側から男児の様子は見えない状態だった。

両親は当初、不安を覚えたが、店側からは「保育士が常駐しており、安心してお子さんを預けられる」、「他の従業員も研修を受けている」などと言われたという。

けがをして出血し、泣き叫ぶ男児の右目のまぶたの裏には、えぐられたような傷ができていた。

医師からは「今後の視力低下などの可能性はわからないが、眼球打撲の疑いもある」と診断され、しばらく通院が必要になったという。

県内のある小児科医は、「幼児が遊ぶところで、目などに入ってけがをするような金属が付いた玩具を置くのは危険。店側に安全への配慮が欠けていたとしか思えない。あらゆるケースを想定するべきだ」などと指摘している。

事故が起きた保険代理店を展開する上尾市の企業の代理人弁護士は、取材に「協議中のため、コメントは差し控える」とした。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210908-OYT1T50030/

 

 

 

 

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202191717分に読売新聞から下記趣旨の記事が、流された状況を示す地図付きでネット配信されていた。

青森県平内町の海岸で7月、海水浴をしていた男児(4)が一時、沖に流される事故が起きた。

当時の関係者は読売新聞の取材に応じ、事故の詳細を語った。

男児は無事救助されたが、海岸には、巡回中の青森海上保安部職員や、遊びに来ていた自衛官らがおり、彼らの機転と連携プレーという「偶然の重なり」があった。

男児は7月31日午前、平内町油目崎付近の海岸で、両親と海水浴をしていた。

青森海保によると、海岸は遊泳禁止区域ではないが、海水浴場として整備されていないため、監視員はいなかった。

それでも、シーズンになると地元の住民らが泳ぎに訪れる場所として知られていたという。

男児は馬の形をした遊泳用の浮き具に座った状態で父親と遊び、母親は浜辺で2人を見守っていた。

ある時、男児が潮の流れに乗って父親から離れ、沖に流された。

業務で海岸周辺を見回っていた青森海保職員の阿部さん(男性、37歳)は母親の叫び声を聞いた。

見ると、沖に取り残されている男児の姿が。

阿部さんは男児を目で追いながら海岸や岩場を走り、大声で周りの人に協力を求めた。

すると、沖や浜辺にいた4人の男女が、次々と男児の方へ向かった。
うち2人は休暇中の海上自衛官だった。

男児が流された先の沖でシュノーケリングをしていた青森市の会社員、永井さん(男性、25歳)は、阿部さんの呼びかけに応じた一人だ。

「ただごとじゃない」と思い、潜水から浮上して辺りを見渡すと、浮き具の上で漂う男児がいた。

永井さんは急いで近づこうとしたが、男児は強い風で、さらに沖へ流された。

ついには浮き具から離れ、海に転落。

幸いにも、男児は両腕にも浮き具を付けていたため、海面に浮かんだ状態でいた。

永井さんは必死に泳いでたどり着き、右腕で男児を抱えた。
話しかけても男児は気が動転しており、返事はなかった。
それでも、表情から大丈夫そうだと感じ、そのまま岩場まで泳いで阿部さんに引き渡した。

男児は結局、父親といた場所から500~700メートル流されていた。

阿部さんと自衛官らは、男児が水につからないよう、交代で抱きかかえながら岩場の間を渡って浜辺まで移った。

男児は海水を飲んでおり、病院に搬送されたが、命に別条がないことがわかった。

永井さんは「ライフジャケットなど浮くものがなかったら、どうなっていたか……」と青ざめる。

阿部さんは「周囲にいろいろな人がいたから助かった。奇跡的な状態だった」と強調する。

その上で、監視員のいない浜辺で遊泳することの危険性を訴える。

事故後、青森海保は、県内の幼稚園や小中学校の園児、児童生徒の保護者に対し、救助体制が整っている海水浴場で遊泳し、遊泳時に子どもから目を離さないようメールで呼びかけた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210831-OYT1T50311/

 

 

 

 

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20218301930分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が複数枚のイラスト付きでネット配信されていた。

20019月に44人が死亡した東京・歌舞伎町の雑居ビル火災で、現場の建物の階段に置かれていた荷物やゴミは、全体で計250キロほどの分量だったことが捜査関係者への取材で判明した。

3階エレベーターホールから出火した後、大量の荷物やゴミが導火線のような役割を果たし、わずかな時間で4階に達したとみられる。

現場のビルは3階にマージャンゲーム店「一休」、4階に飲食店「スーパールーズ」が入居していた。

火災では3階で17人、4階で27人が犠牲になった。

捜査関係者によると、3階エレベーターホールには、階段への出入りを塞ぐように発泡スチロール製のつるし看板が設置されていた。

ビルには階段が一つしかなく、客や店員の移動にはエレベーターが使用されていたとみられる。

階段は幅が約70センチ。

3階から4階の階段には、ゴミがいっぱいに詰まった袋(45リットル)が五つあったほか、▽衣装ケース3箱▽店の制服計約150着▽ジュースタンク▽ビールケース――などがほぼ隙間(すきま)なく置かれていた。

3階から2階に下りる階段も、同様に荷物などで埋まっていたという。

各階のエレベーターホールと階段の仕切りには防火扉が設置されていたが、荷物や看板などが障害となり、閉じることができない状態だった。

火災後、防火管理が不十分だったとして、ビル所有会社の実質経営者らが業務上過失致死傷罪に問われ、有罪判決を受けた。

警視庁は放火の疑いが強いとみている。

国は02年に消防法を改正。
避難経路に置かれた物を除去するための「物件除去命令」は消防署長ら幹部しか出せなかったが、改正後は現場の消防士にも権限が与えられた。

東京消防庁によると、改正後、都内では今年7月末までに計2451件の命令が出された。

ここ数年は年間100件前後で推移している。

同庁は今月27日夜も歌舞伎町の雑居ビルに抜き打ちの立ち入り検査を実施。
3
棟で5件の命令を出した。

早稲田大の長谷見雄二名誉教授(建築防災)は、「新型コロナウイルス禍で経営状況が悪化することで、事業者の防火管理がおろそかになってもおかしくない。地域ぐるみで防火への啓発をするなど歌舞伎町火災を繰り返さない取り組みが必要だ」と指摘している。

https://mainichi.jp/articles/20210830/k00/00m/040/210000c

 

 

 

 

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2021826100分に産経新聞から、下記趣旨の記事がボートの写真付きでネット配信されていた。

青森県十和田市の十和田湖で令和元年9月、遊覧船「グリランド900」(3トン)の70代乗客が腰椎を骨折する事故があり、運輸安全委員会は26日、調査報告書を公表した。

速度を落とさず、約50センチの波を繰り返し乗り越えたため、前部座席にいた乗客の体が宙に浮いて座面に複数回落下したことが原因としている。

安全委は同様の事業者に対し、波が高い場合は十分減速することや、船体の上下の動揺が大きくなる前部に高齢者らを極力座らせず、後部座席が確保できない場合は他の船に振り分けることなどを求める勧告を出した。

報告書によると、遊覧船は複合艇と呼ばれる海上自衛隊や海上保安庁などで使われるボートで、強風や高波でも高速航行できる。

運航事業者は高齢者らを後部に着席させるよう指導していたが、この時は60~70代ぐらいの乗客で満席だった。

https://www.sankei.com/article/20210826-DJQEEOV7GFOFPPXSMKKA7KAZMA/ 

 

826日付で東奥日報からは、事故が起きたのは遊覧船ではなく遊覧ボートだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
見出しだけ変えて、本文を変えていない理由は不詳だが・・・。

遊覧ボートで2019年に乗客骨折/十和田湖

青森県十和田市の十和田湖で20199月、遊覧船「グリランド900」(3トン)の70代乗客が腰椎を骨折する事故があり、運輸安全委員会は26日、調査報告書を公表した。

速度を落とさず約50センチの波を繰り返し乗り越えたため、前部座席にいた乗客の体が宙に浮いて座面に複数回落下したことが原因としている。(共同)

※一時表示した見出しで「十和田湖遊覧船」は誤りでした。

https://www.toonippo.co.jp/articles/-/644572

 

 

 

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20218312124分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

川崎市の遊園地、よみうりランドは、ボートで急流を下るアトラクションで乗客が肋骨を挫傷する重傷を負ったと発表しました。

よみうりランドによりますと、「スプラッシュU.F.O.」という4人乗りのゴムボートに乗って急流を滑り落ちるアトラクションで、8月25日、40代の女性からわき腹を座席の側面にぶつけ痛めたと申し出がありました。

病院で診察を受けたところ、右の肋骨を挫傷し、1か月の重傷と判明しました。

女性はシートベルトを着用していて、このアトラクションが営業を開始してから、乗客が重傷を負う事故は初めてだということです。

よみうりランドから報告を受けた国土交通省は、27日に現地調査をしていて、今後、事故の原因究明と再発防止策の検討を行うとしています

https://news.yahoo.co.jp/articles/228549bd0b43b6841f838b35908325e37ce6e400

 

8311931分にYAHOOニュース(時事ドットコム)からは、坂を下った地点で強打したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故は25日午前11時半ごろ、ゴムボート(定員4人)に乗り、急流下りを体感する全長約300メートルのアトラクションで発生。

高低差約4メートルの坂を下った地点で、女性はボート内で右の脇腹を強打した。

女性は腰の部分を固定するベルトを着用しており、20日に行った週間点検で設備に異常はなかったという。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/1993d2b895e6f82786a00fbd6085787789fededf 

 

8312141分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、同アトラクションは2016年から営業を開始しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同アトラクションは2016年3月に営業を開始。

行政に報告が義務付けられている全治30日以上の重傷事故は初めてという。

同アトラクションは25日から運休している

https://news.yahoo.co.jp/articles/ee81d4fd7918ae67418c001064042d01dd134a7f

 

 

 

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20218222150分にYAHOOニュース(All About)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

コロナ禍の今年は、多くの海水浴場が閉鎖になっているため、結果、水難事故はかなり減ると思われるでしょう。

しかし、警察庁の統計によると、本年と同じように多くの海水浴場が閉鎖された令和2年夏期(78月)の水難事故の発生件数は504件と、前年比43件の増加、水難者は616人と22人の増加、死者・行方不明者は262人と23人と、大幅に増加しています。

これは何が原因なのでしょうか。
また、意外な水難事故の原因とは?

◆水難の死亡事故原因1位「釣り・魚とり」、その理由は?

夏に急増する水難事故。

実際には、全国で事故として報告されている数十倍の「事故直前」の状況が発生していると考えられます。

そして、意外なことに思えるでしょうが、その原因は「釣り・魚とり」が常に上位にきています。

そして二番目には「水遊び」、三番目に「遊泳中」が入ります。

また、中学生以下のお子さんに限っての水難事故に至る原因の第一位は「水遊び」であり、過去のデータにおいても、常に半数以上を占める数字を示しています。

一位「釣り・魚とり」、二位「水遊び」に関しては、着衣のまま落水して溺れてしまい、うまく泳げずに流されてしまうことが、事故に至ってしまう大きな原因と考えられます。

水辺のレジャーを楽しむためには、年齢に関わらず、ライフジャケットを着用することが必須となります。

また、体のサイズに合った物を選び、正しく着用することも大切です。

◆海水浴客が大幅に減る中、なぜ水難事故は増加した?

そもそも、海水浴客の総数は大幅に減っている中、なぜ水難事故がこんなに増加したのでしょうか。

それは、空前のアウトドアブームとレジャーの多様化があり、海水浴場以外の、様々な水辺を訪れる一般市民の総数が実際には増えていることが予測されています。

サーフィンやボートといったマリンスポーツ中の死者・行方不明者は16名と、全体の6%程度に留まっています。

一方で「釣り・魚とり」の死者・行方不明者は73名の約28%と、やはり圧倒的に多くなっています。

また、過去5年間でも常に一位を占めているのです。

◆海辺の危険な場所での事故を防ぐには?

海は、一見穏やかに見えても、命を落とす可能性のある様々な危険が存在します。

それは、ライフガードなど、監視のある海水浴場でも例外ではありません。

親がちょっと目を離した隙に小さなお子さんが波打ち際の足のつく場所で溺れてしまったといった事故例も報告されています。

お子さんを連れている場合、保護者のほんの少しの油断が事故を生み出すことを心得ておきましょう。

海の底の深さは、「遠浅」といわれている場所でも、実は一定ではありません。

急な深みや、はまると出にくい、落とし穴のような海底の地形があることも知っておきましょう。

通常、波の高いときは遊泳禁止になりますが、晴れていて穏やかな状態でも、突然大きな波が岸辺を襲うこともあります。

実際に、波打ち際で波に巻かれ、大怪我をするような事故は、そんなに珍しいことではありません。

また、どんな海水浴場でも、「離岸流」といわれる、沖に向かう潮の流れは発生しています。

もし、わからなければ、ライフガードにどこで発生しているのかを聞いておきましょう。

夏休みに岩場を訪れると、小さなお子さんを連れた家族を良く見かけます。

小さな時に海の生物観察をさせることはとても良い体験です。

そういった経験を否定するわけではありませんが、岩場にも思わぬ危険がいっぱいです。

突然の波で落水したり、尖った岩で大怪我を負うこともあります。

さらに致死性の毒を持つタコ、海ヘビ、背ビレに猛毒のある魚が、潮溜まりには数多く存在します。

決して、うかつに触れないようにしましょう。

常にライフジャケットにマリンシューズ、専用の手袋などをして、十分に注意しておくことが肝心です。

■参考
・令和2年夏期における水難の概況(警察庁)
・離岸流の仕組み(海上保安庁)

https://news.yahoo.co.jp/articles/0c9a3fb09c17f112d2d86dc94903b0fe1603bc6b

 

 

 

 

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20218202110分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

富士吉田市にある「富士急ハイランド」で、去年12月から今月にかけて、ジェットコースターに乗車した客合わせて4人が、首の骨を折るなどの大けがをしていたことが分かり、富士急ハイランドはジェットコースターの運転を休止し、県が21日、立ち入り調査を行うことになりました。

県や富士急ハイランドによりますと、去年12月から今月にかけて、富士急ハイランドにあるジェットコースター、「ド・ドドンパ」に乗車した30代から50代の男女、合わせて4人が首や背骨を骨折し、全治1か月から3か月の大けがをしたということです。

「ド・ドドンパ」は、車両に取り付けられたタンクから噴射する空気圧によって、発車から2秒足らずで時速180キロに加速するのが特徴で、4人が乗車した車両や座席の位置、けがをした箇所に共通点はないということですが、3人は、本来、頭を座席に当てて乗車しなければならないところ、前傾姿勢だったなどと話しているということです。

けがをした4人が乗車した期間中の乗客は、合わせて21万3000人余りで、富士急ハイランドは、けがと車両との因果関係は確認できていないとしていますが、今月12日から当面、「ド・ドドンパ」の運転を休止するとともに、21日、県の立ち入り調査を受けるということです。

富士急ハイランドは「けがをしたお客さまには誠意をもって対応したい。お客さまの安全を第一に、確認作業を徹底し、原因究明を進める」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20210820/1040014162.html

 

821632分に読売新聞からは、重傷事故は県に報告の義務があったが、園の担当者は機器異常ではないので報告の必要なしと誤認識していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

山梨県富士吉田市の遊園地「富士急ハイランド」のジェットコースター「ド・ドドンパ」で昨年12月以降、利用客4人が骨折する重傷を負っていたことが分かった。

同園は今月17日まで国や県に対して事故発生を報告しておらず、県は20日付で速やかな報告と事故防止の徹底を求めて同園を行政指導した。

県などの発表によると、負傷したのは昨年12月18日~今年8月2日に利用した30~50歳代の男女4人。
いずれも頚椎の圧迫骨折などで、全治1~3か月だった。

県は遊戯施設に対し、全治30日以上が見込まれる重傷事故は、原因にかかわらず報告するよう通知している。

同園の担当者は、「機器の異常による事故でないと考え、当初は報告する必要はないという誤った認識だった」と釈明し、「早い時期に公表すべきだった。反省している」と話した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210820-OYT1T50359/ 

 

8221835分にNHK山梨からは、運営会社が開設した相談窓口に、自分もケガしたという相談が開設後の2日間だけで9件あったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この問題を受けて、21日、富士急ハイランドの運営会社が相談窓口として電話とメールを設置したところ、21日と2日の2日間で、「ド・ドドンパ」に乗って「骨折した」という相談が2件寄せられたほか、体の痛みを訴えるなど「負傷した」という申し出が7件あったということです。

会社側では、この相談について22日、県に報告したということで、今後、事実関係を調べたうえで、骨折の事実などがあれば適切に対応したいとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20210822/1040014171.html 

 

82371分に読売新聞からは、相談を寄せてきたのは数年内の利用者で、症状は首の骨折や痛み、胸などの痛みだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同園によると、4人のけがが公表された20日以降、電話やメールで23件の意見が寄せられた。

このうち、数年内にド・ドドンパを利用した2人が首などの骨折を、さらに7人が首や胸などの痛みがあったと訴えた。

同園は「本人の特定につながる」として、この利用客の年代や利用日を明らかにしていない。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210822-OYT1T50227/

 

8231920分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、事故後、警察には報告していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

なぜ事故後、すぐに報告しなかったのでしょうか。

富士急ハイランドは「警察には報告していたが、原因究明のため、県への報告が遅れた。」としています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/075880bd05e91a4d462ea053e4add9d7efa15d3a 

 

8232031分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、2017年のリニューアルで加速力がさらにアップしていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

“加速力世界ナンバーワン”をうたうド・ドドンパ。

以前のドドンパが、スタートから1.8秒で時速172キロに到達したのに対し、2017年にリニューアルしたド・ドドンパは、スタートから1.56秒で時速180キロに到達。加速力がさらにアップした。

利用客:
「勢いはやはりすごくて。
 やっぱり、衝撃っていう部分では、だいぶあるように感じ
 ましたね。」

https://news..co.jp/articles/b1007611dee364556f3b96f2115e6273e8cc3b0d

 

824413分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、乗ったことがある人のコメントが下記趣旨でネット配信されていた。

今月1日に『ド・ドドンパ』に乗ったという人は、次のように話す。
「ちょっとでも(頭を)浮かせていると、加速の時に頭を
 打ったりして痛いですね。
 Q:ケガまではいかないけど?)
 はい、でも、そこで思いっきり、顔を少し前に出したり
 とかしていたら、ちょっとケガはしそうだなとは思います
 けど」

https://news.yahoo.co.jp/articles/8c161dc671b3cad883a5eb97cac6b00e08470555 

 

8241554分にYAHOOニュース(山梨放送)からは、相談窓口に寄せられた骨折2件のうち1件が取り下げられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

富士急ハイランドは、1人が骨折の申し出を取り下げたと発表した。

事故を受け、今月20日から相談窓口を開設したところ、 22日までに骨折や体の不調を訴える申し出が9件寄せられ、事実関係を確認しようとしたところ、このうちの骨折の申し出1件が取り下げられたという。

取り下げの理由について、富士急ハイランドでは「個別の事案であり公表しない」としている。

これで窓口開設後の問い合わせの件数22件のうち、骨折の申し出が1件となった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ab9e5e776f1637028be55558cd782ca5f5845bc

 

8261949分に産経新聞からは、平成31年(2019年)以降、ドドドンパ以外のアトラクションでは事故は起きていないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)は26日、他アトラクションでは、報告する基準の事故はなかったと発表した。

山梨県が24日に、ド・ドドンパ以外のアトラクションでも平成31年以降、事故が起きていなかったかを報告するよう要請。

同社は26日に今回の結果を県に報告した。

ただ、昨年1月にアトラクション「クール・ジャッパーン」の利用者から安全バーに胸を打ち付け、骨折したと申し出があったが、その後、連絡が取れず、来園記録や診断書を確認できていないという。

この点も今回、県に報告した。

https://www.sankei.com/article/20210826-GXOHNY2SMBLLBHAS2OQQT37KZM/

 

(ブログ者コメント)

〇昨年末に最初の骨折者が出た後、園は再発防止のため、どのような対応をしたのだろうか?
2人目の後は?
3人目の後は?

今回の報道後、窓口に相談を寄せてきた骨折者なども、負傷した当時、園に届けていたと思うのだが・・。

〇現状、判明している負傷者は21万人の中の11人ということだが、指示されたルールに従わなかった人、思わず頭を動かした人などは、もっといたような気がする。



 
(2021年8月28日 修正1 ;追記)

20218271732分にNHK山梨からは、園はモニターやアナウンスなどで正しい乗り方を示していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

富士急ハイランドによりますと、乗車を待っている利用者に見せるモニターや、出発ゲートに設置している案内板で、首を痛めるおそれがあるため頭をヘッドレストにつけておくことなどの正しい乗り方を示しているほか、「大変危険なので下を向かないように」といったアナウンスも流し、安全を確保していたとしています。




https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20210827/1040014229.html

 

82879分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、これまでの園の対策では完全免責にはならないという弁護士の見解などが下記趣旨でネット配信されていた。

利用客には乗車前に…。

<アナウンス>
「背筋を伸ばした姿勢でご搭乗ください」  

正しい乗車姿勢を映像で解説し、発車前にもアナウンスで注意を呼びかけていたということです。

安全性が第一のはずのアトラクションでのまさかの事故に、街の人は…。

女性:
「絶対安全やと思って乗ってるもんね」
連れの女性:
「(注意喚起の映像は)み、見ないね…聞いてるけど、もう違うところに心は行ってるから」
別の女性:
「富士急側は企業としてやるべきことはちゃんとやってる。アナウンスもしてるので、(過失割合は)100ではないと思う」

富士急ハイランドが事前に注意喚起を行っていたとなると、ケガをしても自己責任になるのでしょうか。
菊地幸夫弁護士に伺います。

菊地弁護士:
「私は、責任は全面的に遊園地側にあるんじゃないかなと思います。事前にアナウンスしたことによって、遊園地側が完全に免責されるためには首や胸の骨折まで可能性があるという危険を具体的に言って、しかも乗客の方から『責任は問いません』という一筆をとる。ここまでやらないとなかなか難しいですね。あのぐらいのアナウンスでは『あなたの自己責任ですよ』という完全免責は難しいと思います。ここまでは民事の話で、刑事事件としても業務上過失傷害という罪も成立する可能性があります」

 (関西テレビ825日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより)

https://news.yahoo.co.jp/articles/42a39137dc84392c97e43fbcd44ebce79effede6 

 

827218分にYAHOOニュース(共同通信)からは、指示通りの姿勢で乗っていたが負傷したという相談もあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

山梨県は27日、県の窓口に、新たに20件の負傷の相談があったと発表した。

「ド・ドドンパ」以外のジェットコースターなども含まれ、「指示通りの姿勢で乗車していたが、頸椎を負傷した」との相談もあったという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/23dcc87684ccdb25ce6e8bdf42421a45b3ec8253 

 

(2021年9月1日 修正2 ;追記)

2021831202分に毎日新聞からは、新たに2人の骨折が判明したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同社の岩田社長が31日に記者会見し、新たに5人の負傷が判明したと発表した。
うち2人は今年68月に首などの骨を折っていた。
残る3人も首の痛みなどを訴えているが軽傷という。

同社が821日から設置した窓口には、30日までに計132件の相談が寄せられた。

同社は93日付で第三者委員会(委員長・上山信一慶応大教授)を設置し、再発防止と安全管理体制の見直しなどを検討する。

https://mainichi.jp/articles/20210831/k00/00m/040/278000c

 

 

  

 

 

 

 

 

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2021815191分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

14日午後2時35分頃、秋田県仙北市の田沢湖で、湯沢市の30歳代男性とその家族ら6人が乗ったスワンボートが浸水し、男性の妻がボート運営会社に携帯電話で救助を要請した。

要請からまもなく運営会社の経営者がジェットスキーで6人を救助し、けが人はいなかった。

仙北署の発表によると、スワンボートは6人乗りで、ボート乗り場から約50メートルの沖合で浸水した。

同署が詳しい原因を調べている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210814-OYT1T50227/

 

(ブログ者コメント)

足漕ぎボートの浸水トラブルが報道されるのは珍しい。
こういったトラブルは滅多に起きないからか?
それとも、これまではニュースバリューがないため報道されなかっただけなのだろうか?

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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