







2022年6月28日19時54分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県伊東市で27日、土産物店のキンメダイの看板が落下しました。
歩いていた70代男性に当たり、60代女性がケガをしました。
産卵を迎えた今の時期は脂がのった煮付けを楽しめる、伊豆の名物・キンメダイ。
そのキンメダイ料理の土産物などを販売する、観光客に人気の店「T丸海鮮家 伊東駅前店」で27日午後3時過ぎ、キンメダイの看板が落下する事故が起きました。
事故の後、クレーン車が止まった静岡県伊東市の店の前で、作業員が、魚の尾びれのように見える大きな白っぽい物を持っていました。
土産物店のビルについていたキンメダイの看板です。
この看板が、高さ約13メートルから、路上に落下したというのです。
ビルには、キンメダイの形の跡だけが残っていました。
キンメダイの看板は発砲スチロール製で、横4メートル・縦1.3メートルほどありましたが、27日午後3時過ぎに落下したのです。
現場は、多くの観光客や車両が行き交う場所でした。
警察によると、歩いていた70代の男性に当たったほか、60代の女性がケガをしましたが、命に別条はないということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/44c1314e99a5d9f0554cd825adb23db444de52d7
2022年5月29日11時59分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、動画ならびに主要場面の映像カット付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これから本格的な水のレジャーシーズンに入っていきます。
その時に気を付けたい水難事故は、具体的にどのようにして起こっているのか。
実際に死亡事故が起きた地点へ向かい、河川のプロに原因などを解説してもらいました。
【浅瀬から急に深くなる千鳥橋…川に入るときは膝下まで!】
案内をしてくれたのは、「川に学ぶ体験活動協議会」の北川さんです。
岐阜県を中心に、川の見守りや救助活動をしています。
その北川さんに、長良川で毎年多くの死亡事故が発生している現場を案内してもらいました。
北川さん:
「あれが千鳥橋ですね。ジェットボートの人とかバーベキューの人とか、橋の下の辺りまで休日にはたくさんやっていますね」
やってきたのは岐阜市の千鳥橋。
休日にはバーベキューなどを楽しむ家族連れで賑わいます。
一見、穏やかな川に見えますが、ここでは2003年から7年間で7人が亡くなっているということです。
北川さん:
「ここは5mくらいしか浅瀬がなくて、そこからドンッと深くなっています。バーベキューとかで川の水辺の近くで遊んでいて、暑いからちょっと入ろう、もうちょっと入ろうと…。深さに対する認識はたぶんないんですよね」
バーベキューをした人が暑くなって川に入ったり、酒を飲んで泳ぐ人など、多くの人が油断して川に入り、気付いたら足がつかない場所にいて溺れることが多いといいます。
水難学会が宮城県の白石川で行った実験映像では、川の中央へ歩いていくと、ひざ下程度だった水深が、腰や胸の高さを超えて一気に深くなっていきました。
川底は上からは見てわからない急斜面になっているところが多くあります。
水難学会会長の斎藤秀俊さんによると、「深い」と思ったときには、振り返っても砂の斜面に足をとられて、深い方へ落ち込んで溺れてしまうのだそうです。
そのため、川の近くには「およがないで」と注意を呼びかけるのぼりが設置されています。
北川さん:
「膝から下なら流れは股の間を通ります。股の間を通る流れよりも深くなった途端に体で流れを受けることになるので、流れがある所では、膝より(水位を)下にしておかないと流れをもろに受けてしまう」
川に入る場合の目安は、大人も子供も「ひざ下」まで。
そうすれば、流される危険性は低くなるそうです。
【「アンダーカット」や「反転流」など、多彩な危険場所がある旧美濃橋!】
さらに、千鳥橋周辺より危険とされる場所もあるということで、取材に向かいました。
北川さん:
「旧美濃橋ですね。ここは複雑な流れとか深みとか、渦で吸い込まれるとか、多彩な危険場所があるところです」
千鳥橋から上流に30キロほど行った、長良川・旧美濃橋。
この周辺も、バーベキューを楽しむ多くの家族連れが集まる場所になっていますが、ここには複数の危険なポイントがあるといいます。
北川さん:
「対岸の方は水温が低いんですね。それで足をつったりする。焦るんですよ、やっぱり」
実は、この川には、上流から引いている用水路が繋がっています。
この用水路から冷たい水が川に流れることで、水温がぐっと低くなります。
そして泳ぐ最中、急に水温が低い場所へ移ることで、足がつって溺れた人もいるそうです。
さらに、こちらの岩も危険なスポットです。
北川さん:
「岩がぶつかっている辺りで複雑な流れがあるのと、あの岩自体がアンダーカットで(岩の)下がえぐれていて、(アンダーカットなどにより)複雑な流れができてちょっと吸い込まれる感があるので、それで焦ってしまう」
一見、普通の岩に見えますが、この下は水の流れで岩がごっそり削れています。
3年前には高校生が岩の上から飛び込み、その窪みに吸い込まれて亡くなった事故がありました。
また、私たちの想像とは異なる複雑な川の流れも危険だといいます。
北川さん:
「あそこの入り江へ、水の流れが入っていくんですね」
流れてくる水が岸にぶつかり、「反転流」という逆流する流れが生み出されます。
この流れに逆らって泳ごうとすると、なかなか前に進むことができません。
3年前には、この川で「反転流」の中で泳ぎ続けた男性が体力を消耗し、溺れて死亡する事故もありました。
北川さん:
「川は安全な場所はないと思ったほうがいいです。川・水といったらライフジャケットと思ってもらうと、一番いいと思います」
安全そうに見えても、川は見えないところに多くの危険が潜んでいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/193b6b390f17dfc0ca687298da13d20c1c846911
(ブログ者コメント)
以下は、水難学会が白石川で行った実験映像の数コマ。
男性が小走り状態で水に入っていき、1コマ目から2コマ目までは7秒経ってもクルブシからヒザ程度まで深くなっただけだが、それ以降はグングン深くなり、4秒でヒザから腰に、2秒で腰から肩に、そこからはすぐに足が立たなくなっていた。
2022年5月28日8時6分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
密を避けられるレジャー、釣り。
新型コロナウイルスの影響でさらに人気が高まっていて、釣り場には、子どもから大人まで多くの人が集まります。
中でも、渡船(渡し船)で行く防波堤での釣りは、ファンから根強い人気を誇っています。
【釣り人は…】
「ほとんど毎週(防波堤に)来る。陸地からでも釣れんことはないよ。でもあんまりたくさんは釣れない。防波堤なら釣れる種類も多いし、ブリとかも釣れる」
【多くの釣り人でにぎわった神戸港が閑散…なぜ?】
今、この防波堤での釣りを巡って、神戸市でトラブルが起きています。
神戸港の沖合に浮かぶ10以上の防波堤には、これまで多くの釣り人が集まってきました。
しかし今、そこに釣り人の姿はありません。
およそ30年もの間、神戸で渡船業を営んできた本木さんに話を聞きました。
Q:今、船は?
【神戸渡船 本木さん】:
「使ってないですね、今は全く使ってないです」
今、本木さんたち神戸の渡船業者は、半年近く休業を余儀なくされているといいます。
そのきっかけは、2021年10月に神戸市から届いた一通の文書でした。
<神戸市の通知文書>:
「防波堤へ侵入した場合は、拘留または科料に処される」
許可なく釣り人が防波堤に立ち入った場合、渡船業者にも刑事責任を問うというもの。
この突然の対応に怒っているのが、同じく渡船業を営んできた神島さんです。
【松村渡船 神島さん】:
「50年近く僕たちが渡船業やってるの知ってた上で突然の通知なんで。正直なところ言葉選ばなければ『どうなの』っていう。こちらも仕事にしてますので」
【本木さん】:
「本当だったら今からがお客さん多い時期ですね。週末でいうと100人前後くらいですね」
Q:今、収入は?
「収入はゼロですね」
年間5万人ほどが利用し、長年、釣り人に愛されてきた神戸港の渡船。
神戸市はなぜ、禁止にしたのでしょうか。
【神戸市 神戸港管理事務所 喜多所長】:
「昭和48年に条例が改正になった。それ以来、条例上は立ち入りができない施設になっている」
実は、神戸市の条例では、防波堤への立ち入りは昔から禁止だったというのです。
条例に従ってもらうよう、改めて通知しただけだと説明する神戸市。
しかし、渡船業者には納得できない理由があります。
【神島さん】:
「納得してないですね。僕たちが渡船やっているのは神戸市も知ってましたし、本当に禁止であれば、もっと前から色々やられてるはずだと思います」
【本木さん】:
「(市から禁止だと言われたことは)全くないですね。黙認されていた形ですね」
これまで神戸市が黙認していたから、仕事を続けてきたという渡船業者。
かつては市と協力することすら、あったというのです。
【神島さん】:
「市だけではちょっと港を管理しきれないから、僕らみたいな港で仕事してる人間が一部管理しつつ、その場所を借りつつ、みたいな。持ちつ持たれつの相互理解があったと思っている。それが急になくなっちゃったなという感じがします」
この主張に対し、神戸市は…
【神戸市 神戸港管理事務所 喜多所長】:
「(防波堤での)釣りの現場を見たときには、市の職員は注意はしていたと思うんですけど。受ける側(渡船業者)からすると、唐突と言われるのはそうかもしれませんけど、どこかで線を引かなければならないので」
判断の唐突さは認めつつ、あくまで防波堤釣りは禁止してきたと業者を突き放す神戸市の強い姿勢の背景には、安全面での強い懸念があります。
海上保安庁によると、全国で毎年100人ほどが、釣り中の事故で死亡、または行方不明になっています。
神戸市でも事故につながる危険行為を確認していて、見過ごすことはできないと考え、通知を出したのです。
【本木さん】:
「安全基準がこれっていうのは実際には決まってない。話し合って基準を決められたらいいと思うんですけど」
【自治体ごとに異なる対応 大阪市では】
一方、同じ大阪湾にある大阪港の防波堤には、今も多くの釣り人が。
そのわけは…
【記者リポート】:
「大阪市が設置しているこちらの青いボックスには、浮き輪や縄ばしごなど救命具が入っています」
大阪市の夢洲では2007年に釣り人の死亡事故が発生。
それをきっかけに、防波堤での釣りの全面禁止も検討しましたが、市民からの要望を受けて、安全対策をした上で、一部エリアで釣りを認めています。
【釣り人は…】:
「非常にいい遊びだと思います。行政にもある程度理解してもらって、今後も楽しく釣りができればと思いますね」
大阪の渡船業者は…
【ヤザワ渡船 矢澤さん】:
「大阪市の港湾局とも年に3回、4回も会合を開いて。安全対策は完璧やと思ってます」
Q:行政とのコミュニケーションは?
「当然、うまくいっております」
行政と渡船業者がコミュニケーションを取ることで、釣り人の居場所が守られた大阪港。
神戸でも、大阪港のように、なんとか防波堤での釣りを再開させたい。
本木さんや神島さんは、立ち入り禁止の解除に向けて、市内の釣具店に署名への協力を求め始めました。
【浮き輪やはしごでは不十分…神戸市が求める安全対策には数億の費用が】
【神島さん】:
「救命浮環(浮き輪)、タラップ、縄ばしごは、必要に応じて付けるべきだと思う。今後神戸市と協議して、安全対策として求められるなら準備するつもりです」
しかし神戸市は、釣りを安全なものにするには、浮き輪やはしごだけでは不十分だと切り捨てます。
【神戸市担当者】:
「我々が考えるのは、防波堤の上に柵とかの施設を作るということ。陸上の工事とは(費用で)桁が違ってくるのではと」
転落防止のためには柵が必要で、数億円とされる工事費は工面できそうにないというのです。
再開への道筋は、いまだ見えません。
【神島さん】:
「安全面の確保は絶対必要。ルールをしっかり作って安全に安心に正常に運行できるのがベストなので、それは目指したいところですよね」
神戸の防波堤での釣りは、このままできなくなってしまうのか。
行政と渡船業者の溝は深そうです。
(関西テレビ「報道ランナー」2022年5月26日放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c48488a66b340c0343bb4740aad082316e3c930e?page=1
(ブログ者コメント)
一方、立入禁止の堤防に侵入する釣り人が後を絶たないという報道も、上記報道の翌日にあった。
(2022年5月29日18時1分 YAHOOニュース;新潟総合テレビ)
マリンレジャーシーズンの始まりと共に、新潟県では釣り人による海難事故が相次いで発生している。
取材班が海に向かうと、立ち入り禁止区域で釣りをする人の姿も…。
その実態に迫った。
【フェンスをかいくぐる釣り人… その理由を直撃】
新潟市西区の新川漁港。
ここにはフェンスが設けられているが、フェンスをかいくぐり、立ち入り禁止区域へと向かったり、防波堤から身を乗り出したりする釣り人の姿が見られた。
県内の防波堤では、こうした悪質な釣り人の姿が後を絶たない。
なぜ、危険を顧みず、立ち入り禁止区域で釣りをするのか?
帰り際の釣り人を直撃した。
記者:
「今、釣りをしていた? 」
釣り人:
「雨が降ってきたからやめた 」
記者:
「何時間くらいいた? 」
釣り人:
「知らん」
記者:
「立ち入り禁止だと言うことは知っていた?」
釣り人:
「…」
「雨が降ってきたからやめた」と話すこの釣り人は、立ち入り禁止について触れると、無言のまま逃げるように立ち去っていった。
【大きな魚を手にする釣り人も… 行政の対策が甘い!? 】
・・・
記者:
「立ち入り禁止区域にいたという認識はある?」
釣り人:
「はい」
記者:
「なぜ、わざわざ危険を冒すのか?」
釣り人:
「もし人が入るのを止めたいのなら、人間が入れないように設置したほうが早いですよ」
【対策しても侵入… 行政と違法釣り人の“イタチごっこ”】
・・・
【過去には死亡事故も… 立ち入り禁止区域の危険性とは!?】
立ち入り禁止区域の防波堤をめぐっては2019年、巻漁港で釣りをしていた男性が海に転落して死亡するなど、県内では立ち入り禁止区域での釣り人の死亡事故が後を絶たない。
新潟海上保安部の三國課長は、立ち入り禁止区域の危険性について、こう話す。
新潟海上保安部 交通課・三國課長:
「防波堤は基本的にある程度の高さがあるので、転落しても海中から自らの力で上がるのは大変 また、防波堤には監視する人がいないため、転落しても気づかれない事が多く、死亡事故につながりやすい」
立ち入り禁止区域での釣りだけではなく、ミニボートなど、小型船舶の事故にも注意が必要だ。
新潟海上保安部 交通課 三國課長:
「小型船舶は、気軽に乗れる反面、風に弱かったり、少しの波でも影響を受ける。ミニボートの乗船中は立ち上がらないとか、ある程度、風や波が出てきたときはすぐに引き返すなど、自己防衛策をとっていただきたい」
新潟海上保安部は、立ち入り禁止区域に入らないことはもちろんのこと、万が一の場合の事故に備え、ライフジャケットの着用や通信手段を確保するよう呼びかけている。
マリンレジャーシーズンの始まりと共に、相次いでいる海の事故。
レジャーを安全に楽しむためにも、ルールを守ることが重要だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0d47d15ad251f1bdd1c1ffa69299b223ac841d5
2022年5月15日18時23分にYAHOOニュース(福井新聞)から下記趣旨の記事が、故障した草刈り機改造船外機の写真付きでネット配信されていた。
突然ですが私、メカが好きです!!
様々な素材でできた部品と部品との組み合わせが、電気、火、水、空気などを動力として目的・用途に応じた働きを生み出す、そんなメカに興奮を覚えるんです!
小さな部品が一つ欠けただけでも作動しなくなるという、融通の利かなさも愛おしい・・・
ちょっと変態が過ぎますね。
すいません。
ところで、メカにはそれぞれの“役割”というものがあります。
この“役割”を無視して使ってしまうと、時として使用者に牙を剥くことがあるんです。
これだけ言うと、人工知能を搭載したロボットが人間の排除に向けて暴走し出す映画のような光景が思い浮かびそうなところではありますが、今回はもっと単純な話です。
2022年5月のゴールデンウィーク中、福井県敦賀湾内から海上保安庁118番に救助要請の通報が入りました。
内容は「ミニボートのエンジンが動かなくなり、沖へ流されて帰れなくなってしまった」というもの。
この日は南から吹く風が秒速5メートルほどと、ミニボートにとっては比較的強くて、転覆などのおそれを考えると事は急を要し、敦賀海上保安部から直ちに巡視艇すいせん救助艇で海上保安官3名が救助に向かいました。
事故者の場所は、118番通報を受けたときにGPS信号をキャッチして確認できていましたが、その場所に向かうと・・・いない?
事故者と連絡を取りつつ、陸上から向かった海上保安官が海を確認して、なんとかそのミニボートを発見。
ボートは風に煽られて、かなりのスピードで流されていたのです。
結局、事故者は通報時の場所から2.5キロメートルも北側の海上で救助艇に無事救出されました。
救助後、この男性に事故の経緯を聞いてみると、この日は自身でも風が強いと感じていたそうで、直ぐに戻れるよう、岸から100~200メートルほどの比較的岸寄りの海の上で釣りをしていたそう。
釣り場を移動しようと、一旦止めていた船外機のエンジンを再び起動しようとしたところ、かからなくなっていたんだそうです。
男性は慌てて、積んでいたオールで岸に向けて漕ぎ出しましたが、南からの向かい風で一向に進みません。
その挙句に、片方のオールがボキッと真ん中から折れて使い物にならなくなってしまい、まさに“泣きっ面に蜂”状態。
こうしてコントロールを失い、みるみる風に流されることに男性は恐怖を感じ、海保に通報したということでした。
そして、この事故の原因ともなった故障した船外機、これ、実は「草刈り機」を改造したものだったんです。
そう。これこそが、その物の“役割”を無視した無謀ともいえる使用方法。
「草を刈る」という役割りのものと「ボートの推進機」としての役割のものとでは、たとえ使うことができたとしても、全く形態が違ってきます。
例えば、耐水性や耐食性の部分。
船の推進機は、塩分を含む海水を浴びて腐食しやすいことから、正規の船外機はその耐性を持つ構造や材質となっているものです。
一方、草刈り機は、潮をかぶるような過酷な状況下で使用することを想定して作られたものではありませんし、スロットル全開で走り続ける船外機のような使い方も、同じく想定されてはいません。
にもかかわらず、インターネット上で正規の船外機と比べておおよそ5分の1程度の価格で購入できるこのような「草刈り船外機」は、安全性よりも価格を重視される方々から近年人気を博し、そのため、部品の劣化やエンジンの焼き付きが原因となる事故が後を絶たない状況です。
“改造”といえばメカ好きの私としては心躍る響きですが、この「草刈り船外機」はただ単に“使えるようにしただけ”のもの。
そのフィールドにおける構造や品質は度外視されているように思います。
結局、どんなものを使用しても、基本的にはその人の自由なんですが、安全の保障は一切ないものと思っておいてください。
それにしても、草刈り機を船外機にって、こんなこと誰が最初に思いついたんや・・・
中には、アタッチメントの付け替えによって船外機と草刈り機の2WAYとして使えるものも・・・
いや、誰が器用に使い分けれんねん!!!w
小さな“安全”という部品が一つ欠けただけで、楽しいボートフィッシングは成立しなくなるということをお忘れなく。
(敦賀海上保安部・うみまる)
※この記事は敦賀海保から福井新聞に寄せられたコラムを掲載しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b503003e0acb1f38f44de1ec77a0e7df695b108
(ブログ者コメント)
ネットで調べたところ、ヤフオクやメルカリを含め、草刈り機を改造した船外機が多数売られていた。
2022年5月5日22時8分にYAHOOニュース(ワールドジェットスポーツマガジン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【海に落ちた雷は、あっという間に四方八方に分散します。浮いている船や人も危険です】
雷はどこにでも落ちます。
陸上なら高いビルや鉄塔、高い木などによく落雷しますが、高い建物などが何もない海上では、船や水上バイク、サーファーなどが落雷の標的になります。
海に落ちた雷は、海面で四方八方にあっという間に分散されます。
水面は感電の恐れがありますし、何もない大海原に浮いているのは、船も人も危険です。
直撃しなくても、雷が水中で拡散することで、周辺の人も感電します。
【死者6名を出した落雷事故例】
大きな落雷事故として、1987年に高知県の海岸でサーファー集団に落雷した事故があります。
その日、早朝から激しい雨にもかかわらず50~60人がサーフィンを楽しんでいました。
雷鳴が聞こえたため、20人ほどが岸に上がり、残りはサーフィンを続けていました。
午前6時45分ごろ1人のサーファーに落雷し、20人ほどが気を失って海に浮かびました。
結局、この落雷で6人が死亡、7人が重軽症を負いました。
雷の直撃を受けたのは1人で死因は感電死、付近にいた5人は気絶して溺死したそうです。
被害が拡大した原因は、海水が電気を通したためでした。
海に雷が落ちれば、その電気が海を伝って周囲の人間や魚を感電させる恐れは十分あります。
ただ、電気の伝達範囲は約30メートルと、それほど広くはありません。
この範囲内にいなければ、致命的なダメージを受けることはない考えられています。
高知県の事故では、雷鳴を聞いて「海から引き上げた人」と、「海に残ってサーフィンを続けた人」の判断の違いが生死を分けました。
【雷が鳴ったら、すぐに海から上がって建物のなかに避難してください】
海にいるときに雷が近づいてきたら、すぐに海から上がり、鉄筋コンクリートや、避雷針のある建物に入ってください。
電気は海の中を伝わり浜辺にまで達します。
雷は、素材の違いよりも「高低差」が大きく関係します。
周囲に何もないビーチにいつまでもいると、非常に危険です。
近くに避雷針がない場合には、自動車に避難してください。
万一、自動車に落雷しても、電気は車体を通じて地面に逃げるそうです。
近くに逃げ場がない場合は、すぐに靴を履いて、できるだけ体を低くして「雷避け」をしてください。
これからの季節、海水浴やサーフィン、釣りなどの海のレジャーに出かける人は、十分に注意してください。
海の中で感電すると、衝撃で気を失って体が動かなくなってしまいます。
水の上にいなくても、濡れた砂浜でも落雷の被害にあうこともあります。
「雷が鳴ったら海から上がって避難する」。
これが一番重要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fd99c5b2adde2b2311bb878c087902d5abca6a3
(ブログ者コメント)
海での落雷トラブルについては、本ブログでも下記などの情報を紹介している。
2020年9月6日掲載
『2020年8月29日報道 サーフィンや海水浴中に落雷に遭った事例3件 ; 直撃事例以外、周囲の人も海中通電で感電したり、濡れた砂を伝って30m離れた砂地にいた人が感電した事例もある』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10973/
2016年8月2日掲載
『2016年7月24日 沖縄県糸満市の海水浴場で落雷注意報発令による避難アナウンス中、広場を歩いていた?男性が雷の直撃を受けて意識不明の重体、他3人が軽傷 (第1報)』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6138/
2014年6月24日掲載
『2014年6月16日 青森県深浦町の沖合で操業中の漁船に落雷があり、救命胴衣着用の漁師がはずみで船から転落、船に引き上げられたが感電していて死亡 (修正1)』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4022/
2022年5月5日11時31分にYAHOOニュース(北海道新聞)から、下記趣旨の記事が水温と予想生存時間の一覧表付きでネット配信されていた。
海難事故では、海中につかっていた時間が長いほど生存確率が下がり、特に冷たい海水では死亡率が極端に高まる。
小型船舶安全規則は、船に備える救命設備について、海水温の違いは全く考慮しておらず、地域ごとの水温や気象状況を踏まえた見直しを求める声もある。
札幌管区気象台によると、カズワンの沈没事故が起きた4月23日の現場周辺の海水温は2~3度。
船には救命胴衣と救命浮器が備えられていたとみられるが、乗客乗員の体温は海中で急速に低下したとみられる。
海技振興センター(東京)の資料によると、水温が0~5度の場合は15~30分で意識不明となり、予想生存時間は30~90分とされる。
これに対し、水温が15~20度だった場合は意識不明までの時間は2~7時間、予想生存時間も2~40時間と大幅に延びる。
関西大の安部誠治教授(交通政策論)は、「法令通りの救命用具を積んでいても、海水温の低い時期には不十分であることが今回明らかになった。小型船に救命艇を装備するのは大変なため、別の対策が必要だ」と指摘。国土交通省関係者は「海水温という概念が加味されていないのは事実で、いろいろ検討する必要がある」と話す。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5121aac97b94fbf13e3fa0ccd1cae57ab8ec784
5月5日19時9分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、水温以外に突然の大波にも警戒が必要だなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大型連休中、新潟県内ではボート事故が相次いでいます。
4日には村上市で釣りをしていた男性が死亡しました。
なぜいま事故が増えているのか・・・海のレジャーの危険性について専門家に話を聞きました。
話を聞いたのは水の事故に詳しい水難学会の会長で長岡技術科学大学大学院の斎藤秀俊教授です。
この時期の海の危険性について次のように指摘します。
〈水難学会 斎藤秀俊会長〉:
「1時間~2時間の間、海水に浸かったまんま救助が来ないと命を失いかねない、そういう危険な状態の海に投げ出されてしまった。かなりの確率で命を落とす、そういう危険性が今の新潟沖にはある」
指摘するポイント1つめは「水温」です。
4日に村上市の笹川流れで発生した事故。
埼玉県から釣りに訪れていた男性2人がゴムボートに乗り沖に流されました。
2人は海に入りボートを押すなどして岸に向かおうとしましたが、途中で1人が意識を失い、その後、死亡が確認されました。
当時の水温は13度ほどだったといいます。
〈水難学会 斎藤秀俊会長〉:
「水温13度というと、そうそう生存可能時間が高くない。持って2時間ぐらいですので。17度以下だと落ちた時に救助が待てない可能性があるんですね。今の時期は“救命胴衣は意味をなさない”と思って結構です」
さらに、「波」についても警戒が必要だといいます。
これは斎藤さんが撮影したクルーザーヨットで航行する様子。
一見穏やかに見える海も、ときおり1メートルほどの波が押し寄せ、乗っている人からは動揺する声が・・・。
〈水難学会 斎藤秀俊会長〉:
「ゴムボートだと、この波くらったらひとたまりもなく転覆してしまいますね。ゴムボートとかミニボートは波がほとんどない穏やかな、本当に鏡のような水面を航行するような装備ですから。この時期の航行は自殺行為と言ってもいいぐらいだと思います」
県内の海では、これから夏に向かって南風が吹くため、沖に流されるケースが多くなるといい、装備の乏しいボートを乗る際には慎重な判断をしてほしいと訴えます。
〈水難学会 斎藤秀俊会長〉:
「海水温が少なくとも17度よりも高くなる時期、6月~9月まで待ってミニボート、ゴムボートを出す。それぐらいの慎重さが必要。北海道でああいう悲しい事故があって、海水温が低いから14人が亡くなった。そういうニュースにもっと敏感になってほしい」
斎藤さんは、海に出る時には防水の携帯電話を常に持参し、転覆したらすぐに118番通報をかけることも大事だと話しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc1966e534c65afd89f759d1ba7ba4f435d0c083
5月5日16時7分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、新潟県では4日の村上市に続き5日にも新潟市でボート転覆事故があったが、この時は通りかかった船に救助されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前、新潟市西区の沖合で海釣りの男性2人が乗ったミニボートが転覆する事故がありました。
2人は救助され、ケガはありませんでした。
新潟海上保安部によりますと男性2人は30代の兄弟で、5日午前6時頃、新潟市西区の新川漁港からミニボートで出港しました。
2人は300メートルほどの沖合で釣りを始めましたが、午前6時半ごろボートに打ち付ける波の影響で船内が浸水してきたといいます。
水をかき出そうと立ち上がったところバランスを崩してボートが転覆したということです。
2人は救命胴衣を着用していて、近くを通りかかったプレジャーボートに救助されました。
ケガはありませんでした。
〈近くにいた釣り人〉:
「湾内は穏やかですよね。穏やかに見えても、外海っていうのはやっぱり違いますからね」
新潟海上保安部は、ミニボートは波や風の影響を受けやすく全国的に事故が増えているとして注意を呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a072462d9f8585f0af70c75ef42eae7a05c6d770
2022年5月4日18時50分にYAHOOニュース(山陰中央テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
安来市で4日午前、山林火災が発生し、30代の男性が顔や腕などに火傷を負いました。
山林火災があったのは安来市広瀬町で、4日午前10時5分頃に発生し、920平方メートルを焼いて午後3時前に消し止められました。
この火事で、30代の男性が顔や腕に火傷をしました。
現場では当時、この男性を含め約20人がおもちゃの銃を撃ち合うサバイバルゲームをしていて、演出の一つで使っていた発煙筒が倒れ、その火が山林に燃え移ったとみられています。
警察が当事者から事情を聞き調べています。
山陰地方は晴れの天気が続いていて、鳥取県には乾燥注意報が発表されている。
https://www.fnn.jp/articles/-/356027
5月5日8時4分にYAHOOニュース(山陰中央新報)からは、現場はサバゲー専用の山林ではないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前10時10分ごろ、島根県安来市広瀬町東比田の山林で、イベントでたいていた火が落ち葉に燃え移ったと30代男性=鳥取県境港市=から119番があった。
山林920平方メートルを焼いた。
男性は消火に当たろうとした際に軽傷を負った。
島根県警安来署によると、男性を含む20人程度がエアガンを撃ち合って遊ぶ「サバイバルゲーム」をしており、演出の一つとして立てていた発煙筒が倒れ、付近の草に燃え移ったという。
現場はサバイバルゲーム専用の山林ではなく、同署は土地の所有者や詳しい状況を調べる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f031ce837fdc5eec7c3dd5268219db64be4ae56b
5月4日18時43分にNHK島根からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前10時ごろ、安来市広瀬町東比田の山林から火が出ていると、近くでサバイバルゲームをしていた人から通報がありました。
消防車や島根県の防災ヘリコプターなどが消火にあたり、火はおよそ5時間後に消し止められましたが、ゲームに参加していた鳥取県境港市の30代の男性が顔や腕にやけどを負って病院に運ばれたほか、現場付近の山林およそ920平方メートルが焼けました。
現場は安来市の中心部から南に30キロ近く離れた山林で、警察が当時の状況などを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20220504/4030012374.html
2022年5月3日付でテレビ静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後、静岡県島田市の川に遊びに来ていた小学2年生の女の子が溺れ、消防に救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
鈴木記者(中継):
「川沿いには多くの家族連れがキャンプに訪れテントをはっています。事故があったのは後ろに見える川ですが、事故があった午後2時頃、今よりもっと川の流れが速く、手前のブロックも見えないほど水かさが高かったということです。
警察と消防によりますと、3日午後2時頃、島田市川根町の家山川で「女の子が川で遊んでいたところ、行方が分からなくなってしまった」と119番通報がありました。
行方が分からなくなったのは菊川市西方の小学2年生・彩陽奈ちゃん(7)で、通報から約30分後に川の中で見つかり、ドクターヘリで病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。
彩陽奈ちゃんは家族6人で川に訪れ、当時は祖母や兄弟と川遊びをしていたということです。
目撃した人:
「魚をとる網を取りに行こうとしていて、その小さい子も吸い込まれちゃったみたいな感じで、ブロックの下に埋まっちゃったみたいな感じです。腰より上で大人が行くのにもバランスが崩れるような早い流れだったので、みんな助けに行ったんですけど、みんなじゃどうにもならなかったので、救助を呼びました」
鈴木記者(中継):
「当時、川の水深は大人の腰の高さほどで、警察は何らかの原因で溺れたとみて、詳しく調べています。」
https://www.sut-tv.com/news/indiv/15937/
5月4日20時27分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、川の中にあるブロックは中が空洞になっていることがあり、大人でも吸い込まれる危険があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県島田市で3日発生した7歳の女の子が死亡する水難事故。
現場の状況や事故を防ぐ対策を取材しました。
【捜索手伝った人「深くて足が届かなかった」】
伊地アナウンサー(4日午前11時ごろ):
「どなたかが置いたのでしょうか、現場には花がたむけられています。
水難事故のあった家山川です。
ここは大井川の支流なんですが、奥が上流、手前が下流、すぐに大井川との合流地点があります。
そして大井川鉄道の鉄橋があり、その下、川幅50mほど段差があって滝のようになっているんですね。
そして、水が流れ下ったあの辺りで溺れた女の子が見つかったということです」
3日午後2時ごろ、島田市の家山川で発生した水難事故。
家族で菊川市から遊びに来ていた菊川市の小学2年生の7歳の女児が溺れ、死亡しました。
女の子が見つかったのは、遊んでいた場所から5~6メートルほど離れた場所で、川に沈んだ状態で見つかったということです。
現場で捜索を手伝ったという男性は、当時の状況について…。
捜索を手伝った男性:
「上(川の外)からは見えないんですけど、足で探っていくと穴みたいなものが開いていて、自分も川に入って、奥まで足とか入れて探したけど、なんせ深いもんで全然足が届かなくて、消防が来て、いろいろ木の棒などの長い棒でやっと届いて、消防が引っ張り出した」
【前日までの雨で水位が上がっていた】
島田土木事務所によると、前日までの雨の影響などで3日の水位は4日と比べ10センチほど高かったといいます。
10センチ水位が上がれば、見た目は穏やかでも、コンクリートブロックや岩などを目視で確認できず、危険性が増すということです。
島田土木事務所 海野次長:
「(ブロックの)場所によっては、急流になったり窪みがあったりする箇所がある可能性がある。
小さなお子さんから目を離さないようにということ、それからブロック周囲には近付かないようにというような危険を知らせる注意看板を設置したところ」
【ブロック周辺に潜む危険は…】
静岡市にある「うしづま水辺の楽校」という場所で、子どもたちに正しい水遊びの方法を教えている河津さん。
今回の事故はなぜ起きてしまったのか…。
静岡市の安倍川で、水遊びのプロに聞きました。
Q.現場の特徴はどんな風に感じましたか?
うしづま水辺の楽校世話人会 河津顧問:
「やっぱり橋とか人間が利用するために橋とか作るわけですね。
その橋の根本をしっかり固めるために、もっと洗掘されちゃうと橋が流されるもんだから、そういう時にブロックを入れて土砂の流出を防いでいる。
そこに大雨なんかで穴があいたり、吸いこみができたり、そういう危険があるんですね」
伊地アナ:
「まさに今、この安倍川でコンクリートブロックが置かれているところに来たんですけれども、こうやって見てみますと、コンクリートブロックのだいぶ手前の辺りは底が見えるんですね。
今、大人の方が歩いてますけど、とても浅いわけです。
ただ、この流れがコンクリートブロックの前の方にくると、だんだん川底が見えなくなって、この辺り、もうちょっと白っぽく見えますから深いのか、そして波立って、ところどころ流れが反対こっち側に行ったりというのがありますが、これ、どういう状態になってる?」
河津さん:
「ブロックの中が空洞になったりして、こういうところに流れ込むと、吸い込まれて中に入っちゃうことあるんですよ」
Q.ブロックの中に人が入っちゃう?
A.「そうそう。だからそういうのが怖いですね。やっぱりこれで1メートル2、30cmはあるじゃないかな」
川にあるコンクリートブロックは、中が空洞になっているところがあり、大人でもはまってしまう可能性も…。
また、ブロック周辺の水の流れは不規則で、深いところも多いということです。
河津さん:
「下流に行くたびに浅瀬になってきますね。
こっちは下流へ行くたびに深くなりますね。
もし下流で流されても浅いところに出てきますから」
Q.川遊びをしている時にブロックなどの人工物を見つけたときは、とにかくそこは避けないといけない?
A.「そうですね。それが一番賢明ですね。やっぱり下流に何があるかっていうのを見た方がいいね、流された時に。浅瀬を見つけて遊ぶならね、下流に深みがあると怖いですね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2905b920af7e6af6f2584b07a26d11e50a2c777
(2022年5月23日 修正1 ;追記)
2022年5月22日7時40分にYAHOOニュース(静岡新聞)からは、魚取り中だった、魚道にできた穴から落ちて中に潜り込んでしまったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
島田市川根町の家山川で5月上旬、小学生の女児が溺れて亡くなる痛ましい事故が発生した。
現場は急な深みや複雑な流れが潜む人工構造物の近くで、女児は構造物の空洞部分に吸い込まれたとみられている。
川の深さを地上から判断するのは難しく、流れの強い場所も判別しづらいとして、専門家は警鐘を鳴らす。
事故は3日午後に発生。
女児は魚取りの最中だった。
現場は段差があって流れが強く、川底の浸食を防いで橋脚を保護する「根固めブロック」が川を横断するように積まれていた。
河川中央部のブロック上には魚が遡上(そじょう)できるよう魚道が設けられ、河川管理者などによると、女児は経年劣化などが原因で魚道に生じた穴から落ち、中に潜り込んでしまったとみられる。
根固めブロックには空洞部分があり、5年前の設置時に空洞を土砂で埋めたが、水流で流され、隙間が出来ていた可能性が高いという。
水難事故を研究、調査する河川財団(東京都)は、危険な状況を引き起こす人工構造物に、▽根固めブロックなどの護床工▽橋脚▽取水口―などを挙げる。
いずれも局所的な浸食で深みができ、複雑な流れが発生しやすい場所という。
隙間に足が挟まれたり、強い流れに引き込まれたりする危険性がある。
今回の事故現場周辺には、このうち、根固めブロックと橋脚の二つが設置されていた。
事故当日は数日前の降雨で水位は通常より高かった。
現場周辺で雨が降っていなくても、上流部で降雨があったり、ダムの放流などで水位が増したりする場合がある。
インターネットで提供される地域の雨量や河川の水位情報など、現地に行く前に川の状況を調べ、活動中も気象状況を確認する必要がある。
ライフジャケットの着用でも危険を軽減できる。
頭部が水面より上に浮かぶため、流れの緩やかな場所が見つけやすい。
同財団主任研究員の菅原さん(43)は、「呼吸ができなければ、約1分で致命的な状況になる。たとえ周りが着けていなくても、着用する勇気を持ってほしい」と強調する。
同財団によると、2003~20年の子ども(中学生以下)の水難死亡事故は、約6割が「川」と「湖」で発生している。
川は海より体が浮きにくく、川の形状や川底の地形、流量で流れが複雑に変化しやすい。
川遊びを安全に楽しむためにも、水辺に潜む危険を家族や友人間で共有し、事前の準備を入念に行うことが大切だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7af98e2a24fa3819d5c93073767c789ba136fba6
2022年4月29日20時31分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後4時ごろ、宮崎県日南市の伊比井海岸で「砂浜で子どもが埋まっている」という内容の通報が通りかかった人から消防にありました。
消防や警察が駆けつけたところ、男の子が砂浜に埋まった状態で見つかり、宮崎市内の病院に搬送されましたが、警察によりますと、午後6時半すぎに死亡が確認されたということです。
現場付近では水際に波消しブロックがあり、一部は砂がかぶさっていたということです。
警察は、現場の状況などから、男の子が波消しブロックの付近にいた際、何らかの原因で崩れ落ちた砂に埋まった可能性があるとみて詳しく調べています。
砂に埋まった子どもを救出するためにスコップを貸したという、近くに住む60代の男性は、「子どもは家族と来て砂遊びをしていて、砂浜に設置されている波消しブロックの間に落ちてしまったようだ」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220429/k10013606121000.html
4月29日19時7分にYAHOOニュース(宮崎放送)からは、ブロックとブロックの間には砂が乗っていたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと29日午後4時ごろ、日南市伊比井(いびい)の砂浜で「子どもが砂に埋もれた」と通報がありました。
およそ1時間20分後に警察や消防、それに地元の人などによって男の子が救助され、病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
男の子は家族や知人と砂浜に来ていたということです。
地元の人の話によりますと、男の子は砂に埋まっていた波消しブロックの間に落ちたということです。
(地元の人):
「最初子供が遊んでて、そこの上で、テトラとテトラの間に砂が乗っているから、砂がほげて※いるもんね、下にそのまま、それで落ちて」
(救助を手伝った地元の高校生):
「もう完全に埋まっている状態で、掘ってもあまり体が見えない状態で」
(地元の人):
「海岸で遊んでいるのでは家族で。穴はなかったんだろうけど、下が空洞になっているから、すーっと」
警察は、男の子が砂に埋まった経緯を調べています。
※穴があくこと
https://news.yahoo.co.jp/articles/33b3f53f01bf6c28ff14e4edf33d786998e432c2
4月29日20時57分に朝日新聞からは、ブロックが砂に埋まっている状態だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮崎県警日南署によると、男児は秋田県にかほ市の原田くん(4)。
観光で宮崎県を訪れ、母親らと現場近くに来ていたという。
死因は窒息死だった。
現場はあまり人が立ち入らない場所で、消波ブロックが砂に埋まっている状態だった。
原田くんは徐々に姿が沈んでいったといい、ブロックの隙間に落ちたか、隠れていた隙間に流れ込む砂に巻き込まれた可能性があるとみて調べている。
https://www.asahi.com/articles/ASQ4Y6WN6Q4YTNAB008.html
4月30日1時52分に毎日新聞からは、徐々に砂に埋まっていく様子を目撃した人がいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、発見現場の下には消波ブロックが埋設されていた。
男児が徐々に埋まっていく様子を目撃した人がおり、署は男児がブロックの隙間(すきま)にはまった疑いもあるとみて経緯を調べている。
家族と観光で訪れていたが行方が分からなくなり、家族が警察や消防と共に捜索。
地表から2~3メートル下で見つかった。
現場はJR伊比井駅の南東約200メートル。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20220429/k00/00m/040/288000c
4月30日12時41分にYAHOOニュース(宮崎放送)からは、ブロックの上を歩いていて落下しブロックを覆っていた砂が崩れて埋まったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、男の子は波消しブロックの上を歩いていたところ落下し、ブロックを覆っていた砂が崩れ埋まったとみられています。
現場となった砂浜は、県内外から多くの人が訪れるサーフィンのスポットで、男の子は家族と一緒に秋田県から訪れていました。
現場は、前日からの雨で砂が崩れやすくなっていて、警察は事故原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/852a2d2fea26831149951f5d0f29df86125e6bb8
5月2日9時1分にYAHOOニュース(宮崎日日新聞)からは、近くを流れる水路の影響でブロック内部に空洞ができていた可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同海岸を管理する県日南土木事務所は1日、砂が堆積した消波ブロックの内部に近くを流れる水路によって空洞ができ、事故につながった可能性があるとの認識を示した。
2日以降、県警や消防などに当時の状況を聞き取り、原因究明と再発防止を図る。
日南署などによると、男児は一部が砂浜に埋まった消波ブロックの上を歩いていたところ落下し、砂が崩れて窒息したとみられる。
ブロックは数段積み上げられ、すぐそばに海に向かって流れる水路がある。
同事務所によると、消波ブロックは2016年度に現在の位置に置かれ、波や風の影響で砂が堆積していったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8385506d3477b168275c5dc5a922b2e2e2c6a39
5月4日16時45分にNHK宮崎からは、砂をかき出してもすぐに周りの砂が崩れてきて救助は難航したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は4日、救助に当たった消防に当時の状況について現場で聞き取り調査を行いました。
現場は水路と海が合流する付近で、土木事務所が消防から聞き取った内容によりますと、原田くんは、波消しブロックと水路の境目にあたる場所で砂に埋まっていたということです。
また、現場が水につかっていたため、砂をかきだしても、すぐに周りの砂が崩れてきて、救助が難航したということです。
一方、4日の調査では事故が起きた原因ははっきりせず、県は今後も調査を続けていきたいとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20220504/5060012385.html
5月2日19時7分にYAHOOニュース(宮崎放送)からは、地元の人は子供に危険だと伝えていたなど下記趣旨の記事が事故8日前の現地の写真付きでネット配信されていた。
こちらは、事故の8日前の先月21日。
波消しブロックが砂に埋もれているように見えます。
(地元の人):
「危ないから行くなというのは、常々、うちの地区の子どもには言ってると思うんですよ、親御さんが」
波消しブロックが設置されて以降、砂が堆積。
その後、何らかの原因で中に空洞ができ、今回の事故につながった可能性があります。
事故現場の近くには水路が流れていて、空洞ができる要因になったのではないかとみられています。
専門家も、水の流れと空洞との関連を指摘します。
(宮崎大学工学部 村上啓介教授):
「石や消波ブロックがあると、その下をこうやって水が流れていくと、少しずつ下を削り出していくような作用が働いて、こういうところに、こう空洞が出来上がっていく」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ed00227184b368f2fd19f244ad55202130f6649
5月1日9時18分にYAHOOニュース(宮崎日日新聞)からは、県は事故現場と同じような場所の緊急点検を行うという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、県は30日、現場と同じように砂浜に消波ブロックがあり、近くを水路が流れている海岸の緊急点検を1日に行うと明らかにした。
どの海岸が対象になるかは調整中で、同じような事故が起こる危険性がないかを確認して、状況に応じて対策を講じる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/17420b2d9bab50db49adafbc2446fd5b6fbb00d5
5月1日18時28分にYAHOOニュース(宮崎放送)からは、緊急点検結果、危険な場所は確認されなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、県は1日、県内の海岸26か所を緊急点検しました。
点検は、事故現場に類似する波消しブロックを中心に行われ、県の担当者が砂を棒で押すなどして陥没するおそれがないかを調べました。
県によりますと、1日の調査で危険な砂浜は確認されなかったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f5cdc9023aefb16b5bbaa1cdfa41d0eb2bf4e94
(2022年8月4日 修正1 ;追記)
2022年8月2日19時44分にNHK宮崎からは、水路の流れが当たる部分でブロックの下がえぐられていた、当該ブロックは以前は護岸に沿って置かれていたが、護岸補強工事時に現在の場所に移され、その後、砂に埋ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし4月、日南市の海岸で幼い子どもが波消しブロックの隙間に埋まって亡くなる痛ましい事故が起きました。
夏休みに入り、海のレジャーが本格化するなか、事故を振り返り、改めて海岸で注意すべきことを考えます。
(詳しくは動画をご覧下さい。※データ放送ではご覧になれません)
駆け付けた時には姿は見えなくなるほど埋まっていた。
専門家は砂に隠れた波消しブロックの下に空洞があった可能性を指摘している。
佐藤教授の監修で作成したイメージ図。
詳しく調べていくと、過去に行われた工事が影響していることがわかった。
もともとは、この場所でも護岸に沿ってブロックが設置されていたが、5年前、護岸を補強する際に撤去された。
そして、工事用の車両が出入りする道を守るために、護岸から離れた現在の場所に移した。
これは移した直後の写真。
この時は砂に埋まっていない。
人為的に砂をかぶせたのではなく、砂に自然に埋まった。
この砂浜は5年間で、こんなに変化していた。
たまった砂によって水路も大きく変わる。
今回の現場でも、事故当時は水路は皮のように流れていたが、1ケ月後には水たまり状態。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20220802/5060013188.html
(2024年3月16日 修正2 ;追記)
2024年3月15日19時10分にNHK宮崎からは、波消しブロックは撤去し、浸食懸念の道路はコンクリートで固めるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
海岸を管理する県は、再発防止策について、水路のルートの変更など複数の案を検討してきましたが、ほかの方法より工事がしやすく、安全性も確保できるとして、波消しブロックの撤去を決めました。
現場の波消しブロックは、護岸工事に使う道路を浸食から守るためにおよそ360個設置されていますが、今後、砂や土がむき出しになっている道路をコンクリートで固めて補強し、海岸の斜面の浸食も防ぐということです。
県では、波消しブロックの撤去に向けた工事を、ことし11月にも始める予定だとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20240315/5060017703.html
3月15日19時0分にTBS NEWSからは、見回りなどは工事完了まで続けるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
事故が発生して以降実施している立ち入り規制や見回りについては、対策工事が完了するまで継続するということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mrt/1057382?display=1
2022年4月26日20時42分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者庁は26日、トランポリン遊びができる遊戯施設でねんざや骨折などの事故が相次いでいるとして、注意を呼びかけた。
発表によると、2017年からの約5年間で同庁に寄せられた事故情報は28件あった。
宮城県で21年3月、トランポリンで遊んでいた20歳代男性が宙返りをして着地した際に頚椎を骨折し重傷。
同年8月には愛知県で、児童2人が同時にトランポリンに飛び込んだところ、片方がもう1人の上に落ち、下にいた児童が腕を骨折した。
同庁の担当者は、「いきなり高く跳ぶことや、宙返りなど危険な技はやめてほしい。利用の際は監視員が配置されている施設を選んで」と呼びかけている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220426-OYT1T50183/
(ブログ者コメント)
トランポリン遊戯時の危険性については2020年12月、国民生活センターからも注意喚起されている。(本ブログでも紹介スミ)
2022年4月26日17時56分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市内で飼育されていたメスのキリンが今月中旬、トラックでの移送中に死んだ。
オスのいる岩手サファリパーク(岩手県一関市)に、約22時間をかけて運ばれる途中だった。
同パークには、「動物の長距離移動は人間の身勝手」といった批判も寄せられている。
繁殖に欠かせないとして、日本動物園水族館協会は「引っ越し」に理解を求めているが、移送中の死は過去にも起きているという。
死んだキリンは1歳8か月の「ひまわり」。
9歳の「コウタ」との繁殖を目指し、神戸市立王子動物園から同パークに移される予定だった。
移送を担当した同パークによると、ひまわりは頭までの高さが約3メートルあった。
しかし、荷台に積まれた箱形の鉄製おりは、高さ2メートル65。
道路交通法施行令で、トラックの車高を含めた高さは最大3メートル80に制限されており、おりを低くせざるを得なかったという。
移送のため、背丈より低いおりに入れられた「ひまわり」
ひまわりは脚を広げ、首を前方に伸ばした姿勢で収容された。
トラックは12日朝、神戸を出発。
飼育員が1~2時間おきに様子を確認するなどした。
出発から約10時間後、新潟県内のパーキングエリアで、ひまわりは倒れた状態で見つかった。
姿勢を変えようとして転び、狭いおりの中で首が折れ曲がったままになったとみられる。
死因は呼吸不全と循環器不全と診断された。
同パークには、SNSなどで300件以上の意見が寄せられた。
「命を無駄にしないで」。9割は苦言を呈する内容だったという。
上野動物園(東京)の園長を務めた小宮さん(男性、74歳)は、「動物園が動物を交換・移動させるケースは増えている」と指摘する。
繁殖のためだという。
ただ、移送方法に統一基準はない。
那須どうぶつ王国(栃木県)の園長で動物の移送に詳しい佐藤さん(男性、65歳)は、「個々の動物の性格などを考慮し、各動物園が独自に移送計画を立てている」と説明する。
山口県内の動物園では2012年、キリンがおりの中で転倒して死んだ。
広島県に移送する準備の最中だったという。
佐藤さんは、「動物が移送中に死ぬ事例は、全国で2、3年に1件のペースで起きている。神経質な動物もいるため、トラブルを完全に防ぎきれない」と語る。
日本動物園水族館協会の成島専務理事は、「動物園には種を保存する役割もある。動物の長距離移動はやむを得ない」と強調する。
そのうえで、ひまわりの死で批判が高まったことを踏まえ、「動物園の役割を丁寧に説明し、移送の必要性に理解を得る必要がある」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220426-OYT1T50080/
4月16日20時50分にYAHOOニュース(神戸新聞)からも同趣旨の記事が、移送前のオリに入れられたキリンの写真付きでネット配信されていた。
神戸市立王子動物園(同市灘区)から岩手サファリパーク(岩手県一関市)へ移送中に死んだキリンの雌「ひまわり」(1歳)の死因について、同パークは16日までに、「呼吸不全および循環器不全と考える」と発表した。
輸送箱内で体勢を変えようとして転倒し、首を折り曲げた状態から元に戻せなかったとみられるという。
同パークホームページによると、解剖の結果、特段の基礎疾患は見つからなかった。
熱中症については「可能性は低い」とした。
キリンを搬送するときは、箱の中で四肢を伸ばし、首も前方に伸ばした状態が理想姿勢だといい、「今回の搬送時の体勢もその状態だった。
(箱は)ひまわりの体格に的確なものだったと考えられる」とした。
その上で、「皆さまに悲しい思いをさせてしまいおわび申し上げます。何よりひまわりの冥福を心からお祈り申し上げます」と記した。
王子動物園もホームページで「今回の件を教訓として、動物の安全な移送に努める」とした。
ひまわりは2020年7月、同園で19年ぶりのキリンの赤ちゃんとして誕生。
繁殖のために12日朝、同パークに向け出発したが、同日夜、新潟県のパーキングエリアで止まった際、箱の中で倒れているのが見つかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ecc55a52d935cb2f27e18dacd6344a9cd2714bf
(2022年5月11日 修正1 ;追記)
2022年5月10日10時0分に毎日新聞からは、移送中は1~2時間おきにトラックを止めて様子を確認していた、10年前にキリン移送死亡事故報告書が協会に提出されていたが、今回移送を担当した施設はその後に協会に加盟したため当該事故を知らなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
入念に準備を重ね、安全を最優先にしたはずなのに、なぜ事故は起きたのか。
取材を進めると、10年前にも別の園で似た事故が起き、人気者のキリンが命を落としていた。
2頭が残した教訓を伝えたい。
【移送中に異変】
2020年7月、神戸市灘区の王子動物園で父ヒメイチ(8歳)と母マリン(5歳)に雌の第1子が生まれた。
同園にとって19年ぶりとなるキリンの誕生で、来園者の投票から「ひまわり」と名付けられた。
人なつっこい性格で園の人気者となったひまわりは1歳8カ月となり、体長3メートルに成長。
22年4月、繁殖のため岩手サファリパーク(岩手県一関市)に「嫁入り」することになった。
車での移送では道路交通法で積載物の高さが3・8メートル以下に制限されているため、ひまわりの体格に合わせた移送用ケージ(高さ2・6メートル、幅1・5メートル、奥行き4・1メートル)を用意。
特殊な加工で外部からの熱を遮断し、通風口を設けて換気ができる構造にして、負担の軽減も考慮した。
ひまわりはケージに入る練習を出発日の3週間前から始めた。
嫌がることなく、ケージと寝室を行き来した。
基礎疾患はなく、体調にも問題はなかった。
移動中はトラックを1~2時間おきにとめて、同乗した飼育員が様子を確認することにした。
4月12日。午前9時に出発し、22時間後には新たなすみかに到着する予定だった。
午後7時半ごろ、新潟県のパーキングエリアで停車中、飼育員が異変に気付いた。
ケージの中でひまわりが倒れていた。
息をしていなかった。
【「ハル」の死 浮かぶ共通点】
日本動物園水族館協会(JAZA)によると、全国の動物園で飼育されているキリンは187頭(21年)。
近親交配を避けるために同じ動物園での繁殖は難しく、動物園間の移送は16~20年で計51頭にのぼる。
国内での移送方法に明確なルールはなく、各動物園に委ねられている。
不幸な事故は10年前にも起きた。
12年5月21日、山口県周南市の徳山動物園で飼育するキリン「ハル」が死んだ。
1歳の雌だった。
その日の朝、ハルは広島県の福山市立動物園に向かうため、鉄製のケージ(高さ2・7メートル、幅2メートル、奥行き3・6メートル)に入った。
扉を閉めた10分後、飼育員は大きな音を聞き、体長3メートルのハルが横たわっているのを見つけた。
炎症を抑える薬を注射するなどしたが、3時間半後に息を引き取った。
「嫁入り」当日の事故は、ケージ内で転倒し、首を打って脊椎(せきつい)を損傷したことが原因だった。
ひまわりとハルの死には共通点が多い。
体長3メートルで、移送用のケージで転倒。
いずれも転倒を防ぐ目的で、ケージの床に干し草やわらを敷いていた。
【生かされぬ教訓】
徳山動物園は12年6月、報告書をJAZAに提出していた。
ただ、17年にJAZAへ加盟した岩手サファリパークは、ハルの事故を知らなかった。
徳山動物園は再発防止策として、ケージの大きさはキリンがむやみに動けないよう必要最小限にとどめ、ケージの床にクッション製の突起物を置くことを決めた。
この情報も共有されていなかった。
開園から71年で計47頭のキリンが出入りした王子動物園も、移送中の事故が過去にあったことは知っていたものの、事故の詳細や再発防止策は把握していなかったという。
JAZAは安全対策委員会を設け、飼育員が動物に襲われるなどの人身事故については、メールで加盟園に一斉送信していた。
しかし、移送事故はホームページに掲載するだけだった。
JAZAの担当者はひまわりの事故を受け、「移送事故の事例についても加盟園で情報を共有するように改善したい」としている。
王子動物園は取材に対し、ひまわりの事故について「動物の輸送には危険が伴うことを実感した。再発防止に努めたい」、岩手サファリパークは「今回の事故を教訓とし、動物の安全な輸送作業に生かしたい」としている。
2頭の運命をたどると、不思議な縁があるように思えてならない。
ハルの死から2週間後、周南市では地元の園児ら約160人が参加するお別れの会が開かれた。
園児たちは「短い間でしたが、私たちを楽しませてくれてありがとう。天国の動物園でもたくさんお客さんを笑顔にさせてあげてね」と声をそろえた。
遺影に手向けられたのは、夏の太陽に負けず力強く咲く花、ヒマワリだった。
https://mainichi.jp/articles/20220509/k00/00m/040/148000c
(ブログ者コメント)
滅多にないキリンの長距離移送。
移送方法とか移送上の注意点などを、移送を担当した施設は協会に問い合わせしていなかったのだろうか?
2022年6月25日15時58分に読売新聞からは、死因ならびに再発防止策が下記趣旨でネット配信されていた。
同パークは、死因は頚椎部を極度に折り曲げたことによる肺うっ血だったと発表した。
外部の獣医師による病理検査の結果、判明した。
ひまわりは、王子動物園からトラックで移送中、鉄製の輸送箱の中で死んだが、移送中に転倒したことなどにより、首が曲がった状態になったことが影響したとみられるという。
同パークは再発防止策として「走行距離や時間を吟味し、動物の負荷軽減を最優先とする」「輸送箱には動物の状態を確認するカメラや温度計を設置する」ことなどを挙げている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220625-OYT1T50108/
2022年4月26日20時8分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これが蒲郡市で起きた水上バイク事故の詳細が分かる映像です。
運転していた男性はターンを繰り返し、左手を上げた直後…。
まっすぐ観客席へ乗り上げ、ポールを壊して向きが変わり、席にぶつかります。
座っていた女の子が転倒。
(動画を撮影した男性):
「曲がることなく、そのまま直線で飛び出してきたというような。怖いですね、二度と正面には座りたくないですね」
別の場所から撮影された動画には女性が倒れこむ様子も…。
ショーを見ていた37歳の母親と13歳の長女が軽いけがをしました。
4月23日に蒲郡市の「ラグナシア」で起きた事故。
ショーは去年10月から週末や祝日に上演されていましたが、新たに分かったのは、水上バイクを運転する出演者8人が、ことし2月までの約4か月間、無免許だったということです。
原則、水上バイクを運転するには「特殊小型船舶操縦士」の免許が必要です。
安全対策が取られた遊園地などでは、例外で無免許での運転が認められますが、「ラグナシア」はその対象にはなっていませんでした。
去年末に運営会社のラグーナテンボスが免許の必要性に気が付き、2月10日に全員に免許を取得させたということです。
ラグーナテンボスは「ショーを企画制作した会社から『私有地なので免許はいらない』と説明を受けたが、確認不足だった」とコメント。
また事故原因については「操縦ミスの可能性がある」といい、当面の間はショーの開催を見合わせることにしています。
万全だったとは言えない安全対策。
警察が業務上過失傷害の疑いも視野に事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/edd3bb9c1023826e6e95cbb6e31575846445d6ed
4月27日11時6分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、ボートは観客席の前にあった柱にぶつかり方向を変えていた、柱がなければもっと大勢のケガ人が出ていたかもしれないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故をめぐり、TBSは“新たな映像”を入手しました。
映像の撮影者は、「見ているときは本当にわざとぶつかってきたのか、飛び出してきたのかって思うような感じだった…」といいます。
水しぶきをあげながら、水上バイクが正面に…
旋回した次の瞬間!
水上バイクは真正面から観客席に突っ込んできたのです。
この映像を見た専門家は…
日本海洋レジャー安全・振興協会 試験部 田辺部長:
「(プールと観客の間に設置されていた)柱がなかったら、もう少し大きな、本当に惨事になっていたのではないか」
乗り上げる瞬間をよく見ると、水上バイクは一度柱にぶつかり、その反動で進行方向とは逆側の観客席に突っ込んでいたのです。
また、その衝撃で柱の一部は弾け飛んでいます。
もし、柱がなければ…
日本海洋レジャー安全・振興協会 試験部 田辺部長:
「あのスピードで突っ込んできたら、一番前列の観客にまっすぐ向かっていたので、後ろに座っていた方のところまでいくくらい勢いがあった」
映像の撮影者は…
撮影者:
「怖いですね。もう二度と正面には行きたくないですね」
警察は、業務上過失傷害の疑いも視野に事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c8e530c3a3344c24d6d85170b125dbe9f4fb9e3
4月26日20時44分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、運営会社は免許が不要になる例外措置が適用されているという説明を企画会社から受けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知・蒲郡市のテーマパーク「ラグナシア」の水上ショーが始まったのは去年10月です。
水上バイクの操縦には特殊小型船舶操縦士の免許が必要ですが、運営会社は、ショーの企画会社から「免許が不要になる例外措置が適用されている」と説明を受けていました。
12月末の社内調査で免許が必要なことが発覚しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/49b098595fe31e044d695dd65f426d05b889a097
4月27日付で毎日新聞からは、運営会社が昨年末、リスク点検を進める中で免許が必要なことが判明したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社によると、ショーで使う水上バイクを巡り、制作や演出を担当するイベント企画会社からは「私有地でのショーは免許不要」と説明があった。
しかし、運営会社側が昨年末、リスク点検を進める中で、免許が必要であることが判明。
スタッフは今年1月に講習を受け、2月10日までに全員が取得したという。
国土交通省によると、水上バイクの操縦には原則「特殊小型船舶操縦士」の免許が必要。
例外的に免許がなくても操縦できる水域を同省が指定しているが、ラグーナテンボスは対象外だった。
運営会社の広報担当者は「確認が不十分だった」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20220427/ddm/041/040/109000c
(ブログ者コメント)
昨年末に進めていたというリスク点検、どういういきさつで点検し始めたのだろうか?
また、点検対象は?
調べてみたが、そういった点に言及している報道は見つからなかった。
その点検で気付いていなければ、無免許運転による人身事故ということで、もっと大変な事態になっていたかもしれない。
(2023年2月3日 修正1 ;追記)
2023年2月2日16時56分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、左手を上げる演出の際にバランスを崩し右手でアクセルレバーを握ってしまったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故から10カ月が経った2月2日、警察は運営会社「ラグーナテンボス」の社員の男性(53)や、水上バイクを操縦していた男性(24)ら4人を書類送検しました。
防護柵を立てるなどの安全対策を怠った、業務上過失致傷の疑いが持たれています。
なぜ事故は起きたのか。
水上バイクを操縦していた男性(24)は警察の調べに対し、次のように話しているといいます。
<水上バイクを操縦していた男性(24)>:
「ショーに慣れてきたら、炎が上がった時に左手を挙げる演出をするようになった。バランスを崩し、右手でアクセルレバーを握ってしまった」
事故の映像を見ると、水上バイクの後ろで炎が上がった瞬間、男性がハンドルから左手を離していました。
ショーを盛り上げるための演出が事故につながったとみられています。
ラグナシアでは、事故が起きる前の2021年12月から2022年2月にかけ、水上バイクの免許を持たない出演者がショーで操縦をしていて、警察はこれについて、法人としてのラグーナテンボスと社長の男性(55)を小型船舶操縦者法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検された5人は、いずれも容疑を認めているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/490687b1a56f500e60a8b6d7225b42c20f22fe73
2月2日12時41分にNHK東海からは、中部運輸局から指摘を受けた後も無免許でのショーを続けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
捜査の中で、事故が起きる前の令和3年12月から令和4年2月までの間に水上バイクの免許を持たない出演者3人に8回にわたってショーで水上バイクを運転させていたことがわかったとして、「ラグーナテンボス」の社長と法人としての会社を小型船舶操縦者法違反の疑いで書類送検しました。
警察によりますと「ラグーナテンボス」は、免許が必要だと中部運輸局から指摘をうけたあとも無免許でのショーを続けていたということです。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20230202/3000027378.html
(2023年8月30日 修正2 ;追記)
2023年8月29日21時33分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、人身事故も無免許運転も、いずれも不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、運営会社「ラグーナテンボス」の男性社員(54)や水上バイクを操縦していた男性(25)ら4人を、安全対策を怠るなどした業務上過失致傷の疑いで、今年2月に書類送検していました。
警察の調べに対し、4人はいずれも容疑を認めていましたが、名古屋地検豊橋支部は29日付けで4人を不起訴処分としました。
理由は明らかにしていません。
また、2021年12月から去年2月にかけ、水上バイク免許を持たない出演者がショーで操縦していたとして、法人としてのラグーナテンボスと社長の男性(56)も小型船舶操縦者法違反の疑いで書類送検されていましたが、不起訴となりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd80b9ff6c4e9e27e70632b08630a2d9beca276a
2022年4月11日20時41分にYAHOOニュース(山形放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山形県西川町の月山スキー場で11日、クレバスと呼ばれる雪の割れ目に転落した男性従業員が死亡した。
ゲレンデには、3月に発生した地震の影響で例年よりも多くのクレバスが出来ていた可能性があり、関係者らが12日、あらためて安全点検を行った。
記者
「月山スキー場では11日の事故を受け、ゲレンデへ向かうリフトは現在運休中となっている。12日午後からスキー場関係者らでゲレンデの安全確認を再び行うという」。
上空から撮影した12日の月山スキー場の様子。
ゲレンデには、長く横に伸びた雪の割れ目、クレバスの姿がはっきりと確認できる。
11日午後3時半ごろ、西川町の月山スキー場で、従業員の浜さん(56)がクレバスに転落していると通報があった。
当時、浜さんは意識があり、11日午後6時半ごろ、消防のレスキュー隊に救助されたが、間もなく心肺停止となり、約2時間10分後に死亡が確認された。
警察などによると、浜さんは11日午前9時ごろから、危険箇所の確認のためスキー板をはいて一人でゲレンデに出かけたが、昼すぎになっても戻って来なかった。
その後、同僚たちがゲレンデを捜索し、深さ約7メートルのクレバスの底で身動きが取れなくなった浜さんを発見した。
月山観光開発によると、浜さんはスキー場のパトロール隊長を務めていたという。
月山観光開発の阿部社長は、「ベテランで、アルバイトも含めて30年近く務めていた。昔からよく知っている人物で、とても残念だ。(パトロールは)普段も1人で行ったり、2人、3人で行ったり、色々バラバラで、単独行動は駄目とかはなかった。そんなに危険だとは思っていなかったと思う」と話した。
ベテランの山岳救助隊員は、クレバスに転落した場合、自力で脱出することはほぼ不可能だと話す。
遭難救助志津方面隊・志田隊長
「細い割れ目。そこに人が落ちると、ちょうど楔をうったようになって身動きできなくなる可能性がある。仮に頭から落ちた場合は態勢を立て直せない。5メートルぐらい積もっているところの下は車でぶつかったら車が壊れるぐらい硬い。手で雪を削ろうとしても全然歯が立たないくらい。それを自分が体を動かしてスペースを作るなんて到底無理。壁を登るのも大変。垂直みたいになっているので」。
関係者によると、福島県沖で3月に発生した地震などの影響で、今シーズンは例年と比べ、ゲレンデに多くのクレバスができた可能性が高いという。
遭難救助志津方面隊・志田隊長は、「ことしは例年になく積雪が多い。3月に大きな地震があり、揺れてクレバスが例年より多く出来た可能性がある。積雪が多いとどうしても重量がある。斜面に対して揺れると雪が動く。斜面が動いたときに割れてクレバスができる。特に今回できたのは急斜面のところ」と話す。
月山スキー場によると、確認できていないクレバスがある可能性を踏まえ、12日からリフトを運休とし、あらためてゲレンデの安全点検を行っている。
今後、ゲレンデの安全確認が終わり次第、リフトの営業を再開する予定。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c8f11777be017c4a3d058a745542155c8e5f910
4月12日15時50分に産経新聞からは、クレバス周辺に目印をつけ、危険個所を知らせようと1人で向かったまま戻ってこなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後3時25分ごろ、山形県西川町の月山スキー場姥ケ岳ゲレンデで、同スキー場パトロール隊長の濵さん(56)がクレバス(幅約50メートル)に落ちたと119番通報があった。
約3時間後の6時半ごろに救助されたが、死亡した。
西村山消防本部によると、濵さんは同日午前中、ゲレンデのクレバス周辺に目印をつけ、危険箇所を知らせようと1人で向かったが、午後になっても戻らないため、別の職員がゲレンデを探したところ、深さ約8メートルのクレバスに落ち、身動きが取れない濵さんを見つけた。
救助時、濵さんに意識はあったが、その後、搬送中に意識がなくなり死亡が確認された。
寒河江署によると、目立った外傷はなく、死因は低体温症とみられる。
月山スキー場は10日に今シーズンの営業を始めたばかりで、濵さんは月山スキー場で20年以上のパトロール経験をもつベテラン。
https://www.sankei.com/article/20220412-GVASAJS5CJIPLFTQEXVA52MVBM/
4月12日12時0分にYAHOOニュース(テレビユー山形)からは、危険な場所を確認しロープを張る作業などを1人でしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浜さんは、およそ3時間後に救助された時は呼びかけに応じていたということですが、その後、意識を無くし、午後8時半過ぎに死亡が確認されました。
浜さんは、事故当時、スキー場内の危険な場所を確認し、ロープをはる作業などを1人でしていたということです。
その際、誤って、クレバスの7、8メートル下に転落したとみられています。
現在、警察で死因などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c6313a8c743b2ffc117846f61dd887d250c8b7a
2022年4月11日20時10分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月10日夜、JR静岡駅の商業施設「アスティ静岡」で、スプリンクラーの配管が破裂し大量の水があふれ出る騒ぎがありました。
施設内の店舗の中には休業を続けているところもあり、影響は長引いています。
まさかの光景でした。
10日午後8時ごろ、JR静岡駅構内の商業施設「アスティ静岡」の西館でスプリンクラーの配管が破損し、高圧の水があふれだし、周辺が水浸しになりました。
警察によりますと、流れ出た水は一時、床上からくるぶしほどまであふれました。
浸水の範囲もみるみるうちに広がり、西館の半分以上が浸かったほか、在来線や新幹線の改札口付近まで水浸しになったということです。
アスティを運営するジェイアール東海静岡開発によりますと、これまでに同じような事故は確認されていないということです。
<ジェイアール東海 静岡開発 岡田総務部長>
「現場に駆け付けた瞬間、真っ青になった。びっくりしたのと同時に、早く復旧に向かわねばと思った」
この事故によるケガ人はなく、列車の運行に乱れはありませんでしたが、アスティ西館の店舗には深刻な影響が。
<寺坂記者>
「アスティ西館なんですが、中に入ると、電気はついているんですけど、ほとんどの店が閉まっていますね」
10日夜の事故を受けてスプリンクラーへの水の供給を一時的に停止したため、安全の確保ができないとして、朝から店の臨時休業が相次いだのです。
その数、西館のおよそ6割となる36店舗。
その多くが飲食店でした。
<寺坂記者>
「お店がやっていないからでしょうか。普段よりも人通りが少ないように見えます」
<ジェイアール東海 静岡開発 岡田総務部長>
「この度は迷惑かけ申し訳ない。一日も早く復旧してアスティを利用してもらいたい」
ジェイアール東海静岡開発では、配管が破損した原因について調査を進めていて、再発防止に努めていくとコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1736f874caac1671b7646f26bab95d2e04728644
4月11日12時5分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、ドンという破裂音がした後に水が滝のように流れ出てきたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や消防によりますと10日午後8時頃、JR静岡駅の駅ビル「アスティ静岡」の西館1階にあるギョーザ店で、天井から破裂音がした後に滝のように水が流れ出し、商業施設や隣接する駅のコンコースが水浸しになりました。
駅ビルの店員
「ドンと大きな音がして、そこから水がすごく出てきて、勢いがすごかったのでこっちまで流れるのに早かったです」
水漏れは約30分後に収まり、ケガ人はおらず、列車の運行にも影響はありませんでした。
https://www.fnn.jp/articles/-/345160
4月12日付で静岡新聞からは、1991年に設置された配管のつなぎ目が破損した、昨年11月の水圧検査では異常なかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日夜にJR静岡駅構内の商業施設「アスティ静岡」で発生したスプリンクラーの配管破損による水漏れで、昨年11月に行われた配管の水圧検査では異常がみられなかったことが11日、同施設を運営するジェイアール東海静岡開発への取材で分かった。
配管は1991年に設置されたといい、同社は老朽化の可能性も含めて破損の原因を調べている。
同社によると、破損したのはスプリンクラーに水を送るための配管のつなぎ目。
同様のつなぎ目は他の箇所にはないという。
配管は年2回、内部水圧が一定に保たれるかを確認する検査を実施していて、直近の検査は昨年11月に行った。
漏水などは確認されなかったという。
静岡市消防局によると、配管は異常がみられない場合、経年による交換義務はない。
同社は11日、午後5時半までに修復工事を完了した。
スプリンクラーが使用できず、防災の観点から休業を余儀なくされていた施設内の36店舗のうち、天井から水が流出した中華料理店を除く35店舗は、11日夕から12日午前にかけて営業再開を進めている。
普段より11時間遅れで開店した弁当屋の女性パート従業員(49)は、「初動で混乱があった。安全に人を呼び込めるように原因究明と対策を徹底してほしい」と求めた。
水漏れは10日午後8時ごろ、アスティ静岡西館1階の中華料理店の天井裏を通っていた配管が損壊し、大量の水が流出した。
施設内の多くの店舗が浸水し、駅のコンコースや改札口まで水が押し寄せた。
けが人はおらず、電車の運行に影響はなかった。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1052297.html
4月12日20時30分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、アスティ静岡と構造がよく似ている藤枝市のホテルでスプリンクラー水漏れ時の対応手順確認が行われたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設の運営会社によりますと、2021年11月に検査をした際には、配管回りに異常は確認されませんでした。
配管は31年前に設置されたもので、運営会社は経年劣化で事故が起きた可能性もあるとみて原因の究明を進めています。
静岡の事故を受けて、藤枝市内のホテルで行われたのが、スプリンクラーから水もれが起きた際の対応手順の確認です。
こちらのホテルはJR藤枝駅と直結していて、アスティ静岡と構造がよく似ていることから確認が行われました。
<志太消防本部 浅原予防課長>
「初動、初期の行動が非常に大事。被害を最小限にするカギとなっている」
志太消防本部管内にはスプリンクラーを設置している事業所が191カ所あり、13日以降、水もれが起きた際の対応手順をまとめたリーフレットを順次郵送するということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/861b1edf0c67b7bb13b0099da7b53e837346fdbe
2022年4月4日22時42分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京ディズニーランド(TDL)のアトラクション「蒸気船マークトウェイン号」の安全性をめぐり、SNSで心配の声が上がっている。
着岸時に船と陸を繋ぐロープがぴんと張っており、万が一切れてしまうと、近くのスタッフらに勢いよくロープがぶつかるなどの事故につながる可能性があると指摘されている。
東京ディズニーリゾート(TDR)の運営会社「オリエンタルランド」は2022年4月4日、J-CASTニュースの取材に対し、「今回ご心配をおかけしたことを踏まえまして、キャストの立ち位置等を見直しました」と答えた。
【スナップバック対策がなくてすごく怖い】
蒸気船マークトウェイン号は、475人が乗れる大型の船舶で、園内の「アメリカ河」で運行されている。
ツイッターで4月上旬、船を着岸する際のオペレーションに対し、「スナップバック対策がなくてすごく怖い」と心配する声が寄せられた。
スナップバックとは、張力のかかった状態のロープが断ち切れた際に大きく跳ね返ってくる現象を指す。
疑問を呈したユーザーは、取材に対し、船と陸を繋ぐ係留ロープには張力がかかっているように見えたと述べる。
スタッフは着岸作業後もロープのそばから離れなかったという。
国土交通省の外局・運輸安全委員会の公式サイトでは、国内で発生した船舶内作業に関連する重大死傷事故の調査事例を紹介している。
2012年8月発行の運輸安全委員会ダイジェストによれば、係船索(係留ロープ)の取り扱いは他の船上作業に比べても潜在的な事故の危険性が高い作業であり、中でも最もシリアスな危険はスナップバックにあるという。
蒸気船マークトウェイン号において、スナップバックによる事故が起こる可能性はないのか。
取材に対し、オリエンタルランドはこう述べる。
「係留しているロープに関しましては、強度計算を踏まえたものを用意しております。かつ毎朝、開演前に状態を確認していることから、安全面には問題ないと考えております」
【キャストの立ち位置等を見直しました】
ただしオリエンタルランドは、SNSでの指摘を受けてオペレーションを見直したという。
「今回ご心配をおかけしたことを踏まえまして、キャストの立ち位置等を見直しました。係留ロープを渡した後は、係留ロープから離れることとさせていただきました」
このほか、事故を防ぐ取り組みとしては、パーク施設の安全管理を行う専門部署を設けており、そこでゲストやキャストの安全推進活動を行っているなどと述べた。
先述の運輸安全委員会ダイジェストでは、係留ロープによる事故を防ぐため、次のように呼び掛けている。
「係離船業者は、自らが行う綱取り作業員に対する安全教育において、張力のかかった状態の係船索が破断したときのスナップバックの危険範囲の広がり状況を周知し、同係船索のそばで作業をしなければならない場合は、手早く作業してできる限り早くスナップバックの危険範囲から離れるなど、その範囲内での作業を極力避けるように指導することが望まれます」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a8c3d9b360484ddc45688ede92368e83fdd173a
2022年4月3日18時6分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前、浜松市のオートレース場で、選手同士の接触のあと、無人となったオートバイが係員に衝突する事故がありました。
係員は病院で死亡しています。
落合記者:
「係員が死亡するという思わぬ事故を受け、それ以降のレースをすべて中止としています」
午前11時頃、浜松オートレース場で第1レースのスタート直後に選手同士の接触事故があり、このうち1人がオートバイから落車しました。
そして無人となったオートバイは倒れた状態でコースを滑り、近くにいた救護係に衝突しました。
オートレース場などによりますと、救護係で59歳の男性は頭などを打っていて、搬送先の病院でまもなく死亡が確認されました。
オートバイを運転していた20代の選手は右足にケガをしたということです。
オートレース場は第1レースを不成立とした他、第2から12レースまでの開催を中止し、事故後にレース場では警察の実況見分が行われました。
浜松市の公営競技室は、係員の配置場所などを検討したうえで、4日のレースは予定通り開催するとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/14decc2e07f411fc4d6992af9559b566c539f289
4月3日18時20分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、死亡した係員はヘルメットを着用していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浜松オートレース場によると、この係員はレース中に事故が起きたりした場合、選手や車両をコースから救出する救護員。
事故当時はヘルメットを着用していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/33b0ef38a95a5e1025f03c2f98f007692b1a6f6a
4月4日18時47分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、廃タイヤを積んで防護壁を作った、コースは雨で濡れていた、係員が被災する事故は数10年起きていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日、浜松市のオートレース場で選手同士の接触の後、無人となったオートバイが係員に衝突し死亡する事故がありました。
4日のレース前に選手たちが黙とう捧げ、会場では応急的な対策が行われていました。
浜松オートレース場では4日、レース前に選手たちが黙とうをしていました。
3日、レース中のオートバイが救護係を担当していた59歳の男性係員に衝突し、男性が死亡しました。
事故が起きたのは3日午前11時頃の第1レースです。
スタート直後に選手同士が接触。
このうち1人がオートバイから落車し、無人となったオートバイはコースの内側にいた男性係員に衝突しました。
男性は頭などを打ち、心肺停止の状態で救急車で運ばれましたが、病院でまもなく死亡が確認されました。
落合記者:
「きのうの事故を受けて浜松オートレース場では、同様の事故を防ごうと、コースの内側にタイヤを置いて対策しています」
事故から一夜明け、4日のレースは防護壁としてコース外に使わなくなったタイヤを重ね、係員の配置もこれまでよりコースから遠い位置にしました。
浜松市公営競技室・池野室長:
「まずはできるところから取り組むということで行った対策であり、今後より安全なオートレースの開催ができるようにオートレース関係団体等と協議・研究しながら事故防止に有効な対策をしていきたい」
今回の事故については、警察が当時の状況など事故の原因を詳しく調べています。
浜松支社・落合健悟記者:
(Q.事故の原因としてわかってきていることは)
きのう(3日)の事故直後から警察による見分が行われ、詳細な原因についてはまだ特定されていません。
ただ、警察や運営団体によりますと、レース中はコースが雨の影響で濡れており、タイヤが滑ってしまったことも原因として考えられるということです
(Q.事故を防ぐことはできなかったか)
今回事故にあった男性は市から委託された運営団体の職員でした。
選手が事故を起こした際などに素早く駆け付け、選手を搬送したり、倒れたオートバイをコース外へと運び出すなどの役割を担っていて、レース中はコースの内側で待機しています。
浜松市によりますと、レーサーの死亡事故を防ぐため、コースの外周や内側の支柱には緩衝材が設置されています。
一方で、係員が被害に遭う事故はここ2、30年で発生しておらず、係員に対する対策やレース中の安全確保のためのマニュアルなどは存在していなかったということです。
ただ、今回、こうした悲惨な事故が起きてしまった以上、原因の究明とともに対策が必要不可欠です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2410b2f79bb63064ba9c9b8014711952d490bceb
4月5日8時10分にYAHOOニュース(静岡新聞)からは、転倒したバイクは遠心力で外側に飛んでいくとの想定だった、浜松オートでは40年前にも救護係が巻き込まれる事故があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浜松市中区の浜松オートレース場で3日に起きた救護係員の死亡事故は、“安全エリア”と見なされてきたバイク走路内側で発生した。
楕円(だえん)形の走路を周回する競技特性から、転倒したバイクが内側に飛び込む事態は「想定外」(市担当者)で、救護係の待機場所とバイク走路の間に防護柵などは設置されていない。
4日にレースを再開した浜松オートは、競技の円滑な進行と安全確保を両立させるため、対策の検討を始めた。
事故はスタート直後、走路内側で待機していた救護係の男性(59)に、レーサーが落車して無人になったバイクが衝突した。
浜松オートでは約40年前にも救護係が巻き込まれる事故があった。
オートレースを統括するJKA(東京都)によると、なだらかなすり鉢状の走路でバイクが周回すると、遠心力は走路の外側に向けて働くため、転倒した競走車は外側に飛んでいくと考えられている。
このため、走路外側に緩衝材を設置する規定はあっても、内側への設置規定はない。
救護係はレースに支障が出ないよう、転倒した選手を迅速に救助する役割を担う。
市公営競技室などによると、浜松オートの走路内側には平屋建ての控室もあるが、レース中は入らず、屋外で待機するのが通常という。
浜松オートは4日のレース再開にあたり、選手会や審判の意見を踏まえ、応急的な対策として救護係の待機場所付近に廃タイヤを積み上げて防御策を施したほか、従来より走路から離れた位置に係員を配置した。
市公営競技室の池野室長は、「タイヤの設置などは応急措置として行った。今後、業界全体で走路内側の安全対策を考えていく必要がある」と話す。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cb1250b37aa62de97d803266437e51e45c4423c
4月4日5時30分にYAHOOニュース(スポニチ)からは、昨年は川口オートで2件の死亡事故が発生しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
オートレースでは昨年、2件のレース中による死亡事故が発生した。
1件目は10月30日。
川口オート9Rに出走していた佐藤さん(川口所属)が1周目4コーナーで落車、後続車と接触して、右側胸部外傷により死亡した。
2件目は12月3日。
佐藤さんと同じ川口所属の黒岩さんが川口オート5R、6周目1コーナーで他車との接触により落車して、重症頭部外傷により死亡した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ae9955f49f2e53d791d62df55fb13479c5b5a77
2022年3月28日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・中央労働基準監督署は、墜落防止措置を怠ったとして、映画・演劇業の独立行政法人日本芸術文化振興会(東京都千代田区)と同社副部長を、労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで東京地検に書類送検した。
入社1年目の女性職員が高さ2.85メートルの足場から墜落し、重度の障害が残るケガを負っている。
災害は令和2年12月29日、同社が運営する国立劇場内で発生した。
被災者は、舞台で使用する資材の片付け作業を行うため、移動式足場の上に乗っていた。
他の労働者とともに、足場の上で台車に乗せた板10枚を資材置場に収納しようとしたところ、墜落した。
コンクリートの床面に頭を打って重傷を負い、現在も休業が続いている。
労働安全衛生規則第519条では、高さが2メートル以上の作業床の端など墜落の恐れがある箇所には、手すりを設けなければならないとしている。
同法人はこれを怠った疑い。
移動式足場は側面の2カ所のみ手すりが設けられており、前後の手すりは取り外されていた。
車体はキャスターによって移動可能で、当日は労働者数人を足場上に乗せたまま、別の労働者複数人で車体を押して移動させていた。
同労基署は、「資材を出し入れやすくするため、常に手すりを外していたようだ」と話している。
同法人は普段、舞台で使用する資材を低い場所で保管していた。
災害当時は年末年始で、資材が増えて置き場がなくなり、移動式足場を用いて高い場所へ収納しようとしていた。
劇場内では墜落災害が発生したことはなく、被災者はヘルメットを装着していなかった。
同労基署は、「建設業など墜落災害が起きやすい業種では、安全対策に関する知識が浸透している。劇場関係の業種でも、照明や大道具を取扱う部署では対策が講じられているが、そのほかではまだ対策が不完全なケースが多い」と話している。
https://www.rodo.co.jp/column/123288/
(ブログ者コメント)
劇場での転落事故は本ブログでも何件か紹介しているが、今回、関連情報を調査中に以下のガイドラインを見つけた。
内容的には、かなり細かく安全基準が定められている。
以下は46p/154pにある、今回事例と関連する基準。
『劇場等演出空間の運用 および安全に関する ガイドライン 公演に携わるすべての人々に ver.3[2017]』
(劇場等演出空間運用基準協議会)
・・・
08 高所作業
2 mを超える位置での作業は、労働安全衛生法上、「高所作業」と位置づけられている。
公演制作現場においても、これに準じて 2m を超える高さでの作業は、高所作業と捉え、墜落事故および落下事故防止のため、安全対策を講じて万全な注意を払うこと。
・・・
■高所作業員は、必ずハーネス または安全帯と、 保護帽(ヘルメット)を着用し、 携帯物には落下防止対策を施す。
● 高所作業員は、必ずハーネスもしくは安全帯を装着し、堅固な 箇所にランヤード(命綱)をフッキングして墜落防止策を講じる。
それが、ワイヤーや親綱である場合には、墜落時の巻き添えを防ぐために、1本の親綱に複数人がフッキングすることは厳禁である。
● 高所作業員は、保護帽(ヘルメット)を着用し、万一の際のリス クの軽減を図る。
● 高所作業をおこなう際には、必要のない物品を携帯せず、作業に必要な工具等には、ワイヤーなどの落下防止対策を施す。
■高所作業がおこなわれている区域は明示し、立ち入り制限する。
周辺の地上作業員も、 保護帽(ヘルメット)を必ず着用する。
・・・
http://www.kijunkyo.jp/img/archives/guideline2017.pdf
2022年3月25日17時5分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県明石市の市議会で、水上オートバイの危険な運転に対して懲役刑などの罰則を盛り込んだ条例案が全会一致で可決され、成立しました。
水上オートバイをめぐっては、去年、淡路市の海岸で3人が死亡する事故が起きたほか、明石市の海岸で泳いでいる人のそばで危険な運転が確認されるなど、事故やトラブルが相次ぎました。
こうした中で明石市は、水上オートバイの安全な利用を促し、事故を防ぐため危険な運転に対する罰則を盛り込んだ条例案を、先月(2月)市議会に提出し、審議が続けられていました。
そして25日、本会議で採決が行われ、全会一致で可決・成立しました。
条例では、泳いでいる人のそばでの危険な運転を禁止し、夏場など一定の期間は市内の4か所の海水浴場に「遊泳者安全区域」を設けて、水上オートバイの乗り入れ自体を禁止するとしています。
そのうえで、区域内に入って危険な運転をした場合には6か月以下の懲役か50万円以下の罰金を科すとしています。
議会のあと、泉房穂市長は、「市民の命を守るのは行政の責任なので、県とも連携を図りながら、毅然と対応していきたい。水上オートバイを安全に楽しんでもらうため、民間との啓発活動も実施したい」と話していました。
水上オートバイの危険運転をめぐっては、兵庫県も罰則を強化した条例の改正案をまとめ、来月(4月)14日まで広く意見を募ったうえで、ことし6月の県議会に提出する方針です。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220325/2000059346.html
3月25日15時12分にサンテレビからは、市町村が水上バイク規制に懲役刑を盛り込むのは全国初、3月30日から施行予定など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
明石市議会で25日、水上バイクの危険行為に対し懲役刑を含む罰則を盛り込んだ条例案が採決され、全会一致で可決されました。
25日、明石市議会で可決されたのは、水上バイクの規制に関する条例案で、市区町村が懲役刑を盛り込むのは全国で初めてとなります。
水上バイクを巡っては、明石市の林崎・松江海岸での危険運転に対し去年8月、明石市の泉房穂市長が刑事告発し、その後、神戸海上保安部が殺人未遂などの容疑で40代の男性を書類送検しました。
明石市の条例案では、遊泳者安全区域内での高速度や急回転といった危険行為への罰則として6カ月以下の懲役、または、50万円以下の罰金を定めています。
3月30日に条例が公布、施行される予定です。
https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2022/03/25/50721/
2022年3月24日17時47分にYAHOOニュース(福岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡市・中洲で24日未明、約4時間にわたって停電が発生しました。
原因となったのは、パーティーの装飾などで使われる風船です。
なぜ、風船が停電を引き起こしたのでしょうか。
24日午前3時ごろ、「爆発音がして電線が切れた」と消防に通報したのは、福岡市・中洲の現場にいた警察官でした。
現場では、電線が2本切れて道路に垂れ下がった状態でした。
■西山記者:
「電線が切れた原因とみられているのが、このような風船でした。」
警察などによりますと、当時、現場では業者が風船を運んでいて、そのうちのひとつが電線と電線の間に接触したということです。
同じような場面が3年前、アメリカで撮影されていました。
風で運ばれた風船が電線に近づいた次の瞬間、爆発音とともに電線から火花が激しく上がりました。
福岡・中洲の現場でも聞こえたという爆発音の原因は、風船を覆っていた『アルミ』だと、九州電力は話しています。
この『アルミ』に通電してショートし、電線が切れたというのです。
電気工学の専門家は、次のように分析します。
■福岡工業大学工学部電気工学科・北川二郎教授:
「『アルミ』は電気を通しやすいので、どんどん電気を流そうと電線がして、大電流が一瞬流れた。
(電線は)流せる電流が決まっているので、それを超えると発熱の効果で電線が溶ける。」
この事故で、中洲地区では一部の地域で最大で4時間にわたって停電しました。
『アルミ』で覆われた風船によるトラブルは、ほかにも発生しています。
5年前、神奈川県横浜市の駅では、『アルミ風船』が架線に引っかかり、約40分にわたり運転を見合わせました。
東京都内を走る地下鉄東京メトロでは、“危険につながる行動”として、『アルミ風船』の取り扱いには注意するよう求めています。
■北川教授:
「高電圧に限らず、一般家庭では約100ボルトの電圧がかかっているが、そこでさえも『アルミ』を近づけると危ない。」
『アルミ風船』は、イベントでも配られるなど、子どもに人気です。
今回、幸いケガ人はいませんでしたが、場所によっては大きな事故につながる危険があることを知っておくことも重要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/53b5266976ef23d47bb4dc6b744c9c0f8391225b
2022年3月22日19時54分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県明石市沿岸で昨夏に遊泳者の近くを水上バイクが危険走行したとして、同市が容疑者不詳のまま殺人未遂と兵庫県水難事故防止条例違反の両容疑で刑事告発していた問題で、神戸海上保安部は22日、当時この水上バイクを操縦していた同県加古川市に住む介護職員の40代男性を、両容疑で神戸地検に書類送検した。
同保安部は認否と処分意見を明らかにしていないが、海上保安庁が水上バイクの操縦に関して殺人未遂容疑で送検するのは全国初という。
書類送検容疑は昨年7月31日午後2時半ごろ、明石市の林崎・松江海岸で、遊泳者の近くを水上バイクで航行し、危険を及ぼした疑い。
けが人はいなかった。
明石市は危険運転の様子が映ったテレビ番組で当時の状況を確認し、遊泳者が潜った直後の海面を水上バイクが高速度で走り抜けたとして、泉房穂市長が同8月、神戸海上保安部に告発状を提出していた。
同保安部によると、当時、118番があり、巡視艇が現場に向かったが、危険行為は現認できなかった。
映像解析のほか、報道後に名乗り出た男性の供述、目撃者の証言を基に捜査を進めたとしている。
映像には、ほかにも複数台の水上バイクが航行する様子が映っていたが、危険性が低いとみて送検しなかったという。
起訴の可否は神戸地検が判断する。
明石市の泉市長は神戸新聞の取材に、「前例がなく、時間はかかったが、適正に捜査していただいた」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bede7c54b9f2d08f233a27bec0c03ccc6edcdc7a
3月22日16時15分にYAHOOニュース(ラジオ関西)からは、由比ガ浜と鵜原の水上バイク危険行為も摘発された、明石市は水上バイクの危険行為に対し懲役刑を盛り込んだ条例を制定予定など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
水難事故防止条例違反容疑での摘発は兵庫県内初。
全国的には2020年、神奈川県鎌倉市の由比ケ浜と千葉県勝浦市鵜原海岸での危険行為を摘発した(いずれも県迷惑防止条例違反での書類送検)。
殺人未遂容疑を含めた適用は全国初とみられる。
・・・
兵庫県明石市は、水上バイクの危険行為に対し、懲役刑を含む罰則を盛り込んだ条例制定を目指し、3月議会に条例案を提出している。
明石市によると、水上バイクの規制に関する条例で、市区町村が懲役刑を盛り込むのは全国初。
シーズンとなる5月の大型連休までに公布、施行を目指す。
・・・
陸地(道路交通法)と違い、海上(小型船舶操縦者法など)での法整備は十分とは言えない。
兵庫県の条例では罰金が最高20万円、刑法上の殺人未遂罪の罰則は懲役5年以上となっていて、大きな隔たりがある。
この中間を埋めるべく、明石市独自の条例を導入する必要があると判断した。
条例案では、6か月を上限とする懲役刑のほか、50万円以下の罰金を科す。
懲役刑適用のハードルを下げることで抑止効果を高める狙い。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c6daffefdb714b8b35e14967f2993af1c71d491
3月21日15時29分にYAHOOニュース(WJS)からは、遊泳者が潜った直後に水上バイクが通過したテレビ映像は編集されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【明石市で起きた「危険な水上バイクの危険走行による殺人未遂」報道。昨年の問題が、なぜ、今また蒸し返されるのか?】
昨年7月31日、兵庫県明石市の海岸で水上バイクが暴走する様子が撮影された事件があった。
このとき、容疑者不詳のまま、殺人未遂と県水難事故防止条例違反の罪で、明石市は「告発状」を神戸海上保安部に提出している。
そして昨日、容疑者とみられている男性が「出頭した」という記事が報道された。
男性が『「自分が運転していた」と名乗り出た』ことで、『海保が事情を聞き、映像を分析したところ、この男が運転していたと特定した』という。
このなかで、『今年2月にこの男性が取材に応じ、「殺人未遂だと言われて驚いた。もう水上バイクに乗らない」と話した』とも書かれていた。
この記事だけを読むと、この容疑者の男性が、『つい最近』名乗り出てきたようにも思える。
しかし実際は、昨年の報道が出てすぐに海上保安庁に出向いていたのだった。
【「容疑者」は、「昨年8月5日」に海上保安庁に出向いていた】
なぜ、今になってこの話題が出てくるのかは少し謎だが、WJS編集部の独自調査で、この「犯人」とされる人物が出港したマリーナオーナーから聞いた出来事を、時系列で書いていく。
・2021年7月31日
「危険走行」といわれたシーンが、第三者により撮影される。
・同年8月4日
このときに撮影された「危険走行シーン」が、朝のワイドショーで放映される。
・同日の夕方
その映像を見た水上バイクドライバーの男性が驚いて、出航したマリーナに迷惑がかかったら申し訳ないと、「あれは自分だと思うが、どうしたらいいのか?」と相談に行った。
そのとき、海上保安庁に行ける時間ではなかったため、翌日、行くことにする。
・翌8月5日
午前10時にマリーナオーナーとドライバーの男性の2人で、管轄の神戸海上保安庁に出向き、「あの映像に映っているのは、自分です。殺人未遂と言われて驚いた」と事情説明に行った。
海上保安庁では、映像を撮影した撮影者から提出されていた『オリジナル』を見ながら、「自分としては、危険だと思うほど海水浴客の近くを走行していない」と、海上保安庁担当者に説明をした。
「とりあえず、何かあれば連絡します」と、なんのお咎めもなく、40分ほどの聴取で「帰って良い」と言われ、海上保安庁を出てきたというのだ。
【オリジナル映像は、「テレビで放映されたシーンとは異なっていた」】
海上保安庁で見せられた映像は、テレビで放映されたシーンよりも、あきらかに危険度が低いモノであったという。
テレビでは、「シュノーケリングの人が潜った瞬間、頭上を通り過ぎる水上バイクが」であったが、海上保安庁で見た映像では「人が潜ってから少し時間が経って、その上を水上バイクが通過した」ものだったという。
一緒に見ていたマリーナオーナー曰く、「人が完全に潜った後に水上バイクが通過しているので、危険かどうかの判断など出来ないはず」という。
むしろ、「水上バイクが危険な走行をしているシーンを撮影したい」という意思を持って撮影していると感じたという。
だからといって、「全く危険ではなかったのか?」と聞かれれば、「この映像だけでは非常に判断しにくい」「当日その場所にはいなかったので、撮影者と危険走行を問われている本人しか、本当の事実は判断できない」という。
しかし確実に言えることは、海上保安庁に届けられたオリジナルの証拠映像と、テレビで繰り返し放映されていた、危険走行の映像は“違う”のである。
映像が都合よく編集され、事実が歪められていた。
世の中の皆が見て”怒っていた映像”は、誰かは不明だが、捏造された可能性が高いのだ。
問題のシーンの映像がリアルでないのであれば、危険走行であったのか否かという判断は、出来るわけがない。
【危険な水上バイクは、「厳罰に処すべき」という意見には大賛成だが、えん罪で不幸になる人は見たくない】
今回の水上バイクの危険走行について、「断固たる厳罰にする」という意思を示したのが明石市の泉房穂市長である。
泉市長は、この映像が放映されたとき、実際に件のマリーナにも足を運んで、オーナーの話も聞いている。
後日、編集部のインタビューに対しても、オリジナルの映像と実際にテレビ放映された映像では違いがあることは認識していたが、「明石市民を守るため、危険走行の水上バイクには毅然とした態度で臨む」という意思を明確にする必要があったと語っている。
「水上バイク全体が悪いのではなくて、危険行為が悪いんです」と、泉市長が一貫してメディアに語っているように、海の街として、「水上バイク」との共存を考えているのだという。
【メディアによる事実の湾曲】
あまりにも世間から叩かれたこの男性は、「もう水上バイクをやめる」と、昨年のうちにマリーナの艇庫も解約している。
明石市はとても良い街だが、決して都会ではない。
小さな街だ。
この映像が放映されてから、この男性の人生には、かなりの変化があったことに間違いはない。
社会問題化にもなっている「水上バイクの悪いイメージが拡散してしまった」「関係者に申し訳ない」と悔やんでいたと、マリーナオーナーは語ってくれた。
それが、今になってその話題が蒸し返されたことについても疑問に思うし、今年2月に何と言って、その男性に取材に応じさせたかも聞いてみたいところでもある。
今回の報道記事を読んだ人は、危険走行をした犯人が「今さらながら出頭して」「もう水上バイクに乗らない」と話しているようにも読み取れる内容だ。
「ニュース記事に対する国民の信用度が下がっている」と、ヤフーニュースの調査報告でも明らかになっている。
悪質水上バイクを庇う気はさらさらないし、むしろそういったユーザーはどんどん取り締まってほしい。
しかし、罰せられるべき人かどうか分からない人まで「叩く」べきではないのではないだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e275a9cc198d09532e79e6f02395bae44d43cdc
(ブログ者コメント)
〇mBS NEWSの映像(ユーチューブ)を改めて見てみると、遊泳者の直近を数台の水上バイクが猛スピードで暴走しており、撮影者が「きょうはひどい」などとつぶやくほどだった。
https://www.youtube.com/watch?v=vTXb2YXbavM
一方、シュノーケリングの足が水中に没した後・・・というのは関西テレビの映像だったが、それは連続映像ではなく、中間カットした映像のように見えた。
https://www.youtube.com/watch?v=Y-ulWbUfswc
〇YAHOOニュース(WJS)の記事中、「昨日報道された」とあった件、おそらくは下記ではないかと思われる。
(2022年3月20日9時27分 読売新聞)
兵庫県明石市の海水浴場で昨夏、水上バイクが遊泳客の近くを暴走した。
事態を重く見た市が、容疑者不詳で殺人未遂容疑などで神戸海上保安部に刑事告発。
同県加古川市の男(45)が海保に「自分が運転していた」と名乗り出た。
当時、暴走する様子がテレビで流され、男は読売新聞の取材に「こんなに大騒ぎになると思わなかった」と話した。
海保は近く、男を殺人未遂と県水難事故防止条例違反の両容疑で書類送検する。
神戸地検は刑事処分を慎重に判断するとみられる。
明石市によると、同市の海水浴場で昨年7月31日、遊泳客のそばを複数の水上バイクが猛スピードで走行。
負傷者はいなかったが、市は8月、テレビで放送された当時の映像を基に、容疑者を特定せず、両容疑で海保に告発状を出した。
男が名乗り出てきたため、海保が事情を聞き、映像を分析したところ、この男が運転していたと特定した。
男は今年2月、取材に応じ、「爽快感が楽しく、最高で時速100キロぐらい出した。遊泳客からは離れていたつもりだった」と釈明。
テレビを見て名乗り出たといい、「殺人未遂だと言われて驚いた。もう水上バイクに乗らない」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220320-OYT1T50053/
〇本ブログでは、この明石市の事例は、事故というよりは事件に近いだろうということで、紹介しなかった。
ちなみに、由比ガ浜と鵜原の事例については、猪苗代湖クルーザー死傷事故の関連情報として、本ブログでも紹介している。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。