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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20237141927分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

「宮古ブルー」と称される、青く澄んだ海で有名な沖縄県の宮古島。

この美しい海が広がる人気観光地で、鍾乳洞を探検するツアーに参加していた60歳の女性が溺れ死亡した。

 【画像】女性はライフジャケットを着用 人気パワースポットで何が

事故があったのは宮古島市の「保良クバクンダイ鍾乳洞」、通称「パンプキンホール」。

大自然の神秘を感じる宮古島屈指のパワースポットとしても知られている。

女性は千葉県から島を訪れ、713日午前、保良泉ビーチからガイド2人と他の客の計9人でツアーに参加していた。

女性は、ツアー客がパンプキンホールに向け徒歩で移動していた際、水深約5060cmの場所で、ライフジャケットをつけた状態で溺れていたという。

宮古島海上保安部によると、ガイドにより引き上げられた女性は心肺停止の状態で病院に運ばれ、死亡が確認された。

 

【参加したツアーは今年5月にも事故が…】

事故があったパンプキンホールでは、ツアーを行う業者がサンゴの保全や客の安全のため、県が認定する保全利用協定を結んでいる。

しかし、女性が参加したツアーの業者は唯一、この協定に参加しておらず、今年5月にも鍾乳洞に客とガイド合わせて21人が取り残される事故が起きていた。

水難学会の理事は、水深が浅くても溺れる危険はあると指摘している。

水難学会 斎藤秀俊理事:
「大体、水深60cmというのは、溺れる可能性のある十分な深さです。
滑りやすいのと岩が結構ゴツゴツしていますから、足元がグラグラするわけですね。
そうすると、何かでバランスを崩して前に倒れ込むなど十分に考えられると思います。

特にこれからの季節は水の事故が増えるため、十分に注意が必要だという。

宮古島海上保安部は、ツアー業者の安全管理に問題がなかったかなど詳しく調べている。

 (「イット!714日放送)

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f6f38653a982959aceacda3a856fb572bc6f4a6

 

714859分に宮古毎日新聞からは、安全協定の内容など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

13日午前、城辺保良のクバクンダイ鍾乳洞(通称・パンプキンホール)のツアーに参加していた女性が心肺停止となり、病院に運ばれた。

女性は搬送先の病院で死亡が確認された。

宮古島海上保安部が当時の状況を詳しく調べている。

宮古島では水難事故が相次いで発生しており、同部では無理のないマリンレジャーを選択するよう呼び掛けている。

同部によると13日午前9時35分ごろ、県消防司令センターから「シーカヤック最中に保良泉ビーチ沖で浮いている女性を発見し、カヤックで引き揚げビーチの浜に向かっている」と通報があった。

女性は千葉県在住の60歳で、パンプキンホールのツアーに参加。

ショップのガイド2人とツアー客7人でポイントに到着。

洞窟に向け徒歩で移動していたところ、同行者が水深約5060㌢の場所で溺れている女性を発見した。

その後、ガイドにより引き揚げられたが、意識がもうろうとした状態で宮古病院に搬送され、午前1051分ごろ死亡が確認された。

今年に入ってからマリンレジャーでの人身海難事故はこれまでに11件発生。
事故者は13人で、このうち3人が死亡している。

同部では、50歳以上の中高年による事故が多く発生していることから、体調管理などをしっかりと行い、体調不良、疲労、睡眠不足、二日酔い時はマリンレジャーを行わず、自身の持病なども十分把握し、無理せず安全第一で楽しむよう呼び掛けている。

一方、今回のツアーを実施したショップは5月にシーカヤックツアー参加者ら21人が一時、パンプキンホール付近に取り残された事故を起こした業者で、「保良クバクンダイ鍾乳洞保全利用協定」を締結してない。

市や協定締結事業者は、ツアー等を利用する際には利用客の安全安心、環境保全のため、同協定を締結している事業者の利用を強く訴えている。

保全利用協定は、「保全」と「利用」双方のバランスを取りながら、次世代に豊かな自然・文化を継承し、同時に観光産業の持続的な発展を図る制度で、県知事から認定を受ける。

「環境保全型自然体験活動(エコツアーなど)を行う場所の適切な保全と利用を行うため、地域住民や関係者からの意見を適切に反映しつつ、(ガイド業など)事業者間で自主的に策定・締結するルール」を設定している。

協定を結んだ事業者は

▽自然環境への配慮(道中のサンゴ折損、破壊を防ぐため、海中を徒歩により催行せず、必ずカヤックを使用して行う等)

▽安全管理(ツアーの人数制限等)

▽地域への配慮(保良泉ビーチの清掃活動や他活動に積極的に参加する等)

の3つの自主ルールとなっている。

https://www.miyakomainichi.com/news/news-176474/

 

※同じ業者による5月5日の取り残され事故については下記参照。
5月3日にも同様事故を起こしていたと報じられている。

202357日掲載 沖縄テレビ)

5日午後5時ごろ、宮古島市城辺の保良クバクンダイ鍾乳洞で「乗ってきたカヤックが流された」と、ツアーに参加していた客から警察に通報がありました。

山城記者:
『ツアー客らは、こちらのビーチからカヤックで、およそ500メートル先のあちらの鍾乳洞に向かったということです』

カヤックは鍾乳洞の近くのサンゴにロープを括りつけ、合わせて6隻係留していましたが、サンゴが折れて5隻が流されてしまい、ツアーに参加していた客とガイド、あわせて21人は身動きが取れなくなりました。

別のガイドが救助に向かい、全員無事に戻れましたが、25歳の男性が肘を擦りむく軽いけがをしました。

鍾乳洞は観光客に人気のスポットで、県はサンゴ保全の観点から、カヤックでの移動や一日あたりの入場を制限する保全利用協定を去年、策定しています。

しかし、この業者は協定に参加していなかったほか、今月3日にも同様のトラブルを起こしていました。

https://www.otv.co.jp/okitive/news/post/00007706/index.html

 

(ブログ者コメン)

今回の事故が業者の安全管理不備によるものかどうかは不明だが、客としては、同じような業者が多数ある場合、安心して参加できる業者のツアーを選びたいものだ。

ただ、業者の信頼性について得られる情報は限られている。

今回のツアーについても複数の業者があったが、「保全利用協定に参加している業者を選んでください」などと注意喚起した情報は見つからなかった。

これが大手旅行会社が紹介している業者であれば、会社が業者の信頼性についてある程度調べているので比較的安心・・・といったことはあるかもしれないが・・・。

知床カズワンについても然りだ。

 

 

(2023年7月27日 修正1 ;追記)

20237261832分にYAHOOニュース(琉球放送)からは、死因は病死だった、海保は業者に過失はなかったと判断したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

その後、宮古島海上保安部が業者の安全管理態勢などを調べていましたが、調査の結果、死因は溺れたことによるものではなく、発作的な症状が起きた病死だったことが分かり、業者に過失はなかったと判断したということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab7f9983ff624401462690f0e01cc931e2a23068

 

 

 

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20237111511分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

名古屋市天白区のゴルフ練習場で、鉄柱が折れ曲がり90メートルにわたってネットが倒れました。

10日夕方の強風が原因とみられています。

 【写真を見る】ゴルフ練習場の鉄柱が折れ曲がる 防球ネットが約90メートルにわたって倒壊 強風が原因か 練習していた客らにけがなし 名古屋

10日午後4時半ごろ、名古屋市天白区の「H公園ゴルフ」で、防球ネットを支える鉄柱の一部が折れ曲がりました。

このため、練習場の片側のネットが約90メートルにわたって鉄柱ごと倒れました。

当時、数人の客が練習していましたが、けがをした人はいませんでした。

練習場によりますと、原因とみられるのは強風です。

10日夕方は名古屋市内の上空を発達した積乱雲が通過していて、最大瞬間風速20メートルの強い風が吹いていました。

近所の住民によりますと、ゴルフ練習場付近でも当時、ビニール傘が飛ばされるほどの強風が吹いていたということです。

ゴルフ練習場では、鉄柱の修理や倒れた原因を調べるため、10日から営業をとりやめています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c757d76a8af87b1344698268b8a9527564bfa77b

 

(ブログ者コメント)

同種事故としては2019年の市原市事例が記憶に新しい。

当該事例の場合、天井部のネットは下ろしていたが側面のネットは固定式で下ろせなかった由。(本ブログでも紹介スミ)

今回の練習場は、天井部にはネットはなかった模様だが、側面のネットが下ろせるようになっていたかどうかは不明だ。

 

 

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20236281846分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

28日午後3時半ごろ、大阪市浪速区で、店の関係者とみられる人が「看板が倒れて、ケガ人が出ました」と交番に申し出ました。

警察や消防によりますと、4階建てのビルの屋上からテントが落下し、通りかかった60代の男性の頭に当たりました。

男性は病院に運ばれ、意識はあるということです。

警察によりますと、このテントは隣のビルの屋上で開店予定だった飲食店のものとみられ、警察がテントが落下した詳しい状況を調べています。

現場は南海電鉄のなんば駅から200メートルほどの、人通りの多い地域です。





https://news.yahoo.co.jp/articles/ce7dbd408a78a96d03c4ceca21d06a92da9b331b

 

6282040分にNHK関西からは、テントはアルミ製だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

28日午後3時半すぎ、大阪・浪速区難波中で「ビルから落下したテントが男性の頭に当たった」と、通りかかった人から消防に通報がありました。

警察によりますと、4階建てのビルの屋上からアルミ製のテントが落下して、近くを歩いていた男性の頭に当たったということです。

男性は頭にけがをして、病院に搬送されました。
意識はあるということです。

警察によりますと、落下したアルミ製のテントは高さがおよそ2.9メートルで、警察は、テントが落下した当時の状況などを調べています。

現場は、JR難波駅から東に500メートルほど離れた、ビルが建ち並ぶ地域の一角です。


https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230628/2000075235.html

 

6282059分に産経新聞からは、最大瞬間風速19mの風が吹いていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

気象庁によると、大阪市中央区で同時刻ごろに最大瞬間風速19メートルが観測されており、署は風に飛ばされて落下したとみて調べる。

https://www.sankei.com/article/20230628-JQKNMU45HVK3ZC5NB5B4224FUY/ 

 

6291132分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、テントはカフェ開店のため10日ほど前に設置されたが、固定はされていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

28日午後3時半ごろ、大阪市浪速区難波中の4階建てのビルの屋上から縦、横3メートルのテントが落下し、付近を歩いていた60代の男性にあたりました。

男性は、頭を14針縫うケガをしました。  

警察によりますと、テントは屋上で開店予定だったカフェが10日ほど前に設置していて、その後の捜査関係者への取材で、店長の女性が「テントは重しなどで固定しておらず、急な強い風で飛ばされた」と説明していることがわかりました。  

落下した際、屋上では店長らが開店準備をしていて、警察は業務上過失傷害の可能性も視野に、当時の状況を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/787beae4203428ba84a8c45ae39d762831d7da06

 

 

 

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2023624636分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

22日午後6時20分頃、北海道小樽市最上の天狗山(533メートル)で、観光用の熱気球を運営する事業者の40歳代女性スタッフが高さ約6メートルのところから落下し、肩などの骨を折る大けがを負った。

熱気球には客2人とパイロットの計3人が乗っていたが、けがはなかった。

小樽署や業務を委託している中央バス観光開発によると、女性は地上で気球につなぐロープが足にからまり、浮き上がる気球に持ち上げられた。

約6メートルの高さでロープがほどけ、落下したという。

小樽署で原因や安全管理などに問題がなかったか調べている。

天狗山の熱気球は昨年から始まった人気のアクティビティーで、同社によると、転落事故は初めて。

熱気球の営業は当面、見合わせるという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230624-OYT1T50069/

 

 

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2023681333分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福岡県柳川市のH美容専門学校で5月、敷地内で開いたバーベキューの火が男子学生4人の衣服に燃え移り、このうち1人が死亡したことが学校などへの取材で判明した。

火力を強めるため消毒用アルコールを加えたことで激しく炎上したとみられ、県警柳川署は業務上過失致死傷容疑で調べている。

学校によると、バーベキューは524日午後045分ごろから、懇親のため全学生(約470人)らを対象に実施した。

火は教職員が管理し、熱中症予防などのため、短時間でよく焼けるよう手指消毒用のアルコールを着火剤に染み込ませていたという。

開始から約10分後に、バーベキューコンロの一つで火が弱くなったため、男性教員がアルコールを追加したところ、一気に火の勢いが増し、近くにいた1年の男子学生4人(103人、201人)の衣服に燃え移った。

4人はやけどを負って救急車で搬送されたが、18歳の男子学生が66日に死亡した。

残る3人の命に別条はないという。

古賀学園長は、「命の代償を大きく考えている。申し訳ないでは済まされない」とコメントした。

https://mainichi.jp/articles/20230608/k00/00m/040/038000c

 

610138分に日テレNEWS24からは、理事長がアルコールを使い始めた、その後職員室に戻すよう指示したが放置されていた、衣服着火を転げて消す場合は顔を覆うことが大切など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今回の事故は、火の勢いを増すために消毒用のアルコールを入れたことで起きました。

そして、火をおこすために消毒用のアルコールを使い始めたのは、60代の男性理事長だったことが学校への取材で新たにわかりました。

理事長はその後、アルコールを職員室に戻すよう指示したものの、放置されていたといいます。

それを教員が火の消えかかっていたドラム缶に入れたところ、一気に炎上。

火が学生たちに燃え移ったというのです。

現場にいた学生:
「地面にぐるぐる(転がり)頑張って服を脱ごうとしていて、みんなぼう然。(搬送された学生が)早く回復して元の学校に戻ってほしい一心でした」

この事故を受けて、新たに実験を行い、SNSなどで注意を呼びかける消防局もありました。

大阪・豊中市消防局はTwitterで「アルコールに引火すると炎は急激に拡大します。目的外の利用はやめましょう」と発信しています。

もし、服に火が燃え移ってしまったらどうすればよいのでしょうか。

服を脱ぐことができず、また近くに水や消火器が無い場合、その場で地面に倒れ込み、燃えているところを地面に押しつけるようにしながら左右に転がることで火を消します。

その際、両手で顔を覆うようにして、顔へのやけどを防ぐことが大事だといいます。

事故が起きた学校は、経緯や今後の対応についてまとめた報告書を県に提出しました。

今月中旬をめどに第三者委員会を設置する方針です。

 (『news zero』より)



















https://news.yahoo.co.jp/articles/58367db9948997911dd312075d83543c3f672c93

 

691643分にYAHOOニュース(rkb)からは、理事長は12台のコンロ全てにアルコールを入れた、着火時は生徒たちをコンロから離していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

バーベキューには60代の男性理事長が参加していました。

その理事長が火起こしの際に12台あったすべてのコンロに自分でアルコール消毒液を入れていたことが学校への取材で新たにわかりました。

学校によりますと、男性理事長は生徒たちをコンロから離して火を付けた後、アルコール消毒液を片付けるよう指示したということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8caed6156e20cb86412ff570dd4f00397206aca6 

 

692237分に毎日新聞からは、アルコールはポリタンクのような容器に入っていた、事前打ち合わせでは着火後に容器を職員室に撤去する予定だった、学校は4人が搬送された後もバーベキューを続けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校によると、事故があった524日、金属製の箱形の調理器具12台に炭を入れて火をつける際、教職員が着火剤や新聞紙にアルコールを染み込ませ、理事長や副理事長らが着火用ライターで点火した。

10分後、調理器具の火勢を強めようと男性教員が炭に直接アルコールを加え、一気に火が燃え上がった。

アルコールは縦約30センチ、横約10センチ、高さ約20センチのポリタンクのような容器に入っており、男性教員は液体の状態のアルコールを炭に注いだとみられる。

事前打ち合わせでは、安全面を考慮して容器は着火後に職員室に撤去する予定だったが、会場に残したままだった。

バーベキューは懇親のため全専門学校生(約470人)らを対象に実施され、学校は学生4人が搬送された後もバーベキューを続けた。

消毒用アルコールをバーベキューの火おこしや火の勢いを強める目的で使うことは、どれほど危険なのか。

総務省消防庁危険物保安室の担当者は「あり得ない使い方だ」と強調する。

同室によると、アルコールは蒸発しやすく、可燃性蒸気が発生するため、火に近づけただけで急激かつ爆発的に燃え上がる。

可燃性蒸気は目に見えず、燃やそうとした対象だけでなく、周囲の人などに引火する危険もある。

担当者は「アルコールは火に近づけてはならず、火おこしに使うなんてもっての外だ」と話す。

過去にも同様の事故はあった。

消費者庁によると、20225月に起きた事故では、バーベキューでガスバーナーによる着火ができなかったため液体のエタノール(アルコールの一種)を火に向けてまいたところ、40代の人に引火し全身をやけどして入院した。

バーベキューでは着火剤による事故も後を絶たない。

独立行政法人「製品評価技術基盤機構(NITE)」によると、1996年以降、全国で少なくとも11件の着火剤による事故が起きた。

子どもがやけどしたケースもあり、着火剤のつぎ足しが原因となったものが目立つ。

担当者は「早く火をおこしたいのは分かるが、つぎ足しは危険だ」と強調し、「新型コロナで控えられていたさまざまなイベントが復活し、バーベキューの機会も増える。取扱説明書をよく読み、改めて注意してほしい」と呼びかける。

https://mainichi.jp/articles/20230609/k00/00m/040/296000c

 

681215分に読売新聞からは、同校では年に数回バーベキューをしているがアルコールを使ったのは今回が初めてだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同校によると、当時、敷地内の屋外で、全学生約470人が学校行事としてバーベキューをしていた。

12個のコンロに着火剤や炭を入れ、手指消毒用アルコールを加えて着火。

火が弱かったコンロ1個に教員がアルコールを追加したところ、「ボン」という音とともに火柱が上がり、近くにいた学生の服に燃え移った。

同校では年数回、バーベキューを行っているが、アルコールを使ったのは今回が初めてという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230608-OYT1T50120/ 

 

6111112分にYAHOOニュース(文春オンライン)からは、理事長は12台のコンロの着火担当だった、前回のBBQでも着火にアルコールを使っていた、事故直後、理事長はアルコールを投入した教員に怒号をあげていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故が起きたバーベキューは学生と教員を合わせた約480人で行われました。

60代男性の理事長は12台のコンロの着火担当で、新聞紙などにアルコールを染み込ませ、副理事長と一緒にライターで点火。

その後、生徒らを呼び、バーベキューを開始しました。

事故が起きたのは、それから10分後。

火の弱かった1台のコンロに20代の男性教員が手指消毒用のアルコールを直接注いだところ、『ボンッ』と音を立てて燃え上がり、事故に繋がったといいます。

・・・

学校側はアルコールを使ったのは今回が初めてだった〉とコメントしているが、事故現場に居合わせた女子学生のA子さんによると、「前回のバーベキューでもアルコールを使用していた」という。

A子さんが続ける。

「バーベキューは、コンテストの祝賀会や、新入生と親睦を深める名目で、400人以上の規模で年45回くらい行われます。
いつも理事長お手製のタレが振る舞われて、学園長も“ハリビ恒例BBQ”と意気込んでいます。
その日はバーベキューが始まってすぐに爆発音が響いて、“青い炎”に包まれた男性たちが服を脱ごうと地面を這っていました。
その場にいた全員が何が起きたか分からずパニックになっている中、アルコールを投入した先生に怒号をあげる理事長の声が響いていました。
ドクターヘリが来て、やけどした男子学生が搬送されていったのですが、バーベキューは続いたんです。
状況がつかめず泣き崩れていた私でも、このバーベキューが続くのはおかしいと分かりました」

・・・

卒業生のBさん:

「校内での理事長の権力は絶対的だった。
学校理念のような言葉を叫ぶ朝礼と理事長の指示は絶対みたいな風潮は、なんというか……宗教チックでした。
在校時にイベントの川下りで川に飛び込んだ学生がケガをしたことがありました。
でも、そのことで翌年の川下りイベントが中止になんてなることはありませんでした」

https://news.yahoo.co.jp/articles/151e9418fa4f5f6c05ef6c6c1e5c1e996a5415eb 

 

(2023年6月26日 修正1 ;追記)

20236172230分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、3週間以上経って開かれた保護者説明会でアルコール投入を理事長が指示したことを聞いていた生徒が何人もいるという話しが出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故から3週間以上が経った今日、初めて保護者への説明会が行われました。

在校生の保護者らおよそ数百人が出席し、学校側は、理事長と学園長、弁護士らが参加したといいます。

まず、紛糾したのは、「消毒用アルコール」の投入をだれが指示したのかです。

一部の報道では、理事長が指示したという指摘もあります。

保護者:
「子どもから聞いている話と全然違う!誰が指示したんですか?若い職員に誰が指示したんですか?」
「聞いた子たちは何人もいますよ!指示を出したところ!」

保護者:
「うちの子もすぐ近くにおったんですよ。理事長が指示出したのも聞いてるんですよ」

学校側:
「映像にも残っていません」

保護者:
「映像じゃなくて聞いてます」

別の保護者:
「すみません、私も聞いてます」

さらに別の保護者:
「うちも聞いてます」

・・・

(サタデーステーション 617OA

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c978239abd9c994053a93cf4d59fb161fab2ee4 

 

61860分に朝日新聞からは、近くの水道には蛇口のハンドルがついていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同校が17日、非公開の保護者説明会を開いた。

出席した保護者によると、学校側は消毒用アルコールを炭火に注ぐ危険性を確認していなかったこと、近くの水道には蛇口をひねるハンドル部分がついていなかったことを認めたという。

・・・

https://www.asahi.com/articles/ASR6L0DT9R6KTIPE00J.html

 

6251638分に毎日新聞からは、アルコールの使用は前日に理事長が決めた、事故当時はスタッフが着火するため学生に鉄板を持ち上げさせていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

保護者説明会出席者によると、アルコール使用は前日に古賀理事長が決め「前日に『実験』もして爆発しないと確認した」との説明があった。
熱中症などを防ごうと、短時間で着火するのが目的だったという。

着火は古賀理事長ら学校スタッフだけで進めた一方、事故が起きた際は、学生に鉄板を持ち上げさせたという。

・・・

https://mainichi.jp/articles/20230625/k00/00m/040/102000c  

 

(2024年7月5日 修正2 ;追記)

2024741752分にYAHOOニュース(テレビ西日本)からは、理事長の危機管理意識欠如とワンマン体質が原因などとする報告書がまとまった、投入した職員は日頃から理事長に叱責されており、火が弱いとまた叱責されるかと思いアルコールを投入した、投入量は1リットル、理事長は辞意を表明したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故調査委員会による報告書がまとまり、7月4日、委員会は「経営体質が変わらない限り同様の事故が再発する危険性は極めて高い」と指摘しました。

学校側が設置した第三者による事故調査委員会は、これまでの調査や14回におよぶ審議の結果をまとめ、4日午後、報告書を古賀理事長に手渡しました。

調査委員会は報告書の中で、今回の事故が発生した重要なポイントとして以下の3つを挙げています。

1)古賀理事長がアルコール投入を発案し、実行したこと

⇒古賀理事長の危機管理意識の欠如が最大の原因である。

2)学校の職員から古賀理事長の発案に対し、反対する意見が出なかったこと

⇒危険性や不信感を感じていた者が多数いたにも関わらず、誰ひとりとして古賀理事長に対して質問や意見すらできなかった。

幹部職員以外の職員からは 「危ないと感じたが、理事長からの指示ということで、それに従うしかないという感じだった」 「理事長はやると決めたらやる。言っても無駄だと感じていた」 など、あきらめに近い声が聞かれた。

また日頃の学校運営でも古賀理事長の決定に対して、幹部職員が何の違和感や抵抗もなく受け入れる反面、服従するしかないという幹部職員以外の職員が多くみられた。

風通しの悪い、閉塞的な職場環境、組織風土が原因のひとつ。

3)事故の直接的な原因となった加害職員のアルコール投入

⇒古賀理事長からの直接的な指示はなかったが、加害職員は日ごろから古賀理事長から叱責を受けており、圧力を感じていた。

当日も自分の担当するコンロの火力が弱かったため、食べるのが遅くなれば理事長から叱責を受けるという焦りもあったと述べている。

加害職員は火を強めることが古賀理事長の意に沿うものと考え、とっさにアルコールを投入したと考えられる。

そのうえで、古賀理事長の強権的な経営が事故の原因となったと指摘。

また、コンロに投入した消毒用アルコールの量が約1リットルだったことなどが明らかになりました。

事故調査委員会 中馬 委員長(4日の会見) :
「火力が弱いということになるとバーベキューのプログラムが遅れてしまうそうなると理事長からの叱責をうける」
「経営体質が変わらない限り、同様の事故が再発する危険性は極めて高いと言える」

報告書は以下のように総括されています。

「古賀理事長は先代の母親から理事長職を引き継いで、以降35年にわたり、実質的に経営トップを務めており、その時間の流れの中で、教職員には『理事長には何も言えない』『何を言っても無駄』という意識が醸成され、組織風土が形作られ、それがまた古賀理事長の遵法意識や危機管理意識の麻痺・欠如に繋がり、その結果として引き起こされた事故といえる。

組織のトップが同じ人物であれば、同じような事故が起こりうる可能性が極めて高い」

これを受けて、古賀理事長は事故後初めて会見を行い、謝罪した上で「長くトップを務める中で風通しの悪い風土になっていた」と話し、4日付けで理事長を辞任すると発表しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/843b503cde932685c7bdc68b25fb537df881e826

 

 

 

 

 

  

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20235151123分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

朝日放送テレビ(ABCテレビ、大阪市福島区)は15日、同局が制作する若手料理人の料理バトル番組「CHEF1グランプリ 2023」準決勝の収録中、出演者の男性シェフがセットから転落し、重傷を負う事故があったと発表した。

局によると、事故は14日午後118分ごろ、東京都内のスタジオで起きた。

当日は準決勝の収録中。
結果発表の際には、敗退した出場者が立つ床が下に沈み込む演出をとっていたという。

30代の男性シェフは勝ち残ったがセットから移動する際、床の沈んだ部分(120センチ×90センチ)に誤って転落し、セットの約2メートル下で腰を強打。
救急搬送され、第12胸椎(きょうつい)破裂骨折との診断を受けて入院している。

この日は朝から収録をしており、事故後は床が沈む演出を取りやめたが、撮影は続けたという。

局は「今回の状況を調査した上で、今後はよりいっそう安全対策に万全を期する所存です」とコメントしている。

https://www.asahi.com/articles/ASR5H3Q2ZR5HUCVL00H.html

 

 

 

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2023541239分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3日夕方、沼津市にある県営の愛鷹広域公園多目的競技場で、J3のアスルクラロ沼津と愛媛FCの試合中に、スタンドのフェンスが壊れて、サポーター10人あまりが、約1.5メートル下のグラウンドに転落し、松山市の56歳の女性が、ほおの骨を折るなどの大けがをしたほか、9人が軽いけがをしました。

競技場を管理する県によりますと、愛媛がゴールを決めて選手がスタンドに駆け寄った際に起きていて、フェンスは鉄製で、グラウンド側に根元から折れ曲がっていたということです。

警察は、サポーターがフェンスに寄りかかった際に壊れたものとみて、詳しい原因を調べています。

試合を主催したアスルクラロは、ホームページで謝罪した上で、「現在、当時の状況含め警察などと確認を行っており、今後の対応を検証しています」とコメントを出しました。

また、県によりますと、競技場ではフェンスへの寄りかかりを禁止する張り紙をしていたということで、現場周辺は当面、使用中止にして、修繕工事もできるだけ早く行いたいということです。











https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230504/3030020067.html 

 

542033分にYAHOOニュース(SBS)からは、競技場の設計にあたりプロサッカーの試合は想定していなかったのではないかなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

53日、Jリーグの試合中にサポーターが観客席から転落した事故を受け、警察は翌4日も転落のきっかけとなった折れた柵などを現地で確認しました。

関係者によりますと、柵には腐食などの目立った劣化は見られなかったということです。

<中西記者> :
「きのうの事故を受けて、メインスタンドの最前列も立ち入り禁止の措置をとっています」

3日午後、静岡県沼津市の県営愛鷹競技場で行われた明治安田生命J3リーグアスルクラロ沼津対愛媛FCの試合中に、愛媛の選手が得点を決め、スタンドに駆け寄った際、柵が折れ、サポーター14人が観客席から転落しました。

この事故で、愛媛県松山市に住む56歳の女性が左目付近を骨折、その他9人がひじやひざを擦りむくけがをしました。

警察は4日午前も転落のきっかけとなった折れた柵などを現地で確認。
折れた柵の幅はおよそ10m
柵から地面までの高さは1.25mほどと判明したほか、施設管理者への聞き取りなどを行ったということです。

関係者によりますと、柵には腐食などの目立った劣化は見られなかったということです。

事故はなぜ、起きたのか?
危機管理に詳しい常葉大学教育学部の木宮敬信教授に聞きました。

<常葉大学教育学部 木宮敬信教授> :
「プロの試合が行われたが、競技場設計の段階でそういった用途は想定していなかったと思う。通常、行政(静岡県)がつくる競技場というのは観戦者よりも競技者向けに設計されているのがほとんど」

静岡県営の多目的競技場として、1996年に開設した愛鷹競技場。
2017
年からはJ3に加盟したアスルクラロ沼津のホームスタジアムとしても利用されています。

木宮教授は、開設時はJリーグのスタジアムとして設計されておらず、多くのファンが観戦することは想定していなかったと指摘したうえで、次のように分析しました。

<常葉大学教育学部 木宮敬信教授> :
「こういった事故は、原因を探っていくと『環境面』=施設と『教育』=人の行動をどうコントロールするか、に分けられる。実際にはどちらが事故の原因として多いのかというと、人の行動をどうコントロールするか?にある」

サポーターへの注意喚起は十分だったのか。

アスルクラロ沼津はSBSの取材に対して、「観戦の際は柵にまたがることや身をのり出すことを禁止する貼り紙をしているほか、場内放送でも注意を呼び掛けている」と答えました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3819e2987afc48d7b797b3b5c09997f2df1d85dd

 

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2023413130分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午後9時ごろ、佐世保市の「ハウステンボス」で、園内の運河を巡るクルーズ船「カナルクルーザー」から乗客の男性が転落しました。

男性は近くにいた職員によって救助されて市内の病院に搬送されましたが、意識不明の重体になっています。

警察によりますと、当時、クルーズ船には、転落した男性を含めて7人の乗客と乗組員1人が乗っていたということです。

ハウステンボスによりますと、クルーザーは定員51人、全長14.6メートルで、およそ6キロのコースを巡り、夜景が楽しめることから人気を集めているということです。

また、転落した周辺の運河の深さは2.5メートルほどだということです。

警察は、関係者から事情を聞くなどして事故の原因を詳しく調べています。

また、今回の事故を受けて、ハウステンボスは安全が確認できるまでクルーザーを運休するということです。

ハウステンボスは「お客様に多大なるご心配、ご迷惑をおかけして心よりお詫び申し上げます。転落されたお客様の1日も早い回復をお祈りします」とコメントしています。





https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20230413/5030017684.html  

 

4141750分にNHK長崎からは、監視カメラの設置や屋外座席に座る人を対象にライフジャケット着用を義務付けるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この事故を受けて、ハウステンボスの運営会社は14日、再発防止策をまとめ発表しました。

それによりますと、乗客の状況をリアルタイムで監視するため船に4台のカメラを設置し船長が確認するほか、乗船する人のうち屋外の座席に座る人を対象に、ライフジャケットの着用を義務付けるということです。

ハウステンボスでは、こうした対策を講じたうえで、週明けの17日からクルーズ船の運航を再開する予定だということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20230414/5030017697.html 

 

 417129分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、男性は死亡した、台湾からのツアー客で1人で乗船していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

長崎県佐世保市の大型リゾート施設ハウステンボス(HTB)の遊覧船「カナルクルーザー」から男性が運河に転落した事故で、県警早岐署は17日、意識不明の重体となっていた男性が病院で死亡したと明らかにした。

男性の死亡を受けてHTBは、17日に予定していた運航再開を18日に延期した。

署によると、死亡したのは台湾から団体ツアーでHTBを訪れた男性(42)。

12日夜の事故当時、遊覧船の最終便に乗り、後部デッキ席付近から運河に転落した。

ツアー客と一緒ではなく、1人で乗船したとみられる。

署は、死因や転落原因などについて調べを進める。  

船は全長146メートル、全幅4メートルで定員51人。
時速56キロでゆっくりと運河の一部を巡る。

1992年の開業時から来場者の遊覧や移動手段として運航され、乗客がけがをしたり亡くなったりした事故は今回が初めて。

運航再開後は、安全対策として、後方を含めた船内4カ所にカメラを設置し、後部デッキ席利用者には腰巻き式ライフジャケット着用を求める。

HTBは「亡くなられた方のご家族や来場者の心情を考慮した。ご冥福をお祈りします」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/831d0f525f68928d4faf0342461ca1477a2efcae 

 

 

 

 

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20233282154分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、現場写真や地図付きでネット配信されていた。

28日午前11時半ごろ、京都府亀岡市の保津川(桂川)で、川下りの舟が座礁したと119番があった。

舟は転覆し、子ども3人を含む乗客25人と船頭4人が川に投げ出され、船頭の50代男性が死亡。
別の船頭の40代男性の行方が分からなくなっており、京都市消防局などが下流で捜索している。

船頭が操船を誤って岩に衝突したとみられ、府警亀岡署が詳しい事故原因を調べている。

運航は当面、中止される見通し。

亡くなったのは田中さん(51)。
消防局などによると、田中さんは川に転落した後、助け出されたが、搬送先の病院で死亡した。
操船歴18年のベテランだったという。

また、乗客のうち女性9人(1050代)が低体温症などで病院に運ばれたが、いずれも軽症とみられる。

川下りを運営する保津川遊船企業組合(亀岡市)によると、川下りは同市の乗船場から、嵐山(京都市右京区)までの約16キロを下る。

転覆した舟は同日午前1040分ごろに出航。
15分後、5キロほど下ったあたりの「大高瀬(おおたかせ)」と呼ばれる急流で事故が起きた。

船頭は4人乗る場合、船首や前方に3人、船尾に1人が配置される。

組合の豊田代表理事によると、船尾にいた船頭が、かじが水を捉えられず空振りする「空舵(からかじ)」と呼ばれるミスでバランスを崩し、川に転落したという。

前方の船頭が、方向操作を保つためにかじを取りに行ったが、間に合わず、急流を抜けた先の岩に正面から衝突。
舟は転覆し、乗っていた乗客・船頭全員が川に投げ出されたという。

後続の舟が事故を報告し、組合が救援に数隻を出すなどして乗客らを救助した。

亡くなった田中さんは船首でさおを持って舟を操る役割で、豊田代表理事は、「(衝突を防ぐため)正面の岩に対してさおを差そうとしたのではないか」と話す。

保津川下りの運航上の決まりでは、水位が50センチまでの通常時は前に2人、後ろに1人の船頭計3人が乗船するが、28日朝の運航前は前日までの雨により水位が69センチにまで上がっていたため、安全管理のため、前に1人増員した計4人で運航していた。

舟は全長12メートル、幅約2メートルで定員30人。
乗客には救命胴衣の着用を求めており、組合は「乗客・乗員とも全員着用していた」としている。

 

【年間30万人乗船、過去にも事故】

「保津川下り」は、京都府亀岡市と名勝・嵐山(京都市)を結ぶ約16キロで運航されている。
巨岩や奇岩が点在する山あいの渓谷を約1時間半かけて遊覧し、桜や紅葉の季節には多くの客でにぎわう京都観光の定番だ。

水運で使われていたものが明治時代から観光として行われるようになったといい、新型コロナウイルス禍の前は年間約30万人の観光客が乗っていたという。

一方で、過去にも事故が起きている。

19984月には舟が岩に衝突した弾みで浸水し、約100メートル流された。
乗客26人は岩場に降ろされ、後続の舟に乗り換えて無事だった。
前日の雨で川が増水していたといい、船頭は当時、警察の事情聴取に「舟のスピードが速く、制御できなくなった」と話したという。

20019月には舟が岩に衝突して横転。
乗客19人と船頭5人の全員が川に投げ出され、船頭1人が顔をぶつけて軽傷を負った。

158月には乗員の男性(58)が川に転落し、死亡する事故が起きた。
舟の後方から前方に移動しようとした際、落ちたとみられるという。

https://mainichi.jp/articles/20230328/k00/00m/040/338000c

 

3281942分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、船の上下動時に舵が浮いた可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故の原因や、舟の運航に伴う危険性について、水難事故の専門家、水難学会理事で明治国際医療大学教授の木村隆彦さんに伺いました。

・・・

【水難学会 木村さん】
「ミスが出るというより、むしろ舟が常に上下しながら進んでいて、バウンドでかじが浮いたのだと思います。
事故が起きた地点の映像で見ると、波を打つように白くなっています。
波を打っているところを舟が通れば、どうしても上下すると思います。
その時、水の切れ目と言いますか、隙間があったところにかじが入って、急に軽くなったのではないか」

上下動の中で起きうることなので、ミスと断定して言うべきでものではないのかもしれません。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/6b566b7fc086eb1270af7e84a3ad828bebc3de0f

 

330530分にYAHOOニュース(スポニチアネックス)からは、乗客は座っていたため衝撃が和らいで助かったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

乗客が全員助かった要因について、水難学会会長の斎藤秀俊氏は、「座っていたことが大きい」との見方を示した。

「座っていたため、衝突時の衝撃を和らげることができた」と指摘。

立っていた船頭と明暗を分けたとした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7ce6dbcc157c12b372b56cd39882f8ee2414cffd 

 

3281918分にYAHOOニュース(京都新聞)からは、乗客が手動式救命胴衣を着用していたとすれば、全員助かったのはタマタマだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

スリルが魅力の川下りにはどんな危険が潜み、何が乗客たちの生死を分けるのか。

水難学会会長で長岡技術科学大教授の斎藤秀俊さんに聞いた。

(齋藤さん)
救命胴衣を着用するのは当然だが、その中でも「ベスト式」を選ぶのが望ましい。
手動で膨らませる腰巻きタイプでは、冷たい水に落ちると手が動かなくなり、膨らませるのが難しくなる。
今回、乗客は全員無事だったが、もし、手動の腰巻きタイプを使っていたとすれば、無事だったのはたまたまと言うしかない。
腰巻きタイプの救命胴衣は、膨らんだとしてもうつぶせ状態になると顔が浮かばず、呼吸できなくなる問題もある。
この点でも、ベスト式が望ましいと言える。

https://news.yahoo.co.jp/articles/08c8f1f8a821fe3bf14451e015cc49227077f2ee 

 

329223分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、複数の船で集団運航するため無線は数艘に1台しか設置していなかった、転覆現場付近は無線がつながりにくい場所だった、消防通報まで30分以上かかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

運航組合は会見で、転覆した船には、無線機を積んでいなかったことを明らかにしました。

事故現場は、携帯電話がつながらなかったということです。

川下りについて国が10年前に定めたガイドラインでは、すべての船に無線機を装備することが望ましいとされていますが、「保津川下り」は複数の船が集団で運航するため、「2艘から3艘につき1機設置する」と定めていて、増やすかどうか検討していたということです。

また、後続の船が無線機で組合に連絡しましたが、つながりにくく、事故が起きてから消防に通報するまでに、30分以上かかったことも分かりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/75429e4f5826088b4f616080be2a3425a7a3ba51

 

3292134分に産経新聞からは、死亡した田中さんは発見時、救命具を装着していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

亡くなった船頭の田中さん(51)は発見時、ベルト型の救命具を着用しておらず、川に落ちた後に外れたか、身に着けていなかった可能性がある。

https://www.sankei.com/article/20230329-5Z7HWYA7QRP7XEBA7L7BAAGCYE/

 

3311941分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、もう1人の船頭も死亡していて救命胴衣は膨らんでいない状態だった、船頭4人と半数の乗客の救命胴衣は手動式だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・船頭の田中さん(51)と関さん(40)が死亡しました。

警察によると、関さんは救命胴衣をつけていましたが、膨らんでいない状態でした。

舟を運行する組合は、ことしから救命胴衣を自動で膨らむものに切り替えている最中で、船頭4人とおよそ半数の乗客は手動式だったということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c1af4fc33ee8c44143745746cb4a388c8826a8be

 

3292147分にYAHOOニュース(ABEMA  TIMES)からは、人が川に落ちたときの訓練は8年前ぐらいからやらなくなっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日、運航組合が会見を開いた。

代表理事の豊田氏によると、船が乗船場を出発したのは1040分。
大人22人、子ども3人、船頭4人の計29名で出発したという。

その後、大高瀬(おおたかせ)という急流で舵(かじ)を持っている船頭が投げ出されて航行不能になったといい、櫂(かい)を引いていた別の船頭がリカバリーに行ったが、間に合わず、船が航路から外れて大きな正面の岩に激突。
船が岩にへばりつくような形で横になり、波を受けて転覆したという。

・・・

「船員や乗客が川に落ちてしまったときの対応マニュアルや訓練はなかったのか」という質問に、豊田氏は「消防の訓練はできていないことが続いていた」と釈明。

8年くらい前まで毎年救助訓練をしていたが、やるべきときに緊急が入ったり、できないことが続いていたときにコロナ禍になってしまった」と述べた。最後の訓練は8年前だったという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e09fb32fc173202e58b60e6a6752eb46f04f28a8 

 

3301756分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、事故の様子などに関する解説映像がネット配信されていた。(記事本文は転載省略)



























https://news.yahoo.co.jp/articles/5b8d5e27ffaebddb170d7e865ad10e157050bccc 

 

(2023年6月14日 修正1 ;追記)

20236121839分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、転落防止のため足場を改良するなどの再発防止策が公表されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今年3月、京都府亀岡市の保津川で川下りの船が転覆し、2人が死亡した事故を受け、運航する組合が再発防止策を公表しました。

「保津川遊船企業組合」は12日午後、会見を開き、当時の船の運航や救助活動における問題点や再発防止策の案をまとめた資料を発表しました。  

事故は、かじを取る船頭が川に転落したことが発端になったため、船頭の転落を防止するため足場を改良し、かじが落ちないようにする装置を設置することが盛り込まれました。  

救命具については、これまで使用してきた「腰巻型」を廃止し、客には原則ベスト式のものを提供するほか、すべての船にGPS付きの無線機などを携帯します。  

今後、組合ではこれらの対策を徹底するということですが、運航再開の見通しはまだ立っていません。









https://news.yahoo.co.jp/articles/ada6891a103682e95ed88b88d83fae361e5da91e

 

(2024年3月24日 修正2 ;追記)

20243221220分にNHK京都からは、川に落ちた船頭が書類送検された、船頭は重心を船内にとどめられなかったなどと話している、会社は出航基準を見直したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察は、後方にいた船頭が、十分な体勢を取らずに漫然とかじを取ったことでバランスを崩して川に落ち、操船を困難な状態にさせたとして、業務上過失致死傷の疑いで22日、書類送検しました。

船頭は警察の調べに対し、「操船時の体勢やこぎ方に問題があり、重心を船内にとどめられなかった」などと容疑を認めているということです。

会社では、事故後、

▼船頭の転落を防ぐ舟の改良
▼確実に浮く救命胴衣の導入
▼出航できる水位の基準の引き下げ

などの再発防止策を講じています。

去年7月の運航再開後は、こうした対策を徹底するとともに、風速15メートル以上で運航休止という基準についても、基準以下でも現場の船頭が危険を感じれば運航を取りやめるなど、より安全を重視した運航を行っているとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20240322/2010019753.html

 

3221522分に毎日新聞からは、運航組合側の過失は確認できなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

舟を運航する保津川遊船企業組合(同市)の代表者らについては、刑事責任を問うほどの過失は確認できなかったという。

https://mainichi.jp/articles/20240322/k00/00m/040/205000c

 

(2024年9月28日 修正3 ;追記)

2024926100分に毎日新聞からは、調査報告書が公表された、舵を船体に取付ける部材が樹脂製に変わっていて滑りやすくなっていた、死亡した船頭のうち1人の手動救命胴衣は膨張していなかった、もう1人は救命胴衣不着用だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)

運輸安全委員会は26日、船尾の船頭がかじを空振りして川に落ち、操舵(そうだ)不能になったとする調査報告書を公表した。

かじを船体に取り付ける「かじ緒」とよばれる部材を昨年1月以降は樹脂製に交換しており、かじの動きがスムーズになる一方、摩擦が減って滑りやすく、本来の位置からずれた可能性があると指摘した。

報告書によると、死亡した船頭2人のうち1人は、手動で膨らむ救命胴衣を着ていたが膨張させていなかった。

もう1人は救命胴衣を着用していなかった。

運航する保津川遊船企業組合が各船に無線を搭載しておらず、救助要請に時間がかかったほか、救助訓練が7年間実施されていない問題も判明した。

安全委は再発防止策として、船頭の落水やかじのずれの防止、救命胴衣の着用徹底、運航休止基準の見直しなどが必要とした。

組合はこれらを既に実施している。

(共同)

https://mainichi.jp/articles/20240926/k00/00m/040/021000c 

 

  

   

 

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2023332258分に産経新聞から、下記趣旨の記事が当該水槽の写真付きでネット配信されていた。

先月、琵琶湖固有種の「ビワコオオナマズ」を展示していた大型水槽が破損し、約100トンの水が流出した滋賀県立琵琶湖博物館(同県草津市)は3日、同じ水族展示室の別の水槽にも亀裂が入っていることを確認したと発表した。

水漏れはなく、破損には至っていない。

同館によると、2日午後5時ごろ、水槽の日常点検をしていた飼育員が亀裂を発見した。

横3メートル、奥行き1メートル、高さ1・8メートルの水槽の正面と奥面の接合部に沿って縦に約1・5メートルにわたって亀裂が入っていた。

水槽の厚みは3センチで、素材は大型水槽と同じアクリル製。

昨年1月から閉鎖している「ふれあい体験室」に設置されており、水は入っていたが、魚は展示していなかった。

点検を毎日行っているほか、水槽は多くの人の目に入る通り道にあるため、亀裂は2日に生じた可能性が高いという。

水槽は全面がアクリルで密閉され、真空ポンプにより水槽内の空気を抜くことで、水が入った状態でも正面から水槽に直接手をいれることができる特殊な構造になっている。

同館は大型水槽の破損の原因を明らかにする調査委員会を近く立ち上げる方針で、今回の亀裂の原因も調査するとしている。

https://www.sankei.com/article/20230303-4H24NRBUU5PFXHYKBQDW6TVUZQ/ 

 

33201分にYAHOOニュース(毎日新聞)からは、当該水槽は開館時から設置されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

同館によると、水槽は1996年の開館時から設置されている。

32日午後5時ごろ、スタッフが目視点検で水槽の内側に亀裂があるのを発見した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dead70927af40fd696cb0a00a89d7d23e4fd42eb 

 

341015分に朝日新聞からは、亀裂には貫通しているところもあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

博物館によると、32日午後5時ごろ、水族展示室のふれあい体験室にある水の入った水槽を点検したところ、左側面のアクリル板に亀裂が縦方向に走っているのが見つかった。

亀裂は貫通しているところや、内側だけ、外側だけのところもあるという。

体験室は20221月以降、新型コロナ感染対策で閉鎖している。

https://www.asahi.com/articles/ASR336X5LR33PTJB00G.html#:~:text=%E6%BB%8B%E8%B3%80%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E7%90%B5%E7%90%B6%E6%B9%96%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8,%E3%81%AE%E6%B0%B4%E3%81%8C%E6%B5%81%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82 

 

(ブログ者コメント)

大型水槽の破損事故については、本ブログでも紹介スミ。
大型水槽も開館当時から使用されていた。

 

 

 

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20232161134分にYAHOOニュース(朝鮮日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

米ニューヨークの動物園で1頭のキリンがケージの出入り口ドアに首を挟まれて死んだ。

英デーリー・スターが14日(現地時間)、ニューヨークのセネカ動物園で起こった悲しい事故について報じた。

セネカ動物園の午前担当の管理人は、いつもと同じく動物たちの健康状態をチェックするため巡回していた。

管理人はセネカ動物園で人気のライオン、象、キリンの状態を確認するため、「サバンナ区域」に巡回に入った。

その際、異常な光景が管理人の目に止まった。

動物園のマスコット「パーカー」とみられるマサイキリンが囲いにつながった出入り口ドアにもたれた状態で全く動かなかった。

管理人はパーカーに少しずつ近づき、意識を失ったパーカーの長い首がドア枠に挟まれていることを確認し、直ちに獣医を呼んだ。

動物園の獣医クリス・マッキニーがすぐに駆け付け、パーカーの状態を確認したところ、パーカーはすでに息絶えた状態だった。

解剖の結果、パーカーの死因は首の骨折だった。

マッキニーは、パーカーが囲いから逃げだそうとしたところ、ドア枠に首が引っかかったと推測している。

マッキニーによると、パーカーは骨折する前は非常に健康そうだったという。

昨年5月には雌のマサイキリン「イギ」と共に「オムステッド」を生んだ。

動物園は、「健康状態に問題がない大人のキリンがこのような事故で死ぬケースは前例がない」、「全く予想できなかった異例の事故だった」と説明した。

セネカ動物園は事故後に、動物園内に設置された全ての出入り口の構造に問題がないか確認作業を進めている。

動物園の管理人によると、パーカーがいたケージの出入り口は2018年に設置され、米国の他の一般的な動物園のものと同じ構造だという。

動物園はパーカーの死について、「出入り口や他の構造物が原因で起こった事故というよりも、不運が重なって発生した偶然の事故」と判断しているが、その一方で「ケージのドアを製造したメーカーに連絡し、全てのドアの構造をより安全な形に変更する予定」と明らかにした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4dffd87d1a354b168e35da09e836037aa2698df6

 

(ブログ者コメント)

〇昨年、日本でもキリンの不慮の死亡事故が3件あり、本ブログでも紹介した。
そういった経緯から、今回の事故も紹介することにした。

〇どのようなドア枠に首がひっかかったのだろうか?
調査結果、それらしいドアの映像があったので、併せて紹介する。





 https://www.youtube.com/watch?v=PnBYFbOFxpI

 

 

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20232102017分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

滋賀県立琵琶湖博物館(草津市下物町)で10日朝、ビワコオオナマズ1匹を飼育していた水族展示室の大型水槽のアクリルが破損し、約100トンの水が流れ出た。

通路が最大約62センチの深さに浸水、押し流された物がぶつかった衝撃で壁に穴が開くなどした。

原因は不明。

来館者はおらず、人的被害はなかったが、1996年の開館以来、最悪の事故となった。

安全性が確認されるまで、水族展示室は閉鎖される。

100t流出、正面の壁に大穴】

博物館によると、水槽は円柱状で高さ38メートル、直径51メートル。

背面はコンクリート製、前面は厚さ4センチのアクリル製となっている。

水槽内には水が約784トン、水を浄化するろ過槽には約24トンが入っていた。

10日午前820分ごろ、ろ過槽の水位低下警報を防災監視センターが受信、駆けつけた飼育員が水槽破損を確認した。

水槽正面のアクリル部分が幅約2メートル、高さ約35メートルにわたって割れており、約100トンの水が一気に流れ出たらしい。

水槽内にあったガラス繊維製の擬岩が崩れ、一部は外に押し流された。

水槽正面の壁には、擬岩の破片が激突したとみられる大きな穴が開いた。

展示室の通路は半分が水につかった。

ビワコオオナマズは体長85センチで、同日午後2時過ぎ、水が残っていた水槽の底で発見、救助された。
すり傷がみられるものの、「命に別条はない」という。

9日の検査では異常なし】

水槽は、9日夕の目視検査では異常はなかった。

開館当時から利用されてきたが、「水族館の水槽としては比較的新しい。老朽化では片付けられない問題の可能性がある」という。

博物館で記者会見した西村副館長は、「水槽の破損は、まったく想定していなかった。来館者の安全確保、危機管理を今後、しっかり検討しなければならない」と述べた。

https://mainichi.jp/articles/20230210/k00/00m/040/278000c

 

2132043分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、考えられる原因について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

なぜ突然、水槽は割れたのでしょうか。

県立琵琶湖博物館:
「基本的には前兆というものは全くございません。
前の日の夕方にも目視による点検を行っていて、異常は確認されていない」  

琵琶湖博物館では老朽の可能性は低いとし、事故が確認される前日の9日夕方ごろも異常はなかったとしています。

県立琵琶湖博物館:
「異常がないかの目視による巡回は毎日、行っている」  

前日、異常が無かったものがなぜ突然に…。

水槽を作る会社に話を聞くと。

有限会社キィーズ代表・棚倉さん:
「まず考えられるのが、アクリル自体が割れた」

考えられる原因について、水槽を作る会社に事故原因の可能性について聞きました。

有限会社キィーズ代表・棚倉さん:
「擬岩というイミテーションの石かもしれないんですけど、そういったものが組み込まれているので、それが中で崩れた」  

さらに、水槽内の床が沈んだ可能性もあるといいます。

有限会社キィーズ代表・棚倉さん:
「長年にわたって力がかかって割れた。おそらく、そういうことも考えられる」

琵琶湖博物館は、水槽が破損した原因は調査中としていますが、人為的なものである可能性は低いとみています。

琵琶湖博物館では大型水槽の破損を受け、観覧料を800円から550円に下げると発表しました。





https://news.yahoo.co.jp/articles/231369853418caa2e86d86f911a88a6b347962d6

 

(ブログ者コメント)

同種事故としては昨年末、ベルリンでアクリル製の大型水槽(2003年設置)が破損している。(本ブログにも掲載スミ)

 

 

(2023年9月4日 修正1 ;追記)

2023912047分に産経新聞からは、アクリル板の背面に擬岩装着用のモルタルが塗られたことで板の膨張が圧迫された、過去にシーリング材などの溶剤でクラックが発生し削り取っていたが微小クラックが残っていたなどとする報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

原因を調査していた第三者委員会は1日、報告書を公表した。

破損の原因について、アクリル面の一部に擬岩を固定するためのモルタルが塗布されたことでアクリル全体が歪み、薬品によって発生した小さなクラック(裂け目、割れ目)が拡大し、破損した可能性を指摘した。

博物館では、日本動物園水族館協会前事務局長の岡田尚憲氏を委員長とする第三者委員会を設置し、原因を調査してきた。

今回、報告書をまとめ、岡田委員長が高橋啓一館長に手渡した。

報告書では破損原因の推定として、

①アクリル板の厚さの不足
②アクリル板の経年劣化
③急激な温度変化
④アクリル板の拘束(圧迫)
⑤薬品によって発生したクラック
⑥過去の修理

を指摘。

とりわけ④のアクリル板の拘束と⑤のクラックが関与した可能性に触れ、「水槽を破損させた直接的な原因」とした。

アクリル製の水槽には、観覧するための前面と擬岩に覆われた背面があり、アクリルは水圧と吸水によって膨張する性質がある。

背面のアクリルには擬岩を装着するためのモルタルが塗布されていたため、膨張が圧迫される一方、前面に膨張する力が集中し、破損につながった可能性が考えられるという。

また水槽では、破損面と擬岩の間に薬品によるクラックも発見された。

過去にはシーリング材などに含まれる溶剤が原因とみられるクラックが見つかっており、平成16年、削り取りの工事が実施されていた。

報告書では、この段階では見つからないほどの小さかったクラックが、その後のアクリルの歪みや劣化に伴って成長したと推定した。

こうした可能性を踏まえ、報告書は根本的な破損原因として「アクリル水槽の特性に関する関係者間の共通理解と意思疎通の不足」も指摘した。

https://www.sankei.com/article/20230901-FIVPRKFLKNOTRORJTCH2RYFWLA/

 

92日付で毎日新聞滋賀版からは、報告書では工事業者間で素材や構造の問題点が共有できていなかったと指摘された、32日にも中型水槽で亀裂が見つかっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故の原因などを調査する第三者委員会(岡田尚憲委員長)は1日、水槽工事に関わった業者間の情報共有が不十分で、素材や構造の問題点が共有できていなかったことが破損の大きな原因だとする報告書を、高橋啓一館長に提出した。

事故は210日に、ビワコオオナマズを展示していた直径51メートル、高さ38メートルの大型円筒水槽で発生し、周囲が最大約70センチ浸水した。

32日には直方体の中型水槽1基にも亀裂が見つかった。

両事故とも、人的及び展示魚類への被害はなかった。

県は312日に第三者委による調査を開始し、委員は事故現場の検証や原因究明の討議を重ねてきた。

報告書は大型円筒水槽の事故について、岩を模した展示物を水槽の外壁となるアクリル板に接するように設置したことでアクリル板の膨張が妨げられ、負荷が生じた可能性を指摘。

また、水槽建設時に使用した接着剤が原因で生じた細かなひび割れが破損の一因になった可能性も示唆した。

中型水槽については、アクリル板同士の接着強度不足などを原因に挙げた。

そのうえで、「大型水槽建築という特殊な工事には異業種の業者が関わるが、全工程を通じた情報共有ができる体制がないまま、設計や施工が進んだことが根源的な原因」と結論づけた。

高橋館長は「報告書を熟読し、これから整備する新しい水槽に反映させていく。報告書は広く公開し、全国の水族館の水槽点検などに活用してもらいたい」と話した。

https://mainichi.jp/articles/20230902/ddl/k25/040/200000c

 

 

 

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2023291816分にYAHOOニュース(京都新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東映太秦映画村(京都市右京区)のお化け屋敷で、お化け役の演者のあごを反射的に蹴り、重傷を負わせて賠償金を支払った空手有段者の男性(49=岐阜県=が、映画村の運営会社「東映京都スタジオ」に安全配慮義務違反があったとして、同社を相手取り、約550万円の支払いを求めて京都地裁に提訴した。
1
24日付。
1回口頭弁論は314日に行われる。

 【写真】男性がパニックになったお化け屋敷  

訴状によると、2011910日昼ごろ、男性は社員旅行で訪れた映画村内の「史上最恐」をうたうお化け屋敷に入ったところパニック状態になり、お化けを演じていた男性演者のあごを蹴り、骨折などの重傷を負わせた。

男性は空手5段で、当時は飲酒していた。

男性は警察から事情聴取を受けたが、刑事処分はなく、男性演者に謝罪し治療費などを支払った。

演者側は153月、男性に損害賠償請求を起こし、163月に男性が解決金約1千万円を支払うことで和解した。

訴状で男性側は、事故当時、男性演者は運営会社に雇用され職務としてお化け役を演じていたため、同社は使用者として安全配慮義務を負っていたと主張。

お化け屋敷では「恐怖に陥った観客がどのような反応をするかは予想できず、とっさに手を出すことは十分あり得る」とした上で、運営会社は客とお化け役の間に十分な距離や仕切りを確保する必要があり、客から攻撃的な行動をされる可能性があることを出演者たちに指導しておくべきなのに、注意喚起も不十分だったと訴えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e7fa87839495bd36d67149fdf6d6f49fbd8d1d97

 

210935分にYAHOOニュースからは、本件に関する元特捜検事の考え方が下記趣旨でネット配信されていた。

東映太秦映画村のお化け屋敷を巡る裁判が話題だ。

飲酒の上、パニックになってお化け役の男性演者のあごを蹴り、骨折などの重傷を負わせた空手5段の男性客が、運営会社に約550万円の支払いを求めているからだ。

【どのような事案?】

・・・

【主張の法的根拠は?】

運営会社が演者に対する安全配慮義務を怠っていたのであれば、演者に損害賠償責任を負うのは当然だが、だからといって、演者を負傷させた客に対してまで、その責任を負うことになるわけではない。

演者に支払った約1千万円の解決金の半分を運営会社が負担すべきだという考えだとしても、問題はその主張の法的根拠だ。

例えば、演者の運営会社に対する損害賠償請求権を何らかの形で代位行使しているということが考えられるが、2011年の事件である上、客も演者も当時から運営会社の不備を知っていたはずだから、時効との兼ね合いの問題が生じる。

むしろ、客と運営会社の双方の不注意に基づいて発生した「共同不法行為」だったとして、両者の過失割合から客の負担分を算定し、これを超える部分の支払いを運営会社に求めているということではないか。

【「求償」ができる】

すなわち、共同不法行為責任を負う者は、それぞれが被害者に対して損害の全額を賠償する法的義務を負う。

しかし、もしそのうちの1人が全て支払った場合、ほかの当事者に対して自らの責任分を超えた部分の支払いを求めることができる。
これを「求償」と呼ぶ。

例えば、損害額が1千万円で、客と運営会社の過失割合が五分五分だったとすると、客は求償権に基づき、演者に支払った1千万円のうち、自らの責任分にあたる500万円を差し引いた残り500万円分について、運営会社に請求できる。

今回のケースでは約550万円の支払いを求めているが、50万円は弁護士費用ということだろう。

314日に京都地裁で第1回口頭弁論が行われる予定だ。

そもそも共同不法行為と言える事件なのかという点を含め、裁判所がどのような判断を示すのか、今後の裁判の行方が注目される。

https://news.yahoo.co.jp/byline/maedatsunehiko/20230210-00336406

 

 (2024年8月16日 修正1 ;追記)

202481680分に産経新聞からは、地裁は請求を棄却、高裁も男性の訴えを全面的に退けた、男性は上告など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

「お化け」を蹴って骨折させた責任はテーマパーク側にもある-。

お化け屋敷の利用客が、負傷したスタッフに支払う和解金の7割をテーマパークが負担するよう求めた訴訟の控訴審判決が7月、大阪高裁であった。

飲酒後に入場し、空手の有段者ながらお化け役のあごを蹴り上げた利用客。

自身の責任を部分的に認めつつ、こうした事態に備えた訓練が不十分だったなどとして、テーマパーク側の4つの安全配慮義務違反を訴えたが、裁判所は全面的に退けた。

発端は約10年前、関西のテーマパーク内のお化け屋敷。

昼食時に酒を飲んだ後、知人と手をつないで中を進んだ利用客は、仮装したスタッフが出現するやいなや、右足であごを蹴り上げた。

スタッフはあごを骨折する重傷を負い、利用客に損害賠償を求めて提訴。

利用客がスタッフ側に解決金1千万円を支払うとの内容で和解した。

しかし、話はここで終わらなかった。

多額の解決金を背負った利用客が、テーマパークの運営会社を相手取り、支払いの分担を求める別の訴訟を起こしたのだ。

言い分は何か。

利用客側は、お化け屋敷が「恐怖」を売りにしている以上、格闘技の心得がある人も含め「客がとっさに手を出してしまう事態は予見できた」として、未然防止の義務を怠ったと訴えたのだ。

具体的には、

①利用客との間に仕切りを設置しなかった。
②スタッフに攻撃を避ける訓練や指導をしなかった。
③利用客に人間がお化けを演じていることを周知しなかった。
④酒を飲んだ人の入場を拒むべきだった。

という4点。

解決金を負担する割合について、「利用客3割、テーマパーク7割が相当」と主張した。

 

■攻撃あり得ず反撃の必要もない

今年1月の1審判決。

地裁は、テーマパークがスタッフに対し、客に触れたり前方に立ちふさがったりしないよう指導していた上、利用客にも口頭やビデオでお化け役の人間に触れないよう注意していたと認定。

「(今回の事案は)異例の出来事で、テーマパークに事案を予見する義務を課すことはできない」と、請求を棄却した。

利用客側は控訴したが、7月の大阪高裁もお化け屋敷の〝性質〟を検討した上で、利用客側の訴えを再び退けた。

確かにお化け役は利用客を驚かせるが、安全に楽しんでもらうのが大原則。

映画やドラマのように「お化け」が攻撃してくることはあり得ず、従って客も反撃する必要性がない。

2審判決は、恐怖のあまりにとってしまった反射的な行動の範疇(はんちゅう)を超えた今回の行為は「正当化する動機や合理性を見いだしがたい」と指弾した。

利用客側は、この判決も不服として上告した。

 

■「お客さま第一」認識改めを

テーマパークではつい気分が高揚しがちだが、違法行為や迷惑行為が不問に付される「夢の国」でないのは当然の話。

過去には刑事事件に発展したケースもある。

北海道のお化け屋敷では平成27年、お化け役のスタッフに暴行したとして2人の利用客が相次いで逮捕された。

別のテーマパークでは、ウオータースライダーのボートをわざと転覆させたり、パレードに乱入して一時中断させたりした利用客が、威力業務妨害の疑いで立件されている。

テーマパークでの違法行為や迷惑行為を防ぐにはどうしたらいいのか。

悪質クレームやカスタマーハラスメント問題に詳しい関西大の池内裕美教授(社会心理学)は、「施設側は、あらかじめ利用客に対して何が迷惑行為に該当し、発生時にはいかに対処するのかを明示しておくと、実際にトラブルが生じた際に対応しやすくなる」と助言する。

また、利用客自体も『お客さま第一』といった認識を改め、利用する施設の注意事項をしっかりと把握し、相手の立場やサービスの範囲を理解した〝賢い消費者〟としての行動をとるべきだ」としている。

https://www.sankei.com/article/20240816-NNNNZQMN25IDFFXXPWOSU7RSQQ/

 

 

 

  

 

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20231201212分にYAHOOニュース(福井放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高浜町和田の沖合でおととし、スタンドアップパドル(SUP)体験中だった女性が漁船と接触して死亡した事故で、国の運輸安全委員会は事故の原因について、死角がある中で船を操縦したために起きたとする報告書をまとめた。

報告書によると、船を操縦していた80代の船長は長時間立っていられない状態だったため、操縦席の右側に板を立て、その板に肘をのせた状態で操縦していた。

このため、船長の視界は板によって遮られ、女性に気付かずに衝突したと結論付けた。

当時、女性が黒色のベストやハーフパンツを着用しており、船長の目に付きにくかったことも事故の要因の一つに挙げた。

同委員会は再発防止策として、船の操縦の際には視界を遮る物を置かないことや、SUPをする際には明るい色の服を着用し、高い位置に目立つ色の旗を掲げることなどを呼び掛けている。

2021年9月、高浜町の若狭和田海岸からおよそ250メートルの沖合で、若狭高浜漁協所属の漁船が海上でSUPをしていた小浜市の女性=当時(29)=と接触し、女性は死亡した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/21a41c2e2491a1a33b7330a3b927f358f1f271f0

 

※事故当時、2021952226分に読売新聞からは、現場ではSUPツアー客6人が並び、インストラクターに写真を撮ってもらっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午前10時40分頃、福井県高浜町和田の沖約250メートルの若狭湾で、水上スポーツ「スタンドアップパドルボード(SUP)」をしていた同県小浜市の看護師女性(29)に、若狭高浜漁協(高浜町)所属の漁船「栄進丸」(4・11トン)が衝突した。

女性は心肺停止状態で病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。

小浜海上保安署によると、栄進丸は船長の男性(82)(高浜町)が近くの和田港に向けて1人で操船していた。

「気付いた時は人とぶつかっていた」と話しているといい、同署が業務上過失致死容疑を視野に原因を調べている。

女性は午前10時頃から、地元業者のSUPツアーに、インストラクター(34)の引率で参加していた。

事故当時、参加した6人が並び、インストラクターが写真を撮っていたところ、漁船が来て女性が巻き込まれたという。

当時、波は穏やかで、視界も良かったという。

SUPは、サーフボードに似た板の上に立ち、パドルをこいで進むスポーツ。

近年、人気が高まり、沖合に流される事故も発生している。

現場付近では年間を通してSUPを楽しむ人が多いが、港に出入りする漁船が行き交うこともあるという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210905-OYT1T50259/

 

※半年後、2022391730分に朝日新聞からは、船長とインストラクターが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福井県高浜町のビーチ沖で昨年9月、マリンスポーツ「スタンドアップパドルボード(SUP)」の体験ツアーに参加していた女性が漁船とぶつかり死亡した。

小浜海上保安署は9日、この漁船の船長の男(83=同町=と、ツアーを引率していたSUPのインストラクターの女(35=同町=を、業務上過失致死容疑で福井地検に書類送検した。

発表した敦賀海上保安部によると、2人は容疑を認めているという。

https://www.asahi.com/articles/ASQ395RS5Q39PISC01G.html

 

 

 

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202212312044分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」で1230日夜、アトラクションが停止して乗客2人が高さ約50メートルに約4時間取り残されたトラブルで、同園は31日、臨時休園して全てのアトラクションを点検した。

その結果、安全が確認されたとして、予定通り11日の休園日を挟んで2日から営業を再開すると発表した。

トラブルが起きたアトラクションだけは運休して、引き続き調べる。

救助された2人は体調不良で病院に搬送されたが、31日朝に退院したという。

トラブルが起きたのは、高さ約50メートルから垂直落下するアトラクション「ジャイアントドロップ メテオ」。

4人乗りの座席が3台あり、フックで引っかけて塔の頂上付近までつり上げ、フックを外して一気に垂直降下する仕組み。

30日午後7時ごろ、3台に計7人を乗せて頂上まで上昇したところ、フックが外れなくなった。

うち2台は地上からの操作で約10分後に降下できたが、20代の男女2人が乗った1台は下ろせなかった。

作業員が点検用エレベーターで頂上付近に上がり、棒を使ってフックを外すレバーを操作しようとしたがうまくいかず、午後855分ごろ、枚方寝屋川消防組合に119番して救助要請した。

はしご車が出動したが、最大42メートルの高さまでしか届かず、救出できなかった。

その後、救助隊員が頂上からロープで降り、座席をつるす金具を手動で外し、午後11時過ぎに座席を降下させて救出した。

岡本園長は31日未明、取材に応じ、「乗客に負担をかけ、お騒がせし、申し訳ありません」と謝罪した。

岡本園長によると、年1回の法定点検や3カ月に1度の自主点検を行っており、30日の始業前の点検でも異常はなかった。

気象庁によると、30日午後11時の枚方市の気温は33度。

作業員が取り残された2人に防寒具などを渡そうとしたが、乗客は手がかじかんでいたことなどから受け取れなかったという。

https://mainichi.jp/articles/20221231/k00/00m/040/123000c

 

12302341分に産経新聞からは、2人は低体温症になっていた模様など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」で、高さ約50メートルから垂直落下するフリーフォール「ジャイアントドロップ メテオ」の頂上付近で乗客2人が取り残された問題で、30日午後11時ごろ、2人が救助されて地上に降ろされた。

2人は低体温症とみられ、気分不良を訴えている。

ひらかたパークと消防によると、アトラクションは午後7時ごろに停止したため、約4時間取り残されたこととなる。

2人は20代の男女とみられる。

https://www.sankei.com/article/20221230-PC5LQJ7USNIW5AGE7R7BE25IJA/

 

1231455分にNHK NEWS WEBからは、救出手段は3つあったが、どれもうまくいかなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

30日午後7時ごろ、大阪 枚方市の遊園地「ひらかたパーク」で、およそ50メートルの高さから垂直に急降下する、いわゆるフリーフォールと呼ばれるアトラクションの座席が頂上付近から降りなくなるトラブルがありました。

ひらかたパークによりますと、一部の座席は緊急時の操作で地上に降ろしましたが、20代の男女2人が乗った座席は操作できず、午後9時前になって消防に通報し、救出活動が行われました。

しかし、出動したはしご車は高さが届かず、停止からおよそ4時間がたった午後11時すぎにロープで近づいたレスキュー隊が手動で金具を外して、座席を降ろす形で2人を救出しました。

消防によりますと、2人にけがはないということですが、衰弱していて病院に搬送されました。

ひらかたパークの岡本園長は、「お2人には大きな負担とご迷惑をおかけし、おわび申し上げます。通報するまでに非常時に救出する3つの方法を実行したが、どれもうまくいかなかった」と述べました。

ひらかたパークは31日、休園してトラブルの原因について調べるとともに、全てのアトラクションを点検するとしています。

 

【救助された女性「全身が痛くなり絶望感じた」】

地上50メートルの高さでおよそ4時間にわたって取り残されたという女性がSNSに写真を投稿しました。

写真には医療機器につながれた手が写されていて、腕には30日の日付けが入った入園券が巻かれています。

女性はSNSで取材に応じ、当時の状況を説明しました。

女性は、男性と2人で遊園地を訪れたということで、アトラクションに乗り頂上に着いたとたん、周りの座席とともに緊急停止したということです。

その後、「順番にゆっくり降下させます」というアナウンスが流れたものの、女性が乗っていた座席だけ全く動かなかったということです。

それから2時間ほどたったあとで救急に連絡をしますと言われ、すぐにはしご車や救急車も来ましたが、すぐに帰って行ったのでもう助からないのではないかと思ったとしています。

遊園地側からは「体調はいかがですか、もう少しで下がります」とたびたび声をかけられたということですが、取り残されている間に何回も意識がなくなったということです。

女性は当時の心境について「“ただ寒い”が強かった。寒い気持ちとずっと身動きがとれない状態で、全身が痛くなり絶望を感じた」としています。

 

【救助の様子は】

現場の遊園地のアトラクションを撮影した映像によりますと、午後10時半すぎにアトラクションの座席は頂上付近にあり、男女2人が身動きできないまま座っていて、男性が手を小刻みに動かしているのがわかります。

2人が取り残されている座席から数メートル離れた横の位置に点検用のエレベーターがあって、救助に当たっている人たちが2人に声をかけている様子が確認できます。

その後、午後1045分すぎに消防隊員と見られる人がアトラクションの頂上からロープを使って2人がいる座席の近くまで降りました。

そして午後11時すぎ、消防隊員と見られる人が座席の上部で器具を使って作業すると、2人が乗った座席が下に降りていきました。



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221230/k10013938761000.html

 

1231056分に朝日新聞からは、救助隊員がフックを外して座席を急降下させ救助したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

午後7時すぎ、3基が頂上付近で止まった。

うち2基は手動で降ろすことができたが、男女2人が乗った1基が降下しなかった。

消防組合によると、最大で地上42メートルまでしか届かないはしご車だったため、はしご車による救助を断念。
アトラクションを急降下させ、救助したという。

園長の説明によると、非常停止した乗車席を下降させる方法は三つあるという。

ただ、今回停止した3基のうち、1基だけは従業員がすべての手段を試みたが、動かすことができなかったという。

最終的に、消防の救助隊員がフックを外して下降させることに成功した。

自力で復旧できなかった原因は今後調べる方針だという。

https://www.asahi.com/articles/ASQDZ76MDQDZPTIL00C.html

 

12302341分に産経新聞からは、高さ15mまで座席が移動したため救助したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

消防のはしご車が出動したが、高さ約40メートルまでしか届かず、ほかの救出方法を検討。

ねじなどを調整したところ、高さ約15メートルまで座席が移動したため、救助したという。

https://www.sankei.com/article/20221230-PC5LQJ7USNIW5AGE7R7BE25IJA/

 

(ブログ者コメント)

NHKの映像を見ると、救助隊員がフックを外した瞬間、座席が、下降したというよりは急速に落下した。

 

 

 

 

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20221219949分にYAHOOニュース(ロイター)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

独ベルリンで16日未明、水族館とホテルなどを併設した複合施設で、約1500匹の熱帯魚を飼育していた、高さ約14メートルの大型水槽が破裂する事故があった。

95万リットル以上の水が流れ出し、飼育していた魚はほとんどが割れたガラスの破片などともに流され、一部は道路にまで到達した。

事故のあった「シーライフ・ベルリン」は、水槽をエレベーターに乗って見学できるサービスを提供していた。

高さ約14メートルの円筒形の水槽は、独立したものとしては世界最大であったという。

100人の救急隊員が駆け付けた。

現場は、ホテルや博物館を併設した複合施設。

ホテルに宿泊していた人は「まさに大混乱だった。全体が破裂して、完全に壊れた水槽が残っている。そして魚の死がいと破片。まったく劇的な状況だ」と語った。

ガラスの破片で2人が負傷した。

警察は、構造的な異常が発生した場合に備え、ホテルの客を避難させた。
さらに正面の通りも封鎖された。

建物の1階には破片が散乱して人の立ち入りが困難だったため、救助犬が捜索に当たった。

消防の広報は、水槽が破裂した原因はまだ不明だと述べた。

この水槽は2020年に改修が行われていた。

飼育されていた魚について消防はコメントしなかったが、警察はツイッターで信じられないほどの被害だと述べた。







https://news.yahoo.co.jp/articles/47bd81d707281da1e8d03831936892163abd0d78

 

12161930分に朝日新聞からは、水槽はアクリルガラス製だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

破裂した原因はわかっていないが、警察はテロなどの兆候はないとしている。

破裂した「アクア・ドーム」と呼ばれる水槽はアクリルガラスでできており、高さ16メートル、直径115メートルの円筒形。

ホテルが入る建物のホールに2003年末に設置された。

19
年秋に改装工事に入り、コロナ禍を経て今年6月に再開していた。

https://www.asahi.com/articles/ASQDJ67FYQDJUHBI02M.html

 

121782分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、ガラス接着部の劣化が原因かもしれないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

ベルリン市長:
「全てのガラスや金属が壊れた。1,500匹の全ての魚を救うことができなかった」

その後、地元当局が1,500匹のうち、およそ30匹を救ったと発表した。

水槽は高さ16メートルの世界最大の自立型円筒形水槽で、設置から18年経過しており、ガラスの接着部分の劣化が破裂の原因と指摘されている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5cea3cf01ab3698e230d21fcc5fb71b1c00a9848

 

(ブログ者コメント)

ネット調査結果、出典不明だがが、アメリカの会社が製作した水槽らしいという情報があった。

 

 

 

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20221282029分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

兵庫県西宮市のボウリング場で7日夜、男性従業員がピンを自動で並べる機械「ピンセッター」に体を挟まれました。

男性は病院に運ばれ、一時、意識不明の重体となりました。

なぜ、事故は起きたのでしょうか。

8日午前、兵庫県西宮市にあるボウリング場には、大勢の捜査員の姿が見られました。

入り口には、「8日の営業を臨時休業」とする張り紙が張り出されていました。

7日午後8時前、男性従業員(41)がボウリング場の機械に潜り込んで作業をしていたところ、機械に体を挟まれ、その様子を同じ施設で働くアルバイト従業員が見つけました。

男性はピンを自動で並べる機械「ピンセッター」に挟まれ、一時、意識不明の重体となりました。

男性はピンセッターに詰まったピンを直そうと、レーン側から機械の中に潜り込んでいたということです。

すると突然、下がっていたピンセッターが上昇し、上半身が挟まれたということです。

なぜ、事故は起きたのでしょうか。

事故があった施設とは別の大阪・四條畷市にあるボウリング場「なわてボウル」を取材しました。

なわてボウル 山口さん:
「裏からなんですけども、トラブルっていうのは、このピンが寝てるところがありますよね、それと、この間にピンが挟まっちゃうんです」

バックヤードでは、自動でピンをセットするために機械が慌ただしく動いていました。

この電源を止める方法を聞きました。

なわてボウル 山口さん:
「これさえ切れば、止まっちゃうので。これは各レーンごとなんです。今、止まった状態で、ピンを抜く作業」

さらに、レーン側にも機械の電源が設置されています。

なわてボウル 山口さん:
「こちらにスイッチがついてます。これで切れば、通過センサーを通っても機械が勝手に動くことがない」

なわてボウルでは、バックヤードに専門の従業員が常駐し、機械に異常がないかを確認。

トラブルがあった場合は、フロントにいるスタッフと逐一、連絡を取りあって作業に当たっているということです。

なわてボウル 山口さん:
「信じられなかった。『えっ』としか思えなかった」

事故が起きた西宮市のボウリング場では、当時、ピンが詰まっていたレーンの電源を落とし、男性が1人で作業に当たっていましたが、何らかの形で機械が突然、動き出したとみられています。

挟まれた男性は8日夕方現在、回復傾向にあるということです。

警察は事故の原因を調べています。















https://news.yahoo.co.jp/articles/5295d6b52a7f7ce0cb6893d8ad8b444a1aec6b4d  

 

(ブログ者コメント)

いつまで視聴可能か不明だが、ユーチューブにも映像がアップされていた。

https://www.youtube.com/watch?v=JjOB_FLkuYQ 

 

 

 

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20221122210分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

沖縄県のステーキ店が鉄板の肉にアルコールをかける「フランベ」というパフォーマンスに失敗し、客の親子がやけどを負ったことがわかりました。

5歳の男の子は、顔の半分程度をやけどした状態だということです。

鉄板の上に並んだ分厚いステーキ。
料理人は調味料の容器をくるりと回して一礼。

ステーキ店を訪れた客が、鉄板焼きのパフォーマンスを撮影していましたが、この後、予期せぬ事態が起きました。

料理人が火をつけた次の瞬間、撮影者の方に炎が燃え広がったのです。

消防によると、5歳の男の子と動画を撮影していた父親が顔や手にやけどをしました。

現場は、海を望める沖縄・豊見城市のステーキ店「S」です。

22日は入り口の扉が閉ざされ、臨時休業となっていました。

18日、男の子は家族と一緒にステーキ店に来店していました。

午後8時前に119番通報があり、男の子と父親の2人が病院に搬送されました。

命に別条はないといいますが、家族によると、男の子は顔がただれるなどして通院治療中で、父親は両手に大きな水ぶくれができるやけどをしたということです。

原因は、火をつけてアルコールを飛ばす調理法「フランベ」です。

そもそもどういうものなのか、都内の鉄板焼き店で聞きました。

(※事故とは関係のない店) 渋谷 鉄板焼ORCA 長谷川オーナー
「『フランベ』というのは、最後にお肉の仕上げにブランデーで甘い香りをつけるためにやる作業。
パフォーマンスも兼ねて、激しく炎を上げる店が多い」

ブランデーや赤ワインなどで香り付けとして行われるフランベ。

この店では約1か月、毎日練習をして経験を積んでから客前で披露するということです。

渋谷 鉄板焼ORCA 長谷川オーナー:
「油とか引火の原因になるので、油は捨ててから、(肉は)自分たち寄りに置く」

注意することは、余計な火が上がらないように油を捨てて、客から遠い位置に肉を置くことだといいます。

さらに、撮影する人がいる場合、注意を呼びかけるといいます。

渋谷鉄板焼ORCA 長谷川オーナー :
「動画を撮られる方には、『離れて引き気味に撮ってください』と」

また、ブランデーをかける時は、客の方向にノズルを向けることはないということです。

今回の事故を捉えた動画では、料理人の手元に握られたボトルはノズルが撮影者の方を向いていました。

そしてボトルから液体が出た瞬間に炎上し、手元のボトルも爆発するようにはじけていました。

警察によると、炎が燃え広がった原因とみられるのは“手順の間違い”です。

料理人が本来入れるべきでないタイミングでアルコールを入れたため、炎が飛び散ったとみられています。

ステーキ店の本部は、日本テレビの取材に対し「現在詳細を調査中です」とコメントしています。









https://news.yahoo.co.jp/articles/6abc342786eace22f15775584c641c54f594aa20

 ※本報道はユーチューブにもアップされている。

 https://www.youtube.com/watch?v=y6hxJXfVNsI 

 

1123118分にYAHOOニュース(琉球新報)からは、フランベではなく火山焼きだった模様、客側に勢いよく吹付けたやり方がマニュアル違反だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

関係者によると、従業員が客の目の前で肉などを調理するパフォーマンス中に、アルコール度数の高い酒類とみられる液体を噴射した際、鉄板を挟んだ先にいた親子の周辺に火が広がったという。

関係者は「調理法が安全配慮に欠けている。完全にマニュアル違反だ」と憤る。

同店の関係者らによると、インターネット上ではフランベとされているが、同店の今回のパフォーマンスは鉄板に炎が上がる「火山焼き」とみられる。

本来向けるべきではない客側に勢いよく吹き付けたやり方が危険でマニュアル違反だという。

県内の飲食業で働く男性は、コロナ禍が落ち着きを見せ、飲食店に客が戻りつつある時に、このような事故は痛手だと明かす。

「安全マニュアルを守っている他の店では今回のような危険はないし、これまでに同様の事故は聞いたことがない。似た業態の店は、風評被害が心配だ」と、ため息を漏らした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/86ecd2c9840a6cd1fae7e48099213d2c4b2cb037

 

 

 

 

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20221191628分にYAHOOニュース(紀伊民報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は8日、飼育していた雄のアミメキリン(2歳)が死んだと発表した。
事故死とみられる。

施設によると、客が同日正午ごろ、高さ約3・2メートルの給餌台に何らかの原因で角が引っかかり、身動きが取れなくなっているのを発見。

連絡を受けて駆け付けたスタッフが救出処置をしたが、間もなく死んだという。

死んだキリンは体長約3・3メートルで、名前は「ナギ」。
2020年10月19日、同施設で誕生した。

施設は、今回キリンが死んだ飼育地区での展示を一時休止。

原因を究明して対策を講じ、動物の安全が確認できた上で、展示を再開するとしている。

なお、その他のキリン(8頭)は隣接した地区で展示し、フィーディング(おやつ体験)も実施する。

施設は「今後も安全、安心を第一に、ゲストの皆さま、スタッフ、動物たちが安心して過ごせるパークづくりに尽力してまいります」と話している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e6917f9f490db3248c99822dcee999a947e124af

 

(ブログ者コメント)

〇今年10月、旭山動物園でもキリンがえさ台の支柱に角をひっかけて死んだばかりだ。
 https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12789/ 

今回の施設でも、その情報を知っていたと思うのだが、どう活用したのだろうか?
調べてみたが、給餌台の構造を含め、それに関する情報は見つからなかった。

ただ、「時々、旅に出る」というサイトに、給餌台かもしれない設備の写真が掲載されていた。
それは、支柱の中ほどに取付けられたカゴのようなもの。
もしそうだったら、フレームの隙間に角を挟むことはあり得そうに見えた。
 https://tokitabi.blog/themepark/wakayama1908-1/  

〇それにしても、この施設、今月10日には鳥インフルエンザが発生し、防疫措置は完了したものの、15日現在も経過観察で休園中だ。
8日、10日と、連続しての動物死亡事故。
産業事故でもたまにあるが、続く時には続くものだ・・・。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20221114/2040013126.html

 

 

 

 

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2022113180分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

150人以上が犠牲になったソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)での雑踏事故では「下がれ」「出ましょう」などの声が現場で入り乱れ、通行統制を求める緊急通報が警察に寄せられていた。

3カ月前、日本ではあわや大惨事となる前、現場にいた男性のとっさの行動で混乱が収まった。

「命を守っているんだ。止まれ」。

群衆は鬼気迫る声に導かれ、誰一人けがをすることなく家路についた。

 

【コロナ下で3年ぶりの花火大会】

811日、京都府亀岡市で「保津川市民花火大会」が開かれた。

新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなる夏の風物詩で、実行委員会は12万人の見物客を見込んだ。

混雑対策として、初めてJR亀岡駅近くに有料観覧席が設けられた。

他の観覧ポイントは駅北部を流れる保津川の対岸にあり、駅まで徒歩15分ほどかかる。

見物客の多くは電車で訪れるため、帰宅する人の流れを分散させる狙いもあった。

JR西日本は7本の臨時列車を出し、警備員約150人、市職員ら約220人を配置。

警察、消防も加わって万が一に備えた。

午後7時半から始まり、約8000発が夜空を彩った花火大会は、午後810分に終わった。

だが、電車が駅に来ない。

線路に人が立ち入り、運転を見合わせたためだ。

駅に一番近い有料観覧席にいた人が、まだ電車に乗れていない中、対岸の観覧ポイントにいた人も駅に押し寄せた。

当初の想定が崩れた。

人があふれそうになっている駅ホームへの流入を避けようと、実行委は駅舎の階段で入場規制をかけた。

フェンスを設けて動線をつくったが、いらだった人によって外されてしまう。

「四方八方、思ってもいない経路から人が駅へ向かう状況になった」(実行委)。

そして、帰宅を急ぐ人が幅5メートルほどの階段入り口に押し寄せ、すし詰め状態になった。

午後840分ごろ、駅に到着した京都府福知山市の男性会社員(39)は、「滞留者が駅前ロータリーまであふれていました」と振り返る。

人と人の間にできたすき間に無理やり割り込む人、「もっと前に行け」と言わんばかりに後ろから押す人、倒れそうになる人……。

会社員も後ろから押されて転倒しそうになり、身の危険を感じた。

 

【マイクで呼び掛ける】

その時、階段の下に白い帽子の男性が現れ、マイクを手に、見物客に呼び掛けた。

「言う通りにしなさいよ。前から3人目までゆっくり動きなさい」

語気は荒い。

命令口調に「うるせー」「お前のせいだ」などと反発の声が聞こえた。

でも、繰り返し、呼び掛ける。

男性の制止を聞かず、階段を上がろうとする客もいた。

「止まれ。若い者は止まれ。子どもが優先だ。命を守っているんだ」

会社員は、「現場に『ただ事ではない』と緊張感が走ったように感じました」。

階段付近は、次第に秩序を取り戻した。

実行委などによると、男性は京都府や滋賀県を拠点とする警備会社の社長で、花火大会では警備計画全体のアドバイザー役だった。

現場の警備は別の会社が担当しており、混乱を察知して、急きょ、マイクを握ったという。

群衆事故のメカニズムを研究する関西大の川口寿裕教授は、「マイクを持って呼び掛けたことが大きかった」と指摘する。

階段付近から遠くにいた群衆にも、混乱する様子が伝わったことが大きいとし、「男性の登場が遅れていたら、もっと危険な状態になった可能性がある」と分析。

雑踏整理にあたる警察のDJポリスのように「群衆から信頼感が得られたのかもしれない」としている。

 

【男性に「今でも感謝している」】

韓国の事故現場で撮影されたとするSNS(ネット交流サービス)の映像では、「下がれ」「出ましょう」「押せ」などの音声が入っていた。

韓国警察庁は事故前に「進入路で交通規制などをしてもらわないといけない」との緊急通報を受けていたことを明らかにしている。

ハロウィーンの最中に起きた韓国での事故は主催者がいない。

川口教授は、この点が花火大会と異なるとしながらも、「混雑は予想できたはずで、韓国警察庁の警備計画が問われることになるでしょう」と話す。

韓国の雑踏事故や花火大会での混乱から、私たちが学ぶべき事は何か。

男性に取材を申し込むと、会社を通じて「業務として関わった事案ではないので、お話しできない」との返答があった。

花火大会での男性の厳しい口調にSNSで批判があったことが影響しているか聞くと、会社の担当者は「ご想像にお任せします」と話した。

花火大会実行委事務局次長の橋本さんは、「危ない場面で、このままでは混乱が解消されないと、使命感で動いてもらった」と語る。

現場にいた会社員は「的確な誘導で、誰一人けがなく帰れた」とし、今でも男性に感謝しているという。

https://mainichi.jp/articles/20221103/k00/00m/040/066000c 

 

(ブログ者コメント)

ユーチューブに映像がアップされているはずだと思い調べてみると、すぐに見つかった。

マイクを使い、階段の上のほうの皆から見える位置で、かつ命令口調で言葉を発したことが功を奏したように感じた。

それにしても、最初はなぜここにマイクがある?と思ったものだが、警備計画アドバイザーの方ゆえ、駅員から借りることを思いついたのかもしれない。

https://www.youtube.com/watch?v=84dDUwyfDtE  

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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