2020年6月4日7時4分にYAHOOニュース(日本農業新聞)から下記趣旨の記事が、原因別円グラフ付きでネット配信されていた。
消費者庁は3日、刈り払い機による事故が多発しているとして注意喚起した。
7、8月に事故が増えるため、正しい使い方の確認や体を保護する服装、眼を守るゴーグルの装着、JAや農機販売店の講習会への参加を呼び掛けている。
同庁には今年3月までの5年間に、刈り払い機による事故情報が88件あった。
農作業事故は除いており、家庭内や自治会での除草で発生している。
17年にも注意喚起したが、減っていない。
事故原因は、「刈り刃への接触・巻き込まれ」、「飛散物」の二つで8割を占める。
年代が上がるほど事故件数が多く、70代以上は全体の3割だった。
エンジンの切り忘れや服装・装備の不備などが原因。
電源を入れたまま地面の物を拾おうとして手が刃に巻き込まれた例や、石が目に入って角膜に穴が開いた例があった。
同庁は、刃が跳ね返る「キックバック」を防ぐには、往復刈りをせず右から左へ一方向に動かすことが有効と説明。
「自治会の草刈りでは初心者もいる。使い方を熟知した農家は、作業前の指導に協力してほしい」と期待する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d336c1b8d97f36236bfa2dda97dce5864e8c3e14
(ブログ者コメント)
〇消費者庁からの注意喚起は下記。
(2020年6月3日付)
人力で行うと重労働である草刈りを動力で行うことができる刈払機(草刈機)は、便利で身近な農器具です。
しかし、高速で回転する刈刃が露出しているため、十分安全に留意して使用しないと大変危険です。
消費者庁には刈払機を使用中の事故情報が平成27年4月から令和2年3月末までの5年間に計88件寄せられています。
刈刃への接触や巻き込まれによる事故が半数以上を占めており、手指の切断などの重大な事故が発生しています。
1年のうち5月と7~8月に事故が多く、これから夏場を迎えるに当たり、刈払機を使用する際には、以下の点に注意しましょう。
(1)刈払機を使用する前には必ず取扱説明書を読みましょう。
(2)作業に適した服装、装備で行いましょう。
(3)作業前に各部の点検をしましょう。特に刈刃、飛散保護カバー、肩掛けバンドやハンドルは正しく装着しましょう。
(4)作業をする際は、地面の異物を除去し、15m以内に人がいないことを確認してから開始しましょう。
(5)回転する刈刃が障害物や地面に当たって跳ね返るキックバックに注意しましょう。
(6)刈刃に巻き付いた草や異物を取り除く際は、必ずエンジンを止めてから行いましょう。
(7)農協及び販売店等が実施する刈払機の使用講習会を受講しましょう。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_032/
〇2017年注意喚起時、本ブログでもその情報を紹介した。
当時の消費者庁からの注意事項は下記。
マンネリ防止のため?か、今回とは若干、表現が異なる部分もある。
(1)ヘルメット、保護メガネや防振手袋など、保護具を必ず装着し、事前に機器の点検を行ってから作業をしましょう。
(2)作業をする前に小石や枝、硬い異物などを除去し、半径15m以内に人がいないか確認して作業をしましょう。
(3)障害物や地面などにぶつかって起きる刈刃の跳ね(キックバック)に注意しましょう。
(4)刈刃に詰まった草や異物を取り除く際は、必ず機器を止めてから行いましょう。
(5)作業者の家族や周囲の方は、作業者が安全対策をきちんと行っているか一緒に確認し、作業中も作業者に変わったことがないかを常に意識するようにしましょう。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_016/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。