2018年11月23日19時57分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日正午すぎ、尾鷲市の尾鷲港から8kmほど東に離れた沖合で作業中の船の乗組員から海保に、「定置網で作業中の女性ダイバーが意識を失い、現在、人工呼吸をしている」と通報があった。
海保によると、女性は東京・墨田区の会社員、田中さん(41歳)で、田中さんはその後、市内の病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。
田中さんは、尾鷲市で漁業に参入した東京の企業の社員で、23日は午前11時半すぎから、会社の同僚の男性と2人で、海中の定置網を点検するため、海に潜っていたという。
作業を始めてからおよそ15分後に、定置網が設置された水深およそ25mの海底で田中さんが動かなくなっているのを男性が発見したという。
男性は、すぐに田中さんを海上の作業船に引き揚げたが、田中さんは意識や呼吸もなかったという。
海保では、田中さんの作業や装備などに問題がなかったかどうかなど、事故の詳しい原因を調べている。
出典
『尾鷲沖で女性ダイバーが死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20181123/3070000665.html
11月23日20時25分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死因は水死。
水深約25mの海底で定置網にもたれかかるような姿勢で見つかり、潜水具が口から外れていたという。
田中さんは、東京で居酒屋などを展開する会社の社員。
同社は今年3月、自ら魚を調達するため、同市で定置網漁を始めていた。
出典
『三重 潜水作業の女性水死 定置網点検で』
https://mainichi.jp/articles/20181124/k00/00m/040/082000c
11月24日付で伊勢新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死因は海水を吸い込んだことによる窒息死。
田中さんは当時、市内で3月から定置網漁に参入した業者の委託を受けて、定置網を点検していたという。
出典
『潜水作業中の女性死亡 尾鷲沖』
http://www.isenp.co.jp/2018/11/24/25546/
(ブログ者コメント)
毎日新聞からは「居酒屋などを展開する会社の社員」と報じられているが、会社として潜水点検のスキルを持った社員を雇用しているということだろうか?
それとも伊勢新聞の報道から推測できるような、居酒屋などを展開する会社から委託を受けて点検していた別会社の社員だったのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。