2018年11月23日9時18分に岐阜新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜市は22日、みんなの森ぎふメディアコスモス(同市司町)で7月に起きた漏水は、天窓のガラスとサッシの間の目地部分をカラスとみられる鳥がつついて開けた穴が原因だったと発表した。
設計・施工業者が調査し、市に報告した。
漏水は7月5日、2階図書館の天井で発生した。
他の天窓を点検すると、鳥がつついたような痕が68カ所見つかったという。
今後はアルミ製のカバーを取り付ける。
同じ日に図書館の別の場所で確認された漏水は、屋根の上のウレタン樹脂で覆われた帯テープが剥がれたためだった。
市は、設計・施工業者に、定期点検の徹底、再発防止を求めることを決めた。
漏水は2015年春から断続的に発生。
今年7月までに、2階天井からの漏水は31回起きた。
鳥が原因と判明したのは初めて。
出典
『メディコス漏水、犯人は鳥 7月に図書館の天井で発生』
https://www.gifu-np.co.jp/news/20181123/20181123-92755.html
※7月5日の漏水状況は、下記記事参照。
(2018年7月7日 毎日新聞岐阜版)
5日、岐阜市の複合施設「みんなの森ぎふメディアコスモス」2階の市立中央図書館で、2カ所の漏水が見つかった。
市で調べたところ、東側の「ゆったりグローブ」内と、南西側の児童レファレンスカウンター前で、いずれも毎分数滴のしずくが天井から落ちているのを確認した。
東側は、ガラス張りの屋根の接合部分とみられる場所からの漏水の可能性があり、天井をブルーシートでおおったところ、漏水は止まった。
また、南西側の漏水は、木造の屋根組みの支持材にカップを置き、漏水を止めた。
原因究明と対策を業者に指示した。
2カ所はいずれも、初めて漏水が確認された場所。
市民参画部によると、メディアコスモスの漏水は今回で31回目。
出典
『行政ファイル メディコスで31回目の漏水 /岐阜』
https://mainichi.jp/articles/20180707/ddl/k21/040/052000c
※過去の漏水状況は、下記記事参照。
(2017年11月17日3時0分 朝日新聞;錆などの写真付き)
漏水や、屋根の下の鋼材にさびが広がるなどの問題が相次いでいる岐阜市司町の複合施設「ぎふメディアコスモス」について、設計・施工業者が16日、記者会見を開き、一連の不具合について説明した。
業者側は、天井からの通算30回の漏水のうち、4回が雨漏りだと認めた。
設計したI建築設計事務所の取締役、施工した共同企業体の戸田建設名古屋支店の建築施工担当支店次長ら、計6人が会見した。
業者側は、30回の漏水のうち、4回が雨漏り、24回が結露、2回が原因不明だとした。
雨漏りのうち、2回は屋根のテープがはがれたこと、残る2回は屋根にある雨水の排水用の金具が強風で揺れ、接続する雨どいとの間にすき間ができたことが理由だという。
施工側は、テープの不具合を施工ミスと認めたが、設計側は30回の漏水について、「いずれも設計ミスではないと考えている」とした。
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出典
『岐阜)30回中4回は雨漏り、業者側認める メディコス』
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。