2019年10月28日3時1分に大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後4時15分ごろ、大分市青崎のM造船大在工場から「潜水作業中のダイバーが上がってこない」と119番通報があった。
大分東署によると、ドック内のプールと海を隔てるゲートに設置された配管の開閉弁に挟まれたという。
午後11時半現在、第7管区海上保安本部福岡航空基地の機動救難士が救助活動を続けている。
同署によると、ダイバーは同市荏隈の清水さん(男性、36歳)。
プールは長さ約300メートル、幅約110メートルで、午後3時ごろから1人で潜っていた。
配管(直径約60センチ、長さ約6メートル)にあるねじ状の弁を閉める作業中、体を挟まれて脱出できなくなったという。
予定の時間になっても上がってこないため、工場の作業員が通報した。
プールには建造中の船があり、当時の水深は約9メートルだった。
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/10/28/JD0058629316
10月28日5時55分にNHK大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後3時すぎ、大分市青崎にある「M造船」のドックで、潜水作業にあたっていた大分市荏隈の潜水士、清水さん(36)が、ドックから海につながる配管に吸い込まれて浮かび上がれなくなりました。
通報を受けた消防や大分海上保安部などが救助活動にあたり、およそ10時間後に清水さんを救出しましたが、清水さんは搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、清水さんは水が満たされたドックの水中に潜って配管の排水口の弁の開閉作業をしていたところ、近くにある別の配管に吸い込まれたとみられるということです。
この配管は直径およそ60センチで、ドックに海水を入れたり出したりするために水深およそ9メートルのところに設置されているということです。
警察は、造船会社から話を聞くなどして事故の原因や安全管理の状況などについて調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20191028/5070005143.html
(2022年4月20日 修正1 ;追記)
2022年4月19日19時0分に大分朝日放送からは、工場の役員らと潜水士を派遣した会社の役員らが安全管理不徹底で書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2019年に大分市の造船所で潜水作業を行っていた潜水士が死亡した事故について、警察は4月19日、業務上過失致死の疑いで当時の現場責任者らを書類送検しました。
警察によりますと2019年10月、南日本造船大在工場で大分市の潜水士の男性(当時36歳)が、ドックの排水作業中に配管に吸い込まれました。
男性は事故発生からおよそ9時間半後に救出されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察は4月19日、当時のM造船大在工場の役員(45)と社員(57)、また潜水士を派遣した会社の役員(72)と社員(49)のあわせて4人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
警察は十分な安全管理が徹底されていなかったとして4人の過失を認定しています。
https://www.oab.co.jp/sp/news/?id=2022-04-19&news_id=18631
(ブログ者コメント)
安全管理上、どのような点に不備があったのだろうか?
調べた範囲では、言及された記事は見つからなかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。