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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20191220日付で中日新聞富山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県は十九日、県内で多発する農業用水路事故の未然防止対策方針をまとめたガイドラインを策定した。

月内にも県のホームページで公表する。

県庁であった県農業用水路事故防止対策推進会議で了承された。

 

県によると、用水路の安全対策に関するガイドラインの策定は全国的にも珍しいという。

 

ガイドラインは、

(1)ソフト対策の継続的かつ積極的な推進

(2)効果的なハード・セミハード対策の実施

(3)行政・関係団体や地域組織などの連携強化

の三つを基本とした。

 

注意喚起の看板の設置、体験会を通じた安全点検や危険箇所マップづくりといったソフト対策や、優先度に応じた転落防止柵の設置などのハード対策を示した。

 

道路に隣接した水路など、転落事故の危険が高い場所も例示した。

 

会議終了後、広瀬慎一会長が石井隆一知事に結果を報告した。

 

広瀬会長は、「自分の体が弱っていることになかなか気が付かない人もいる。特にソフト対策に力を入れていってほしい」と話し、石井知事は、「各市町村に呼び掛けて注意喚起を徹底していく。日本のモデルといってもらえるように取り組んでいく」と応じた。

 

県によると、県内の農業用水路は推定で一万一千二百十キロ以上に及ぶ。

 

転落死亡事故は二〇〇九~一八年度に百八十四件発生し、約八割を高齢者が占める。

 

本年度は十一月末までに九人が亡くなり、全員が高齢者だった。

 

相次ぐ事故を受け、一月から推進会議がガイドライン策定に向けて議論を進めてきた。

 

今後は、対策の効果や問題点を継続的に検証し、必要に応じてガイドラインの改善を図っていく。 

 

https://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20191220/CK2019122002000034.html

 

 

12月19日1時36分にチューリップテレビからは、より詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県内で農業用水路への転落事故が多発していることを受け、県は安全対策ガイドラインをまとめました。

危険な用水路には柵を設置するなど、ハード面の対策を進めながら、地域で危険マップを作るなど、ハードとソフトの両面から転落事故の防止を目指します。

県内の農業用水路では、2009年度からの10年間で184件の死亡事故が発生、今年度も9件の転落事故が起きていて、全国でも高いレベルとなっています。

多発する事故を受けて、県では農業土木の研究者などが今年1月から事故防止の対策を話し合い、19日、安全対策のガイドラインを策定しました。

ガイドラインは、柵の設置などのハード面と、児童や高齢者への安全点検や啓発など、ソフト面の対策の推進を基本方針に掲げています。

ハード面の対策として盛り込まれたのは、危険な用水路の『見える化』です。

転落防止柵の設置、用水路の地下への埋め込み、そして、柵などが設置できない用水路には、発光タイプの「道路鋲(どうろびょう)」を設けるとしています。

県内の用水路の総延長は1万1000キロ以上あると推定されています。

では、用水路の危険性をどうランク付けするのか。

 「射水市の住宅街にあるこちらの用水路は、このように幅が広く、深さもあることから、県の示す対策優先度ではもっとも高いAランクとなります」(記者)

射水市大島にある用水路。

用水の底から路上までの高さは、およそ1メートルで、現在は、転落を防止する柵が設置されていますが、8年前までは、このように柵はありませんでした。

「歳いった人は(落ちたら)上がれないと思う。自転車乗ってても、こういうのがあると安心」(住民)

今回のガイドラインでは、危険な箇所の対策に向け、2つの基準で優先度をランク付けすることにしました。

用水路の高さや幅、流れの早さを評価する『転落リスク』、用水路の見えやすさや、高齢者が通る頻度などの『周辺環境』。

この2つを総合的に判断し、対策優先度をA、B、Cで評価します。

「あちらのような大きな用水路では柵などの対策がされていることが多いのですが、実際には、このような県内でよく見る小さい用水路で事故は多発しています」(記者) 


実際、今年度の死亡事故の9件のうち、4件は、幅1メートル未満の小さい用水路で発生しています。

「柵あったほうがいいですよね。きりないわね沢山あるもん。だんだん歳いったら気になるよね。若いときはいいよ、若いときは上がれるけど歳いったら気をつけないと」(住民)

こうしたランク付けを自治体や用水路の管理団体、地域住民が活用し、必要があれば、柵やふたをするなどの対策を実施していく予定ですが、すべての用水路に対策を施すことは現実的には不可能です。

「日常のコミュニケーションの中でお互いに気をつける。年寄りは体の弱っていることに気をつける。基本的には自己責任が大事だと思います」(元富山県立大学学部長・廣瀬愼一さん)

ガイドラインでは、このほか、地元住民が参加するワークショップで、危険箇所マップを作るなど、ソフト面の対策も進めるとしています。

 

http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20191219181155

 

 

 

 

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20191216020分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

用水路への転落事故が全国で相次いでいることを受けて、国の来年度の予算案に、都道府県が用水路の事故防止対策を行う費用を全額補助する事業が初めて盛り込まれることになりました。

 

農業用水や生活排水が流れる用水路は、農地の宅地化に伴い、住宅地にも張り巡らされていて、子どもや高齢者が転落する事故が全国で相次いでいます。

用水路事故は、交通事故のような詳細な全国統計はありませんが、NHKが各地の消防に取材したところ、去年1年間に15の道府県で、用水路などで少なくとも2000人以上が死傷していることが分かっています。

政府は今月20日の閣議決定を目指して、来年度予算案の編成作業を進めていて、農業用水路などの補修や防災対策の予算として、今年度の当初予算より24%多い、およそ258億円が盛り込まれる見通しです。

この中には、農業用水路などの安全対策を緊急に進めるため、令和3年度まで都道府県が用水路の危険箇所を把握したり、危険度に応じて柵やふたなどを整備したりする際の費用を全額補助する事業が盛り込まれることが、政府関係者への取材で分かりました。

国は、これまでにも土地改良区などが安全対策を行う際、費用の一部を補助する事業を平成29年度から行っていますが、都道府県が主導する対策事業に国が全額を補助するのは初めてです。

今回の予算案では、都道府県が国に提出する計画書が認められれば、市町村や土地改良区が管理する用水路でも、緊急性が高い危険箇所については全額が補助されるため、都道府県主導で用水路の安全対策が進むことが期待されます。

 

 

15道府県で死傷者約2000人】

 

用水路に子どもや高齢者が転落する事故は、全国で相次いでいます。

しかし、警察は用水路での溺死事故に限って「水難事故」として記録し、頭を打って死亡したりけがをしたりしたケースも含めた「用水路事故」という分類では統計を取っていないため、詳しい実態は分かっていません。

NHKは、警察庁の統計でおととしまでの3年間に溺死事故が多かった15の道府県の233の消防本部に、用水路や側溝への転落事故などで出動した件数や死者の数やけがの程度、それに事故の状況について独自に取材しました。

その結果、去年1年間に死亡した人は154人、けが人は1800人余りで、死傷者はおよそ2000人に上ることが分かりました。

死亡した人は154人で、警察の統計の47人の3倍以上、けが人は警察の統計の7人に対し1800人余りに上っています。

こうした転落事故を防ぐためには、柵やふたを設置するなどハード対策が有効です。

しかし、農林水産省によりますと、用水路の総延長は地球10周分にあたる40万キロに及ぶとされ、ハード対策には膨大な費用がかかります。

また、用水路の管理者も、農家がお金を出し合って運営する「土地改良区」や県・市町村など、さまざまです。

 

国も、平成29年度から土地改良区などが安全対策を行う際の費用の一部を補助する事業を始めていますが、特に土地改良区は予算や人手が足りず、費用の一部を補助する制度があっても、安全対策が進んできませんでした。

 

 

【家族3人亡くした女性「夫の死 むだではなかった」】

 

国が新たな対策に乗り出すことについて、用水路の事故で家族3人を亡くした富山県入善町の米原さん(女性)は、「国が動いたことで事故は減っていくと思います。夫の死はむだにはなりませんでした」と語りました。

米原さんは去年8月、夫(当時69)を自宅近くの用水路で亡くしました。

40
年以上前にも現場近くの用水路で、バイクを運転していた父親が誤って転落して死亡し、米原さんが生まれる前にも幼かった姉が、親が目を離した隙に用水路で溺れて亡くなりました。

米原さんはこれまで、「自分と同じような思いをする人をなくしたい」とNHKの取材に応じていて、今回、国が新たな対策に乗り出すことについては、「危険な用水路の対策をしないと事故は少なくならないと感じていました。県や町だけでは予算的に難しいところがあると思うので、国が動いたことで5年後、10年後にはだいぶ事故は減っていくと思います。夫の死はむだにはなりませんでした」と涙ながらに語りました。

 

 

【「転落しない自信ある」70代以上で多く】

 

富山県内では用水路に転落して死亡する人の8割を高齢者が占めていますが、県が行ったアンケート調査で「用水路に転落しない自信がある」と答えた人は、70代以上で多くなっていることが分かりました。

専門家は、転落しないという過信が事故につながる要因だとして、危険性を十分意識するよう注意を呼びかけています。

全国でも用水路事故が多い富山県は、死亡事故だけではなく、けがをしたケースや転落しそうになった、いわゆる「ヒヤリハット」事例を集めることで事故防止につなげようと、県内の土地改良区や市町村、それに県庁の職員など合わせておよそ2000人を対象に、ことしアンケート調査を行いました。

その結果、自分自身や家族、知人のいずれかが用水路で危険な目に遭った経験はあると答えたのは51.7%で、全体の半数以上に上りました。

一方、「用水路に転落しない自信があるか」という質問に対して、「自信がある」と答えた人の割合は、70代は25.1%、80代以上は20.8%と、最も低い40代に比べて3ポイントから7ポイントほど高くなっていることが分かりました。

県によりますと、昨年度までの10年間で県内の農業用水路に転落して死亡した65歳以上の高齢者の数は149人と、全体の8割を超えています。

県は、高齢者の運動機能や平衡感覚は加齢によって低下することに加え、自分は転落しないという過信が事故につながっているとして、身近な用水路の危険性を十分意識するよう注意を呼びかけています。

 

 

【専門家「社会全体の問題と認識された」】

 

用水路事故の実態に詳しい長岡技術科学大学大学院の斎藤秀俊教授は、国が用水路事故を社会全体の問題として認識したと評価したうえで、都道府県が主体となって対策を進めるべきだと指摘しています。

斎藤教授は、これまでの用水路の安全対策について、「用水路を所有・管理する土地改良区に任せっきりだった面があり、対策が進まなかったのは、資金が足りず人員を割けないことや土地改良区によって安全対策に対する意識の差が大きかったのが理由だ」と指摘しました。

そのうえで、都道府県による事故防止対策の費用を全額補助する事業が来年度(令和2年度)の政府の予算案に盛り込まれることについて、「用水路事故が地元だけの問題ではなく、すべての都道府県、社会全体の問題として認識されたという意味をもつ。今後、都道府県が緊急性が高いところから主体的に対策を講じることができるという点で意義がある」と評価しました。

また、「これまで用水路事故で幼い子どもや高齢者が多く命を落としてきた。こういった歴史を今後繰り返さないように、この予算を使って対策を進めてほしい」と述べました。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191216/k10012216181000.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

富山県や岡山県の事例など、用水路事故については本ブログで何件も情報を紹介している。

 

 

 

 

 

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2019102831分に大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午後4時15分ごろ、大分市青崎のM造船大在工場から「潜水作業中のダイバーが上がってこない」と119番通報があった。

 

大分東署によると、ドック内のプールと海を隔てるゲートに設置された配管の開閉弁に挟まれたという。

 

午後11時半現在、第7管区海上保安本部福岡航空基地の機動救難士が救助活動を続けている。


同署によると、ダイバーは同市荏隈の清水さん(男性、36歳)。

プールは長さ約300メートル、幅約110メートルで、午後3時ごろから1人で潜っていた。

 

配管(直径約60センチ、長さ約6メートル)にあるねじ状の弁を閉める作業中、体を挟まれて脱出できなくなったという。

 

予定の時間になっても上がってこないため、工場の作業員が通報した。


プールには建造中の船があり、当時の水深は約9メートルだった。

 

https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/10/28/JD0058629316

 

 

1028555分にNHK大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午後3時すぎ、大分市青崎にある「M造船」のドックで、潜水作業にあたっていた大分市荏隈の潜水士、清水さん(36)が、ドックから海につながる配管に吸い込まれて浮かび上がれなくなりました。

通報を受けた消防や大分海上保安部などが救助活動にあたり、およそ10時間後に清水さんを救出しましたが、清水さんは搬送先の病院で死亡が確認されました。

警察によりますと、清水さんは水が満たされたドックの水中に潜って配管の排水口の弁の開閉作業をしていたところ、近くにある別の配管に吸い込まれたとみられるということです。

この配管は直径およそ60センチで、ドックに海水を入れたり出したりするために水深およそ9メートルのところに設置されているということです。

警察は、造船会社から話を聞くなどして事故の原因や安全管理の状況などについて調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20191028/5070005143.html

 

 

 

(2022年4月20日 修正1 ;追記)

2022419190分に大分朝日放送からは、工場の役員らと潜水士を派遣した会社の役員らが安全管理不徹底で書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2019年に大分市の造船所で潜水作業を行っていた潜水士が死亡した事故について、警察は419日、業務上過失致死の疑いで当時の現場責任者らを書類送検しました。

警察によりますと201910月、南日本造船大在工場で大分市の潜水士の男性(当時36)が、ドックの排水作業中に配管に吸い込まれました。

男性は事故発生からおよそ9時間半後に救出されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。

警察は419日、当時のM造船大在工場の役員(45)と社員(57)、また潜水士を派遣した会社の役員(72)と社員(49)のあわせて4人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

警察は十分な安全管理が徹底されていなかったとして4人の過失を認定しています。

https://www.oab.co.jp/sp/news/?id=2022-04-19&news_id=18631 

 

(ブログ者コメント)

安全管理上、どのような点に不備があったのだろうか?
調べた範囲では、言及された記事は見つからなかった。

 

 

 


 

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201910202331分に読売新聞から、下記趣旨の記事が現場の写真と状況説明図付きでネット配信されていた。

 

富山市町村の住宅街で9月24日深夜、用水路に転落した70歳代女性が近所の男性2人に助けられ、一命を取りとめた。

 

かすかなうめき声を偶然、自宅浴室にいた男性が聞いたのがきっかけとなった。

 

女性は70メートル流され、暗渠に入る直前だった。

1秒でも遅れていたら助からなかったかもしれない。

 

24日午後11時頃、後藤さん(男性、69歳)は風呂に入っていたところ、開けていた小窓から聞こえた。

「うー」と。

 

次第に聞こえなくなったが気味が悪いので、妻さん(62)に2階から外を確認するように伝えた。

 

「誰もいない」と妻。

こう続けた。

「『ゴボッ』という音を聞いた」。

 

用水路に何かあるのか――。

そう思った後藤さんは「まさか人か」と懐中電灯を手に家を飛び出した。

 

街灯は遠くにぽつんとあるだけ。

「気のせいであってほしい」と願いながら、自宅前を流れる用水路に光を当てながら歩くと、近くからうめき声が聞こえた。

 

足元を照らすと、人の足。

流されるのを防ごうととっさにつかんだ。

その体はほとんど暗渠に入っていた。

 

「誰かー」。

110番の後、追いかけてきた妻が叫び声に気づき、間近の安川さん(男性、70歳)宅に助けを求めた。

 

テレビを見て起きていた安川さんがすぐ駆けつけ、後藤さんと一緒にその足を引っ張った。

 

現れたのは小柄な女性。

ずぶぬれで震えており、銀色のシートに覆われて救急車で病院に搬送された。

救急隊員は「長い時間水につかっていたら危なかったはずだ」と話す。

 

女性が見つかった地点の用水路は幅60センチ、深さ50センチ。

女性は70メートルほど手前で転落して流されたらしい。

「暗渠の中に流されていたら助けられなかったかもしれない」と、後藤さんは振り返る。

 

救助した2人には後日、富山中央署から感謝状が贈られた。

後藤さんは「女性が助かって何より」、安川さんは「当たり前のことをやっただけ」と話した。

 

女性は10月に入り、退院した。

 

 

「2人のおかげ 孫また会えた」…

救助された70歳代女性は、17日、読売新聞の取材に応じた。

 

女性は9月24日夜、散歩していた。

雨風が強く、傘を差しながら歩いていたという。

 

後藤さん宅の前あたりで、風にあおられて傘が持っていかれそうになり、バランスを崩した。

 

その後は記憶がおぼつかず、気がついたら病院だったといい、女性は「2人のおかげで助かってよかった。孫にまた会うことが出来てうれしい」と感謝していた。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191020-OYT1T50095/ 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

風雨強い中、家の外のかすかな異常に、よくぞ気が付いたものだ。

 

産業現場の話しではないが、感度よく災害を未然に防止できた事例として紹介する。

 

ちなみに富山県は岡山県と並び、用水路への転落事故が多い県だ。

事例などは本ブログで何件も紹介スミ。

 

 

 

 

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20199291857分にFNN PRIME(さくらんぼテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

山形県鶴岡市のダムで29日、点検作業をしていた男性が溺れたとの情報があり、現在、救出活動が行われている。

 

29日午前11時半ごろ、鶴岡市の八久和ダムで、ダムに潜って点検作業をしていた男性から「同僚が溺れたかもしれない」と消防に通報があった。

 

男性が捜索したところ水深約20メートルの取水口に腕を巻き込まれ、意識を失っている同僚を発見したという。

 

意識不明となっているのは40代の男性作業員で、通報から5時間以上が経った今も引き上げられていない。

 

男性作業員らは東北電力から委託されて、3年に1度の点検をしていたという。

 

https://www.fnn.jp/posts/6023SAY

 

 

1031223分にFNN PRIME(さくらんぼテレビ)からは、導水管の中を水で満たした後、10月3日に心肺停止状態で救出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

山形県鶴岡市のダムで潜水作業中に取水口にはさまれた男性は、3日午前、警察と消防に心肺停止の状態で救出された。

 

(記者)

「時刻は午前5時半。警察や消防による斎藤さんの救出作業が間もなく始まろうとしている」

 

心肺停止のまま救出されたのは、酒田市大宮町の会社員・斎藤さん(男性、44歳)。

 

斎藤さんは9月29日、鶴岡市上田沢の八久和ダムで水力発電施設を点検するため、水深20メートルにある取水口のすき間をふさぐ作業をしていた際、導水管に右腕を引き込まれ水中に取り残されていた。

 

救出にあたっては、二次災害の恐れがあったため導水管の水圧を下げる必要があり、ダムを管理する東北電力は長さ57キロの導水管の中を水で満たす作業を続けてきた。

 

そして3日の朝早く、導水管が水で満たされたとして、消防の潜水士などが救出活動を開始し、午前10時ごろ、斎藤さんを心肺停止のまま陸上へと救出した。

 

警察は関係者から話を聞き、詳しい事故の原因を調べることにしている。

 

https://www.fnn.jp/posts/6087SAY 

 

 

1031548分にNHK山形からは、水漏れする水門の隙間に毛布を詰めていたなど、下記趣旨の記事が作業のイメージ図付きでネット配信されていた。

 

先月29日、鶴岡市のダムで、潜水しながら修理の作業をしていた男性作業員が、ダムの水門に腕をはさまれ、浮かび上がれなくなりました。

 

男性は、発生から5日目の3日朝、消防や警察によって救出されましたが、その後、死亡が確認されました。

死亡したのは、酒田市の潜水士齋藤さん(44)です。


警察などによりますと、齋藤さんは、先月29日、鶴岡市郊外の八久和ダムで、水深20メートルのダム底にある水門にできた隙間を埋める修理のため、潜水しながら作業をしていたところ、水門の隙間に右腕を挟まれ、浮かび上がれなくなりました。


その後、通報を受けた消防と警察は救助の準備を進め、救助に向かった人が水門の隙間に吸い込まれないための措置が終わったことから、発生から5日目の3日朝6時半ごろからダイバーによる救助作業を始めました。


そして、およそ3時間後の午前9時半ごろ、心肺停止の状態の齋藤さんを救出したものの、その後、死亡が確認されました。


警察は引き続き、事故の詳しい状況を調べることにしています。

 

 

(以下は音声のみの情報)

 

しかし2次災害の恐れがあったため、救助作業が始まったのは発生から5日目だった。

 

【救助作業がすぐにできなかった理由】

 

事故時、定期点検のため、画面右側の導水路の水を抜こうとしていた。

そのため、画面中央の水門を閉めたが、水が漏れ続けていたため、潜水士は毛布を詰めて水門の隙間を塞ぐ作業を行っていた。

 

しかし、水が少なくなっていた導水管側とダム側には大きな水圧差が発生し、右腕を挟まれてしまったとみられている。

 

救助作業を行うにも、この水圧差が壁となった。

水圧の差をなくすには、別の場所から再び導水路に水を入れて満たす必要があり、その作業に時間がかかったという。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20191003/6020004961.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK放映の2コマ。

 



 

 

 

 

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20198311018分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

奈良県の吉野消防署と吉野警察署は30日、桜井市の警備員、新谷さん(男性、64歳)に感謝状を贈った。

 

新谷さんは13日、川で溺れていた男性にロープを投げ入れてつかまらせ、その後、消防署員らが引き揚げた。

 

新谷さんは、警備員として2011年から吉野町宮滝の吉野川周辺で、夏の遊泳期間に遊泳客が崖上から川に飛び込むなどの危険行為を防ぐため、監視をしてきた。

 

新谷さんの話では、13日午後3時50分ごろ、吉野川上流から男性(30)が溺れて流されてくるのを発見。

新谷さんは高さ4mほどの岩場から、男性の上流側にロープを投げ入れた。

ロープは流されて、下流の男性のもとへ。

 

岩陰で男性の姿は見えなかったが、ロープの先にしっかりと重みを感じた。

「大丈夫ですか。しっかりつかんでくださいね」。

男性に声をかけながら、引きずられないように、精いっぱい足を踏ん張った。

 

別の救護活動で居合わせた消防署員数人がそのロープを引き揚げ、男性にけがはなかった。

 

新谷さんは、普段から狙った場所にロープを投げ入れる練習を欠かさずにしてきたという。

「感謝状はうれしいけれど、当たり前のことをしただけです」と、ほほえんだ。

 

https://www.asahi.com/articles/ASM8Z5216M8ZPOMB00H.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

溺れた人の救助活動に当たるであろう警備員の方が、狙ったところにロープを投げ入れる練習までしているとは思わなかった。

自主的?
それとも会社の訓練項目の一つ?

それはともかく、日頃の練習が実を結んだ例として紹介する。

 

 

 

 

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20198221130分に産経新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

東京都練馬区の遊園地「としまえん」のプールで埼玉県朝霞市の小学3年、Mさん(8)が溺れて死亡した事故から、22日で1週間となる。

 

水面に浮かべるビニール製の遊具を設置するプールや海水浴場は各地にあり、事故防止は急務の課題だ。

 

残り少ない夏休みだが、専門家の声を踏まえ、水上遊具の安全性や監視のあり方を考えてみたい。

 

 

【潜り込み防止を】

 

捜査関係者によると、Mさんはマット状の遊具(縦約2.5m、横約5m、厚さ約30cm)の下の中央付近で発見。

ライフジャケットを着用し、うつぶせ状態だった。

 

何らかの原因で全身が潜り込んでしまい、ジャケットの浮力で体がマットに張り付き身動きが取れなくなった可能性がある。

 

ライフセーバーで、NPO法人「日本プール安全管理振興協会」の北條理事長は、「溺れた場合はパニックに陥ることも多く、冷静な行動ができなくなる」と指摘し、潜り込み防止策として、遊具の下に網やフェンスの設置を提案する。

 

また、今回の遊具は色づけされていたが、北條氏は「透明化することで遊具の下を確認しやすくなり、事故リスクの低減につなげられる」とも指摘する。

 

 

【呼吸可能な空間】

 

今回事故が起きたのは、「水上アスレチック」と呼ばれる遊具の一種。


ビニール素材で柔らかいため、けがの心配が少なく、軽いことで悪天候時に撤去もしやすいなどの理由から、この数年で各地のプールや海水浴場で設置が増えている。

 

平成18年の埼玉県ふじみ野市営プールで小学2年の女児が吸水口に吸い込まれ死亡した事故を受け、国土交通省などがプール施設の安全指針を策定したが、その指針には水上アスレチックについて具体的な記載はなく、「安全対策は事業者側の裁量に委ねられているのが実情」(水上遊具メーカー関係者)という。

 

子供の遊具下への潜り込みを想定し、独自に安全対策を実施している施設もある。

 

千葉県山武市のプール「蓮沼ウォーターガーデン」では、マット状遊具の四辺に丸太状の浮きを付け、マットと水面が接しないように工夫。

万が一、ライフジャケットを着けた子供がマットの下に潜り込んで浮力が働いても、呼吸ができる空間を確保している。

 

監視体制も施設の安全性を左右するが、同施設ではプールサイドからの監視に加え、常時、数人の監視員がプール内を巡回し、遊具から水中に転落した子供を引き上げるようにしている。

 

しかし、全ての施設で手厚い監視体制を実現できるわけではない。

 

事実、としまえんでは7人の監視員全員をプールサイドに配置。

遊具の下に潜り込まないよう呼びかけ、正午と午後2時に水中を確認する定時点検を行っていた。

 

「遊びに夢中の子供に呼びかけが伝わると考えるのは非現実的だ」。

小児科医で、子供の事故に関する調査などを行うNPO法人「Safe Kids Japan(セーフキッズジャパン)」の山中龍宏理事長はこう指摘し、「複数の監視員を配置しても、太陽光の反射で水面が見えにくくなるなど、人間の目に頼った監視には限界がある。最新技術の活用も必要だ」と強調する。

 

 

【自動解析で警報】

 

山中氏によると、天井や水中のカメラ映像を専用のソフトウエアが自動解析する監視システムも開発され、一部のプールに導入されている。

 

人が水面から沈んで約20秒間動かなくなるとアラームで監視員に注意を促し、専用端末に溺れた人の位置情報を表示するという。

 

 「混雑するプールで子供が保護者とはぐれることは容易に想定できる。事業者側には、そうなった場合でも子供が安全に遊ぶことができる環境を提供する責任がある」

 

北條氏は、こう指摘した上で、「利用者が施設の安全性を評価するのは困難。事業者側が安全対策を分かりやすく公開し、利用者が見比べられる仕組みづくりが必要だ」と話している。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/190822/afr1908220006-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

としまえんの事故は本ブログでも紹介スミ。

  

 

 

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2019722248分にNHK高知から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

21日午後6時頃、大豊町で男性が町内を流れる立川川に転落し流されたと警察に通報があった。

警察によると、男性は同僚2人と地滑りの調査に来ていたということで、消防が現場に到着した時には、道路脇の谷から立川川に向かって水が勢いよく流れていたという。

消防が同僚から聞いた話によると、3人は谷からの水に流されないように道路にロープを渡して歩いていたということだが、男性だけが川に転落したという。

現場は徳島との県境に近い山間部で、警察と消防は夜になったことから捜索を一旦打ち切り、22日朝、再開することにしている。

 

出典

『地滑り調査員が川に転落し不明』

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190722/8010005722.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

当時の高知は大雨。

そのような状況下、どういう立場の人が、どのような目的で調査していたのだろうか?

 

以下は、大雨に関する報道。

 

7212047分 NHK高知)

 

暖かく湿った空気の影響で、県内には発達した雨雲がかかり続けていて、本山町では午後8時までの48時間の雨量が平年の7月1か月分を超える大雨になっている。

 

気象台は、土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、川の増水、氾濫に警戒を呼びかけている。

気象台によると、台風に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で、県内では大気の状態が非常に不安定になっていて、発達した雨雲がかかり続けている。

須崎市では午後8時までの1時間に、32.5ミリの激しい雨が降った。

本山町では日中、雨が降り続き、午後8時までの48時間に降った雨の量が553ミリと、平年の7月1か月分を大きく超えている。

本山町、高知市、土佐町には、土砂災害の危険性が非常に高まっているとして、土砂災害警戒情報が出ている。

県内では一部の地域に大雨警報が発表され、このあとも多い所で1時間に50ミリの非常に激しい雨が降り続く見込みだ。

気象台によると、県内は21日も大気が不安定な状態は続き、所により激しい雨が降るおそれがある。

気象台は、土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、川の増水、氾濫に警戒するよう呼びかけている。

 

出典

『大雨 土砂災害に厳重警戒を』

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190721/8010005718.html 

 

 

 

 

 

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201971811分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海水浴などで水面に浮かべ子供が乗って遊ぶビニール製遊具「フロート」は、風に流されやすく事故につながるとして、消費者庁などは17日、夏休みを前に注意を呼び掛けた。

 

風が強い日は使用を避け、対象年齢も確認するよう求めている。

 

海保によると、遊泳中のフロートによる事故は昨年、少なくとも7件発生。

京都府や福井県などでは、4~8歳の子供が沖に流され、水中に落下して肺水腫となったケースもあった。

 

国民生活センターは、3種類(サーフボードのような形、鳥の形、イルカのような形)のフロートで実験した結果、鳥形が最も風の影響を受けやすく、風がそれほど強くない風速3mでも秒速0.64mと、大人でも水中では簡単に追いつけない速度で進んだという。

 

消費者庁の担当者は,「子供から目を離さないことが最も重要」と話している。

 

出典

『フロート遊び、風に注意 海水浴、流され事故に』

https://www.sankei.com/affairs/news/190718/afr1907180002-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

消費者庁からのお知らせは下記参照。

 

https://www.caa.go.jp/notice/entry/016014/

 

 

 

(2019年8月3日 修正1 ;追記)

 

2019年7月31日15時41分に朝日新聞から、上記報道より詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

水面に浮かべて子どもが乗って遊ぶ浮き具「フロート」。

 

海水浴で家族連れなどに人気だが、風で沖に流され、戻れなくなる事故も起きている。

 

消費者庁は、風が強い日は使用を控えるよう呼びかけている。

 

海上保安庁によると、昨年、海で遊泳中におぼれたり自力で海岸に戻れなくなったりした14歳以下の子どもは70人。

そのうち、少なくとも7人がフロートで遊んでいた。

 

福井県の海水浴場では、4歳の女児が流され、フロートの上に立ち上がったところ、バランスを崩して海に転落。

肺に水がたまる肺水腫を起こし、入院治療が必要になった。

 

国民生活センターなどは、今年5~6月、幼児の人形(身長約100cm、体重約15kg)を乗せたフロートが流される速度などをテストした。

 

プールでサーフボード型、イルカのような形、スワン型の3種類を比較したところ、背が高く風の影響を受けやすいスワン型が最も速く、サーフボード型、イルカ型の2倍以上の速さで流された。

 

海水浴場での実験では、風速2~4mのあまり強くない風でも、スワン型は2分弱で、海岸から5mの地点から50mの地点まで流された。

 

途中で大人が海岸から救助に向かったが、水深が深くなるとなかなか前に進めず、追いつけなかった。

 

消費者庁によると、子どもの体格に対してフロートが大きすぎると、乗った時に水面に足がつかず、自力で海岸に戻ることが難しいという。

 

担当者は、「フロートの対象年齢を確認し、保護者はフロートに乗った子どもから手を離さないでほしい」と話す。

 

フロートから落ちた子どもがおぼれる事故を防ぐため、ライフジャケットを着せることも求めている。

 

 

【ライフジャケット選びのコツは】

 

子どもにどんなライフジャケットを着せればいいか。

 

7月下旬、東京都内で開かれた水難事故防止イベント(「海の安全―未来プロジェクト実行委員会」主催)で、ライフジャケットの選び方が紹介された。

 

製品によって、目安となる体重や浮力などがあるため、体格に合うサイズを選ぶ。

 

肩部分を持って子どもを引き上げる時に水中で脱げないよう、股下ベルトがあるものがよい。

 

蛍光色や反射板、ホイッスルがついているものもある。

 

イベントには、7年前に幼稚園の川遊び中の事故で長男(当時5)を亡くした母親が登壇。

園は子どもたちにライフジャケットを着せていなかった。

 

参加した親子連れを前に、「子どもたちの命を守るのは大人。子どもと一緒に安全を学びながら、楽しい水遊びの体験をしてほしい」と話した。

 

海上保安庁によると、2014~18年の5年間で船舶から海に転落した人の死亡率は、ライフジャケットを着用していた人が11%だったのに対し、着用していなかった人は50%にも上ったという。

 

出典

『海水浴で人気の「スワン」に注意、2分で40m流される』

https://www.asahi.com/articles/ASM7T67FWM7TUTFL009.html 

 

 

 

 

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20195162255分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後2時55分ごろ、福岡県小郡市二森の宝満川で「小学生2人が溺れた」と119番があった。

 

2人のうち、近くに住む市立御原小3年、Mさん(男児、8歳)が約2時間半後、深さ約6mの川底に沈んだ状態で見つかったが、搬送先で死亡が確認された。

 

もう1人は近所の男性に救助され、命に別条はなかった。

 

市によると、2人は御原小の同級生。

3年生7人と1年生1人の計8人で集まり、うち6人が川で泳ぐなどしていた。

 

警察によると、現場は川幅30~40m。

堰がある。

 

Mさんが溺れ、助けようと近づいたもう1人も溺れたらしい。

 

現場では住民数10人が捜索の様子を不安そうに見守った。

70代男性は、「川で子どもが遊ぶのを見ることはほとんどなかったのに」と言葉を詰まらせた。

 

御原小によると、この日は午前の授業で終わり、児童は給食後に下校したという。

 

出典

『小学生2人溺れ1人死亡 福岡・宝満川』

https://mainichi.jp/articles/20190516/k00/00m/040/274000c 

 

 

517635分に西日本新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察や市教委によると、2人はクラスメートで、下校後にほかの同級生4人と、水深が膝下ほどになっているコンクリート製のせきの上で遊んでいたが、M君が足を滑らせて下流側に転落した。

 

救助された男児は、溺れたM君を助けようとして、自分も溺れたという。

 

下流側の川幅は30~40mで、水深は約6m。

川の周囲に柵はなく、遊泳禁止の場所ではなかった。

 

出典

小3男児、川で溺れ死亡 助けに入った級友は救助 小郡市

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/510758/ 

 

 

518728分に西日本新聞からは、堰付近では流れが変わるので危険など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

小郡市の宝満川で16日、小学3年の男児2人が溺れ1人が死亡した事故は、農業用の堰で起きた。

 

川に関する調査研究を行う河川財団(東京)によると、堰付近は流れが複雑で、全国で水難事故が多発している。

 

筑後地区には筑後川や矢部川、その支流やクリークもあり、水辺は身近な遊び場だ。

 

事故から子どもを守るため、専門家は、「川に潜むリスクを理解させる教育が重要」と指摘する。

 

小郡市によると、現場は農業用の「端間堰(はたまぜき)」。

周囲に柵はなく、護岸も緩やかで、児童の足で簡単に入ることができる。

 

だが、同市教育委員会は、子どもの遊び場になっていたことを事故後に把握したという。

 

警察や市教委によると、児童たちは水深が膝下程度の堰の上で遊んでいた。

亡くなった男児は足を滑らせ、急に深くなる下流側に転落。

救助された1人も、助けようとして溺れた。

 

河川財団の調査で、2003~17年、堰付近で発生した水難事故は128件。

同財団「子どもの水辺サポートセンター」の菅原主任研究員によると、流量が多い川の場合、堰の下流側では、水位の違いによる落差のため、強力な渦が生じることもあるという。

 

菅原主任研究員は、「一見すると浅いと思った場所が深かったり流れが速かったりすると、パニックになって溺れることが多い」と説明した。

 

小松利光九州大名誉教授(応用水理学)は、「堰や橋脚など河川の構造物の近くは、思わぬ危険が潜んでいる可能性がある」と指摘した上で、「学校教育などで子どもたちに危険箇所を伝えるだけでなく、自ら危険を感じ取る能力を育てることが望ましい」と話した。

 

市教委は、事故を受け17日朝、緊急の園長・校長会を開き、地域の危険箇所を再度確認し、今後はそうした場所では泳がないことなどを周知徹底するよう確認した。

 

   ◇   ◇

 

【遊泳禁止の根拠法なく】

 

男児が溺れて死亡した宝満川は、事故現場を含めて、遊泳禁止の措置はとられていなかった。

 

県河川管理課によると、「川は、原則、誰でも自由に使っていいもの。県の管理河川で県が遊泳禁止にしている区域はない」という。

 

一方で、地元では事故を受け、現場周辺を立ち入り禁止にするよう検討する動きも出ている。

 

同課によると、河川での遊泳を禁止する根拠となる基準や法律はない。

 

事故防止のために注意喚起を行う判断は、自治体や行政区、学校など、地元の関係者の判断に委ねられているのが実情だ。

 

例えば、「遊泳禁止」を決めて看板を河川敷に立てる場合、基礎工事などが必要なら管理者への占用許可申請をしなければならない。

 

しかし、宝満川を管理する久留米県土整備事務所は、「看板設置の申請はこれまでなかった」という。

 

一方、現場の端間堰を管轄する市農業振興課は、今後は堰に立ち入らないよう注意喚起する看板とフェンスを設置する方向で、関係者と調整を始めると明らかにした。

 

同事務所は、「地元から看板を立てたいという相談があれば、協力したい」としている。

 

出典

堰付近の水難事故多発 小郡市の宝満川、小3死亡 深い水深、流れ速く
  [福岡県]

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikugo/article/511047/https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikugo/article/511047/

 

 

 

 

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201811231957分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日正午すぎ、尾鷲市の尾鷲港から8kmほど東に離れた沖合で作業中の船の乗組員から海保に、「定置網で作業中の女性ダイバーが意識を失い、現在、人工呼吸をしている」と通報があった。


海保によると、女性は東京・墨田区の会社員、田中さん(41歳)で、田中さんはその後、市内の病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。


田中さんは、尾鷲市で漁業に参入した東京の企業の社員で、23日は午前11時半すぎから、会社の同僚の男性と2人で、海中の定置網を点検するため、海に潜っていたという。


作業を始めてからおよそ15分後に、定置網が設置された水深およそ25mの海底で田中さんが動かなくなっているのを男性が発見したという。


男性は、すぐに田中さんを海上の作業船に引き揚げたが、田中さんは意識や呼吸もなかったという。


海保では、田中さんの作業や装備などに問題がなかったかどうかなど、事故の詳しい原因を調べている。

 

出典

尾鷲沖で女性ダイバーが死亡

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20181123/3070000665.html 

 

 

11232025分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

死因は水死。

水深約25mの海底で定置網にもたれかかるような姿勢で見つかり、潜水具が口から外れていたという。

 

田中さんは、東京で居酒屋などを展開する会社の社員。

同社は今年3月、自ら魚を調達するため、同市で定置網漁を始めていた。

 

出典

『三重 潜水作業の女性水死 定置網点検で』

https://mainichi.jp/articles/20181124/k00/00m/040/082000c 

 

 

1124日付で伊勢新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

死因は海水を吸い込んだことによる窒息死。

 

田中さんは当時、市内で3月から定置網漁に参入した業者の委託を受けて、定置網を点検していたという。

 

出典

『潜水作業中の女性死亡 尾鷲沖』

http://www.isenp.co.jp/2018/11/24/25546/ 

 

 

 

 

(ブログ者コメント) 

毎日新聞からは「居酒屋などを展開する会社の社員」と報じられているが、会社として潜水点検のスキルを持った社員を雇用しているということだろうか?
 

それとも伊勢新聞の報道から推測できるような、居酒屋などを展開する会社から委託を受けて点検していた別会社の社員だったのだろうか?

 





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2018851717分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日昼すぎ、糸魚川市の親不知海水浴場で、長野市の30代の男性が娘の小学生とともに沖に流された。


この男性の妻が、高台で監視にあたっていたIさん(男性、73歳)に救助を要請し、Iさんが救助に向かったが、海岸から数10mの沖合で溺れたという。


Iさんは近くにいた海水浴客に救助され、病院に搬送されたが、その後、死亡した。
救助の要請があった男性と娘の小学生は、海水浴客に救助されて無事だった。


この海水浴場は糸魚川市が管理しているが、Iさんはシルバー人材センターから派遣されて、今シーズンから、自宅の近くにある海水浴場の監視にあたっていたという。


警察と消防が、事故の詳しい状況を調べている。

 

出典

高齢の監視員がおぼれて死亡

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180805/1030004281.html 

 

 

852013分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日正午過ぎ、新潟県糸魚川市外波(となみ)の親不知海水浴場で、溺れた親子の救助のため沖に向かった同海水浴場の監視員、Iさん(73)が、岸から40~50mの海上に浮かんでいるのを海水浴客が発見、救助されたが、間もなく死亡が確認された。

死因は水死だった。

 

警察によると、Iさんは長野県の30代男性と小学2年の娘が溺れたとの通報を受けていたという。

親子は別の海水浴客に救助され、無事。

 

現場は高波で風も強かった。

監視員はIさんのみだった。

 

出典

『親不知海水浴場 海水浴客助けに向かった73歳監視員死亡』

https://mainichi.jp/articles/20180806/k00/00m/040/073000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

最近、プール監視員の資格について記された情報を数件紹介したばかりだ。


また、富士山から下山中の70代の安全誘導員が6合目で遭難したという情報も紹介した。

 

今回事故の原因は、それらの情報と共通するものがあるように感じたので、紹介する。

 

 

 

 

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20187251357分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「子どもは静かに溺れます!」・・・。

長野県佐久市の医師会がスマートフォンのアプリなどで呼びかけた注意が反響を呼んでいる。

 

子どもは溺れたら騒ぐと考えがちだが、実際は声も出さずに沈むことが多い。

国も周知を始めた。

 

この注意喚起は、佐久総合病院佐久医療センター(長野県佐久市)の坂本昌彦小児科医長(41)が発案。


昨夏、当時1歳だった長男が、10秒ほど目を離した隙に「音も立てず浴槽に沈んで溺れそうになった」ことがきっかけだ。

 

坂本医師が調べると、特に子どもは、こうした溺れ方が一般的だとする米国の研究を見つけた。

 

子どもは何が起きたのか分からず、呼吸しようと精いっぱいで、声を出す余裕もないという。

 

佐久医師会は昨年9月、「静かに溺れる」ことを啓発するポスターを作製。

同医師会のスマホ向け無料アプリ「教えて!ドクター」で紹介すると、全国から反響が相次いだ。

 

・・・・・

 

出典

「子どもは静かに溺れます!」医師呼びかけ反響

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180725-OYT1T50053.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

調べてみると、昨年、より詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2017929120分 YAHOOニュース(BuzzFeed Japan))

 

幼い子どもが命を落とす「不慮の事故」のなかで、交通事故や窒息と並んで高い割合を占める「溺水」。

 

子どもが溺れる際の状況について、長野県佐久市の小児科医たちが注意を呼びかけたツイートが話題を呼んでいる。

 

 

【共感の声「自分の娘がそうなったら…」】

 

注意喚起をしたのは、佐久総合病院の医師たちが中心となり、子どもの病気やホームケア、子育て支援情報などについて発信している「教えて!ドクタープロジェクト」。

ツイートでは、子どもが溺れた際にバシャバシャと音を立ててもがくのは「映画の世界だけ」で、実際には、自分が溺れているという状況を理解できず、声も出せずに「静かに沈みます」と指摘。

 

溺れても物音で気付くだろうと安心して目を離すのではなく、常に見守る必要があると呼びかけた。

投稿は2万件近くリツイートされ(9月29日現在)、実際にこうした状況を経験したことがある親などから、

 

「あの時の光景は忘れることができません」

「静かに沈むなんて思いもよりませんでした」

「自分の娘がそうなったら…とゾッとして震えました」

 

などと、多くの声が寄せられた。

 

 

【医師も経験「パッと見たら、もう浮いていた」】

 

「偉そうなことを言っていますが、実は、私も経験したことがあるんです」。

BuzzFeed Newsの取材にそう話すのは、同プロジェクトのリーダーを務める坂本昌彦医師。

 

それは、いつものように1歳3カ月の息子と一緒に風呂に入り、先に自分が脱衣所に出たときだった。

「そのとき、息子は浴槽のふちにつかまってジョウロで遊んでいました。

そこまでは見てたんです。

遊んでるなーと思って脱衣所に出て体を拭き始めて、チャプチャプと息子が遊ぶ音もしていたのですが、15秒か20秒後くらいにパッと見たら、もう浮いていたんですよね。

仰向けで目を見開いて、こっちを見ているような状況で」。

 

すぐに風呂から引き上げ、息子は無事だったが、やはりバシャバシャともがくような音はしなかった。

 

「まず、バシャバシャと水しぶきをあげるためには、相当な割合で体が水から出ている必要があります。

それに加えて、赤ちゃんたちの場合は、溺れても自分がどういう状況なのか理解できていないので、頭の中が『?』のまま、もがくこともなく沈んでいくのだと思います」


坂本さんによると、こうした反応は「本能的溺水反応(instinctive drowning response)」と呼ばれ、日本の医学界でもあまり広く知られていないという。

 

坂本さん自身もアメリカ・シアトルの小児科医の著書で知り、より多くの人に知らせたいと、今回の注意喚起に至った。

 

「溺水は、本当に命に関わります。

『音が聞こえていれば溺れることはない』というのは違うんだよ、『子どもは静かに沈むんだよ』ということは、どれだけ強調しても強調しすぎということはないと思います」

 

 

【もし万が一溺れてしまったら…】

 

一方、もし万が一、子どもが溺れてしまった際には、どういった対応を取ればいいのか。

 

厚労省の人口動態調査によると、2016年に不慮の事故で亡くなった1~4歳児85人のうち、約3割の26人が溺水だった。

また、水中での時間が5分を超えると、脳に後遺症を残す可能性が高くなるといわれている。


坂本さんによると、

(1)まず意識があるかを確認し、

(2)平らな場所に寝かせて、

(3)意識がなければ、絶え間なく心臓マッサージと人工呼吸を行い、

(4)必要であれば救急車を呼ぶ

などの措置をとるべきだという。


だが、何よりも大切なのは、お風呂やプールでは子どもから目を離さずに、溺れてしまう事態を防ぐことが大切だと繰り返し強調する。

 

また、乳幼児だけではなく、小・中学生でも溺れている際に音を立てたり、大声で助けを呼ぶことができるとは限らないため、注意が必要だという。

 

出典

「子どもは静かに溺れます」医師が注意喚起

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00010003-bfj-hlth 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

先日、高知市の小学校プールで保護者など10人の監視下、8歳女児が溺れた事故を紹介したが、当該事故も、「静かに溺れた」事例だったのかもしれない。

 

 

 

 

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2018714100分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

合言葉は「浮いて待て」・・・・。

 

夏休みを前に、水難事故から身を守ってもらうため、群馬県藤岡市立平井小学校で12日、衣服を着たまま水に浮く「着衣水泳」の授業が開かれた。


5、6年生の約60人がジャージーとサンダルを身につけ、プールで実際に浮く練習をした。

 

 

【静かに待つ 】

 

藤岡市内の学校でこうした授業を開くのは、初めて。

この日は、水難学会の指導員でもある藤岡消防署救助隊の池田隊長と新井副隊長の2人が指導した。

 

まず、誤って川や池に落ちてしまった場合は、どうすればいいのか。

合言葉は、「浮いて待て」。

あわてて泳ぐのは禁物。

浮いたまま、助けを待つことが大切だという。

 

新井副隊長によると、「ラッコのように浮かぶには、両手を広げ、胸を張って、しっかり空を見る」姿勢がいい。

大の字で、あおむけの状態だ。

 

身につけている服や靴は脱がない。

服は体との間に空気が入って「風船」代わりに、靴は重たい足を浮かせる「浮き具」になる。

ランドセルも、浮き具代わりになるので手放さない。

 

近くに空のペットボトルが浮いていれば、それを使う。

浮かんでいる時は静かに待つ。

声を出そうとすると沈んでしまうためだ。

 

 

【溺れている人がいたら】

 

一方、溺れている人を見つけた時は、自分で助けに行かず、119番通報する。

 

陸から空のペットボトルやヘルメット、ランドセルなど浮くものを投げ、声を出して励まし続ける。

 

溺れている人はパニック状態になっているため、助けに行ってもしがみつかれ、一緒に溺れてしまう危険性があるという。

 

授業を受けた折茂さん(男児、10歳)は、「浮くのは意外と簡単だった。もしも友達が溺れたら、自分も水に入らず、浮くものを投げて助けを呼びたい」と話した。

 

池田隊長は、「学校からの依頼があれば、いつでも講習できる。水難事故を防ぐため、ぜひ広まってほしい」。

 

出典

『水難事故対策 「浮いて待て」 慌てるのは禁物、着衣水泳』

https://mainichi.jp/articles/20180714/k00/00e/040/251000c 

 

 

 

 

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2018751150分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午前9時半ごろ、兵庫県猪名川町の工事現場から「排水管に人が流された」と119番があった。

 

警察や消防によると、男性作業員3人が流され、搬送先で1人の死亡が確認された。

他の2人は救助されて意識があるという。

 

大雨の影響で水が流れ込んできたとみられる。

警察によると、死亡したのは和歌山市の男性(59)とみられる。

 

消防によると、現場の調整池にある直径約1mの排水管の目詰まりを取り除いたところ、水が一気に流れ、3人は管の中に吸い込まれた。

男性は数100m流された。

 

出典

『3人水路に流され1人死亡 大雨注意報発令中 兵庫・猪名川』

http://www.sankei.com/west/news/180705/wst1807050038-n1.html 

 

 

75147分にNHK兵庫からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3人は50代から60代で、病院に搬送されたが、このうち川まで流された和歌山県の59歳の男性とみられる作業員が、午前11時40分すぎに死亡した。


また、2人のうち1人は水を飲んでいて症状が重く、もう1人は打撲などの軽傷だという。

出典

作業員3人が流され1人死亡

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180705/2020000524.html 

 

 

76030分にNHK兵庫からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午前9時半ごろ、猪名川町差組にある物流センターの予定地の造成工事の現場で、男性の作業員3人が人工のため池の排水管に吸い込まれ、流された。


警察によると、排水管は近くを流れる野尻川につながっていて、2人は途中で消防に救助されたが、1人は、およそ600m離れた川まで流されて死亡した。


県によると、死亡したのは和歌山市本脇のAさん(男性、59歳)と分かった。
ほかの2人は、宮崎県西都市の62歳の男性と大阪・箕面市の56歳の男性で、いずれも骨を折る大けがをしたという。


当時は、ため池にもぐって、大雨で流されたごみを排水管から取り除く作業をしていたということで、警察は、安全管理に問題がなかったか、詳しい状況を調べている。

 

出典

作業員流され3人死傷 身元判明

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180706/2020000606.html 

 

 

76117分に時事ドットコムからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消防によると、Aさんを助けようとして2人も流されたという。

 

水路は、当時、大雨の影響で増水していた。

 

出典

水路に3人流される=大雨で増水、1人死亡-兵庫

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018070500513&g=soc 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

当時、猪名川町では大雨が降り続いていた。

 

猪名川町で避難準備の情報

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180705/2020000521.html 

 

 

 

(2018年11月30日 修正1 ;追記)

 

20181128721分に産経新聞から、救助しようとした男性のほうが流されて死亡したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

伊丹労基署は27日、現場の安全管理を怠ったとして、労安法違反の疑いで、東京都の土木工事会社「Y建設」の現場責任者だった男性社員(62)と法人としての同社を書類送検した。

 

送検容疑は7月5日、同町の造成工事現場の人工池で、排水管に転落しないよう管の周りに高さ約75cm以上の柵を設置するなど安全措置を取る必要があったのに、怠ったとしている。

 

同日朝、作業にあたっていた男性社員が増水した排水管に転落しそうになり、救助しようとした同社の男性作業員が流されて死亡。

男性社員と下請け会社の男性作業員(56)も、それぞれ重傷を負った。

 

出典

西日本豪雨の作業員死亡、労基署が会社を書類送検

https://www.sankei.com/affairs/news/181128/afr1811280002-n1.html

 

 

11271844分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故は同日午前9時20分ごろ、同町差組の物流倉庫建設現場で発生。

ため池内の排水口に吸い込まれ、同社の男性(59)=和歌山市=が死亡、作業所長と別会社の男性(56)が重傷を負った。

 

伊丹労基署によると、作業所長がろ過用フィルターを取り除く作業中に流され、59歳男性らが救助に向かったという。

 

出典

『西日本豪雨で3人死傷 工事会社などを書類送検』

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201811/0011856676.shtml 

 

 

11271736分にNHK兵庫からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

当時は記録的な豪雨となっていて、伊丹労基署は、安全管理に問題がなかったか調べていた。


その結果、排水管の周りには柵が設置されておらず、豪雨のなか作業をすれば吸い込まれる危険が高かったと判断したという。

 

出典

豪雨 ため池死亡事故で書類送検

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20181127/2020002450.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下はNHK兵庫の映像の1コマ。

画面の奥に池があり、そこから川に流された模様。

川にかかる橋の上には、関係者だろうか、2人が立っている。







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2018711734分にNHK愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1日午前11時ごろ、愛媛県今治市大西町の国道沿いにある池に草刈り作業中の男性が落ちたと、一緒に池周辺の草刈り作業をしていた男性から消防に通報があった。

 

消防や警察で調べたところ、近くに住む無職、Wさん(男性、76歳)が池に浮いているのが見つかり、病院に運ばれたが、死亡が確認された。

 

警察によると、Wさんは午前8時ごろから、近所の人たちと草刈りを行っていたが、突然、姿が見えなくなったという。

 

草刈りをしていた場所は傾斜が急な土手だということで、警察は、Wさんが誤って池に転落した可能性があるとみて、当時の詳しい状況を調べている。

 

出典

今治で草刈り中に池転落で死亡か

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20180701/0001320.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

同じような事故は、以前、市原市の山倉ダムでもあり、本ブログにも記事を掲載している。

あの場所も、傾斜が急な土手だった。

 

 

 

(2018年7月15日 修正1 ;追記)

 

201872日付の愛媛新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

姿が見えなくなり、池に帽子が浮いているのを男性(67)が発見、通報した。

 

 

 

 

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201861450分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

13日午前10時35分ごろ、千葉市中央区東千葉2の入浴施設の解体工事現場で、支柱を抜く作業をしていた60代ぐらいの男性が別の支柱を抜いた深さ約4mの穴に転落し、搬送先の病院で死亡した。

警察で男性の身元と詳しい原因を調べている。

 

警察によると、作業は4人で行い、男性は地上で支柱の固定作業をしていたとみられる。

転落した穴は前日に別の支柱を抜いた跡で、穴は直径約1.5m、底には1.6mほど水がたまっていたという。

警察官らが駆け付けた際、男性は頭を下にして上半身が水中に沈んでいた。

 

作業員が「下の穴に落ちた」と119番通報した。

 

出典

穴に転落、男性死亡 千葉市、解体作業中に

https://www.chibanippo.co.jp/news/national/506753

 

 

 

 

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2018227224分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午前9時15分ごろ、広島県安芸高田市八千代町土師の土師ダムで、ダム湖に潜り設備設置工事をしていた福岡県筑紫野市武蔵、潜水士、Mさん(男性、36歳)が流され、搬送先の病院で死亡した。

 

警察によると、作業中は閉めなければいけない放流管が開いていた。

警察は、業務上過失致死の疑いも視野に入れ、ダムを管理する国交省中国地方整備局や工事を請け負った会社から事情を聴いている。

 

中国地方整備局土師ダム管理所によると、放流管は水中にあり、ダム湖から付近の川や用水路に水を流している。

同管理所が弁を開け閉めして水量を調整する。

 

警察によると、Mさんは、放流管内部の点検用に水をせき止めるゲートを新設するため、1人で水深約17mのダム湖の底に潜っていた。

Mさんから同僚に通信装置で「流されている」と連絡があり、放流管付近で見つかった。

 

土師ダム管理所の犬山所長は、「非常に残念に思う。事故原因ははっきりしていないが、二度と事故が起きないようにしたい」と話した。

 

出典

『ダムで作業中の潜水士死亡 「流されている」との通信最後に』

http://www.sankei.com/west/news/180227/wst1802270083-n1.html 

 

 

2271936分にNHK広島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

Mさんは、およそ15分後に引き上げられ、市内の病院に搬送されたが、およそ3時間後に死亡が確認された。


警察によると、Mさんは水深17mほどのところにある直径およそ1m20cmの放流管の点検に必要な設備を設置するため、潜って作業をしていたという。


ダムを管理する中国地方整備局土師ダム管理所によると、工事の際は、放流管の中の水の流れを止めるため、放流管の排水口の弁を閉じることになっていたということだが、事故当時は閉じられておらず、Mさんは潜水後まもなく、放流管に吸い込まれたとみられるという。


出典

土師ダムで作業中の潜水士死亡

https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20180227/5574161.html 

 

 

 

 

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201710251230分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午前6時50分ごろ、北海道北斗市の沖合で、台風21号の定置網の被害を調べていた同市七重浜の潜水士の男性(55)が網にからまった状態で動かなくなっているのを、調査に同行していた漁船の乗組員が見つけた。

引き上げて病院に搬送したが、その後に死亡が確認された。

 

海保によると、男性は地元漁協の依頼を受け、海中で網の点検をしていた。

漁船の乗組員が男性を引き上げた際、潜水ボンベは外れていたという。

 

海保が詳しい状況を調べている。

 

出典

『台風被害調査の潜水士死亡 北海道沖の定置網、絡まった状態で見つかる』

http://www.sankei.com/affairs/news/171025/afr1710250018-n1.html 

 

 

1026日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海保によると、男性は同日午前6時10分ごろ、台風21号の影響調査のため、漁船2隻に分かれて計7人で出港。

同6時半ごろから1人で海に潜り、サケの定置網が破れていないか調べていたという。

 

約20分後に漁師が定置網を引き揚げたところ、網の中から男性が見つかった。

その際、酸素ボンベや重りのベルトは装着していなかったといい、海保が詳しい原因を調べている。

 

 

 

 

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20171022215分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午前2時50分ごろ、山口県周南市の笠戸湾内で、小舟に乗っていた長崎県新上五島町の機関士の男性(70)が船舶から投げられたロープをつかむため海に飛び込み、行方不明になった。

 

徳山海保が巡視艇などで捜索.

現場から南西に約3.3kmの浜辺で見つかったが、死亡が確認された。

 

同海保によると、男性は長崎海事工業所有の船舶第8丸喜丸(295トン)の乗組員。

同僚3人と買い出しを終え、小舟で帰船しようとした際にエンジンが不調になった。

 

本船からロープを投げてもらったが届かず、男性はロープを取ろうと海に飛び込み、姿が見えなくなった。

 

当時、台風21号と低気圧のため風雨が強く、波の高さは約50cmあった。

 

出典

『行方不明の機関士、死亡 救助ロープつかむため海に飛び込み』

http://www.sankei.com/west/news/171022/wst1710220068-n1.html 

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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