2016年8月21日19時27分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月21日20時17分にNHK福島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時10分ごろ、南相馬市原町区の北泉海岸の沖合で、第二管区海上保安本部の小型ボート(長さ約6.4m)が転覆し、乗員の海上保安官5人が海に転落した。
うち,一等海上保安士の男性(42)がおぼれ、同本部の別の小型ボートに救助されたものの、搬送された病院で亡くなった。
3人は陸まで泳ぎ、もう1人は同本部のヘリコプターに救助された。
同日午後0時半ごろ、海岸で「男性がおぼれている」と近くに住む女性から警察に通報があり、捜索に当たっていた。
警察によると、おぼれたのは同区の会社員の男性(18)で、30代の同僚と水遊びをしていたところ波にさらわれ、行方がわからなくなっているという。
現場は東北電力原町火力発電所に隣接する海岸で、震災前は海水浴場だったが、震災の津波で被災した海岸線の復旧が終わっておらず、遊泳は禁止されている場所だったという。
福島地方気象台によると、複数の台風の接近により、海上強風警報が出ていた。
現場は当時、台風の影響で波の高さが1.5m、うねりが3mだったという。
出典
『水遊びの男性行方不明 海保の捜索ボート転覆、1人死亡』
http://www.asahi.com/articles/ASJ8P63DNJ8PUGTB00C.html
『捜索中に海上保安官が心肺停止』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054972141.html?t=1471814356652
(2016年11月5日 ;修正1)
2016年11月2日19時51分にNHK福島から、巡視船の船長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島海保が事故の原因を調べたところ、現場付近は、水深の浅い場所で波が急に高くなる「磯波」と呼ばれる波が起き、転覆のおそれが高い場所だったことがわかった。
磯波が起きやすい場所は、海底の深さを示す海図などで把握できるということで、同海保は、転覆の危険性がある海域を避ける義務を怠ったとして、小型ボートを向かわせた宮城海保の巡視船「まつしま」の58歳の船長と43歳の航海士を、業務上過失致死傷などの疑いで、2日、書類送検した。
宮城海保の岩渕部長は、「職員の殉職は痛恨の痛みで、今後、あらゆる機会を通じて再発防止の指導に努めます」と話している。
出典
『転覆事故で船長と航海士を送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054081821.html?t=1478116194454
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。