2012年10月27日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正4として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2392/
(2016年3月19日 修正4 ;追記)
見つけるのがかなり遅くなったが、2012年12月14日付でマツダのHPに、対策等に関する下記趣旨の記事が掲載されていた。
1. 事故概要
10 月 20 日(土)午前 1 時 49 分頃、弊社宇品中地区の鋳造 C 棟 2 階 電気炉付近で、溶かした鉄を 運搬するための容器(直径約 1 メートル、高さ約 1.5 メートル)が転倒し、流出した高温の鉄と設備内 の砂に含まれた水分が接したことで水蒸気爆発が発生しました。
弊社では直ちに広島市消防局に通報しましたが、防火自衛団による初期消火が奏功し、広島市消防局 による消火活動には至りませんでした。
3. 再発防止策
「容器を転倒させない」、「万一の際にも高温の鉄と水分を接触させない」を基本に以下の対策を実施し ました。
今後、二度と同様の事故を発生させないよう、全社一丸となって再発防止に努めてまいります。
・ 容器の転倒を防ぐため、溶かした鉄の運搬方法と運搬経路を見直しました。
・ 電気炉周辺の乾燥状態の維持、確認に万全を期するため、炉下ピットに換気装置と漏水センサー を設置しました。
・ 万一に備えて、運搬経路に防湯堤を設置し、鉄の飛散・流出を最小限にとどめるようにしました。
・ 今回の再発防止策に合わせた始業点検手順マニュアルに改訂するとともに、作業従事者の教育を 実施しました。
出典URL
http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2012/201212/121214a.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。