2016年3月13日8時9分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR京葉線で、4日、電車が停車駅を誤って通過したトラブルで、男性車掌(59)が居眠りをしていたことが、12日、JR千葉支社への取材で分かった。
当初、同支社はミスの原因を、「違うことを考えていて(通過に)気付かなかったと話している」などと説明していた。
その後の調査で判明したという。
重大な事故につながる可能性もあり、同支社は、「指導を徹底し、再発防止に努める」としている。
同支社によると、今月4日午後9時25分ごろ、東京発蘇我行き下り各駅停車(10両編成)がJR二俣新町駅(市川市)を誤って通過。
乗客約12人が乗降車できなかった。
次駅の南船橋駅で乗客2人が「停車せず、降りられなかった」と駅員に申し出て判明。
二俣新町駅で乗車できなかった乗客については、後続の快速電車を同駅に臨時停車させ、蘇我駅まで各駅電車として運転することで対応した。
千葉日報社が入手した内部文書によると、男性車掌は同社の聴取に対し、前駅の市川塩浜駅を発車後に電車最後尾の車掌室でイスに座り、ウトウトしてしまったと証言。
二俣新町駅を通過し、次駅の南船橋駅へ向かう途中で目覚めた。
その後、二つ先の新習志野駅に到着した際、輸送司令室からの無線連絡でミスに気付いた。
同支社によると、運転室や車掌室には通過ミス防止のため、「次は停止」などと音声で知らせるブザーを設置。
当時も正常に機能していたが、男性車掌は気付かなかったという。
当初、同支社はミスの原因を、電車の男性運転士、男性車掌がいずれも「『違うことを考えていて(通過に)気付かなかった』と話している」としていた。
同支社は、「その後の詳しい聴取で、男性車掌が居眠りを打ち明けた」としている。
今回のトラブルで、同支社は男性運転士の責任を重く見ているが、電車の最後尾に乗務する男性車掌は、電車通過後の線路の破損や人の立ち入りなどを確認する業務を怠っていたことになる。
重大事故につながる可能性もあるミスで、同支社は、「今後、厳正に処分する。基本に立ち返って指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。
出典URL
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/310245
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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