2015年12月21日19時12分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月19日付で朝日新聞島根版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
島根県が運営する浜田市の三隅川発電所で、変圧器から低濃度PCBを含むおそれがある油が漏れ出した事故で、県は、現場周辺の土からPCBは検出されず、外部への流出や環境への影響はなかったと発表した。
浜田市三隅町下古和にある水力発電所の三隅川発電所では、今月17日午前10時40分ごろ、敷地内の屋外に保管してあった廃棄予定の変圧器から油が漏れ出しているのを職員が発見した。
県は、油に、低濃度PCBが含まれている恐れがあるとして、マットを敷いて油を吸い取るなどの対策を取り、周辺の敷地や川など8か所で土を採取して、外部への流出がないか、検査を行っていた。
その結果、1か所では小石が多く測定ができなかったが、そのほかの7か所ではPCBは検出されなかったという。
また、油の流出防止のために変圧器の下に設置されていたトレイにたまった油や水からは微量のPCBが検出されたが、県は、外部への流出や環境への影響はなかったと発表した。
機器を覆っていたビニールシートと機器下部のオイル抜きプラグがゆるみ、雨水が入って機器内の残留油があふれ出たともられる。
県企業局は、「今後は管理を徹底し、保管されている変圧器などは速やかに廃棄処分の手続きを進めたい」としている
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034489351.html?t=1450731777977
以下は、県企業局からネット配信されている報道資料(抜粋)。
3.事故の状況
三隅川発電所敷地内に屋外保管していた廃変圧器前面の路面上に 油膜が見られた。(幅 1m×長 1.5m 程度)
場外への流出ないか周辺及び河川(三隅川)を確認した。河川等 への流出は確認されなかった。
4.原因
当該機器を覆っていた養生用のビニールシートの緩み、及び当該 機器下部のオイル抜き取り用プラグの緩みにより、雨水が浸入し、 機器内の残留油がトレイを経由して溢れ出たものと考えられる。
5.応急処置
12:35 油膜が確認された箇所及び当該機器について、吸着マット等で油 膜を処理。その周辺に吸着マットを布設し、流出防止。
14:48 廃変圧器の流出防止用トレイに貯まった水を収集し保管 (18リットル×5缶)
http://www3.pref.shimane.jp/houdou/files/8F5BD139-1DDD-49D0-8E59-6A6AD1C36334.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。