サンデー毎日2015年10月11日号掲載記事として、10月5日には下記趣旨の記事が既にネット配信されていた。
2015年9月9日20時55分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
再生可能エネルギーの代表格、太陽光。
とりわけ福島第1原発事故以降、各地で太陽光パネルの設置が急速に進む中、思いがけないトラブルが持ち上がった。
「パネルの反射で室温が上がり熱中症になった」などとして、兵庫県姫路市に住む男性(64)が施設を管理する「JAG国際エナジー」(東京都)を相手取り、パネルの一部撤去と330万円の賠償を求めて神戸地裁に提訴した。
訴えによると、同社は姫路市内の土地約2万m2を20年契約で借り受け、関連会社が昨年6月までに19列約5000枚のパネルを設置した。
その際、住民には、「反射光は天空に逃げる。住民に迷惑は掛からない」などと説明していた。
原告の男性はパネル西側約15mの戸建て住宅に住んでおり、昨年7月ごろから2階の居間に日の出と同時に反射光が入り、晴天時は午後2時ごろまでは窓の方を向けなくなったとしている。
苦情を受け、同社は昨年11月、住宅街とパネル設備の間に植樹をしたり、遮光ネットを張ったが、効果は薄かったという。
猛暑の今年8月には室温が50℃に達し、男性と妻は熱中症と診断された。
このため、男性は影響している5列分のパネルの撤去と精神的苦痛などへの損害賠償を求めている。
同社は、「地元自治会と協議してきた方針で進めたい」としている。
9月に関東を襲った集中豪雨では、茨城県常総市の鬼怒川堤防の決壊は、太陽光パネル設置のため川岸を掘削したことが原因ではないか、との指摘もあり、太田国交相が関連を調査する方針を明らかにしている。
また、和歌山県紀美野町では、土砂災害警戒区域に指定された山間部の急斜面に太陽光パネルが設置され、豪雨で土砂災害が起きるのでは、との不安が住民の間に広がっているという。
行政の設置条件や事前調査に瑕疵はなかったのか。
いずれにせよ、再生可能エネルギーの進展に水を差す事態だけは避けたい。
出典URL
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/society/2015/10/11/post-364.html
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201509/0008381350.shtml
(ブログ者コメント)
2015年9月9日14時5分に産経新聞westからも、現地のレイアウト図付きで同趣旨の記事がネット配信されていた。
「太陽光パネルで室内50度、熱中症」 64歳会社役員が業者に300万円求め提訴
(記事の内容は、転載省略)
http://www.sankei.com/west/news/150909/wst1509090070-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。