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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017724320分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1時間に50ミリ以上の雨が降る「短時間強雨」の年間発生回数について、1976年からの10年と直近10年の気象庁の観測結果を比べたところ、全国平均で約34%増えていることが分かった。

九州北部豪雨は甚大な被害を招いたが、豪雨や土砂による災害は今後も増える可能性がある。

 

毎時50ミリ以上の雨は「滝のような雨」とされ、土砂災害の危険が高まり、地域によっては避難準備が必要とされる目安。

都市部の排水機能の多くは、この雨量を基準に設計され、50ミリを超えると地下街などに雨水が流れ込む恐れが出てくる。

 

気象庁の地域気象観測システム「アメダス」(1千地点あたりに換算)のデータによると、毎時50ミリ以上の雨の年間発生回数は、観測が始まった76年から85年の10年は計1738回だったが、2007年から16年の10年は計2321回で、1.34倍に増えていた。

 

また、気象庁は今後の見通しについて、20世紀末と今世紀末を比較し、分析。

気温が上がれば大気中の水蒸気量が増えるため、大雨は増加するとされるが、同庁は、地球温暖化の要因とされる「温室効果ガス」の排出が今後も最悪のケースで続くと想定した場合、日本の年平均気温は4.5℃上昇し、短時間強雨の年間発生回数が2倍以上になると予測した。

 

東日本の太平洋側で気温が4.3℃上昇するため、現在の年平均気温が15.4℃の東京は鹿児島県の屋久島(19.4℃)と同程度になるという。

 

首都大学東京の藤部文昭特任教授(気候学)は、1979年から2013年のアメダスのデータを分析。

平均気温が1℃上がると、短時間強雨は4~13%程度、平均海面水温が1℃上がると7~19%程度増えていたという。

「地球温暖化が進めば激しい雨が増えるという傾向に矛盾はない。今後も短時間強雨はさらに増える可能性がある」と話している。

 

 

【カメラ・雨量計 地域で備え】

 

毎年のように、列島は台風や大雨に襲われてきた。

九州北部豪雨では、河川の氾濫、土砂や流木で多くの命が奪われ、家屋は激しく損壊した。

豪雨はこれからも避けられないが、減災への取り組みをどう進めればいいのだろうか。

 

被害が集中した福岡県朝倉市。

5年前にも豪雨で被災し、備えを整えてきたが、大雨や洪水は気象庁や自治体の情報を上回る速度で町を襲った。

 

今月5日昼すぎ、雨は急に強くなった。

福岡管区気象台は午後1時28分、朝倉市付近で1時間に約110ミリの雨が降ったとする「記録的短時間大雨情報」を発表。土砂災害や水害につながりうると注意を呼びかけた。

 

市災害警戒本部は避難所の準備を進めた。

「あまりにもすごい雨。対応に追われた」と市幹部は振り返る。

 

県と気象台は午後2時10分、朝倉市と隣の東峰村に「土砂災害警戒情報」を出し、これをきっかけに市は避難を勧告した。

 

ただ、山間部ではすでに建物が流され始めていた。

甚大な被害に遭った乙石川の最上流部にある乙石集落。

1人で暮らす梶原さん(女性、78歳)は午後2時ごろ、母屋の隣の蔵が川に流される音を聞いた。裏山にはい登り、夜を明かした。「気が動転して、後先を考えずに山へ登った」

 

午後3時半ごろには、乙石集落から約3km下流にある松末小学校の1階にも濁流が流れ込んだ。

壁掛け時計は午後3時40分をすぎたところで止まった。

児童ら約50人がいた、この小学校の周辺に避難指示が出たのは、午後4時20分だった。

 

水害の危険を知らせる河川の情報は限られていた。

朝倉市と東峰村で被害が出た17の中小河川(県管理)のうち、県が水位計を設置しているのは1河川だけで、乙石川にはなかった。

 

県河川課は、「被害が出た川は幅が狭く、水位が急激に上昇する」と、水位計の効果には限界があると説明する。

一方、被害について検証し、設置を進めるか検討するという。

 

過去に豪雨や洪水の被害に遭った自治体や住民は、より早く、正確に災害の兆候をつかもうと工夫を凝らす。

 

昨年夏、東北や北海道を襲った台風10号で住民ら20人が死亡した岩手県岩泉町。

町内に設置した雨量計から役場に情報を自動送信するシステムを導入する。

9月にも完成する見通しだ。

 

町は、主な川の上流にある役場の支所や民家など12カ所に雨量計を設置し、雨が降ると役場から電話をかけ、雨量計の目盛りを職員や住民に調べてもらっていた。

ただ、台風10号の時は接近に伴って業務量が増えて聞き取りができず、上流の雨量の急激な変化に気づけなかった。

町は、この教訓から、自動送信システムを取り入れることにした。

 

2年前の関東・東北豪雨で鬼怒川が決壊し、市の3分の1が水没した茨城県常総市の根新田自治区。

市は当時、次々と発生する被害に対し、避難指示を的確に出せなかった。

 

自治区は「行政だけでは住民を守りきれない」と、浸水状況が分かる防災カメラを、氾濫した千代田堀川近くにある須賀事務局長宅のベランダに設置。

30分ごとに自動更新される20秒間の動画を、自治区のホームページで誰もがいつでも見ることができるようにした。

 

2014年8月の大雨による土砂災害で77人が犠牲になった広島市でも、行政からの情報に頼らず避難の判断ができるよう、地域で雨量計を設置する動きが広がっている。

 

土砂災害で10人が死亡した広島市安佐南区八木4丁目の「八木ケ丘町内会」。

14年12月と15年2月、サイレンと雨量計を集会所につけた。

1時間の雨量が10ミリを超えれば、黄色い回転灯が光って住民に注意を促す。

30ミリを超えたら赤い回転灯がつき、町内会の役員が住民に避難を呼びかける。

 

こうした情報が実際の避難につながるかどうかは、住民の意識によるところが大きい。

 

広島市の八木ケ丘町内会では、サイレンや雨量計の設置以外にも、住民から避難誘導員を募り、お年寄りを避難所に連れていくようにした。

避難所までたどり着けない状況を想定して、町内のマンションを一時退避所として使わせてもらう協定も結んだ。

 

町内会元副会長の山根さん(男性、71歳)は、「二度と同じような被害を出さないという思いから、町内会全体の防災意識が上がった」。

ただ、設置後に赤い回転灯がつき、住民に避難を呼びかけたケースが3回あったものの、避難する人は徐々に減ってきたという。

山根さんは「『のど元過ぎれば熱さを忘れる』にならないようにしていきたい」と話す。

 

出典

『短時間強雨の発生数、3割増 76年からの10年と比較』

http://www.asahi.com/articles/ASK7G35X0K7GUTIL006.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

今年7月初旬に九州北部豪雨があったかと思えば、下旬には秋田で同じような豪雨被害。

たしかに短時間強雨が増えているという実感はある。

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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