2013年7月12日21時6分にNHK甲府から、7月13日付で山梨日日新聞と朝日新聞山梨全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後0時半すぎ、JR甲府駅の1番線ホームで、天井板と板の回りについていたアルミ製の枠が落ちているのを駅員が見つけた。
落ちていたのは、ホームから5mほどの高さにある、渡り廊下の下の部分にあった重さ約250gのアルミ製の枠と、長さ2mあまり、幅15cmほどの重さ約2kgの強化セメント製天井板。
落下した現場は線路側の反対のホームの奥まった部分で、この落下によるけが人はいないという。
JR東日本によると、落下した天井板は昭和59年に設置され、天井に取り付けられた枠に、接着剤で固定されていた。
目視による点検が年3回あり、今年4月の点検では異常は見つからなかったという。
12日朝の巡回でも、異常は見られなかったという。
天井板は設置された後、一度も補修や改修をしていないことから、JR東日本は固定していた接着剤が劣化し、落下したのではではないかとみて原因を調べている。
落下後、甲府駅の同じ素材の天井は撤去したという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043011551.html?t=1373663597707
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2013/07/13/1.html
(ブログ者コメント)
笹子トンネル天井板落下も、接着剤劣化が事故の一因だった。
(2013年7月27日 修正1 ;追記)
2013年7月13日付の山梨日日新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
落下したセメント製の天井板は、長さ約2.1m、幅約15cm、厚さ約3mmで、ホームから約5m高さに設置されていた。
厚さ約0.5mmのL字型のアルミ製の枠に接着剤を付けて天井板を下から支える構造になっていたが、枠も一緒に落下した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。