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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2013414日付で岩手日報、読売新聞岩手版、朝日新聞岩手版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

矢巾町は13日、町管理の間野々浄化センターから12日に濁水132m3が北上川などに流れたと発表した。
外部への放流は3月21日(155m3)、23日(22m3)に続き3回目。
施設故障が原因の過去2回と異なり、今回は人為的ミス。
度重なる放流事故で管理者責任が問われそうだ。


町によると、11日午後3時、点検のため町職員やメーカーの従業員ら5人が汚水を処理する水槽の上澄み排出装置を手動で停止したが、点検終了後、自動運転に戻すのを忘れた。
このため、12日午前3時から断続的に濁水が放出。同午後1時半に管理会社の社員が点検するまで気がつかなかった。
施設内の清掃などの後、13日午前11時35分に処理済みの水の放流を再開した。

同排出装置は、手動では装置を操作しなければ停止したまま。

水槽内が処理済み水と未処理水が混じった状態で一定の水量に達し、放流ポンプ槽などを経て水路から北上川に流れた。
町によると有害物質は含まれず、環境への影響はない。

 

今回の点検は、3月21日に故障した装置の改修費を見積もるためのものだった。

出典URL

 

 

 

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130414_1   

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20130413-OYT8T01172.htm

 

 




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201329日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県岐阜振興局は8日、食品製造会社「キッコーマンソイフーズ岐阜工場」(瑞穂市)から、未処理の排水約27m3が宝江川に流れ出たと発表した。

調査の結果、水質に問題はないという。

 

同局によると、工場の従業員が排水処理装置のバルブ操作を誤り、8日午前1時~午前7時にかけて、汚泥を含む未処理の排水が流れだしたという。

現在、フェンスを設置して汚泥を回収しているという。

同局が厳重注意し、事故報告書の提出などを指導した。





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2012年8月22日0時53分に中日新聞から、同日1時54分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
国の基準を超える強アルカリ水が名古屋港に流出した問題で、大同特殊鋼知多工場(愛知県東海市)の工場長らが21日記者会見し、工場敷地内に保管した鋼材の残りかす(鉄鋼スラグ)の石灰成分と雨水が混じって漏れ出たのが原因と説明。「ご迷惑を掛け申し訳ない」と陳謝した。残りかすの撤去など再発防止策を取ったという。
 
同社によると、排水処理施設から排水口までの地下2〜3mにある配管の接合部に最大数mmの隙間が見つかった。
近くでは1990年代半ばから鉄鋼スラグ約2万トンが野ざらしになっており、同社は「スラグの石灰分と雨水が反応して高アルカリ水ができ、
排水管のつなぎ目から入って、港に流れ出た」とみている。
 
鉄鋼スラグを海岸から離れた場所に撤去し、排水管のつなぎ目をふさぐ工事も21日中に終了。工場長は「(強アルカリ水の)流出量は不明だが、人体や環境への影響はないと考えている」と述べた。
 
この問題では、名古屋海上保安部が5月9日に工場から白く濁った水が港内に排出されているのを確認。海保は8月20日、工場を水濁法違反容疑で家宅捜索した。

 
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012082290005302.html?ref=rank
http://mainichi.jp/select/news/20120822k0000m040145000c.html
 
 
また該社HPにも、同主旨のプレスリリースが掲載されていた。
http://www.daido.co.jp/event/0821_chita.html
 
 

 (ブログ者コメント)

2万トンといえばダンプカー1000台分に相当する。
2日や3日で撤去できる量ではない。
思うに、原因判明後、かなり時間が経っての記者会見なのではないか?
今回のように、対策完了後に記者会見するのも一つの方法だが、原因判明次第記者会見し、その席で「鉄鋼スラグは別の場所に撤去すべく準備に入っている」と説明した方がよかったような気もする。




(2012年11月20日 修正1 ;追記)

2012年11月12日19時17分にNHK名古屋から、同日20時6分に時事ドットコムから、同日21時10分に読売新聞から、従来の説明とは別に、大雨の時には排水の性状を確認しないまま放流ゲートを開けていた、という趣旨の記事がネット配信されていた。

同社は11月12日に改めて会見し、海保からの指摘で再調査した結果、少なくとも昨年1月以降、雨が増えて汚水の処理能力が限界を超えたときに、強いアルカリ性(ph11前後)の汚水の一部がそのまま海に排出される仕組みになっていたことを明らかにした。

同社によると、鋼の製造過程で発生する高濃度アルカリ水を、汚水用水槽で処理する手順を守らず、雨水用水槽に移していた。
大雨の時には水槽があふれたため、海に排水した結果、法定の許容範囲(pH5~9)を超える高濃度アルカリ水が流れ出たという。

同社によると、汚水は最終的に放流ゲートを開ける作業員が基準を超えていないか、確認することになっていたが、こうした作業は行われず、月に1、2回ぐらいの頻度で、毎回200~300トンほどの汚水が排出されたとみられている。

現在は水槽を深くし、排水にあたっての水質検査の態勢も強化したとしている。
同社は「雨水と混じって中和されるだろうという甘い認識があった。誠に申し訳ない。8月の際は認識不足により、原因の説明内容が大幅に不足していました。深くおわび申し上げます」と陳謝した。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3003423401.html?t=1352753512719
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012111200587
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121112-OYT1T00951.htm


本件、11月12日付で同社HPに、かなり詳しい状況説明が掲載されている。
http://www.daido.co.jp/about/release/2012/1112_chita.html

また、11月19日19時19分にNHK名古屋から、同日14時37分にmsn産経ニュースから、排水処理関係の責任者2人と会社が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

名古屋海保は、責任者の社員2人を書類送検した。
書類送検されたのは、同工場の点検管理業務責任者(40)と水質管理の現場責任者(52)で、法人としての会社もあわせて書類送検された。
容疑は、今年5月9日~8月20日に計14回、水濁法で定められた水素イオン指数(pH)の基準値5~9を超える、濃度9.9~11.8の強アルカリ水などを名古屋港に排出した疑い。

海保は、8月に工場を捜索して原因などを調べていたが、その結果、排水処理施設の責任者の社員2人が、雨が多い日など処理能力が限界を超えたときに、汚水を処理せずそのまま海に排出していたことがわかったという。

2人は調べに対し、「排水量が多く、処理しきれなくなりそのまま海に流していた」と話しているという。
大同特殊鋼は「このような問題を発生させ、大変申し訳ありません。再発防止を徹底します」というコメントを出した。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3003596261.html?t=1353358716034
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121119/crm12111914390015-n1.htm



(ブログ者コメント)

□同社のプレスリリースには、「水濁法違反強制捜査の事情聴取の中で海保に指摘された」と記載されているが、なぜ、自主調査の時に分からなかったのだろう?
社内調査した側、調査された側、双方に問題が感じられる。

□プレスリリース中、環境関連の組織、人員が不十分だったという反省と対策が述べられている。
環境の時代と言われて久しいが、環境担当者が過大な業務量にアップアップしている、そんな会社はまだまだ多いようだ。

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2012年8月15日2時3分にmsn産経ニュース福井から、8月14日23時1分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また関西電力HPにも、同主旨のプレスリリースが解説図付きで掲載されていた。
 
14日午前10時50分ごろ、関西電力大飯原発3、4号機の海水淡水化装置で、作業員が配管の一部から大量の海水が漏れているのを発見した。
配管は昭和63年の運転開始以来、交換していなかった。

大飯3、4号機の運転に影響はなく、環境への影響はないという。

関電などによると、13日午後5時55分ごろから、大雨の影響で、雨水などがたまるプールの水位上昇を知らせる警報器が断続的に作動。降雨によるものと考え、その都度解除していたが、作動を続ける警報があったため、作業員が14日朝に現場で点検し、配管からの水漏れ(蛇口4本程度)を見つけた。
 
11時45分に海水淡水化装置を停止したことで、漏洩量は小指の太さほどまでに減少した。漏洩した水に放射性物質は含まれておらず、流れこんだ排水ピットから排水ポンプにて排出している。

配管ベローズの損傷が原因で、関電は配管を交換し、損傷原因などを詳しく調べている。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120815/fki12081502030003-n1.htm
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2012年8月10日22時22分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、日本原燃HPにも、本件に関するプレスリリースが図解付きで掲載されていた。
 
去年9月6日、六ヶ所村の再処理工場で使用済み核燃料の貯蔵プールに冷却水を送る配管の弁の点検中に水4000ℓが漏れたトラブルは、配管内の水を凍らせて弁をはずして点検した際、水を凍結させる道具を正しい方法で使用しなかったことが原因であるとわかった。
 
日本原燃によると、この配管の弁を点検する場合、弁の上流側と下流側の配管内の水を、「フリージングジャケット」と呼ばれる、中に液化炭酸ガスを入れるジャケットを巻き付けて凍らせ、水の流れを止めた上で、弁のふたを取り外すという。

今回は、そのジャケットを210mm巻きつける計画だったが、現場に円錐形のラバーブーツが設置されていたため巻きつけられず、そこで近傍の直管部に巻き付けたが、当該部分の長さは130mmしかなかった。
そのため、水を止める保持力が弱くなり、水が溶け出したと見られるという。

協力会社は、ジャケット内にドライアイスができれば凍結できると考え、130mm長さで凍結維持できることをデータの裏付けなく判断した。
一方、ラバーブーツは取り外し可能であり、その位置に計画どおりジャケットを設置することも可能だったが、その情報が協力会社に伝わっていなかった。

 
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084203301.html
http://www.jnfl.co.jp/press/pressj2012/pr120810-1.pdf
 
 
  
(ブログ者コメント)
 
□変更管理がうまくいかなかった事例だ。
 
□日本原燃プレスリリースには、以下のような記述もある。
・作業要領は協力会社が作成し、日本原燃が承認した。
・手順としては、弁の前後にジャケットを設置するという記載のみで、設置方法に係る具体的な記載はなかった。(協力会社のノウハウで実施してもらうので承認対象外)。
・本件にかかる数件の再発防止策を列挙。(転載省略)
 
□このような工事が定常作業として行われていたとは考え難い。
なぜ、このような緊急工事的作業が必要になったのか調べてみたが、報道にもプレスリリースにも、その辺の事情は記載されていなかった。
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2012年7月21日2時6分にmsn産経ニュース愛媛から、7月20日12時20分にmsn産経ニュースから、また7月21日付で愛媛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
20日午前4時15分ごろ、四国中央市の大王製紙三島工場で、自家用電源が停止し停電が発生。
影響で、紙の製造過程で出た排水の汚れを取り除く排水処理施設の沈殿槽が稼働できない状態になり、同30分ごろから、処理中の汚水が海に流出した。
同社によると、これまでに環境被害はないという。


今治海保によると、4つある沈殿槽のうち、3番目の沈殿槽の汚水が、約25分間にわたり約2500m3流出。うち1500m3が雨水排水路を経由して海上に流出した。

同社によると、汚水は5段階で水処理されるが、流出したのは最終段階のものだったため、パルプくずが含まれているが、カドミウムやシアンなどの有害物質などは含まれていないという。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120721/ehm12072102060001-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120720/dst12072012230002-n1.htm
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20120721/news20120721110.html
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2012年7月10日付で四国電力HPに、下記趣旨の記事が図解付きで掲載されていた。
 
(事象)
 
1月5日11時05分頃、通常運転中の伊方発電所2号機において、原子炉補助建家地下の海水管室に設置されている湧水ピット内の水を海に排水する配管のフランジ近傍の床面に水漏れ(約1m×1mの水たまり)を確認した。
 
(原因)
 
・排水ライン逆止弁から上流側のフランジまでの配管をステンレス配管に取り替えたことにより、ステンレス鋼製フランジと炭素鋼配管が直接接合する異種金属接触状態となっていた。
・当該配管は内面に亜鉛メッキを施した炭素鋼であるが、長期間の使用により亜鉛メッキの耐食性が低下していた。
・上記の亜鉛メッキ劣化により、異種金属接触腐食が発生する状態となった。

 
出典URL
http://www.yonden.co.jp/press/re1207/1180605_1962.html
 
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2012年6月7日付で読売新聞茨城版から、6月6日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
独法)産業技術総合研究所は6日、つくば市のつくば西事業所エネルギーセンター敷地内のボイラー用排水管から、国の環境基準の23倍にあたる鉛を含んだボイラー水が地中に漏えいしたと発表した。

発表によると、漏れたのは冷暖房用の蒸気ボイラーで使われた水。
監視員が5月21日、ボイラー水を交換する際、タンクにたまった水量が少ないのに気付き、地中約1.5mに埋設された野外排水管(直径約15cm)に長さ約5cm、幅数mmの亀裂を発見した。
老朽化による腐食とみられる。
 
外部業者の分析で6月5日、鉛が1ℓあたり0.23mg(環境基準0.01mg)、フッ素が同1.9mg(同0.8mg)検出されたことがわかった。
産総研は、汚染水の流出期間を100日以内、漏れた水量は10~30m3とみている。

ボイラー水は、上水道を弱アルカリ性に調整して使用しており、同研究所は鉛とフッ素が混入した原因を調べ、周辺の土壌と地下水の分析を進めている。
 
地下水が汚染されたとしても、地下水の流れる方向に飲用の井戸はなく、健康被害の心配はないとしている。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20120606-OYT8T01506.htm
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13389909942033
 
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2012年5月9日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
日本原電は7日、廃炉作業中の東海発電所で今年3月に発覚した廃液漏れトラブルについて、漏洩が確認された配管のある部屋の湿度が高く、結露で配管周辺に水がたまり、腐食して配管に穴が開いたことが原因とする報告書を経産省に提出した。
調査を続け、防止策を検討する。

 
 
当該報告書は、日本電源のHPで公開されている。
http://www.japc.co.jp/news/press/2012/pdf/240507_1.pdf
 
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2012年4月24日9時37分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

去年12月、小田原市の小学校のプールから水道料金にしておよそ300万円分の水がむだに排水されていた問題で、校長ら教職員3人が、およそ半分にあたる150万円を私費で支払うことになった。
この問題は去年12月、小田原市にある市立三の丸小学校で、10日間にわたり水道料金にしておよそ300万円分の水がむだに排水されていたもの。


小田原市教育委員会によると、このプールは水位が下がると給水管から自動的に水が供給されるシステムになっており、プールの管理を担当していた30代の男性教諭が給水管が閉まっているのを確認しないまま、排水作業を行ったために、むだに水が漏れ出し続けたという。

これについて教育委員会では、小学校に対してむだになった水道料金の半分にあたる150万円を負担するよう求め、小学校側では、男性教諭のほか、校長と当時の教頭の3人が私費で支払うことを決めたという。

残るおよそ150万円については小田原市が負担するということで、教育委員会は「公費での負担は申し訳なく思っており、市民感情を考慮すれば学校側に負担を求めるのは仕方がないことだ」と話している。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1054660561.html
 
 
当時の様子は、2012年1月14日付で神奈川新聞から、下記趣旨でネット配信されていた。
 
小田原市教育委員会は13日、市立三の丸小学校の屋内プールで10日間にわたり水を出しっぱなしにするミスがあり、約300万円の損失が起きたと発表した。

市教委によると、出しっぱなしにしたのは昨年12月12日から同21日まで。
使用期間を終え、12日に閉鎖作業のために排水管を開きプールの水を抜いたが、担当教職員が給水管を閉め忘れた。
翌13日、この職員が作業の終了をプール内で確認ぜずに放置。21日に巡回した別の教職員が見つけた。


地下1階にあるプールは、縦25m、横13mで容量325m3。
今回、約6千m3が使われないまま流れ出た。


プール室は施錠されたドアがあり、給排水弁の操作は室内の機械室で行う。
水が減ると自動給水される仕組みで、通常は弁が開放になっている。


原因について市教委は、シーズン末の昨年9月下旬に低学年の児童が使用するため水量を減らした際、担当教職員が給水管を閉鎖、この状態が続いていたと思い込み、確認を怠ったなどとしている。

一方、発見した教職員は教務主任に報告したが、教務主任は校長に1月6日まで伝えなかった。
同日、水道検針に訪れた担当者が大量漏水を指摘したために教務主任が校長に報告、初めて調査に動いた。


出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1201130016/
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2012年2月6日付の朝日新聞三重全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
亀山市の用水路で4日午後5時ごろ、約1kmにわたってカワムツなど魚約100匹の死骸が浮いているのが見つかった。
 
国交省三重河川国道事務所によると、この日昼ごろ、用水路近くの鈴鹿川沿いの堤防でコンクリートを打つ工事があり、作業中にアルカリ性の汚染水が用水路に流出したという。
 
用水路近くの水のph値は9~9.5で、同事務所は用水路の水を中和処理している。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
本件、2月7日付で同事務所から、対策が終了した旨、以下のとおりにプレスリリースされていた。

 
http://www.cbr.mlit.go.jp/mie/oshirase/kisya/h23_pdf/120207_2.pdf
 
 
 
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2012年1月21日付の毎日新聞愛媛版から、また21日8時33分に読売新聞から、21日7時24分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
松山市立津田中学校で、昨年7月から約55日間、プールの注水バルブが開いたまま約9900m3の水が流出した問題で、同市教委は20日、同中の校長と教頭、プール管理責任者の体育主任教諭の3人に計134万円の損害賠償を請求する、と発表した。

賠償額は職責に応じ、校長が51万円、教頭が49万円、プール管理責任者の教諭が34万円。
3人は賠償に応じる方針で、市教委は2月開会の市議会に賠償を求める議案を提案する。

市教委によると、調査の結果、夏休み前に最後にプールを使用した昨年7月15日に体育主任がバルブ閉鎖を確認していなかったことが判明。
9月7日に別の教員が偶然見つけるまで水が流出し続け、上水道使用料268万円分の損害が出た。


8月25日に市教委から、5~7月分の水道使用量が他校より多いという連絡があったが、確認をしなかった。
校長は「危機管理の悪さから、多大な損害を招いた」と謝罪した。


一方、市教委がプール漏水防止マニュアルを作っていなかったことなどから、賠償請求額は実際の損失の半額分とした。
下水道使用料(237万円)は、プールの水を直接河川に流していることから損害はなかったとした。


市教委は「マニュアルを作成し、研修会を実施した。今後同様の問題を起こさないよう徹底したい」としている。


出典URL
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20120121ddlk38040589000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120121-OYT1T00042.htm
http://www.asahi.com/national/update/1020/OSK201110200152.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
大きな事故が起きる前には、前兆があることが多い。
このトラブルも、水道使用量が他校より多いという連絡に対し、感度を上げて確認していれば防げただろう。
事故防止には、小さな前兆を見逃さないよう、日頃、神経を研ぎ澄ましておくことも必要だ。
 
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2011年12月2日付の朝日新聞湘南版(聞蔵)と毎日新聞神奈川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

文科省は1日、藤沢市の武田薬品工業湘南研究所で11月30日、遺伝子組み換えした大腸菌などを含む廃液約1000ℓが漏れたと発表した。
廃液は、建物外部には漏れ出していないという。

同省によると、同研究所から30日午後4時ごろ、「午前1時から約6時間、水道を止め忘れたことから、廃液を貯蔵しているタンクから廃液が溢れだした」と連絡があった。
同省が1日、現地調査したところ、廃液タンクがある1階の床面への漏出と、配管を伝わって地下1階の床面にシミができていたが、外部には漏出していなかった。
また、廃液を回収し、漏れた床面は薬品で処理する不活性化措置が取られていたことを確認したという。

今年2月に完成した同研究所は、製薬会社の医薬研究所としては国内最大といわれる。
同省によると、今回事故を起こした研究は、3段階ある拡散防止措置のうち、一番危険度の低いレベル(P1レベル)の実験で、廃液に含まれていた2つの菌とウイルスは哺乳類に対する病原性はないという。

藤沢市は1日、トラブルが先月30日に確認されていたにもかかわらず、市への報告が翌日だったとして研究所側に抗議するとともに、「環境保全に関する協定」に基づき、立ち入り検査を実施した。
改善対策書の提出を求め、さらに詳しい調査の実施と原因究明、再発防止策を報告するよう指導したという。

研究所稼働に反対する武田問題対策連絡会の副代表は「武田はヒューマンエラーは無いようにする、と言ってきたが、無理なことが分かった。そのエラーをチェックできる安全設備設置を、これからも要求していく」と語った。

武田薬品工業は「地域住民に多大な心配をかけ深くおわびする。再発防止策を導入・徹底していく」と話している。


出典URL■■■



(2011年12月26日 修正1 ;追記)

2011年12月23日付で朝日新聞湘南版(聞蔵)から、その後の対応状況に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

藤沢市は22日、再発防止策を盛り込んだ報告書が提出されたのを受け、確認のため、同研究所に立ち入り検査した。

事故原因が水道の止め忘れだったため、今後は容器の水で実験器具などを洗い、エチルアルコールで消毒する。
また、廃液タンクがある1階から配管を伝って地下1階に漏出したため、漏水防止加工と防液堤を新設したという。



※本件に関し、武田薬品から12月22日付でプレスリリースされた資料は下記。 ソフト面も含めた対応が記されている。
       ■■■


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 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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