2017年3月22日16時23分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
クラボウは22日、大阪大、信州大、日本気象協会と共同で、センサーを組み込んだウエアで人の生体データを集め、熱中症にかかるリスクを知らせるシステムの開発を始めたと発表した。
建設業や運送業など、屋外での作業が多い企業向けに平成30年度に商品化し、将来的には、野外フェスティバルや32年の東京五輪での活用を目指す。
クラボウと信州大が、心拍数や体の表面温度などのデータを集めるウエア「Smartfit(スマートフィット)」を開発。
日本気象協会のデータや地域の緊急搬送情報と照らし合わせ、熱中症にかかるリスクが高まっているか判断するプログラムを大阪大が作る。
データは、近距離無線通信「ブルートゥース」を使って作業者本人のスマートフォンに送られ、クラウドで現場の管理者とも共有。
熱中症リスクが高まるとそれぞれに通知し、休憩を取るなどの予防策に役立てる。
クラボウの担当者は、「地球温暖化や高齢者の増加により、熱中症予防のニーズが高まっている」と説明。
同じ現場で働く数人のデータを集めれば、ウエアを着用していない他の人のリスクも判断できるという。
今年5月から、200人規模で試作品を用いたモニター調査を行う。
出典
『センサー組み込んだウエアが熱中症リスクを通知 クラボウや大阪大が開発』
http://www.sankei.com/west/news/170322/wst1703220055-n1.html
3月22日17時20分に同じ産経新聞westから、同趣旨の記事がネット配信されていた。
クラボウは22日、大阪大学や信州大学、日本気象協会と共同し、工事現場や運送作業時の熱中症リスクを管理するシステム開発に着手すると発表した。
大手建設会社など計9社、約200人を対象に、5月からモニター調査を始め、平成30年度の実用化を目指す。
新システムでは、センサーを備えたスマート衣料で心拍数や体温を測り、気象情報と合わせて熱中症の危険度を予測。
情報はネット上にデータを保存する「クラウド」に送られ、作業者と現場の監督者らがスマートフォンやパソコンで即時に解析結果を確認できるようにする。
天候や、炎天下や日陰と異なる環境にいる集団の生体情報を収集し、作業現場のリスクを管理する仕組みを目指す。
販売価格や売り上げ目標は非公表。
労働者の健康管理を想定するスマート衣料では、東レや東洋紡が先行。
東レは昨年8月、製造業や建設業向けに、心拍数や体の傾きで体調の悪化を知らせるサービスを売り出した。
出典
『工事現場の「熱中症」危険度予測・管理 クラボウや大阪大などシステム開発』
http://www.sankei.com/west/news/170322/wst1703220062-n1.html
(ブログ者コメント)
先行する東レの状況については、昨年9月に紹介スミ。
2016年9月1日掲載
2016年8月25日報道 東レは生体情報を取得できる繊維を使って建設現場などで働く人の体調を管理するサービスを開始、熱中症や事故で人が倒れていないかも把握できる
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6237/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。