2017年6月3日17時23分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市のバイオ製品製造業「グローバルエンジニアリング」が、カードをこすり、においをどう感じたかで認知症の疑いを調べることができる簡易キット「もの忘れアルかなチェック はからめ」を販売している。
同社の担当者は、「いきなり病院に行くのはハードルが高いという声が多い。早期発見のきっかけになれば」とPRしている。
同社によると、認知症の人は通常より嗅覚の能力が低下していることが多く、症状が悪化するほど、その傾向が強くなることが指摘されている。
同社が専門家の監修を受けて開発、商品化したのは、食べ物や日用品など日常生活でなじみのあるにおいを付けた10枚のカード。
表面をこすり、どんなにおいがしたか選択式の回答用紙に書き込んで送付すると、10日程度で結果リポートが届く。
自宅で気軽にチェックできるのがメリットだ。
出典
『においで認知症チェック 簡易キット販売 名古屋の業者「早期発見の
きっかけに」』
http://www.sankei.com/west/news/170603/wst1706030068-n1.html
(ブログ者コメント)
こういった研究は多方面で進められているらしく、2017年5月14日2時0分に日本経済新聞電子版からは、エーザイも同様なキットを販売しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
エーザイは、人の嗅覚を利用して認知症の兆候をつかむ簡易検査キットの販売を始めた。
認知症は、一部で、初期段階に嗅覚異常を起こすと分かっている。
正確に臭いを把握できない人を発症の疑いがあるとして、注意を促す。
高齢化によって認知症患者が増えるなか、迅速な検査法の導入によって、早い段階で医師の診察を受けてもらうことにつなげる。
エーザイは、米ペンシルベニア大学が開発した手法「アップシット」に基づいた嗅覚異常の検査キットを発売した。
シートを嗅いでもらい、どんな臭いだったか4種類から選んでもらう。
正確に回答できなかった場合、認知症をはじめ、体の異常を疑ってもらう。
シート10枚入りで約1万円。
一般販売はせず、主に自治体への販売を見込んでおり、健康相談といった高齢者ケアなどに役立ててもらう。
こうした簡易検査キットは、まだ珍しいという。
最近の研究で、認知障害が発症する20年ほど前から脳細胞の衰えが始まり、嗅覚障害や不眠、うつ症状が出ることが分かっている。
国内の65歳以上のうち、認知症患者は2012年に約462万人で、25年には700万人を超すとされる。
出典
『認知症疑い、嗅覚で検査 エーザイがキット販売』
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO16363920T10C17A5EA4000/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。