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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017662052分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午後、学校の給食で出された牛乳を飲んだ児童や生徒から相次いで「消毒臭がする」とか「水っぽい」などの訴えがあった。


県教育委員会が調べたところ、同様の訴えが相次ぎ、これまでに水戸市、北茨城市、ひたちなか市、常陸大宮市、那珂市、土浦市、日立市、茨城町の61校で、合わせて3700人余りが違和感を訴えたという。
このうち377人が体調不良を訴え、2人が吐き気などの症状で医療機関を受診したが、症状は軽いという。


出された牛乳は、いずれも水戸市の牛乳メーカー「I乳業」が製造した200mℓの紙パック製品「水戸H牛乳」だということで、茨城県の水戸保健所は、5日と6日、「I乳業」に立ち入り調査を行い、製造過程が記録されている書類などを確認するとともに、牛乳に含まれる成分を検査して原因を詳しく調べている。


「I乳業」はNHKの取材に対し、「多くの皆様にご迷惑をおかけし、申し訳ございません。牛乳については国際的な基準に従って作っているので、衛生上の問題はないと考えている」とコメントしている。

 

出典

給食の牛乳 3700人余違和感

http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1076083851.html 

 

 

69642分にNHK首都圏からは、牛乳の成分や保管状況に問題は見つからなかったという、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。

 

茨城県は、当初、違和感を訴えた児童・生徒の数を3333人、体調不良を訴えたのは377人としていたが、集計ミスがあったとして、違和感を訴えた人数を3193人、体調不良を訴えた人数を639人と訂正した。


この問題を受けて茨城県は、牛乳の成分の検査のほか、原料となる生乳を生産している農場の状況、集荷した生乳の保管状況などの調査を進めてきた。


その結果、8日までのところ、「異臭や風味の異常につながる問題は見つかっていない」としている。


茨城県は、さらに詳しい検査を行い、今月12日をめどにすべての結果について公表したいとしている。

 

出典

給食牛乳 調査で問題見つからず

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170609/4117041.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

原因が特定されたかどうか定かではないが、過去にも同じようなトラブルがあった。

 

2013109日掲載

2013102日 山口県の小中学校で複数の生徒が牛乳を飲んだ後に違和感を訴える、下痢なども?製造ラインなど点検結果問題なし、エサなどで味が変わった?

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3329/

 

 

 

(2017年6月17日 修正1 ;追記)

 

20176141023分に日テレNEWS24から、原料の違いで風味が安定していなかったことが原因だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

茨城県などは、製造元への立ち入り調査などを行っていたが、「衛生上の問題はなく、原料による風味の違いが原因だった」との調査結果をまとめた。

 

普段は、複数の農場の牛乳を混ぜ合わせて風味を安定させていたが、問題となった日は、1つの農場の牛乳だけを使っていたという。


専門家によると、子供は臭いに敏感で、味の違いとして反応した可能性があるという。

 

茨城県は製造元の「I乳業」に対し、風味を安定させることなど、再発防止策を指導している。

 

出典

牛乳に違和感「原料による風味の違い」茨城

http://www.news24.jp/articles/2017/06/14/07364186.html 

 

 

6151159分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

茨城県は13日、製造会社が仕入れた原料乳が通常と異なり、風味に違いがあったことが原因だったと発表した。

衛生管理に問題はなかったとしている。

 

県によると、製造した「I乳業」は、通常、複数の農場の原料乳を混ぜたもので製品を作っていたが、問題の製品は一つの農場の原料乳を用いていた。

風味は、複数の原料乳が混ざっていた方が安定するという。

 

児童らが体調不良を訴えた点については、「異臭と感じたことで、体調不良を起こしたと思い込んだ可能性がある」と説明している。

 

同社は今後、日々の風味の検査を厳格化するなどし、味の平準化を徹底するとしている。

 

出典

『給食牛乳から異臭「衛生問題なし」 原因は原料の違い 茨城』

http://www.sankei.com/affairs/news/170615/afr1706150005-n1.html 

 

 

 


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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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