2017年6月3日18時7分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城県警は2日、2015年の交通事故統計で、事故発生から30日以内の死者数を誤り、全国統計に影響が出たと発表した。
担当者はミスに気付いたが、上司や警察庁への報告を怠った。
警察は、交通死亡事故のうち、事故発生から24時間以内の死者数と、24時間以後で発生日から30日間の死者数(30日死者数)を分けて集計し、合わせて「30日以内の死者数」としている。
県警によると、県警交通企画課(現・交通総務課)の男性職員は、15年6、7、10月の30日死者数を警察庁に報告せず、各月0人とされた。
しかし、実際には6月に4人、7月に1人、10月に3人の計8人が死亡していた。
15年12月中旬に同僚がミスに気付き、男性職員と上司の男性警部に報告。
しかし警部は、「容易に修正報告できない」として上司に報告せず、その結果、警察庁に報告されなかった。
このため、警察庁が作成した16年版警察白書などに誤った数字が掲載された。
今年5月17日、外部の指摘を受けた警察庁から連絡があり、ミスを隠していたことが発覚。
県警は警部を警務部長注意にしたが、処分日など、詳しい内容は明らかにしなかった。
職員と上司の男性管理官は、業務指導となった。
数値の修正で、県内の30日死者数は15人から23人、全国順位は17位から11位になった。
全国の30日以内の死者数は、4859人から4867人となる。
出典
『交通事故統計でミス、全国統計に影響…茨城県警』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170602-OYT1T50169.html
6月3日付で毎日新聞茨城版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警交通総務課は2日、警察庁に報告した2015年の交通事故死者数について、交通企画課(現・交通総務課)の男性主任がシステム操作を誤り、間違った人数を報告していたと発表した。
先月17日、警察庁から指摘があり、発覚した。
同課によると、間違えたのは15年6、7、10月の「30日交通事故死者数」(事故後24時間を超え30日以内に亡くなった人)。
主任は集計システムの操作を誤り、計3カ月で死者数8人のところを0人と勘違いしたという。
主任は間違いに気付き、上司の男性警部に報告。
しかし警部は、「容易に修正はできず、県警内の数字は誤っていないため問題はない」と、修正しなかった。
主任は業務指導、警部は警務部長注意を受けた。
同課の柴久喜・総括理事官は、「深くおわび申し上げ、再発防止に努めます」と話した。
出典
『ニュースBOX 県警の交通統計に誤り /茨城』
https://mainichi.jp/articles/20170603/ddl/k08/010/092000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。