2017年6月3日8時55分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州電力佐賀支社は2日、佐賀市富士町の嘉瀬川水系にある水力発電設備の水槽や調整池など、5カ所で油が浮かんでいるのを発見したと発表した。
すでに回収作業を終え、下流への広がりや影響はないという。
流出源は不明で、油の成分を調査している。
支社によると、関係者が1日午後1時半ごろ、南山発電所の水槽で見つけた。
放流口からも調整河川に流れ出ており、約5m×10mの範囲で確認された。
下流にオイルフェンスを設けた上で、合わせて数100mℓを回収した。
上流の別の発電所では、5月28日、油系統のポンプが故障し、復旧作業をしたという。
関連もあるとみて、詳しい原因を調べている。
出典
『九電発電施設の5カ所油浮く 嘉瀬川水系』
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/434788
6月3日付で毎日新聞佐賀版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、1日に設備調査をしていた委託社員が、南山発電所上流側の水槽で油膜を発見。
周辺を確認したところ、同じ嘉瀬川にある川上川第2発電所下流側の取水口付近や川上川第1発電所の水槽や排水口など、計5カ所で油膜が見つかった。
出典
『油膜 九電発電所付近に 佐賀市・嘉瀬川 /佐賀』
http://mainichi.jp/articles/20170603/ddl/k41/040/351000c
6月9日付で毎日新聞佐賀版からは、ポンプ故障で漏れた油が原因不明の床の穴から流出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
嘉瀬川上流の南山発電所(佐賀市)付近5カ所で油膜が見つかった問題で、九州電力佐賀支社は8日、少なくとも3カ所は同発電所から漏出していたと発表した。
油を送るポンプが故障し、コンクリートの床に空いた原因不明の2つの穴(直径約5mm)を通じて水槽や放水口周辺に漏れたとみられる。
同社によると、油膜は5月28日にポンプの故障で漏れた油圧機器の油(約150ℓ)と一致した。
油が床の穴に落ちて、深さ約40cmに埋設する配管に何らかの原因で入り、発電所の上下流に漏れた。
同発電所は11日まで、機器の交換など、対策を取るため停止する。
同社は、「流出で迷惑をかけ、おわびする」としている。
出典
『嘉瀬川上流の油膜 3カ所は発電所から 九電支社がおわび /佐賀』
http://mainichi.jp/articles/20170609/ddl/k41/040/253000c
(ブログ者コメント)
ポンプから油が漏れた理由は別にして、「原因不明の2つの穴」は、どこに開いていたのだろう?
機器の陰など、人目につきにくい場所に開いていたのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。