2017年6月3日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市は2日、小倉北区にある西南女学院短大の実習室内で5月末、高濃度のPCBを含む蛍光灯安定器1個が破損したと発表した。
けが人や実習室外への流出はなかった。
市によると、5月30日午後2時ごろ、蛍光灯の安定器が突然、破裂した。
当時、実習室内には教員や学生12人がいたという。
安定器は1969年製。
メーカーに問い合わせて高濃度PCBを含むことがわかり、大学側が2日、市に報告した。
市は、大学側に、同種の安定器がないか調べるよう指導した。
(ブログ者コメント)
〇6月2日付で大学HPに以下の記事が掲載されていた。
2017年5月30日14時頃、2号館(昭和44年竣工)の実習室で授業中、黒板用の蛍光灯安定器(昭和44年製)1個が突然破裂し、中の油が漏洩しました。
異変に気付いた教員がすぐに学生を室外へ避難させたため、体調不良を訴える等の健康被害は認められませんでした。
電気工事業者により、この油の成分を分析調査した結果、PCB(※)を含有していることが6月1日に判明しました。
本学は、過去にPCB有無の調査をこの電気工事業者に依頼し、その報告に基づいて、該当する器具は全て撤去処分を行ったので、学内にPCBは存在していないものと認識しておりましたが、今回の事故を受け、6月2日に北九州市環境局への報告を行い、市職員による立ち入り調査及び今後の対応について指導を受けました。
本学としましては、今回のことを重く受け止め、当時室内に居られた学生、教員に対しては、今後、医療機関での検査を受けていただく等、ケアに万全を期し、また、他の照明器具においても再点検を行い、再発防止と一層の安全確保に努めてまいります。
ご関係者の方々には深くお詫び申し上げます。
〇チェックしたつもりでも、まだ残っていることがある・・・そんな事例として紹介する。
〇ちなみに、調査を依頼した電気工事業者は、どのような方法で調査したのだろうか?
再点検も、同じ業者に依頼するのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。