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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(ブログ者コメント)

今回報道された「アニサキスライト」だが、2023年発売開始だというのに、すでにネットでは様々な種類の製品が売られていた。

以下は元記事。

20241480分にYAHOOニュース(ねとらぼ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

SNS上で注目を集めた投稿について、その背景をあらためて取材する「バズ投稿のウラ話」。

今回は、202311月に宮崎大学医学部の寄生虫学分野が公式XTwitter)に投稿し話題を呼んだ「アニサキス発見ライト」のその後を聞きました。

 【画像】ライトを当てた結果

 

【こんなにいるのか……】

魚介類などに潜むアニサキスは、体内に入ると激痛を引き起こすことで知られる寄生虫。

宮崎大学医学部の寄生虫学分野は、サバに寄生したアニサキスをライトで探すという学生実習の際、「アニサキスライト」という製品を用意しました。

2023年に発売された「アニサキスライト」は、特定の波長の光に反応して光るアニサキスの性質を利用して作られたブラックライト。

波長や光量はアニサキスの確認に特化したものになっています。

開腹したサバにライトを照射すると、恐ろしいまでの効果を発揮。

おびただしい量のアニサキスを、青白い光でくっきりと照らし出してしまいました。

知りたくはなかったけれど、目を背けてはならない事実……!  

ゾワゾワする実習結果は、「泣きそう」、「ゾワっとした」、「こんなにいるのか……」、「このライトで(アニサキスの)事故防止できそう」などと話題に。

用いられたサバは実習後にX担当者が自宅に持ち帰り、サバミソにして美味しく食べたそうです。

熱に弱いアニサキスは十分に加熱すれば死滅するので、これで一安心ですね。  

ねとらぼ編集部では投稿への反響や、その後のライトの活用方法などを宮崎大学医学部の寄生虫学分野に聞きました。

 

【投稿の「その後」は】

Q.「アニサキスライト」のポストを投稿した理由をあらためてお教えください。

A.宮崎大学医学部寄生虫学分野:
「毎年医学生向けの寄生虫学実習でサバの解剖と寄生しているアニサキスの観察を行っているのですが、あるとき釣り好きの教員が「アニサキスライト」というのを売っている、ということで実習用に購入したのがきっかけでした。
実際に照らしてみたら予想を遥かに上回る見やすさで大興奮(教員側が)だったので思わずXに投稿しました。 」

Q.アニサキスライトは2023年に発売された新商品でした。実際に実習で試されてみて、どんな印象を抱きましたか

A.宮崎大学医学部寄生虫学分野:
「細かい隙間に隠れている個体や筋肉表層に潜っている個体も見つけやすく、自分で魚をさばく人には良い商品だと思いました。」

Q.投稿の反響に対する感想をお教えください。

A.宮崎大学医学部寄生虫学分野: 
「投稿後、各種メディアからの取材依頼が相次ぎ、寄生虫学に特別興味がなくてもアニサキスに対しては関心が高いことに驚きました。
「かわいい」「おもしろい」という反応もあって寄生虫の不思議さを少しだけですが伝えられたかと思います。
あと、アニサキスライトを販売されている津本式の津本さん本人から連絡をいただきました。() 
それと、後日談ですがアニサキスライトを購入した釣り好きの教員が釣具屋で事の顛末を話したところ、店員さんが非常に喜んでいたそうです。」

Q.今もライトは研究に活用されているのでしょうか?

A.宮崎大学医学部寄生虫学分野: 
「研究ではなく(上記の通り)医学生向けの実習に使用しています。
2024
年もサバの解剖とアニサキスの観察を行った際にライトを使いましたが、学生に大好評でした。
特に2024年に購入したサバではアニサキスの寄生数が少なかったのでとても役立ちました。
ちなみに、当分野で扱っている別の寄生虫も照らしてみましたが、その子たちは光りませんでした。」

Q.その後、寄生虫に関する研究としてはどのようなものを行っているのでしょうか?

A.宮崎大学医学部寄生虫学分野: 
「寄生虫が体内を移行する経路を調べたり、寄生虫に注射をして遺伝子組換えを試みたり、ヒトの寄生虫症の診断をしたり、あとは寄生虫の検出目的に野生動物の糞便を集めたりカニを大量にさばいたり………
色々やっています。」

 (画像提供:宮崎大学医学部寄生虫学)

https://news.yahoo.co.jp/articles/eba7b50c18837a85f7dfafe0bb7f4e9019d9b808

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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