2016年9月14日付で朝日新聞山口版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月14日付で宇部市上下水道局HPにも、同趣旨の情報が掲載されていた。
13日午前8時ごろ、宇部市沖宇部の市上下水道局東部浄化センターで、同局職員の男性(56)が「浄化槽内に落ちたようだ」と、同僚から119番通報があった。
男性は、病院で約1時間後に死亡が確認された。
宇部市上下水道局によれば、男性は曝気槽(水深約4m;汚水をきれいに処理する池)において採水を行っていた際に、何らかの原因で転落したとみられる。
出典
『職員の死亡事故について』
http://ubesuido.jp/others/20160914info.htm
(2017年6月13日 修正1 ;追記)
2017年6月12日20時19分にNHK山口から、市の課長が書類送検された、市は転落防止棒の設置などで対応するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
労基署は、転落を防ぐために義務づけられている措置をとっていなかったとして、市の下水道施設課の課長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類を送られたのは、宇部市上下水道局の下水道施設課の54歳の課長。
水の入った施設は深さが5mあるにも関わらず、課長は、施設に手すりを設けたり安全帯を使用させたりするなど、法律で義務づけられた事故を防止するための措置をとっていなかったという。
事故のあと、宇部市上下水道局がすべての施設を点検したところ、あわせて数10か所で安全対策に不備が見つかったということで、「転落防止のための棒を設置するなど、二度と事故が起きないよう万全の対策を行っていきたい」とコメントしている。
出典
『転落事故防止怠り書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4064192491.html
(ブログ者コメント)
以下は、宇部市のパンフレット3ページに掲載されている東部浄化センターの曝気槽の写真。
確かに、水際に手すりは設置されていない。
http://ubesuido.jp/application_forms/sewerage_panfu2017.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。