2017年7月16日21時40分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後2時50分ごろ、山梨県富士吉田市の遊園地「富士急ハイランド」のジェットコースター「ド・ドドンパ」が走行中に停止した。
乗客7人が乗っていたが、けが人はいなかった。
富士急ハイランドによると、トラブルは全長1244mあるコースの中盤付近で発生。
空中を1周するループ(直径約40m)を回りきれず逆送し、ループ手前のコース上で傾いた状態で止まった。
係員が脚立が届く場所まで移動させ、救助したという。
係員が調べたところ、51輪のタイヤのうち、左後部のタイヤ一つがパンクしていた。
走行中に破裂してスピードが出ず、ループを回りきれなかったとみている。
「ド・ドドンパ」は人気アトラクション「ドドンパ」を改良したジェットコースター。
8人乗りで、スタートから1.56秒で時速180kmに到達する。
世界一の加速力と世界最大級のループが売りで、15日に運行を始めたばかりだった。
初日にも、走行中にタイヤがパンクするトラブルがあったが、途中で停車することはなかった。
タイヤを交換して試運転をした上で「支障はない」と判断。運行を続行したという。
富士急ハイランドは16日、トラブルを県と県警に届け出た。
担当者は、「楽しみにしていた来場者に心配をかけてしまった。安全運行を心掛け、なるべく早く再開したい」としている。
出典
『富士急ハイランド ド・ドドンパ緊急停止 タイヤパンクか』
https://mainichi.jp/articles/20170717/k00/00m/040/043000c
7月16日21時29分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富士急ハイランドによると、圧縮した空気で勢いよく押し出されたコースターが、直径39.7mのループの途中で失速し、最も高い地点に上がる前に停止して逆走。
係員が人力でコースターを平らな場所に移動させ、脚立を使い、約15分後に乗客を降ろした。
出典
『富士急コースターがパンクで停止 営業開始2日目』
https://this.kiji.is/259251282147524609?c=39546741839462401
7月18日14時50分に毎日新聞から、営業を再開したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「富士急ハイランド」は、安全が確認できたとして、18日午前10時半から営業を再開したと発表した。
同社によると、タイヤのチューブがホイールに挟まって破れ、パンクしたとみられる。
試運転を重ねて対策を講じたとしている。
(共同)
出典
『富士急ハイランド コースターが営業再開』
https://mainichi.jp/articles/20170718/k00/00e/040/142000c
(ブログ者コメント)
○何度も試運転を重ねてきたはずなのに、なぜ、試運転時にパンクしなかったものが、営業運転開始直後に2日続けてパンクしたのだろう。その点も解析したのだろうか?
○報道内容から推測すると、初回パンク時はタイヤを交換しただけで、パンクした原因は解析しなかったのかもしれない。
もしそうだとすれば、なぜ解析しなかったのだろう?
(2017年8月15日 修正1 ;追記)
2017年7月17日付の山梨日日新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
タイヤ51本のうち、4列目の左側1本がパンクしていて、内部のチューブの破損を確認した。
同社は、リニューアルに伴い、2000回近い試運転を行ったとして、「構造に問題はない」としている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。