







2016年1月9日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5544/
(2018年2月6日 修正1 ;追記)
2018年1月30日付で埼玉新聞から、通常より濃い?多い?硝酸を加えたため大量にガスが発生したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
タンク内に付着した銀を硝酸を使って洗浄作業する際、硝酸の濃度を確認しないなど適正な管理を怠って破裂事故を起こし、派遣社員2名を死亡させたとして、県警捜査1課と本庄署は30日、業務上過失致死の疑いで、同社の排水工程の担当課長(43)と、44歳と35歳の社員2人の男性計3人をさいたま地検に書類送検した。
同課によると、硝酸の濃度は10%程度で行うのが通常だが、このときは30%を超えていた。
3日から銀粉の製造工程が本格稼働するため、間に合わせようと、通常より多い硝酸を使ったという。
そのため、大量の有毒ガスが発生し、破裂事故が起きた。
事故当時、現場に不在だった担当課長は、事故を起こさないための具体的な指示を出していなかった。
出典
『タンク破裂で2人死亡、本庄の工場 適正な管理怠る…大量の有毒ガス発生 3人を書類送検』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2018/01/31/02_.html
1月30日14時58分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
硝酸を使って洗浄していたタンクの一部が破裂し、作業員2人が漏れ出した有毒ガスを吸い込んで死亡した
警察が捜査を進めたところ、けがをした2人とは別の44歳と35歳の作業員2人が、タンクの洗浄作業で通常のおよそ3倍の硝酸を使ったために大量の有毒ガスが発生し、タンク内の気圧が上昇して破裂したことが分かった。
調べに対しこれらの作業員は、「タンク内に付着した銀がなかなか落ちなかったので、危険だとはわかっていたが大量の硝酸を加えた」と説明しているという。
また、43歳の担当の課長も、大量の硝酸を加えることが危険だと知っていたにも関わらず、事故を防ぐための具体的な指示を出していなかったという。
出典
『化学工場破裂 作業員ら書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180130/0007249.html
1月30日15時41分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
銀粉の製造過程で出た廃水を処理するタンクののぞき窓が破損し、窓前方の部屋で作業していた当時42歳と22歳の男性作業員が中毒死した。
捜査1課によると、書類送検した作業員2人はタンクを洗浄中、注入する薬品の分量を誤り、多量の窒素酸化物ガスを発生させてタンクを破損させた疑いがある。
作業していた2人は、タンク内に付着した銀粉を溶かすため、硝酸液を注入していたが、十分な化学反応が起きなかったため、多く注入しすぎて多量のガスが発生したとみられるという。
出典
『有毒ガス中毒死事故、現場作業員ら3人を書類送検』
https://www.asahi.com/articles/ASL1Y7SVWL1YUTNB01L.html
1月30日22時3分にFNNニュースからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
硝酸の濃度が高いままで使用すると危険だと知っていたにもかかわらず、マニュアルの3倍以上の濃度の硝酸でタンク内の洗浄するなどして事故を引き起こし、作業員2人を死亡させた疑いで書類送検された。
3人は、「作業を早めるために、高い濃度の硝酸を使ってしまった」などと容疑を認めている。
出典
『タンク破裂事故で書類送検 作業員2人死亡』
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00383500.html
1月31日10時41分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
書類送検容疑は平成28年1月2~3日、同社でタンク内部に付着した銀を硝酸で洗浄する作業中、同社で規定した濃度を超えた硝酸を使ったなどとしている。
同社は再発防止策として、硝酸を使った排水処理の工程をやめた。
出典
『埼玉・本庄タンク破裂 労基署が会社と責任者を送検』
http://www.sankei.com/affairs/news/180131/afr1801310011-n1.html
(ブログ者コメント)
濃度10%の硝酸液を使うべきところ30%超の硝酸液を使ったことが原因か?
それとも、所定の量以上の硝酸液を加えたことが原因か?
あるいは両方?
報道された内容からは、いずれが正か不明だ。
(2018年2月12日 修正2 ;追記)
2018年1月31日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)から、業績好調で洗浄を先送りしてきたことなどが背景にあるかもといった、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
通常、一度使った処理液は全て排出してから洗浄をやり直すが、事故時は半分だけ排出して新しい液を足していた。
タンクは事故まで462日間洗浄されておらず、銀粉が大量に付着して、廃水処理能力が通常の半分ほどに落ちていたという。
工場は正月の休み態勢で、3日朝から銀粉製造が本格的に再開する予定だった。
作業員の1人は、「翌朝までに洗浄を終わらせるため、硝酸を大量に投入した」と話しているという。
同社によると、銀粉はソーラーパネルの電極に使われ、世界シェアの約8割を占める。
捜査一課は、会社の業績が好調だったために製造ラインを止めず洗浄を先送りしてきたことや、急いで洗浄を終わらせようとしたことが事故の背景にあるとみている。
(2018年6月29日 修正3 ;追記)
2018年6月26日18時46分にNHK埼玉から、書類送検されていた3人が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死の疑いで書類送検された担当の課長ら3人について、検察は不起訴とした。
不起訴の理由については明らかにしていない。
出典
『工場事故で送検の3人不起訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20180626/1100002597.html
2018年1月30日付で毎日新聞東京版夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月29日14時39分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県佐渡市で寒波による水道管の破損が相次ぎ、29日には一時、全2万4112世帯の4割を超す1万656世帯が断水状態に陥った。
市によると、断水は破損した水道管からの水漏れにより水道の使用量が供給を上回ったのが原因で、市内全域に及んでいる。
米山知事による29日の災害派遣要請を受けた陸上自衛隊などが給水活動を続けているが、全面復旧のめどは立っていない。
30日午前8時現在、断水しているのは全世帯の2割近い3970世帯。
市内では、24日に氷点下6.6℃を記録するなど厳しい冷え込みが続いていて、水道管の凍結・破裂が相次ぎ、断水は28日夕ごろから表面化した。
断水の影響で、29日は市内の小中学校36校のうち25校が臨時休校し、30日も7校がトイレの水が確保できないなどの理由で、授業の短縮を決めた。
市内の小売店では、ペットボトルの水などが品薄になっている。
石川県内では29日、能登地方の輪島市など9市町計9000世帯以上で水道管が凍結・破損し、断水したり水が出にくくなったりした。
30日までに順次、解消している地域もあるが、復旧のめどが立っていない世帯も多いという。
県は同日、自衛隊に災害派遣を要請した。
各市町の担当者によると、寒波で水道管内の水が凍結、膨張したため、管にひびが生じたとみられる。
28日ごろから漏水が起き、多くの世帯で水が出なくなった。
各市町は飲料水を配布し、給水車を配置するなど対応に追われた。
出典
『断水 一時1万世帯 寒波で水道管破損 陸自派遣 新潟・佐渡』
https://mainichi.jp/articles/20180130/dde/041/040/038000c
『寒波で水道管が凍結・破裂、1万世帯断水…佐渡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180129-OYT1T50041.html
2月1日19時34分に毎日新聞からは、空き家や積雪で漏水箇所の確認に手間取っているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発生から4日たった1日も、推定437世帯(午後4時現在)が断水している。
市は、ほかの自治体などからの応援も得て復旧作業を急いでいるが、誰も破断に気づかず漏水が続いている空き家が多く、全面復旧にはなお時間がかかる見通しだ。
「目印もない雪の下から水道メーターを探すのは重労働で、正直きつい」。
1日夕、約60戸の水道メーターの確認作業を終えて市役所に戻ってきた男性職員(42)は、雪かき用スコップを置きながらそう漏らした。
断水は、漏水の相次ぐ発生で、供給する水道水が不足したため起きた。
市は漏水箇所の特定に向け、職員らが市内約2万4000世帯のうち漏水している可能性がある家などを一軒一軒まわる人海戦術を展開中。
1日は80人態勢で調査した。
住民らが気づかない場所から水漏れしている場合もあるため、屋外に設置されたメーターを雪の下から見つけ、動いていれば元栓を止めて修理を促す。
しかし、空き家ではメーターの位置を住民に聞くことができないため、一気に作業は滞る。
総務省の2013年調査によると、市の空き家率は20.3%で、全国平均を6.8ポイントも上回る。
65歳以上の高齢者が4割を超えており、人口減少に伴う空き家の増加に加え、離島のため冬場は島外の親族宅などで過ごし不在にする人も多いためだ。
市の担当者は、「冬場だけ島外に住む人は、いちいち閉栓手続きをしない。それが被害を拡大させた」と嘆く。
市は、「隣家で水漏れしていそうだと気づいた場合は、連絡してほしい」と呼びかけている。
出典
『水道管破裂 佐渡で断水長期化 空き家の漏水気づかず』
https://mainichi.jp/articles/20180202/k00/00m/040/063000c
(ブログ者コメント
〇今冬は強い寒波の影響で、25日ごろには関東地方で、2月に入ってからは東北地方などで、水道管の破損多発が報じられていた。
〇広い地域で大規模に水道管が凍結破損したトラブルは、2年前にも九州や山口県で起きていた。
(2016年1月26日12時8分 毎日新聞)
九州・山口地方は強い寒波の影響で、25日夜から26日朝にかけて凍った水道管の破裂や損傷に伴う断水が相次いだ。
毎日新聞の26日正午現在のまとめでは、福岡県を中心に8県で少なくとも計約11万9000世帯が断水しており、多くが復旧のめどはたっていないという。
各県の断水世帯数は、
福岡約8万3000
佐賀約1万7000
山口約 7000
熊本約 6000
長崎約 5000
宮崎約 1000
など。
大分、鹿児島両県でも断水が起きており、各自治体が状況確認を急いでいる。
福岡管区気象台によると、強い冬型の気圧配置は緩んだものの、九州・山口は26日朝も各地で最低気温が氷点下の冷え込みとなった。
各地の最低気温は
大分市で氷点下1.8℃
山口市で 同 0.3℃
大牟田市で同 0.2℃
など。
https://mainichi.jp/articles/20160126/k00/00e/040/204000c
2018年1月30日19時48分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日正午すぎ、JR旭川駅で網走駅から到着した特急列車を点検した際、列車の下についているエンジンの冷却装置に縦4cm、横6cmの穴が開いて冷却水が漏れているのが見つかった。
この影響で、29日は同じ車両を使う予定だった特急2本が運休し、およそ400人に影響が出た。
このトラブルについてJRが調べたところ、列車が当麻町内のJR石北線を通過した際に、線路内に落ちていた大型の工具があたって破損していたことがわかった。
工具は線路と枕木をつなぐ「くぎ」を抜くためのもので、JRによると29日、担当者が作業を行った際に工具を落としたまま気付かなかったという。
JR北海道は、「お客様に多大なご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げます。再発防止の徹底に向け取り組んでまいります」とコメントしている。
出典
『特急の装置破損 原因は工具落下』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180130/4861171.html
(ブログ者コメント)
冷却系異常アラームがあると思うのだが、それは発報しなかったのだろうか?
当麻駅から旭川駅までは20分程度につき、漏れ量が少なく発報する手前だったということなのだろうか?
2018年1月27日9時7分に長崎新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月26日21時27分にNHK長崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
佐世保市中心商店街(長崎県)にあるファッションビル西沢本店(アルバ西沢)は、店舗が入っていた1~8階のうち5~8階を1月までに閉めた。
大型店が法律で義務付けられる耐震診断をしなくてすむよう、売り場面積を減らした。
2013年施行の改正耐震改修促進法は、1981年以前に建てられた不特定多数の人が集まる建築物(3階建て以上かつ5000m2以上)について、耐震診断をして行政に報告するよう義務付けている。
アルバ西沢は、佐世保市から今年3月までに耐震診断結果を報告するよう指導を受けていた。
同社によると、インターネット通販の普及などから売り上げは減少。
多額の費用がかかる耐震対応をするより、規模を縮小し法の対象から外れるほうがいいと判断した。
5~8階に入っていた寝具店、呉服店、レストラン、イベントスペースは昨年6月から1月半ばに順次閉店。
売り場面積は従来の約7000m2から約4700m2に減ったという。
西沢社長は取材に、「店を続け、雇用を守るためには、今の身の丈に合った経営に変える必要があった。ご理解いただきたい」と話した。
市建築指導課は、「耐震診断を進めることが法の趣旨だが、今回の対応は違法性がなく、経営判断としてあってしかるべきだと捉えている」としている。
佐世保市では、老舗デパートの佐世保玉屋も市から耐震診断の報告を命じられているが、今のところ報告はないという。
出典
『佐世保・アルバ西沢 5~8階を閉店 売り場縮小で耐震診断回避』
https://this.kiji.is/329636583538377825?c=39546741839462401
『耐震診断せず店舗面積減らす』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034633581.html
(ブログ者コメント)
対応選択肢の一つとしての売り場面積縮小。
こういうケースは他にもあるのかもしれない。
1月27日20時46分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月26日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国が策定を義務づけている火山災害時の避難計画について、全国の対象155市町村のうち、策定を終えたのは3割にとどまっている。
23日に噴火した草津白根山(群馬県)周辺の5町村でも、地元・草津町など4町村が未策定だった。
御嶽山の噴火を受け、国は2015年に活動火山対策特別措置法を改正。
111ある活火山の中で、気象庁が24時間観測する49火山周辺の、延べ155市町村が警戒地域に指定された。
九州でも桜島や雲仙岳など9つの活火山があり、24市町村が指定されている。
各市町村は、火山災害に備え、
▽情報収集や伝達手段
▽噴火警戒レベルに応じた避難対応
▽避難施設や避難場所
▽避難経路
▽避難訓練の実施
▽救助態勢
の6項目を盛り込んだ避難計画を作り、地域の防災計画に反映させることが求められた。
だが、内閣府によると、17年6月時点で、6項目が入った計画を策定したのは51市町村(33%)しかない。
草津白根山周辺の指定自治体では、嬬恋村を除き、草津町、高山村など、4町村が未策定だ。
草津町は05年に火山防災計画を作成し、避難訓練や連絡態勢、山頂付近にシェルターを13カ所設けるといった対策を進めてきたが、近隣自治体との調整など事務が追いつかず、法改正後の計画には対応できていないという。
高山村は火山周辺が国有林に囲まれ、登山道は一般開放されていない。
山菜採りで入山する人もいるが、村は「どこで山菜採りをしているか分からない人を対象にシェルターを建てるのは現実味がない」と説明する。
14年に噴火した御嶽山周辺の長野県王滝村。
噴火後、避難経路や避難場所を盛り込んだ防災計画を策定したが、法改正で、より具体的な計画が必要になった。
県危機管理防災課は、「関係団体との調整が必要なほか、登山客やスキー客への情報伝達や避難誘導をどうするか、検討課題は多い」としている。
対象市町村の中には、防災担当職員が1人だったり、火山災害の経験がない自治体が多く、計画の策定は全体的に滞りがちだという。
内閣府の担当者は、「盛り込む内容が多く、自治体だけでは人手が足りないため、国も職員を派遣して取り組んでいる。二人三脚で進めたい」と話している。
出典
『進まぬ火山の避難計画 草津白根山も周辺4町村が未策定』
https://www.asahi.com/articles/ASL1W4VQ1L1WUTIL00H.html?ref=nmail
『草津白根山噴火 進まぬ火山避難計画 群馬・草津町など大半一部欠落』
https://mainichi.jp/articles/20180126/ddm/002/040/118000c
2018年1月28日19時22分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後4時ごろ、大阪・堺市堺区の住宅で、この家に住む5歳の男の子がドラム式の洗濯乾燥機の中でぐったりしているのを父親が見つけ、病院に運ばれたが死亡した。
警察によると、洗濯乾燥機は高さがおよそ1m、幅70cm余り、奥行き60cmほどで、ドアが閉まると内側からは開けられない構造になっていた。
男の子は両親との3人暮らしで、27日は、父親が3時間ほど昼寝をして起きた際、一緒に寝ていた男の子がいないのに気づき、捜したところ、洗濯乾燥機の中で見つかったという。
警察によると、手当てを行った病院の医師は、ドラム式の洗濯乾燥機はドアが閉まると気密性が高いため、窒息したのではないかと話しているということで、警察は、中に入ったあとドアが閉まり外に出られなくなった可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
ドラム式の洗濯乾燥機をめぐっては、平成27年の6月にも、東京都内の住宅で当時7歳の男の子が中に閉じ込められて死亡した。
誤って中に入ってしまい、呼吸ができなくなって死亡したとみられている。
製品のなかには、子どもが外側から簡単にドアを開けられないよう、「チャイルドロック」などと呼ばれる機能が備わっているものも多くある。
また、子どもが誤って中に入ってしまった場合にも備え、使う時だけドアが閉まるようなスイッチが付けられた製品もあるという。
メーカーで作る団体も、小さい子どもがいる家庭向けに文書を作り、ドラム式洗濯乾燥機を使用していない時も子どもが近づいて遊ばないよう、注意を呼びかけている。
出典
『洗濯乾燥機の中に5歳児 死亡』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180128/4787521.html
1月29日15時46分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
洗濯機には、子どもが入らないよう扉を開かなくする「チャイルドロック機能」がついていたが、使われていなかったことが29日、捜査関係者への取材で分かった。
チャイルドロック機能は、特定のボタンを3秒間長押しすると、閉まっている扉が開かなくなる仕組み。
出典
『洗濯機死亡事故 「チャイルドロック機能」使われず』
https://mainichi.jp/articles/20180129/k00/00e/040/229000c
1月29日20時59分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警堺署は29日、司法解剖の結果、死因は窒息死だったと明らかにした。
出典
『洗濯機事故 死因は窒息死…大阪府警』
https://mainichi.jp/articles/20180130/k00/00m/040/052000c
1月28日21時21分に朝日新聞からは、下記趣旨の解説記事が図解付きでネット配信されていた。
08年以降、米国や韓国でも同様に子どもが洗濯槽に閉じ込められ、死亡する事故が相次いだ。
消費者庁は、14年と15年、一般向けのメールで注意を喚起。
子どもが勝手に入らないようにドアを閉めることや、ゴムバンドをかけるなどしておく防止策を呼びかけた。
メーカーも、取扱説明書で注意を促したり、本体に警告のシールを貼ったりしている。
青梅市の事故後、各メーカーは安全対策を強化。
ドラム内に閉じ込められても、内側からドアを開けることができる「閉じ込め防止機能」を付けた機種も販売された。
ただ、大阪市の大手家電量販店の売り場担当者によると、この機能付きの機種は数が少なく、「まずはチャイルドロックを役立ててほしい」と話している。
【家庭での子どもの事故防止に取り組む「京(みやこ)あんしんこども館」(京都市)の中辻浩美看護師の話】
遊びの一環で、大人では想像がつかないようなことをしてしまうのが子ども。
4、5歳くらいになれば、親の注意を理解できる年齢。
洗濯機に入ったり洗面台に上がったりして遊ぶことは危険ということを、しっかりしつける必要がある。
子どもだけでは洗面所に入らないようにしている家庭もあると聞く。
チャイルドロック機能がある洗濯機を選び、常にロックをかけることや、ドアが簡単に開かないように安全具を使うことも大切だ。
出典
『ドラム式洗濯機の事故どう防ぐ? 男児閉じ込められ死亡』
https://www.asahi.com/articles/ASL1X4F1NL1XPTIL00H.html
1月31日付で毎日新聞からも、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
外国では、動き出した洗濯機の中で子供が打撲により死亡したり水死したりという事例もある。
安全対策は十分だったのか。
「不幸な事故が繰り返されたことに驚いている。できる限りの対応はしてきたが、これ以上となると家電の機能は損なわれる」。
あるメーカー関係者は、言葉少なに語った。
「不幸な事故」とは、東京都青梅市の住宅で2015年6月、7歳男児が今回と同じようにドラム式洗濯機の中で窒息死した事故を指す。
当時から、ドラム式の多くにチャイルドロック機能が備わっていたが、衣類が飛び出さないよう内側からは開かない構造で、これがあだとなった。
チャイルドロックは安全対策の決め手にならない--。
メーカーに衝撃が走った。
家電の業界団体「日本電機工業会」は直ちに対応に乗り出し、各社とハード面改良の検討を重ねた。
別のメーカーの関係者は、「業界全体で安全を追求する機運が高まった」と振り返る。
パナソニックは同年9月、子供の力で内側から扉を開けられるが中の衣類は飛び出さない新機種を発表した。
一方、日立は同様の仕組みに加え、運転停止時に扉が閉まらない装置を導入。
各社は、安全に配慮する機種を競って市場に投入した。
悲劇は再び起きた。
堺市の事例の洗濯機は内側から開かない旧来型だった。
日本電機工業会によると、家庭用ドラム式洗濯機は00年ごろに登場し、昨年の国内出荷台数は縦型や二槽式を含む全洗濯機の11%に当たる51万台に上る。
青梅市の事故を受けて投入した新機種がすぐに普及するはずもなく、多くは旧来型だ。
同会家電部の佐藤担当課長は、「洗濯槽の中に入れば、やけどや感電の恐れもある。内側から開けられる構造でも危険なことに変わりはない」として、チャイルドロックの徹底を呼びかけている。
出典
『アクセス 危ないよドラム式 子供の洗濯機事故、相次ぐ チャイルドロック徹底を』
https://mainichi.jp/articles/20180131/ddm/012/040/075000c
(ブログ者コメント)
パナと日立のカタログを見てみたところ、両社とも裏表紙に、安全に関する注意点の一つとして閉じ込め危険が赤字記載されていた。
また日立のカタログでは、ドラム式洗濯機のページ左下隅にも黄色に黒字で結構大きく表示されていた。
2018年1月28日19時15分に新潟日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
上越新幹線の高架橋からつららや氷の塊が道路に落下し、車に当たる事故が27、28日に相次いで3件、見附市内で発生した。
ガラスが割れるなどし、女性2人が手にけがをした。
県内を襲った強い寒波が緩み、JRの除去作業が追い付かなかった。
JR新潟支社によると、1件目の事故は27日正午ごろ見附市今町5で発生。
高架橋側面の縁にできたつららが落下し、約7m下の市道を走行していた軽乗用車のフロントガラスに当たり、ひびが入った。
車は急ブレーキをかけ、助手席の女性が車内で左手をぶつけた。
その1時間半後、30mほど離れた場所で2件目が発生。
高架橋の柱に付着していた氷の塊がはがれ落ち、信号待ちをしていた軽乗用車のリアガラスを割った。
後部座席にいた20代の女性が破損したガラスで左手を切り、救急搬送された。
3件目は翌28日正午ごろ、約500m離れた見附市上新田町の同じ市道で起きた。
走行していた軽乗用車に氷の塊が落ち、フロントガラスにひびが入った。
けが人はなかった。
3件とも、落ちたつららや氷の大きさは不明。
JR新潟支社によると、12月下旬から定期的に高架橋のつららの点検、除去をしている。
同支社は、「日中に気温が上がり、つららの落下を予期できなかった」と説明。
28日は、別の箇所を優先して作業している間に事故が起きたという。
同支社は「連続して同様の事象が発生したことはおわびしたい。つららの撤去は作業員を増やすなどして早急に進めたい」としている。
28日午後は市道約2kmを一時通行止めにし、高所作業車を使って除去作業をした。
出典
『新幹線高架橋からつらら落下 2人けが』
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20180128371077.html
1月28日6時29分にNHK新潟からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
見附市の隣の三条市では、27日、日中の最高気温が1.8℃と、前日より3℃ほど高く、JRは、気温が上がったことでつららが落ちたとみている。
出典
『新幹線高架橋つらら落下2人軽傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180128/1030001776.html
2018年1月26日14時49分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
阪神大震災の教訓を後世に語り継ぐ「人と防災未来センター」(神戸市中央区)東館に、津波を疑似体験できる「津波体験装置」が4月にも登場する。
南海トラフ巨大地震が懸念されるなか、津波の威力を伝えることで、早期の避難につなげることを目指す。
東館は、平成15年に命の尊さを学べる「ひと未来館」として完成。
22年に「東館」としてリニューアルされた。
しかし、阪神大震災の資料が展示されている西館に比べて来館者が少なく、県は30年度以降に東館を改装することを検討している。
津波体験装置は、改装を前に先行して東館3階に導入。
直径約7mのスクリーンに津波の映像を映し、来館者はそれを見ながら装置に両足を乗せて歩く。
映像の津波が増水するに従って装置に負荷が掛かり、歩行しにくくなるという。
体験時間は約5分で、一度に最大5人が参加可能。
同様の体験をできる設備は三重県伊勢市の市防災センターにあるが、複数人が参加できるのは国内初という。
事業費は、南海トラフ巨大地震の津波の高さを示す懸垂幕の設置などを含め約3000万円。
県防災企画課の担当者は、「津波は水深30cm程度の浸水でも身動きが取れなくなる。津波の威力を体感するとともに、すぐに逃げることの大切さを学んでほしい」と話している。
出典
『津波の威力、体験を 神戸の人と防災未来センターに津波体験装置、4月に登場』
http://www.sankei.com/west/news/180126/wst1801260055-n1.html
2018年1月26日10時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月25日18時40分にNHK奈良からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
コンセントとプラグの間にほこりがたまって発火する「トラッキング現象」による火災を防止する特殊なコンセントが奈良市の薬師寺に設置された。
愛知県の電気設備メーカーから寄進されたもので、25日に公表した薬師寺の村上太胤管主は、「コンセントからの出火は普段あまり考えないこと。寺への設置をきっかけに多くの人に知ってもらい、防火対策を見直してもらえれば」と呼び掛けた。
コンセントは愛知県の電気設備メーカー、河村電器産業が開発。
同社などによると、プラグをコンセントに差し込んだまま放置すると、間にたまったほこりと湿気で放電が発生し、発熱・発火につながる恐れがある。
開発したコンセントは、放電時に発生するガスを検知するとアラーム音で警告し、自動的に電気を遮断して発火を未然に防ぐという。
薬師寺では、国宝の薬師如来像が安置されている金堂などで、仏像を照らすライトが長時間ついていることが多いということで、同社は「貴重な文化財を守る助けになれば」としている。
同社は2006年に販売を開始し、一般住宅を中心に普及しつつあり、文化財・文化施設でも、建仁寺(京都市)と古川美術館・為三郎記念館(名古屋市)が導入している。
県内の寺社に寄進されたのは薬師寺が初めてで、金堂や大講堂、東院堂に計52個が取り付けられた。
26日は文化財防火デーで、村上管主は「寺院がいちばん恐れているのは火災なので、よく使われるコンセントから防火対策をしました。ほかの寺院にも広がってほしいと思います」と話していた。
出典
『薬師寺 特殊コンセントで「トラッキング現象」火災対策』
https://mainichi.jp/articles/20180126/k00/00e/040/226000c
『薬師寺に防火コンセントを設置』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2054499181.html
2018年1月26日7時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
脱衣場や浴室に置いたストーブが火元となった建物火災が、2016年までの5年間に全国で124件あり、死者が4人出ていたことが、総務省消防庁のまとめで分かった。
冬場の入浴時に急激な温度差を和らげようと脱衣場にストーブを置く家庭が多いが、衣類やタオルなど燃えやすいものも多く、関係機関は注意を呼びかけている。
今月3日、長崎市で8歳と5歳の兄弟が死亡した火災も、浴室隣の脱衣場にあった電気ストーブが火元とみられる。
焼け跡からはスイッチが入った状態の焼損したストーブが見つかっており、近くの衣類などに引火した可能性が高いという。
長崎県警によると、市営住宅3階の一室約70m2を全焼。
兄弟と母親(31)の3人暮らしで、当時、兄弟は入浴中だった。
ストーブは、子供たちが入浴時に寒くないようにと母親がこの冬、購入したばかりだった。
子供たちがスイッチを入れたとみられ、室内にいた母親は「火災報知機で気がついたが、火の手が強く、助けられなかった」と話したという。
消防庁によると、12~16年の5年間の建物火災のうち、脱衣場や浴室のストーブが原因となった火災は計124件。
そのうち死者は4人、負傷者が44人出ている。
使われたストーブの種類別では、電気が79件と全体の6割を超え、石油が42件、まき・ガスが3件だった。
脱衣場には衣服やタオルなどの燃えやすいものが多く、製品評価技術基盤機構(NITE)の実験では、電気ストーブにタオルが触れてから約6分40秒後に発火が確認された。
担当者は、「火を使わない電気ストーブは危険性を感じにくいが、燃えやすいものが触れれば火事になりうる」と注意を呼びかけている。
厚労省研究班の調査によると、入浴中の事故死は年間約1万9000人に上り、気温が下がる12~2月の冬場に入浴中の急死は多発している。
背景の一つには、寒い脱衣場から浴槽に入ることで急激な温度変化にさらされ、血圧が急激に上下して失神や心筋梗塞などを起こす「ヒートショック」があるとみられる。
その予防策として、高齢者や子供がいる世帯を中心に、脱衣場や浴室を電気ストーブで暖めている家庭がある。
消費者庁は、暖房器具を使わない脱衣場や浴室の暖め方として、
▽シャワーから給湯した蒸気で浴室の温度を上げる
▽浴槽の湯が沸いたら十分かき混ぜて蒸気を立て
▽ふたを外しておく
などの方法も提案している。
出典
『建物火災 風呂周りストーブ火元 124件、死者4人』
https://mainichi.jp/articles/20180126/k00/00m/040/172000c
2018年1月26日20時50分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後2時すぎ、長野市新諏訪で灯油を積んだタンクローリーが住宅の屋外に設置されている灯油タンクにホースを伸ばして給油していたところ、凍結した路面で滑り出した。
タンクローリーが駐車していた市道は緩やかな下り坂になっていて、タンクローリーはおよそ50m滑ってその先の住宅の塀にぶつかって止まったが、給油用のホースが切れて1388ℓの灯油が道路などに流出した。
警察によると、タンクローリーの運転手や、ぶつかった住宅に住む人にけがはなかったという。
流出した灯油は、消防がマットや粉で吸い取るなどして、引火する危険がないよう、すでに処理を済ませたという。
現場の道路は雪が押し固められた状態だったということで、警察が当時の詳しい状況を調べている。
出典
『タンクローリーから灯油が流出』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180126/1010001826.html
(ブログ者コメント)
映像によれば、各家庭を巡回して給油する小型のタンクローリー車。
(2018年2月13日 修正1 ;追記)
2018年1月27日付の信濃毎日新聞紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、前輪と後輪には車止めが設置されていたという。
2018年1月26日14時33分に琉球新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前、沖縄県那覇市の那覇空港国際線ターミナルビルと国内線ターミナルビルの間にある工事現場の高所から、男性作業員2人が転落した。
消防によると、転落した作業員2人は負傷しており、うち40代の男性1人は心肺停止で病院に搬送されたが、午後1時21分に死亡が確認された。
10代の男性は意識がある状態で搬送されたが、けがの程度は判明していないという。
警察や消防、労基署が事故原因を調べている。
消防によると、作業員2人が作業をしていた場所のコンクリート製の梁と鉄骨が崩れており、2人が巻き込まれた可能性があるという。
26日午前11時51分ごろ、工事関係者から「高所作業中の作業員が転落した」との119番通報があった。
消防によると、転落した作業員2人は、高さ12~13mの地点で作業員落下防止用ネットを取り付ける作業中だった。
当時、事故の現場付近では4人が作業しており、転落した作業員以外の2人は大きな音を聞いて現場から避難したという。
出典
『那覇空港で作業員2人が転落 1人死亡、1人けが 作業員落下防止用ネット取り付け中に』
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-653724.html
1月26日13時22分にテレビ朝日からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防などによると、ターミナル増設工事現場で鉄骨や足場が崩れ、30代の男性作業員が倒れてきた足場に挟まれたほか、別の男性作業員1人が約12mの高さから転落した。
足場に挟まれた男性はまもなく消防に救出されたが、意識不明の重体。
転落した男性は、意識はあるという。
当時、現場にいた人の話によると、突然、ドーンという大きな音がして、その後、次々と足場のようなものが崩れたという。
那覇空港のターミナルの連結工事は国内線と国際線ターミナルを結ぶもので、去年1月に着工して今年12月の完成を目指している。
出典
『那覇空港の工事現場で足場崩落 作業員1人が重体』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000119563.html
1月26日21時24分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設3階部分にあるコンクリート製の梁の一部が落下しており、警察は梁が崩れた影響で2人が転落したとみて、詳しい状況を調べる。
現場では那覇空港ビルディングが、国内線と国際線の旅客ターミナルビルを連結する4階建ての施設を建設していた。
同社によると、2人は当時、高所作業車2台のアーム先端の作業台にそれぞれ乗り、3階部分の床を設置するため、資材落下防止のネットを張る作業をしていたという。
梁は、骨格部分として設置されていたとみられる。
出典
『那覇空港の転落事故で1人死亡を確認…梁崩落影響か』
http://www.sankei.com/west/news/180126/wst1801260098-n1.html
(2021年1月27日 修正1;追記)
2021年1月25日18時32分にNHK沖縄からは、計画されていた支保工が現場の判断で作られていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
2018年の1月、那覇空港の国内線ターミナルと国際線ターミナルをつなぐ連結ターミナルの建設工事で、3階部分のコンクリート製のはりが崩れ落ち、近くで作業をしていた2人が巻き込まれました。
この事故で、うるま市の会社員の天願さん(男性、当時43歳)が死亡し、同じく会社員で沖縄市の当時18歳の男性が大けがをしました。
警察の調べによりますと、工事計画では、はりの工事をする際、支保工と呼ばれる支えを事前に作ることになっていましたが、実際には現場の判断で作られていなかったということです。
警察は、本来行うべき工事を行わず事故を起こしたとして、いずれも福岡県の建設会社の社員で、53歳の現場代理人と50歳の現場監督の2人を25日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。
2人は、警察の調べに対して「事故が起きると思わなかった」と話しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20210125/5090012975.html
1月26日16時20分にYAHOOニュース(琉球新報)からは、工期が遅れていたため、この程度なら大丈夫と判断して当該作業を怠ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、当時の建設計画では、はりの崩落を防ぐため支えとなる部分を作る予定でしたが、工期が遅れていたため、2人は「この程度なら大丈夫」だと判断し、この作業を怠っていました。
2人は容疑を認めているということです。
1月25日20時20分にYAHOOニュース(琉球朝日放送)からは、梁の重さは25トンだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
那覇空港では、2018年1月に連結ターミナルを造る工事をしていた際、3階部分に使われていた重さ25tのコンクリート製の梁が崩れ落ちて男性2人が巻き込まれ、1人が死亡、もう1人が重傷を負いました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/df4f8631b1b22b9c6d6e54817c41784bce8c8aa2
2018年1月25日19時18分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月26日7時27分にNHK福岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後1時50分ころ、宮若市福丸の「錦橋」近くで堤防の工事をしていたところ、60代の作業員の男性が、崩れてきた土砂に埋まった。
消防によると、男性はおよそ10分後に救助され病院で手当てを受けていたが、25日夜、死亡した。
工事を発注した国交省遠賀川河川事務所によると、現場では、堤防の外側に水路を造る作業が行われていて、男性は、水路を造るために掘られた高さ3mほどの穴の中にいたところ、周囲の斜面が崩れたとみられるという。
警察が、当時の詳しい状況を調べている。
同事務所によると、この工事は、遠賀川にかかる錦橋のうち、今は使われていない古い橋を撤去するための工事で、去年10月14日からことし3月20日までの工期で行われていた。
古い橋の撤去はすでに終わり、現場では、川の堤防を深さ3mほどまで堀り、その穴の中にコンクリート製の新しい水路を埋め込む工事が行われていたという。
男性は、この水路の脇にいて、周囲の斜面の土砂が崩れてきたという。
出典
『作業員土砂に埋まり意識不明』
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180125/4713071.html
1月25日20時44分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、男性は幅、深さいずれも2~3mの排水路を掘削する作業に関わっていた。
近くにいた別の作業員が土砂が崩れたような音に気付き、通報した。
出典
『土砂に埋もれ作業員重体、排水路掘削現場 福岡』
http://www.sankei.com/west/news/180125/wst1801250097-n1.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、溝状の排水路は映っているものの、穴は見当たらない。
掘削中の排水路の中にいて・・・ということだったのかもしれない。
(2018年2月13日 修正1 ;追記)
2018年1月26日付の西日本新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
国交省遠賀川河川事務所によると、現場では堤防の拡幅に伴い、新たな排水路を設置する工事を進めていた。
男性は、深さ約3m、幅1.4mに掘られた穴の中で、既設の水路と新しい水路をつなぐ作業をしていた。
警察によると、当時は男性を含めて10人の作業員がおり、1人は「午後1時ごろの作業開始から30~40分後に土砂が崩れる音が聞こえた」と話しているという。
2018年1月25日5時26分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日、志布志市の廃棄物収集会社で、ゴミを収集車に入れる作業をしていた22歳の男性の社員が収集車の回転板に頭を挟まれて死亡し、警察が原因を調べている。
死亡したのは、志布志市有明町に住む廃棄物収集会社の社員Mさん(22歳)。
警察によると、Mさんは24日午後5時半頃、志布志市志布志町の廃棄物収集会社の敷地内で、トラックの荷台に積んでいた回収済みの資源ゴミをゴミ収集車に移し替える作業を行っていた際に収集車のゴミの投入口に転落し、頭をはさまれたという。
事故を受けて、別の社員が119番通報し救急車を呼んだが、Mさんは現場で死亡が確認された。
Mさんは、当時、同僚2人と一緒にトラックの荷台のすぐそばに収集車を停めて、ゴミを投入口に入れていたという。
警察は、Mさんがトラックの荷台にのぼるなどして作業にあたっていた際に、誤って収集車の投入口に転落したとみて、原因を調べている。
出典
『ゴミ収集中に事故 男性が死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180125/5050001600.html
1月25日11時23分にYAHOOニュース(鹿児島テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故当時、貨物車両に積んでいたプラスチックトレーなどの資源ごみおよそ5kgを、ごみ収集車に移し変える作業中だったという。
警察は、Mさんが誤って足を滑らせたとみて、事故の原因を詳しく調べている。
出典
『ごみ収集車に男性挟まれ死亡』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00010000-kkbv-l46
2018年1月24日20時44分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月24日19時42分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後5時すぎ、東京・品川区で、雑居ビルに設置されたひさしが歩道に落下して壊れ、はね返った破片が通りかかった小学5年生の男の子に当たった。
警察によると、男の子は同じ小学校に通う男女7人と一緒に帰宅する途中で、頭に軽いけがをしたという。
これまでの調べによると、落下したのはビルの3階と4階の間に設置された木製のひさし数枚で、いずれも長さが3m、幅が20cmあるという。
落ちたひさしは外壁と接触する部分が腐食していたということで、警察が詳しい落下原因を調べている。
現場は、京浜急行の青物横丁駅に近い飲食店などが建ち並ぶ一角。
現場近くで店を経営する56歳の男性は、「『ガシャーン』という大きな音がしたので店の外を見ると、ビルの3階に入っている飲食店のひさしが下校する小学生の列の上に落ちたことが分かった。付き添っていた先生とみられる人が、現場から離れるように声をかけていて、1人の男の子が頭が痛いと言っていたが、大けがではなさそうだった。ひさしが取り付けられたのは4、5年前で古くはないので、急に落ちて驚いている」と話していた。
出典
『ビルのひさし落下 小学生軽傷』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180124/0006917.html
『ビルのひさし落下、小学生1人ケガ 品川区』
http://www.news24.jp/articles/2018/01/24/07383834.html
2018年1月24日20時40分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後1時ごろ、大阪(伊丹)空港北ターミナルの手荷物検査場近くで、工事用に設置された重さ約500kgの石膏ボードが倒れた。
30代の女性警備員が逃げる際に転倒し、病院に搬送されたが軽いけが。
警察によると、ボードは高さ約4m、幅約8m、厚さ約1cm。
屋外の工事現場とターミナル内を仕切るために設置されていたが、強風の影響で倒れたという。
空港を運営する関西エアポートによると、現場は約3時間半後に復旧が完了。
運航への影響はなかった。
出典
『大阪空港で重さ500キロボード倒れる 女性1人けが』
http://www.sankei.com/west/news/180124/wst1801240085-n1.html
1月24日23時10分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関西エアポートによると、現場は出発フロアの保安検査場を抜けた先の通路で、搭乗客が検査済みの手荷物を受け取るテーブルから約5m。
ターミナルの増床工事に伴い、以前はガラス張りだった部分に石膏ボードを立てて仮設の壁にしていた。
関西エアポートが工事を請け負った大林組から状況を聴き、原因を調べている。
出典
『高さ4m、仮設の壁が倒れる 伊丹空港の保安検査場近く』
https://www.asahi.com/articles/ASL1S5GYBL1SPPTB007.html
1月25日12時17分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
避けようとした検査場の30歳代女性警備員が転倒して軽傷を負った。
警察や関西エアポートによると、壁は石こうボード約40枚をアルミ製の骨組みに貼りつけたもので、昨年9月に設置。
仮設壁の裏側は外気に接している状態で、強風にあおられたため、壁を固定していた金具が外れ、倒壊したとみられるという。
出典
『伊丹空港保安検査場で仮設壁倒壊、警備員が軽傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180125-OYT1T50029.html
2018年1月24日14時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
23日午後2時50分頃、金沢市西念の市駅西福祉健康センター2階の駅西幼児相談室の窓から、金沢市内に住む1歳7か月の男児が外に転落した。
男児は、同市内の病院に搬送された際、意識はあったが、大けがを負ったとみられる。
市健康政策課の発表によると、男児は、窓際に設置された高さ約70cmの棚に上って遊んでいたところ、半開きの窓から約4~5m下のタイル張りの床に転落した。
当時、窓が施錠されていたかは不明という。
転落時、室内には母親(34)と保育士1人がいたが、目を離した隙に転落したという。
出典
『育児相談受ける施設2階から男児転落、大けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180124-OYT1T50022.html
1月25日15時42分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市健康政策課によると、男児は同日、母親(34)と兄2人と共に、同センター2階の「駅西幼児相談室」を訪れた。
窓際に作り付けられた棚(高さ約70cm)の上で遊んでいるうちに、開いた窓から約5m下のタイル敷きの地面に転落したらしい。
母親が気づき、在室していた保育士が119番通報した。
窓は通常閉まっており、縦向きの取っ手を横にして押すと外側に開く仕組み。
棚の上には、普段は置かれていないおもちゃがあった。
同相談室は保育士らが親子の相談に応じる市の施設で、市内の保育所から同センターに移転し、16日に業務を開始。
予約制で、1家族に保育士1人が対応する。
保育士は当時、同じ部屋の事務スペースにいて、男児が棚の上で遊んでいるのは把握していなかったという。
出典
『事故 1歳児、2階窓から外に転落 大けが 金沢市の施設』
https://mainichi.jp/articles/20180125/k00/00e/040/220000c
1月26日16時15分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金沢市の山野市長は25日、記者会見を開き、窓の無施錠など施設管理に不備があったことを認め、謝罪した。
市は26日、管理する全施設を緊急点検する。
男児は高さ約80cmの棚に上り、窓から転落したとされる。
市によると、室内の4つの窓全てが無施錠だった。
同室の運営は15日に始まったばかりで、窓の施錠が徹底されていなかったという。
棚の横には高さ約40cmのマットが置かれ、小さな子どもでも容易に上れる状況だった。
市の担当者は、「棚に上らないよう指導しているが、配置が適切ではなかった」と釈明した。
また、男児ら子ども3人を見ていた保育士が、転落時に電話で目を離していたことも判明。
ただ、市は「子どもの育児相談を受ける場で、預かる場ではない」として、「監督態勢に落ち度はなかった」と説明した。
出典
『男児転落、施設室内の窓無施錠…市長が謝罪』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180125-OYT1T50114.html
1月26日3時0分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事が窓の写真付きでネット配信されていた。
相談室の業務中は窓の鍵をかけておく決まりだったが、施錠されないまま事務局に鍵が保管されていたという。
駅西幼児相談室は1歳からの未就学児と保護者が利用できる予約制施設。
現在は業務を中止している。
出典
『石川)男児転落事故、窓の施錠せず 山野市長が陳謝』
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180125002922.html
(ブログ者コメント)
〇朝日新聞掲載写真によれば窓の形は長方形で、よく見かけるタイプ。
〇同じような事故は過去にも起きている。
2012年1月26日掲載
[昔の事例の顛末] 2011年10月12日 堺市の小学校で用具入れの上に乗った児童が窓から転落死した事故で最終報告、他所の事例が活かされなかった教訓も反映 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1281/
(2018年3月4日 修正1 ;追記)
2018年2月27日付で朝日新聞石川全県版(聞蔵)から、男児の意識障害が続いているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
金沢市は26日、男児の意識障害が続いていることを明らかにした。
市によると、男児は頭部に外傷を負い、「びまん性軸索損傷」と診断された。
目は開いているが、呼び掛けには反応しない状態で、入院中だという。
市は、市有施設の管理者として、治療費や慰謝料を含めた賠償責任を負うとしている。
市は、再発防止策として窓が開かないように固定するほか、相談室内に配置する保育士を2人から3人に増員するなどする。
事故後、幼児相談業務は休止していたが、3月1日から別の場所で再開。
安全対策工事が済み次第、現在の場所に戻って再開するという。
2018年1月26日12時44分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月25日付でテレビ静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市は24日、同市清水区の市立清水第七中学校のグラウンドで、体育の授業中に突風でゴールが倒れ、2年の男子生徒(14)が右ふくらはぎに2週間のけがをしたと発表した。
ゴールは移動式で、おもりで固定されていなかったという。
市によるとゴールはハンドボール用で、重さ約50kgのアルミ製。
23日午後2時10分ごろ、サッカーの授業で使用中に倒れた。
当時、グラウンドには男子生徒約40人がいたという。
市教委は、担当教諭の認識不足だったとして、市内全ての小中学校に、授業前には複数の職員でゴールの固定を確認するよう指示した。
静岡市の中学校では2004年に、倒れたゴールが当たり生徒が死亡する事故が起きている。
出典
『突風でゴール倒れ中2けが 静岡市で体育の授業中』
http://www.sankei.com/affairs/news/180126/afr1801260029-n1.html
『ゴール倒れ男子生徒ケガ』
http://www.sut-tv.com/news/2018/01/post-2778.php
(ブログ者コメント)
本ブログでは、移動式ゴールが倒れてケガした事例や関連情報を、これまでに何件か紹介している。
また静岡市では、過去にもゴールが倒れて死亡した事故が起きている由。
しかし、またしても同じような事故が起きてしまった。
他県で起きた事例どころか、地元で起きた事故ですら、人が変わるなどして風化し、教訓にならないことがあるということかもしれない。
2018年1月24日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前9時59分ごろ、草津白根山(群馬、長野県境)の本(もと)白根山が噴火した。
気象庁によると、鏡池付近で噴煙が上がり、周囲に噴石が落下した。
本白根山での噴火は約3000年ぶりという。
群馬県などによると、鏡池から数100mの草津国際スキー場(同県草津町)で、訓練中だった陸上自衛隊の男性陸曹長(49)が噴石に当たり死亡、隊員7人とスキー客4人の計11人が重軽傷を負った。
スキー場の山頂付近に外国人客19人を含む約80人が取り残されたが、全員が自衛隊などに救助された。
防衛省によると、訓練していたのは陸上自衛隊第12旅団第12ヘリコプター隊(同県榛東(しんとう)村)の隊員30人で、8人が飛んできた噴石に当たるなどした。
このうち、胸を強打した男性隊員1人が死亡。2人が重体、3人が骨折などの重傷を負った。2人は軽傷。
スキー場では、山頂とふもとを結ぶロープウエーを運行。
噴石は山頂駅近くでゴンドラを直撃して窓ガラスを割り、男女の乗客2人が軽傷を負った。
噴石はレストハウスの屋根も突き破った。
噴石による送電線の切断で停電が発生し、ロープウエーが停止したため、自衛隊がヘリコプターなどでスキー客を救助した。
気象庁は23日、噴火後に草津白根山の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)→2(火口周辺規制)→3(入山規制)と段階的に引き上げた。
振幅の大きな火山性微動が観測されていたといい、鏡池付近から2kmの範囲では、大きな噴石に警戒が必要とした。
草津白根山は白根山、本白根山、逢ノ峰の総称で、1983年に白根山が水蒸気噴火した。
2014年以降、火山ガス由来の成分の濃度上昇が続いていたため、火山活動が活発化しているとして、噴火警戒レベルを2に引き上げていたが、昨年6月にレベルを引き下げていた。
今回の噴火前に、事前のレベル引き上げは困難だったとしている。
今後の見通しについて、同庁の斎藤火山課長は、「噴火規模は大きくなく、継続的に活動している感じではないため、現時点で融雪型の火山泥流などの恐れはないとみている」と話している。
出典
『草津白根山噴火 1人死亡 スキー場に噴石 陸自隊員ら11人重軽傷 80人
救助』
https://mainichi.jp/articles/20180124/ddm/001/040/177000c
1月26日19時45分に朝日新聞からは、死亡した陸自隊員は同僚をかばって噴石の直撃を受けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陸自によると、亡くなった伊沢さんが所属する陸自第12ヘリコプター隊の隊員30人は、23日午前8時半ごろから3つのグループに分かれて、東側にある草津国際スキー場で滑り始めた。
伊沢さんは、上級者グループ(8人)の一人として訓練に参加していた。
噴火後、山頂付近を滑っていた8人は近くの雑木林に避難したが、噴石は数分間降り続き、伊沢さん以外の7人も重軽傷を負った。
陸自の聞き取りに対し、軽傷を負った隊員の一人が「覆いかぶさってくれて、そこに噴石が背中に直撃したようだ」と話しているという。
伊沢さんはスキー場の救護員に救助された際に「肺が痛い」と話していたが、救急搬送中に心肺停止になり、同日午後0時半ごろ、搬送先の病院で死亡が確認された。
出典
『犠牲の陸曹長、別の隊員守り噴石直撃か 草津白根山』
http://www.asahi.com/national/list/
1月26日8時32分に読売新聞からは、ロープウエー山頂駅の責任者は非常電源でゴンドラを動かしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ロープウェーの山頂駅にいた同駅責任者の男性(51)は、「ドーン」という音で噴火に気付いた。
「2回目の噴火があるかもしれない。とにかく安全な場所に誘導しよう」。
停電で止まったゴンドラを非常電源で動かし、山頂駅の中に入れた。
ゲレンデから逃げてきた人も合わせて、避難したスキー客は約70人に上った。
屋根を突き破る噴石から守るため、同僚と手分けしてすぐに全員を地下の宿直室などに避難させた。
午後2時頃に救助隊が到着。次々と麓まで搬送された。
出典
『山頂で係員が機転…スキー客70人を地下へ誘導』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180126-OYT1T50030.html
1月28日付で毎日新聞からは、山頂駅の女性従業員は冷静に客を避難誘導したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
噴火で、近くのスキー場の山頂付近にスキー客ら81人が取り残された。
だが、従業員の冷静かつ迅速な避難誘導が功を奏し、緊迫した状況の中でも混乱なく全員がその日に救出され、けが人も軽傷者2人のみだった。
最小限の被害で済んだ背景には、噴火を想定した訓練の積み重ねで養われた、従業員の的確な判断力があった。
23日午前10時過ぎ。草津国際スキー場のロープウエー山頂駅近くにあるレストランの従業員、萩原さん(女性、62歳)は、同僚や客と談笑していた。
窓越しに、天に向かって伸びる「灰色の筒のようなもの」が3本見えた。
ほぼ同時に、「ズドーン」というごう音とともに20~30cmほどの噴石が天井を突き抜けて落ちてきた。
レストランは、噴火した火口から500mほどしか離れていなかった。
「これ、噴火だ!」
厨房のガスをすぐに止めた。
次々に逃げ込んで来たスキー客には、窓際に近づかないよう呼びかけながら備え付けのヘルメットを渡し、地下のトイレと約8畳の宿直室へ誘導した。一番安全な場所だと考えたからだ。
噴石で送電線が切断され停電したため、地下は真っ暗で暖房も止まった。
「大丈夫ですか」「寒くないですか」。落ち着かせようと、約70人の客に声をかけながら売店のお菓子とジュースを配った。
噴火が収まった昼過ぎからは、レストランで救助を待った。
午後3時ごろから自衛隊や消防による救出活動が始まり、約3時間半後に全員が下山した。
萩原さんは「どうやって安全を確保するか考えた。冷静に対応できた」と振り返った。
草津町は、本白根山の北側にある白根山(2160m)の噴火を想定した避難訓練を毎年実施していた。
スキー場を運営する草津観光公社の山本会長(69)は、「『何かあったら客を安全なところに避難させないといけない』という意識があったのだと思う。今回を教訓に、より良い避難誘導の方法をさらに検証したい」と話した。
出典
『草津白根山噴火 訓練通り、従業員沈着 スキー客にヘルメット/安全な地下へ
誘導』
https://mainichi.jp/articles/20180128/ddm/041/040/092000c
(ブログ者コメント)
文字情報として報じられた記事は見つからなかったが、テレビでは、亡くなった隊員がかばったのは後輩の女性隊員だったと報じられていた。
2018年1月22日19時26分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年11月、御前崎市にある浜岡原発の5号機で、金属製の容器を切断中に煙が発生したことについて中部電力は、切断の際に出た金属の粒子が集じん機のフィルターに付着し、その粒子が燃焼したしたとみられると発表した。
去年11月、運転を停止している浜岡原発5号機のタービン建屋1階の搬入口の近くで、作業員が使用済み核燃料をプールに貯蔵するための金属製の容器を廃棄しようと切断していたところ、切断で出る金属の粒子を集める集じん機のフィルターから煙が発生した。
煙はすぐに収まり、けがをした人はなく、外部への放射能の影響もなかった。
その後、中部電力が原因を調べたところ、切断の際に出た金属の粒子が集じん機のフィルターに付着したことで、その粒子が燃焼したとみられることがわかったという。
中部電力では再発防止策として、この集じん機を使う場合はフィルターへの金属粒子の流入を減らすため、吸い込み口に金属板を取り付けるなどの対策を取ることにしたという。
出典
『浜岡 発煙原因は金属粒子の付着』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034586861.html
※当時の報道は下記。
(2017年11月18日14時52分 産経新聞)
18日午前10時ごろ、中部電力浜岡原発5号機のタービン建屋内で、集じん機のフィルターから煙が上がった。
協力会社の社員が消火器で消し止め、消防に通報。
11時10分ごろに鎮火を確認した。
けが人はおらず、外部への放射能漏れもないという。
中部電力によると、使用済み核燃料を入れる金属製のかごを切断する作業中で、集じん機で金属粉を集めていた。
同社が原因を調べている。
出典
『浜岡原発5号機建屋で発煙、けが人なし』
http://www.sankei.com/life/news/171118/lif1711180030-n1.html
(ブログ者コメント)
2018年1月22日付で中部電力HPに、事故の詳細が写真やイラスト付きで掲載されている。
以下は抜粋。
調査の結果、発煙の原因は、溶断作業によって稀に発生する粒径の大きなスパッタ(注)が集じん機の吸込口から内部に流入し、フィルタに付着したことで、火種となりフィルタが着火・燃焼したものと推定しました。
このため、溶断作業時に集じん機を使用する場合は、スパッタの集じん機内部への流入を低減するため、吸込口に金属板を取り付けることおよび現場監督者がスパッタの飛散状況を確認することにより、再発防止を図ってまいります。
更に、より速やかに異常を発見することを目的に、火気監視員は集じん機の状況を常時確認します。
(注)スパッタとは、溶断・溶接作業において発生する高温の金属粒子のことであり、集じん機の捕集対象としているヒューム(溶断・溶接作業において発生する煙状の微細な金属のちり)よりも大きな粒子です。
https://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3266891_21432.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。