







2017年4月24日8時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前10時45分ごろ、愛知県半田市川崎町1丁目のJFEスチール知多製造所で、作業中の男性が金属製のパイプの下敷きになっているのを同僚が発見し、会社を通じて119番した。
男性はJFEスチール(東京都千代田区)の会社員(30)で、出血性ショックで死亡した。
警察によると、パイプは直径約50.8cm、長さ約18m、重さ約5トン。
コンベヤーの上をパイプが移動する仕組みで、男性はパイプの切断作業をモニター越しに点検していた。
異常音に気付いた同僚が、うつぶせで下敷きになっている男性を見つけたという。
パイプを直接点検する際にはラインを止めることになっていたといい、警察が事故の原因を調べている。
出典
『5トンパイプの下敷き、30歳会社員死亡 愛知のJFEスチール工場』
http://www.sankei.com/west/news/170423/wst1704230031-n1.html
2017年2月16日に掲載した第5報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第6報として掲載します。
第5報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6780/
(2017年4月29日 修正7 ;追記)
2017年4月2日10時40分に西日本新聞から、事故報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国の第三者委員会の最終報告書がまとまった。
トンネル上部岩盤層が想定以上に薄くてもろく、地下水圧が作用するなど、諸要因が複合的に組み合わさって陥没したとの推定だ。
これらの要因に対する「安全対策が不十分だった」と指摘した。
では、なぜ安全対策が不十分なまま工事は進められたのか。
誰もが知りたいのは、その点だ。
博多駅前のオフィス街で起きた事故が早朝でなく、通勤時間帯や日中ならば、大惨事になっただろう。
現場はもともと湿地帯である。
七隈線工事では、過去に2回も道路陥没事故があった。
そうしたことへの考慮はなかったのか。
報告書は、「地層の状況を事故前に正確に把握することは困難」として、踏み込まなかった。
発注者の市交通局、施工した大成建設を代表とする共同企業体(JV)の責任にも言及しなかった。
第三者委には、大学教授のほか、国土交通省や同省所管の国立土木研究所も加わった。
同じ土木行政の枠内では限界があったのか。
・・・・
現場は、掘削と壁面への特殊ボルト打ち込みを繰り返す「ナトム工法」だった。
地下で組み立てるシールドマシンと呼ばれる大型の特注機械が掘削と壁面補強を同時に進める「シールド工法」に比べて、一般的に工事費が少なく、工期も短いという。
そこに安全対策上の「死角」は潜んでいなかったか。
福岡市とJVは、報告書を踏まえて、安全対策をさらに徹底してもらいたい。
出典
『道路陥没最終報告 安全対策さらに徹底せよ』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/318827
3月30日22時57分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国の専門家委員会が、30日、東京都内で会合を開き、最終報告をまとめた。
地下鉄工事でトンネル上部の岩盤層の状態を正確に把握できず、想定より薄かったため、安全対策が不十分になったと結論づけた。
トンネルの設計などが強度低下を招いた可能性も挙げたが、大成建設が代表の共同企業体(JV)や市の責任については明示しなかった。
市やJVは、岩盤層の厚さは3m前後と想定していたが、専門家委が事故後に地質調査したところ、岩盤はでこぼこがあり、実際の厚さは2m前後で、強度は均一ではなかった。
そのため、結果として、地下水の水圧に対する安全対策が不十分となり、陥没を招いたとした。
ただし、こうした岩盤の状況は事故後の調査で判明しており、「事前に正確に把握することは困難だった」としている。
一方、市やJVが、岩盤の位置などを考慮してトンネル上部を約1m下げ、上部をより平らにした設計変更で、トンネルの強度が低下した可能性があるとも指摘した。
委員長の西村和夫首都大学東京副学長は、記者会見で「現場の地盤状況は特殊だった」とした上で、工事ではトンネル上部に鋼材とともに地盤強化の薬剤を注入する補強がなされたが、「結果論だが、地下埋設物が多くてできなかった地上からの薬剤注入などをすればよかった」と述べた。
出典
『博多の陥没事故「防止策、不十分」 第三者委が最終報告』
http://www.asahi.com/articles/ASK3Z5V58K3ZTIPE02F.html
(ブログ者コメント)
福岡市交通局HPに詳細情報が掲載されている。
http://subway.city.fukuoka.lg.jp/hakata/detail.php?id=6
(2019年7月13日 修正8 ;追記)
2019年7月12日10時31分に産経新聞から、工事が再開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は12日、現場となったトンネルの掘削工事を約2年8カ月ぶりに再開した。
延伸部分の開業は、当初予定より2年遅れの、令和4年度となる見通し。
市交通局によると、トンネル坑内の水抜き作業が今年4月に完了。
同月下旬から6200m3相当の土砂の撤去を進め、今月11日までに約9割を取り除いた。
現場から離れた部分に残っている土砂の撤去は並行して進め、7月末までに完了する予定。
トンネル上部の地中に、固化剤注入で強化した「人工岩盤」を造るなど、安全対策も実施。
市交通局の担当者は、「安全第一で、慎重に進めたい」と話した。
総事業費は、追加工事などで約137億円増の約587億円に膨らんだ。
出典
『地下鉄トンネル掘削、再開 博多陥没、2年8カ月ぶり』
https://www.sankei.com/affairs/news/190712/afr1907120010-n1.html
2017年4月21日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7020/
(2017年4月29日 修正1 ;追記)
2017年4月22日14時59分に産経新聞から、誰も非常ボタンを押さなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
・・・・・・
事故は、踏切の安全確保の難しさも浮き彫りにした。
京急電鉄によると、現場踏切には、車などの大きな障害物を検知する光電式の「障害物検知センサー」が備えられていたが、人のサイズはセンサーの死角に入ることが多く、事故当時も作動しなかった。
作動すれば、発光信号機が点灯して踏切内の異常が運転手に伝わり、事故防止に役立つ。
一方、次回の設備更新で導入を予定している、より高感度のレーダー式センサーにも、人のサイズを必ず検知できる能力はないという。
同社は、「死角を完全に埋める技術がまだない。感度を上げすぎても、鳥などに反応して通常運行に悪影響を及ぼす可能性があり、課題が多い」と説明する。
また、現場の踏切に4つ設置されていた非常停止ボタンも、いずれも押されなかった。
トラブル発生時に非常ボタンを押す行為が一般に浸透していなかったとみられ、同社は、「異常があったら、少しでも早く押してほしい」と重要性を訴える。
・・・・・
出典
『発生から1週間、広がる悲しみ… 検知センサー、非常停止ボタン、事故防止策機能せず、重い課題残す』
http://www.sankei.com/affairs/news/170422/afr1704220016-n1.html
2017年4月22日12時11分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
遊園地での事故が相次いでいることを受け、国土交通省は、ジェットコースターなどの遊具で装着するシートベルトや安全バーなどの安全装置の基準を見直すことを決めた。
これまでは、スピードやコースの勾配によって安全装置の種類を定めていたが、低速のミニコースターでカーブ付近でのトラブルが多発していることもあり、遠心力など乗客にかかる力に応じたきめ細かい基準にして、事故防止につなげるという。
同省によると、2011年~16年に報告があった遊園地やテーマパークなどでの遊具の事故は約50件。
2人が死亡し、約40人が重軽傷を負った。
従来、遊具の安全装置は、速度やコースの勾配によって決まっていた。
時速40km以下で平らなレール上を走るモノレールや子供用汽車にはシートベルト、時速100km近くで起伏が激しいコースを走るコースターには、シートベルトや手すりに加え、「体を確実に客席に固定する設備」も必要とされ、上半身を固定する「ハーネス」などの設置を求めていた。
・・・・・
(以降の記事は有料)
出典
『遊園地の乗り物、安全強化へ…ベルトなど新基準』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170422-OYT1T50048.html?from=ycont_top_txt
2017年1月20日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6675/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6674/
(2017年4月29日 修正2 ;追記)
2017年4月22日付で朝日新聞筑後版(聞蔵)から、市の調査委員会から事故調査報告書が提出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月13日23時7分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市の学校安全調査委員会は、13日、報告書をまとめ、市教育委員会に出した。
同委員会によると、同校では安全管理担当者が他の教職員らに点検表を配布し、月1回の作業を分担させていたが、昨年10月を最後に配布していなかった。
委員会は、こうした事情を踏まえ、「点検表を受け取らなかった教職員から疑問の声がなく、学校全体として安全点検に対する意識が低下していた」と指摘。
その上で、再発防止策として、安全点検の結果を学校の管理職や市教委に報告することなどを提言した。
また、事故直後、現場に駆け付けた養護教諭が自ら職員室に担架などをとりに行き、現場を離れたことも課題とされた。
本来なら、事故の具体的状況を把握し、消防などに連絡する役割を担っているからだ。
提言として、養護教諭としての任務の周知徹底などを求めた。
ゴールなど、学校の施設は多くの団体が利用する。
学校は、貸し出す際、使用者に扱い方を守るよう求めているが、安全管理について積極的に関わるよう求めていなかったため、このことも課題として指摘された。
学校施設を外部にも開放している以上、校内に限らず、利用する市民にも、施設を安全に利用してもらうことについて共通認識を求めるべきだ、と提言書は指摘する。
提言書には、これら16の課題を挙げ、それに対する提言を記している。
調査委が指摘した主な課題と提言は下記。
【課題】安全管理・緊急対応マニュアルの存在が、教職員に徹底していなかった。
【提言】学校の管理者は、様々な危機に対応できるよう、安全管理・緊急対応マニュアルを作成し、全教職員が、その重要性や内容、方法を認識し、実行できるよう、訓練などを通じて十分に周知徹底する必要がある。
【課題】学校の授業では使わないゴールが、他校でも数多くあった。
【提言】使用しないゴールは、教委と連携して整理する。
必要なゴールは、使用時には専用の杭や砂袋で確実に固定する。
【課題】日常的な安全点検がされていなかった。
【提言】安全点検マニュアルに、ゴールの固定に関する項目を明示する。
安全点検は、授業ごとの日常的なもののほか、学校行事の前後にも実施するようにする。
【課題】教育委員会は、安全点検の結果の報告を待つという、受け身的な対応をとっていた。
【提言】教育委員会は、学校の自己点検、自己評価を踏まえ、結果について指導助言を行う。
【課題】学校安全に関する校外研修の内容が、全教職員に徹底されていなかった。校内研修も計画、実施されていなかった。
【提言】研修は、安全教育担当教員だけでなく、校長、教頭、主幹教諭にも義務付けるべきだ。
研修後は、全教職員が内容を共有できるように十分な報告を行い、校内研修も実施する。
出典
『「学校の安全意識低下」ゴール下敷き事故で調査委 福岡・大川』
http://www.sankei.com/west/news/170413/wst1704130091-n1.html
(2018年12月24日 修正3 ;追記)
2018年12月22日6時0分に西日本新聞から、校長ら6人が書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は21日、安全点検を怠ったとして、業務上過失致死の疑いで、校長(59)や教頭(53)ら学校関係者6人を福岡地検に書類送検した。
ほか4人は、安全教育主任(30)と安全点検実施者(41)、授業担当2人。
6人は「点検を忘れた」などと話し、容疑を認めているという。
安全であるはずの学校でゴールポストが倒れて子どもが犠牲になる事故は、全国で相次いでいる。
文科学省は2009年以降、4回も安全点検を呼び掛ける通達を出したが、抜本的対策ではなく、悲劇は繰り返された。
事故防止に取り組む団体は、「安全な用具で代用するべきだ」と指摘する。
文科省は09年3月、ゴールポストが強風や児童の力で転倒しないよう、「くいや砂袋で固定する」などの防止策を通達。
だが、その後も事故は起き、同様の通達を10、12、13年に出した。
子どもの事故予防に取り組むNPO法人「セーフキッズジャパン」(東京)の山中龍宏理事長(71)は、「通達は具体性がなく、学校現場で徹底されていないところも多い」と強調。
ホームページなどで、固定する重りの重さなど、詳細な点検項目を紹介している。
男児が亡くなった「1月13日」は04年にも同様の死亡事故が起き、「サッカーゴール等固定チェックの日」と定めた。
山中理事長は、「小学生なら鉄製ゴールを使う必要はない。三角コーンでも代用でき、ゴム製ゴールもある。国は抜本的対策を検討してほしい」と話した。
出典
『男児死亡、小学校長ら書類送検 福岡・大川ゴール下敷き 業過致死容疑』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/474947/
2017年4月24日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後9時50分ごろ、埼玉県秩父市浦山で県道を走行中の軽乗用車が崖から転落したと、乗っていた大学生から110番があった。
警察によると、いずれも同県横瀬(よこぜ)町に住む18歳の男性4人が乗車し、病院に運ばれたが、運転していた無職のKさんが胸を強く打ち死亡、後部座席にいた無職男性が内臓損傷などの重傷を負った。
残る大学生と建設作業員の2人は、打撲などの軽傷。
警察によると、現場は緩やかな下りの片側1車線の直線で、浦山ダムにかかる浦山大橋北側のたもと付近。
車はダムに向け南進中に対向車線にはみ出し、反対側のガードフェンスを突き破り、約15m下に転落した。
助手席にいた男子大学生は、「走行中に車が何かにぶつかり、運転席のエアバッグが開いて前が見えなくなった」と話しているという。
転落現場近くの路上に約50cmの楕円形の岩が落ちていた。
警察は、道路脇の斜面からの落石とみており、車がぶつかった衝撃でエアバッグが作動し運転操作ができなくなったとみて、道路を管理する県にも事情を聴く。
警察によると、4人は中学時代の同級生。
軽傷の建設作業員の男性は現場を訪れ、「後部座席で携帯電話をいじっていたら、ドーンという衝撃があって気を失った。気がついたら救急車の中だった」と話した。
出典
『車転落 落石に衝突? 4人死傷、エアバッグ視界塞ぐ』
http://mainichi.jp/articles/20170424/ddm/041/040/167000c
4月23日19時20分にTBS News iからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日夜、埼玉県秩父市の県道で18歳の男性4人が乗った軽乗用車が反対車線のガードフェンスを突き破り、およそ15m下に転落した。
この事故で、軽乗用車を運転していた横瀬町の無職Kさん(18)が死亡、同乗していた3人も重軽傷を負った。
警察によると、現場の路上で幅およそ50cm、高さおよそ20cmの石が見つかり、車が接触したような跡が残っていた。
警察は、落石にぶつかって運転席のエアバックが作動し、前が見えなくなって転落したとみて、詳しく調べている。
4人は中学校の同級生で、この日は「心霊スポットに向かっていた」という。
出典
『埼玉・秩父で車が崖下に転落し4人死傷、落石が原因か』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3036761.html
4月24日9時19分に読売新聞からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
近くの斜面から路上に落ちた石に車がぶつかり、事故につながったとみられている。
現場近くを調べた秩父県土整備事務所の担当者は、「落石対策の強化を検討したい」と話している。
同事務所によると、事故現場の県道の斜面には、地上部分約50cm、地下部分約2mのコンクリート製の擁壁が設置され、その上に高さ約2mの落石防止用の金網が設置されている。
現場付近の道路では、少なくとも約10年間、落石の被害はなかったという。
ただ、付近には、山間部に人が入るため擁壁が約1m途切れている部分もある。
23日に確認したところ、事故現場近くの路肩には、山の中から転がってきたとみられる長さ約10cmの石が複数個あったという。
同事務所の担当者は、「道路を巡回する職員を増やすなどの対応を検討したい」と話している。
出典
『金網設置、10年は落石ない現場…4人死傷事故』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170424-OYT1T50049.html
(ブログ者コメント)
〇TBSの映像によれば、擁壁が途切れた部分に扉らしきものは見当たらない。
途切れた部分から、たまたま、石が落下したということかもしれない。
〇「落ちていた石にぶつかった」のか、それとも「落ちてきた石がぶつかった」のかは定かでないが、「石に車が接触したような跡が残っていた」という報道が正しければ、前者だった可能性が高い。
〇山道を走っていて「落石注意」と書かれた表示を見ることがあるが、これまでは、上から落ちてくる石にどう注意しろというのだろうか?と不思議に思っていた。
しかし今回の事故から、路上に石が落ちているかもしれないので注意せよ、という警告の意味もあるのかもしれないことを学んだ。
〇それにしても、高さ20cm程度の石にぶつかっただけで、エアバッグが作動するものだろうか?
国交省によれば、エアバッグが作動する条件は下記。
①時速20km~30km程度以上の速度で、コンクリート壁のような強固な構造物に正面衝突したとき。
②自動車などと衝突し、①の衝突と同様の衝撃を受けたとき。
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02assessment/car_h20/safetydevice/airbag.html
そして、電柱に衝突したりトラックの下に潜り込んだりしたような場合には、作動しないことがあるとも書かれている。
今回、どのようなメカニズムでエアバッグが作動したのだろうか?
車が大きくバウンドし、着地した際の衝撃で作動したということも、考えられなくはないのだが・・・。
2017年4月22日17時50分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前6時50分ごろ、世田谷区玉川のパン店の従業員から、「一酸化炭素中毒かもしれない。2、3人が具合が悪い」と通報があった。
警察などによると、当時、店は開店準備中で、パン窯から一酸化炭素が発生したとみられ、30代から40代の従業員ら4人が病院に救急搬送された。
4人の命に別状はないという。
10日ほど前には、同じ世田谷区内の別のパン店でも、開店準備中に窯から一酸化炭素が発生したとみられ、従業員が救急搬送されている。
出典
『世田谷でパン店の従業員搬送 窯からCO発生し中毒』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000099216.html
4月22日8時30分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前6時50分ごろ、東京都世田谷区玉川1丁目のパン店で、30~40代の男性従業員4人が体調不良になったと119番通報があった。
消防によると、パン店は開店準備中でガス釜を使用しており、店内からは高濃度の一酸化炭素が検出された。
4人とも救急搬送されたが、全員意識があり、命に別条はないという。
11日早朝には、世田谷区代田の別のパン店でも4人が体調不良で救急搬送され、調理スペース内から一酸化炭素が検出されていた。
出典
『パン店で従業員4人体調不良 一酸化炭素検出』
http://www.asahi.com/articles/ASK4Q2Q0YK4QUTIL003.html
※以下は、4月11日に起きた同種事例。
(2017年4月11日11時54分 テレビ朝日)
11日午前7時前、世田谷区代田のパン店から「一酸化炭素中毒の疑いがある」などと、従業員の119番通報があった。
警察などによると、店内では従業員6人が働いていて、20代から50代の男女4人が倒れたりめまいがするなどして、病院に運ばれた。
全員、意識ははっきりしていて、命に別状はない。
当時、店は開店前の準備中で、パン生地を発酵させる窯から一酸化炭素が発生した疑いがあるという。
店は1日にオープンしたばかりで、警察が、一酸化炭素中毒が発生した原因などを詳しく調べている。
出典
『世田谷のパン店で4人倒れ搬送 一酸化炭素中毒か』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000098382.html
(2017年4月11日9時14分 朝日新聞)
11日午前6時50分ごろ、東京都世田谷区代田1丁目のパン店の従業員女性から、「店で従業員4人が倒れている」と119番通報があった。
警察や消防によると、調理スペースにいた20~50代の店長と従業員の男女計4人が病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないという。
調理スペース内のパン生地を発酵させる機械から一酸化炭素が検出されているという。
出典
『パン店で一酸化炭素中毒か 男女4人が搬送』
http://www.asahi.com/articles/ASK4C2RZTK4CUTIL003.html
2017年4月20日19時48分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月22日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後3時半すぎ、横手市十文字町の公民館「幸福会館」で、3階の物置部屋に設置されていた暖房用の湯をためる金属製のタンク2個が破裂した。
大きな音を聞いた近くの消防署の隊員が現場に駆けつけたところ、物置の窓ガラス1枚が割れ、ドアが外れて倒れていたという。
当時、タンクの周りに人はおらず、けが人はいなかった。
タンクは、直径およそ50cm、高さおよそ1mの円筒状で、タンクにためた湯をパイプでほかの部屋に送り、暖房を行っていた。
市によると、暖房施設が老朽化してタンクの圧力を調節するしくみがうまく作動しなかったため破裂したとみられるという。
タンクがあった物置は、当時施錠されておらず、誰でも入れる状態だったという。
市や警察、消防が事故の詳しい状況を調べている。
また、市は、同様のタンクが設置されている公共施設がないか、確認することにしている。
タンクは2台とも、定期点検の対象外だった。
出典
『公民館で暖房用貯湯タンクが破裂』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015770921.html
3階東側倉庫にある金属製タンク2台が破裂した。
このうち1台のふたが吹き飛んで窓ガラスを突き破り、1階の屋根に落ちた。
施設内には学童保育の児童ら12人がいたが、けがはなかった。
タンクは、施設内を巡る給湯パイプの水圧調整に使われていた。
3階にいた市職員が「ドン」という破裂音を聞き、市を通じて消防に通報。
倉庫の窓ガラス1枚が割れたほか、入り口の木製ドアが外れるなどした。
児童は近くの十文字第一小学校に避難した。
出典
『横手市「幸福会館」、タンクが破裂 窓ガラス割る』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170421AK0005/
(ブログ者コメント)
映像を見ると、ドラム管のような縦型円筒タンクが真ん中付近で上半分がスッポリ抜けたような感じになっている。
残された下半分のタンク、飛んだ上半分のタンクともに、噴破のような形跡は、映されている範囲内では見られない。
2017年4月20日19時48分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月22日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後3時半すぎ、横手市十文字町の公民館「幸福会館」で、3階の物置部屋に設置されていた暖房用の湯をためる金属製のタンク2個が破裂した。
大きな音を聞いた近くの消防署の隊員が現場に駆けつけたところ、物置の窓ガラス1枚が割れ、ドアが外れて倒れていたという。
当時、タンクの周りに人はおらず、けが人はいなかった。
タンクは、直径およそ50cm、高さおよそ1mの円筒状で、タンクにためた湯をパイプでほかの部屋に送り、暖房を行っていた。
市によると、暖房施設が老朽化してタンクの圧力を調節するしくみがうまく作動しなかったため破裂したとみられるという。
タンクがあった物置は、当時施錠されておらず、誰でも入れる状態だったという。
市や警察、消防が事故の詳しい状況を調べている。
また、市は、同様のタンクが設置されている公共施設がないか、確認することにしている。
タンクは2台とも、定期点検の対象外だった。
出典
『公民館で暖房用貯湯タンクが破裂』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015770921.html
3階東側倉庫にある金属製タンク2台が破裂した。
このうち1台のふたが吹き飛んで窓ガラスを突き破り、1階の屋根に落ちた。
施設内には学童保育の児童ら12人がいたが、けがはなかった。
タンクは、施設内を巡る給湯パイプの水圧調整に使われていた。
3階にいた市職員が「ドン」という破裂音を聞き、市を通じて消防に通報。
倉庫の窓ガラス1枚が割れたほか、入り口の木製ドアが外れるなどした。
児童は近くの十文字第一小学校に避難した。
出典
『横手市「幸福会館」、タンクが破裂 窓ガラス割る』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170421AK0005/
(ブログ者コメント)
映像を見ると、ドラム管のような縦型円筒タンクが真ん中付近で上半分がスッポリ抜けたような感じになっている。
残された下半分のタンク、飛んだ上半分のタンクともに、噴破のような形跡は、映されている範囲内では見られない。
2017年4月19日23時30分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大津市内の交差点で、昨年8月、信号の変わる周期が急に速まったため、交差点内で乗用車同士が衝突し、1人が首に軽傷を負う事故が起きていたことが、19日、分かった。
滋賀県は、信号の不具合が事故の原因と認め、事故の当事者2人に損害賠償金計150万円を支払うための議案を、26日開会の県議会4月招集会議に提案する。
事故があったのは、JR大津駅から琵琶湖方向に向かう市道「中央大通り」と湖岸沿いの県道が交わる島の関西交差点(大津市島の関、同市浜町)。
県道に並行して京阪石山坂本線が走っており、信号は市道側にある踏切と連動している。
県警によると、昨年8月25日午前7時45分ごろ、この交差点に市道から進入した乗用車が、県道を直進する乗用車と衝突した。
この事故で、県道側の乗用車の女性が首などに軽傷を負った。
捜査の結果、目撃情報から、市道側の信号が青から黄、赤へと変わる周期が通常ではあり得ない速さになっていたことが分かった。
青で進入した乗用車が交差点を抜ける前に赤に変わったため、県道側から来た車と衝突したとみられるという。
県警によると、制御機は1995年導入で、更新の目安とされる導入後19年を経過しており、老朽化が原因とみている。
県警は、事故後の8月30日に信号の制御機の基盤を交換。
さらに今年3月には新品と交換した。
しかし、この交差点では、制御機の交換後も信号が点滅に変わる不具合が相次いでいる。
県警は原因を調査中だが、昨年8月の事故とは原因が異なるといい、通行に注意を呼び掛けている。
出典
『おかしな信号で衝突、賠償へ 滋賀県、当事者2人に』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170419000166
4月20日7時6分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
信号機が突然黄色と赤色の点滅に変わってしまう不具合が起きている大津市島の関の通称「島の関西交差点」で、昨年8月、信号機の不具合が原因で乗用車2台の衝突事故が起こり、1人が軽傷を負っていたことが、19日、分かった。
滋賀県は、それぞれの乗用車を運転していた計2人に対し、損害賠償金152万2758円を支払う方針。
26日開会の県議会4月招集会議で、関連議案を提案する。
同交差点は琵琶湖ホテル前にあり、東西に走る県道18号と南北の市道が交わる。
県警などによると、事故は昨年8月25日午前7時45分ごろ発生。
県道を走行していた同市の女性の乗用車と、市道を走行していた同市の男性の乗用車が衝突した。
女性は打撲などで1週間の軽傷。
運転手や目撃者の証言などによると、事故時、市道側の信号は、青色から「通常では考えられない速さ」で黄色、赤色に変わった。
県道側は、直進を許可する矢印信号に変わったという。
原因は不明。
事故発生前の同年8月10日ごろ、市道側の信号が赤から青に変わらないと通報があり、信号機のメーカーは事故後の8月30日、信号機の部品を交換。
その後、不具合は起きていなかった。
ただ、今年3月新しい制御機に交換後、県道側の信号が黄色の点滅に、市道側が赤色の点滅に突然変わる不具合が確認されている。
県警などは交差点に警備員を配置し、対応している。
出典
『原因不明、信号機が突然黄色と赤色の点滅に…運転者惑わす?交差点で人身事故 滋賀県が損害賠償』
http://www.sankei.com/west/news/170420/wst1704200010-n1.html
2017年4月19日20時3分に京都新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市東山区の東大路通歩道が大きく傾き、住民から「歩きにくくて危ない」との声が上がっている。
約40年前まで走っていた市電の設備が道路地下に残っているのが原因の一つで、最大で基準の7.5倍も傾斜している。
市は、本年度から改修に入る予定だが、観光客で混雑する通りで大規模な工事はできず、基準を満たすのは難しい状況だ。
東大路通は1978年まで市電東山線が通り、地下には線路の基礎部分だったコンクリートが、除去されずに埋められている。
市によると、この影響で車道中央部を頂点に盛り上がっており、歩道が傾いている。
国の整備基準では、歩道幅に対する高さの割合(横断勾配)を、標準2%に定めているが、昨年度、市が四条~五条間(1.1km)で調査したところ、大半で基準を超過し、最大で15%の場所もあった。
これを受け、市は三条~七条間(2.3km)で歩道改修する方針を決めたが、東大路通沿いには清水寺や円山公園などの観光地があり、歩道、車道とも観光客で混雑している。
市建設局は、「通行止めにするような工事はできない。できるだけ傾斜を緩くしたいが、基準を満たすのは難しい」。
市電の基礎が残った理由は、「当時はいろいろ事情があったのだろうが、詳しくは分からない」という。
一方、通り沿いの住民は不安を隠さない。
和菓子店経営の並川さん(49)は、「車いすやつえを持って歩くお年寄りにはつらい歩道。なんとか改善されないものか」と嘆き、ホームヘルパーを派遣している社会福祉法人・京都福祉サービス協会東山事務所の吉谷所長(56)は、「事務所前の歩道は観光客であふれ、歩道の傾きとともに、高齢者が訪れるのに苦労している。抜本的な解決策を急いでほしい」と話す。
もともと市は、東大路通三条~七条間で、車道を狭め歩道幅を広げる大規模改修を行う方針だった。
しかし、歩道拡幅を行った四条通で大渋滞が発生し、計画は凍結されている。
歩道改良で住民や観光客が安心して歩ける日は来るのか。
思わぬ市電の「遺産」に市の苦悩は続きそうだ。
出典
『歩きにくい歩道、改修困った 京都、観光客で混雑』
https://this.kiji.is/227263275775721478
2017年4月19日9時55分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
年間250万人以上が登る高尾山(東京都八王子市、599m)でのけが人救助のため、東京消防庁が特殊な小型救急車を導入する。
登山道を走行して山頂まで到着できる、都内初の救助車両だ。
自動式心臓マッサージ器なども新しく搭載。
救援用の資材や機材も充実させた。
地元の八王子消防署管内へ今月22日に配備予定の小型救急車は、一般的な救急車より全長は150cm、幅は20cm小さく、高さも40cm低い。
4輪駆動で、悪路にも強い。
暗い樹林の中でも活動できるように、車両の両側にLED照明灯も付けた。
高尾山は都心に近く、手軽に登れる山として人気がある。
2007年にミシュランの旅行ガイドで三つ星と評価され、一気に登山者が増えた。
高尾山でケーブルカーを運行する高尾登山電鉄のまとめでは、年間120万~130万人だった利用客は、昨年度、210万人になった。
ケーブルカーを使わない登山者も多く、実際は250万~300万人が山頂を目指し、「世界一登山者が多い」とも言われる。
一方で、けが人も急増。
八王子消防署によると、07年のミシュラン掲載前の119番は100件程度だったが、年々増え、ここ数年は約2倍になっている。
これまでは、急病人が出ると、救急車はケーブルカーの「清滝駅」近くの駐車場で待機。
山岳用の軽自動車などに救急隊員が乗り換えて現場へ行き、患者を乗せて下山、待機の救急車に移して病院搬送していた。
心停止など症状の重い患者には車内で心臓マッサージを施していたが、山道の揺れに苦慮。
滑落で骨折などの大けがを負う高齢者も多く、手当ての資材や機材が限られる難しさがあった。
導入される小型救急車には、患者を固定して自動で心臓マッサージができる機器や、操作しやすい軽量のストレッチャーも装備される。
車両には、隊員5人が乗れる。
小型救急車は、複数ある登山道のうち、主に1号路(3.8km)で山頂へ向かう。
登山道入り口から山頂まで30分程度かかる見込みだが、現在、隊員らが訓練を重ね、一刻も早い到着を目指している。
新緑が映え、これから登山者が増える季節になる。
八王子署の手塚署長は、「救急車と多くの隊員が患者の近くに直接行ける意義は大きい。楽しい登山の安心材料になってほしい」と話した。
出典
『山頂まで登れる特殊な小型救急車、高尾山向けに導入』
http://www.asahi.com/articles/ASK4G76BTK4GUTIL07H.html
2017年4月19日付で毎日新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
取手市片町のラーメン店で8日未明に火災があり、同市消防本部がいったん「鎮火」と判断して引き揚げた後、再び出火して店が全焼していたことが分かった。
同本部は、「適正な判断だったと思っているが、原因を調査したい」としている。
本部によると、8日午前1時46分に、通行人の女性から「黒煙が出ている」と119番通報があった。
消防が駆け付けて消火し、調理場のガスコンロ付近約10m2を焼損した。
同2時半に現場指揮隊長が「鎮火」と判断。
関係者から話を聞くなどした後、同3時27分に現場を離れた。
しかし約1時間後の同4時24分、現場にいた店の関係者から「ダクト付近から赤い光が見える」と、再び119番通報。
消防は再び駆け付けたが、木造平屋建て約135m2の建物が全焼した。
調理場の上から伸びた排気ダクトの一部が通る天井裏の燃え方が激しかったという。
本部は、1回目の消火作業で天井の点検口を点検し、熱画像探査装置も使って火種がないことを確認したとしている。
同本部の中村消防長は、「二度出動し、住民にご心配をかけた。適正な鎮火判断だったが、2回の火災の関係も含めて原因を調査している」と話している。
出典
『火災 現場撤収後に再出火 ラーメン店が全焼 「鎮火判断、適正だが…」 取手市消防本部』
https://mainichi.jp/articles/20170419/ddl/k08/040/074000c
4月19日7時19分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城県取手市片町のラーメン店で今月8日未明、厨房のガスコンロ周辺を焼くぼやがあり、市消防本部が消火活動により鎮火したと判断した約2時間後に再び店内から出火、木造平屋の同店約120m2が全焼していたことがわかった。
同本部は、最初の火事の際、火元の厨房や天井裏など店舗全体を熱画像探査装置などで調べ、残り火がなく、再燃の恐れはないと判断した。
2回目の火事は、厨房から数メートル離れた天井裏が火元で、出火状況などから放火の可能性はないとみており、原因を調べている。
同本部の中村消防長は取材に、「両方の火事に因果関係があるかどうかを含め、あらゆる可能性を調べている。鎮火確認を今まで以上に徹底して行うよう指導したい」と話した。
出典
『ぼや鎮火と判断後、再び出火…ラーメン店全焼』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170418-OYT1T50172.html
(2017年6月1日 修正1 ;追記)
2017年5月27日付で朝日新聞茨城全県版(聞蔵)から、再出火原因は不明という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中村消防長は26日の市議会全員協議会で、「最初の出火場所付近以外に残っていた熱源から再出火した可能性が高いが、原因は不明」と報告した。
最初の火事で、熱画像探索装置を使って調べたが、熱は感知できず、煙や熱風、異臭も確認できなかったという。
2017年4月19日16時59分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月19日18時50分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前10時半ごろ、千葉市稲毛区長沼原町の重機製造会社「日立住友重機械建機クレーン」の営業所から「クレーンが倒れ、車が下敷きになっている」と、消防に通報があった。
警察などによると、長さ45mあるクレーンが倒れて車5台が下敷きになったほか、破片や切れたワイヤーがぶつかるなどして、車がへこんだり建物に穴が開いたりする被害があったという。
けが人はいなかった。
警察などによると、当時、現場では労働基準監督署の担当者が立ち会って、クレーンの長さを45mに伸ばして使うための検査が行われていて、約30トンの荷物をつり上げて旋回させた際に、バランスを崩して転倒したという。
当時、現場近くにいたという30代の会社員の男性は、「少し建物が揺れたと感じた。外にいた人はズシンという音を聞いたようだ」と話していた。
銚子地方気象台によると、千葉県内全域に強風注意報が出ていて、千葉市では午前10時20分ごろに最大瞬間風速15.7メートルを観測したという。
警察は、クレーンが倒れた原因を詳しく調べている。
出典
『クレーン倒れ車5台が下敷き』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086068301.html
『千葉で45mのクレーン転倒 車5台下敷き、けが人なし』
https://this.kiji.is/227341772775785979?c=39546741839462401
2017年4月19日19時4分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月20日12時55分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日、札幌市中心部の大通公園に面した交差点で、周辺のビルに暖房用の熱を供給する地下の配管のバルブ付近から大量の水蒸気が漏れだして、現場は一時、騒然となった。
札幌市中心部のビルなどに暖房用の熱を供給する北海道熱供給公社によると、19日午前8時すぎ、「大通西5丁目の地下の配管から白煙が出ている」とパトロール中の作業員から連絡があった。
現場を調べたところ、180℃の高圧温水が流れる配管の空気を逃がすためのバルブ付近から水蒸気が出ていたという。
漏れ出る水蒸気の量はその後増えて、午後3時ごろには視界が悪くなるほどとなり、熱供給公社の担当者らが車を誘導しながら原因を調査している。
熱供給公社によると、配管のバルブ付近から何らかの原因で温水が漏れ出して水蒸気が出たと見られるということで、19日夜、道路を掘削して復旧作業を行うことにしている。
現場近くを歩いていた会社員の男性は、「ものすごい煙で驚きました」と話していた。
出典
『ビル街に水蒸気 暖房用漏れる』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170419/5730731.html
『札幌オフィス街で蒸気噴き出す 地域暖房のバルブ破損か』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0391447.html
4月20日11時51分に毎日新聞からは、別の推定原因が下記趣旨でネット配信されていた。
北海道熱供給公社(札幌市東区)によると、周辺のビルに温熱を供給するため地中に埋設された熱導管に、何らかの理由で浸透した雨水や下水などがかかり、水蒸気となり噴出したとみられる。
けが人などはなかった。
同公社は現場周辺にバリケードを張って原因を調べており、「みなさまにご迷惑をお掛けして申し訳ない」と陳謝した。
出典
『水蒸気 マンホールから激しく噴出 札幌中心部の交差点で』
http://mainichi.jp/articles/20170420/k00/00e/040/238000c
(ブログ者コメント)
映像によれば、地上に突き出した高さ2mほどの空気抜きパイプ?から勢いよく蒸気が噴出していた。
2017年4月19日11時58分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月19日12時6分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前9時10分ごろ、調布市国領町で交差点の下に地下道を作る工事中、ポンプ室を建てるための足場を組み立てる作業をしていた男性作業員(46)が約3m下の足場に転落した。
男性作業員の体には、足場にあった基礎工事用の直径約2cmの鉄筋が刺さり、背中から胸の辺りに貫通して重傷を負ったが、意識はあるという。
男性作業員は、鉄筋を切断した後にクレーンで引き上げられ、病院に搬送された。
警察は、現場の責任者から話を聞くなどして、詳しい事故の原因を調べている。
出典
『男性作業員に鉄筋貫通 工事現場で3m下に転落』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000098946.html
『工事現場で作業員転落、鉄筋が刺さり貫通』
http://www.asahi.com/articles/ASK4M3GHSK4MUTIL008.html
(ブログ者コメント)
落下した作業者が下にあった突起物に突き刺さった事例は、過去にも起きている。
以下は、本ブログ掲載分。
2015年11月10日掲載
2015年11月4日 茨城県茨城町の住宅工事現場で屋根から降りようとした瓦葺き職人がバランスを崩して転落し、隣接する石塀から突き出ていた鋭角状の鉄筋が刺さって死亡 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5361/
2014年8月31日掲載
2014年8月24日 山形県酒田市の飛島で防波堤復旧工事中、1.8m高さの足場から転落し、地面に突き出ていた鉄筋が腰に刺さって死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4223/
2014年7月13日掲載
2014年7月5日 富山県立山町のホテルで耐震補強工事中、高さ1.5mの足場から転落し、床に固定されていた1mのボルトが左脇腹に刺さって死亡 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4089/
2017年4月19日12時39分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前6時10分ごろ、名古屋市中区栄の中消防署前の国道19号線で、鉄骨を積んだトレーラーが横転しているのを消防署員が見つけて警察に通報した。
この事故で、トレーラーを運転していた64歳の男性が左ひざを打つ軽いけがをした。
この事故の影響で、現場付近の国道では鉄骨が散乱した。
警察の調べに対し、トレーラーの運転手は、「ほかの車に接触しそうになり、ハンドルを切ったところ、バランスを崩した」と話しているという。
現場では鉄骨やトレーラーの撤去作業が進められ、警察が事故の原因を調べている。
出典
『トレーラー横転 鉄骨が散乱』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170419/5714771.html
4月19日13時3分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前6時10分ごろ、名古屋市中区栄2の国道19号で、愛知県半田市の男性運転手(64)の大型トレーラーが横転、積み荷の鋼材10本が落下し、散乱した。
一部は歩道にも落下したが、事故当時、歩行者はいなかったため、運転手を含めてけが人はなかった。
警察によると、トレーラーが車線変更の際に、ハンドル操作を誤ったとみられる。
鋼材は重さが1本2トン、長さが5~6mあった。
鋼材の撤去などで、国道19号北行きは、3車線のうち2車線が一時、通行できなくなった。
現場は中消防署の前で、市消防局によると、救急や消防の出動に支障はなかったという。
出典
『トレーラー横転、国道に鋼材散乱 名古屋・栄、けが人なし』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017041990130336.html
4月19日12時59分に中京テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前6時すぎ、名古屋市中区栄の国道19号で、片側3車線の中央部分を走行していた大型トレーラーが横転した。
荷台には鋼材が積まれていて、車道や歩道に散乱した。
他の車や歩行者は巻き込まれなかったが、運転していた男性(64)が軽傷を負ったという。
男性は、「車線変更の際、別の車をよけようとして横転した」などと話していて、警察が当時の状況を調べている。
出典
『大型トレーラー横転し鋼材が散乱』
http://www.ctv.co.jp/newsctv/index_loc.html?id=267389
(ブログ者コメント)
またしても大型トレーラーからの荷物落下事故。
続く時には続くものだ。
今回の事故は、無理な車線変更が原因だった可能性が考えられるが、そこで思い出したことがある。
それは最近、新東名を走っていた時のこと、大型車が無理な車線変更しているのを何回も見かけたのだ。
たとえば、走行車線を走っている大型車が、追い越し車線に後ろから車が迫っている、その時に車線を変更して割り込み、結果、追い越し車線の車にブレーキを踏ませたり、あるいは、遅い車がもっと遅い車を追い越しているため、後ろに大行列ができているなど。
無理な車線変更は事故の元だ。
大型車を運転する人には、「自分は車の運転にかけてはプロ中のプロなのだから、他の運転手の模範になる運転をする」といった自負、自覚をもって運転してもらいたいものだ。
2017年4月18日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アクセルとブレーキの踏み間違いが原因の人身事故が、県内でも後を絶たない。
啓発活動の効果か、件数自体は減っているが、65歳以上の高齢者の割合は、依然高い水準だ。
交通事故を研究する専門家は、「パニック時の反射行動で、つい慣れているアクセルを踏んでしまう」と分析する。
県警交通企画課によると、2007年からの10年間で、踏み間違いの人身事故の累計は981件。
ピーク時の08年は132件だったが、16年は59件に減った。
しかし、65歳以上の高齢ドライバーによる人身事故は、08年は35.6%で、16年も33.9%。
全体の3割以上を占める高い割合のまま推移しており、以前は年間0~1件だった死亡事故は、15、16年とも、2件ずつ発生した。
九州産業大の松永勝也教授=認知科学=は、「人間は、危機を感じると踏ん張る習性がある。ブレーキだと思い込み、反射的にアクセルを踏み込んでしまうため、車の構造を改善していくことも不可欠だ」と指摘する。
【急発進防ぐアクセル 名張の金属加工会社開発】
3月下旬、奈良県山添村のダム湖のほとり。
すぐ崖下の水面まで、約70mある、
足がすくむような駐車場の一角に1台のワゴン車が止まっていた。
「ガチャン」-。
車内で力強くアクセルを踏み込むと、ペダルのつなぎ目が外れる音が響き、車は加速せず、惰性でゆっくりと進む。
名張市蔵持町原出の金属加工業「三好製作所」経営の三好秀次さん(64)。
4年前に自身が開発した、車の急発進を防ぐ装置の性能を確かめるため、ダム湖めがけて、車内でアクセルを思い切り踏み込む実験に挑んでいた。
わざわざ危険な場所を選んだのは、撮影した動画を公開し、信頼性をPRするためだ。
装置は、ある一定の力でアクセルを踏み込むと、動力をエンジンに伝える連結棒が外れて、車がアイドリング状態になる仕組み。
アクセルを踏まなくても、車が緩やかに進み出すクリープ現象になるため、重大事故につながるのを防げるという。
装置を考案したきっかけは、アクセルとブレーキの踏み間違いが原因の事故が全国で後を絶たない現状を、ニュースで知ったことだった。
「お年寄りが安心して長く運転できる社会づくりに役立ちたい」。
金属製作の技術と経験を生かしたいと考え、2012年11月に「パニックレス・アクセルペダル」の商品名で特許を取得した。
大手自動車メーカーに装置を売り込んでいるが、まだ実用化には至っていない。
三好さんは「事故防止の技術として広めたい」と、協力してくれるメーカーを募っている。
出典
『踏み間違い事故後絶たず 車の構造、改善を』
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20170418/CK2017041802000016.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。