2017年6月2日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後4時10分ごろ、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所構内の発電設備から煙が出ているのに社員が気付き、119番通報した。
市消防局の消防隊員らが設備の冷却作業に当たり、放水した。
けが人はなかった。
製鉄所によると、同5時ごろまでに煙は消えた。
消防や警察は、焼損はなく、火災ではないと判断した。
警察や製鉄所によると、発電設備内にあるボイラー建屋で、電気系統の異常を知らせるアラームが作動した。
建屋では、構内で出た余剰ガスや石炭などを使って水蒸気を発生させているという。
発電設備は、外部販売用の電力を発電している。
製造工程の操業に影響はない。
製鉄所では、1月に厚板工場で消火に約35時間を要する大規模な火災が起きるなど、今年に入って5件の火災が発生。
5月には、市消防局が同製鉄所に、火災の対応マニュアルの見直しを指導した。
1日は午後3時半ごろまで、市消防局による年1回の特別査察があった。
設備の軽微な破損や老朽化で2件の口頭指導を受けた直後の出来事だった。
製鉄所は、「現在、状況を確認中。近隣住民や関係者に心配を掛けて申し訳ない」と話している。
出典
『新日鉄住金で煙 発電設備に放水、冷却』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/06/02/JD0055809039
6月2日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、発生場所はボイラー建屋(高さ64m、幅32m、奥行き35m)で、製鉄所内で余ったガスなどのエネルギーを使って発電する設備。
煙の発生を知らせる警報が鳴り、社員が白煙を確認して製鉄所内の保安センターを通じて通報した。
消防隊が駆け付けたが、建物内に炎は見えず、白煙や水蒸気が充満していたという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。