2017年6月2日17時48分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後10時20分ごろ、大阪・東淀川区の大阪経済大学の正門の、長さおよそ20m、重さおよそ270kgのアルミ製の扉が倒れているのが見つかった。
このため、大阪管区気象台は突風が発生したとみて、2日、職員4人を派遣して現地調査を行ったところ、大学の構内では、門の扉のほかに木の枝が折れるなどの被害もあったという。
1日夜、近畿地方は大気の状態が不安定となって風や雨が強まり、大阪市では午後10時17分に20.3mの最大瞬間風速が観測されていた。
調査の結果、気象台は、上空の冷たい空気が急激に地上に吹き下ろすダウンバーストなどの可能性があるものの、特定には至らなかったとしている。
大阪管区気象台防災調査課の島田観測技術指導官は、「竜巻の発生などは確認されていないが、かなり強い風が吹いていた」と話している。
出典
『突風 大学の正門の扉が倒れる』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170602/3936801.html
大阪市内で1日夜、最大瞬間風速20.3mを記録した突風の影響で、大阪経済大(同市東淀川区)で正門が倒れるなどし、大阪管区気象台が2日、被害状況などの調査を行った。
大阪経済大によると、1日午後10時20分ごろ、西キャンパス正門のアルミ製の門扉の一部(高さ1.8m、横約3m)が倒れ、道路に飛び出しているのを守衛が発見した。
キャンパス内の樹木数本も、倒れたり枝が折れるなどしていた。
当時、キャンパス内にいた学生約20人が一時避難したが、けが人はなかった。
大阪管区気象台は2日午前、写真を撮るなどして被害状況を確認。
担当者は、「今後、どのような現象で被害が出たのかを明らかにしていきたい」と話した。
出典
『突風で大阪経済大の正門倒れ道路へ、キャンパスの樹木も…学生20人一時避難』
http://www.sankei.com/west/news/170602/wst1706020057-n1.html
(ブログ者コメント)
〇映像と写真によれば、2本のレール上を動く横足2本の上に高さ2m、長さ3mほどの格子型門扉が取り付けられている。
そして、そのような門扉を何枚も移動させ隙間なく重ね合わせることで門を閉鎖する、そのようなタイプの門扉だったように見受けられた。
〇レールの幅は、見た目、70~80cm程度。横足の長さもほぼ同じであり、見た感じ、いかにも風に弱そうだ。
このような格子型の門扉が、風や閉めた際の衝撃で倒れた事例は、過去に本ブログでも何件か紹介している。
以下は最初に掲載した、格子型門扉に工事用シートをかぶせていた際の強風による倒れ事例。
2011年4月12日掲載
2010年11月1日 一宮市の工事現場で風にあおられて門扉が倒れ、警備員が死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/62/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。