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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20175311858分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

61110分に朝日新聞から、5311833分にNHK島根からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

中国電力が自治体の許可を得ないまま道路上の電柱に電線を架けているケースが多数あることが分かった。

古いもので創業の1951年から無許可状態が続いていたとみられる。

 

去年4月、島根県の担当者が点検中に気がつき、中国電力に調査を指示したところ、県内全域の合わせて3578本の電柱の電線が無許可だったことがわかった。

 

中国電力は、中国地方のほか、兵庫や愛媛、香川3県の1部を含めた計198万本の電柱に電線を引いている。

このうち問題の電柱は、県や市町村が管理する道路上にあり、かつ通信会社など他社が立てたものの一部だった。


その数は中国地方を中心に100以上の自治体で、最大7万5000か所に上るとみられるということで、中国電力では、今後、自治体に申請を行い、必要な金額を支払うことにしている。


電力会社などが道路の上に電線を張る場合には、あらかじめ管理する自治体に申請を行って許可を得ることが道路法で定められている。


しかし、中国電力によると、中国地方の5県と兵庫県、愛媛県、それに香川県で、自治体に申請を行わず無許可で電線を張っているケースが多数見つかったという。


中国電力では、会社としての認識不足が原因だとして、今後、対象となる自治体に申請を行うとしている。


また、これらの自治体から許可を受けた場合、「占用料」として年間およそ3800万円を支払う必要があるということで、中国電力では、これまで無許可だった分の支払いについても協議することにしている。


中国電力管財部門の森川部長は、「関係する自治体などにご迷惑をおかけしたことを深くおわびします」と陳謝した。

 

出典

中国電力 無許可で電線架設

http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170531/3868201.html 

中国電力、無許可で電線敷設か 電柱約7万5千本

http://www.asahi.com/articles/ASK505Q1WK50PITB00M.html

中国電力 無許可で電線架ける

http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/4033867131.html

 

 

20176495分に読売新聞からは、佐賀県の九州電力でも同様な状態だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

九州電力は、佐賀県内の約1万か所で、県や市町の道路占用許可を得ずに電線を設置していたことを明らかにした。

今年3月までに全て許可を得て、未払いだった占用料計約3500万円も支払った。

九州の他県でも同様の事例がある可能性があり、計約16万か所を対象に調べている。

 

九電によると、無許可だったのは、通信会社が県道や市道などに立てた電柱を利用して架けた電線で、2015年3月に佐賀県から問い合わせを受けて判明した。

 

道路法は、道路に電線などを設ける場合、自治体の許可が必要なことや、道路管理者が占用料を徴収できることを定めている。

 

九電は、「許可が必要という認識が不足していた」としている。

 

出典

『「許可必要と知らず」九電、無許可電線1万か所』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170604-OYT1T50012.html 

 

 

 

(2017年10月19日 修正1 ;追記)

 

20171017922分に読売新聞から、九電の調査結果が下記趣旨でネット配信されていた。

 

九州電力は16日、九州7県の計約12万か所で、県や市町村の道路占用許可を得ずに電線を設置していた、と発表した。

 

このうち約4万か所については、既に許可を得たり占用料を自治体に支払ったりして適正化を済ませた。

残る約8万か所は、許可を得るための手続きなどを進めている。

 

道路法は、道路に電線などを設ける場合、自治体の許可が必要なことや、道路管理者が占用料を徴収できることを定めている。

 

九電によると、無許可だったのは、通信会社が県道や市町村道に立てた電柱約12万本を利用して架けた電線。

 

県別では、福岡県が約3万1000件、鹿児島県が約2万件、他の5県は1万件台だった。

自社が設置した電柱(約73万本)の電線は、全て許可を得ていた。

 

九電は、「申請の必要性を十分に理解していなかった」と釈明している。

電線の設置時期や占用料の支払額については、「自治体と協議中の案件もあり、公表を差し控える」とした。

 

出典

『道路占用許可得ず、電線12万か所設置九電』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20171017-OYT1T50012.html 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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