2017年5月31日11時56分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県上尾市の島村市長は30日の定例会見で、同市が管理する水路で起きた事故をめぐり、被害者側に約575万円の損害賠償金を支払って和解する議案を6月議会に提出すると発表した。
同市によると、平成27年8月、水路のコンクリート製の蓋が落下し、蓋の上を歩いていた同市内の主婦=当時(76)=が転落して右足を折る大けがを負った。
蓋は、横150cm、縦50cm、厚さ5cm、重さ約120kg。
水路の両縁に7.5cmずつ乗り、重さで支えていたが、片側が縁から外れ、深さ約90cmの水路に落ちた。
落下の原因は不明だったが、同市は事故の責任を全面的に認め、主婦らに治療費など約575万円を支払うことで和解に合意した。
同市は、「歩いただけで蓋が落ちるとは思えず、事故前から少しずれていた可能性がある」と指摘。
事故後、再発防止のために、嘱託職員らが同市内約264kmの水路を巡回し点検している。
今後は、市民らが気づいた異常を通報するシステムの構築を検討する方針。
主婦は、約3カ月で入・通院を終えたが、現在もしびれなどの後遺障害が残っているという。
出典
『水路の蓋外れ主婦大けが 575万円支払いで和解 埼玉県上尾市』
http://www.sankei.com/affairs/news/170531/afr1705310012-n1.html
(ブログ者コメント)
〇ブログ者の住居前排水溝のコンクリート蓋は逆凸形となっており、ずれることはない。
今回水路の蓋は重さ120kgということで、そう簡単に動くようなものではなく、それゆえ逆凸形ではなく平板だったことも考えられる。
〇側溝の蓋が外れた事例ではないが、割れて怪我した事例は過去にもあった。
2016年9月20日掲載
[昔の事例の顛末] 2012年7月14日 千葉県我孫子市で市道側溝の上を歩行中に老朽化していたコンクリート製の蓋が割れ、転倒して頭部を強打し寝たきりになった男性に市は損害賠償
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6297/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。