







2017年2月13日22時23分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月10日、1日に降った雪としては観測史上最も多い81cmを記録した小浜市で、漁港などに係留されていた船20隻が、雪の重みで沈没したり浸水したりする被害が出ていることがわかり、県などが被害状況の確認を進めている。
県や小浜市漁協によると、降り積もった雪の重みで、小浜市内の複数の漁港に係留されている漁船やプレジャーボートなど合わせて20隻が、沈没したり浸水したりする被害が出ているという。
このうち小浜漁港では、岸壁でも80cmほどの雪が積もっていて、3隻のプレジャーボートが船体の一部が海面から出ている状態で海の中に沈んでいるのが確認できた。
また、海面には、船から出たものと見られる油が浮かんでいた。
漁港では、地元の漁師などが船や岸壁の雪かきにあたっていて、70代の漁師は「船は雪がたまりやすい形をしているので陸上の3割増しで1mは積もっていた。船の上に20、30cm積もれば何トンって重さになるので、沈んだら大変だ。これだけの被害は初めではないか」と話していた。
また、小浜市漁協の樽谷参事は、「組合入ってから30年以上になるが、こんな被害は初めてだ。雪が1時間に10cm積もると、雪かきが追いつかないし、50cm積もると、そもそも船までたどり着けない」と話していた。
福井地方気象台によると、小浜市では2月10日、1日に降った雪としては昭和55年に観測を始めてから最も多い81cmを記録し、13日は小康状態だったが、午後5時現在の積雪は65cmと、平年の6倍を超えている。
県は漁協とともに、被害の状況の確認を進めている。
また、大雪の影響で、県内では13日小浜市と若狭町であわせて9校の学校が休校になった。
出典
『雪の重みで船20隻 沈没浸水』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3053871751.html?t=1487019114765
2月13日18時34分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本を中心とする大雪の影響で、13日、福井県から鳥取県の日本海沿岸では、積雪の重みで係留中の漁船やプレジャーボートが沈没する被害が出た。
第8管区海上保安本部によると、同日午後4時半現在で、福井県で19隻、京都府で4隻、兵庫県で4隻、鳥取県で23隻の、計50隻の被害が確認された。
出典
『積雪の重みで漁船やプレジャーボート沈没 福井から鳥取の日本海沿岸』
http://www.sankei.com/west/news/170213/wst1702130056-n1.html
(ブログ者コメント)
当時、山陰地方では、過去にほとんど経験したことがないほどの大雪が降っていた。
雪で船が沈没するなど、雪とほとんど縁がない生活をしているブログ者は、考えたこともなかった。
2017年2月9日20時22分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前10時すぎ、岡山市北区にある岡山西警察署の宿直室で、地域課の男性巡査(27)が射撃動作などを確認するため、モデルガンを使って訓練をしようとしたところ、誤って本物の拳銃で実弾1発を発射した。
弾は宿直室の壁を貫通し、隣の会議室の壁に当たって止まった。
当時、会議室に人はおらず、けがをした人はいなかった。
巡査は、プロジェクターで壁に映し出した映像を見ながら、射撃の動作を確認しようとした際、ズボンの右ポケットに入れていたモデルガンではなく、腰のホルダーにあった拳銃をとっさに抜いたということで、内部調査に対し「反射的に取り出して発射してしまった」と話しているという。
県警によると、この訓練を行う際は、拳銃から実弾を抜いたうえで、警部以上の責任者が立ち会う決まりになっているが、当時は責任者が立ち会っていなかったほか、代わりに指導にあたった警部補も、拳銃から実弾を抜いたかどうか確認していなかったという。
岡山県警察本部教養課の杉田次長は、「原因を究明するとともに指導を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントしている。
出典
『モデルガンのつもりが 警察官が訓練で本物の拳銃発射』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170209/k10010870721000.html
2017年2月7日付の秋田魁新報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
秋田県が管理する跨道橋(こどうきょう)や標識などに積もった雪の塊が道路に落下し、走行中の車を直撃して破損する事故が、この10年間で計60件発生していることが県のまとめで分かった。
雪が降り積もった後、気温が上昇した日に発生するケースが多く、県は「落雪がないよう取り除いているが、全てに対応することは難しい」と苦慮している。
「何が起きたのか全く分からなかった」。
秋田市の50代男性は、こう振り返る。
1月16日午前11時ごろ、秋田自動車道上り線を走行中に、突然、衝撃に襲われた。
大仙市南外の県が管理する跨道橋の下を通過しようとした時、雪塊が乗用車を直撃した。
「上空から雪の塊が落ちてくるとは、思いもしなかった。気を付けろと言われても、対策の取りようがない」と男性。
屋根がへこみ修理が必要となったほか、衝撃で首を痛め、医療機関を受診したという。
県道路課によると、跨道橋の脇にたまった雪が金網フェンスの隙間から外にせり出して固まり、寒さが緩んだことで、下の高速道に落ちたとみられる。
県が管理する跨道橋や道路案内標識などから落雪し、車を直撃する事故は、本年度、この事故を含め、2件発生。
過去9年間では、2010年度と14年度が11件で最も多く、次いで13年度の10件、12年度7件、11年度6件と続く。
被害は、その年の積雪量に左右されるといい、昨年度までの58件については、修理費などとして計900万円を被害者に支払っている。
こうした事故の多くは、跨道橋や道路案内標識のほか、街路樹の下などでも発生。
降り積もった雪の塊が、気温の上昇に伴い、落下する例が多い。
県は、積もった雪を高所作業車を使って取り除くようにしているが、一気に降り積もるなどした場合は、作業が追いつかないのが現状という。
県は、大仙市南外の跨道橋については、金網フェンスから外に雪がせり出さないよう、ビニールシートを取り付ける対策を講じた。
ただ、道路案内標識などには対策を施すのが難しく、こまめに雪を取り除くしかないという。
※以下は、一部だけネット配信された記事。
『落雪の車直撃事故、10年で60件 県は対応に苦慮』
http://www.sakigake.jp/news/article/20170207AK0009/
2017年2月6日21時48分にNHK宇都宮から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月6日付19時33分に下野新聞から、2月7日8時5分にFNNニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後0時20分ごろ、東北新幹線の那須塩原駅で、下り線のホームの屋根の上に置かれていた工事用の屋根材が、およそ8m下の2番線線路と通過線の間に落ちているのを駅員が発見し、非常停止ボタンを押した。
屋根材はプラスチックの一種のポリカーボネート製で、縦1m80cmほど、横1m30cmほど、重さはおよそ15.6kgあり、一部が割れた状態で見つかったが、当時、駅に車両は停車しておらず、けが人もいなかった。
駅員が撤去作業と線路設備の確認を行い、上下線計2本が遅れた。
JR東日本によると、那須塩原駅では、老朽化のため、去年6月からことし3月までの予定で、ホームの屋根のふき替え工事が行われていて、落下した屋根材は、新しい物と取り替えたあと、ホームの屋根の上に針金で固定し、一時的に置かれていたが、風の影響で落ちたとみられている。
屋根材は強風で飛ばされたとみられ、JR東日本は「ご迷惑をかけ申し訳ない。取り替えの終わった屋根材は屋根から下ろすことにしたい」としている。
出典
『那須塩原駅屋根材落下けがなし』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1093687122.html?t=1486412643369
『東北新幹線の線路に屋根材落下、JR那須塩原駅構内 上下2本に遅れ』
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20170206/2593927
『那須塩原駅の東北新幹線の線路にホームの屋根材落下 けが人なし』
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00349153.html
2017年2月7日付で朝日新聞和歌山全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前8時50分ごろ、由良町の橋梁・鉄鋼会社「駒井ハルテック」の工場で、男性社員(22)が鉄板(縦98cm、横225cm、厚さ1.7cm)の下敷きになり、意識不明の重体で病院に搬送された。
警察によると、男性は1人で溶接作業中で、垂直に立てられていた鉄板が倒れて下敷きになったという。
(2019年2月22日 修正1 ;追記)
2018年11月15日18時32分に和歌山放送から、クレーンで吊るべき鉄板をつっかえ棒で支えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
鋼材の下敷きになって死亡し労災認定された男性社員の遺族がきのう(14日)、東京都内で記者会見し、「会社から納得できる原因の説明はない。命を軽視している」と訴えた。
遺族や弁護士によると、社員の山本さん、当時22歳は、去年(2017年)2月、由良町にある「駒井ハルテック和歌山工場」で、およそ500kgの板状の鋼材を溶接して取り付ける作業中、倒れた鋼材の下敷きになって死亡し、ことし(2018年)10月に労災と認定された。
通常は、クレーンで鋼材をつって倒れないようにしなければならないが、当時はクレーンが別の作業で使われていたため、代わりに、鋼管をつっかえ棒のようにして鋼材を支えていたとみられ、何らかの原因で鋼管が外れ、下敷きになったという。
遺族側は、「安全よりも作業速度を優先させたとみられ、会社には安全配慮義務違反がある」と主張し、会社に損害賠償を求めるとしている。
会見した46歳の母親は、「会社ではこの数年、骨折などの大きな事故が何件も起き、予兆はあった。二度と息子のような悲惨な事故を起こしてはならない」と話した。
出典
『由良町の工場で作業中に死亡の男性、労災認定 遺族が会見』
https://wbs.co.jp/news/2018/11/15/126240.html
2018年11月14日15時43分に時事ドットコムからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故当時、部材を固定する装置は取り外されており、クレーンで保持した状態で作業する社内規定も守られていなかったという。
出典
『作業中の男性死亡、労災認定=駒井ハルテック和歌山工場』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111400834&g=soc
2019年2月21日19時31分に朝日新聞からは、捜査が進展しないため遺族が損害賠償提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
橋梁・鉄骨大手「駒井ハルテック」(本社・東京)和歌山工場(和歌山県由良町)で、社員の山本さん(男性、当時22歳)が作業中の事故で死亡したのは安全配慮義務を怠ったからだとして、遺族が20日、同社や上司らを相手取り、約1億1000万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。
訴状によると、山本さんは2017年2月、溶接作業中に垂直に立てた鉄板が倒れて後頭部を直撃し、約2週間後に死亡した。
作業手順書では、鉄板は転倒防止のためクレーンでつるすとしていたが、別の社員がクレーンを移動させていたという。
御坊労基署が18年10月16日付で労災認定した。
21日に東京都内で会見した遺族らによると、刑事処分後の示談交渉を考えていたが、和歌山県警の捜査の結論がなかなか出ないため、提訴したという。
母親(46)は、「息子と同じような危険な環境に身を置いて働かざるを得ない方々のために、裁判で真実を明らかにしたい」と語った。
駒井ハルテックは、「訴状を見ていないのでコメントできないが、真摯に対応していきたい」としている。
出典
『鉄板直撃で労災死、遺族が橋梁大手提訴「真実明らかに」』
https://www.asahi.com/articles/ASM2P5DRJM2PULFA01T.html
2月21日17時19分にYAHOOニュース(弁護士ドットコム)からは、より詳しい記事が下記趣旨でネット配信されていた。
東証1部上場で橋などを製造する「駒井ハルテック」(東京都台東区)の和歌山工場で2017年2月、倒れてきた大型部材の下敷きになり亡くなった男性社員の遺族が、会社や工場長らを相手取り、1億915万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。
提訴は2月20日付で、命日から2年の節目。
母親は21日、東京・霞が関の厚労省で開いた会見で、「裁判という場ですべての真実を明らかにするため、息子の命日に提訴することにした。命はひとつ。労働者の命を軽視しないで」と訴えた。
【手順書守っていれば発生しない事故】
死亡したのは山本さん(当時22歳)。
訴状などによると、山本さんは2017年2月6日朝、橋の組み立て作業中に、倒れてきた部材(大型リブ、重さ約500kg)の下敷きになった。
頸椎と脳幹部を損傷し、病院に搬送されたが、15日後に亡くなった。
本来は、手順書(社内規定)に定めているとおり、部材をクレーンでつり上げて固定した状態で組み立て作業をしなければいけなかったが、クレーンが外れた状態になっていた。
クレーンは、山本さんが出勤していなかった2月4日に外して移動させられていたという。
工場長ら従業員6人に手順書を守らなかったことなどによる不法行為責任が、会社には使用者責任と安全配慮義務違反が成立すると主張している。
代理人の明石順平弁護士は、会見で「工場では毎朝ミーティングをするので、作業を把握しているはず。クレーンでつり上げていれば発生しない事故だった。それを怠ったために発生した悲惨な事故だ」と指摘した。
【警察捜査、2年間進まず】
会見では、母親が、山本さんが死亡した原因をめぐり被告らに事情を聴いた際に録ったとする音声も流された。
そのなかには、母親さんらが作業手順が間違っていたことを被告の一人にただすと、「これは、もう、完璧に認めます」との返答も確認できた。
山本さんの死亡については、御坊労基署が2018年10月に労災認定をしている。
一方、明石弁護士によると、警察による捜査は2年間ほとんど進んでおらず、書類送検すらされていないという。
刑事処分を待ってから示談交渉を進めることを考えていたが、捜査の進展が見えない中、うやむやになる可能性を懸念し、民事訴訟を起こすことを決めたとしている。
出典
『500キロ部材の下敷きに…母が「労災死の原因を明らかにして」 駒井ハルテックを提訴』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00009281-bengocom-soci
(2021年2月27日 修正2 ;追記)
2021年2月26日17時31分にYAHOOニュース(ABCテレビ)からは、遺族が会社を訴えていた裁判は4年経って和解が成立したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4年前、和歌山県由良町の工場で溶接作業中の男性が死亡した事故をめぐって「安全管理が不十分だった」として遺族が会社側を訴えた裁判で、和解が成立したことがわかりました。
遺族らは事故当時、鉄板が倒れないようにクレーンでつるすことが作業手順に定められていたのに、実際はクレーンが使われていなかったと指摘。
会社側の安全管理が不十分だったとして、会社や現場責任者らにあわせて約1億915万円の損害賠償を求めて提訴していました。
原告側の代理人弁護士によりますと、会社側は遺族らに謝罪したうえで、今後、同様の事故を二度と繰り返さないよう安全管理を徹底すると誓約し、解決金を支払う内容の和解が25日付けで成立したということです。
和解成立後の会見で、母親は「会社側から謝罪という言葉が出てくるまでに4年がかかった。和解は終わりではない。会社は、事故への反省を肝に銘じてほしい」と話していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/79121438c5855936a561f7bda13850ce903addbf
2017年2月9日7時55分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月9日12時21分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県西宮市の私立保育園で、壊れたまま放置していた重さ約20kgの保育室の扉の下敷きになり、園児がけがをしていたことが分かった。
扉は事故の2日前にも外れたばかりで、連絡を受けた西宮市は、運営する社会福祉法人の理事長らを口頭で指導した。
事故があったのは、社会福祉法人「Y」(同県芦屋市)運営の「S保育園」(西宮市北名次町)。
同法人によると、6日午前7時50分ごろ、登園してきた男児(2)が保育室に入ろうと扉に触れた際に扉が外れ、下敷きになった。
男児は救急搬送され、顔などに内出血の軽傷を負ったが、頭を打っているため、経過観察が必要という。
扉は、木枠にガラスがはめ込まれた引き戸で、以前から立て付けが悪く、昨年12月に外れかけたことがあり、保護者から「開きにくい」と指摘があった。
今月4日にも、園児3人が触った際に外れたという。
同法人の崎山専務理事は、「対応が遅くなったため事故につながった。二度と起きないよう、管理を強化する」としており、9日に保護者向けの説明会を開く。
男児の母親(33)は、「保護者からは、12月にも扉の修繕を要望していた。私も1月に『子供がけがしますよ』と言っていたのに」と話している。
同法人では運営費の不正流用問題が表面化し、昨年11月に当時の理事長らが解任されている。
出典
『2歳園児、20キロ扉の下敷き…保護者要望も、壊れたまま放置 兵庫・西宮の私立保育園』
http://www.sankei.com/west/news/170209/wst1702090021-n1.html
『保育園の扉の下敷き、2歳児けが 壊れたまま放置』
http://www.asahi.com/articles/ASK292W3DK29PIHB002.html
2017年2月6日17時58分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前7時ごろ、大阪市営地下鉄の堺筋線の天神橋筋6丁目駅の線路のレール付近から煙が出ているのを、大阪市交通局の職員が見つけた。
駅員がすぐに消火したが、堺筋線と堺筋線に乗り入れている阪急電鉄の千里線の一部の区間は、午前8時40分すぎまでのおよそ1時間半にわたって運転を見合わせ、あわせて51本の電車が運休した。
大阪市交通局によると、煙が出ていたのは、上り線と下り線の折り返しを行う「引き込み線」と呼ばれる線路のレール付近で、駅のホームから200mほど離れていて、けが人はいなかった。
この付近では、4日前の今月2日にも煙が出るトラブルがあり、その際には、レールの下側にほこりがたまっていて、電気が通ったことで煙が出たとみられるという。
大阪市交通局は、4日前のトラブルのあと、レールの付近の点検や清掃などを行っていたということで、今回、煙が出た詳しい原因を調べている。
出典
『堺筋線また発煙で一時見合わせ』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170206/3659784.html
2月6日17時3分にNHK関西NEWS WEBからは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
大阪市交通局によると、堺筋線など地下鉄のレールは、運転指令室などで車両が走っている位置を把握するために、電気が流れる仕組みになっているという。
一方で、レールと枕木の間には絶縁体があり、レールの下側には電気が流れない構造になっているという。
ところが、今月2日にトラブルが起きた際には、レールの下側にたまっていた「ほこり」に電気が通ってしまい、煙が出たと見られるという。
大阪市交通局は、このトラブルを受けて「ほこり」などを除去したほか、レール付近の点検も行ったということで、今回、なぜ煙が発生したのか、詳しい原因を調べている。
大阪市交通局は、「このようなトラブルが立て続けに起こり、多くの利用者の方にご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。早期の原因究明に努め、再発防止につなげたい」とコメントしている。
出典
『堺筋線 前回はほこりに通電か』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170206/3669711.html
(2017年2月14日 修正1 ;追記)
2017年2月13日20時12分に産経新聞westから、両事例ともに線路にかかった水が原因かもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
市営地下鉄堺筋線天神橋筋六丁目駅で、2、6両日、線路付近から発煙が相次いだトラブルについて、市交通局は、13日、レールから枕木に電気が流れて発煙したと推定されると発表した。
何らかの理由で、枕木の絶縁性が低くなっていたとみている。
交通局によると、発煙したのは両日とも、同駅北端から北に約200m離れた上下線の折り返し部分。
付近には地下からの水がたまり、電車が通過するたびに線路に水がかかる状況だったといい、同局では、この水が関係しているかを含め、引き続き原因を詳しく調べている。
一連のトラブルは帰宅ラッシュや通勤通学ラッシュを直撃し、多くの運休や遅れが発生。
2日で計約11万3千人に影響が出た。
出典
『枕木に通電し発煙か、絶縁性が低下 大阪市営地下鉄天六駅トラブル』
http://www.sankei.com/west/news/170213/wst1702130067-n1.html
2017年2月6日19時56分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都などによると、6日午前2時ごろ、荒川区内にある下水処理施設のシステムが、下水道水に一定の量以上のシアン化合物が含まれていることを検知した。
警察などが原因を調べたところ、下水処理施設からおよそ4km離れた北区田端新町の化学工場から流れ出ていたことがわかった。
警察によると、工場では、タンクに保管しているシアン化合物に水を加え濃度を薄めながら使っていたが、水道の蛇口が緩み水が注がれ続けたため、タンクから漏れ出したとみられている。
シアン化合物は金属のメッキ加工などに使われ、強い毒性があり、頭痛やめまいなどの症状を引き起こすことがあるということだが、これまでのところ、周辺の住民への健康被害など大きな影響は確認されていないという。
出典
『下水にシアン化合物被害なしか』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170206/3667861.html
(ブログ者)
映像によれば、スレート葺き建屋の町工場的化学工場の模様。
2017年1月28日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6708/
(2017年2月12日 修正1 ;追記)
2017年2月3日付で朝日新聞福井全県版(聞蔵)から、局所的に最大瞬間風速50mだった可能性ありというシミュレーション結果が報じられていた。
当時、現場では局所的に瞬間風速約50mの風が吹いていた可能性があることが、九州大学応用力学研究所の内田孝紀准教授(風工学)の解析で分かった。
内田准教授は、今回、複雑な地形で生じる風の動きをシミュレーションするソフト(リアムコンパクト)を活用。
国土地理院の標高データと気象庁、関電の風速データを使い、当時のクレーン周辺の風の流れと風速を算出した。
その結果、クレーンの高さ約105mのアーム先端付近の風速は51.1mと試算された。
本体がある地面(標高32m)付近でも、同程度の風が吹いていたとの結果も出た。
高浜原発は内浦半島の付け根に、南北を山に挟まれる形で立地している。
内田准教授によると、地形的には、北西の風が吹くと海からの風が山へ回り込み、谷間に風が集まって風速が増幅される効果があるという。
関電が設置している風速計では、事故当時の瞬間風速は、原発構内の北西側(標高13.5m)で15m、南東側(標高8m)で14mを記録。
シミュレーション結果から、局所的に強風が吹いた可能性もあるという。
シミュレーションでは建物の影響は考慮されておらず、内田准教授は、「建物があると風が回り込んで、さらに複雑に変化する。クレーンを揺さぶるような形に風が変化した可能性は否定できない」と話している。
一方、2017年2月8日22時38分に毎日新聞からは、元請けが暴風警報に気付かなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月8日18時36分に朝日新聞から、2月5日2時9分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
関電は、8日、元請けの大成建設が暴風警報に気づかず、同社とクレーンメーカーが定める強風対策マニュアルを守らなかったことなどが原因だったと発表した。
関電は大成建設に、建屋修復費用などの賠償を求める。
関電は、事故当時の最大瞬間風速を40~48mと推定。
事故30分前に風が強まってクレーンのアームが揺れ、アームと台車をつなぐ支柱が変形して倒壊したとの見方を示した。
事故後、関電は、風速42mまで耐えられるようワイヤと重りで固定していたと説明したが、当日の方法では、支柱自体が風速38.6mまでしか耐えられなかったことが判明したという。
福井地方気象台は事故の約5時間前に暴風警報を発令し、最大瞬間風速を35mと予報。
大成建設のマニュアルでは、風速30m超と予想される場合はアームを地上に下ろすよう定めていたが、大成建設は警報を把握していなかった。
大成建設は、「天気予報に注意を払わず、重大事故を起こした。深くおわびします」とコメントした。
大成建設は、作業を終えた午後4時半ごろ、瞬間風速が7mだったため、アームは伸ばしたままにしていたという。
関電は、事故4時間前に警報を把握していたが、社内で対応を協議せず、大成建設にも連絡していなかった。
関電は「請負会社との情報共有や意思疎通が十分でなかった」とし、今後は風速にかかわらず、作業後はアームをたたむ安全対策をとることを福井県と高浜町に報告した。
出典
『高浜原発 クレーン転倒時、暴風警報把握せず』
http://mainichi.jp/articles/20170209/k00/00m/040/138000c
『高浜クレーン事故「暴風の情報共有不足原因」 関電発表』
http://www.asahi.com/articles/ASK284DVFK28PGJB00D.html
『クレーン転倒、暴風警報認識せず 高浜原発、関電から伝達なく』
https://this.kiji.is/200657690205193716
また2月8日20時43分に時事ドットコムからは、対策の解説図付きで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
アームは2段構造で、下側が「ブーム」、上側が「ジブ」と呼ばれており、くの字型に折り畳むことが可能。
今後は作業終了時、風速に関係なくアームを畳み、瞬間風速30m超と予想される場合は畳んだ状態でアームを地面に降ろす対応に改める。
出典
『折り畳まず、強風で転倒=高浜原発クレーン倒壊-関電』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017020801218&g=eqa
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
(ブログ者コメント)
〇2月8日付の関電プレスリリース内容の骨子は下記。
・元請け会社は、事故前に、強風時のクレーン待機姿勢を評価し、瞬間風速約42m/秒の風に耐えられるとの評価結果を当社へ報告していました。
・元請け会社は、当日の作業時や作業終了時に風が弱かったため、その後の風速変化に注意を払うことなく、暴風警報発令に気付かず、必要な対応をとりませんでした。
・当社は、暴風警報発令を認識していましたが、瞬間風速約42m/秒の風に耐えられるとの評価に頼り、元請会社がクレーンの転倒を防止する対応をとっているかを確認しませんでした。
また、暴風が予想される状況において、機材の転倒や落下等による、安全上重要な設備等に対する影響について議論していませんでした。
・当日21時20分頃、発電所構内の風が急に強まり、ブームが前後に揺れ始め、21時49分頃、クレーンへ瞬間的に強風が吹きつけ(瞬間風速40m/秒以上と想定)、ブームを支えていたバックストップが変形し、バックストップの支えを失ったブームがクレーン後方へ倒れたものと推定しました。
出典
『高浜発電所2号機クレーン倒壊の原因と対策について』
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2017/0208_1j.html
〇これまでの情報を整理すると、事故に至る経緯は下記のようになるだろうか。
16時半頃 クレーン作業終了(瞬間風速7mにつきアームたたまず)
17時頃 暴風警報発令(事故の約5時間前)
18時頃 関電が暴風警報発令を知る(事故4時間前)
21時20分頃 風が急に強まる(事故30分前)
21時50分頃 クレーン倒壊
(2017年4月9日 修正2 ;追記)
2017年4月7日19時6分にNHK福井から、関電による福井県内3原発の総点検結果が報告されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、関西電力は高浜、大飯、美浜の各原発で行われている工事の安全対策を点検し、その結果を豊松副社長が県庁に藤田副知事を訪ね、報告した。
それによると、改善すべき工事の作業は3つの原発で合計約300件に上り、クレーンの転倒防止のほか、吊り荷が安全上重要な機器の上を通らないようにする安全対策が図られているかなどを確認したという。
その上で関西電力は、今後、工事の元請け会社と、気象警報など事故につながる恐れがある情報の共有を徹底するとしている。
これに対し藤田副知事は、報告書の内容を妥当だとした上で、「継続して安全性を厳しくチェックしてもらいたい」と求めていた。
高浜原発をめぐっては、3号機と4号機の運転をしてはならないとする裁判所の仮処分が覆ったが、関西電力は再稼働を前に県や高浜町の理解を得たいとしており、再稼働は早くて1か月後になると見られる。
高浜原発3号機と4号機の再稼働について、関西電力の豊松副社長は、「再稼働に向けた準備は行うが、県に報告するステップが残されているので、安全性をきちんと確認した上でどこかの時点で再稼働について報告したい」と話していた。
出典
『クレーン事故総点検で報告書』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055391721.html
2017年2月5日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
暖房器具や電気ケトルなど消費電力の大きな製品を使う冬に、テーブルタップなどの配線によって火災の危険が高まるとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼びかけている。
NITEの調べでは、2015年度に76件の配線器具の事故が発生し、うち火災は48件、1人が死亡した。
事故は、
▽電源コードを繰り返し踏んで断線して発火
▽複数の差し込み口があるテーブルタップに最大消費電力を超える電気製品をつなぎ、発火
▽電源プラグを長期間接続した状態で使い、ホコリや水分が付着してショート
などがあった。
電源コードの圧迫で起こった事故事例では、14年1月、視覚障害のある70代男性が延長コードに接続したテーブルタップに電気ストーブを接続していたところ、タップ付近で火災が起こり、軽いやけどを負った。
コードは介護者が設置したため、男性は気づかず繰り返し踏みつけ、断線したとみられる。
高齢者や視覚障害者がいる家庭は、家族や介護者が動線に配慮してコードを設置することが必要だ。
NITEは、表示で接続可能な電力量を確認し、消費電力の合計が超えないように呼びかけている。
また、消費電力の大きな機器は延長コードやテーブルタップに接続すること自体を避けた方がよいという。
[消費電力の大きい主な電気製品] ※NITE作成
オイルヒーター 500~1500ワット
電子レンジ(30ℓクラス) 1500ワット
電気ケトル 1200~1400ワット
アイロン 1200~1400ワット
オーブントースター 1300ワット
食器洗い乾燥機 1200~1300ワット
電気温風暖房機 600~1200ワット
ヘアドライヤー 600~1200ワット
掃除機 1000~1100ワット
電気ストーブ 200~800ワット
電気カーペット 250~750ワット
出典
『電気製品 つなげすぎると火災の危険』
http://mainichi.jp/articles/20170205/ddm/013/040/015000c
(ブログ者コメント)
本件、ネタ元としては以下の情報と同じ模様。
2017年2月2日掲載
2017年1月26日報道 NITEは、延長コードなどの配線器具が原因となる火災が5年で197件起き14人が死亡したとして、注意を呼びかけ中
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6728/
ただ、今回の記事には、3台のたこやき機やテレビなどをたこ足配線し、束ねたコードから発火する実験の写真が掲載されている。
この写真は上記ネタ元には見当たらず。
NITEのHPを確認してみても、見つからなかった。
2017年2月6日20時37分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前2時ごろ、小樽市花園1丁目のJR函館線の高架橋で、排水管2本が下の路上に落ちているのを巡回していたグループ会社の社員が見つけた。
落ちていたのは線路上の雨水を流すための塩化ビニル管で、それぞれが直径15cm、長さおよそ2m、重さおよそ7kgあったという。
高架橋の6mほどの高さから落ちたと見られるが、けがをした人はいなかった。
JRによると、内部にたまっていた水が凍結して排水管が膨張し、留め具が外れて落下したとみられるということで、今後、ほかの高架橋でも異常が無いか、緊急の点検を行うことにしている。
出典
『JR高架橋から配水管が落下』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170206/3685421.html
平成29年2月6日付でJR北海道からも、同趣旨の記事が現場写真付きでプレスリリースされていた。
出典
『鉄道高架橋からの排水管の落下について』
https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170206-1.pdf
2017年2月4日23時27分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
避難勧告の判断に役立てるため、都道府県の職員が河川の氾濫の見通しを市町村長の携帯電話に直接伝える「ホットライン」の運用が、2008年の国の要請以降、11県にとどまっている。
21人の死者・行方不明者が出た昨年の岩手県岩泉町の水害では、町長に水位情報が伝わらず避難勧告が遅れたことから、国交省は新たに指針を作り、運用を促す構えだ。
ホットラインとは、川を管理する都道府県の幹部職員が河川データや過去の経験をもとに氾濫の可能性を判断し、流域の市町村長の携帯電話などに直接伝える仕組み。
事務レベルでは、日常的に川の水位データは伝えているが、避難勧告を出す権限を持つ自治体トップに氾濫の恐れを直接伝えることで、早期の判断を促す。
国交省によると、昨年10月時点で、山形、栃木、千葉、新潟、岐阜、福井、岡山、鳥取、島根、大分、長崎の11県が設置する。
国が管理する大きな河川では、05年に国交省の職員が市町村長に氾濫の見通しを伝える仕組みを整え、全流域で運用を開始。
だが、都道府県が管理する中小の河川については、国交省が08年にホットラインの設置を促す通達を都道府県に出したが、どの川を対象とするかなど統一的な運用指針が無く、浸透しなかった。
昨年8月の北海道の大雨で、国が管理する帯広市の札内川や北見市の常呂川が氾濫した際は、ホットラインも活用され、氾濫前に避難勧告や指示が発令できた。
一方、同じ時期の岩手県岩泉町の小本川の氾濫では、川を管理する岩手県の担当者は町役場に水位情報は伝えたが、町職員は住民からの電話対応に忙殺され、町長を含む町幹部には伝わらなかった。
今回、国交省は、氾濫すれば被害が大きい47都道府県の少なくとも1562河川にホットラインの設置を求め、電話するタイミングや伝える内容、事前の準備などをまとめた指針を作る。
国交省の担当者は、「避難勧告の出し遅れや出し忘れを防ぐため、ホットラインの意義は大きい」と話す。
出典
『「川氾濫の恐れ→首長に電話」 運用実施、わずか11県』
http://www.asahi.com/articles/ASK1R63H7K1RUTIL05H.html
2017年2月4日21時2分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月5日7時0分に北海道新聞から、2月4日18時45分に北海道文化放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後2時45分ごろ、七飯町大沼町の「大沼国定公園」で、店舗や無料の休憩所が入った1階建ての建物の外壁の一部が、高さおよそ2mから剥がれ落ち、付近にいた親子ら3人に当たった。
3人はいずれも病院に運ばれたが、このうち北斗市の35歳の母親が腰を打撲したほか、1歳の息子が顔に擦り傷を負う軽いけがをした。
一緒にいた主婦の友人の娘(1)にけがはなかった。
警察によると、はがれ落ちたのは、縦およそ90cm、横およそ2m、厚さ3cm、重さ数10kgのモルタル製の壁材。
公園では、4日から雪像や氷像の展示イベントが開かれていたが、3人以外に巻き込まれた人はいなかった。
建物は木造2階建てで、築40年ほど。
函館市の水産物販売会社の所有で、七飯大沼国際観光コンベンション協会が借り受け、観光客の休憩所などとして利用されている。
警察によると、剥がれ落ちた壁は内部の骨組みがさびていたということで、警察は、老朽化が原因とみて詳しく調べている。
事故を受けて、イベントの運営委員会は、5日予定されていた表彰式や食品の販売などの催しを中止すると発表した。
雪像の展示は予定通り行われるという。
出典
『公園の建物の壁はがれ2人軽傷』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170204/3640101.html
『催し会場で外壁落下 大沼公園 親子2人軽傷』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0365335.html
『あわや…函館近郊 "大沼公園"店の壁崩落 乳児ら3人負傷 一時騒然 北海道七飯町』
http://www.uhb.jp/news/?id=1136
(ブログ者コメント)
北海道文化放送の映像によれば、一抱えほどもあるモルタル片が両手に持って運ばれていた。
2017年2月3日21時21分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月、福山市の公園で、鎖でつないだ丸太の上を渡る遊具で遊んでいた4歳の男の子が足を踏み外して転落し、頭を打つけがをしていたことがわかった。
事故当時、丸太の1つが鎖から外れていたということで、遊具を設置した広島県は使用を禁止するとともに、男の子や保護者に謝罪した。
事故があったのは、景勝地として知られる福山市鞆町の仙酔島の公園に広島県が設置した遊具。
遊具は、鎖でつないだ木製の丸太を渡るもので、県によると、先月3日、遊んでいた広島県尾道市の4歳の男の子が足を踏み外して、地上およそ50cmの高さから転落したという。
男の子は頭を打つけがをし、今後も薬の服用が必要となる後遺症が残る可能性があるという。
県によると、事故当時、丸太の1つが鎖から外れていて、男の子が渡る際に足を踏み外したとみられるという。
このため、県では遊具を使用禁止にするとともに、男の子と保護者に謝罪したという。
県によると、この公園では年2回の定期点検のほか、月1回をめどに目視などによる点検をしていて、最後に点検した去年10月には異常は見られなかったという。
広島県の梅村環境部長は、「事故が起きたことを深くおわび申し上げたい。壊れた遊具を発見できず放置していたことは県に責任があると考えている。今後は点検のあり方についても検討していきたい」と話している。
また、県は、廿日市市の「県立もみのき森林公園」にある雪遊び用の広場で、先月29日、6歳の男の子がそり遊び中に柵を超えて隣接する駐車場に飛び込み、止めてあった車と接触して右手首を骨折するなどの大けがをしたことも明らかにした。
県では、現在、この広場の立ち入りを禁止しているという。
出典
『遊具から転落 子どもがけが』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170203/3625381.html
2月3日21時10分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故があった公園を所管する県自然環境課によると、事故が起きたのは地上から50cm程度の高さで複数の丸太を鎖でつなぎ、つり橋状にしている遊具。
このうち1本の丸太が破損し、鎖から外れていた。
男児は遊具から転落して後頭部を打ち、通院が必要な後遺症が残るけがを負ったという。
公園は県が設置し、福山市が管理していた。
同課によると、遊具を最後に点検したのは昨年10月で、事故発生まで破損を把握していなかったという。
県の担当者は、「気づかずに放置してしまい、申し訳ない。点検の仕方も見直したい」と謝罪した。
出典
『破損遊具から転落、4歳に後遺症 福山市、破損気づかず』
http://www.asahi.com/articles/ASK236RQ7K23PITB016.html
2月3日22時22分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県は月1回、公園内の遊具の点検を行うことにしていたが、この遊具を最後に点検したのは昨年10月で、以降は行っていなかった。
丸太は腐っていたとみられるが、把握していなかったという。
出典
『公園遊具の丸太腐食?4歳児が落下、けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170203-OYT1T50119.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によると、鎖を通すための穴が4分の1程度欠けており、そこから鎖が外れた模様。
(2017年4月2日 修正1 ;追記)
2017年4月1日15時40分に読売新聞から、県は国の管理指針を知らず丸太は23年間交換されていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は31日、設置から23年間、一度も丸太を交換していなかったことを明らかにした。
県が管理する施設を緊急点検した結果、1割以上で不具合が見つかった。
県自然環境課によると、遊具設置時には定期交換の基準がなかったが、2001年度に、木製遊具の耐用年数は10年、踏み丸太は3~5年で交換するなど、遊具の管理について国などが指針を定めたことを把握していなかった。
木製や金属製といった材質に応じた点検もしていなかった。
また、県は、遊具を設置する施設や県営住宅など、県民が立ち入る可能性がある466施設を緊急点検し、うち54施設でボルトのゆるみやひび割れなどの不具合が見つかった。
修繕や撤去などをする。
出典
『遊具の丸太、23年間一度も交換せず…男児けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170401-OYT1T50050.html
2017年2月3日11時54分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月、東京・江戸川区の区立公園で、滑り台で遊んでいた4歳の女の子が首に縄跳びのひもが絡まって死亡する事故が起きていたことがわかった。
先月3日の午後5時ごろ、江戸川区大杉の区立公園で「滑り台の上で女の子が首に縄跳びのひもが絡まった状態で意識不明になっている」と、通りかかった高校生から119番通報があった。
救急隊がかけつけたところ、近くに住む4歳の女の子が心肺停止の状態で倒れていて、病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
消防や江戸川区などによると、縄跳びのひもは、片端が滑り台の滑り出し部分にある柵に結びつけられていて、女の子は発見された当時、ひものもう一方の片端が首に絡まり、滑り台の上で体がつられた状態だったという。
警察によると、女の子は6歳の姉と2人で遊んでいて、親は公園にはいなかったという。
江戸川区によると、この公園の遊具でこれまでに同じような事故は起きていないということで、警察は「滑り台には不備はなかった」と話している。
事故を受けて東京都は、都内の市区町村を通じて保護者などに対し、小さな子どもが公園の遊具で遊ぶ際は十分注意するよう、呼びかけている。
出典
『滑り台に縄跳び絡まり女児死亡』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170203/3600141.html
2月2日18時49分に朝日新聞からは、今回の事故に関し、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
子どもの事故情報を収集している消費者庁は、昨年、2009年9月~15年末に公園や幼稚園・保育園、レジャー施設などにある遊具で起きた事故を分析。
登録された1518件のうち、治療期間が3週間以上など重い症状の事故は397件あり、うち死亡事故は4件あった。
死亡事故には、滑り台に衣服が引っかかったり、大阪市のケースと同様にランドセルがうんていに引っかかったりして、窒息するケースなどがあった。
年齢が特定できている1364件中、6歳以下の事故が966件で、約7割を占めている。
遊具の種類別では、滑り台が440件と最も多く、ブランコ(233件)、鉄棒(141件)、ジャングルジム(120件)が続く。
消費者庁は、大阪市での事故をうけ、「ひもやフードなどが遊具に引っかからないよう、子どもの服装や持ち物にも注意してほしい」としている。
出典
『滑り台で首に縄跳び絡まり女児死亡 消費者庁が注意喚起』
http://www.asahi.com/articles/ASK22572FK22UTFL00L.html
2017年2月3日20時17分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後2時ごろ、大阪府八尾市新家町の新家ポンプ場で「同僚の作業員が転落した」と、男性作業員から119番があった。
駆けつけた警察署員らが、水路に転落した男性を発見。
男性は約1時間15分後に、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、転落したのは作業員の男性(64)とみられる。
同日朝から同僚2人と雨水からごみを取り除く「雨水自動除塵機」を高圧ホースで清掃する作業をしていたという。
除塵機が停止したため、作業員が調べたところ、地下6~7mにある深さ60cmの水路に男性が転落していた。
出典
『清掃中の男性作業員が転落死 大阪・八尾のポンプ場』
http://www.sankei.com/west/news/170203/wst1702030072-n1.html
2017年2月3日17時37分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後1時半ごろ、幕張メッセ(千葉市美浜区)で、展示物のパネルが燃えるぼやがあり、専門学校の男子学生(20)が煙を吸って救急搬送された。
火は約10分後、学校関係者らが消火器で消し止めた。
訪れていた人が、一時、避難した。
警察などによると、「東京コミュニケーションアート専門学校」(東京都江戸川区)の学生が制作したイラストやポスターなどの卒業・進級作品展が開かれていた。
配線コードから出火し、縦約2.7m、横約1mのベニヤ板製のパネル1枚が燃えた。
配線コードは、学校が依頼した業者が設置したという。
3~4日の予定だった展示会は中止となった。
出典
『幕張メッセで展示物燃える、千葉 1人搬送、一時避難も』
https://this.kiji.is/200143312677584905?c=39546741839462401
2月3日16時43分にTBS News iからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後1時半ごろ、千葉市美浜区にある幕張メッセの会場で、「展示物が燃えている」と警備員から119番通報があった。
ポンプ車など9台が駆けつけ、火はまもなく消し止められたが、壁に飾っていた展示パネルが焼けた。
当時、会場内では、デザイン系の専門学校の卒業制作展が開かれていたが、来場者らが外に避難するなど、一時騒然となったた。
「作品が燃えていて」(会場内にいた人)
「煙がバーッとなっていて、消火器くださいみたいに騒いでいて」(会場内にいた人)
この火事で、男性1人が煙を吸って病院に運ばれた。
焼けたパネルの下にあった電気コードが焦げていたということで、警察が出火の原因を詳しく調べている。
出典
『幕張メッセ会場で展示パネル焼く火事、1人を病院搬送』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2975173.html
2017年2月3日18時25分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後0時5分ごろ、愛知県常滑市の中部空港旅客ターミナルビル3階にある国際線19番搭乗口付近の倉庫内から出火、バッテリー式掃除機2台が焼けた。
煙は一時、搭乗口付近にも流れ込んだが、けが人や運航への影響はなかった。
警察や空港会社によると、倉庫は約16m2で、国際線出発制限区域内の旅客用トイレや外貨両替所のすぐそばにあり、空港会社が委託する清掃会社が使っていた。
同日午前11時55分ごろから、バッテリー式掃除機3台を充電中だったという。
消火のために倉庫の扉を開けた際に、搭乗口側に黒煙が流れ込んだという。
空港会社は、同型の掃除機を、当面、使用中止にする。
出典
『中部空港ターミナルで火災 掃除機2台燃える』
http://www.asahi.com/articles/ASK235S4BK23OBJB01B.html
2017年2月3日9時59分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京消防庁に入った連絡によると、3日午前0時5分ごろ、東京都台東区雷門1にあるビルで外壁工事の足場が崩れた。
20代の作業員とみられる男性3人がけがをしているという。
警察が状況を確認している。
現場のビルの向かいにあるホテルの男性従業員(77)は、「突然、ダダダダーと何かが倒れるような大きな音がした」と話し、足場が崩れているのが見えたという。
出典
『浅草 「ダダダダー」ビル外壁工事の足場が崩落 3人けが』
http://mainichi.jp/articles/20170203/k00/00m/040/165000c
2月3日12時47分に毎日新聞からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
東京都台東区のビルで3日未明に外壁工事の足場が崩れた事故で、負傷した男性作業員が「作業中に足場が斜めに傾き、滑るように落ちた」と話していることが、警察への取材で分かった。
けがをしたのは20代の男性作業員3人で、いずれも軽傷。
警察が事故原因を調べている。
事故は3日午前0時5分ごろに発生。
同区雷門1の6階建てビルの外壁工事現場で、高さ約5mの足場が崩れた。
出典
『浅草・足場倒壊 作業員「傾き滑り落ちた」…3人軽傷』
http://mainichi.jp/articles/20170203/k00/00e/040/272000c


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。