2015年12月31日16時20分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月1日0時11分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前9時55分ごろ、JR函館線の朝里-銭函間にある北海道小樽市の張碓トンネル(約910m)内で、天井付近の壁から漏水防止板の継ぎ目を埋める資材が垂れ下がっているのを巡回中のJR北海道のグループ会社社員が見つけた。
JR北海道によると、資材はウレタン製で、幅約2.5cm、長さ約50cmにわたり垂れ下がっていた。
架線に触れる危険はなかったが、念のために除去したという。
同社は、除去のために小樽-ほしみ間の上下線の運行を約3時間見合わせ、新千歳空港と小樽を結ぶ快速エアポートなど57本を運休、または部分運休とした。
このトラブルを受け、JR札幌駅のバスターミナルには、列車をあきらめ、バスで小樽方面に向かおうとする人たちが長い列をつくった。
JR函館線では、27日に旭川市と鷹栖町にまたがる嵐山トンネル(約1.3km)で火災が発生し、2日間で特急を含む列車233本が運休し、帰省、観光客らに影響が出た。
火災を受け、張碓トンネルでは翌28日に緊急点検が行われたが、その際は異常はなかったという。
同社が、はがれた原因を調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/151231/afr1512310011-n1.html
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0218572.html
(ブログ者コメント)
架線に触れる危険はなかったということだが、発見が遅れていれば、嵐山トンネル事故の二の舞になっていた可能性も考えられる。
巡回点検という未然防止策の成功例のように感じた。
嵐山トンネル事故は、下記参照。
2015年12月31日掲載
2015年12月27日 北海道旭川市のJRトンネル内で電圧異常検知後にポリエチ製の断熱防水板が燃えて列車が3日間運休、つららが架線に接触?過去事例で難燃性防水板に順次取換え中だった
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5525/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。