2016年3月3日18時59分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道東のJR根室線で、2日夜、普通列車が2時間半にわたって動けなくなったトラブルは、JR北海道の調査の結果、総合指令室の担当者が指示を忘れたため給油が行われず、走行中に燃料が切れたことが原因だとわかった。
このトラブルは、2日午後7時すぎ、白糠町のJR根室線の古瀬駅と白糠駅の間で、1両で走っていた釧路行きの普通列車のエンジンが突然止まり、そのまま、およそ2時間半にわたって動けなくなったもの。
乗客4人にけがなどはなく、列車の燃料計の目盛りがゼロになっていたことから、JR北海道が原因を調べていた。
その結果、車両に不具合は見つからず、適切に給油しなかったため走行中に燃料切れを起こしていたことがわかった。
この列車は、先月28日に給油していて、次は1日夜に給油する予定だったが、暴風雪の影響で途中までで運休となったため、給油の場所も変わった。
この際、釧路支社の総合指令室の担当者が指示を忘れたため給油が行われず、運転士も、燃料計が車両の外側にあるため、エンジンが止まるまで燃料不足に気づかなかったという。
JR北海道釧路支社は、「チェック体制の確認を行うなど再発防止策をとり、信頼回復に努めたい」としている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160303/3386741.html
3月4日付で毎日新聞北海道版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道白糠町のJR根室線で普通列車(ディーゼル車、1両編成)が燃料切れで停止したトラブルで、JR北海道釧路指令室の社員が給油の指示をし忘れていたことが、3日、同社への取材で分かった。
暴風雪のため、運行計画が何度も変更されたことが原因。
JRは、「再発防止に向け、社員の教育を行いたい」と話している。
JRによると、この車両は2月28日に帯広運転所で給油後、29日に滝川駅で給油する予定だったが、暴風雪のため部分運休となり、滝川駅に到着しなかった。
その後も何度も運行計画が変更され、給油の指示をし忘れてしまったという。
燃料計は車両外の燃料タンクに付いており、運転士は燃料の残量を確認する義務はない。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160304/ddr/041/040/003000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。