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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20162291154分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2291316分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2012年9月に西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市)のジェットコースターで安全バーのロックが走行中に外れた事故で、国土交通省の昇降機等事故調査部会は、29日、経年劣化で部品が破断したことが原因とする調査報告書を公表した。

 

破断した部品は、設置から26年間、交換されていなかった。

報告書は、点検を徹底していれば破断は防げたと指摘。

国交省に対し、劣化に留意した保守点検を遊戯施設に徹底させるよう求めた。

 

報告書によると、事故は12年9月30日午後1時20分ごろに発生。

西武園ゆうえんちのジェットコースター「ループ・スクリューコースター」に乗っていた女性(16)の安全バーのロックが外れた。

 

安全バーはU字形で、着席した乗客が頭上から体の前に下ろせば油圧でロックがかかり、肩や腹部が固定される仕組み。

ロックが外れても安全バーは下がったままだったため、女性にけがはなかった。

 

バーのロックの部品は、年1回分解して点検していたが、破断した箇所は分解が困難だったため、劣化を見抜けなかったという。

報告書は、安全のため、ロックの二重化も必要だと指摘している。

 

コースターは6両編成24人乗りで、全長876m、最高速度は時速約80km、高さの最高は28m。

宙返りや急降下があり、ロックが外れた380m地点は、宙返りの後だったという。

 

現在は休止中で、再開予定はないという。

 

出典URL

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG28H54_Z20C16A2CR0000/

http://www.asahi.com/articles/ASJ2T56Y1J2TUTIL02L.html

 

 

2291244分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

埼玉県所沢市の「西武園ゆうえんち」のジェットコースターで2012年9月、走行中に女性客の安全バーのロックが解除された事故で、国土交通省の昇降機等事故調査部会は、29日、ロックに使われる油圧装置の部品が破断し、部品は26年間交換されていなかったとする報告書を公表した。

 

事故が起きたのは、ジェットコースター「ループ・スクリューコースター」(定員24人、全長876m)で、女性客の座席でU字形の安全バーのロックが外れた。

女性客にけがはなく、他の座席に異常はなかった。

 

調査によると、安全バーを固定する油圧シリンダー内の部品が折れていた。

部品は、コースターが設置された1986年以来、交換した記録がなく、運転回数は100万回を超えていた。

 

同部会は疲労破壊が原因とみて、経年劣化に配慮した保守点検を行わせるよう、国交省に求めた。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160229-OYT1T50056.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

破断した箇所は分解が困難だった」と報道されている件、具体的にどのような状態だったのだろうか?

調べたところ、国交省からの事故調査報告書に、図解や写真付きで下記趣旨の記述があった。

 

○破断したのは、油圧シリンダー内のピストンロッド。

○当該ピストンロッドは、上部ロッドと下部ロッドでピストンを挟みこむ構造であり、破断したのはピストンの下、O-リング溝の部分。

○当該溝には、応力集中させないためのR面取り加工がされていらず、切削加工の仕上げも粗かった。

○油圧シリンダーは年に1回分解し、O-リング等の 交換を行っていたが、ピストンロッドは分解できなかったため、破断した部分は点検していなかった。

○遊戯施設事業者3社へのヒアリングによれば、拘束装置のロック機構にか かる重要部品については、定期的に磁粉探傷検査等を行っているとのこと。

そのような方法でピストンロッドの状態を確認しておけば、破断を未然に防げた可能性がある。

 

http://www.mlit.go.jp/common/001120677.pdf

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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