16日夜7時半ごろ、神栖市砂山にある化学工場、「H通商・鹿島工場」で、巡回中の警備員から、異常を知らせる警報が鳴ったあと、敷地内の倉庫が爆発・炎上したという119番通報があった。
火はおよそ2時間後に消し止められたが、木造の倉庫と隣接するプレハブの建物、合わせて3棟が全焼した。けが人はいなかった。
警察によると、火災の直前に敷地内の温度異常を感知する赤外線センサーが作動。警報を聞いた警備員が駆けつけたところ、爆発音とともに原料倉庫付近から火柱が上がったという。
爆発があった倉庫には、シクロペンタジエンと呼ばれる、温度が上がると引火しやすい化学物質が冷凍庫に保管されていて、通常は氷点下の状態で管理されていたというが、警察の調べで、その冷凍庫がもとの形をとどめないほどに壊れていて、燃え方も周りと比べて激しいことがわかった。
また、当時、現場近くにいた警備員は、「大きな爆発が起きる前に、すでに倉庫のドア部分が壊れていた」と話しているという
警察は、この化学物質が何らかの原因で爆発し、その後、大きな爆発につながった可能性があるとみて、当時の倉庫内の温度管理などについて、詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130617/47cfb99855a9ebdc3548a326a3b5e552.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1075343812.html?t=1371503265852
(ブログ者コメント)
シクロペンタジエンの爆発危険性について調べたところ、ウイキペディアに「室温で放置すると徐々に二量化し、ジシクロペンタジエンに変わる」という記述があった以外、冷凍庫で保管しなければならないほど危険な物質だという情報は見当たらなかった。
それどころか、「自然発火温度は640℃」という記述すらあった。
冷凍庫に保管されていたのは別の物質だったのだろうか?
http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/kisnet/hyouji.asp
http://www.jaish.gr.jp/anzen/gmsds/0769.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。