2015年4月8日10時28分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月8日0時4分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
青森地域広域事務組合は7日、青森県平内町の平内消防署の署長室で4日に床などを焼く火災があった、と発表した。
無人の署長室でストーブが点火していたことが一因で、同組合は、「消防行政に対する信頼を損ねたことは誠に遺憾」としている。
発表によると、4日午後1時半頃、女性清掃員が同署2階の署長室を掃除する際、ゴミ箱を石油ストーブの天板の上に置いた。
署長はこの日は出勤していなかったが、前日に自動でストーブの電源を入れるタイマーをセットしていたため、ストーブはこの日午前6時から点火していたという。
清掃員はストーブの点火に気づかず、ゴミ箱をストーブの上に置いたまま別の部屋に移動。
その後、ゴミ箱が燃え、清掃員は署長室に戻ってやかんの水をかけたが消火できず、1階にいた消防署員が消防車のホースを延ばして消火したという。
ゴミ箱のほか、署長室の床約0.5m2を焼いた。
ストーブは、無人の署長室で清掃員が来るまでの約7時間半、点火したままで、同組合の吉崎消防長は、署長を口頭で厳重注意した。
署長は当時、休日のため不在だったが、同組合の調査に対し、「清掃の人が来るので寒くないようにタイマーをセットした」と話しているという。
吉崎消防長は、「防災活動の拠点施設でこのような事案が発生し、地域住民に心よりおわび申し上げます」とコメントした。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150408-OYT1T50025.html
http://mainichi.jp/select/news/20150408k0000m040035000c.html
2015年4月7日18時12分に青森朝日放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
委託業者の女性清掃員が、石油ストーブがついていたにもかかわらず、ついていないと思い込み、ストーブの上にプラスチック製のゴミ箱などを置いた。
そして、署長室を立ち去ったおよそ1時間後、清掃員と一緒に消防署に来ていた人から「署長室で火がパチパチしている」と連絡を受けて、清掃員は部屋へ駆けつけ、やかんの水で消火を試みた。
しかし消火しきれず、消防署員を呼び、鎮火したという。
出典URL
http://www.aba-net.com/news/news003.html
(ブログ者コメント)
○清掃員は、署長不在につきストーブはついていない筈だ・・・とでも思い込んだのだろうか?
部屋が暖かければ気が付きそうなものだが、一旦、思い込んでしまうと、部屋が暖かい理由には思い至らないのかもしれない。
○署長がわざわざ清掃員のためにタイマーをセットしていた?それも朝の6時点火で。
ありえない話しではないが、少し違和感をおぼえた。
毎朝6時に起動するようセットしていたタイマーを、休日の日に取り消さなかっただけ・・・ということはなかったのだろうか?
いずれにせよ、これは、管理者不在の場所で裸火を使用すると火災になる恐れがあるという、教訓的事例のように感じた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。