







2019年11月6日19時17分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
世界遺産に登録されている岐阜県白川村の白川郷で4日、駐車場の小屋2棟が全焼した火事で、物置小屋の焼け跡から電気がショートした際にできる痕が見つかったことが捜査関係者への取材で新たにわかり、警察が火災との関連を調べています。
この火事は4日午後3時前、合掌造りの集落が世界遺産に登録されている白川郷の駐車場で小屋2棟が全焼したもので、けが人はなく、世界遺産となっている建物にも被害はありませんでした。
警察と消防が5日、現場を詳しく調べた結果、車などが置かれていた物置小屋の焼け跡から電気がショートした際にできる痕が見つかったことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
物置小屋の外部に取り付けられている配電盤から外部の照明につながる電線は火事のあとも電気が通っていたことから、内部の照明につながる電線がショートした可能性が高いということです。
警察は物置小屋内部で電線がショートして火が出た可能性もあるとみて、火災との関連をさらに詳しく調べています。
那覇市の首里城で起きた火事も、電気系統のトラブルが火災につながった可能性もあるとみて、警察と消防が関連を慎重に調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20191106/3080002765.html
11月6日11時56分にYAHOOニュース(中京テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後、合掌造りの集落に近い小屋から出火し、小屋2棟が全焼しましたが、けが人はなく、世界遺産となっている合掌造りの建物に被害はありませんでした。
警察によると、燃えた2棟の小屋のうち、軽トラックや除雪用具などが入った小屋の内部が激しく燃えていました。
火はこの小屋の内部から出火し、その後、配電設備のある隣の小屋に燃え移ったとみられています。
警察は電気系統のショートなどが原因で出火した可能性があるとみて当時の状況を詳しく調べています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191106-00010002-sp_ctv-l21
(ブログ者コメント)
映像によれば、燃えたのは萱葺き屋根の小屋。
首里城炎上事故があった直後の、同じような場所での同じような原因による火災事故につき、参考までに紹介する。
ちなみに、世界遺産の萱葺き屋根集落は駐車場から橋を渡った対岸にあり、今回の火災現場とは離れている。
今回火災に遭った建物は、立地場所から考えると、観光用に外観を萱葺きにしていたものかもしれない。
2019年10月31日13時13分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沖縄県警によると、31日午前2時50分ごろ、那覇市の首里城で「正殿で火災が起きている。黒煙が上がっている」と消防から110番通報があった。
那覇署によると、首里城の正殿、北殿、南殿が全焼。正殿前にある御庭(うなー)に入る入り口の「奉神門(ほうしんもん)」や、南殿に隣接する「書院」にも燃え広がった。
那覇署や市消防局によると、火災は出火から11時間近く経った午後1時半に鎮火した。
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火災に気づいたのは、首里城の警備員。
警備システムのセンサーで熱反応があり、確認したところすでに正殿から火の手が上がっていたという。
正殿には31日未明まで、開催中の「首里城祭」の関係者が作業をしていたという。
出火当時は帰宅しており、出火原因との関係はわかっていない
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首里城の正殿は強い日差しや風雨で劣化が進み、昨年、2年3カ月かけて漆の塗り直し作業が完了したばかりだった。
全面塗り直しは、92年の開園以来初めてのこと。
首里城公園によると、塗られていたのは天然の漆で、正殿はいわば「漆工芸の作品」。
https://digital.asahi.com/articles/ASMB01BRBMBZTIPE03N.html?pn=5
11月1日付で毎日新聞東京版からは、法的規制外につきスプリンクラーは設置されていなかったなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。
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消防局によると、正殿にある警備会社のセンサーが作動したのは午前2時34分。
常駐する警備員3人のうち1人が駆けつけると、既に内部に煙が充満しており、消火器による消火を試みたが手遅れだった。
正殿の近くで直前の午前1時半ごろまで、イベント会社が機材の設営作業をしていたが、出火当時は無人だったとみられる。
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首里城火災で焼損した七つの復元建物は消火設備の設置が義務づけられる重要文化財ではなく、劇場やホテルなどとも違うため消防法の規制からも外れていた。
防火対策の網から漏れていたことになり、焼け落ちた正殿は木造建築にもかかわらずスプリンクラーが設置されていなかった。
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文化財そのものの防火対策を巡っては、1949年に奈良・法隆寺金堂で壁画焼損した火災を教訓に制定された文化財保護法が厳しく規制している。
55年には「文化財防火デー」も定められ、毎年1月26日に全国の寺社で防火訓練が実施されるようになった。
しかし、今年4月のパリ・ノートルダム大聖堂の火災後に文化庁が調査した結果、世界遺産や国宝に指定されている建造物799棟のうち約2割に老朽化による消火設備の機能低下の恐れがあることが判明。
夜間の緊急対応などの課題も指摘され、文化庁は今年9月に防火対策ガイドラインを取りまとめたばかりだ。
そんな中で発生した首里城火災。
事態を重くみた文化庁は31日、全国の自治体に通知を出し、指定文化財だけでなく、首里城のように史跡に設置されている復元建物の防火管理の点検や確認も求めた。
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https://mainichi.jp/articles/20191101/ddm/002/040/093000c
10月31日15時22分に朝日新聞からは、漆塗りだったことで一気に燃え広がった可能性あり、消防が消火活動したが放射熱で引き返したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市消防局は31日、正殿が木造の漆塗りであったことが燃焼速度を速めた要因になった可能性があるとの見方を示した。
当時、北から風速2~3メートルの風があって一気に北殿や南殿などに延焼したという。
市消防局によると、正殿内で火災が発生。
漆塗りの木は燃え出すと消えにくく、燃焼速度が速まった可能性があるという。
さらに、建物が燃えると発生する放射熱により、北殿と南殿の木造部分が熱せられて燃え始め、燃え広がった、と消防はみている。
消防隊は、正殿前の御庭(うなー)に入って活動していたが、放射熱による二次被害を防ぐために引き返したという。
https://www.asahi.com/articles/ASMB04TCTMB0TPOB01C.html
11月1日9時9分に沖縄タイムスからは、赤い塗料に桐油を使っていたため火の回りが早かったのかも、正殿の火報は空気の熱膨張を感知するタイプだったので反応が遅かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
木造で、赤い塗装に沖縄独特の「桐(とう)油(ゆ)」を使っていることが火の勢いを早めた可能性がある。
正殿は深みのある赤色が特徴的。
文化財の保存・修理を手掛ける「文化財建造物保存技術協会」(東京)の元九州事務所長で石垣市出身の屋部さん(男性、76歳)=福岡市=によると、桐油(アブラギリの種から採る油)に顔料を混ぜた塗料が使われている。
屋部さん自身も守礼門の工事で使った。
屋部さんは「本土の古い建造物は漆塗りだが、桐油を使うのは沖縄特有。あっという間に焼け広がったのは、この油も原因の一つだろう」と指摘する。
塗装下地の一部には漆も使われている。
那覇市消防局の島袋局長は「漆を塗った建物はいったん燃え出すと簡単に消せない」と、火の勢いが持続した要因に挙げた。
同時に「輻射熱がすごかった。正殿の表で放水していた隊員も二次災害の防止のため後ろに引かせた」と報道陣に説明した。
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復元工事を手掛けた国の国営沖縄記念公園事務所の記録によると、正殿にはホースを引き出して放水する「屋内消火栓」があった。
建築防火工学が専門の東京理科大の大宮教授は「内部で火災が大きくなった場合は人が入れずに使えなくなる」と説明する。
また、正殿の火災報知機には空気の熱膨張を感知する「空気管」方式が採用されていた。
目立たない代わりに反応が遅く、大宮教授は「景観に配慮したのではないか」とみる。
建物外部には水のカーテンを作って他の建物への延焼を防ぐ「ドレンチャー」があったが、結果として南殿や北殿にも火が回った。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/491971
10月31日21時39分に読売新聞からは、城壁で阻まれ消防車が近づけなかったなど下記趣旨の記事が、消失建物の地図付きでネット配信されていた。
高台にある首里城は城壁に囲まれ、火元とみられる正殿まで消防車両が近づくことはできなかった。
消防隊員はホースを100~200メートルほどつないで消火にあたった。
火災に気づいた警備員が消火器を持ち出したが、火の勢いが強くて使えず、屋内外にあった消火栓も使用することはできなかったという。
正殿にはほかに、他の建物からの延焼を防ぐため、外壁に沿ってカーテン状に水を噴出する「ドレンチャー」が設置されていたが、今回の火元は正殿内部とみられ、市消防局は「本来の効果を発揮できなかった可能性が高い」とする。
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https://www.yomiuri.co.jp/national/20191031-OYT1T50240/
11月1日6時10分に沖縄タイムスからは、消火活動の困難さに関するやや詳しい記事が、下記趣旨でネット配信されていた。
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那覇市消防局は他の自治体にも応援を要請して車両53台、消防団を含め171人で対応した。
木造の正殿が激しく燃えたため、正殿前の御庭は遠赤外線の熱線によって直接伝わる「輻射熱(ふくしゃねつ)」が充満し、放水していた消防隊員らは一時退避。
現場に近づくことすら困難だった。
猛烈な勢いで噴き出す炎に、駆け付けた消防士はなすすべなく、正殿内部での放水を断念。
正殿内の消火設備や屋外の放水銃には熱で近づけない。
高低差のある城の構造も消火を阻んだ。
消火水槽から消火用ホースを引っ張る際も城壁が文字通り「壁」となり、迂回(うかい)せざるを得なかった。
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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/491937
(2/3へ続く)
(1/3から続く)
10月31日17時53分に読売新聞からは、首里城は30年に及ぶ復元工事を今年1月に終えたばかりだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
朱の瓦が美しい中国の王宮風の建築に、日本の城郭に見られる唐破風(からはふ)屋根を付けた首里城は、両国の文化を取り入れた琉球文化の象徴で、戦前には正殿が国宝に指定されていた。
沖縄戦による焼失を経て、30年に及ぶ復元工事を今年1月に終えたばかりだった。
復元プロジェクトの初期から携わった元沖縄県副知事の高良倉吉・琉球大名誉教授(琉球史)は、「首里城は沖縄の歴史そのもの。戦争では多くの生命とともに文化財も失われ、その代表が首里城だった」と語る。
正殿の復元工事は、戦前撮影された写真や古文書を基に1989年に着工。
92年に完成し、首里城公園として開園。
今年1月に全エリアが完工した。
高良名誉教授は、「沖縄の歴史を取り戻そうという一心で研究者や宮大工、職人の英知を結集して復元をやっと終えたばかりだったのに、また失われてしまった」と声を詰まらせた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191031-OYT1T50121/
11月1日6時0分に沖縄タイムスからは、正殿など消失した建物は73億円かけて復元したものだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
内閣府沖縄総合事務局は31日、那覇市の首里城の火災で焼失した正殿と南殿、北殿などの復元整備費が約73億円かかっていたことを明らかにした。
・・・・・
焼失した正殿は約33億円で、南殿、北殿、奉神門は計約21億円、その他が約19億円かけて整備したという。
総合事務局の担当者は「今後の復旧費については確認中」と述べた。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/491932
11月5日5時47分にNHK沖縄からは、出火当時に警備員が駆け付けた時、正殿入口のシャッターは閉まっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、出火当時、正殿に設置されたセンサーが異常を感知したため常駐の警備員が現場に駆けつけ、その際、正殿北側にある入り口のシャッターは施錠されていたということです。
警備員が鍵を開けて正殿内に入ったところ、すでに中は煙が充満していたということで、警察は正殿の内部から火が出たとみています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20191101/5090008307.html
11月1日6時20分に沖縄タイムスからは、イベント準備会社は作業終了後に電源カットを二重チェックしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
正殿前の「御庭」で機材設営に当たっていたイベント会社の従業員が、作業を終えて現場を離れたのは31日午前1時半ごろ。
舞台で使う音響や照明機具、やぐらなどを設置する作業をしていた。
音響や照明、映像の電源は作業終了時にブレーカーを落とし、二重でチェックしたという。
会社関係者は「この日も確認を終え、何も異常がなかった」と説明する。
出火元とみられている正殿からも配線などを引いていないとし、「イベント設備が火災原因とは考えにくい」と話した。
那覇市消防局も会見で、機材の電源は南殿付近から引いているとし、「現段階の聞き取りなどで、イベント設営と正殿の出火原因の関係性はないと思う」との見方を示した。
一方、正殿では午後9時まで組踊関係者らがリハーサルをしていたという。
那覇署によると、何時に正殿の入り口が施錠されたかは不明という。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/491939
11月1日18時5分にNHK沖縄からは、イベント準備作業終了後に警備員が巡回し、その後、セキュリティ装置を作動させた50分後に出火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
首里城を管理する財団によりますと、31日未明まで、正殿前の広場で業者がイベントの会場の設営をした後、警備員が城内で異常がないか巡回を行ったということです。
その後、警備員が火元とみられる正殿などのセキュリティー装置を作動させたところ、およそ50分後に正殿北側にあるセンサーが異常を感知し、火災が発生したことがわかったということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20191101/5090008321.html
11月2日付で毎日新聞東京版からは、警備員は正殿そばの放水銃を使おうとしたが近づけなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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出火直後には警備員が正殿そばに設置されている3基の放水銃を使おうとしたが、火災の熱で近づくことができなかった。
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https://mainichi.jp/articles/20191102/ddm/041/040/018000c
11月2日9時52分に琉球新報からは、消火器を使おうとした直前の数分間に火勢が強まったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警備員は31日午前1時20分ごろから正殿や城郭の巡回を開始したが、「不審な状況はなかった」としている。
午前2時35分に警備員が煙を目撃し、奉神門で消火器を取って正殿に戻る間のわずか数分で、火の勢いは初期消火ができない状況になっていた。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1018913.html
11月2日10時10分にNHK沖縄からは、異常検知後すぐ現場に行った時には、すでに息ができなくなるほど煙が充満していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、出火当時、警備員は、セキュリティー装置が異常を感知したため、正殿の向かいの門にある警備室から現場に向かい、正殿の北側に続く通路のシャッターを開けて中に入ったということです。
その後について、警備員が「通路内にある正殿に入る階段を数段上がったところで、息ができなくなるほど煙が充満しているのを確認した」と説明していることが、警察への取材でわかりました。
警察は、正殿内の異常を感知してまもなくの時に煙が通路に来ていたことから、通路に近い正殿の北側のあたりが火元とみています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20191102/5090008327.html
11月3日10時47分にNHK沖縄からは、防犯カメラには発火したとみられる光が記録されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出火当時、城内の警備員が、セキュリティー装置が異常を感知したため正殿の北側にある通路から建物内に入ろうとしたところ煙に気づき、連絡を受けた別の警備員が現場に駆けつけました。
この駆けつけた警備員が、状況を確認するために正殿北側から裏手に回ったすぐのところで、1階の窓から煙が激しく出ているのを目撃していたことが警察などへの取材でわかりました。
正殿内に設置された防犯カメラの映像には、セキュリティー装置が異常を感知した時間帯に、1階のあたりで発火したとみられる光が記録されていたということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20191103/5090008338.html
11月5日18時49分に産経新聞からは、防犯カメラには大きな光が点滅する様子が映っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
正殿では10月31日午前2時34分、熱に反応するセンサーが作動。
関係者によると、その前後に正殿裏手に当たる東側の建物に設置されていた防犯カメラに大きな光が点滅する様子が写っていた。
捜査関係者らによると、発生直後に正殿1階で炎が噴き上がる映像も記録されていた。
警備員らの証言も踏まえ、県警は正面から向かって左側裏手に当たる北東部から炎が上がったとみている。
https://www.sankei.com/affairs/news/191105/afr1911050046-n1.html
11月3日14時30分に沖縄タイムスからは、展示品421点が焼失したが耐火性収蔵庫の中の1075点は全焼を免れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
城内の収蔵庫2カ所にあった絵画や漆器などの収蔵品1075点が全焼を免れたと分かった
財団の所蔵1510点のうち、正殿などの常設展示品421点の焼失が分かったばかりだった。
今回、全焼を免れた1075点の収められていた南殿と寄満の2収蔵庫は耐火性があるとされたが、火勢をテレビや現場で見た人々からは無事かどうか不安の声が漏れていた。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/493100
11月3日18時47分にNHK沖縄からは、正殿北側からショート痕のある分電盤が運び出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
正殿1階の北側の焼け跡からは、建物内の各階などに電気を分配する分電盤が焦げた状態で見つかり、警察と消防は、3日、分電盤とみられる設備を現場から運び出しました。
見つかった分電盤について、警察と消防が調べたところ、電気がショートした際にできる痕のようなものが残っていたことが、関係者への取材でわかりました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20191103/5090008345.html
(3/3へ続く)
(2/3から続く)
11月5日4時50分にNHK沖縄タイムスからは、防犯カメラの電源が火災検知センサー反応直前に落ちていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火元とみられる正殿内にある防犯カメラの電源が、火災検知センサーの反応する直前に落ちていたことが4日、関係者への取材で分かった。
電気系統に漏電やショートなどの不具合が起きた可能性もあるとみて、県警や消防が火災との関連を調べている。
沖縄美ら島財団によると、内部の映像は暗く、火災は写っていなかった。
財団によると、出火元とみられる正殿内で過去に漏電など電気系統のトラブルはなく、10月の点検でも異常は確認されなかった。
正殿では夜間、機械警備と防犯カメラ7台に供給する以外の全電源は落とした状態にしており、火災発生直前も同様の対応を取ったという。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/493639
11月5日5時30分にNHK沖縄からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
関係者によりますと、正殿内に設置された7台の防犯カメラは、一部のカメラが出火の際のものとみられる光を記録していましたが、直後に電源が一斉に落ち、映像が途切れたということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20191105/5090008353.html
11月6日5時30分に沖縄タイムスからは、県は上空からの消火も念頭に置いたが様々な支障が考えられたので断念したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沖縄県議会総務企画委員会で、前原秘書防災統括監は、那覇市から自衛隊の災害派遣の要請がなかったと明かした上で、上空から数トンの水をかける消火活動は困難だったとの見方を示した。
前原氏は「手段として念頭に置いた」と認め、「上空から数トンの水をかけることになり、消防車や隊員、資機材を退避させないといけない。水圧による建物崩壊の恐れや火災の原因究明が難しくなること、周辺民家への被害を考え、要請しなかった」と話した。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/494047
11月7日付で毎日新聞東京版からは、首里城復元当時にスプリンクラーは誤作動時に展示物などが水に濡れると敬遠する声があがったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
建物内部から出火した今回の火災では、スプリンクラーがあれば被害を最小限に抑えられたという指摘が火災発生直後から出ていた。
復元施設の首里城の場合は消防法でスプリンクラーの設置が義務付けられておらず、実際整備されていなかった。
ただ文化財や、文化財を収蔵している建物の場合、誤作動による水損の恐れもあり、関係者は頭を悩ませている。
文化庁が9月に公表した国宝・重要文化財の防火対策ガイドラインでは、木造建造物の防火策としてスプリンクラーを挙げた。
しかし、首里城復元に携わった関係者は「当時設置を検討したが『誤作動が起きた場合に展示物などが水にぬれてしまう』と敬遠する声があった」と明かす。
・・・・・
https://mainichi.jp/articles/20191107/ddm/012/040/032000c
11月7日5時0分に沖縄タイムスからは、警備員の正殿内最終立入は21時35分だったという下記趣旨の記事が、経緯をまとめた表付きでネット配信されていた。
沖縄美ら島財団は、11月1日の会見で首里城火災が起きた11月1日午前1時43分に正殿内の巡回を終えたと発表したが、6日の国と県との合同会見で城郭内のみに修正した。
最後に正殿内の巡回を終えたのは10月31日の午後9時35分で、警備員が火災に気付くまでの空白の時間は51分から5時間に拡大した。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/494520
(ブログ者コメント)
〇午前1時半ごろにイベント会社が準備作業を終え、その1時間後に熱感知器が発報。
もし、イベント会社の準備作業が、もう少し延びていたら・・・。
もし、これが昼間だったら・・・。
事故には運に左右されるところがあるが、今回の事例もその一つのように感じた。
〇名古屋城でもスプリンクラーは設置しておらず、その理由は「万一誤作動したら復元襖絵などが水浸しになってしまう」とのことらしい。
また、一般的な丸形の火災検知器は目立つので設置せず、空気管式の火災検知器(直径2mm)を天井に通しているとのこと。
(2019年10月31日16時1分 CBC News)
『首里城焼失‥名古屋城の防火対策は?』
https://hicbc.com/news/article/?id=0004C0DE
首里城でもスプリンクラーについては同様な意見があった模様。
火災検知器についても同様だったのかもしれない。
〇火災の感知は、熱感知器よりも煙感知器のほうが早い。
原因はまだ不明だが、火元となる可能性がある電気設備エリアに煙感知器さえ設置していたら、発報と同時に現場に急行したのにすでに煙が充満していた・・・という事態にはなっていなかったような気がする。
〇一方、地の利が悪く消火活動に苦心したという報道だが、そういった消火活動上の難点は定期的に行っていたはずの防災訓練で分かっていたはず。
訓練後に現場から出された意見に、どう対応していたのだろうか?
2019年10月17日22時44分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後4時20分ごろ、大阪市住之江区南港南6の物流会社「M急配」の新南港物流センターから出火し、鉄骨平屋建ての倉庫約1400平方メートルを全焼した。
火は約2時間半後にほぼ消し止められ、けが人はいなかった。
敷地内で燃やしていた枯れ草から燃え移ったとみられ、大阪府警住之江署が詳しい出火原因を調べている。
住之江署などによると、倉庫には冷凍食品が保管されていた。
倉庫の北側では同社の関係者が枯れ草を集めて燃やしていたという。
現場は大阪メトロ南港ポートタウン線(ニュートラム)南港東駅から西約2・5キロの倉庫や工場が建ち並ぶ地域。
https://mainichi.jp/articles/20191017/k00/00m/040/327000c
10月17日17時6分に読売テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防などによると、フォークリフトで荷物を運ぶ際に使う、プラスチック製のパレットなどが燃えているという。
https://www.ytv.co.jp/press/society/46774.html
10月17日21時38分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警住之江署によると、当時、センターの倉庫内では約20人が食品の仕分け作業にあたっていた。
燃やしていた枯れ葉が何らかの原因で倉庫に燃え移った可能性があるとみて同署が詳しい出火原因を調べる。
倉庫で勤務するアルバイトの女性(30)は「倉庫内で作業していると焦げた臭いがした。倉庫から外に飛び出すと、大きな火と黒煙があがっており、とても怖かった」と話した。
https://www.sankei.com/affairs/news/191017/afr1910170046-n1.html
2018年8月1日に掲載した元記事(3/3 修正3)がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正4として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8650/
(2019年10月13日 修正4. 追記)
2019年10月7日17時29分に日本経済新聞からは、労安法違反でも書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都多摩市のビル建設現場で2018年7月に5人が死亡した火災で、東京労働局は7日、ガス切断機を使った金属の焼き切り作業で大量の断熱用ウレタンに引火させたとして、東京都江戸川区の2次下請け業者と代表取締役の男性(52)を労働安全衛生法違反容疑で書類送検した。
書類送検容疑は18年7月26日、多摩市唐木田1のビル建設現場の地下3階で鉄骨の切断作業をする際、代表取締役の男性がガス切断器を使用。
階下の天井や梁(はり)に大量に吹き付けられていた断熱用ウレタンへ引火させた疑い。
火災では5人を含む作業員ら40人以上が救急搬送された。
労働安全衛生法は、大量の燃えやすいものや危険物で爆発や火災の恐れがある場合、点火源となる機器や火気の使用を禁じている。
警視庁は18年12月、業務上過失致死傷と業務上失火の疑いで、施工を担当した安藤ハザマ(港区)の現場責任者や下請け関係者ら計6人を書類送検した。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50693250X01C19A0CC1000/
2021年12月16日18時52分に朝日新聞からは、床の隙間から杭を溶断していた、下の階にいた火番は別作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死傷と業務上失火の罪に問われた、土木建築会社元社員の真砂被告(男性、52歳)、「M工業」(江戸川区)社長の松下告(54)の判決が16日、東京地裁立川支部であった。
矢数昌雄裁判長は両被告に、禁錮3年執行猶予5年(求刑・禁錮3年)の判決を言い渡した。
法人として労働安全衛生法違反の罪に問われたM工業には、求刑通り罰金20万円の判決を言い渡した。
両被告は、いずれも現場で作業をしていた2次下請け業者。
判決によると、真砂被告は同日、ビルの地下3階で、断熱材に引火するおそれがあると認識しながら、火災を防ぐ措置をとらずに、松下被告に杭の溶断作業を行わせた。
松下被告も火災を予見できたのに、対策を講じなかった。
松下被告は床の隙間からガス切断機を差し入れて杭の溶断を行ったところ、下の免震階の天井に吹き付けられたウレタンに引火。
真砂被告は下の階に下りていたものの、火の番をせず別の作業を行い、松下被告は「火番がいるのであれば危険性に目をつぶろう」と安易に考えた、と判決は認定。
「基本的な注意義務に違反した過失は大きい」と指摘した。
https://www.asahi.com/articles/ASPDJ5Q70PDJUTIL00Q.html
2019年9月17日15時40分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前11時30分ごろ、兵庫県明石市大久保町の路上で、駐車中の乗用車が燃えているのを所有者の自営業の男性(72)が見つけ、119番した。
約1時間後に消し止められたが、車は全焼した。
県警明石署によると、男性は夫婦で岡山県から両親の墓参りに訪れていた
男性は「風が強かったので車内で線香の束に火を付けた。火種が妻の服に飛び火し、車の外で消した。そのまま墓参りに行くと、約10分後に車がボンと音を立て、炎が上がっていた」と話しているという。
2人にけがはなかった。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201909/0012708613.shtml
2019年9月9日17時55分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時まえ、高松市前田東町の市道で、地中に埋められた水道管を取り替える工事をしていた業者から「工事中に火が出た」と消防に通報がありました。
消防隊員が駆けつけたところ、水道管の近くに埋められていたガス管から炎が上がり、55歳の男性作業員が、顔に軽いやけどをしていたということで、この作業員は病院に運ばれて手当てを受けたということです。
現場ではガス会社がガスの供給を一時的に停止したため、ほどなくして炎はおさまったということですが、周辺のおよそ160世帯では、午後4時すぎまでガスが使えない状態になったということです。
現場では、やけどをした作業員がドリルを使って、深さ1メートルほどの穴を掘っていたということで、警察は作業員が誤ってガス管に穴を開けた結果、作業によって飛び散った火花が漏れ出したガスに引火したとみて詳しい状況を調べています。
事故が起きた現場は、高松琴平電気鉄道の長尾線の高田駅から南西に250メートルほど離れた住宅街です。
現場の近くに住む男性は「私が見たときは穴の中から腰の高さくらいまで炎が上がっていました。火を消し止めるまで時間がかかっていたので心配でした」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20190909/8030004638.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の3コマ。
2019年9月9日18時6分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前7時半ごろ、千葉県木更津市北浜町1のホテル「龍宮城スパホテル三日月」から「火災が発生した」と119番があった。
消防車など10台が出動し、約9時間燃え続け、午後4時55分ごろ、鎮火した。
同市消防本部と県警木更津署によると、5階建ての温泉施設(スパ)棟の2階にある機械室付近から出火し、煙が充満。
機械室など約220平方メートルを焼いた。
5階のレストランに宿泊客ら約300人がいたが、全員避難し、けが人はいないという。
ホテルは台風の影響で停電し、非常用電源に切り替えて営業していた。
市消防本部と同署は出火原因を詳しく調べる。
https://mainichi.jp/articles/20190909/k00/00m/040/134000c
2019年7月26日21時12分にNHK石川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月5日、志賀町にある北陸電力志賀原子力発電所で、外部から電源が断たれた際に発電所の電源を確保する高圧電源車の前輪付近が焼ける火事があった。
北陸電力が調査したところ、点検作業でエンジン付近のバッテリーを引き出したところ、電源ケーブルが外れて金属の配管に接触してショートし、配管に取り付けられていたプラスチック製の部品が燃えたことが分かった。
また、バッテリーの電源ケーブルには延長ケーブルを接続するはずだったが、車両メーカーのミスで取り付けられていなかったという。
北陸電力は、車両メーカーに対して必要な補修を行うよう求めるとともに、メーカーや点検に当たる職員などが情報共有を徹底するなどとする再発防止策をまとめた。
北陸電力は、「地元の皆さまをはじめ、関係の方々にはご心配・ご迷惑をおかけしお詫び申し上げます。今後は対策を確実に実施し、再発防止に努めてまいります」とするコメントを出した。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20190726/3020002320.html
※事故発生当時の報道は下記参照。
(2019年7月6日付 毎日新聞石川版)
北陸電力は5日、志賀町の志賀原発敷地内で同日午前10時10分ごろ、非常時に使用する高圧電源車から出火したと発表した。
社員らがすぐに消火器で火を消し止め、同30分ごろに消防が鎮火を確認した。
火災によるけが人はなく、運転停止中の原発1、2号機への影響もないという。
北陸電力によると、定期点検を終えた高圧電源車を1号機に近い防災資機材倉庫付近で移動させようとしたところ、右側面下部から火が出たという。
同社が事故原因を調べている。
https://mainichi.jp/articles/20190706/ddl/k17/040/235000c?pid=14509
(2019年7月5日 チューリップテレビ)
高圧電源車とは、災害などで電源が確保できなくなったときに、電力を供給するためのもので、大きさは中型トラック程度。
5日は、年に1度の点検を行っていた。
北陸電力によると、電源車の前輪付近の2か所から火が出たという。
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20190705182144
※事故原因に関する北陸電力からのニュースリリース(図解付)は、下記参照。
①車両メーカーが、リコール対応として当該高圧電源車のケーブルを敷設し直した際に、バッテリーの引き出しを考慮したケーブル余長を確保していなかった。
②電源装置メーカーが、至近の点検でバッテリーを引き出した際、電源ケーブルに張力が加わり、コネクタ部から金属部分が引き抜かれ、露出した。
③当該高圧電源車を運転しようとしたところ、エンジンが始動しなかったため、電源装置メーカーが、その状態確認として電源ケーブルを触手確認した際に、金属部分がエア配管に接触した。
これにより同配管に電流が流れて発熱し、同配管に取り付けられていた2箇所の振れ止めクリップ(樹脂製)より発火した。
http://www.rikuden.co.jp/press/attach/19072601.pdf
2019年7月22日14時43分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時40分ごろ、兵庫県丹波市山南町谷川のHパルプ工業で作業中の重機から出火し、エンジン周辺を焼いた。
けが人はなかった。
警察によると、重機は「ホイールローダー」で、パルプをダンプカーに積み込んでいたところ、エンジンが停止。
運転手が再始動すると爆発音が鳴り、出火したという。
出典
『作業中の重機から出火 けが人なし 丹波』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201907/0012538434.shtml
2019年7月19日17時53分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火遊びのために起きた火災で送電ケーブルなどが焼けたとして、関西電力が、京都市に住む少年(16)を相手に、約5100万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。
少年側は19日の第1回口頭弁論で請求棄却を求めた。
訴状によると、少年は中学2年だった2016年10月2日夕、京都市内の河川敷で花火にライター用のオイルをかけ火をつけて遊んでいたところ、布団などのごみに引火した。
火は広がり、近くを通っていたケーブルが焼損した。
関電側は、少年は火災になる危険性を認識できたとし、「出火後に逃走しており、過失は大きい」と主張。
復元工事などによる損害の賠償を求めている。
少年側は答弁書で、出火の経緯を認めた一方、消火は試みようとしたと反論。
「花火にオイルをかける危険性について十分な認識がなかった」と、賠償責任を否定している。
出典
『ケーブル焼損の火遊び少年に5100万円損賠提訴』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190719-OYT1T50175/
(2020年4月11日 修正1 ;追記)
2020年4月10日14時53分に毎日新聞から、ほぼ全額の5100万円支払いで和解が成立したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
火遊びが原因で火災を起こし、送電設備などを損壊させたとして、関西電力が少年に約5200万円の賠償を求めた訴訟が大阪地裁で和解した。
少年側がほぼ全額の5100万円を支払う内容。
3月31日付。
訴状によると、2016年10月、当時中学2年だった少年は京都市南区の河川敷で花火にライター用オイルをかけて火遊びをしていた。
少年が付近のゴミにも火をつけたところ、橋に取り付けられた送電ケーブルなどを損壊させたという。
関電側は、少年が火災が発生する危険性を認識できたと主張。
少年側は「延焼すると思っていなかった」と反論していた。
地裁の勧告で和解した。
関電は「和解は事実だが、詳細は差し控える」としている。
https://mainichi.jp/articles/20200410/k00/00m/040/130000c アカスミ
2019年7月11日に東京新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
那珂市の那珂核融合研究所は10日、施設内で雑草など約120m2が焼ける火災があったと発表した。
放射能の外部への漏えいや、職員の被ばくやケガはないとしている。
研究所によると、10日午後1時25分ごろ、JT-60制御棟と呼ばれる施設の駐車場近くで作業員がチェーンソーを使い、高さ2mの木を取り除こうとした際、下草に火が付き、燃え広がった。
チェーンソーの火花が飛んで燃え移ったとみられる。
近くにいた職員ら約8人が消火した。
消防が午後1時55分ごろ、鎮火を確認した。
現場は、最も近い放射線管理区域の建物から約100m。
研究所の担当者は、今回の火災で所内の実験に影響はないとしたが、「今後、原因を調査し、草刈り作業の対策を検討する」と話した。
出典
那珂核融合研究所で火災 施設内で雑草など燃える『』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201907/CK2019071102000172.html
(ブログ者コメント)
チェーンソーで木を切ろうとした際に火花が出た?
気になり、調べたところ、今回の事故原因とは関係ないかもしれないが、チェーンが外れたまま使っていて火花が出たという体験談をブログにアップしている人がいた。
2019年7月10日18時50分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日正午ごろ、兵庫県三田市南が丘1の商業ビル「Kテナントビル」の2階空き室から出火。
地上2階建て鉄骨約690m2が全焼した。
5時間後に消えたが、再び火があがり、同日午後6時40分ごろに消し止めた。
警察と消防によると、空き室では内装工事をしており、鉄を切る作業で出た火花が断熱材に燃え移ったという。
ビルは地下1階が駐車場で、1、2階の8室に入る整体院や飲食店などの従業員、客らは、避難して無事だった。
火事を目撃した会社員男性(42)は、「白い煙が屋根の隙間から見えて駆け付けた。荷物を取りに戻ろうとしたテナント関係者がいたので、大声で引き留めた」と話していた。
出典
『2階建て商業ビル全焼 内装工事の火花原因か』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201907/0012502961.shtml
2019年7月9日12時23分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後10時55分ごろ、熊本市中央区桜町で建設中の大型複合施設「SAKURA MACHI Kumamoto(サクラマチ クマモト)」8階の機械置き場から出火。
工事用資材が燃えたが、建物には延焼せず、鎮火した。
現場確認のため駆け付けた20代の男性作業員が転んで左手に軽傷を負った。
警察などによると、現場は熊本市の集客施設「熊本城ホール」で、電気系統などが入る機械置き場内の工事用資材が燃えていたという。
出火当時、8階に作業員はおらず、警察が出火原因を調べている。
サクラマチは、九州産業交通ホールディングス(熊本市)の市街地再開発の中核施設で、先月26日にも作業員が負傷する火災があったばかりだった。
出典
『熊本市の再開発ビルでまた火災 2週間前に続き 作業員が軽傷 建物に延焼せず』
https://mainichi.jp/articles/20190709/k00/00m/040/018000c
7月12日8時0分に熊本日日新聞からは、先月起きた事故の原因などが、下記趣旨でネット配信されていた。
8日夜に発生した火災で中断していた熊本市中央区の桜町再開発ビルの建設工事が11日、再開された。
事業主の九州産業交通ホールディングス(HD)によると、施工業者の安全対策が確認されたため。
熊本市が整備する「熊本城ホール」が入る公益施設棟の8階屋上から出火し、約15m2を焼いたため、全工事をいったん中断して、施設を一斉点検していた。
再開発ビルでは6月下旬にも、商業棟の屋上テラスで火災が起きている。
施工業者の大成建設は、度重なる火災を受け、専門業者による電気器具の日常点検や、火気使用の届け出、作業手順の周知を徹底。
夜間警備の強化やモニターカメラの増設といった再発防止策に取り組むとした。
6月の火災は、アスファルトの防水作業中に、使っていた溶融釜の温度が上昇してアスファルトが発火したのが原因。
8日の火災は原因を調査中という。
熊本市の大西市長は、「多くの市民が楽しみにしている事業。2回も火災が起きたことを重く受け止め、安全を最優先に工事に当たってほしい」と強調した。
九州産交HDの矢田社長は、「大変ご迷惑をおかけした。安全第一で、予定通り開業できるよう最善を尽くす」と話した。
出典
『桜町再開発ビルが工事再開 火災相次ぎ「安全対策を確認」』
https://this.kiji.is/522022259657032801?c=39546741839462401
※6月の火災事故は下記記事参照(火災現場の写真付き)。
(2019年6月26日 FNN PRIME;テレビ熊本)
26日午前10時前、中央区桜町に今年9月に開業予定の商業施設、『SAKURAMACHI Kumamoto』の6階のバルコニーで火災が発生した。
現場の建築資材から出た火は、真っ赤な炎を上げて激しく燃え上がっている。
延焼を防ごうと、作業員らが資材を運び出すが、そのわきでは爆発も…。
別の場所から撮影された映像でも、火柱をあげて激しく燃える様子が確認できる。
作業員らが消火器で初期消火を行うが、なかなか火の手はおさまらない。
その後、現場に駆け付けた消防がはしご車から放水を行い、発生からおよそ40分後、ようやく火は消し止められた。
この火災で、男性作業員が顔や両手にやけどを負い、病院に搬送された。
また、6階バルコニーの建築資材や壁など、およそ20m2を焼損した。
この火事で、ビル内にいた作業員およそ2600人が一時、屋外に避難した。
【作業員2人】
「とりあえず外に出ろ(と言われた)」
「現場の方が道案内とかされて、逃げてくださいと案内していて、そこまで混乱はなかった」
また、隣接する熊本交通センターのバスターミナルも、一時、バスの運行が規制されるなど、現場周辺は騒然となった。
この火事を受け、桜町くまもとの開発を進める九州産交ホールディングスは会見を開き、9月14日の開業には影響がないとしている。
出典
『熊本市の桜町再開発ビルで火災』
https://www.fnn.jp/posts/1149TKU
2019年7月8日23時32分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前2時半ごろ、滋賀県彦根市高宮町のブリヂストン彦根工場から出火し、扇風機や製造中のタイヤ5本などが焼けた。
20代の男性従業員が左腕にやけどをした。
警察によると、従業員がガソリンなどをバケツに入れて接着剤を作っていたところ、バケツから炎が上がった。
別の従業員らが消火器で消し止めたという。
出典
『ブリヂストン彦根工場で火災、扇風機やタイヤ燃える 1人やけど』
https://this.kiji.is/520899173469586529?c=39546741839462401
キーワード;静電気?
2019年5月2日23時33分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後5時半ごろ、岐阜県羽島市正木町不破一色の自動車解体工場から出火した。
約4時間後に鎮火したが、鉄骨2階建て約1360m2を全焼した。
けが人はいなかった。
警察によると、工場は稼働中で、数人の作業員がいたとみられるが、全員逃げて無事だった。
警察は、延焼の恐れがあるとして一時、付近の住民に避難を呼び掛けた。
工場を運営する自動車部品会社の男性社長(44)は取材に、「車から抜いたガソリンの処理中に火が出たと聞いている」と話した。
出典
『岐阜・羽島で自動車解体工場を全焼 けが人なし 付近住民に一時避難呼び掛け』
https://mainichi.jp/articles/20190502/k00/00m/040/170000c
5月3日19時48分にNHK岐阜からは、出火当時はガソリン抜き取り作業をしていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、火が出た当時、作業場で従業員が廃車からガソリンを抜き取る作業をしていたという。
従業員は、周りに火の気はなかったと話しているということで、警察は、静電気などが気化したガソリンに引火した可能性もあるとみて原因を調べるとともに、会社の安全管理態勢に問題がなかったかどうかについても調べることにしている。
出典
『羽島の工場火災ガソリンに引火か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20190503/3080001608.html
2019年4月24日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9569/
(2019年5月6日 修正1 ;追記)
2019年4月27日23時30分に北海道新聞から、9日経ったがまだ鎮火していないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
夕張市は27日、鎮火に必要な助言を受けるための有識者会議を設置し、市役所内で初会合を開いた。
有識者は「鎮火に向かっている」との認識で一致。
市は今後、注水量を増やすほか、ガス濃度の測定を詳細に行うことを決めた。
有識者は、室蘭工大大学院の板倉賢一特任教授(資源開発工学)と元炭鉱マンら計4人。
会合後に記者会見した板倉特任教授は、「データだけを見ると、鎮火に向かっていると思う。炭層から一酸化炭素、メタン、石炭由来のガスが出てくすぶっている状態で、これらを観測しながら引き続き注水することが必要」とした。
厚谷市長は、助言を踏まえ、現在は毎分5トンの注水量を増やして冷却を急ぐほか、24時間体制で2時間おきのガス濃度の測定を早急に行うとした。
現在は測定間隔が昼夜で異なるため、一律2時間とし、測定の精度を高める。
測定するガスの種類も増やす。
坑道火災は18日に発生。
鎮火した後も坑道復旧に長期を要する見通しもあり、厚谷市長は、「誤って模擬坑道に入らないような安全対策と、ガスの量が下がるという安全性が確認できた段階で、被害がなかった博物館本館だけでも開館できないか協議する」と述べた。
出典
『夕張坑道火災、注水増量へ 有識者が初会合』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/300740/
4月30日5時0分に北海道新聞からは、道央各地の消防が応援にきているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市石炭博物館の模擬坑道火災で、大型連休中も道央各地の消防が「広域消防応援隊」を組織し、夕張市消防本部と共に懸命な消火を行っている。
「困った時はお互いさま」の精神で、24時間態勢での注水作業が続いている。
29日も、現場には滝川、深川のほか、札幌と小樽、苫小牧、北広島、恵庭の各消防隊の消防車が並んだ。
開発局のポンプ車も加わる。
火災発生翌日の19日には岩見沢から消防車2台が派遣されるなど、各地からの応援は10日以上続いている。
夕張市消防本部によると、注水している坑口は現在9カ所。
常時3台の消防車が3時間交代で川や池から取水して坑口にホースを差し込んでいる。
27日の有識者会議での助言を受け、毎分5トンだった注水量を、現在は8トンにしている。
29日は坑口の一つのガス濃度がほかと比べやや高かったため、この坑口をふさいでいるれんがの穴を大きくし、より大きな口径のホースを入れるなど、臨機応変な対応も行っている。
苫小牧消防署錦岡出張所の佐藤副所長は、「大型連休など関係ない。正義感を持って注水している」と表情を引き締める。
夕張市消防本部の千葉司令は、「各隊とも常に5人ほど来てもらっていて、とても心強い。一日も早い鎮火を目指したい」と話している。
出典
『奮闘、広域消防隊 夕張坑道火災、道央各地から応援 連休返上「正義感で注水」』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/301189/
(2019年5月15日 修正2 ;追記)
2019年5月14日0時24分に北海道新聞から、13日に鎮火宣言が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
夕張市の厚谷市長は13日、市役所で記者会見し、市石炭博物館の模擬坑道で4月18日に発生した火災の「鎮火宣言」をした。
燃焼に伴うガスが検知されておらず、同日、市役所で開かれた有識者会議で専門家の意見を聞いて鎮火と判断した。
厚谷市長は、「一酸化炭素や可燃性ガスの計測値が5月1日以降ゼロとなり、坑道を視察した有識者から『鎮火したとみられる』との助言も得られた」と、判断した理由を述べた。
出典
『石炭博物館火災で「鎮火宣言」 夕張市、本館再開急ぐ』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/304701/
5月14日5時0分に北海道新聞からは、鎮火はしたが営業再開への道のりは険しそうだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市が正式に「鎮火した」と判断したことで、次は同館の目玉施設である模擬坑道の営業再開の可否が焦点となるが、資金などの問題から見通しは立っていない。
坑道内にたまった水の排水や坑内の補修は不可欠で、再開への道のりは険しそうだ。
・・・・・
出典
『夕張・石炭博物館 模擬坑道再開見通せず 排水や補修費用も膨大』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/304735/
5月14日18時41分にNHK北海道からは、鎮火まで時間がかかった理由などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
なぜ時間がかかったのか、取材してみると、いくつかの要因があった。
まずあげられるのが「石炭の性質」だ。
石炭は、一度火がつくとなかなか消えないという性質がある。
夕張での炭鉱火災といえば、大規模なものは昭和56年に起きた「北炭夕張新炭鉱」での火災だ。
このときは、事故発生から3日がたっても坑内の火災が一向に収まらず、消火活動と閉じ込められた炭鉱員の救出は難航を極めた。
消えない火事に向き合ったヤマの男たち、決断の時が迫った。
事故発生から8日後、会社側は坑内に水を入れて火を消すという苦渋の決断をした。
大きなサイレンとともに坑内に水を注入。
家族たちが涙を流して見つめる中、坑道の中にいた93人が亡くなった。
もうひとつの要因は「坑道内での火災」という特殊性だ。
最近起きた坑道火災は、紹介した昭和56年の事故。
40年近く前で、当時の知識や経験を持つ人がいなかった。
さらに、今回の火災では消火活動で坑道を水没させたため、鎮火を確認するにも直接火元を見ることができなかった。
鎮火の判断をした室蘭工業大学の板倉賢一教授は、「火災が起きた坑道は通常の炭鉱と違って、ガス検知や通気のシステムが整備されていない。そういったものが一層鎮火の判断を難しくした」と話し、観光用として整備されていたために、中の様子をうかがい知ることができなかった点も要因の一つだと指摘している。
・・・・・
出典
『ようやく鎮火 石炭博物館の今後』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190514/0010221.html
2019年4月24日22時1分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
パリのノートルダム大聖堂の火災をめぐり、仏週刊新聞カナール・アンシェネは24日、修復工事に携わっていた作業員が現場でたばこを吸ったほか、防火体制も基準を満たしていなかったと伝えた。
同紙によると、仏捜査当局は現場から7本の吸い殻を発見。
現場での喫煙は禁止されていたが、当局の調べに、工事会社の一つは、作業員が足場でたばこを吸うことがあったと認めた。
また、文化財保護に関する規則では、2人の警備員が24時間体制で監視所に詰めるよう定められていたが、実際には1人しかいなかった。
勤務時間も午前8時~午後11時だった。
防火規則に反して、電気コードの配線が木造の屋根組み部分を通っていたことも判明。
電気がショートした際に燃え移る危険があった。
また、火災当日の15日夕、最初に鳴ったアラームを受けて、警備員が異常が表示された屋根部分に駆けつけたが、出火は確認されなかった。
警備員は、出火場所が誤って表示されていたと主張しているという。
出火を確認できたのは、2度目のアラームが鳴った約30分後だった。
同紙は、こうした「人的ミス」がなければ被害拡大を防げた可能性があるとしている。
出典
『足場に吸い殻、アラーム誤表示? 大聖堂火災、不備続々』
https://www.asahi.com/articles/ASM4S4Q6HM4SUHBI020.html
(ブログ者コメント)
火災事故そのものについての報道記事は、紹介を割愛する。
2019年4月19日21時16分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後11時40分ごろ、北海道夕張市高松の市石炭博物館の模擬坑道内で火災が発生した。
模擬坑道はかつて実際に石炭が掘られた跡で、国登録有形文化財になっており、夕張観光の目玉施設。
内部は石炭層に覆われ、消防は19日、消火のため坑道を水没させる作業を続けた。
けが人は出ていない。
夕張市教委などによると、模擬坑道は全長186mで深さは約15~20m。
100年以上前に造られた旧北炭夕張炭鉱の坑道を活用し、かつての採炭の様子を再現した展示を見学できる。
現在は冬季休館中で、27日の営業再開に向けて、18日は午後2時から約1時間、作業員1人が坑道内の壁を補強する鉄材の溶接をしていた。
終了後に他の作業員らと博物館の職員が見回りをしたときは異常がなかったという。
出火から12時間以上たっても坑口から黒煙が上がり、消防は19日午後1時から毎分16トンの水を坑道内に入れ続けた。
内部には入れない状況で、消防は石炭層や木の枠が燃えていると見ており、「水をどのタイミングで抜くかなどは、完全に消火できてから判断する」としている。
夕張市は総事業費約7億4000万円をかけて模擬坑道と博物館の建物を全面的に改修し、2018年4月に新装オープンさせたばかり。
内部の被害状況が把握できておらず、営業再開のめどは立っていない。
同市の斎藤理事は、「夕張にとって貴重な観光資源なので残念。他の展示物には被害はなかったので、前を向いて復旧したい」と話した。
出典
『模擬坑道内で火災 けが人なし 北海道・夕張市石炭博物館』
https://mainichi.jp/articles/20190419/k00/00m/040/276000c
4月19日14時48分に毎日新聞からは、火災覚知時の状況などについて、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後11時40分ごろ、模擬坑道内に煙が充満しているのを職員が見つけ、119番した。
警察によると、館内の火災検知システムから職員の携帯電話に火災発生の通知が入った。
18日は午後4時半まで、坑道を補強するための溶接作業を行っていた。
午後5時に職員が館内を見回った際は異常はなかったという。
出典
『夕張の石炭博物館で火災 模擬坑道から煙、けが人なし』
https://mainichi.jp/articles/20190419/k00/00m/040/016000c
4月19日10時51分に朝日新聞からは、木枠に着火後石炭層に燃え移ったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、坑道内の木枠に何らかの原因で着火し、石炭層に燃え移った可能性があるという。
石炭博物館は、夕張市が「炭鉱から観光へ」のスローガンのもと、1980年に開業した。
財政破綻で多くの施設が閉鎖するなかで、同博物館は石炭産業の歴史を伝える施設として資料価値が高いことから、同市が5億円をかけて大規模改修し、昨春、リニューアルオープンしていた。
昨年度の入場者数は目標の1万4000人の2倍を超える約3万2000人で、破綻から再生に向けて、市ににぎわいを取り戻す施設として期待されていた。
出典
『北海道・夕張の石炭博物館で火災 模擬坑道付近が火元か』
https://www.asahi.com/articles/ASM4M2FPFM4MIIPE001.html
4月19日23時49分にNHK北海道からは、やや詳しい作業内容など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
石炭博物館では今シーズンの営業が始まる4月27日に向けて施設内の最終点検が行われていて、18日は、坑道内の天井を支える一部の鋼材に緩みが見つかったことから、その部分を補強するための溶接作業などを行っていたという。
請け負ったのは釧路市内の業者で、19日は5人の作業員が作業にあたり、火種が残っていないかどうかの確認を含めて午後4時半ごろまでにはすべての作業を終え、外に出たという。
出典
『石炭博物館火災 坑道内の作業は』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190419/0009648.html
4月21日5時0分に北海道新聞からは、坑道内には火災報知器がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同本部によると、20日午前8時ごろ、火災が発生した模擬坑道が前日からの注水作業により冠水し、坑道内からの煙は収まった。
ただ、坑口付近のガス濃度は高く、燃焼が続いている懸念もあるため、同本部は2つある坑口の1つに大型の土のうを積み上げて空気の流入を遮断。
もう一方の坑口からは毎分17トンの注水を続け、酸素を絶つ「窒息消火」と水による「冷却消火」の2つの方法で消火作業にあたっている。
同本部は「蓄熱した石炭が再燃する恐れがあるほか、模擬坑道以外の坑道に延焼している可能性がある」と懸念。
冷却の進捗や坑道付近のガス濃度などを慎重に見極めた上で、鎮火の判断をする考えだ。
博物館を所管する夕張市教育委員会は19日、「安全対策に問題はなかった」と説明したが、坑道内に火災報知機がなかったことが覚知の遅れにつながった可能性もある。
出典
『石炭博物館火災、夕張観光に痛手 続く注水、営業再開見通せず』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/298391/
4月24日8時4分にNHK北海道からは、まだ鎮火の目途が立っていないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防が坑道内に大量の水を流し込んで煙などはほぼ収まったが、依然として坑道付近のガスの濃度が高く、火が消し止められたと判断できないとして、今も水の注入が続けられている。
夕張市は、坑道の修復費用に充てるため今月19日からふるさと納税による寄付の募集を始めたが、「消火活動が長期化し、今後の見通しが不透明で、坑道のあり方についても慎重に議論したい」として、23日、ふるさと納税による寄付の受け付けを停止すると発表した。
市によると、22日までに全国から150件以上、金額にして200万円以上の寄付の申し出があったが、今後、原則として全て返金するという。
出典
『石炭博物館火災 寄付の募集停止』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190424/0009777.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。