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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021281236分にYAHOOニュース(RKB毎日放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

8日午前5時半ごろ、佐賀市東佐賀町の葬儀場「Mホール東佐賀」から火がでました。

 

火は、遺体が安置されていた葬儀会場1部屋を中心に焼き、約2時間後に消し止められました。

 

この火事で、50代と60代の男性従業員2人が煙を吸って病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。

 

警察によりますと、出火当時、火元とみられる部屋には誰もおらず、燃え方が激しかった祭壇に安置されていた遺体は、一部焼損したということです。

 

別の部屋に安置されていた2遺体は、家族が運び出したということです。

 

火元とみられる部屋は、祭壇のロウソクと線香の火がついたままの状態になっていて、警察と消防は、これらの火が祭壇に燃え移った可能性もあるとみて、火事の原因を調べています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/1c36ad506e54fc55c8c9a0d945f02fef5373582e

 

 

281859分にNHK佐賀からは、「消火器では消えない」と119番通報があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

8日午前5時半すぎ、佐賀市東佐賀町の葬儀場「Mホール東佐賀」で働くアルバイトの男性から、「祭壇が燃えている。消火器では火が消えない」と、消防に通報がありました。

消防車12台が出て、火はおよそ2時間後に消し止められましたが、葬儀場の建物の一部が焼けました。

警察によりますと、建物の中にいたアルバイトの男性2人が煙を吸って病院に運ばれましたが、けがはなく、命に別状はないということです。

また、建物の中には3体の遺体が安置されていて、このうち2体は、葬儀のために泊まり込んでいた家族などが外に運び出して無事でしたが、1体は、一部が焼けて損傷したということです。

警察や消防によりますと、建物の中の祭壇にはろうそくや線香が供えられていて、その付近が激しく燃えたあとがあるということで、火事の原因を調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20210208/5080008094.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

病院に搬送されたアルバイト従業員2人は、初期消火中に煙を吸ったということかもしれない。

 

 

 

 

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20211261914分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後0時半ごろ、越前町織田にあるH化成福井工場から「溶接作業中にウレタンに火花が移った」と、工場で作業をしていた従業員から消防に通報がありました。


消防車など15台が出て消火活動にあたり、火はおよそ2時間後に消し止められましたが、3棟ある工場のうちの1棟が半焼となり、およそ520平方メートルが焼けました。
ケガをした人はいませんでした。


警察などによりますと、この工場は自動車のシートなどを製造していて、出火当時はベルトコンベヤーの修理のため、従業員2人で溶接作業をしていたということです。


また通報の内容から、溶接作業中に火花がとんだとみられるということで、警察や消防は現場検証を行って火事の詳しい原因などを調べています。

 

 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20210126/3050007042.html

 

 

 

 

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202116110分に産経新聞から下記趣旨の記事が、実験時の写真付きでネット配信されていた。

 

全国の火災を出火原因別にみると「たばこ」がトップで、乾燥する冬場などは特に気をつけたいところ。

 

だが岡山市では少し事情が異なり、ここ3年連続でトップは「たき火」だ。

岡山県が農業が盛んなことが背景にある。

 

こうした状況を受け、同市消防局は初めて啓発動画を作成。


さらに防火教室などでは、もし衣服に火がついたとき、地面に倒れ込み、左右に転がって火を消して-と呼びかけている。

 

【5件に1件】

 

下草についた火が風にあおられ、煙とともに広がる。

火は納屋の壁に見立てた木の板やマネキンの着た衣服にも燃え移った。

 

同市消防局が実際に起きた火災の再現実験を行い、撮影した映像だ。

12月22日、動画投稿サイトのユーチューブで公開を始めた。

 

同市では平成29年~令和元年の3年間、火災原因のトップはたき火。

 

このうち元年は、火災の発生件数200件中、たき火は40件で、5件に1件の割合だった。

 

令和2年も11月末現在で全体の件数162件(速報値)の火災のうち、たき火は37件(同)を占めている。

 

全国の傾向とは違っていて、消防白書によると、平成30年の全国の出火件数3万7981件のうち、出火原因のトップは3414件で、たばこ。

たき火は3095件で、その次だった。

 

岡山でたき火が原因の火災が多いのは、田畑の多さと瀬戸内地方の乾燥した気候によるとみられる。

 

県南部では江戸時代から稲作地帯が形成され、近代の明治38年~昭和38年の長期にわたる児島湾の干拓で水田はさらに拡大した。

 

現在も郊外を中心に田畑が広がっており、草刈りをした後にわらや枯れ草をまとめて燃やすのは、冬場によく見られる光景だ。

 

【ストップ ドロップ アンド ロール】

 

同市消防局によると、失火は高齢の農業従事者が起こす傾向がある。

 

「慣れているのか、中にはたき火をしたまま現場を離れて食事に行ってしまう人もいた」と担当者。

 

いったん燃え広がった火を制御することは難しい。

 

同市消防局では、火元を離れず、水を入れたバケツなど消火の準備を行い、周りに燃えやすいものがないかを確認することを、予防策として求めている。

 

また、すぐに通報ができるよう、たき火をする際は携帯電話を所持しておくことも呼びかけている。

 

一方、この機会に推奨しているのが、衣服に火がついたときの対処法。

 

衣服に火がついたとき、焦って走るとかえって火が広がってしまう上、直立状態だと火が頭に延焼し、頭部や気道をやけどする恐れがある。

 

そこで、地面に倒れ込み、顔を手で覆って左右に転がり、火を地面に押し付けて消すという。

 

1980年代に米国で火災予防教育として始まったとされる「ストップ ドロップ アンド ロール(Stop Drop and Roll)」という手法で、国内でも各自治体で啓発が進んでいる。

 

岡山市では「横文字だと高齢者にはなじみが薄い」として、この名称は使っていないが、地域の防火教室などで手法を奨励。

担当者は「今後、より分かりやすく広報啓発を進めたい」としている。

 

https://www.sankei.com/west/news/210106/wst2101060002-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は岡山市が発信しているユーチューブ映像(5分38秒)

 

実験映像以外、過去のデータでは風速2m程度のおだやかな風の時の事例が一番多かったなど、専門家のインタビュー解説もある。

 

https://www.youtube.com/watch?v=u2GqQARbJlk

 

 

 

 

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20191221日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第5報として掲載します。

第4報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10287/ 

 


(2020年11月6日 修正7 ;追記)

 

202010301017分に沖縄タイムスからは、再発防止検討委員長は文化財の警備を指定管理業務とすることに疑義を呈しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

首里城の防火や管理体制を話し合う県の第三者委員会「首里城火災に係る再発防止検討委員会」の阿波連光委員長(弁護士)は29日までに本紙取材に、「替えが効かない文化財の警備を、今後も効率化やコストダウンを前提とした指定管理業務としていいのか」と述べ、管理体制の抜本的な見直しを議論する必要性に言及した。

 

 

指定管理業務でいいのか

 

同委員会が9月にまとめた中間報告では、火災報知機の発報が遅れ、早期発見に至らなかったと指摘。

 

遠隔警備会社から消防へ通報したため、火災の発生場所など消防が火元へ急行するのに十分な情報が不足し、さらに城郭内に入る門扉が施錠されたままで、放水開始が遅れたと結論付けた。

 

委員らは10月24、25日に姫路城、清水寺などを視察した。

 

兵庫県の姫路市が管理する姫路城では、火災報知機の感知が姫路市消防局へ、感知場所も含めてリアルタイムで共有される。

 

阿波連委員長は、姫路城と比べて「首里城(の警備体制)は消防との連携が相当甘かった」と述べた。

 

姫路城の警備は姫路市の職員が担い、市の管理条例や防火管理規則で管理方法、訓練の回数などを定めている。

 

首里城の場合は、所有者の国から県に管理が移管され、県は指定管理者の財団に管理を委託。

警備は財団が警備会社に委託している。

 

阿波連委員長は、「誰がどこに責任を負うのか不明確だった」と指摘。

もうけが出ない警備や防災も含めて指定管理の体制でいいのか、県で担う方がいいのかどうか、今後の委員会で議論するとした。

 

 

責任を分かりやすく

 

その他、視察した京都市の清水寺は、過去10回の火災で焼失し、約400年前に再建。

長い歴史の中で防災のノウハウが培われ、火災時の門の解錠など詳細な動きが決まっていたという。

 

首里城は、ノウハウが伝承されず「普通のビル管理と同じ発想で管理をしていたのではないか」と推察した。

 

木造建築などで城壁に囲まれた首里城は、もともと燃えやすく消火しにくい。

 

再建に向けて「ハード面では早期発見と初期消火がやりやすい仕組み、ソフト面では責任を分かりやすくすること」を求めた。

 

首里城は「400年、500年先まで残れば、もっとすごい世界遺産となるだろう」と期待。

そのためには、税金で賄う警備や防災費用がかさむ。

 

「自分たちの宝を自分たちで守るという強い気持ちが大切だ」と述べ、県民が一緒に防災を考え、協力する必要性を訴えた。

 

委員会は、視察の結果などを反映させた再発防止の方向性をまとめた最終報告書を来年3月ごろ県へ提出。

県は、21年度から具体的な管理体制の構築に取り組む。

 

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/655778

 

 

10311531分に琉球新報からは、出火原因不明のまま警察も消防も調査を終えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

首里城火災の出火元は電気系統設備が集中していた正殿北東側とみられているが、原因は不明のまま、県警も那覇市消防局も捜査・調査を終えた。

 

原因を解明できなかった理由として、火災が長時間続き、火元とみられる正殿北東が焼き尽くされたからだとされる。

 

県警と市消防は現場で採取した銅線などを検査機関で鑑定したが、有力な物証を得られなかった。

 

県警は正殿周辺の監視カメラ画像を確認したが、放火など人為的な要因は見つけられなかった。

 

結果、火災につながる重大な過失を確認できなかったとし、誰も刑事責任に問えないと判断した。

首里城火災の再発防止策を協議する第三者委員会「首里城火災に係る再発防止検討委員会」(委員長・阿波連光弁護士)は9月、中間報告をまとめた。

報告では、火災当日は深夜までイベントの準備作業が行われていたが、業者らは奉神門や南殿から電源を引いていたので、火災原因の可能性は低いとした。

 

その上で「(正殿北東にあった)配線またはコンセントなどからの出火、あるいは配電盤の老朽化などを原因とする漏電火災が考えられる。電気関係設備が出火原因の可能性は否定できない」と判断した。

報告では再発防止策として、ハード(建築物・設備)とソフト(管理・運用)が密接に連動した、総合的な防止策の検討などを求めた。

 

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1217526.html 

 

 

 

(2021年4月1日 修正8 ;追記)

202133179分に沖縄タイムスからは、城郭の内外で設置者が違うため防災体制が一本化されていなかったなどと指摘した最終報告書が提出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

建築物の構造や施設の管理体制、日常の訓練や関係機関の連携など、さまざまなレベルの問題点が幾重にも重なって火災を拡大させ、正殿などの焼失を防げなかったことが、県の第三者委員会の調査で明らかになった。

首里城火災を受けて設置された再発防止検討委員会(委員長・阿波連光弁護士)は、最終報告書を県に提出した。

問題をややこしくしているのは、首里城公園の場合、城郭内と城郭外では公園の設置者が異なるため、設備が連関していないことだ。

出火当時、首里城公園には警備会社の警備員5人と設備会社の監視員2人の計7人が勤務していた。

警備員と監視員は、城郭内の国営公園にある中央監視室(モニター室)と、城郭外の首里杜館にある中央監視室、防災センターなど、4カ所に配置されていたという。

モニター室と防災センターで火災情報を自動的に伝達する仕組みはなかった。

出火してからしばらくの間、火災に気付かず、仮眠を取っていた監視員もいた。

指揮命令系統が不明確で、警備員および監視員の動きが統率されておらず、城郭内と城郭外の防災設備面の連携が取れていなかった、と報告書は指摘する。

首里城はもともと、建築物の構造上の特性や立地上の制約から、消火活動面で弱点を抱えていた。

短時間で火災が広がった大きな要因はそこにある。

その上に、さまざまなマイナス要因が重なり、延焼拡大を招いてしまったのである。

 

首里城公園は、管理体制も複雑だ。

正殿などのある城郭内の場合、国が県に管理を許可し、県が沖縄美ら島財団に指定管理を任せ、財団が常駐警備会社、遠隔警備会社、設備会社に、それぞれ業務を委託している。

管理体制が複雑で、一元化されていないため、責任の所在もあいまいになりがちだ。

人気のない夜間の消防計画については、施設の整備というハード面だけでなく、要員配置の在り方や教育訓練などソフト面の強化が欠かせない。

この際、県に提案したいのは、最終報告書の中でも触れられているが、防災センターの機能を一元化し、業務全体を統括する責任者を置くことである。

消防に電話連絡するのではなく、火災探知時の情報が自動火災通報装置によって瞬時に消防に届く仕組みが不可欠だ。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/730230

 

3301651分にNHK沖縄からは、仮眠をとっていた監視員は出火後30分ぐらいして火災に気付いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

最終報告によりますと、火災が起きた当時、警備員と監視員、合わせて7人は首里城公園の4か所に配置されていましたが、このうち防災センターの機能がある3か所の間で、火災の情報が相互に自動で伝達されるシステムになっていなかったということです。

この結果、火災の情報が7人の間で速やかに共有されず、出火から30分近くが経過した午前3時ごろまで火災に気づくことなく、仮眠をとっていた監視員がいたとしています。

こうしたことから最終報告では、防災センターの機能を一元化し、防災業務全体を統括する責任者を置くなど、管理体制を見直すよう求めています。

一方、出火原因は不明としながらも、「正殿1階北東側の分電盤につながっていた電気設備、または電気機器のいずれかによるトラブルの可能性が否定できない」と結論づけています。

第三者委員会の委員長を務める阿波連光弁護士は、記者会見で「首里城公園が、もともと国営部分と県営部分に分かれていたことが、すべての始まりで、管理体制をバラバラに構築したのがよくなかった。今後は、一元化した防災センターを整備して、取り組まないといけない」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20210330/5090013653.html 

 

3301923分に時事ドットコムからは、報告書には今後も消失リスクがあると記されているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

「再築しても火災に弱い性格は基本的に同じで、今後も焼失リスクがある」として、再建後も継続して防災設備を強化するよう求める報告書をまとめた。

報告書は首里城正殿について、国内の他の城郭と違い、土壁やしっくいなど防火効果のある素材が使用されていない木造で、一度出火すると燃え広がりやすいと指摘。

「建築基準法や消防法を満たす(消火)設備があっても十分ではない」と強調した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021033001085&g=soc 

 

3301940分にFNN PRIME(沖縄テレビ)からは、警備会社を経由して119番通報されたため消防は詳細情報を得られなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

報告書では、出火元となった正殿内の火災報知器が「熱感知式」であったため、出火を感知するまでに一定の時間を要したことや、119番通報が現場の警備員ではなく警備会社を経由したため「どこから出火しているのか」消防が詳細な情報を得る事が出来なかったと指摘している。

https://www.fnn.jp/articles/-/162666 

 

 

 






 

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201758日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7081/ 

 

 

(2020年11月5日 修正2 ;追記)

 

20201028日付で中国新聞からは、被告の行為と火災に因果関係があったとして有罪判決が下ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

重過失失火と重過失致死傷の罪に問われた元飲食店店長高沢被告(29)=同区=の判決公判が28日、広島地裁であり、冨田敦史裁判長は禁錮3年、執行猶予5年(求刑禁錮4年)の判決を言い渡した。

 

段ボールなどがある所でアルコールスプレーを噴霧し、バーナーで火を放った高沢被告の行為と火災の因果関係の有無が最大の争点。

 

弁護側は因果関係を否定し、無罪を訴えていた。

 

冨田裁判長は判決で、捜査機関の再現実験を検証した専門家の証言に基づき、段ボールに着火する可能性があると認定。

 

午後9時40分前後に高沢被告が駆除行為をした後、炎が立ち上って火災報知器が鳴り、同47分に高沢被告が119番をした点を踏まえ、「被告の行為と火災発生の時間が近く、それ以外に合理的な出火原因は想定できない」と述べ、因果関係を認めた。

 

「客や従業員に死傷の危険を生じさせる可能性があることは容易に予見でき、注意義務違反は著しい」とも指摘。

 

「結果は極めて重大で強く非難されるべきだ」と述べる一方、ビルの防災管理が不十分であった点なども考慮し、執行猶予付きの判決を導いた。

 

判決後、高沢被告は無言で地裁を後にした。
弁護人は控訴する方針を示した。

 

 

【解説】ビル防火 見直し急務

 

6人が死傷した広島市中区流川町の雑居ビル火災を巡る広島地裁判決は、被告の軽率な行為を厳しく非難するとともに、ビルの防火体制の不備が一因になったと指摘した。

 

人が密集する歓楽街では、ひとたび火災が起きると大惨事になる。

いま一度、この火災をどう教訓にするかが問われる。

 

広島県警などによると、6人がいたビル2階のメイドカフェは壁で仕切られた大小の個室が並ぶ複雑な構造だった。

 

地裁判決は、火災当時は2階から地上への避難が難しい状況だったと説明。

 

惨事の要因として「防災訓練が行われず、防災管理が不十分だったことなど、被告に帰することができない事情が一定程度寄与している」と言及した。

 

2001年に東京・歌舞伎町の雑居ビル火災で44人が死亡し、08年には大阪・難波で同様に16人が亡くなった。

 

狭い店内に多数の客と従業員がひしめく「ネオン街」は大火のリスクと隣り合わせだ。

 

流川火災から5年。

火災後の市の調査で、排煙設備がないなど建築基準法に抵触する建物が相次いで確認されたが、その6割は今も改善されていない。

 

歓楽街の防災力をどう引き上げるか。

ビルの所有者やテナント側の取り組みとともに、行政のリーダーシップも欠かせない。

 

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=694188&comment_sub_id=0&category_id=256

 

 

10281947分にFNN PRIME(テレビ新広島)からは、建物の構造上、避難が難しかったことも考慮した判決だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日の判決で広島地裁は、駆除作業と火災の因果関係について認めた。

 

一方で、建物の構造上避難が難しく、防災管理が不十分だったことなどを考慮して、禁錮3年・執行猶予5年の判決を言い渡した。

 

https://www.fnn.jp/articles/-/100951

 

 

(2022年2月23日 修正3 ;追記)

202111191159分にYAHOOニュース(共同通信)からは、メイドカフェの運営会社が火災を起こした店の運営会社に損害賠償を求め提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

メイドカフェの運営会社が19日までに、火災を起こしたビル1階の飲食店の運営会社に約4500万円の損害賠償を求めて提訴した。
10
15日付。

この飲食店の元店長は重過失致死傷罪などで有罪が確定している。  

訴状によると、メイドカフェ側は営業できなくなった上、別の店も撤退し多大な損害が発生したと主張。
亡くなった従業員の遺族への和解金も発生したとしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fb47d9f2b411e1795b27ee33bead56538ba4b3de 

 

2022222180分に産経新聞からは、遺族が火災を起こした男性相手に損害賠償を求めた裁判で支払いを命じる判決が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

メイドカフェ従業員の遺族が、火災を起こしたビル1階の飲食店元店長の男性(31)=重過失失火と重過失致死傷の罪で有罪確定=に損害賠償を求めた訴訟があり、広島地裁は22日、元店長に約2800万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

絹川泰毅裁判長は、元店長がゴキブリ駆除のため、スプレーを噴霧し点火したことで火災が発生したと認定。

ビルは木造2階建てで古く、近くには段ボール箱があり、「火災の発生を容易に予見することができ、重過失があった」と指摘した。

https://www.sankei.com/article/20220222-F6O2R6DR4NNSHNED2HIBWLR63Q/ 

 

(2023年6月14日 修正4 ;追記)

20236121854分に中国放送からは、死傷者の出たカフェ運営会社に対し飲食店運営会社に3600万円の賠償命令が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8年前、広島市の繁華街で3人が死亡するなどした雑居ビルの火事で、従業員などが死傷したメイドカフェの運営会社が、火災を起こした男性が当時勤務していた飲食店の運営会社に損害賠償を求める訴えを起こしていた裁判で、広島地裁は飲食店の運営会社に3600万円の損害賠償を命じる判決を言い渡しました。

元店長の男性は重過失致死傷などの罪で禁錮3年、執行猶予5年の判決が確定しています。

メイドカフェの運営会社は、「ビルが全焼したことで店舗の営業ができなくなったうえ、インターネット掲示板に店への批判的な書き込みをされたことで、近くにあった別の店舗も撤退を余儀なくされた」などとして、元店長が働く飲食店の運営会社に対しておよそ4500万円の損害賠償を求めていました。

広島地裁の大浜寿美裁判長は、「火災によってビルが全焼したことで、店舗の営業をあきらめざるを得なくなり、損害が生じた」と認定。メイドカフェの1年分の利益にあたる2400万円と、弁護士費用など合わせて3600万円の支払いを命じました。

一方で、「別の店舗が営業停止になった主たる原因は不特定の第三者によるインターネットへの書き込みであり、飲食店の運営会社がこれを予見することは不可能」として、火災と、別の店舗が撤退したことの因果関係は認めませんでした。

https://iraw.rcc.jp/topics/articles/13994

 

 

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20201021214分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午後5時前、延岡市の半導体集積回路の工場「旭化成マイクロシステム」で「4階から煙が上がっている」と会社から消防に通報がありました。

消防はおよそ70人が24時間態勢で消火活動にあたっていますが、丸1日以上たった現在も消火のめどはたっておらず、活動は難航しています。

消防によりますと21日朝、4階で消火活動にあたっていた消防隊員数人が、「顔がひりひりする」などの違和感を訴えたということです。

消防では、何らかの有害な物質が発生している可能性があるとして、一時、工場の内部での消火活動を休止しました。

昼すぎからは安全を確保して活動を再開しましたが、出火したとみられる4階にはいまだに煙が充満していて、火元が特定できていないということです。

旭化成延岡支社によりますと、この火事では、工場の従業員およそ400人は避難して無事で、けが人は出ていません。
また、小規模の爆発が生じる可能性はあるものの、工場の外に影響を及ぼす危険はないとしています。

工場周辺では、異臭が発生していますが、会社によりますと、電気ケーブルを覆う際などに使われる塩化ビニールが燃えて発生した塩化水素とみられ、数か所の地点で調査して人体に影響がない濃度であることを確認したということです。

一方、延岡市では、避難を希望する人のために21日午後、市役所2階の講堂に避難所を開設しました。

 

 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20201021/5060007700.html

 

 

1024日付で宮崎日日新聞からは、24日昼に鎮火が確認されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

延岡市中川原町5丁目の旭化成の関連会社「旭化成マイクロシステム」延岡事業所で20日に発生した火災は、24日午後0時25分、火が完全に消える「鎮火」が確認された。

 

火元とみられる場所の温度が上昇せず、火の気や煙もないことから延岡市消防本部が判断した。

 

https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_48366.html 

 

 

10241630分にNHK宮崎からは、爆発の恐れのある物質の存在を火災翌日まで公表していなかった、集積回路製造場所付近で火柱が上がっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

工場の3階には爆発のおそれのある物質が保管されていましたが、会社側は火災発生の翌日の夜まで、この事実を公表していませんでした。

これについて、24日、初めて会見した旭化成延岡支社の濱井支社長は、「火災が起きた場所と、爆発物の保管場所は防火壁で区切られているため、大丈夫だと思っていた」と釈明したうえで、今後、情報提供のあり方を見直す考えを示しました。

火災の原因はまだ分かっていませんが、従業員が集積回路を製造する場所の付近で、火柱が上がっているのを見ているということで、警察と消防は今後、現場検証を行って詳しく調べることにしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20201024/5060007723.html

 

 

 

(2020年11月17日 修正1 ;追記)

 

20201110日付で宮崎日日新聞からは、酸性の水が建物内にたまっていて、まだ現場検証ができない状況だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

火災で建物内に酸性の水がたまり、火元とされる4階の現場検証ができないことが9日、関係者への取材で分かった。

 

延岡署は同日、市消防本部と合同で建物2階の現場検証を実施。

水の排出に時間を要しており、4階の検証は早くても今月下旬になる見込み。

 

県警は業務上失火容疑に当たるかどうかや火元や出火原因について慎重に調べている。

 

https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_48768.html 

 

 

 

(2021年1月19日 修正2 ;追記)

 

2021118203分にNHK宮崎からは、ようやく現場検証ができる状態になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「旭化成マイクロシステム」の火災では、鎮火に丸4日近くかかったほか、火元とみられる4階部分では、塩化水素が溶けたとみられる酸性の液体がたまるなどして現場検証が行えずにいました。

液体を取り除く作業が進められるなどした結果、安全が確保できたとして、18日午前から現場検証が行われました。

午前10時前には防護服とマスクを身につけた警察と消防など10人余りが、工場の中に入っていく様子が確認できました。

警察や消防によりますと、この日は初めて3階部分に入り、内部の焼け方や損傷などを調べたということです。

また、火元とみられる4階は、現場検証は行わなかったものの、床の一部が抜け落ちていたほか、天井が崩れるなどの損傷も確認できたということです。

警察と消防は19日も午前から工場内に入り、現場検証を行う予定で、引き続き詳しい出火原因を調べることにしています。

火災の発生から3か月で、ようやく現場検証が始まりましたが、捜査の難航も予想されます。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20210118/5060008413.html

 

 

 

(2021年9月15日 修正3 ;追記)

20219141642分にNHK宮崎からは、出火原因は不明だったがケーブル端子の接触不良などが原因だったと推定されるとする会社側の報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

会社側は14日、調査報告書を公表しました。

それによりますと、工場内の損傷が激しく、はっきりとした出火原因は不明だとしたうえで、従業員の目撃証言や工場内の温度変化のデータを分析した結果、小さなほこりなどが入るのを防ぐ4階のクリーンルームが火元で、「ウエハー」と呼ばれる半導体の材料の製造装置から出火したと推定されるとしています。

また、同じタイプの装置を使って検証を行った結果、装置のケーブル端子の接触不良などによって出火し、燃え広がった可能性があるとしています。

会社は、消防法などの法令に基づいて防火対策や点検などを実施していたとしていますが、今後はクリーンルームに監視カメラを設置し、製造装置の部材を燃えにくいものに変えるなどして、再発防止に努める方針です。

一方、警察は現在も火災の原因について捜査を続けています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20210914/5060010594.html

 

9141854分にYAHOOニュース(宮崎放送)からは、今後、グループ全体のクリーンルーム対象に早期火災検知システムの最適化などに取り組むなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

旭化成の調査報告書によりますと、出火元は、複数の目撃証言や温度データの分析などから、4階クリーンルーム内の半導体ウエハ製造設備であるチタン除去装置と推定。

また、出火の原因は、電気的な要因によるものと推定され、この装置内のケーブル端子部の接触不良、または一部の断線による発火が考えられるとしています。

旭化成は、グループ全体のクリーンルームを対象に、電気保安点検の最適化や、早期火災検知システムの最適化など、再発防止対策に取り組むことにしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b695550dce5811d8b1416ad90a90b33187b84c28

 

※以下はHPに掲載されている報告書。

https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2021/ip4ep30000003ale-att/ze210914_02.pdf

 

 (2022年4月14日 修正4 ;追記)

20224111755分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、会社は工場再建を断念する方針など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

旭化成の工藤社長は11日に開いた記者会見で、202010月の火災で稼働が停止している宮崎県延岡市の半導体工場について、「火災前の工場をそのままの形で立ち上げるのは難しい」と述べ、再建を断念する方針を表明した。

今後の復旧は「敷地の近くか工場の跡で、半導体関係や他の素材を作ることは十分あり得る」として、建屋や敷地の活用策の検討を進める考えを示した。

質疑で半導体工場について問われた工藤氏は、工場はがれきの撤去作業を続けており、「非常に慎重に進めていて、もう少し時間がかかる」と説明。

工場では自動車や音響メーカー向けの高密度集積回路(LSI)を生産していたが、現在は国内外の他メーカーで代替生産しているという。  

延岡市内の旭化成グループの工場では、火災や事故が相次いでいる。

9日に起きた化学繊維のベンベルグの工場火災について、工藤氏は「近隣の皆さんに非常にご心配やご迷惑をかけた」と陳謝した。

3月にはグループ会社の火薬工場の爆発事故で社員1人が亡くなっており、「どこまで職場全体に危機感も含めて浸透しているかどうか、見直す必要がある」と語り、原因究明に取り組む考えを示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/59fe14ad6057fb2902232dcf57721b4c046fc672 

 

 

 

 

 

 

 

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2020101070分にYAHOOニュース(佐賀新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

九州電力玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)で9月下旬に発生した仮設ケーブル火災の原因について九電は9日、佐賀県庁などを訪れ、人為的なミスで容量を超える電流が仮設ケーブルに流れたためと説明し、謝罪した。

 

九電の豊嶋取締役常務執行役員は報道陣に対し、「コミュニケーション不足だった」との認識を示した。

 

火災は9月24日に発生した。

九電によると、仮設ケーブルは当初、3号機の定期検査に伴って使用する仮設プレハブだけに給電する計画だった。

 

しかし、新たに2台の換気用ファンを接続するように計画を変更した際、仮設ケーブルを取り換えておらず、容量を上回る電流が流れて発火した。

 

仮設電源盤を管理する責任者は、取り換えの必要性を認識していたが、連絡をしていなかった。

 

県庁を訪れた豊嶋取締役常務執行役員は小林万里子副知事に報告書を手渡し、「徹底した原因究明と対策を取りまとめた」と述べた。

 

小林副知事は玄海原発で火災などが過去2年で5件続いていることに触れ、「小さなトラブルが頻発している印象。重く真摯(しんし)に受け止めて」と述べ、近く視察する考えを示した。

 

電は再発防止策として、管理職による現場の作業点検の頻度を増やすなど体制を強化し、今後は文書で連絡のやり取りを行う。

 

玄海町、唐津市、伊万里市にも説明した。

 

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/585491

 

 

109日付で九州電力HPに、コミュニケーション不足の具体的な状況が、下記趣旨でプレスリリースされていた。

 

(別紙1 3ページ)

 

〇当初は、仮設プレハブ(電流容量10A[アンペア])のみへ給電する計画であったため、仮設電源盤に許容電流が44A1次側仮設ケーブルを選定した。

 

〇仮設電源盤に換気用ファン(電流容量41A×2台)を追加接続するように計画を変更した際に、仮設電源盤の取扱責任者は1次側仮設ケーブルを変更する必要があると認識していたものの、後回しにした

 

〇その後、仮設電源盤に換気用ファン2台を接続したことが、接続作業責任者から仮設電源盤の取扱責任者へ伝わらないまま、換気用ファン2台が起動され、ケーブルの許容電流である44Aを超える電流92Aが流れたため、ケーブルが発火し焼損した。

 

http://www.kyuden.co.jp/press_201009b-1.html

 

 

 

 

※キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー



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2020109138分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、炎上するマンションの写真付きでネット配信されていた。

 

韓国南東部・蔚山(ウルサン)の33階建ての高層ビルで8日午後11時すぎ、火災が発生した。

 

韓国メディアによると、火は外壁を伝って瞬時に燃え広がり、ビルのマンション部分や近隣の住民ら数百人が避難した。

 

煙を吸った約90人が病院に搬送されたが、いずれも軽傷。

消防の捜索で、死者は確認されていない。

 

火は商業施設も入る複合ビル全体を包むように燃え広がった。

はしご車も出動したが、高さが届かず消火は難航した。

数十人が屋上に避難し、救出された。

強風にあおられ、隣接する商業施設の屋上部分に延焼した。

ビルの火災は約2時間後におおむね鎮火した。

 

聯合ニュースによると、14階にいた50代の住民は「窓ガラスが(火災で)バリバリと割れる音がし、リビングと寝室に火が燃え広がった」と説明。

消火器を使いながら避難した。

はだしで逃げ出した住民もいた。

 

瞬時に火災の規模が拡大したのは、外壁の断熱材パネルに用いられていた可燃性の接着剤が原因とみられている。

 

火災で有毒ガスも発生した。

 

12階にあったエアコンの室外機が火元とみられており、消防や警察が調べている。

 

ビルは2009年に完工し、約130世帯が入居していた。

 

蔚山は韓国南東部にある人口約115万人の主要都市。

南部・釜山を経由して観光に訪れる日本人も多い。

 

(共同)

 

https://mainichi.jp/articles/20201009/k00/00m/030/095000c

 

 

1091615分に聯合ニュースからは、外壁のパネルは樹脂製の防振材を化学品で着色したアルミ板で挟んだものだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

韓国南東部・蔚山の複合高層ビルで8日深夜に発生した大規模な火災は、発生から15時間半以上たった9日午後に完全な鎮火が確認された。

 

煙を吸い込むなどして住民ら93人が病院に搬送され、うち3人が重傷を負ったものの、死者はなかった。

 

現場はマンション(127世帯)と商業施設が入るビルで、地下2階、地上33階建て。約380人が暮らしていた。

 

蔚山では8日午前7時から強風注意報が発令されており、火は強風にあおられて、建物全体に広がった。

 

火災発生後、近隣の住民を含め数百人が避難するなど現場は混乱を極めた。

15階、28階、屋上に設置された避難場所に逃げ込んだ住民77人は無事救助された。

消防隊員930人を含む約1000人が消火にあたり、この日朝にはヘリコプターも投じられた。

 

消防当局によると、建物の外壁には防振材などをアルミニウム板で挟んだパネルが使われていたという。

 

防振材に使われる樹脂が可燃性であることに加え、アルミニウム板を化学製品で着色していたため、一気に燃え広がった可能性がある。

 

蔚山地方警察庁は約40人で構成された捜査チームを設置し、火災の原因などを調べる方針だ。

 

https://jp.yna.co.kr/view/AJP20201009001700882?section=society-culture/index 

 

  

1091030分にニューズウイーク日本版からは、外壁パネル内で炎が飛び火しているため鎮火まで時間がかかっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

火災は8日午後117分に12階バルコニーで発生し、通報を受けた消防当局が午後1120分、現場に到着して鎮火に乗り出したが、火の手が瞬間秒速15mの強い風に乗って外壁に沿って延焼、一瞬に33階まで広がったという。

 

大きな炎は約2時間ほどで消し止められたが、その後もマンション外壁パネル内で炎が飛び火し、完全鎮火するまで時間がかかっているという。

 

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/10/3388.php

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

高層ビルが瞬時に燃え上がった事例としては、2017年ロンドン事例が記憶に新しい。

あの事例も、美観重視で外壁に樹脂などが使われていた。

 

詳細は下記記事参照。

『[番外] 2017614日 英国ロンドンの24階建て公営住宅で火災が発生し15分程度で建物炎上、低コストで見栄えを良くしようと外壁に燃えやすい材料を使っていた』

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7259/

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7258/

 

 

 

 

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2020852253分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

5日午後3時ごろ、愛知県一宮市にある繊維加工会社「O繊工」の工場で、「倉庫の外にあったパレット(荷物を載せる台)が燃えて、倉庫に燃え移りそうだ」と、目撃した男性従業員から119番があった。

 

県警一宮署によると、鉄骨3階建ての工場兼倉庫を全焼した。

 

現場付近では工場から出た煙が立ちこめ、焦げ臭いにおいが充満した。

近所に住む50代女性は、「帰宅途中で黒い煙を見た。あっという間に建物全体に炎が燃え広がった」と話した。

 

同署によると、倉庫の外にあったパレットや段ボールから燃え広がったとの情報がある。

 

工場は稼働中で50人の従業員がいたが、外に逃げてけが人はいなかった。

 

現場はJR東海道線木曽川駅から東に約16キロの住宅や田んぼが混在する地域。

 

(共同)

 

https://mainichi.jp/articles/20200805/k00/00m/040/240000c アカスミ

 

 

811日付でCBCニュースからは、中学生2人が噴射した殺虫剤に火をつけハチの巣を駆除していた火が燃え移ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

8月5日、愛知県一宮市の繊維加工工場「O繊工」で、工場と倉庫合わせて約3400平方メートルが燃えました。  

けが人は、いませんでした。  

 

火が出たのは午後3時ごろで、火元とみられる場所付近で、一宮市内に住む中学1年生の男子生徒2人が目撃されていました。  

 

捜査関係者によりますと、男子生徒2人が、ハチの巣を駆除しようと噴射した殺虫剤に火をつけていたところ、その火が工場に燃え移ったとみられることがわかりました。  

 

2人は、火遊びをしたことについて認めていて、関係者によりますと、殺虫剤に火をつける動画を見て真似をした可能性もあるということです。  

 

警察は近く、2人を失火の非行内容で、児童相談所に通告する方針です。

 

https://www.youtube.com/watch?v=3--ltZKXKlE

 

 

8111148分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、あきらめるしかないが悔しいという社長談話など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

捜査関係者によりますと、市内に住む12歳と13歳の中学1年の男子生徒2人が、出火に関与したとみられることが新たにわかりました。  

 

工場のパレットにできた蜂の巣を駆除しようと噴射した殺虫剤に火を付け、火炎放射器のように使用したところ、工場に燃え広がったとみられ、

 

調べに対し、2人は行為を認めているということです。

 

O繊工の社長: 「火炎放射器を作ってと聞いています。子供たちがやったことなんで、まあ諦めるしかないんですけど…正直悔しいですね」  

 

14歳未満の少年は刑事責任を問われないため、警察は近く、失火の非行内容で少年2人を児童相談所に通告する方針です。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/b8fc4f2bebf7e12aedbc562a1e3e468e72fdd5a0 

 

 

8112341分に中日新聞からは、2人は親と一緒に工場に謝りに来たなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

関係者によると、市内に住む中学1年の男子2人は、敷地内のパレットにできた蜂の巣を駆除しようと、殺虫剤を噴射して火を付け、火炎放射器のように使ったという。

その後、パレットに引火し、工場に燃え広がった。

 

同社社長(44)によると、火事の後、2人は親を伴って謝罪に訪れ「自宅から殺虫剤を持ってきて興味本位でやってしまった」と謝罪した。

 

社長は取材に「子どもがやったことなので仕方がないが、悔しい。今は復旧に向けて一丸となりやっていくしかない」と語った。

 

一宮署は失火容疑で捜査しているが、14歳未満は刑事責任を問えないため、今後、児童相談所に通告するとみられる。

 

一宮市消防本部によると、殺虫剤に限らず家庭用のスプレー缶には、可燃性の液化石油ガス(LPG)などの噴射剤が入っており、炎や火気の近くで使ってはならない。

 

予防課の担当者は「取り扱いを誤ると事故になる」と注意を促す。

 

https://www.chunichi.co.jp/article/103281

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

グーグルアースで調べたところ、どこが火元かは不明だが、道路に面した場所にパレットなどが積まれていた模様。

ともあれ、そのような場所にハチの巣があると作業に支障が出るような気もするのだが・・・。

 

 

 

 

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20207161835分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後2時半ごろ、堺市北区百舌鳥赤畑町のアルミ加工工場「H軽金属」から、煙が出ていると通行人から消防に通報がありました。


火は近隣の住宅3棟に燃え広がり、2時間半後にほぼ消し止められましたが、消防によりますと、消火活動中の40代の男性消防隊員が崩れてきた建物の下敷きになりました。


隊員は病院に運ばれましたが、消防によりますと意識不明の状態だということです。


ほかに、けが人はいませんでした。


警察によりますと、工場の責任者の男性は「バーナーでアルミを温めて溶かそうとしたところ火が出た」などと説明しているということで、警察と消防で火事の原因を詳しく調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200716/2000032448.html

 

 

7161853分に産経新聞からは、アルミを熱していたら火を噴いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後2時25分ごろ、堺市北区百舌鳥(もず)赤畑町の金属加工会社の工場で「煙が出ている」と119番があった。

 

堺市消防局によると、消火活動にあたっていた40代の男性消防隊員が崩れてきた建物の下敷きとなり、病院に搬送されたが、意識不明の重体。

 

大阪府警北堺署などによると、火は約2時間半後にほぼ消し止められたが、木造平屋の工場約43平方メートルが全焼。

隣接する民家などにも延焼した。

 

出火当時、工場内で1人で作業していた男性経営者(64)は「アルミをバーナーで熱していたら火を噴いた」と話しているといい、同署などが詳しい出火原因や当時の状況を調べている。

 

男性経営者にけがはなかった。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200716/afr2007160024-n1.html

 

 

7161851分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、アルミの炉に火が入って噴出し近くの灯油に引火したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後、堺市北区の金属工場で火事がありました。

男性消防士が崩落した屋根の下敷きになり、意識不明の重体です。

 

(視聴者撮影映像)

火災現場付近で午後2時40分ごろに撮影された映像です。

白い煙が高くあがり、周りを飲み込んでいるのがわかります。

 

午後2時半ごろ、堺市北区百舌鳥赤畑町にある金属工場から火が出ているのを、付近を通った人が見つけ消防に通報しました。

 

消防によると工場内のアルミの炉に火が入って噴出し、近くにあった灯油に引火したということです。

 

【目撃した人】

「火が建物をなめるように出ていた。黒煙がものすごくて道路上全部黒煙だらけ」

 

消防隊員合わせて94人が消火活動に当たりましたが、建物の一部が崩落し、男性消防士が下敷きになり、意識不明の重体です。

 

警察によると、金属工場に隣接する住宅3軒にも延焼し、現在火はほぼ消し止められています。

ほかにけがをした人は確認されていません。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/95a27ed2c60d4982f2455314ad84e838a08ad482

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の2コマ。

 



 

 

 

 

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2020751630分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午前1時半過ぎ、吉田町川尻にある日用品メーカー「Ⅼ社静岡第二工場」の敷地内にある倉庫で火が出たと警備会社から消防に通報がありました。


消防や警察によりますと、現場に駆けつけた静岡市消防局の吉田消防署の52歳の指揮隊員と45歳と38歳の救助隊員、それに牧之原警察署の警察官1人の男性あわせて4人が、様子を調べに中に入りましたが、いずれも連絡がとれなくなっているということです。


消防によりますと3人の隊員は、午前2時ごろに防火服や防火帽を身に着けて中に入りましたが、その後、煙が立ちこめて姿が見えなくなり、無線にも応答がない状態が続いているということです。


倉庫は、延べ床面積がおよそ7000平方メートルの2階建てで、スポンジや重曹などが保管されていて、消防はホースで水をかけながら4人を捜していますが、煙が出続けているうえ、中が高温になっていて、捜索が難航しています。


東京都内にあるⅬ社本社によりますと、火事があった工場では、ふだん、重曹などの原材料を袋詰めする作業を行っているということですが、当時は稼働しておらず、中に人はいなかったということです。


会社では、「自然発火するようなものは保管していないが、詳しい状況は調査中で、原因はまだ分からない」としています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200705/3030007536.html

 

 

75180分に産経新聞からは、4人は当初は燃え方が激しくなかったので中の様子を見に入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

火災は5日午前1時35分ごろに発生。

 

当初は燃え方が激しくなかったため、4人は中の様子を見に入ったが、同2時15分ごろから連絡が取れなくなっていた。

 

その後、濃い煙と高温のため、外部から入れない状態となったという。

 

この火事ではそのほか、消火活動中に吉田消防署の消防隊員2人が軽いやけどを負った。

 

また、近所の住民が消火活動中のホースによって転倒し、軽いけがをしたという。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200705/afr2007050024-n1.html

 

 

752056分に読売新聞からは、4人が中に入った後、爆発が起きた、内部はシャッターで区切られていたため消火は難航したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4人は警備会社からの通報を受け、午前2時頃に倉庫内に入ったが、15分ほど経過したところで連絡が取れなくなった。

 

当初は火が見えなかったが、その後、爆発音と共に大量の煙が出たといい、4人が巻き込まれたとみられるという。

 

倉庫は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積約7000平方メートル。

 

内部がシャッターで区切られており、放水が直接できなかったことなどから消火活動は難航、同日午後5時20分頃に鎮圧した。

 

Ⅼ社によると、倉庫には洗剤の材料となる重曹などを保管していたという。

 

2018年7月に原材料が周囲の熱で発火したとみられる火災があったが、現在は発火する可能性のあるものは置いていないという。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200705-OYT1T50046/ 

 

 

752130分に産経新聞からは、4人は指揮隊員の判断で屋内に入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同日夜の市長記者会見に同席した市消防局幹部の説明によると、5日未明、消防隊員らが119番通報を受けて現場に到着した際、倉庫の入り口から出火や煙を確認できなかった。

 

このため、火の元を確認しようと、吉田消防署所属の指揮隊員の判断で屋内に入った。

 

その後、爆発に伴うとみられる黒煙が突然噴出し、消防隊員らは逃げ遅れたという。

 

市消防局側は倉庫火災の対応マニュアルに沿って訓練してきたといい、海野・市消防局長は倉庫内に入った判断について、現時点で「適正だった」と語った。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200705/afr2007050030-n1.html 

 

 

76646分に静岡新聞からは、4人とは爆発が起きた後も10分ほど無線でやりとりしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同日午後4時ごろ、建物2階で4人の遺体が発見された。

 

市消防局などによると、消防隊の到着時、建物は白煙が上がっている程度だった。

4人は火災の状況を確認するため建物内に入った。

 

午前2時5分すぎ、爆発音と爆風があり、大量の煙が発生。

4人は建物内に取り残された。

 

10分ほど無線でのやり取りがあった後、連絡が途絶えた。

 

火勢が爆発的に大きくなる「バックドラフト」または「フラッシュオーバー」という現象が起きた可能性があるという。


県警地域課は記者会見で、「火の確認はできなかったため、(工場内)で出火元の確認をしていた。急激に状況が変化したと思われる」と説明した。

5日午後5時半ごろに火勢はほぼ収まったが、午後9時現在も消火活動が続いている。

 

https://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/783137.html 

 

 

771914分にNHK静岡からは、倉庫内に入った当時の様子など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「Ⅼ社」は7日、静岡市内で会見を開き、謝罪しました。

会見で会長は、倉庫では、スポンジや重曹などの原材料を貯蔵していて、一部に工場が設けられ機械で粉洗剤の原料を調合し、袋詰めにする作業が行われ、火が出る9時間ほど前まで稼働していましたが、出火当時は人はいなかったと説明しました。


その後、火災報知器が作動して防火シャッターが下りて、工場と倉庫の部分が隔てられ、消防と警察は、倉庫の部分で活動していた時に巻き込まれたとみられるということです。

※以下は音声情報。

 

現場1階は倉庫と袋詰め作業をする工場に分かれていた。

 

最初に警備員が到着し、図の下側の入り口から倉庫内に入った。

そこでは薄く白い煙が漂い、防火シャッターが閉まっていくのを見た。

 

その後、消防と警察が同じ入り口から入った。

火災かどうかを確かめるため、倉庫1階と、そこから階段を上がって2階部分を点検した。

 

会社の担当者も駆け付け、防火シャッターを開けるよう頼まれたが、開け方が分からず、午前2時4分、爆発音が聞こえる3分前に図の右下にある避難口を開けることにした。

 



 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200707/3030007582.html 

 

 

771952分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

会見に同席した工場の男性従業員が、工場1階から突然、爆発音とともに大量の煙が発生した当時の状況を明らかにした。

 

同社によると、2階建ての工場の1階は家庭用洗剤などを袋詰めする工場と、洗濯槽洗剤などの原料や商品を保管する倉庫に分かれている。

 

警報を受けて駆け付けた警備会社員が5日午前1時半ごろ、工場と倉庫を隔てる防火シャッターが閉まり始める中、「向こう(工場側)から煙が来るので慌てて逃げた」と証言している。

 

警備会社から連絡を受けた工場の男性従業員は午前2時2分に到着。

 

消防隊員からシャッターを開けるよう求められたが、開け方が分からず、代わりに屋外から工場の避難口を開けようとした際、工場内からバチバチという異音が聞こえ、熱気も感じた。

 

危険を察知して避難口を離れた直後、「バーン」という爆発音とともに大量の煙が噴き出し、燃え広がった。

 

男性従業員は倉庫1階側から消防隊員が退避する様子を目撃した。

 

だが、火元を確認するため、2階に上がった警察官1人と消防隊員とされる3人は退避できなかったとみられ、遺体で見つかった。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200707/afr2007070045-n1.html

 

 

771925分に読売新聞からは、遺体は階段から離れた場所で見つかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

延焼防止のための重量シャッターが下りて外部から火の状況が確認できなかったことから、消防署員ら4人が内部の様子を調べに倉庫内に入ったとみられることが、捜査関係者への取材でわかった。

 

4人が2階に行った後に1階で爆発的な炎が発生し、黒煙で視界を失って逃げられなくなった可能性があるという。

 

4人とみられる遺体は消防によって5日夕に発見された。

1階への階段から離れた場所で、逃げ道を見失った可能性がある。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200707-OYT1T50139/

 

 

(2/2へ続く)

 

 

 

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(1/2から続く)

 

7111921分にNHK静岡からは、火災直前の倉庫内の映像が公開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

会社は11日、倉庫の2階に設置されていた防犯カメラの当時の映像を公開しました。


映像には、火災報知機が作動してから30分近くたった、午前1時43分ごろからの様子が記録されていて、警報音が鳴る中、煙が立ちこめる様子が映っています。


そして、爆発が起きたと見られる時間のおよそ3分前、午前2時4分ごろには、煙が充満する倉庫内をライトで照らしながら歩く人影が確認できます。


会社によりますと、このあとの映像はサーバーに記録されていなかったとしていて、確認できた映像はすべて警察に提出しているということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200711/3030007649.html 

 





 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ブログ者は現役時代、電気室火災対応方法をマニュアル化すべく、「室内にうっすら煙がある程度なら、内部に入って状況確認」などの案を持って東京消防庁まで相談に行ったことがある。

 

その際、応対してくれた方から「煙を甘く見てはいけない。我々のようなプロですら、煙に巻かれて死亡することがある」と言われた。

 

その時は、立場上、そう言わなければならないだけで、現実味は薄いのだろうなあ、程度にしか思わなかったが、それでも当該記述はアドバイス通りに削除した・・・そんなことがあったことを過去にも本ブログで書いたことがあるが、今回、その言葉の意味を痛烈に感じた。

 

 

 

(2020年8月6日 修正1 ;追記)

 

202086日付で毎日新聞東京版からは、4人は脱出用ロープを持たずに中に入った、2人は空気呼吸器を装着していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

捜査関係者らによると、出動した消防隊員らへの聞き取りなどで、4人は緊急脱出用のロープを身に着けず中に入ったことが判明した。

 

消火用ホースは携えていたが、2階へは持って行かず、消防隊員1人と警察官は、一酸化炭素中毒を防ぐ空気呼吸器も装着していなかった。

 

市が定める倉庫火災消火活動要領では、防火衣や耐熱服、空気呼吸器を完全着装し、確保ロープを設定させ、2人以上を1組とすることなどを基本行動と定めている。

 

市消防局幹部は、「4人の行動は、プロとして安全と判断できる状況があったからだ」との見方を示す。

 

東京理科大研究推進機構総合研究院の関沢愛教授(建築防災学)は、「現場では、濃い煙で逃げる方向が分からなくなることが最も怖い。ロープやホースが脱出の頼りになるはずだ」と語る。

 

坂口隆夫・市民防災研究所理事は、「倉庫火災は万全の対策を講じない限り、進入しないことが原則。活動要領が生かされなかった理由を検証すべきだ」と話している。

 

https://mainichi.jp/articles/20200806/ddm/041/040/100000c




(2020年8月28日 修正2 ;追記)

 

20208272010分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、1階にいた隊員が爆発の予兆を1分前に見つけ、拡声器で緊急避難を呼びかけていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

爆発的な延焼は、建物1階の南側で起きたとみられています。

 

当時、隊員たちは鉄骨2階建ての建物の2階部分で出火元を探していましたが、1階南側での爆発により、黒煙が建物全体に流れ込み、逃げ遅れたとみられています。

 

爆発は予見できなかったのか。

 

その後のSBSの取材で、別の隊員が直前にその異変に気付いていたことがわかりました。

 

建物1階北側で放水の準備をしていた別の隊員が、爆発の1分ほど前に南側とを区切る防火シャッターの下から薄い灰色の煙が立ち上がってきたことを確認していたということです。

 

隊員は危険性があると判断し、拡声器を使い「緊急避難」を呼びかけましたが、2階にいた隊員たちに声が届いていたのかはわかっていません。  

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/d37597ce0b016be36c6174a5c6056bf4adc46f81 

 

 

 


 

 

 

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202061750分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。

 

16日午後1時25分ごろ、横浜市中区の横浜港大さん橋に着岸中のクルーズ船「飛鳥Ⅱ」(約5万トン)から「最上部で火災が発生した」と第3管区海上保安本部に無線で通報があった。

 

市消防局の消防車両約30台が消火活動に当たり、約3時間半後に鎮火した。

 

当時、乗客はおらず、乗組員153人がいたが、けが人はなかった。

乗組員は整備作業に従事していたという。

県警などが出火原因を調べる。

 

所有する郵船クルーズ(横浜市西区)や市によると、火元は最上階の12階にある資材庫内で、約50平方メートルを焼いた。

資材庫には、シーツやカーペットなどが保管されていたという。

 

国の運輸安全委員会は17日以降、船舶事故調査官3人を派遣し、火災の調査に当たる。

飛鳥Ⅱは、2006年2月に就航。

全長241メートル、全幅約30メートルで、436の客室を備える国内最大のクルーズ船。

 

横浜港を母港にしており、4月1日に帰港し、大さん橋に着岸していた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今後の運航は未定になっている。

 

現場では黒煙が上がり、多くの消防車両が駆け付け、一時、騒然となった。

横浜海上保安部の巡視艇など5隻も現場海域の警戒に当たった。

消火活動を見守った男性(46)は、「飛鳥Ⅱは横浜市民に最も愛されているクルーズ船。コロナ禍から立ち直りつつある中で、火災はショックだ」と不安そうに話した。

 

https://www.kanaloco.jp/article/entry-382696.html

 

 

620625分にNHK NEWS WEBからは、溶接の熱が伝わって資材置き場の鉄の壁が高温になったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日、国の運輸安全委員会の船舶事故調査官3人が初めて現場に入って詳しく調べた結果、当時、近くでは1500度を超える高温になるバーナーを使って溶接作業が行われていたことが分かったということです。

これまでの調べでは、溶接で出た火の粉が原因の可能性もあるとみられていましたが、事故調査官によりますと、現場の構造などから溶接の熱が伝わって資材置き場の鉄の壁が高温になり、資材置き場の中にあった物から発火した可能性が高いということです。

火が出たとみられる壁際の燃えかたが最も激しかったということで、運輸安全委員会は引き続き原因を調べることにしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200620/k10012477801000.html

 

 

6192014分に産経新聞からは、通気管の中で溶接作業が行われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「飛鳥II」の資材庫が焼けた火災は、資材庫周辺の溶接作業で発生した1500度を超える高温が伝わり、出火した可能性が高いことが19日、分かった。

 

船内を調査した運輸安全委員会の船舶事故調査官が明らかにした。

 

愛甲主管調査官によると、溶接作業が行われていたのは通気管の中で、資材庫と隔てる鉄板に目立った隙間や穴はなかった。

 

溶接作業の熱が鉄板を通じて資材庫内のシーツやカーペットに伝わり、発火したとみられる。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200619/afr2006190031-n1.html 

 

 

 (2021年7月29日 修正1 ;追記)

20217291057分に読売新聞からは、運輸安全委から報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

運輸安全委員会は29日、修繕で床板を切断した際の熱が原因の可能性が高いとする調査報告書を公表した。

作業時の安全確認も不十分だったとし、運航する「郵船クルーズ」(横浜市)に安全教育の実施などを求めた。

報告書によると、火災は昨年6月16日午後1時過ぎ、同船最上階の倉庫で発生。
壁(厚さ約7ミリ)や家具補修用の布などを焼いた。
けが人はなかった。

当時、倉庫に隣接する換気用通路では、乗員が腐食した鋼製の床板(同)を、高圧ガスと炎を噴射する工具を使って切断していた。

安全委は、この時に生じた高温の熱が倉庫内の壁際にあった段ボール箱に伝わり、出火したと判断した。

同社は、火気作業時には近くに燃えやすいものがないことの確認や船長への報告を定めていたが、調査報告書は「安全措置が確認されずに切断作業が行われ、発火、延焼した」と結論付けた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210729-OYT1T50200/ 

 

7291014分に時事ドットコムからは、壁で隔てられた倉庫は火気使用時の可燃物有無確認の対象外だと考えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

運輸安全委員会は29日、直近の甲板で行われていた床の修繕作業で生じた熱が壁越しに伝わり、倉庫内の段ボール箱が発火したとする調査報告書を公表した。

報告書などによると、甲板では床板をガス切断する作業をしていた。

火を使う作業の際、責任者が付近に可燃物がないか確認する必要があったが、壁で隔てられた倉庫は対象外と考え、確認していなかったという。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021072900348&g=soc 

 

7291134分にNHK NEWS WEBからは、監督者は床下だけが安全確認の対象だと認識していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

調査報告書によりますと、当時、資材置き場の周辺では、鉄製の壁とつながった床板をガスバーナーで切断する作業を行っていて、壁に高温の熱が伝わったことで、そばにあった段ボールが発火し、燃え広がった可能性が高いとしています。

火を使う作業では、船で定められた手順書で周辺も含めた安全確認が求められていたものの、作業の監督者が床下のみを確認対象と認識していたなど、安全確認が不十分だったと指摘しています。

また、任意で設置されていたスプリンクラーも、ポンプが自動に作動する設定ではなく、十分に水が出ていなかったということです。

事故の後、船の運航管理会社は、火を使う作業の研修のほか、手順書の記述を見直すなどの防止策をとったということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210729/k10013167071000.html

 

729100分にYAHOOニュース(共同通信)からは、修理作業の現場責任者は部下に任せきりだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

報告書によると、修理作業の現場責任者を務める担当部長は、普段から担当技師と整備士に任せきりで、当日も立ち会わなかった。

作業の許可証は、本来の船長に代わり、航海士が勝手に署名していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/35c3862143493059a268b7e8d2b6fff1c195f318

 

 以下は、伝熱による温度上昇と保管されていた資材類の発火点を比較した調査報告書の記述。

p14/36

・・・・・

酸素ガス切断に関する文献*4によれば、板厚12mmの軟鋼製鋼板を試験体として切断するガス切断試験(以下「ガス切断試験事例」という。)において、予熱ガスに水素LP混合ガスを使用し、試験体に対して切断火口から噴射する火炎を 300mm/min.の速度で進め、試験体とした鋼板の加熱表面から2m下方及び加熱 線上から正横方向に20mm離れた位置で、切断中の被切断材温度を測定したところ、測定位置での温度が約300となることが報告されている。

・・・

一般的に、US室に保管されていたような布、木材、紙等の可燃物の発火点は、 ポリエステルが255~260、綿が366(化繊便覧第3版)、杉等の木材が280~400、紙類が290(新聞紙)~450(上質紙)で、ダンボールが250であり、化学繊維の布、古紙を含むダンボール等は、本ガス切断試験事例で測定されたような熱が伝導した場合、発火点に達して発火する可能性があり、燃焼については、綿が速やかに燃え、ポリエステルが黒い煙(煤)を出して溶融しながら燃えるという。

・・・・・

図8(p17/36

https://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2021/MA2021-7-1_2020tk0004.pdf 

 

 

 

 

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2020612121分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

12日午前11時前、札幌市豊平区平岸の「E社Hサービスステーション」で「爆発音がして火が見える」と消防に通報がありました。


消防や警察が駆けつけたところ、ガソリンスタンドの給油機などが炎上していて、火はまもなく消し止められたということです。


ガソリンスタンドの屋根の部分が黒く焦げるなどしましたが、消防などによりますと、今のところ、けがをした人はいないということです。


また、近くには前の部分が壊れた車が止まっていて、警察と消防は,車が給油機にぶつかったあと火が出たとみて,当時の詳しい状況を調べています。


付近を通りかかった67歳の女性は、「ものすごい煙と炎が出ていて、油のような焦げくさい臭いがしていてびっくりしました。なぜ火事が起きたかわかりませんが怖かったです」と話していました。

 

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200612/7000022013.html 

 

 

6121927分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、従業員が客の車を移動中に衝突させたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

まさかの事故は、北海道・札幌市豊平区で起きた。

黒い煙とともに炎が上がっているのは、ガソリンスタンド。

別の映像では、よく見ると、炎のすぐそばに1台の黒い車が。

火災は、この車が給油機に衝突して起きた。

事故があったガソリンスタンド内には、ボンネットが開いた状態の黒い車が止まっていた。

そして、ぶつかって炎上した場所は、消火剤で真っ白になっている。

火は、およそ30分ほどで消し止められ、現場のくわしい状況が明らかに。

突っ込んだ車は、右前方がひしゃげた状態で停車。

その直前にぶつかったとみられるのが、消防により、消火剤がかけられている場所。

もともとは、給油機が置かれていた。
衝突により、なぎ倒されてしまったように見える。

付近の住民によると、ガソリンスタンドの給油口からも、一時、炎が上がっていたという。

目撃者は、爆発が起きるのではという恐怖を感じていた。

目撃者「ちょっと見たら、まず赤い物が見えたと思ったら、火で。よく見ると、ガソリンスタンドで、まずいかなと思って。なんか爆発したら嫌だなと」、

「何メートルかわかんないけど、炎はもうすごくて、煙がすごかった。臭いはすごかった。すごく焦げてる臭い」

この火事によるけが人はいなかったが、一時、付近の住民が避難するなどした。

なぜ、黒い車は給油機に衝突したのか。

これまでの調べによると、ガソリンスタンドの従業員が、客の車を移動させる際、誤って給油機に衝突し、炎上したという。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20200612-00152143-fnn-soci

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、FNN PRIME映像の5コマ。

ぶつかったというよりは、突っ込んだように見える。

 



 
 




 

 

 

 

 

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202069622分にFNN PRIME(テレビ長崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午後1時すぎ、平戸市田助町の造船所で修繕中の運搬船から出火し、2人の死亡が確認されました。

火事があったのは、平戸市田助町の「Y造船」です。

 

9日午後1時すぎ、「煙が充満していて中に負傷者がいる」と消防に通報がありました。

 

警察によりますと、出火当時、造船所内では約40人の作業員が全長約60メートルの運搬船の修繕をしていました。

 

駆け付けた消防が、船内で20代と60代の男性2人を発見し、その場で死亡を確認しました。

 

同じ現場にいた作業員によりますと、2人は船内の船首付近で氷を砕く機械の修繕作業をしていたということです。

 

造船所の作業員は、「仕事をしていたら『水出して』『煙が出ている』と聞こえた」

 

警察は、2人の死因や火事の原因について詳しく調べています。

 

https://www.fnn.jp/articles/-/50741

 

 

691926分にNHK長崎からは、通報時には火は収まっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午後1時すぎ、平戸市田助町の造船所、「Y造船」で、「船内から火が出てすでにおさまったが、2人が逃げ遅れている」と造船所の関係者から消防に通報がありました。

消防がかけつけたところ、造船所で修理中の巻き網運搬船「第七昭徳丸」の船内では煙が充満していて、男性2人が意識不明の状態で見つかりました。

2人は、船外に運び出されましたが、その場で死亡が確認されました。

警察によりますと、67歳と25歳の2人の作業員と連絡が取れていないということで、遺体の身元の確認を急いでいます。

また、この船では9日午後0時半ごろから、およそ40人が作業を行っていたということで、警察や消防が関係者から話を聞くなどして火事の原因などを詳しく調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20200609/5030007826.html

 

 

691944分に毎日新聞からは、船首部が焼損していたなど、下記趣旨の記事が空撮写真付きでネット配信されていた。

 

9日午後110分ごろ、長崎県平戸市の造船所で「修理中の運搬船内に煙が充満し、逃げ遅れた人がいる」と119番があった。

 

消防隊員が男性作業員2人が倒れているのを発見したが、現場で死亡が確認された。

 

消防隊員の到着時に火は消えており、船首部が焼損していた。

 

https://mainichi.jp/articles/20200609/k00/00m/040/170000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、テレビ長崎映像の2コマ。

 



 

 

 

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20205202018分にYAHOOニュース(広島ホームテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

呉市でガス管の工事中に出火する事故があり、作業員1人が重体、1人が重傷を負いました。

 

消防によりますと、午前10時半ごろ、呉市和庄本町で「道路から火が出ている」と付近の住民などから複数の通報がありました。

 

火は約5分後に消し止められましたが、ガス管の工事をしていた男性2人が呉市内の病院に搬送されました。

1人は全身やけどの重体、もう1人も上半身にやけどを負い重傷だということです。

通行人などにケガはありませんでした。

 

警察と消防が事故の詳しい原因を調べています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/f186d6c72ba2c99579695f4fbddeb06a2e6da293

 

 

5201558分にRCCからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

呉市の市道で、ガス管の設置工事をしていた作業員の男性2人がやけどをして、1人が重体となっています。
現場は、呉市和庄本町の市道です。

 

警察と消防によりますと、午前10時半ころ、「道路から炎が出ている」と通行人から通報がありました。

 

消防が現場に到着すると、すでに火は消えていましたが、ガス管の工事をしていた作業員の男性2人がやけどをしました。

1人は全身をやけどして重体、もう1人は上半身などをやけどして重傷だということです。

警察は、ガス管を設置する工事中に何らかの原因で発火したものとみて、事故の原因を調べています。

 

https://news.rcc.jp/archive.php?i=5654

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、広島ホームテレビ映像の2コマ。

 



 

 

 

 

 

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2020429227分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

韓国・ソウル近郊の京畿道利川にある物流倉庫の工事現場で29日午後、爆発を伴う火災が発生し、消防によると、同日夜までに38人の死亡が確認された。


建物内に有毒ガスが充満して被害が拡大したとみられる。

他に10人が負傷した。

工事現場には出火当時、約80人がいたが、数人と連絡が取れていないという。

 

韓国メディアは、断熱材のウレタンフォームを吹き付けた際に出た可燃性ガスに溶接作業の火花が引火した可能性があると伝えた。


消防は地下から出火したとみて調べている。

 

聯合ニュースによると、建物は地下2階、地上4階建ての冷蔵用の倉庫。

 

https://this.kiji.is/628177450108077153

 

 

430122分に聯合ニュース日本語版からは、やや詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

京畿道消防災難(災害)本部は30日午前、現場での人命捜索を終了したと発表した。

この火災による死者は38人、負傷者は10人だった。

 

火元とみられる地下2階で18人、残りの5フロアでそれぞれ4人が見つかった。

 

火災は29日午後1時半ごろに発生した。

 

地下2階での貨物用エレベーターの設置作業と、この付近で断熱材のウレタンフォームを吹き付ける作業の途中に出火したとみられる。

 

火は約5時間後に消し止められた。

 

https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200430001000882 

 

 

51848分に東亜日報日本語版からは、施工会社は火災危険について何度も注意を受けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大火災の惨事は、予告されたも同然だった。

 

物流センターの施工会社は、火災発生44日前の先月16日など、消防当局から火災危険注意を3度も受けたが、これを無視したことが分かった。

 

30日、東亜(トンア)日報が入手した韓国産業安全保健公団の「ハンエクスプレス物流センター」の有害・危険防止計画書の審査と確認事項」によると、施工会社・コンウは、昨年3月から今年3月までの1年間、2度の書類審査と4度の現場確認の過程で35件の指摘を受けた。

公団は、火災の原因を予見したように、4度の現場確認後、3回の「溶接作業などの火花の飛散による火災発生」、「ウレタンフォームパネル作業時に、火災爆発の危険性」、「火花の飛散などによる火災」を注意するように措置した。

 

しかし、公団はその後、追加確認無しに「条件付き適正」と判断を下し、施工会社は、有害・危険防止計画書の審査で危険レベルが最も高い1等級が付けられた状態で工事を継続した。

 

火災発生当日の29日、火災爆発の危険性が大きくて注意を受けたウレタンフォームの作業とエレベーター設置溶接作業が、物流センターの工事現場で同時に行われたことが確認された。

工事開始前も大惨事は予告された。

 

施工会社は、書類審査で「ウレタン吹付作業時の施工ステップ別作業安全計画補完作成」、「溶接・溶断作業中の可燃性物質、残留ガスなどによる火災・爆発防止計画の具体的な補完作成」などを指摘された。

 

この時も、審査結果が「条件付き適正」と出たので、工事が始まった。

有害・危険防止計画書の作成は、2008年の利川物流倉庫火災などの大規模災害の後続対策として導入された制度だ。

 

すべての事業所は、有害・危険設備を設置したり、移転・変更する場合は、工事着工15日前までに計画書を作成して提出し、進捗状況について消防当局から確認を受けなければならない。

 

・・・・・

http://www.donga.com/jp/article/all/20200501/2052150/1/%E3%80%8C%E7%81%AB%E7%81%BD%E5%8D%B1%E9%99%BA%E6%80%A7%E3%80%8D%E3%82%92%EF%BC%93%E5%BA%A6%E3%82%82%E8%AD%A6%E5%91%8A%E3%80%81%E5%88%A9%E5%B7%9D%E6%83%A8%E4%BA%8B%E6%96%BD%E5%B7%A5%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AF%E7%84%A1%E8%A6%96%E3%81%97%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%81%9F

 

 

511214分にハンギョレ新聞日本語版からは、労働者に対する安全教育はなかった、工事終盤につき溶接とウレタンフォーム作業を同時に行った可能性が高いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

火災惨事が発生した429日は、「世界労災死亡労働者追悼の日」のちょうど翌日だった。

 

最小限の安全対策もない劣悪な作業環境で犠牲になった労働者を偲び、再発防止を求めるための追悼の日だ。

 

しかし、「危険の外注化」に伴う惨事は再び繰り返されてしまった。

 

利川物流センター火災現場でかろうじて脱出した労働者たちは、「勤務前に避難や安全教育を全く受けなかった」と証言した。

 

昨年4月、雇用労働部と韓国産業安全保健公団は、火災の危険が大きい溶接・溶断作業などに対する安全対策づくりを推進した。

 

その結果、「産業安全保健基準に関する規則」が一部改正され、420日から施行されている。

 

改定された内容によると、事業主は火災の危険作業を行う前に、火花・火の粉が飛び火災が起こるのを防ぐための措置を行い、労働者に対し、火災予防および避難教育を行わなければならない。

 

また、作業全体の過程に対する安全措置の実施の有無などを点検し、すべての作業者が見られるよう現場に掲示しなければならないという内容も盛り込まれた。

 

しかし、ハンギョレが30日に会った生存者らは、事故現場で安全教育などが全くなかったと話した。

 

業者側から作業中の危険要素や事故発生時の避難経路について事前に案内されなかったという。

 

事故が発生した29日、初めて物流センターの現場に投入されたという40代の男性Aさんは、「ほかの建設現場では、普通、投入された初日に安全教育を受けるが、ここはそういうものは全くなかった」と話した。

 

50代の男性Bさんも、「初日なので安全設備が整っていたかどうかは分からないが、建設現場と違って、ここでは仕事を始める前に安全教育が行われなかった」と話した。

 

発火地点ではない地上2階で犠牲者が最も多く出たことについて、消防当局は「避難路が見つからなかったため起こった惨事」とみている。

 

事前に模擬訓練式の火災避難教育を進めていたなら、犠牲者を減らすことができたと判断される部分だ。

 

また、まだ火災の原因は明らかになっていないが、産業現場の災害の主な原因とされる「ウレタンフォーム」の希釈作業が行われる過程で、通風・換気などの措置がきちんと行われたかどうかも確認されなければならない部分だ。

 

産業安全保健基準に関する規則によると、事業主は、引火性物質などがあり、爆発・火災が発生し得る場所での爆発や火災を防ぐために、通風・換気および粉じん除去などの措置を取らなければならない。

 

今回の惨事で、施工会社だけでなく、元請会社が安全義務をきちんと履行したかどうかも究明されなければならない。

 

産業安全保健法では、複数の請負会社が一カ所で工事をする場合、元請は作業内容と順序を安全に調整しなければならない。

 

工程率85%水準だった利川物流センターには、9つの業者の労働者が集まって各自の作業をしていた。

 

雇用労働部のパク・ヨンマン労災予防補償政策局長は、「油蒸気が発生するウレタンフォームの作業の後は、十分に換気をさせた後に溶接を始めるなど、作業内容と順序を安全に調整しなければならない。しかし、完工が急がれる工事の終盤にはこうした手続きを省略し、同時に作業を押し進めた可能性が高い」と説明した。

 

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/36498.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

韓国の工事安全管理レベルがどの程度のものか分からないが、わが国の工事現場でも他山の石とする点があるかもと思い、紹介する。

 

 

 

 

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2020462125分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6日夕方、静岡県沼津市にある飛龍高校野球部の寮で火事があり、生徒と教師3人がヤケドを負って病院に搬送されました。

記者「こちらの建物で火事がありました。現在、高校の寮として使われているということで、高校の関係者が対応を急いでいます。」

6日午後5時半頃、沼津市岡一色にある飛龍高校野球部の寮から火が出たと消防に通報がありました。

警察と消防によりますと、1階にある食堂で生徒たちが食事をしていたところ、調理場で鍋から火があがっているのを発見し、20代の教師が消火しようと油に水をかけたということです。

火は25分後に消し止められましたが、教師1人と生徒2人がヤケドを負い、病院で手当てを受けています。

学校によりますと、病院に搬送される際、3人とも話ができたということで、警察と消防が出火原因を詳しく調べています。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200406-00000015-sut-l22

 

 

471233分にYAHOOニュース(静岡放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

46日夕方、沼津市にある飛龍高校の野球部寮の調理場から火が出ました。

この火事で、消火にあたった教員1人と、近くにいた部員の生徒2人がケガをしました。

6
日午後545分頃、沼津市岡一色の飛龍高校野球部の寮から「火が出た」と消防に通報がありました。

火は、調理場の天井にあるスピーカーの一部を焼き、約5分後に消し止められました。

 

警察などによりますと、1階の食堂で生徒たちが食事をしていたとき、調理場の鍋から火が上がっているのに気づいた20代の男性教師が、鍋の油に水をかけたということです。

 

この火事で、この男性教師が顔や頭にひどいヤケドを負いましたが命に別状はなく、近くにいた生徒2人が顔にヤケドの軽いケガを負いました。

 

警察は、出火原因を詳しく調べています。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00010004-sbsv-l22 

 

 

 

(ブログ者コメント

 

以下は、テレビ静岡映像の1コマ。

 

 


 

 

 

 

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2020326日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後2時半ごろ、秋田県能代市字大森山の東北電力能代火力発電所2号機のボイラー建屋5階にある燃焼装置の付近から白煙が出ているのを作業員が見つけ、消火器などで消し止めた。

けが人はいなかった。

能代署が出火原因などを調べている。

東北電力秋田支店によると、燃焼装置はタービンを回すための蒸気を発生させるもので、粉末化した石炭を燃料としている。

 

装置周辺に残っていた石炭の粉末を清掃しようとした作業員が煙に気付き、中央制御室を通じて119番した。

消火する際には、火も見えたという。

発電所は煙を確認した時点で2号機を非常停止。

きょう27日以降、安全を確認した上で再稼働する。

1、3号機は通常通り運転しており、電力の供給に影響はない。

現場には消防車両11台が出動したが、消防隊は放水せず、通報から約20分後に鎮火を確認した。

 

https://www.sakigake.jp/news/article/20200326AK0027/

 

 

3262120分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東北電力によりますと、26日午後2時半ごろ、能代市にある運転中の能代火力発電所2号機で、ボイラーの近くにある燃焼装置の付近から煙があがっているのを関連会社の作業員が発見しました。


このため2号機は手動で非常停止し、その後、発電所の職員が消火にあたり、火は20分ほどで消し止められました。

 

燃焼装置の外側には粉状の石炭が付着していたということで、東北電力や消防などが火災の原因を調べています。

能代火力発電所2号機は出力が60万キロワットで、平成6年に運転を始めています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20200326/6010006523.html 

 

 

41912分に秋田魁新報からは、粉状の石炭によって配管とダクトに穴が開いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東北電力は31日、能代火力発電所2号機(能代市字大森山、出力60万キロワット)で燃焼装置の一部を焼いた26日の火災について、装置の内部が粉状の石炭で摩耗して穴が開き、高温の空気ダクトに石炭が流れ込んだのが原因と発表した。

 

補修作業を終え、1日未明までに運転を再開する見通し。

東北電力秋田支店によると、燃焼装置は、高温にした空気ダクトの中にある金属製の配管を通じて粉状の石炭と空気をボイラーに送り込む仕組み。

 

配管1本と空気ダクトの計2カ所に穴が開き、焼損した跡を確認した。

他の燃焼装置35台も点検し、摩耗していたり、小さい穴が開いたりしていた4カ所を補修したとしている。

https://www.sakigake.jp/news/article/20200401AK0009/

 

 

 

 

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2020322日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

日本原燃は21日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場などの敷地内に建設中の緊急時対策建屋で、同日午前11時半ごろに火災が発生したと発表した。

 

放射性物質の漏えいや周辺環境への影響は確認されていない。


原燃によると、協力会社の社員が電線管を溶接で壁に固定する作業中、溶けた金属が難燃シートを貫通し、下にある電源設備を覆っていたポリエチレン製の養生シートに引火、約30センチ四方が焼けた。

 

電源設備への影響は調査中。

 

出火後すぐに作業員らが消火し、消防へ通報した。

 

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200322_23015.html

 

 

 

(2020年8月9日 修正1 ;追記)

 

202088139分にgooニュース(東奥日報)から、本来は不燃性のものを使うべきところ、難燃性や可燃性のシートで養生していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

日本原燃は7日、青森県六ケ所村の同社敷地内で発生した溶接作業中のビニールシートへの引火について原因を公表した。

 

溶接部材のさび止めを削り落とす作業が不十分だったために溶けた金属が落下、さらに本来は燃えにくいシートで機器を覆うべきところを可燃性のポリエチレンシートを使っていたことが判明した。

 

火災は今年3月、緊急時対策所の建設現場で発生した。

 

作業員4人が足場の上で溶接作業を行っていたところ、溶けた金属が足元の難燃シートを貫通し、約1メートル下にあった養生シートに引火した。

養生シートは充電器盤を覆っていた。

 

原燃によると、足元は不燃シートやブリキ板などの不燃材で養生することとなっていたが、現場では難燃性のものを2枚重ねて使っていた。

また、作業員が充電器盤を誤ってポリエチレンシートで覆っていた。

 

原燃の現場確認もおろそかだったという。

 

火災など重大事象の発生時には速やかに県や村へ連絡する必要があるが、目安の時間からおよそ1時間遅れた。

 

現場が地下にあり、携帯電話の電波が届かなかったためで、原燃は建設現場で通信設備の運用を前倒しして始め、通話ができるようにした。

 

また、連絡通報のルールを見直した。

 

https://news.goo.ne.jp/article/toon/region/toon-20200808131054.html 

 

 

871845分に青森朝日放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

日本原燃はシートが現場で適切に使用されていると思い込み、確認をしていませんでした。

 

今後は、現場で不燃シートの確認をするとともに、抜き打ちで実施状況の確認もするとしています。

 

https://www.aba-net.com/news/news003.html

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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