







2018年2月27日18時37分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後2時前、遠賀町田園にある「田園団地処理場」から火が出て、解体中だった鉄骨平屋造りの建物およそ370m2が全焼した。
ヘリコプターから午後3時前に撮影した映像では、黒い煙が高くのぼり、風に流されて広がっている様子がわかる。
消防によると、この火事によるけが人はいないという。
警察によると、現場の作業員が「解体作業の際にバーナーを使っていた」と話しているという。
また、町が作業員から聞き取った話では、現場では浄化設備の切断作業を行っていたということで、その際に火の粉が設備の一部の発泡スチロールに燃え移ったという。
現場は遠賀町役場から北西に2kmほど離れた住宅が建ち並ぶ場所で、一時、騒然となった。
出典
『解体中の下水処理場で火災』
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180227/5581951.html
2018年2月22日20時26分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後5時前、埼玉県狭山市の自動車整備工場で「車両が燃えている」と、工場の従業員から消防に通報があった。
この火事で、敷地内にあった航空自衛隊のタンクローリー1台が全焼し男性1人が死亡したほか、男性3人が重軽傷を負った。
火が出た当時、この工場ではタンクローリーを整備する作業が行われていたということで、警察は、死亡したのは作業員の1人とみて確認を進めている。
また、車両の後部の燃え方が激しいということで、警察は、何らかの原因でタンクローリーの後部が爆発した可能性もあるとみて、詳しい状況を調べている。
現場は、西武新宿線の狭山市駅から北西に1kmほど離れた国道16号線沿い。
出典
『整備工場火災1人死亡3人重軽傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20180222/1100001640.html
2月22日21時25分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後4時50分ごろ、埼玉県狭山市入間川2丁目の「U自動車工業」の整備工場で、点検中のタンクローリーから出火した。
警察によると、車両は全焼し、男性1人が全身にやけどを負って死亡したほか、1人が意識不明の重体、さらに2人が重軽傷を負った。
警察が身元や出火原因などを調べている。
警察によると、タンクローリーは航空自衛隊入間基地の所有で、点検の依頼を受けた男性5人が作業していた。
出火当時は、亡くなった1人と重体の1人がタンクローリーの上で作業していたという。
出典
『整備中の空自タンクローリーから出火、4人死傷』
https://www.asahi.com/articles/ASL2Q6KKFL2QUTNB017.html
2月23日12時11分にNHK埼玉からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
車両後部の燃え方が激しいということで、警察は、タンクローリーの後部にあるポンプ部分から火が出た疑いがあると見て、詳しい原因を調べている。
出典
『タンクローリーから出火4人死傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20180223/1100001642.html
(2019年10月5日 修正1 ;追記)
2019年10月2日7時43分に埼玉新聞から、灯油を巡回させて点検中、手で押さえていたホースがハネ、霧状になった灯油に静電気で着火したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
県警捜査1課と狭山署の合同捜査班は1日、業務上過失致死の疑いで、同社の元社長で顧問の男(71)をさいたま地検に書類送検した。
書類送検容疑は、18年2月22日午後4時50分ごろ、狭山市入間川2丁目の「U自動車工業」で、タンクローリーを点検する際、地元消防に届け出ず、必要な器具を使用しないなど安全管理を怠って火災を発生させ、従業員の26歳男性と41歳男性=いずれも当時=に重いやけどを負わせて死亡させた疑い。
「私に責任がある」と容疑を認めているという。
同課によると、同社はタンクローリーのポンプを点検するため、内部に循環させる灯油3千リットルを使用。
消防法では1千リットル以上を取り扱う場合に地元消防への届け出を規定しているが、元社長は届け出ていなかった。
また、政令ではホースとタンクをつなぐ注入管と呼ばれる器具の使用を定めているが、元社長はこれを使わず、タンクローリー上で従業員2人に手で固定させていた。
火災ではタンクローリーから出火し、上部で作業していた2人が死亡。
近くで作業していた別の男性従業員2人も顔や手に重いやけどを負った。
はねた灯油が霧状になって漂い、静電気により発火したとみられる。
元社長も近くにいたが、火災に気付いて逃げたため無事だった。
元社長は同様の作業をする場合、加入する組合から消防に届け出るよう過去にも指導されていた。
県警の調べに「灯油が霧状になると引火する可能性があると認識していた。法令に沿ったやり方で実施すべきで、危険性の認識が欠如していた」と供述しているという。
https://this.kiji.is/551880754870895713?c=39546741839462401
10月1日14時6分にNHK埼玉からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が火が出た原因を調べたところ、タンクローリーのホースが劣化していないか点検するために流していた灯油が気化し、静電気によって引火したとみられることがわかったということです。
警察は工場の責任者で社長だった71歳の男性が、危険物の取り扱いに関する政令で定められた器具を使わずに作業を行ったため灯油が気化したとして、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20191001/1100006637.html
2021年4月28日17時50分に産経新聞からは、元社長は不起訴になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
さいたま地検は28日、業務上過失致死容疑で書類送検された元社長の男性(73)を不起訴処分とした。
理由は明らかにしていない。
事故は30年2月、タンクローリーの点検作業中に発生。
県警は令和元年10月、安全管理義務を怠り従業員を死なせた疑いで元社長を書類送検したが、起訴を求める「厳重処分」ではなく、検察に判断を委ねる「相当処分」の意見を付けていた。
https://www.sankei.com/affairs/news/210428/afr2104280042-n1.html
2018年2月18日18時30分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月18日18時25分に山梨放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時15分ごろ、南アルプス市十日市場の自動車整備工場から煙が出ているのを近くの人が見つけて消防に通報した。
消防や地元の消防団などが出て消火にあたり、火はおよそ3時間後に消し止められたが、火元とみられる工場が半焼したほか、隣接する事務所と物置が全焼した。
警察によると、出火当時、工場では経営者の男性が1人で車の修理作業を行っていたという。
この火事でけがをした人はいなかった。
現場は南アルプス市役所から東におよそ500m離れた川沿いの住宅街。
警察は、経営者の男性が電動工具を使って修理作業をしていた際、火花が近くにあった段ボールに燃え移ったことが火事の原因とみて、詳しく調べている。
出典
『自動車整備工場で火事 けがなし』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180218/1040001728.html
『県内火事相次ぐ』
http://www.ybs.jp/tv/wnews/news88812414.html
(ブログ者コメント)
火花が段ボールの上に乗っかったぐらいでは、焦げて煙が出こそすれ、燃え上がりはしないような気がする。
火花が段ボールの隙間に入り込み、そこで燻って・・・という可能性も考えられる。
2018年1月22日19時26分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年11月、御前崎市にある浜岡原発の5号機で、金属製の容器を切断中に煙が発生したことについて中部電力は、切断の際に出た金属の粒子が集じん機のフィルターに付着し、その粒子が燃焼したしたとみられると発表した。
去年11月、運転を停止している浜岡原発5号機のタービン建屋1階の搬入口の近くで、作業員が使用済み核燃料をプールに貯蔵するための金属製の容器を廃棄しようと切断していたところ、切断で出る金属の粒子を集める集じん機のフィルターから煙が発生した。
煙はすぐに収まり、けがをした人はなく、外部への放射能の影響もなかった。
その後、中部電力が原因を調べたところ、切断の際に出た金属の粒子が集じん機のフィルターに付着したことで、その粒子が燃焼したとみられることがわかったという。
中部電力では再発防止策として、この集じん機を使う場合はフィルターへの金属粒子の流入を減らすため、吸い込み口に金属板を取り付けるなどの対策を取ることにしたという。
出典
『浜岡 発煙原因は金属粒子の付着』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034586861.html
※当時の報道は下記。
(2017年11月18日14時52分 産経新聞)
18日午前10時ごろ、中部電力浜岡原発5号機のタービン建屋内で、集じん機のフィルターから煙が上がった。
協力会社の社員が消火器で消し止め、消防に通報。
11時10分ごろに鎮火を確認した。
けが人はおらず、外部への放射能漏れもないという。
中部電力によると、使用済み核燃料を入れる金属製のかごを切断する作業中で、集じん機で金属粉を集めていた。
同社が原因を調べている。
出典
『浜岡原発5号機建屋で発煙、けが人なし』
http://www.sankei.com/life/news/171118/lif1711180030-n1.html
(ブログ者コメント)
2018年1月22日付で中部電力HPに、事故の詳細が写真やイラスト付きで掲載されている。
以下は抜粋。
調査の結果、発煙の原因は、溶断作業によって稀に発生する粒径の大きなスパッタ(注)が集じん機の吸込口から内部に流入し、フィルタに付着したことで、火種となりフィルタが着火・燃焼したものと推定しました。
このため、溶断作業時に集じん機を使用する場合は、スパッタの集じん機内部への流入を低減するため、吸込口に金属板を取り付けることおよび現場監督者がスパッタの飛散状況を確認することにより、再発防止を図ってまいります。
更に、より速やかに異常を発見することを目的に、火気監視員は集じん機の状況を常時確認します。
(注)スパッタとは、溶断・溶接作業において発生する高温の金属粒子のことであり、集じん機の捕集対象としているヒューム(溶断・溶接作業において発生する煙状の微細な金属のちり)よりも大きな粒子です。
https://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3266891_21432.html
2017年12月14日19時22分にYAHOOニュース(びわ湖放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年5月、県の埋蔵文化財センターで火事があり、保存していた平安時代の出土品が消失した問題で、火事の原因は水しか入れてはいけない電気機器に、オイル成分である水溶液を入れたためだとわかった。
大津市にある滋賀県埋蔵文化財センターで、5月9日、文化財を保存処理するための電気機器が発火し、中に入れていた平安時代の木製品35点が消失した。
県教委によると、消防の検証結果で、火が出た原因は、水しか入れてはいけない電気機器の水槽に、職員が誤ってオイル成分であるポリオキシエチレングリコール水溶液を入れたためとわかった。
高濃度になった液体が発火温度に達し、水槽のガラスが割れて火のついた水溶液が流れ出し、周囲に延焼したという。
この機器は、数年ぶりに使用するため、前日に動かしたということだが、水以外の使用は禁止という旨の記載があった。
しかし、普段、この職員が使っていた機器は、直接、この水溶液を入れるタイプのものだったという。
県教委では、再発防止策の徹底と文化財の適正な保存につとめるとしている。
出典
『埋蔵文化財センターの火事 機器に誤ってオイル成分の水溶液/滋賀』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171214-00010001-bbcbiwakov-l25
12月15日付で朝日新聞滋賀全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月14日17時54分にNHK滋賀からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大津市の県埋蔵文化財センターで保存処理機器が焼け、塩津港遺跡(長浜市)から出土した木製品35点が焼けた火災で、県教委は14日、職員が油成分の入った液体を誤って機器に入れたことによる人為ミスが原因だったと発表した。
県教委文化財保護課によると、火災は5月9日午前6時半ごろ、センター1階の整理室で起きた。
使用中の機器(高さ約30cm、幅約60cm、奥行き約40cm)から出火し、保存処理をしていた刀形代(かたなかたしろ)と呼ばれる祭りの道具や鞘など、平安時代の貴重な史料35点が焼けた。
いずれも、2012年度に塩津港遺跡から出土したものだった。
機器は、出土品を加熱処理して変形しないようにする電気恒温水槽。
本来は、油成分のある水溶液と出土品が入ったケースを水だけの水槽に入れて加熱処理するが、センターを管理する県文化財保護協会の職員が、誤って油成分の入った水溶液を水槽に入れたという。
水分が蒸発し、高濃度になった液体が発火したという。
出典
『文化財焼失は職員のミスが原因』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2063602231.html
※事故当時の報道は、下記参照。
(2017年05月09日 12時10分 京都新聞)
9日午前7時15分ごろ、大津市瀬田南大萱町の滋賀県埋蔵文化財センター1階整理室から出火、室内にあった機器や、平安時代の遺跡から出土した木製文化財35点などが焼けた。
けが人はなかった。
警察や県教委文化財保護課によると、出土した木片などを保存処理する「含浸槽(がんしんそう)」と呼ばれる機器の配線や床が燃えていた。
焼けた文化財は、機器の中に入っていた。
長浜市の塩津港遺跡で2012年度に出土した祭祀用とみられる木製品で、腰刀の鞘14点や耳かき19点、刀形の板2点。
いずれも文化財指定はされていない。
同課によると、機器は、木製品が乾燥しても形が崩れないよう加熱しながら樹脂を浸透させるためのもので、4月18日から木製品を入れ処理中だったという。
焼けた機器は長い間使っていなかったが、使用する際、外部業者に点検してもらう作業を怠っていたという。
同課は、何らかの原因で樹脂が想定温度より高温になって発火したとみている。
センター所長を兼務する同課の猪田管理監は、「貴重な文化財を焼失してしまい、大変申し訳ない。機器の保守点検を徹底するとともに原因を究明し、必要な対策を講じる」としている。
出典
『平安期の文化財35点焼失 滋賀県埋文センターで火災』
http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170509000068
(5月10日3時0分 朝日新聞)
焼けた機器は1983年にセンターが取得した電気機器で、数10年ぶりに使った。
8日に35点の加熱処理を始め、夜間は無人の状態で通電していたという。
出典
『滋賀)県埋文センターで火災、塩津港遺跡の出土品焼失』
http://www.asahi.com/articles/ASK5942L9K59PTJB00B.html
2017年12月11日18時52分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後0時20分ごろ、帯広市西2条南10丁目のみずほ銀行帯広支店で店の入り口付近から白い煙があがっていると、支店の従業員から消防に通報があった。
消防が専用の機材で、ひさしの表面を破って消火したため、火はすぐに消し止められたが、店の中にいた客と従業員あわせておよそ30人が全員避難したほか、現場付近の道路が、一時、通行止めになるなど、騒然とした。
けがをした人はいなかった。
消防によると、店の正面玄関のひさしの内部に取り付けられている雪をとかすヒーターの熱で周囲の断熱材が焼けているのを確認したということで、警察と詳しい原因を調べている。
出典
『帯広の銀行で煙 けが人なし』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20171211/3488541.html
2017年12月5日18時46分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
深夜の渋谷センター街で起きた火事。
原因はホルモンだった可能性が出てきた。
4日午後10時すぎ、東京・渋谷区のセンター街にある焼肉店で火事があった。
その後の警察への取材で、店の従業員が「客が焼いていたホルモンから火が出て、ダクトに燃え移った」などと話していることが分かった。
当時、ダクトの近くでは客2人が食事をしていたという。
この火事で8階建てビルの床が一部燃えたほか、空気ダクトが約40mにわたって焼けたが、けが人などはいなかった。
警察などは、現場検証を行うなどして、出火原因を詳しく調べている。
出典
『深夜の渋谷センター街で火事…原因はホルモン焼きか』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000115983.html
(ブログ者コメント)
この事例が起きた前の週にも、名古屋で同様の火災があった。
名古屋の事例は本ブログでも紹介スミ。
今回紹介した渋谷の事例は、当初、掲載を割愛していたが、最近になって、たまたま、2つの火災に鑑みたダクト火災に関する以下の解説記事を見つけたので、併せて紹介することにした。
この解説記事は長文、かつ、知っている人にとっては当たり前の話しが多いこともあって、冒頭部分のみ紹介する。
(12月8日10時43分 TBSラジオ)
きょうは、最近よく聞く焼肉店の火災の原因と、頻発する背景について、12月7日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。
・・・・・
出典
『相次ぐ焼肉店の火災、とっても怖いダクト火災の話』
https://www.tbsradio.jp/206821
2017年12月2日19時5分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月2日18時34分にYAHOOニュース(東海テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後5時ごろ、名古屋市南区にある大同特殊鋼の星崎工場の警備員や近所の人などから、「工場から炎と煙が見える」と消防に通報が相次いだ。
消防車など20台が出て消火活動を行い、火は1時間半ほどで消し止められた。
警察や消防によると、けが人はいないという。
警察によると、火が出たのは工場の1棟で、製品の強度を上げるために、高温の金属を油に入れて急激に冷やす「焼き入れ」という作業を行っていたところ、油に引火し、天井やダクトに燃え移ったという。
現場は大規模な工場が集まっていて、周辺の住民の避難は行われなかったという。
出典
『名古屋 大同特殊鋼の工場で火事』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20171202/3243751.html
『「工場から炎と黒煙が…」大同特殊鋼星崎工場で火災 冷却用の油に火が付き
引火か 名古屋』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171202-00001777-tokaiv-l23
12月2日22時41分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
機械部品を製造中で、高温の部品が誤って資材に接触し出火したとみられる。
出典
『火災 名古屋の大同特殊鋼工場で けが人なし』
https://mainichi.jp/articles/20171203/k00/00m/040/046000c
12月3日0時37分に名古屋テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、工場では金属製品を製造中で、加熱された金属が機械の故障か誤作動で落下して、下にあった資材に接触し、煙が上がったという。
出典
『名古屋・南区の大同特殊鋼の工場で火事 けが人なし ステンレスやチタンなどを製造』
https://www.nagoyatv.com/news/?id=175123&p=1
2017年11月29日21時1分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後2時20分ごろ、四日市市山之一色町の東名阪自動車道上り線の御在所サービスエリアを訪れていた人から消防に通報があった。
消防車など11台が出て、火は約30分後に消し止められたが、この火事で、サービスエリア内にある複数の飲食店が入るフードコートの店舗のひとつ「うどんそば処彦兵衛」の店の一部が焼けた。
警察によると、この火事で、店の従業員の50代の男性1人と店を訪れていた業者の男性2人の、あわせて3人が煙を吸い込むなどしてけがをしたが、いずれもけがの程度は軽いという。
業者の2人は、ガス器具の交換作業のために、この店を訪れていたということで、警察と消防が火事の原因などについて調べを進めている。
この火事による高速道路の通行止めなどの影響はなかった。
出典
『サービスエリアで火事 3人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3073139051.html
11月30日1時9分にYAHOOニュース(東海テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後2時20分ごろ、四日市市の東名阪道上り御在所サービスエリアにある「うどんそば処彦兵衛」で、作業員がガスレンジを交換していたところ出火し、厨房約12m2が焼けた。
この火事で、ガス会社の作業員の男性2人が顔などにヤケドをした。
警察などは、器具の交換中にガスが漏れ引火した可能性もあるとみて調べている。
出典
『東名阪道・御在所SAのうどん店で火災 器具交換中にガス漏れか 作業員2人ケガ 三重』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171130-00001747-tokaiv-l24
2017年11月22日19時6分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後1時前、静岡市清水区清開の清水ふ頭で、黒煙と炎があがっているという通報が消防にあった。
消防が調べたところ、火元は清水港で木材のチップなどを荷揚げしている会社「H埠頭」が設置しているベルトコンベアで、火はコンベアそのものや上に乗っていたチップなどを焼いたのに加え、近くに積み上げられた木材チップの山にも燃え移ったという。
消防車など17台のほか、ヘリコプターも出て消火活動を行った結果、火は約2時間後に消し止められたということで、警察や消防によると、逃げ遅れた人やけがをした人はいなかった。
消防によると、火元のベルトコンベアは港に着いた船から陸揚げしたチップを輸送するのに使われていたということで、警察は、ベルトコンベアを設置した会社から話を聞くなどして、火が出た当時の状況や原因を詳しく調べている。
出典
『清水ふ頭ベルトコンベヤー等焼く』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035944411.html
11月22日付で静岡朝日テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午後1時ごろ、清水港から黒煙が上がった。
黒煙の下には炎も見え、煙は少し離れた2カ所からあがっていて、空高く広い範囲に広がった。
火が出たのは清水港富士見埠頭で、紙などの原料となる輸入木製チップを船から荷揚げして保管搬出する会社の敷地内。
消防によると、木製チップを運ぶベルトコンベヤー付近から出火したとみられ、木製チップの山の一部にも燃え移った。
現場には、消防のはしご車など23台以上が出動。
火は午後3時ごろに消し止められた。
出火当時、現場では昼休みのため作業は行われておらず、けが人もいなかった。
会社によると、ベルトコンベヤーのゴムが燃え、そのゴムがちぎれて縮んだため、火が別の場所に燃え移り、離れた2カ所から煙が上がったとみられる。
出典
『清水港で火災 黒煙に一時騒然』
http://www.satv.co.jp/0100news/
11月22日19時20分に静岡第一テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火の手が上がったのは木材チップを運ぶベルトコンベヤーで、複数か所に延焼した模様。
火事発生直後の様子を見ると、激しく火柱が上がっているのがわかる。
偶然、現場に居合わせた人は「真っ黒い煙がずっとモクモク出ていた。最初に燃えていたところからベルトコンベヤーで火が運ばれて別の所が燃えたという話を、近くにいた人が言っていた」などと話した。
コンベヤーの所有会社によると、コンベヤーは船から木材チップを下ろす際に使われていて、工事期間中だったという。
出典
『清水港で火事 「火が運ばれた」』
https://www.tv-sdt.co.jp/nnn/news88011699.html
11月22日19時1分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ベルトコンベアの上を炎がすべるように走る。
22日午後1時頃、輸入木材チップ置き場から大きな火が上がっていると、消防に通報があった。
消防によると、火元は木材チップの運搬に使うベルトコンベアとみられているが、出火当時は休憩中で人はおらず、ベルトコンベヤーも止まっていたという。
出典
『清水港で木材チップが炎上 ベルトコンベア付近が燃える』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171122-00010001-sbsv-l22
(2017年12月30日 修正1 ;追記)
2017年11月23日付の静岡新聞紙面に、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
木材チップを吸い上げて運搬する機械から出火した。
火はベルトコンベヤーから山積みのチップに燃え移り、表面部分のチップを焼いたという。
2017年8月17日5時56分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月17日6時33分にNHK北海道からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道紋別市のラーメン店で火事があり、周辺は一時、騒然となった。
16日午後4時半すぎ、紋別市の木造2階建て店舗兼住宅の建物で「1階のラーメン店から煙が出ている」と、同じ1階にある焼き肉店の店員から消防に通報があった。
火は約4時間後に消し止められたが、2階の住宅部分も含めて建物はほぼ全焼。
2階の住民や1階の焼き肉店の店員は、逃げて無事だった。
火が出たラーメン店は営業時間外で、誰もいなかった。
警察によると、ラーメン店の66歳の男性店主は、「仕込みの途中で背脂を入れた鍋に火を付けたまま、買い物に出掛けた」と話しているという。
出典
『「鍋に火を付けたまま外出」 ラーメン店で火事』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000107906.html
『店主“鍋を火にかけたまま…”』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170817/3101501.html
(ブログ者コメント)
糸魚川大火と同じようなシチュエーション。
違うのは風だけだ。
2017年8月5日6時21分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月3日、東京・中央区の「築地場外市場」で、飲食店などが入った建物から火が出て、火はおよそ15時間後に消し止められたが、周辺の建物なども含め、あわせて7棟、およそ935m2が全焼した。
警察は、建物の1階にあるラーメン店が火元で、厨房のコンロの熱が付近の木製の壁に伝わって出火したとみているが、この壁は火事の前から内側が熱で劣化して炭のような状態になっていたことが、警察への取材で分かった。
警察によると、この店では3日は営業を終えたあと、従業員がコンロを使って仕込みの作業を行い、火を消して店を出たという。
警察は、長年にわたって調理の熱が伝わり、壁が燃えやすい状態になっていたとみて調べている。
一方、東京消防庁によると、今回のように、壁の内側にある木材などの燃えやすい素材に熱が伝わって火が出ることを「伝導過熱」といい、去年、都内で起きた「伝導過熱」が原因の火事は21件で、このうち13件が飲食店だったという。
東京消防庁は、飲食店には火力の強い調理器具が多く設置されているため、壁の構造によっては熱がこもって火が出るおそれがあるとして、調理器具を壁から一定程度離したり、日頃から壁や器具の状態をこまめに点検したりするよう、注意を呼びかけている。
出典
『築地火災 炭化した壁伝わり出火』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170805/5801361.html
8月4日21時25分に朝日新聞からは、模式図付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
伝導過熱による火災は、一般家庭の台所でも起きることがある。
東京消防庁によると、昨年、管内で伝導過熱が原因で起きた火災は21件。
ほとんどが飲食店や工場だったが、3件は住宅で発生していた。
2007年以降でみると、計62件が住宅で起きている。
諏訪東京理科大学の須川修身教授(火災科学)によると、厨房の壁は下地の木材の上に石膏ボードなどの断熱材を入れ、ステンレスなどを張るのが一般的。
通常なら伝導過熱は起きないが、改築を繰り返して断熱材が省かれている場合などには起きる恐れがあるという。
伝導過熱は、出火まで時間がかかる特徴がある。
須川教授は、「壁裏からの出火はすぐに見えないし、においも届きにくく、火災感知器も反応しづらい」と、その危険性を指摘する。
飲食店で起きたとみられる今回の火災については、「熱が毎日、木材にたまっていき、発火点を超えたのだろう」とみる。
出典
『壁が突然発火…「伝導過熱」家庭でも 築地火災の原因か』
http://digital.asahi.com/articles/ASK8466RRK84UTIL04R.html?rm=244
8月6日付で毎日新聞東京版からは、模式図付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、コンロの周辺の壁にはステンレス製の板が設置されていたが、その裏の木製の壁が激しく焼けていた。
4日実施した実況見分で、以前から壁が炭のような状態だったことが確認されたという。
コンロでは、ずんどう鍋などを使って調理が行われており、その熱が蓄積した可能性が高いとみられる。
ラーメン店の従業員は、火災発生の119番がある約50分前の3日午後4時ごろ、コンロの消火を確認して店を出た。
一方で、隣の店の関係者は「午後3時20分ごろに焦げ臭いにおいがした」と話しており、警察は出火の経緯を確認する。
出典
『東京・築地場外市場の火災 ラーメン店、コンロ熱で壁発火か 「伝導過熱」の可能性』
https://mainichi.jp/articles/20170806/ddm/041/040/171000c
8月4日21時21分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火元と断定されたラーメン店は行列が出来る人気店で、3日は午前4時半から午後1時半まで営業。
閉店後の調理場で、男女3人の従業員がスープの仕込み作業をしていた。
壁際のコンロで数時間、ずんどう鍋を火にかけ、4時頃にガスの元栓を閉めて退店した。
出典
『築地火災、火元はラーメン店…コンロの熱が壁に』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170804-OYT1T50074.html
2017年7月27日21時23分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後1時25分ごろ、愛知県常滑市セントレアの中部空港駐機場で、フォークリフトから煙が出たと空港職員から119番があった。
自衛消防隊の消防車が出動して放水し、約20分後に鎮火。
市消防本部などによると、フォークリフト1台が焼けたが、けが人はなく、航空機の運航にも影響はなかった。
県警中部空港署などによると、焼けたフォークリフトは製造が古く、貨物機から降ろした荷物を動かしている最中にエンジン回転数が上がり、スイッチを切っても止まらなかったという。
シート下部のエンジンルームが最も焼けており、同署が整備状況など原因を調べている。
出典
『中部空港 駐機場でフォークリフト焼ける 20分後に鎮火』
https://mainichi.jp/articles/20170728/k00/00m/040/083000c
7月27日19時5分に中京テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後1時半ごろ、中部国際空港の駐機場でフォークリフトから煙が出ていると通報があった。
消防車が駆けつけて放水し、火はまもなく消し止められた。
けが人はいなかった。
現場は滑走路から離れた駐機場で、航空機の離発着に影響はないという。
作業員の話によると、フォークリフトを動かそうとしたところ、エンジンがかからず、キーを抜いたらエンジンが高回転して煙が出たといい、消防が原因を調べている。
出典
『駐機場のフォークリフトから煙 中部空港』
http://www.ctv.co.jp/newsctv/index_loc.html?id=280549
2017年7月26日11時1分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省国土技術政策総合研究所と建築研究所は、新潟県糸魚川市で昨年12月に起きた大規模火災の原因となった飛び火は、屋根瓦の隙間から火の粉が入ったことによる可能性が高いと発表した。
防火対策を壁や窓に施せば被害を大幅に減らせることもわかった。
両研究所は、当時の映像などから、延焼した146棟のうち少なくとも15棟で屋根へ飛び火して、屋根付近が燃えていたのを確認した。
大半が1930年代にできた古い木造建築だった。
当時の瓦は形が不均一で、間に隙間ができていた。
そこで古い瓦を使い当時の瓦屋根を再現し、風洞実験施設で火災の時と同じ風速10mの風を送って火の粉を吹き付けた。
すると、実験開始から数分で瓦の下の木材が燃え始めたという。
すべての建物の外壁に燃えにくいモルタルを塗り、窓ガラスに金網を入れて割れにくくするなどで、焼損棟数が約2割に減ることが、コンピューターシミュレーションでわかった。
現場では、こうした対策が取られている建物は4割程度にとどまっていたという。
総務省消防庁の糸魚川火災の検討会座長を務めた、兵庫県立大大学院の室崎益輝教授(防災計画)は、「飛び火のメカニズムに切り込んだ貴重な調査だ。ただ、現代仕様の瓦屋根でも飛び火被害は出ており、昭和初期の古い建物に限った問題かは、もう少し検証が必要だ」と話す。
出典
『糸魚川火災、原因は瓦の間の火の粉 防火対策で被害軽減』
http://www.asahi.com/articles/ASK7N5KNPK7NUJHB011.html
(ブログ者コメント)
糸魚川火災では、火の粉だけでなく火の塊も飛んだ。
詳細は過去記事参照。
2017年1月5日掲載
2016年12月22日 新潟県糸魚川市で駅前ラーメン店から出火、強風で火の塊が飛び1時間後に違う場所からも出火、144棟が延焼し過去20年で最悪の大火となる (第2報;1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6632/
2017年1月5日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報として掲載します。
第2報(2/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6631/
2017年6月30日11時43分に朝日新聞から、8時半ごろにコンロに鍋をかけたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月30日17時45分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は30日、火元となったラーメン店の男性店主(73)を業務上失火の疑いで書類送検した。
男性は調べに容疑を認め、「開店前の仕込みの際、うっかり火を消し忘れていったん帰宅し、戻って来たら出火していた。被災した方には申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話したという。
県警によると、男性は昨年12月22日午前8時半ごろ、タケノコをゆでるため、厨房のガスコンロの火にタケノコと水が入った中華鍋をかけた。
しかし、約1時間後にそのまま外出。
鍋は完全に水が蒸発して空だきになってしまい、同日午前10時20分ごろに鍋付近から出火し、自身の店のほか、周辺の計146棟に延焼させた疑いがある。
この日の糸魚川市は最大瞬間風速27.2mを観測するなどの強風だった。
国は、この大規模火災を強風による風害と認定し、地震などの自然災害の被害が条件となる「被災者生活再建支援法」を適用した。
県警は、延焼した全域を送検の対象に含めた理由について、「ラーメン店の火だけでどこまで延焼したかは判別できず、風の影響はあるが、元々の原因は鍋の空だきだったと判断した」と説明した。
出典
『糸魚川大火、ラーメン店主書類送検 業務上失火容疑』
http://www.asahi.com/articles/ASK6Z3FSSK6ZUOHB003.html
『糸魚川大規模火災 火元の店の元店主を書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170630/k10011035431000.html
2017年6月25日14時44分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
パキスタン中部パンジャブ州の幹線道路で、25日午前6時半ごろ(日本時間午前10時半ごろ)、ガソリンを積んでいたタンクローリーが横転し、漏れ出したガソリンが燃え上がった。
地元の警察によると、事故で漏れ出したガソリンを汲み取ろうとタンクローリーの周囲に集まっていた人たちが火に巻き込まれ、これまでに125人が死亡したという。
現場では、軍の部隊も出て救助活動が行われ、100人以上がやけどなどを負って病院に搬送された。
現地のメディアは、目撃者の話として、事故現場に集まったうちの数人がたばこを吸っていて、その火がガソリンに引火した可能性があると伝えている。
タンクローリーが横転したあと、現場近くで撮影されたと見られる写真には、多くの人が集まって地面にたまった液体を容器ですくっているような様子が写されている。
また、現地のテレビ局が報じた事故現場の映像では、消防車両の脇で黒い煙が立ちこめる中、激しい炎があがっているのが確認できる。
横転したタンクローリーのすぐそばには焼け焦げたオートバイが散乱していて、集まった人たちが不安そうに様子を見守っている。
【ガソリン集めで被災 過去の事故】
横転したタンクローリーから漏れ出したガソリンを持ち帰ろうと集まった住民が巻き込まれる事故は、これまでもアフリカで起きている。
このうち、ナイジェリアでは2012年、南部のリバーズ州で、事故で横転したタンクローリーから漏れ出したガソリンをすくいとろうと住民が集まったところ、ガソリンに引火して炎上し、90人以上が死亡した。
また、ケニアでも2009年、西部のリフトバレー州でタンクローリーが横転し、ガソリンを手に入れようと集まった住民ら110人以上が炎に巻き込まれるなどして死亡した。
このほか、いずれもナイジェリアの最大都市ラゴスの郊外で、2007年、パイプラインの亀裂から漏れ出したガソリンに引火して爆発が発生し、集まっていた30人以上が死亡したほか、2006年にも何者かがパイプラインに穴をあけてガソリンを盗んだあと爆発が起き、近くの住民も巻き添えとなって、およそ250人が死亡している。
出典
『パキスタン タンクローリー横転ガソリンに引火 125人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170625/k10011029801000.html
6月25日23時8分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
地元メディアによると、少なくとも149人が死亡、100人以上が負傷した。
報道によると、走行中のタンクローリーがバランスを崩して横倒しになり、ガソリンが周囲の畑に大量に漏れ出した。
多くの住民が容器を手にガソリンをくみ取りに来たところ、何らかの理由で引火したという。
住民がたばこを吸っていたとの情報があり、地元警察が原因を調べている。
周囲の車やバイク100台近くが焼けたという。
26日から始まるイスラム教の断食月(ラマダン)明けの連休を前に道が混雑していたことも、被害が広がった要因とみられる。
出典
『タンクローリー横転し炎上、149人死亡 パキスタン』
http://www.asahi.com/articles/ASK6T52W7K6TUHBI00P.html
6月25日18時39分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
数1000ℓのガソリンが周辺に漏れ出した。
事故後、近くの住民が漏れたガソリンに群がって、集めて持ち帰ろうとしたり、バイクのタンクに入れたりしていたところ、突然引火し、一気に燃え広がった。
地元当局によると、この火災で、これまでに少なくとも140人が死亡したという。
タンクローリーの運転手が居眠り運転をして事故を起こしたとの情報もあり、当局が詳しく調べている。
出典
『タンクローリーが横転し引火 140人死亡』
http://www.news24.jp/articles/2017/06/25/10365254.html
2017年6月15日7時8分に読売新聞から、火災発生を伝える下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ロンドン西部の高層公営住宅で、14日午前1時(日本時間14日午前9時)頃、火災が発生し、建物全体に燃え広がった。
発生から15時間以上を過ぎても消火活動が続いており、死傷者が多数出ている模様だ。
住民らは、「防火扉があるので、火事の際には自室で待機するように」との指導を受けていた。
これが被害拡大の一因になった可能性がある。
火災が起きたのは、24階建てで約120世帯が入居できる「グレンフェル・タワー」。
1974年に建てられた。
ロンドン消防当局によると、14日午前0時54分に最初の通報があり、消防車40台、消防士200人以上が出動して消火に当たっている。
出典
『英高層住宅火災、「自室待機」指導で被害拡大か』
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170614-OYT1T50085.html
6月14日16時27分に日テレNEWS24からは、冷蔵庫が爆発したという話しがあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
イギリスメディアによると、マンションの住民は「4階の部屋にある冷蔵庫が爆発して火事になった」と話しているという。
また、火災の警報装置が作動しなかったという話もある。
出典
『英タワーマンション火災「冷蔵庫が爆発」』
http://www.news24.jp/articles/2017/06/14/10364222.html
6月16日8時31分に産経新聞からは、昨年までの大改修時に外壁材料として燃えやすい樹脂などを使ったため15分程度で建物に火が回ったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月16日0時41分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察当局は15日、昨年までに大規模改修を行った際、見栄え重視で外壁に燃えやすい素材を使用したため、出火から15分程度で建物全体に炎が広がったとの疑いを強めた。
施工業者から事情を聴いている。
火災のあった高層アパートは、ケンジントンチェルシー区が改修に取り組み、昨年までの2年間で約1000万ポンド(約14億円)をかけ、内装、暖房システムのほか、防水効果を高める外壁工事を終えたばかりだった。
英メディアによると、施工業者の計画書では「建物の見栄えを良くして、外観を現代風にする」との目的が強調されており、低コストで美観を得るため、表面を覆う外壁に燃えやすい樹脂などの素材が使われていた。
出典
『見栄え重視の外壁 火の回り早める? 出火から15分で全体が炎上』
http://www.sankei.com/world/news/170616/wor1706160023-n1.html
『ロンドン高層住宅火災、数十人が行方不明 死者17人に』
http://www.asahi.com/articles/ASK6H6FQNK6HUHBI022.html
6月19日0時50分に産経新聞からは、英国では禁止されている外壁材を使っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
英国のハモンド財務相は18日、BBC放送に、改修工事で使用した安価で耐火性の低い外壁材が「欧州や米国と同様に、英国で使用が禁止されているもの」と述べた。
英メディアは、外壁材は2種類あるうち、より安価で耐火性が低い方が使用されていたと報じている。
出典
『ハモンド財務相「外壁材は英国で禁止」 安価で耐火性の低いものを使用』
http://www.sankei.com/affairs/news/170619/afr1706190002-n1.html
6月16日付でBBC NEWS JAPANからは、古い建物ゆえ設置義務の遡及適用がなくスプリンクラーは設置されていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
イングランドでスプリンクラーの設置が義務付けられているのは、2007年以降に建てられ、高さ30m以上の建物のみだ。
この決まりは、過去にさかのぼって適用されないため、1974年に完成したグレンフェル・タワーにも適用されなかった。
建物の構造や使用方法に根本的な変更を加える場合は、既存の高層建築にもスプリンクラーを設置しなくてはならない。
出典
『【ロンドン火災】 なぜ高層住宅にスプリンクラーがついていないのか』
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40298255
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
6月16日10時0分にBBC NEWS JAPANからは、新たに設置した外装パネルと既にある壁との隙間が煙突効果を果たした可能性も考えられるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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約870万ポンド(約12億円)が投じられた改修工事は昨年完了した。
自治体の文書によれば、断熱・防音効果を高めるため、新しい外壁材が使用され、窓が交換された。
建物の外装に断熱層を設置するのはよくあることだが、一部の建築家や建築安全の専門家は、それによる火災のリスクを認識している。
通常は断熱材で埋められる新たな外装パネルと、すでにある壁のすき間が、建物の側面に沿って炎が立ち上る経路となる恐れがあるからだと、専門家は指摘する。
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出典
『ロンドンのタワーマンション火災 改修計画に「防火壁」はなかった』
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/06/post-7810_1.php
6月15日付でBBC NEWS JAPANからは、自室に影響ない火事なら室内にとどまれというマニュアルだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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グレンフェル・タワー内に掲示されていた火災時行動マニュアルは、自室で発生した、もしくは自室に影響を与えている火事でなければ、室内に留まるよう住民に勧告している。
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これは、大型集合住宅において比較的スタンダードな勧告だ。
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元消防士で防火対策専門家のエドワーズさんは、「自室に留まる」方針は、火事に直接影響を受けない住民が不要に避難して通路をふさがないようにするためだと話す。
大事なポイントとなるのは、炎の広がり方だ。
英国の防火対策の基本は、鎮圧可能な規模の火事を前提としている。
高層集合住宅は、通常、たとえ1カ所で出火しても、建物全体には広がらないよう設計されている。
個別の住宅はそれぞれ独立して、延焼を防ぐように設計されているはずだ。
しかしグレンフェル・タワー火災の場合、炎が瞬く間に建物全体に燃え広がった。
その速度は前例がないとエドワーズさんは言う。
・・・・・
出典
『【ロンドン火災】 なぜ高層住宅の住民は「室内に留まる」よう指示されるのか』
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40284049
6月14日22時44分に産経新聞からは、日本で同様の火災が起きる可能性は低いという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タワーマンションなどの日本国内の高層住宅は、延焼防止構造や防災設備の設置が義務付けられ、今回のロンドンと同様の火災が起きる可能性は低いとされるが、適切に管理されていることが前提となる。
総務省消防庁によると、はしご車が届かない11階建て以上の建物は高層ビルと位置づけられ、建築基準法や消防法で規制される。
マンションの場合、各部屋の鉄扉の外側に廊下が設置され、ベランダ側も仕切りで分断。
11階以上はスプリンクラーの設置が義務付けられ、どの部屋で火災報知機が作動しても管理室を通じて全部屋に知らせる仕組みが取られている。
平成27年に全国で起きた高層マンション火災は計477件で、うち死亡火災は13件(14人)。
だが、高層マンション火災全体の平均焼失面積は3.4m2にとどまる。
同庁予防課の担当者は、「国内では、焼けても1室だけで済む例が多く、大規模な延焼や逃げ遅れは考えにくい」と話す。
ただ、不適切な管理で危険が生じたケースもある。
平成元年8月、東京都江東区の28階建てマンションから出火、24階の約100m2が焼け、子供ら7人が一時取り残された火災では、発生を知らせる放送に不具合があったという。
神戸大学都市安全研究センターの北後明彦教授(60)=防火避難計画=は、「設備の点検も人の手で行うことなので、過信しすぎてはいけない。法律は最低限の安全対策」と訴えた。
出典
『日本の高層マンションなら…専門家「燃えても1室だけ」』
http://www.sankei.com/affairs/news/170614/afr1706140032-n1.html
(ブログ者コメント)
写真を見た瞬間、木造建築でもないのに、なぜ建物全体が燃えているのだろう?と思った今回の火災。
まさか、外壁材に燃えやすいものが使われていたとは・・・。
設計施工に携わった人の中に、危険予知した人はいなかったのだろうか?
2017年6月12日16時45分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前11時50分ごろ、大阪府田尻町吉見の空き家から出火し、木造2階建ての建物延べ計約100m2を全焼した。
けが人はなかった。
警察などによると、火元の空き家は以前アパートとして使用されていた建物で、今月5日から解体作業が行われていた。
出火当時は作業員が3人おり、グラインダー(工作機械)を使っていたところ、火花が出て引火したとみられる。
出典
『解体中の元アパートが全焼 工作機械の火花が引火か 大阪』
http://www.sankei.com/west/news/170612/wst1706120032-n1.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。