2013年11月1日付で愛媛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛媛県松山市の飲食店で10月下旬、1983年製で使用期限を大幅に経過した消火器が破裂し従業員がけがをする事故が発生、市消防局は31日までに市ホームページ(HP)で、老朽化した消火器に関する注意喚起を始めた。
同局によると、25日正午ごろ、営業中の店内で消火器が破裂。近くにいた60代の女性従業員が顔にけがを負った。
破裂時の状況や原因を調べている。
消火器の使用期限は業務用で約10年、住宅用は5年で、老朽化による本体の変形や腐食がある状態で圧力がかかると、破裂する恐れがある。
2009年以降、全国で消火器破裂による負傷・死亡事故が計11件発生。
60代の男性廃棄物処理業者が廃棄処理中に死亡(11年、大分県)、89年製を操作した10代男児が負傷(09年、大阪府)などがあった。
出典URL
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20131101/news20131101569.html
また、松山市HPには、2013年10月29日付で「老朽化消火器の適切な取扱い方法」というタイトルのお知らせ記事が掲載されていた。
記事中、底が抜けた消火器の写真ならびに平成21年度以降に発生した全国の同種事例12件が紹介されている。
http://www.city.matsuyama.ehime.jp/kurashi/bosai/sbbousai/sboshirase/syoukakisyobun.html
(ブログ者コメント)
○松山市のHPで紹介されている最近の12事例は、すべて消火器を動かすか操作していた時の事故。
そこから考えると、今回も、置いていた消火器が突然破裂したのではなく、動かすなどしていたのかもしれない。
○ブログ者は昨年、9年前に購入した自宅用消火器を買い替えた。
屋内保管ゆえ、底部を含めた外面に錆びなどは全くなかったのだが、イザという時に使えなかったり、あるいは破裂することを心配してのことだ。
それ以上に、古い消火器は販売店が引き取るというキャンペーン中だったことが、買い替えの動機となった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。