







2019年11月30日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
上伊那郡飯島町飯島の与田切公園で遊具が倒壊し複数の小学生が軽傷を負った事故で、公園を管理する町は29日、この遊具が過去の点検で「使用不可」と判定されていたにもかかわらず、使用禁止にしていなかったと明らかにした。
町役場で開いた記者会見で、下平洋一町長は、「一言の弁明もできない事故」と謝罪。
駒ケ根署が業務上過失傷害の疑いもあるとみて調べており、「捜査結果を見極めた上で、関係職員の処分を厳正に行う」とした。
倒壊したのは回転する球形の骨組みの遊具で、地面近くの支柱が折れた。
2017、18年度の点検で骨組み部分のボルトが「修繕または対策が必要で、修繕完了まで使用不可」と、2年続けて指摘されていた。
支柱については指摘がなかった。
公園は今年3月末まで一般社団法人「まちづくりセンターいいじま」(解散)が指定管理者となっており、点検も発注。
理事長は唐沢隆副町長、事務局長は町職員だった。
4月から町の直営となったが、引き継ぎがうまくできていなかったといい、唐沢副町長は自身を含めて「危機管理意識の欠如」とした。
現在担当する町地域創造課や下平町長は、遊具を点検していたことを知らなかったという。
町長は、「町民や利用者の安全に関わることは、直接、町長に情報が伝わるような方法を構築する」と述べた。
事故は10月11日に発生。
負傷したのは上伊那地方にある町外の学校の行事で訪れた男児7人で、1人が右足首を捻挫し、病院で治療を受けた。
他の6人は打ち身や擦り傷などで、病院へは行かなかった。
7人とも回復しているという。
捻挫した男児に治療費の全額5460円と慰謝料7万円、他の6人に慰謝料を2万円ずつ支払うことで示談が成立した。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20191130/KT191129FTI090003000.php
11月30日付で中日新聞からは、過去の不具合指摘については遊具本体に影響なしと判断し修繕しなかったなど、下記趣旨の記事が遊具の写真付きでネット配信されていた。
飯島町が管理する与田切公園の遊具が倒壊し子どもたちがけがをした事故で、下平洋一町長らが二十九日、役場で会見した。
昨年度までの指定管理者が、点検で別の問題を指摘されたのに対応せず、町が把握していなかったことを明らかにした上で、「危機管理意識が希薄で、責任は町にある」と謝罪した。
町によると、遊具は回転する丸いジャングルジム(高さ二メートル)。
十月十一日午後、上伊那郡内の児童が遊んでいた際、支柱(直径五センチ)が根元から折れて倒れた。
七人の児童が巻き込まれ、一人が右足首をねんざ、六人が打ち身や擦り傷を負った。
町はただちに閉園とし、遊具を撤去した。
公園は、昨年度まで一般財団法人「まちづくりセンターいいじま」(理事長・唐澤隆副町長)が指定管理者だった。
ジャングルジムは一九九四年に設置。
二〇一七、一八年度の点検で、支柱とは別のボルト接合部に問題が見つかり、「修繕完了まで使用不可」「(遊具自体の)構造が現行の基準に適合しない」と指摘されていたが、遊具本体に影響はないと判断し、修繕しなかった。
唐澤副町長は、「遊具の安全管理が徹底できていなかった」と述べた。
事故を受け、町は、園内施設の緊急点検を実施。
ローラー滑り台と複合遊具、ブランコも、金属部分の腐食や一部破損などで使用不可とした。
改修または撤去する方針で、「今後は年一回の定期点検を徹底し、毎日の目視や月一回の確認も行い、不具合があれば使用禁止とする」と説明した。
児童七人とは示談が成立しているという。
https://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20191130/CK2019113002000019.html
11月30日10時14分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
町によると、10月11日午後1時半頃、回転する球体ジャングルジム(直径約2メートル)を中心で支えるステンレス製の支柱が、根元から折れた。
本体が転がるように倒れ、遊んでいた上伊那郡の小学男児7人が足のねんざなどのけがをした。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191129-OYT1T50341/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。