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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20177282045分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午前10時ごろ、斜里町の住宅で、この家に住む77歳の女性が足裏用のマッサージ器を首にあてて使用していたところ、洋服の襟をローラー部分に巻き込まれ、首を絞められて死亡した。


警察によると、女性が使っていたのは埼玉県川越市の「的場電機製作所」の製品で、女性はローラー部分を覆っていた布を外して、じかに首にあてて使用していたという。


厚労省によると、このメーカーが製造した同じような型のマッサージ器をめぐって、これまでに死亡事故があわせて5件発生しているという。


こうしたマッサージ器は、平成8年に生産が中止されるまで、およそ78万台が製造されているということで、メーカーはホームページなどで使用しないよう呼びかけている。

 

出典

マッサージ器使用中に女性死亡

http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170728/5592481.html 

 

 

7282310分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察などによると、マッサージ器は電動ローラー式(幅44cm、縦33cm)。

 

女性は布カバーを外し、ローラー部分を直接、首に当てて使用していたといい、26日午前10時過ぎ、自宅で意識を失った状態で倒れているのを家族が発見。

 

病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 

出典

『北海道 足裏マッサージ器、首回りに使い77歳女性窒息死』

https://mainichi.jp/articles/20170729/k00/00m/040/121000c 

 

 

729104分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察の発表によると、女性は布製カバーが外された足裏用の電気マッサージ器を首の下に置き、あおむけで使用中、服の襟がローラー部分に巻き込まれたとみられる。

 

夫は「カバーを外して日常的に使っていた」と話しているという。

 

出典

『マッサージ器使用中に服巻き込まれ、女性死亡』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170729-OYT1T50052.html 

 

 

81230分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

この事故を受けて、このメーカーの類似の製品でも過去に同様の死亡事故が5件起きていることから、厚労省は、このマッサージ器を使わないよう呼びかけている。

 

このマッサージ器は、埼玉県川越市の「的場電機製作所」が製造した「シェイプアップローラー2」という製品で、突起がついたローラーが回転し、足裏のこりをほぐす効果があるという。

 

このメーカーが製造した別の足裏用のマッサージ器「アルビシェイプアップローラー」でも、平成26年までの15年間に同様の死亡事故が5件起きていて、メーカーでは、これまで2種類のマッサージ器について、足裏を含めて一切の使用の中止を呼びかけるとともに、安全装置がついた製品と有償での交換を進めていた。


メーカーによると、事故が起きた2種類のマッサージ器は、平成8年までの13年間にあわせておよそ78万台が販売されていて、このうち交換できたのは1270台にとどまっているという。


このメーカーが現在、販売しているマッサージ器は、カバーを外して使うと停止する装置がついているという。

 

 

事故を受けて、メーカーは1日、マッサージ器がどのようにして布を巻き込むのか再現した。


ローラ-を覆う布製のカバーを外した状態で作動させてエプロンを近づけると、ローラーの軸の部分にエプロンのひもが引っかかり、数秒でエプロン全体が巻き込まれた。


巻き込まれたエプロンは、電源を切って両手で引っ張っても、なかなか取り出すことはできなかった。

 

出典

マッサージ器死亡 使用中止を

http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170801/5704361.html

 

 

81179分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

製造終了から20年以上がたち、すでに販売会社もないため、利用者の特定は難しいという。

 

出典

『足用マッサージ器の使用中止促す 厚労省、死亡事故受け』

http://www.asahi.com/articles/ASK814WC7K81ULBJ00D.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、同じメーカーのマッサージ機で起きた過去の死亡事例。

 

201472日掲載

2014624日報道 家庭用の足マッサージ機をカバーが外れた状態で背中で使っていて上着をローラーに巻き込まれて死亡、同種事故5件目、取説には注意書きあり

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4053/

 

 

 

 

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2017720630分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

扇風機の作動中に羽根が割れたり、首振り部分が折れたりしたという相談が、兵庫県内の消費生活相談窓口に、2014~16年度に計10件寄せられた。

劣化が原因とみられる。

 

全国的には火災や負傷事故も報告されており、県生活科学総合センターは、購入後、長期間経過している場合には、注意して使用するよう呼び掛けている。

 

60代男性は、扇風機の風量を「弱」から「強」に切り替えた際、羽根が割れて破片が飛び散ったと相談を寄せた。

11年前に購入した製品で、3枚の羽根が手で簡単に割れるくらいにもろくなっていたという。

 

別の60代男性は、扇風機を使っていて突然、首振り部分が折れたと相談。29年前の製造だった。

劣化した首振り部分の樹脂製部品がモーターなどの重さに耐えられなくなり、破損したとみられる。

 

いずれもけが人はいなかったが、同センターは、「飛散した羽根の破片などに当たれば、けがにつながりかねない」とする。

 

同センターによると、扇風機が壊れる際は、前兆があることが多い。

普段と違う音や振動がある場合は、羽根や羽根を覆うガードを留める部品が緩んでいたり、亀裂が入っていたりすることがある。

焦げたような臭いがすれば、内部の部品が異常に発熱している可能性があるという。

 

また、樹脂部品は、殺虫剤や虫よけスプレーがかかったり、アルコールや染み抜きの薬品などで拭いたりすると劣化を招くため、同センターは扇風機に使わないよう呼び掛けている。

 

09年4月以降に製造、販売された製品は、一般的な条件で使用した場合、安全に使用できる「標準使用期間」が表示されている。

同センターは、「使用期間をよく確かめ、表示されていない古い製品でも、音や臭いなどの異常がないか注意して使ってほしい」とする。

 

相談は、消費者ホットラインTEL188

 

出典

『古い扇風機、作動中に破損の危険 負傷事故や火災』

https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201707/0010387096.shtml

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「188」は全国共通の番号。

電話すれば、地方公共団体が設置している身近な消費生活相談窓口を案内してくれる。

http://www.caa.go.jp/region/shohisha_hotline.html

 

 

 

 

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2017626174分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後1時前、大阪・此花区にあるテーマパーク、ユニバーサル・スタジオジャパン(USJ)の敷地内で「何かが燃えた」と消防に通報があった。


警察や消防によると、映画「ハリー・ポッター」の世界を再現した人気アトラクションにある利用客用のロッカールーム内にあった携帯電話の充電器から煙が出て、一時、室内に充満したという。

利用客は全員、外に避難し、けが人はいなかった。


USJによると、床に落ちていた充電器に客の足が当たった際に火花と煙が出て、従業員がすぐに消しとめたという。
この影響で、アトラクションは1時間余りにわたって営業を取りやめた。


煙が出た充電器はリチウムイオン電池が使われていたということで、警察と消防が原因を調べている。

 

 

消防によると、大阪や東京では、リチウムイオン電池が使用された充電器から火が出るなどのトラブルが相次いでいる。


大阪市消防局によると、大阪市内では去年6月、リチウムイオン電池を使った充電器を床に落とした際に出火するなど、去年1年間で14件の火災が報告されている。


また東京でも去年12月に、走行中のJR山手線の車内で乗客が持っていたリチウムイオン電池使用の充電器から煙が出て、一時、運転を見合わせるトラブルが起きている。


消防によると、リチウムイオン電池を落とすなどして何らかの圧力がかかったり、充電の際に電気が過剰に流れたりすると、火が出るケースがあるという。


大阪市消防局予防課の橋本担当係長は、「リチウムイオン電池はとても便利だが、使い方を間違うと火災につながり、非常に危険だ。使うときは、充電しすぎないように気をつけると同時に、電池が熱くなるなど異常を感じたときは使用を控えてほしい」と話していた。

 

出典

USJ人気アトラクションで煙 利用客一時避難

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170626/k10011030721000.html

 

 

626213分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後0時15分ごろ、大阪市此花区のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の、「ハリー・ポッター」エリアのロッカールームで、床に落ちていた携帯電話の充電用電池から煙が上がり、付近に充満した。

 

100人以上がアトラクションの順番待ちをしており、一部が中断。

煙は従業員が消火器ですぐに消し止めて、けが人はなかった。

 

警察によると、ロッカールームにはアトラクション利用者が荷物を預けていた。

電池はリチウムイオン電池で、客の足に当たって火花が出て、直後に煙が上がった。

 

USJ広報室によると、大きな混乱はなく、午後1時半ごろにアトラクションを再開した。

 

出典

『USJ 充電用電池発煙騒ぎ 消火器で消し止め、けがなし』

https://mainichi.jp/articles/20170627/k00/00m/040/020000c 

 

 

 

 

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201767235分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

傘を繰り返し左右に回転させると中棒が折れる危険があることが、国民生活センターの実施した商品テストで分かった。

けがにつながる可能性もあるため、子どもが傘を回さないように注意してほしいと呼びかけている。

 

同センターは昨年、子ども用の傘4種類をテスト。

開いた状態で柄を持ち、手首を左右に素早くひねる動作を繰り返したところ、19~97回ですべての傘の中棒が折れた。

 

傘を開く時に押すボタンがある「下はじき」の部分が破損した。

大人用の傘でも、破損する恐れがあるという。

 

2009年以降、同センターと消費者庁に寄せられた「子どもの傘の棒が折れた」という相談は、少なくとも5件。

「小学4年の娘が傘を回して遊んでいたら折れた」、「露を払おうと傘を回転させたら付け根で折れた」といった相談があった。

 

中棒の素材は、鉄やアルミが多い。

テストでは鉄製のワンタッチ傘を使ったが、生活用製品の安全性に関する研究をしている一般財団法人・製品安全協会は、「鉄以外の素材や手開き傘でも、下はじき部分は強度がもっとも弱い。扱い方に注意が必要だ」としている。

 

出典

『傘は回すと折れる 国民生活センター、子ども用をテスト』

http://www.asahi.com/articles/ASK665H8NK66UTFL009.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、ネタ元かもしれない記事。

ブログ者は、勢いよく傘を回したことが何回もあるが、棒が折れたことは一度もない。

すべての傘がそうだというのではなく、メーカーによっては当該部分が折れやすい傘もある、ということではないのだろうか?

 

消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 

子ども用のジャンプ傘について、

「小学校2年生の男児が、乾かすために傘を開こうとボタンを押した時に、「バン」と音をたてて中棒が手元近くで破損した。破損した原因を調べてほしい。」

という依頼を受けました。

 

当該品の外観を調査したところ、当該品の中棒は下はじきの溝から破断しており、中棒の円周に沿ってねじれたように、外側に広がる変形が見られました。

 

力の加わり方と破損の状況を確認するため、同型品を用いて、

1)閉じた傘を折り曲げる動作

2)開いた傘の取っ手を持って回転し素早く反転させる動作

2通りで中棒を破損させ、破損状態を調べました。

 

その結果、(2)の素早く反転させる動作を繰り返し行うと、下はじきの溝の上下端で円周方向の亀裂が発生し、やがて溶接部の箇所で皮一枚つながった状態となりました。

これは当該品の破損状態に類似していました。

 

また、参考品として購入した当該品と同じ長さの子ども用傘3本について、同様に素早く反転させる動作を繰り返し行った結果、下はじきの溝から破断しました。

 

以上、当該品は、傘を開いた状態で取っ手を持って回転し、素早く反転させる動作を行ったことで、中棒の下はじきの溝付近に過負荷が加わり破損したものと考えられました。

 

なお、同じ動作を行うと参考品3銘柄も同様の位置から破損したことから、当該品の強度が特に弱かったということではありませんでした。

 

傘に付着した雨水を飛ばそうとして、開いた状態で取っ手を持って回転し、素早く反転させると、傘が破損する原因となるので注意しましょう。

子どもには保護者から注意するようにしましょう。

 

出典

(平成28 10 20 日 国民生活センター 報道発表資料)

『開いた傘の取っ手を持って素早く左右に回転させると中棒が破損することも』

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20161020_2.html 

 

 

 

 

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201745215分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

兵庫県西宮市で5日朝、通勤中の男性が持っていたスマートフォンの充電器が突然、燃えだした。


午前7時40分ごろ阪急西宮北口駅で、会社員の男性が胸のポケットに入れていたスマートフォンが突然熱くなり煙が出たため、慌てて取り出した。

スマートフォンには携帯式の充電器が接続されていて、男性がホームの上に投げ出すと充電器が発火したという。

すぐに駅員が消火し、男性やほかの乗客にけがはなかった。


燃えたのは携帯電話会社の純正品ではない充電器で、男性が1年半ほど前にインターネットで購入したが、これまで異常はなかったという。


消防などが原因を調べている。

 

出典

スマホ充電器が突然の発火

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170405-00000009-kantelev-l28 

 

 

451230分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午前7時40分ごろ、兵庫県西宮市の阪急西宮北口駅で、停車中の高速神戸発梅田行き通勤急行に乗っていた男性会社員(50)=西宮市=の胸ポケットに入っていたスマートフォン用充電器が過熱し、男性が充電器をホームに投げ出した。

 

直後に充電器から炎が上がり、駅員がバケツの水で消火。

男性にけがはなく、電車の運行にも影響はなかった。

 

警察によると、充電器は、おおよそ縦15cm、横8cm。

ソーラー式で、男性はスマートフォンにつないで充電中だったという。

 

消防が充電器を引き取り、出火原因を調べている。

 

出典

阪急西宮北口駅ホーム スマホ充電器が発火

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201704/0010067553.shtml 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関西テレビの画面には『発火した充電器「Mabox」と表記』という字幕が出ていた。

 

 

 

 

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2017315日付でBBC NEWS JAPANから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3151937分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

オーストラリアの運輸安全当局は15日、旅客機内で女性が使用していた電池式ヘッドフォンが爆発したと発表し、注意喚起した。

 

豪ABC放送によると、事故は2月19日に発生。

豪運輸安全局(ATSB)によると、北京発メルボルン行の旅客機で、ヘッドフォンをしたままうとうとと眠っていた女性が、爆発音で目を覚ました。

急ぎ外したヘッドフォンは火花を散らせて発火し、溶け始めていたという。

 

爆発のせいで女性は手にやけどをし、顔は煤で黒くなった。

女性はATSBに、音楽を聴いていたと話したという。

ATSBは女性を匿名のまま、事実関係を公表した。

 

ATSBによると女性は、「自分の顔をパッとつかんだせいで、ヘッドフォンが首の周りにぐるりと回ってしまった。焼けている感じが続いたので、ヘッドフォンをつかんで床に投げ捨てた。火花を散らしていて、少し炎も上がっていた」と話した。

 

複数の乗務員が助けに駆け寄り、最終的には、ヘッドフォンにバケツの水をかけて火を消した。

その時点で電池とプラスチックの表面はすでに溶けて、床に張り付いていたという。

 

「飛行機が目的地に着くまで、乗客は溶けたプラスチックや焼けた電子部品、焼けた髪の毛の臭いに耐えなくてはならなかった」とATSBは報告書で説明。

どの会社のヘッドフォンかは明らかにしていないが、おそらくリチウムイオン電池の問題が原因ではないかとATSBは指摘している。

 

ATSBは、電池や電池パックの安全な携行についてガイドラインを発表し、「電池を使う製品の種類が増えるに伴い、機内で問題が起きる可能性も増える」と指摘している。

 

近年では、リチウムイオン電池を原因とした機内トラブルが相次いでいる。

 

昨年はシドニーで、離陸直前の機内手荷物から煙が出ていたため、出発が中止されたこともある。

手荷物内のリチウムイオン電池が発火したのが原因だった。

 

ATSBによると、動く座席の下でつぶされた電子端末から煙が出たという米国の事例もあるという。

 

昨年9月には,サムスン製「ギャラクシーノート7」の発火報告が相次ぎ、これも電池に問題があると判明。

サムスンは結局、製造を打ち切った。

 

出典

機内でうとうとしていたら……女性の電池式ヘッドフォン「爆発」

http://www.bbc.com/japanese/39276265 

旅客機内で睡眠中、ヘッドホン出火女性やけど

http://www.yomiuri.co.jp/world/20170315-OYT1T50116.html?from=y10 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

BBCの写真を見ると、白人女性の左頬から唇付近にかけて、広い範囲が黒くなっている。

報道では煤で黒くなったということだが、唇付近は腫れているようにも見える。

 

 

 

 

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2017231825分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午後0時5分ごろ、愛知県常滑市の中部空港旅客ターミナルビル3階にある国際線19番搭乗口付近の倉庫内から出火、バッテリー式掃除機2台が焼けた。

煙は一時、搭乗口付近にも流れ込んだが、けが人や運航への影響はなかった。

 

警察や空港会社によると、倉庫は約16m2で、国際線出発制限区域内の旅客用トイレや外貨両替所のすぐそばにあり、空港会社が委託する清掃会社が使っていた。

 

同日午前11時55分ごろから、バッテリー式掃除機3台を充電中だったという。

消火のために倉庫の扉を開けた際に、搭乗口側に黒煙が流れ込んだという。

 

空港会社は、同型の掃除機を、当面、使用中止にする。

 

出典

中部空港ターミナルで火災 掃除機2台燃える

http://www.asahi.com/articles/ASK235S4BK23OBJB01B.html 

 

 

 

 

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20171171543分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1171627分にNHK横浜からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ホンダは17日、昨年12月27日に神奈川県の公道で先行車に追突した小型車「フィット」のタカタ製エアバッグが異常破裂し、運転していた女性が右足太ももにやけどを負う事故が起きたと発表した。


事故車はリコール(回収・無償修理)対象車だったが、女性は改修に応じていなかった。

国内のタカタ製エアバッグの異常破裂によるけが人は、2件目とみられる。

 

ホンダによると、事故車が追突時に助手席側のエアバッグが破裂し、部品の金属片が飛び散った。

同乗者はいなかったが、女性が長さ1cm程度のやけどを負っており、熱を帯びた金属片が原因とみられる。

けがの程度は軽いという

 

事故車は平成15年製のフィットで、ホンダは26年12月にリコールを申請。

同月に販売店を通じて茨城県に住む女性にダイレクトメール(DM)でリコールを通知したが、女性が転居していたため届いていなかったという。

昨年8月にはホンダが再びリコールを通知したが、あて先不明でDMは戻ってきた。

さらに、同10月の車検時には、整備工場からリコールを通知していたが、部品の交換は行われていなかったという。

 

運転手から事故の連絡を受け、ホンダは今月10日に事故車を確認し、タカタに解析を依頼したところ「(ガス発生装置に)異常な内圧が生じたため容器が破損したと推測される」と回答があったという。

 

ホンダは事故を受け、ホームページや新聞の社告で、リコールの周知徹底を図る。

ホンダは、「(被害者には)心からおわびします。リコール通知があったら一刻も早く販売店に行き、部品の交換をお願いしたい」とコメントした。

 

タカタ製エアバッグをめぐっては、米国やマレーシアで15人の死亡事故が起きている。

国内では、27年10月に静岡県の国道で追突事故を起こした日産自動車のスポーツ用多目的車(SUV)「エクストレイル」のエアバッグが異常破裂し、助手席に乗っていた女性が腕にけがを負っている。

 

出典

タカタ製エアバッグの異常破裂でけが人か 国内2件目、リコール対象車が追突事故

http://www.sankei.com/affairs/news/170117/afr1701170032-n1.html 

タカタ製エアバッグ破裂でけが

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056042301.html

 

 

118日付で朝日新聞からは、上記報道とはニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ホンダは、17日、神奈川県内で昨年末、自動車部品大手タカタ製のエアバッグが異常破裂する事故があり、運転者がけがをしたと発表した。

リコール(回収・無償修理)を通知するダイレクトメール(DM)が、事故を起こした車の持ち主に届いていなかった。

 

タカタ製エアバッグの異常破裂では、米国で11人が死亡。

国内で死亡例はないが、これまで6件の異常破裂が起きており、けがにつながった事故が判明したのは、2015年10月の日産自動車「エクストレイル」に続き2回目。

 

ホンダによると、16年12月27日、小型車「フィット」(03年製)が前の車に追突したとき、助手席のエアバッグを膨らませる部品が破裂。

飛び散った金属片が右太ももに触れ、運転する女性が軽いやけどを負った。

 

ホンダは、14年12月と16年8月、リコールを知らせるDMを車検証の住所に送ったが、宛先不明で戻ってきた。

その後、転居していたことがわかり、再送する準備をしている間に事故が起きた。

 

リコールを知らせるDMについては、国交省の昨秋の調査に対し、大半の自動車メーカーが「1割が持ち主に届いていない」と回答。

法律が義務づける車検証の住所変更を転居時に忘れ、販売店にも知らせていない人が少なくないためだ。

 

09年以降、タカタ製エアバッグを使った約1700万台がリコール対象となったが、このうち約250万台はDMが届いておらず、改修率も昨年11月時点で64.4%にとどまる。

 

国交省は、早めの修理に加えて、転居時の住所変更を呼びかけるとともに、車検を請け負う整備工場に対しても、顧客への注意喚起を求める方針だ。

 

出典

リコール通知届かず…タカタ製エアバッグ破裂、1人けが

http://digital.asahi.com/articles/ASK1K547KK1KULFA01J.html?rm=414 

 

 

 

 

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2016918日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

 

(2017年1月19日 修正1 :追記)

 

2017112日付で朝日新聞湘南版(聞蔵)から、薬剤販売会社が適切な濃度を確認していなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

Tシャツの印刷時に使う薬剤を販売したM社(京都市)がお詫びの文書を大会HPに掲載し、薬剤の適切な濃度を製造元に詳しく確かめていなかったことなどが原因だったと説明した。

 

昨年12月26日付の文書では、経産省による調査結果として、Tシャツの印刷の前処理に使う薬剤に皮膚刺激性物質が含まれており、この物質がTシャツに高濃度で残っていたため、皮膚に炎症が起きたとした。

 

この薬剤は別の会社が製造し、床の殺菌剤や靴下の抗菌処理剤として使われていたもので、M社は、Tシャツの印刷で使うインクの発色を良くする製品として採用していた。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

12月26日付のM社文書の骨子(趣旨)は下記。

いまいち原因がハッキリしない感があるが、製造元が考えていた「通常使用される濃度」と使用側が「通常使用する濃度」とが大きく違っていた、ということかもしれない。

 

原因物質は塩化ジデシルジメチルアンモニウム。

 

[原因物質の採用経緯]

・当該物質は、顔料の開発段階で発色性を高めるという課題を解決するために採用。

 

[原因物質採用時の安全性評価]

・当該物質製造メーカーの製品情報に「通常使用される濃度では皮膚刺激性はほとんどない」などとの記載があったため、Tシャツへの使用に問題なしと判断。

・製造工程では原因物質を希釈して使用するので、通常顔料プリントと同様、洗浄工程不要と判断。

・試験品(布地)を第三者機関に送り、安全性の検査を受けて認証を取得。

 

[事故原因究明結果]

・製造メーカーの製品情報等を参考に安全と評価したが、安全性の判断資料としては十分でなかった。

第三者機関の認証を得たことも安全判断の根拠の一つになった。

しかし原因物質が認証対象に含まれていなかったことを確認しなかった。

・会社の評価基準の甘さや不備、他からの情報に対する過信があったことが事故の原因と考える。

 

http://www.supu.co.jp/race/pdf/report1229.pdf

 

 

 

(2017年10月13日 修正2 ;追記)

 

201710121635分にNHK首都圏から、M社は水で薄めれば問題ないと判断したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年9月、神奈川県茅ヶ崎市で開かれたマリンスポーツの国際大会で、参加した選手やスタッフ100人あまりが、主催者から配られたTシャツを着て肌がかぶれるなどの被害が相次ぎ、なかには全治4か月のやけどを負った人もいた。


警察が捜査したところ、Tシャツにプリントする過程で色の仕上がりをよくするために使われた薬品が原因で、「M色素化学工業所」が販売したものだったと分かったという。


この薬品は、通常は工場の床などの抗菌に使われていて、刺激性があるため、皮膚に触れると、かぶれややけどの症状が出ることがあるという。


これまでの調べで、社員2人は薬品を薄めて使えば問題ないと判断したということだが、作業ではTシャツに吹き付けたあと乾燥させていたため、濃度が高くなったという。


警察は、2人が薬品の安全性を十分に確認しないまま、この薬品を別の会社に販売し、Tシャツに使用されたとして、業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
調べに対し、「安全確認が足りなかった」と話しているという。


京都市の染色剤製造会社「M色素化学工業所」の中島販売担当本部長は、「薬品の取り扱いのしかたを間違ってしまい、被害にあわれた方や大会の関係者に心からおわびしたい」と話している。

 

出典

Tシャツの薬品で被害 書類送検

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20171012/0001751.html

 

 

10121228分に産経新聞からは、被害者は107人だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)

 

県警は12日、シャツのプリントに使う薬品の安全対策をせずに販売したとして、業務上過失傷害の疑いで、京都市のインク販売会社「M色素化学工業所」の男性元役員(67)と男性社員(35)を書類送検した。

 

書類送検容疑は、人体への安全性を確認せず、殺菌や消毒に使用する薬品を販売し、Tシャツを着た107人に重軽傷を負わせた疑い。

被害者の中には入院した人もいたという。

 

茅ケ崎署によると、薬品はプリントの発色をよくする「前処理剤」で、同社は成分情報を明らかにせずに衣類プリント会社に販売していた。

男性社員が開発担当者で、元役員が販売を許可した。

 

出典

『Tシャツで百人超かぶれ インク会社社員ら書類送検』

http://www.sankei.com/affairs/news/171012/afr1710120016-n1.html

 

 

1012140分に日テレNEWS24からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

薬剤は本来、床を洗浄するもので、2人は調べに対し「この薬剤を使うと発色がよくなることをつきとめ、水で薄めれば安全だと思い、その後の安全確認をしなかった」などと話しているという。

 

出典

“Tシャツで肌かぶれ”男2人書類送検

http://www.news24.jp/articles/2017/10/12/07374892.html

 

 

 

 

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20161229654分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

走行中の山手線で乗客が持っていた充電器から煙が出るなど、リチウムイオン電池が使用された充電器から火が出るなどのトラブルが増えていて、東京消防庁は、電池が熱くなるなどの異常を感じた時は使用を控えるよう、注意を呼びかけている。


東京消防庁がリチウムイオン電池を使用したバッテリーと市販の充電器をつないで実験したところ、過剰に流れた電気の熱でバッテリーが次第に変形し、出火に至った。


東京消防庁の管内では、ことしに入ってリチウムイオン電池からの発火が原因の火事が相次ぎ、先月末までに50件と、26件だった去年1年間の2倍近くに上っている。


その後も、今月4日に走行中のJR山手線の車内で乗客が持っていたリチウムイオン電池使用の充電器から煙が出て、一時運転を見合わせるトラブルも起きている。


東京消防庁によると、市販の充電器で過剰に充電したり、電池に圧力がかかったりすると発火することがあるということで、こうした取り扱いをしないことや、電池が熱くなるなどの異常を感じた時は使用を控えるよう、注意を呼びかけている。

 

出典

リチウムイオン電池発火に注意

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20161229/5646111.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇万力のようなもので徐々に電池に圧力を加え、ついには爆発的に発火した・・・そのような実験映像も放映されていた。

 

〇東京消防庁HP掲載記事は下記参照。

事故統計や防止策、個別事例や実験写真(NHKでは映像だったが)などが記されている。

リチウムイオン電池からの火災にご注意を!

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kouhouka/pdf/281222.pdf

 

〇電池工業会HPにも、より詳しい注意事項が掲載されていた。

以下は抜粋。

 

◆リチウムイオン電池の使用環境に関する注意 

1.リチウムイオン電池を自動車のダッシュボードや窓際など直射日光の当る場所、炎天下駐車の車内など、高い温度になる場所に放置しないでください。

リチウムイオン電池を漏液させる原因になる恐れがあります。

2.リチウムイオン電池をストーブなどの熱源のそばに放置しないでください。

発熱、破裂、発火の原因になります。

 

◆リチウムイオン電池の使用に関する注意

・・・・・・

2.リチウムイオン電池を水、海水、ジュースなどの液体で濡らさないでください。

リチウムイオン電池に組み込まれている保護回路が壊れ、異常な電流、電圧でリチウムイオン電池が充電され、発熱、破裂、発火の原因になります。

3.リチウムイオン電池は指定された充電器、ACアダプターを使用してください。

指定以外の充電器、ACアダプターで充電すると、充電条件が異なるため、発熱等の原因になります。

 ・・・・・・

9.リチウムイオン電池に高所からの落下など強い衝撃を与えたり、投げつけたりしないでください。

リチウムイオン電池が変形したり、リチウムイオン電池に組み込まれている保護機構が壊れ、異常な電流、電圧でリチウムイオン電池が充電される可能性があり、発熱、破裂、発火の原因になります。

 ・・・・・・

13.リチウムイオン電池の充電や放電中に可燃物を上に載せたり、覆ったりしないでください。

リチウムイオン電池を発熱、破裂、発火させるおそれがあります。

 

  出典

リチウムイオン電池をご使用の際は次のことを必ず守ってください。

http://www.baj.or.jp/frombaj/03.html 

 

 

 

 

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20161251654分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ダウンジャケットのフードに付いているゴムひもの先端の留め具が左目に当たり、白内障になったとして、東京都の男性が製造元のメーカーに約1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が、2日、東京地裁であった。

 

沢野裁判長は、「留め具が直撃したのは、製品の構造上の欠陥が原因だ」として、メーカーに約4000万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 

訴えられたのは、ファーストリテイリングの子会社で、「セオリー」などのブランドを展開する「リンク・セオリー・ジャパン」(山口市)。

 

判決によると、男性は2010年末ごろにダウンジャケットを購入。

12年1月、男性が携帯電話を右ポケットから取り出す際に、ゴムひもが携帯電話か右腕に引っかかり、外れたはずみで留め具が左目に当たった。

男性は外傷性白内障になり、視力が低下した。

 

判決は、「ゴムひもが長く、着用者が意図せず顔や目を負傷するおそれがある」と、構造上の欠陥を認定。


男性が製品を購入する約2年前に、ジャケットのゴムひもの留め具が目を直撃する危険性を警告する論文が出ていたことなどから、「メーカーは安全性を欠いていると認識できた」と、賠償責任を認めた。

その上で、男性が一方のゴムひもを伸ばした状態で着ていた不注意があったとして、約6000万円とした損害額から4割減額。弁護士費用を加算して、約4000万円の支払いを命じた。

 

判決を受け、ファーストリテイリングは、「判決内容を精査し、適切に対応致します」とコメントした。

 

出典

ダウンの留め具で目を負傷、ファストリ子会社に賠償命令

http://www.asahi.com/articles/ASJD54QRGJD5UTIL01Q.html 

 

 

1252140分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

判決によると、男性は2012年1月、同社が製造・販売したダウンジャケットを着用中に右腕を下に伸ばしたところ、フードのゴムひもがどこかに引っかかって引っ張られた後に外れ、反動で留め具が左目を直撃。外傷性白内障になった。

 

判決は、「ゴムひもを短くしたり、留め具の使用をやめたりすれば、容易に防止できた」として、ダウンジャケットの構造上の欠陥を認定した。

 

出典

フードのひも留め具で目を負傷、4千万賠償命令

http://www.yomiuri.co.jp/national/20161205-OYT1T50093.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

1週間ほど前、防滑に取り組む企業が出てきているという情報を紹介したが、それと軌を一にする情報。


ひと昔前であれば客の不注意として片づけられていたであろう事案が損害賠償対象になる・・・そんな時代になったようだ。

 

 

 

 

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2016112754分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

子どもの遊ぶおもちゃが子どもの命を奪う危険がある――。

 

玩具を口に入れ、気管に詰まらせる誤嚥事故がなくならないことから、国の機関が調査に乗り出した。

業界も自主的な対策を取るが、事故を防ぎ切れていない現状がある。

 

「注意喚起がなされているなかでも事故がなくならない点を重視した」

消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)の宇賀克也委員長は、調査に踏み切った理由を話す。 


判明しているだけでも、小さなボールや人形の付属品を詰まらせ、2008年から15年の間に0~3歳の4人が死亡している。


事故調は、今後、玩具メーカーなどから聞き取りを行い、具体的な再発防止策を経産省などに提言する。

 

誤嚥は、食べ物や異物が食道ではなく気管に入ってしまうこと。

詰まらせて窒息死する危険性があるうえ、取り除いても脳に障害が残ることがある。

 

日本小児呼吸器学会の調査によると、3歳以下の誤嚥事故の原因の1位はナッツ類。

ミニトマトや白玉団子でも、詰まらせる恐れがある。

 

今回の調査はおもちゃ限定で、事故調でも「食べ物を含むべきだ」、「たばこや電池はいいのか」という議論はあったが、宇賀委員長は「最も身近な玩具に対象を絞り、踏み込んだ調査をする」と説明した。

 

日本玩具協会は自主的に安全基準を定め、合格したおもちゃは安全マーク(STマーク)をつけることができる。

基準では、窒息の危険性を考え、3歳未満対象のおもちゃや部品は、直径31.7mmの円筒内に収まってはならないとしている。

 

食べ物を模したり、食べ物に似た匂いがしたりするものにも、規格を設ける。


大手メーカーのタカラトミーは、着せ替え人形「リカちゃん」の一部の靴に、苦みの成分を塗っている。

小さな部品を誤って口に入れても、すぐにはき出せるようにする独自の対策だ。

のみ込んでも窒息しないように、部品に通気孔を開けるメーカーも多い。

 

なぜ、悲劇は起きるのか。

 

昨年8月に9カ月の男児が死亡した事故では、人形の部品だった1cm大のおしゃぶりで窒息が起きた。

人形は3歳以上が対象で、STマークも取得。
5歳だった男児の姉のものだった。

 

3歳以上対象のおもちゃは、基準より小さくても、警告表示があればSTマークをつけられる。

事故調の関係者は、「兄や姉のおもちゃを下の子が口にするケースは多い。対象年齢のある玩具のあり方も問われる」と指摘する。

一方、日本玩具協会の担当者は、「すべてを3歳未満の基準に合わせては、おもちゃが成り立たなくなる」と話す。

 

愛知県のKさん(女性、37歳)は、2010年、1歳4カ月だった長男Hちゃんを誤嚥事故で亡くした。

保育園のおやつのカステラが気管をふさぎ、意識不明となった39日後だった。

 

生活のほんの一場面のなかで我が子を突然失ったことが、信じられなかった。

冷静になってみると、誤嚥の恐れがあるものが家庭にも保育園にもあふれていたことに気づいた。

 

経験を踏まえ、事故の検証の重要性を訴え続けた。

保育園などでの事故の防止策を話し合う国の検討会に加わり、事故時の具体的な対応についてのガイドラインが、今春、できた。

おもちゃの誤嚥も取り上げている。

 

Kさんには、今、5歳と2歳の子どもがいる。

自宅では小さなボールや果物のおもちゃを撤去し、食事のミニトマトも4つ切りにする。

「親の注意力にも限界がある。子どもに危険なものが何かを知って、近づけない環境をつくっていくことが大事です」。

消費者事故調の調査には、「注意喚起にとどまらず、安全に関わる規格の改正にも踏み込んでほしい」と期待を寄せる。

 

子どもの事故予防に詳しい小児科医の山中龍宏さんは、「調査で具体的なおもちゃの商品名がわかれば、警察や病院と連携して事故実態に迫ってほしい。細かいデータの積み重ねと分析が有効な予防につながる。今後は、乳幼児が最も多く接する『食物』も対象に加えるべきだ」と話す。

     

〈消費者事故調〉

「誰が悪い」という刑事責任の追及とは別に、「なぜ事故が起きたのか」を科学的に調べる機関として、2012年、消費者庁に設置された。

大学院教授らで委員会を構成する。

現場保全や資料収集、関係者への聞き取りの権限があり、拒めば罰則もある。

調査報告をまとめて再発防止策を関係省庁に提言する。

これまでに調査に乗り出したのは、シンドラー製エレベーター事故など13件。

 

出典

おもちゃの誤嚥、窒息死する危険性 安全基準に盲点も

http://www.asahi.com/articles/ASJCP5QYDJCPUTIL02V.html

 

 

 

 

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20169111851分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神奈川県茅ケ崎市の海岸で開かれた「スタンドアップパドルボード(SUP)」の国際大会「マイナビ THE JAPAN CUP」で、主催者が配ったTシャツを着た選手ら約30人がかぶれなどの症状を訴えた。

1人は入院中という。

主催するNPO法人「日本スタンドアップパドルユニオン」が、11日、明らかにした。

 

ユニオンによると、ロゴマークをプリントするために用いた薬品がTシャツに残留していたことが原因とみられるといい、警察は、業務上過失傷害の疑いもあるとみて、調べている。

 

SUPは、サーフボードの上に立ち、パドルでこいで水上を進むスポーツ。

ユニオンによると、初日の10日朝、ゼッケンの代わりなどとしてTシャツ363枚を選手とスタッフに配布。

その後、「かゆい」といったアレルギー症状を訴える着用者が相次ぎ、使用を中止にした。

大会は11日まで。

 

選手兼スタッフの50代男性は、「胸と背中の(一部の)皮がむけ、水ぶくれになった。やけどのようなズキズキとした痛みだった。10日にTシャツを洗ったら、泡が出てビックリした」と話した。

 

出典

Tシャツでアレルギー?1人入院 茅ケ崎、SUP大会

http://www.asahi.com/articles/ASJ9C43P3J9CULOB001.html

 

 

9121939分にライブドアニュース(日テレNEWS24)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。を

 

神奈川県茅ヶ崎市で週末に行われたマリンスポーツの大会で、参加者が、相次いで、皮膚がかぶれる症状を訴えた。

原因とみられているのは、主催者側が参加者に配った「Tシャツ」。
一体、
何があったのだろうか。


神奈川県・茅ヶ崎市で3日から2日間開催された「スタンドアップパドルボード」の国際大会。

実は、この大会で選手やスタッフに配られたゼッケンがわりのTシャツに問題があった。


警察などによると、大会Tシャツを着用した約30人がかぶれややけどに似た症状を訴え、24人が病院で治療を受けたという。

また、50代の男性1人が入院している。


被害にあった人たち;

「本当にやけどの痛みで、ライターで体をあぶられているような痛み。今まで感じたことのないほどの痛み。その痛みに驚いたような状態」

「体が震えてくるし、じっとしていられいないし」

「(Q:あとが残る)一番の不安ですよね。一生こうだったら嫌だなとか」

被害にあった男性;

「かゆみがあって、かくんですけど、そうしたら体がぬるぬるの状態で、『あれ、なんでだろう。汗にしてはぬるぬるだな』っていうのが。ちょっとそこはおかしいな、と思っていたんですけど」

なぜTシャツを着て、やけどに似た症状が出たのだろうか。

原因について主催者側は―


大会主催者;

「Tシャツを洗うと白い洗剤みたいなのが出ると」

「(Tシャツの製作会社から)プリントをするための溶剤が原因だということは聞いている」


12日、Tシャツを製造した会社が取材に応じた。


 
代表取締役;

「プリントをする前に『前処理剤』を希釈したものをスプレーで塗布する。それを乾燥したあとでプリントする」

「今回初めて使いました」

 

前処理剤を使用した今年のTシャツは、前処理剤を使用しない去年のTシャツと比べると、明らかにくっきりとした発色になっている。


 
代表取締役;

「前処理剤があることで、こういう色が出るようになった。我々としては非常にいいものができあがったと喜んでいた」

「乾燥させると当然水が飛ぶ。この成分もある程度飛んでしまうものだと思い込んでいた」

「全く私たちのミスだと思っていますけど」


製品の安全を検査するNITEによると、前処理剤は有害性があり、Tシャツに大量に残っていた可能性があると指摘する。

 

大会主催者側は、配布した全てのTシャツの回収を急いでいる。


警察は、主催者側と製造元の業務上過失傷害容疑も視野に、調べる方針だ。

 

出典

スポーツ大会で配られたTシャツで皮膚にかぶれ 「前処理剤に原因」

http://news.livedoor.com/article/detail/12009960/

 

 

 


20169181925分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大会を主催したNPO法人、スタンドアップパドルユニオンは、18日、化合物の塩化ジデシルジメチルアンモニウムが原因だった可能性があると公表した。
Tシャツはユニオンが配った。

ユニオンによると、この化合物は
ロゴマークのプリントに用いた顔料用の前処理剤に含まれる。
国際がん研究機関が挙げている
発がん性物質には該当しないという。
科学技術振興機構のウェブサイト「J―GLOBAL」によると、同化合物は農業用の殺菌剤などに用いられるという。

10、11日に開かれた大会ではTシャツ363枚が配布された。
Tシャツを着ていた部分のほとんどがかぶれたという30代の男性は
朝日新聞の取材に、「症状が治まらず、まだ職場に復帰できずにいる」と話した。

出典
かぶれたTシャツ、原因は前処理剤 神奈川SUP大会
http://www.asahi.com/articles/ASJ9L54TYJ9LULOB00N.html
 



 

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20169751分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

身のまわりにあるものが原因で、事故が起こることも。

製品のデザインや素材、構造を変えることで、事故を未然に防げないか。

そうした試みが、少しずつ広がっている。

 

一見すると、ふつうの歯ブラシ。しかし、ブラシがついた部分を強く押すと、柄がぐにゃり。

大阪府八尾市のメーカー「DHL」が発売している「曲がる歯ブラシ」だ。

 

子どもが転んだり、親やきょうだいにぶつかったりして、歯ブラシが口の中に刺さるといった歯磨き中の事故で、東京消防庁管内では、2011~15年の5年間に、5歳以下の子ども213人(暫定値)が救急搬送された。

約7割は1、2歳。重症のケースもある。

 

歯ブラシによる事故が相次いでいることから、消費者庁が13年に注意喚起を発表。

DHLが、子どもの安全に配慮した製品を手がけてきたアイ・シー・アイデザイン研究所(大阪府守口市)と共同で、事故を防ぐ歯ブラシを開発した。

 

「曲がる歯ブラシ」の柄には弾力のあるゴム性の素材を採り入れ、産業技術総合研究所(産総研)に委託し、安全性を確かめた。

1歳児を想定したテストでは、歯ブラシを口にくわえたまま転倒しても、通常の歯ブラシの10分の1程度の圧力しかかからなかった。

 

現在の価格は1本350円(税抜き)。インターネット通販を中心にセット販売し、昨年6月の発売以降、約6万本を売り上げた。
今年中に、全国のドラッグストアなどにも並ぶ予定だ。

 

製品の安全規制が事故予防に結びついている例もある。

 

子どものライター使用による火災が相次いだことを受け、経産省は、10年、子どもが簡単に操作できないよう、ライター(一部の製品を除く)に安全規制を導入。
翌11年9月27日以降は、基準を満たさない製品は販売できなくなった。

たとえば、ボタンを真下に押しこむタイプでは、着火に必要な力が従来の2倍程度に。小さな子どもの力では簡単に押せなくなった。

 

総務省消防庁消防研究センターの鈴木恵子・主任研究官が、火災統計などをもとに、ライターによる火遊びで起きた住宅火災で亡くなった14歳までの子どもの数の推移を調べたところ、15年までの34年間で全国で計437人が犠牲になっていた。

02~11年の10年間では、年平均で9.9人。

規制前のライターが販売されなくなった12~15年の4年の年平均は2人に。

鈴木さんは、「規制の効果が数字からみてとれる」。

 

産総研の西田佳史・首席研究員は、「事故防止のために製品を変えるという考え方が、少しずつ浸透し始めている」と話す。

 

事故予防には、3つの効果的なアプローチがある。

「環境改善(Environment)」、「法規制・基準化(Enforcement)」、「教育(Education)」の3つで、「3E」と呼ばれる。

 

製品や生活環境を、新しいデザインでより安全に変えるのが、環境改善。

「曲がる歯ブラシ」や、倒れても熱湯が漏れにくい構造に変えた電気ケトル(やかん)が代表例だ。

 

ものづくりなどのルールを変える法規制・基準化の例は、ライターや00年に義務化された車のチャイルドシートなど。

 

消費者の意識や行動に変化を促すのが、教育だ。

 

西田さんは、「保護者の見守りで事故を100%なくすことは難しい。もし不注意やミスがあったとしても、それでも事故が起きない安全な製品・環境づくりが大切」と話す。

 

07年に始まった「キッズデザイン賞」は、そうした製品づくりを後押しする取り組みだ。

産総研や企業、自治体などでつくるNPO法人「キッズデザイン協議会」が、子どもの安全に配慮した製品などを公募し、優秀作に賞が贈られる。

賞のホームページでは、過去の受賞作品一覧を見られる。「曲がる歯ブラシ」も、昨年、奨励賞を受賞した。

 

子どもの事故予防に取り組むNPO法人「Safe(セーフ) Kids(キッズ) Japan(ジャパン)」理事長で小児科医医の山中龍宏さんは、「病院や保護者などから情報を集め、どうすれば未然に防ぐことができるのか、社会全体で考える必要がある。様々な職種の人が、それぞれの立場で『変えられるもの』を見つけていけば、確実に事故を減らせる」と訴える。

 

出典

デザイン・素材・構造… 製品変えて、子どもの安全追求

http://digital.asahi.com/articles/ASJ8V7F65J8VUTFL00Q.html?rm=636 

 

 

 

 

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20168251434分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

強化ガラス製の鍋ぶたが調理中などに突然破損し、やけどを負うなどの事例が相次いでいるとして、兵庫県生活科学総合センターが注意を呼びかけている。

 

県内の消費生活相談窓口には、平成26年4月~今年5月の約2年間で8件の相談があり、うち6件が調理中だったという。

 

同センターによると、鍋ぶたに使用される強化ガラスは、衝撃に対する強度は高められているが、耐熱ガラスに比べると、温度変化に弱いという。

破損すれば、ガラスが細かな破片となって飛散する恐れもある。

 

相談窓口には、

▽ガスコンロで調理中、鍋から少しずれていたふたが「ボン」という音とともに粉々にひび割れた

▽夜間、自然乾燥させていたふたが翌朝見るとひび割れ、ガラスが周辺に飛び散っていた

などの報告が寄せられた。

なかには、調理中の破損により、使用者がやけどを負ったケースもあったという。

 

相談が相次いだことを受け、同センターが6~7月、複数の製品を使った破損の再現テストを実施。

深さ約8cmの両手鍋で、ふたを約3cmずらしてガスコンロで10分間加熱したところ、ふたのガラス部の温度が約300℃に上昇し、加熱後すぐに水につけるとガラスが破損した製品があった。

 

IH(電磁誘導加熱)クッキングヒーターでのテストでも、加熱中の鍋の横にふたを約1cm離しておき、加熱後すぐに水につけると、ひび割れが生じることがあったという。

 

同センターは、

▽研磨剤入りの洗剤の使用などガラスに傷がつく行為は避ける

▽ガスコンロで調理する際、ふたをずらした状態にしない

▽IHクッキングヒーターでは、天板にふたを置かない

▽調理後、すぐにふたを水につけない

などとアドバイスしている。

 

出典

強化ガラス製鍋ぶた 突然の破損に注意…兵庫県生活科学総合センター

http://www.sankei.com/west/news/160825/wst1608250050-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本件、以前からさまざまな機関などによって情報提供されている。

以下は、その一例。

 

強化ガラス製食器の破損事故 -強化ガラスの種類によっては破損時に激しく破片が飛ぶことも-

2009722日 国民生活センター)

 

両手鍋付属の鍋ぶた(全面物理強化)が破裂して破片で手にケガをする事故情報が寄せられた。

また、強化ガラス製(全面物理強化)とは知らずに使っていた皿による破裂事故もある。

 

強化ガラスは、落下衝撃などに弱いガラスの強度的な欠点を補い、安全性を向上させるために開発された。

現在4つのタイプがあり、その中で「全面物理強化」「全面積層強化」(以下「全面物理・積層タイプ」という)は、割れ方が一般的なガラスや他の強化ガラスと違い、破片が鋭利なかけらまたは細片となって激しく飛散するという特性がある。

 

当センターを含め、過去にも注意喚起を行っているが、消費者に強化ガラスの特性や取扱いの注意事項が十分に伝わっていないなどが考えられたため、全面物理・積層タイプの強化ガラス製食器について、消費者に注意喚起するとともに、関係機関に要望・情報提供することとした。

 

PIO-NETに寄せられている強化ガラス製の食器に係る危害・危険情報は、過去10年間で111件である。

内訳は、危害20件、危険91件で、危害程度1ヵ月以上が1件ある。

事故が発生した食器の種類別では、鍋やフライパンなどのふたが54件と最も多く、次いでコップやグラス、皿などの食器の42件などとなっている。

 

※ブログ者注)

以下、問題点、事業者や行政への要望、消費者へのアドバイスが掲載されている。

 

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20090722_2.html

 

 

 

 

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201682267分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午前0時すぎ、新千歳発羽田行きのスカイマーク732便で、離陸後、乗客が座席の下に置いたかばんに入れていたスマートフォンを充電する小型のバッテリーから煙が出た。

このため旅客機は新千歳空港に引き返し、午前0時45分ごろ、緊急着陸した。

 

空港事務所によると、乗客170人にけがはなかったが、客室乗務員が消火器や水で消し止めようとしたところ、バッテリーの中身の液体が飛び散り、乗務員2人が手などに軽いやけどをした。


警察や空港事務所などが、バッテリーから煙が出た原因など、詳しい状況を調べている。


乗客の女性は、「水平飛行になったころ、『ポン』と音がしたあと、何かの臭いがするとともに、白い煙がもくもくと出てきて、近くにいた乗客が大きな声で乗務員を呼んだ。荷物の持ち主も、なぜ煙が出たのか分かっていない様子だった」と話していた。

また、乗客の男性は、「出発して15分ほどたったころ、焦げ臭いにおいがだんだん充満して、機体の中央付近で『煙が出ている』と大騒ぎになった」と話していた

 

出典

スカイマークが緊急着陸 機内でスマホ充電池から煙

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160822/k10010646211000.html 

 

 

823196分にNHK札幌から、バッテリーに関するやや詳細な記事が下記趣旨でネット配信されていた。

 

警察や国交省が、このバッテリーについて調べているが、これまでにリチウムイオンを使ったバッテリーだったことがわかったという。

このリチウムイオンバッテリーは、大きさは縦10cm、横8cm、厚さ2cmで、発熱によって焦げて、ケースの一部が変形しているという。


リチウムイオンを使ったバッテリーは、旅客機の荷物室に預けることはできないが、容量によっては機内に持ち込むことが可能で、スカイマークによると、今回問題のあったバッテリーも、持ち込みが可能なものだったという。


今回のトラブルを受けて、航空各社では、乗務員に小型バッテリーから煙や火が出た際の消火方法を改めて確認するよう、指示するという。


NITE=製品評価技術基盤機構によると、リチウムイオンを使ったバッテリーは、アルカリやマンガンを使ったものに比べて小型でも容量が大きいため、ショートしたときに熱量が大きい特徴があるという。

そのうえで、注意する点として、ショートを避けるため、強い衝撃を与えないことや、ケースが膨らんでいるバッテリーは中の電解液が気化していて、破裂するおそれがあるため、使うのをやめることなどを挙げている。

 

出典

発煙はリチウムイオン

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160823/5028171.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

スマホ関連の発熱・発火トラブルは、本ブログでも、異物が原因で充電中に異常発熱した事例などを紹介済。

それ以外にも下記などが報道されているが、今回のような、何もしない状態で発煙したという事例は、あるとは思うのだが、見つからなかった。

 

20164281956分 朝日新聞)

 

スマートフォン(スマホ)などの携帯電話や周辺機器が原因で起きた事故が、2010年度からの5年間で計239件に上ることが、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の調べでわかった。

同機構が、28日、発表した。

重いやけどや住宅火災につながったケースもある。

 

機器別では、スマホ本体(71件)、ACアダプター(63件)、スマホ以外の携帯電話本体(41件)、モバイルバッテリー(35件)の順に多かった。

 

事故によるけが人は70人で、うち5人が重傷。

13年10月に北海道の飲食店で起きた事故では、スマホ用のモバイル充電池が破裂、1人が大やけどを負った。

火災も53件起きた。

 

誤使用や不注意など所有者に問題があって起きた事故は64件で、原因が判明している事故の46%を占めた。

充電器と接続する本体コネクター部分に無理な力を加えたり、飲料などをこぼしたりして発熱、発火したケースが目立った。

 

NITEの担当者は、「毎日使う身近な道具だけに故障は起きやすい。特にコネクター周辺に不具合があったらすぐに使用をやめ、販売店に相談してほしい」と呼びかけている。

 

出典

スマホ事故5年で239件 重いやけどや火災に発展例

http://www.asahi.com/articles/ASJ4X5KK7J4XUTIL02C.html

 

 

NITEからのプレスリリースは、下記参照。

 

【製安プレスリリース】スマホ等及びその周辺機器の事故にご注意ください

平成28428日 NITE HP)

http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2016fy/prs160428.html

 

 

 

 

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2016727日付で毎日新聞から、写真と図解付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

水素入浴剤、やけどの危険

http://mainichi.jp/articles/20160727/ddm/013/040/006000c

 

世の中、水素がブームだ。

さまざまな商品が売られる中、お湯につけたまま使用する水素入浴剤を途中でお湯から上げてしまい、発熱でやけどを負うケースも出ている。

「健康や美容に効果がある」と宣伝されるが、注意が必要だ。

 

ある男性が、今年1月、自宅の風呂で水素を発生させるという入浴剤を試そうとした。

使い捨てカイロのような袋に入った入浴剤をプラスチック製のケースの中に入れ、7歳の女児に手渡した。

浴槽のへりに置いたものの、誤って湯の中に落としてしまう女児。

慌てて拾い上げ、ケースの隙間から出る蒸気で左手に軽いやけどをしてしまった。

 

入浴剤のメカニズムは、こうだ。

酸化カルシウムやアルミニウムが配合された薬剤が袋に入っており、水と反応して発熱し、水素を発生させる。

入浴剤本体に直接触れないよう、専用のケースにセットして使う「パック型」が多い。

「浴用化粧品」と銘打ち、トルマリンが入っている高価な商品もある。

 

国民生活センターによると、水素が発生するというパック型の入浴剤について、ケースに入れずに使ってやけどをしたり、ケースが破裂して負傷したりした被害が、2011年4月から今年5月までに7件あった。

うち6件は、流行を反映して15年以降に起きていたという。

 

センターは、5、6月に通信販売サイトや首都圏の量販店で購入できる入浴剤6商品(972〜3456円)を調査した。

湯に入れた時の入浴剤とケースの表面、周囲の湯、湯から取り出した後のケースの温度も測定した。

 

その結果、全商品が、湯に入れた直後から激しく泡が噴き出した。

表面の温度は約90℃まで上昇し、10秒から、長いものだと3分ほど持続した。

いったん温度が下がったものの、使用中にまた70℃程度まで上がった商品もあった。

 

ケース表面や周囲の湯の温度は、ほとんど変化なし。

水中にある限り、ケースの表面に触れても、やけどの危険性はほとんどないことが分かった。

 

一方、商品を10秒ほど湯に入れて高温にしてから取り出すと、入浴剤の表面から激しく蒸気が発生した。

この蒸気が当たると、ケース表面付近が最高で約80℃に。

入浴剤に直接触れなくても、やけどの恐れがあると判明した。

 

湯から取り出すと数分で蒸気は収まるが、再び湯につけて取り出せば、同様に高温の蒸気が発生した。

水に触れて高温になるという注意書きは、商品の包装や説明書に表示されていたが、入浴剤本体やケースにはなかった。

 

子ども向けの安全対策はどうだったか。

子ども単独での使用は避けるよう、全商品に記されていた。

 

しかし、ケースの表面は、どの商品も大きな網目状。

4商品は、3歳以上の子どもの指の太さでも簡単に通った。残る2商品も、わずかな力でたわみ、隙間が広がるケースを採用していた。

すべて、子どもが入浴剤そのものに触れることが可能だった。

 

あくまでサンプルテストとはいえ、安全が十分に確保されているとは言いがたい商品の数々。

問題は、広告にもあった。

 

医薬品や医薬部外品ではないため、効果や効能をうたうことができないはずなのに、自社の運営サイトや大手通信販売サイトで横行しており、医薬品医療機器法(旧薬事法)に抵触しかねない状態だった。

 

<肩こりや関節痛にお悩みの方。アトピー、ダイエットでお悩みの方に、特におすすめ>

<水素は代謝を高めるたんぱく質をつくる遺伝子に働きかけ、少しだけスイッチをオンにしてくれるので、脂肪が燃えやすくなる>

<その強い酸化還元力(抗酸化作用)で、悪玉活性酸素を無害な水に変えてくれる>

 

国民生活センターは、厚生労働省や業界団体に対し、こうした表示を改善し、注意事項をより分かりやすく伝えるよう要求。

 

利用者には、「湯に入れたらしばらく取り出さないようにしてほしい」と呼びかけている。

 

 

7211823分に産経新聞から、7211733分に朝日新聞から、7211721分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(個別転載省略)

 

水素発生の入浴剤、やけどなどの被害相次ぐ 国民生活センターが注意喚起

http://www.sankei.com/affairs/news/160721/afr1607210034-n1.html

「水素発生」の入浴剤、やけどの恐れ 表面温度90度に

http://www.asahi.com/articles/ASJ7P45CBJ7PUTFL006.html

水素発生の入浴剤 やけど注意

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160721/4068961.html

 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

国民生活センターから7月21日付で公表された資料は、下記参照。

 

発熱反応を伴い水素を発生するというパック型入浴剤-使い方によっては、やけどのおそれも-

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160721_1.html

 

 

 

 

 

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201672399分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

電動車いす安全確保へ設計変更も 消費者事故調が防止策提言

http://www.sankei.com/life/news/160723/lif1607230027-n1.html 

 

消費者安全調査委員会(消費者事故調)は、22日、高齢者らがハンドルで操作するタイプの電動車いすで相次ぐ事故の調査報告書を公表した。

 

再発防止策として、ハンドル部にあるアクセルレバーを軽く押すだけで意図せずに発進してしまう設計の見直しや、前輪近くの路面が見える構造への変更などを提言した。

 

事故調によると、ハンドル操作型の電動車いすでは、平成20~26年に死亡36件、重傷15件の、計51件の重大事故が発生している。

踏切内で立ち往生して列車と衝突した事故や、道路脇への転落、急な下り坂を走行中に壁などに衝突した事故があった。

 

事故調は、高齢化の進展で今後も増えるとみて、調査を開始。

踏切の手前で停止中に、体調不良などで前のめりになってアクセルレバーに触れたのが原因とみられる事故があり、簡単に発進しない設計への見直しを求めた。

 

さらに、前輪近くの路面が見えにくい構造のため、段差や凹凸に気付かない恐れもあるとして、視界を遮らない構造や素材に変えるよう促した。

急な坂道にさしかかると警告音が出る製品提供も呼びかけた。

 

電動車いすには、アクセルレバーを強く握ると自動停止する安全装置がある。

だが、事故調が利用者約380人に行った調査では、4割が安全装置を「知らない」とし、9割が安全運転講習を受けた経験がないと答えた。

 

事故調は、「運転や危険の回避に必要な知識や技能が不足している」として、教育・訓練を継続的に行い、身体能力や運転適性を定期的に確認するよう国に要請した。

 

業界団体「電動車いす安全普及協会」(浜松市)によると、ハンドル型の電動車いすの累計出荷台数は47万台。販売価格は1台約30万~40万円が多い。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

報告書概要版(全15ページ)は下記参照。

15事例の概要や分析結果等が掲載されている。

http://www.caa.go.jp/csic/action/pdf/9_houkoku_gaiyou.pdf

 

 

 

 

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2016630日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6291834分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消費者庁は、29日、家庭内でブラインドなどのひもが6歳以下の子どもの首に絡まる事故が2013年までの約7年間に10件あり、うち3件は窒息による死亡事故だったとして、注意を呼び掛けた。

 

消費者庁によると、国内での死亡3件は12年に発生。

同年11月、ベッドに寝かせていた生後6カ月の男児が、ブラインドのひもが首に巻きついた状態で発見され、その後死亡。

寝返りをしてベッドから転落した際に引っかかり、首に食い込んだとみられる。

 

他に、2歳と4歳の子も死亡した。

出窓からソファに飛び移ろうとして首にかかって、けがをしたとみられる事故もあった。

 

消費者庁は、「ひもがないものや、一定の重さがかかると外れる安全性が高い製品を選んでほしい」と指摘。

ひもがある場合は、子どもの手が届かない位置でまとめるよう求めた。

 

子どもが誤って首にまきつけ転倒すると、窒息や酸素欠乏による神経障害が起き、15秒以内に気絶し、2~3分で死亡する可能性がある。

 

経済協力開発機構(OECD)のまとめでは、海外では1996年以降、アメリカの184人を筆頭に14カ国で計266人の死亡が確認されている。

 

出典

ブラインドひも 子供の窒息注意 死亡例3件、首に絡まり

http://mainichi.jp/articles/20160630/ddm/041/040/070000c

ブラインドひも、相次ぐ窒息 7年間で幼児3人死亡

http://www.asahi.com/articles/ASJ6Y5K3HJ6YUTFL00J.html

 

 

 

ブログ者コメント)

 

○以下は、消費者庁からのニュースリリース(全10ページ)。

個別事例や対策、OECDでの取り組み内容などが記されている。

http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/160629kouhyou_1.pdf

 

○本件、過去に本ブログでも、12年に起きた事故の内容やJISへの導入を求める意見が出されたなどの記事を掲載している。

2013831日掲載

2013824日報道 ブラインドやカーテンなどの紐が乳幼児の首に絡まる窒息死亡事故に注意 (修正1)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3184/

 

 

 

 

 

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2016424649分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

韓国で、加湿器の水に混ぜて使う殺菌剤が原因で妊産婦や新生児らが肺の損傷を起こし多数の死傷者が出ていたことが2011年に発覚し、5年近くたった今月になって、検察が捜査を本格化させた。

 

被害者団体によると、死傷者は1500人を超え、韓国で近年最悪の消費者被害事件とみられている。

 

メーカーの一部は、有害だと認識しながら販売を続け、問題発覚後に証拠を隠滅した疑いも報じられ、被害者側は、殺人罪の適用を求めている。

 

被害者団体やメディアによると、韓国でこの種の殺菌剤の9割のシェアを占めていたとされる多国籍企業の韓国法人「オキシー・レキット・ベンキーザー」やスーパー大手「ロッテマート」、同「ホームプラス」は、韓国のSKケミカルが開発し「人体に有害」と認めていた薬品を原料にした殺菌剤を、最長で約10年間販売。

 

3社の殺菌剤を使った被害者は、薬品を吸い込んで肺胞が硬化する「線維化」を発症、呼吸困難に陥った。

 

出典

妊婦、新生児ら殺菌剤で1500人死傷か…発覚5年、韓国検察やっと本格捜査 加湿器に使用で肺損傷

http://www.sankei.com/world/news/160423/wor1604230051-n1.html

 

 

20165131413分に中央日報からも、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14人の死者(検察集計基準)を出した加湿器殺菌剤業者「セピュ」が、デンマークではなく中国から輸入されたポリヘキサメチレングアニジン塩酸塩(PHMG)を原材料として使用したという主張が出ている。 


環境保健市民センターは12日、記者会見を開き、ダム・ガード・ケトックス元代表のインタビュー映像を公開した。

 

同団体によると、ケトックスは殺菌剤の原料の塩化エトキシエチルグアニジン(PGH)を生産していたデンマーク会社。

韓国で加湿器殺菌剤被害事件が発生すると、2012年にデンマーク政府はPGH販売禁止措置を取り、ケトックスは2年後に廃業した。 


ガード元代表は、「韓国にPGHを輸出したことはない。韓国の会社が農業用目的で使用するとして40ℓ以下の少量PGHサンプルを送っただけ」と述べた。

 

続いて「(セピュの製造会社)バタフライエフェクトが中国からPHMGを輸入したという話を中国の生産業者から聞いた」と話した。 

 

加湿器殺菌剤販売(2009-2011年)当時、セピュは「デンマーク産エコ原料」を使用したという広告を出した。

 

出典

『韓国「加湿器殺菌剤事件」、原料は中国産?

http://japanese.joins.com/article/670/215670.html?servcode=400&sectcode=430

 

 

201652340分に産経新聞からも、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

加湿器用の殺菌剤で多数の死傷が出、メーカーの元社長らが逮捕された事件の波紋が韓国で広がり続けている。

 

韓国メディアは、対応が後手後手に回った旅客船沈没事故になぞらえ、「お茶の間のセウォル号事件だ」と、政府と企業への批判を強めている。

 

そもそも、日本では、加湿器に殺菌剤を使うこと自体、なじみがない。

 

加湿器は、水の粒子を空気中に吹き出すために、洗浄を怠れば、細菌やウイルスを空気中にまき散らすことになってしまう。

そこで、1994年に韓国企業が開発したのが、加湿器の水に混ぜて使う殺菌剤だ。

日本に比べ、冬場乾燥し、国民の4割近くが加湿器を使うという韓国にあって、洗浄や水替えに気を使わずに済む画期的な製品だった。

 

被害者を支援する環境保健市民センター所長は、韓国紙、ハンギョレの取材に、「1994年に開発された時点で、安全性の検討をまともとにすべきだった」と指摘している。

 

しかし、その後も何度もチェックすべき機会があったにもかかわらず、ことごとく見逃されていく。

 

最たるものが、今回最も多くの被害者を出した英日用品大手の韓国法人「オキシー・レキット・ベンキーザー」が、問題の化学物質「PHMG」を使い始めた2001年の時点だ。

 

PHMGは浄化槽の洗浄剤の主原料で、吸い込むと肺胞が硬化する「綿維化」を引き起こし、死に至ることもある。


だが、韓国環境省は、吸引などを想定した審査は行わずに、1997年に「有害物質ではない」と官報に告示。

2001年の発売時も、オキシー社は毒性テストを行わず、当局側が検査することもなかった。

 

しかも本来、工業用の洗浄剤として認可されたはずの成分について、企業側が加湿器用殺菌剤に用途を変更していた。

 

口にする食品や肌に塗る化粧品は、厳しく成分が審査されるが、肺に吸い込むと毒性が増すにもかかわらず、加湿器殺菌剤というカテゴリーの曖昧な製品は、いわば検査の「死角」となった。

 

朝鮮日報によると、同社の消費者窓口には、発売後、「呼吸困難」などを訴える消費者の声が寄せられ、担当者は「上部に報告したが、特に措置を講じることはなかった」との証言もあるという。

 

06年以降になると、原因不明の肺疾患で病院に運び込まれる患者が急増する。

 

医師や国の疾病管理本部が原因究明に乗り出すが、当初、注目されたのは、ウイルス性肺炎だった。

インフルエンザなどが流行した後の春先に発症が相次いだからだ。

だが、原因が判明した現在では、ウイルス感染を嫌って加湿器の殺菌剤を多用するケースが増えたことが背景にあるとみられている。

 

疾病管理本部は主に感染症に対処してきたため、韓国メディアによると、化学物質を扱う部署さえないという。

これが「盲点」となって、原因が突き止められるまで、さらに5年の歳月が経過した。

 

11年には妊婦らの死亡が立て続けに起き、保健福祉省は11月に、加湿器の殺菌剤が原因だとして、メーカーに該当6種の回収を命じた。

だが、事ここに至っても、オキシー社は「黄砂と花粉が原因だ」との主張を曲げなかった。

 

同社は、この分野の権威とされるソウル大獣医学部教授(57)に自社製品の分析を依頼する。

この教授は、オキシー側に有利になるよう実験結果を改竄したとして、今月逮捕された。

同社は研究費名目に2億5千万ウォン(約2300万円)を同大に拠出し、教授個人にも数千万ウォンを支払っていた。

 

  

出典

被害者1500人超の殺人加湿器…「お茶の間のセウォル号事件」を引き起こした真犯人は誰なのか?

http://www.sankei.com/affairs/news/160522/afr1605220001-n1.html

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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