2016年2月13日2時46分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
2月13日1時26分に日テレNEWS24から、2月13日21時41分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府池田市桃園2丁目の広場で、11日午後5時ごろ、鉄製の照明柱(高さ約4.5m、直径約14cm)が倒れ、近くにいた大阪市内の小学4年の女子児童(10)が左手をはさまれて、人さし指切断の重傷を負った。
照明柱を管理する池田市が、12日、発表した。
根元がさびて折れており、市は、腐食が原因とみている。
市は女児側に謝罪し、市内の公園にある照明柱約420本の緊急点検を始めた。
市によると、倒れた照明柱は、1996年、トイレなどがある広場の道路際に設置された。耐用年数は約25年。
近くに猪名川河川敷のグラウンドがあり、女児は、兄の野球の試合を観戦するために母と訪れていた。
試合後のミーティングが広場であり、女児が座っていたところ、照明柱が傾いたため支えようとしたが、重さに耐えきれず、地面と柱の間に両手の指を挟まれたという。
女児は救急車で搬送され、入院した。
近所の会社員男性(45)によると、休日の河川敷グラウンドは野球やサッカーをする子どもたちでにぎわい、散歩やランニングをする人も多いという。
男性は、「子どもたちが通る場所なので心配。市はきちんと管理してほしい」と話した。
市みずとみどりの課は、「ほかにも老朽化のため腐食して危ない柱があるかもしれない。点検を徹底し、再発防止に取り組みたい」としている。
公園では、市公共施設管理公社の職員が、週2回、清掃時などに設備を目視で点検。
直近の今月8日の点検時も、危険とは判断されていなかった。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASJ2D5RXKJ2DPPTB00G.html
http://www.news24.jp/articles/2016/02/13/07322309.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160213-OYT1T50078.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
○どのような方法で目視点検していたのだろうか?
対象機器や方法、結果などを記したリストを使っていたのだろうか?
もし、リストなどはなく、清掃のついでにザット見する程度の点検だったとすれば、それは点検とは言えないかもしれない。
ちなみに、報道では「設備を目視で点検」と記されている。「照明柱を目視で点検」とは記されていないので、折れた照明柱は点検されていなかった可能性も考えられる。
○映像などを見ると、折れた部分は、1cm程度の幅で茶色く錆びている。
根元周辺に草など視界を遮るものはないので、点検時によく見ていたら、錆に気付いたかもしれない。
気付いてさえいれば、健全性を確認するため軽く押すといった対応もできていたかもしれないのだが・・・。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。