







2020年6月9日5時0分にYAHOOニュース(週刊女性PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
緊急事態宣言の解除により、飲食店などのさまざまな業種で営業の自粛が緩和されているが、まだまだコロナウイルスの影響は大きい。
生活様式がコロナ以前と比べて変化しているが、大きな変化の1つが“出前”の増加だろう。
そのなかで急速に拡大しているのが、Uber Eats(以下、ウーバーイーツ)。
おとぎ話『舌切り雀』の“大きいつづら”のような巨大なリュックを背負い、街中を自転車で疾走している彼らだ――。
「アメリカのウーバー・テクノロジーズ社が提供するウーバーイーツは、専用アプリで飲食店に出前を注文すると、ウーバーイーツに登録している“配達パートナー”と呼ばれる配達員がお店で商品を受け取り、注文した客に自転車やバイクで届けてくれるというサービス。
簡単に言うと出前の代行です。
今回のコロナの影響によって、バイトができなくなった大学生、休職もしくは仕事がなくなった社会人が生活費のために始めるといったケースが急増しており、契約している飲食店も、今年2月中旬の1万7000店から3月末には2万店を超えたそうです」(フードジャーナリスト)
【配達員の“危険運転”が怖すぎる】
首都圏を中心に増えている自転車に乗ったウーバーの配達員。
人気の飲食店ともなれば、お昼時に店の前に、客ではなくウーバー配達員の行列ができるところもある。
外出が自粛されるなか、家から出ずにスマホひとつで出前できるので、客側としても非常に便利なサービスであるが、“被害”に遭っている人が少なくないという。
「配達員自体は前々からいたわけなので、あまり気にしていなかったんですが、人数が増えてきたせいか、自転車の運転マナーが悪い人も増えている気がします。
飲食店は人が集まる駅前や商店街に多いですが、そういったところに猛スピードで突進してきたり……。
実際に私は駅近くの交差点でウーバーイーツの自転車とぶつかりました。
交差点を渡ろうとしたときに横から追突された形ですね。
その自転車は車道を走っていて、信号は赤だったのですが、渡りたい方向の歩行者用の信号は青だったので、“行ける”と思ったのでしょうか。
あまりスピードが出ていなかったので痛くもなく、あっけにとられているうちに走り去って行きました」
(都内在住の男性)
配達員の“危険運転”が増えているのだ。
別の男性も、
「夜でも無灯火、そのうえ右側通行の自転車がけっこういて、こっちも自転車に乗っているときは本当に怖いですね。
車に乗っていても、信号などで停まっているところをすり抜けてくるので、背負っているあの大きなバッグで車体をこすられたり……」
信号無視に無灯火だけでなく、「スマホを見ながらの運転」、「混雑地帯を猛スピード走行」、「右側通行で交差点右折」などの危険運転の被害が聞こえてきた。
実際にウーバーイーツで配達員をやっている男性に話を聞いた。
「僕は自分自身が飲食店勤務なのですが、店が休業になったので始めました。
危険運転は……仕方ないとは思いますね。
やっぱり、早く届けて件数稼ぎたいって思いますから。
前にピザのデリバリーのバイトをしていましたが、そのときは原付なので、ナンバーを見て通報されたら“自分”ってバレちゃうので気をつけてました。
でも、ウーバーイーツは自転車だし、何か“現行犯”的なことをしなければ自分だとわからないですからね。
頭の隅では気をつけようという気持ちはありますけど、気をつけながらスピード出したり、車がいなかったら赤信号を渡ったりしてますね。
運営からは“気をつけましょう”みたいなメールがたまにくるくらいですかね」
【子どもの多い住宅街でも】
ウーバーイーツ配達員の危険運転について、NPO自転車活用推進研究会の理事で自転車評論家の疋田智さんは、
「そもそもマナー以前の問題で、彼らは自転車のルールを守らないし、おそらく知りません。
なかでも、右側通行が多いのが問題で、車で左折しようとするときに、曲がった角からサッと出てきて、ぶつかりそうになったことが、私も複数回あります。
こうしたことは、左側通行をしていれば起こりえません。
また、歩道を“どけどけ”と言わんばかりの運転も当たり前で、特に子どもが多い住宅地などでもスピードを落とさないため、見ていてハラハラすることがしょっちゅうです。
これでは嫌われるのが当たり前です。
ウーバーイーツは“教育をしている”と言いますが、いったいどんな教育なのでしょう。
スマホに“ルールを守りましょう”と流すことは教育とは言いません。
きちんと有効な教育をすべきでしょう」
もちろん、すべての配達員の運転マナーが悪いわけではない。
前出とは別の配達員の男性は、
「僕は、本業はイベント会社で会場の設営を担当していますが、3月からはほぼ仕事が無くなったので始めました。
本業が肉体労働ということもあり、ウーバーという“副業”でケガなんかしたらアホらしいので、運転は気をつけています。
まぁ気をつけているといっても、左側を走る、きちんと左右確認する、混んでいるところはスピードを落とすとか、一般的な感覚で守るべきところを守っているくらいですね。
普通にやっていれば人に迷惑をかけることもないと思いますし、“配達員の多くがマナーが悪い”というほどでもないとは思います。
一部の人のマナーがすこぶる悪いというか……。
事故に遭ったときの窓口とか保険とかよくわかっていないなかでやってる人もいますからね」
前出の疋田さんは、一部の運転マナーの悪さについて、「配達員に若い人が多いことが、問題をさらに大きくしている」と指摘する。
「首都圏を中心に、昨今の若い人は、車に乗らないし、車を持たない。
そもそも、免許の取得率がかなり落ちました。
そうなると、交通ルールを学ぶ場がなくなってしまいます。
その彼らがいきなり自転車に乗り、“急いで運ばなくちゃ”、“これを運んで○○○円”、“あと1時間以内に○件やらないと目標の○○○円にならないぞ”とやっているわけです。
こうして急いで荷物を運ぶわけですから、周囲が目に入っていません。
そこに交通ルールを知らないという事情が加わるわけですから、事故が増えるのは当たり前です。
そして、彼らの多くは “自転車に乗ったことがあるというだけの自転車の素人”。
見ているとわかりますが、彼らが乗るのは電動アシストのママチャリばかりで、乗車フォームも洗練されていない。
総じて自転車運転がヘタです」(疋田さん)
【 “安全な自転車運転”について教育を】
ウーバーイーツでは、'18年8月に配達員の死亡事故が起きた。
それ以降、警視庁は運営会社であるウーバー・ジャパンに「交通安全を徹底するよう申し入れてきた」と、通信社のニュースでも報じられている。
「ウーバーイーツは、こういうビジネスを続けるつもりなら、配達員にきちんと教育をすべきです。
教育をしないで、“それぞれが個人事業主だ。だから自己責任だ”といって公道に放り出すのは許されません。
なぜなら、その公道というものはわれわれみんなが税金で作り、みんなでルールを守って使おうという前提の元に供された公(おおやけ)のものだからです。
公のものを使うには義務と責任が生じます。
その責任を果たさないのであれば公道を使わないでいただきたいと思います。
ウーバーイーツは、対人・対物の補償は以前からありましたが、少し前まで配達員本人の事故については、あくまで自己責任として補償すらありませんでした。
しかし、ここの部分は昨年10月に改善され、“配達中に限り、上限25万円”ではあるものの、医療費が出るようになりました。
このあたりは大きな進歩であると認めるべきでしょう。
であるなら、もう一歩進めて、“安全な自転車運転”について教育もしてはどうかと思うのです」(疋田さん)
運営元であるウーバー・ジャパンに、危険運転が増えているという声について、またその対策について質問状を送ったが、期日までに返答はなかった。
日本では、新たなサービスやシステムは、保守的な人を中心とした批判の声が集まりやすく、普及に時間がかかるが、マナーを守れなくては普及も信用もない。
配達員は自分の好きな時間に働くことができ、飲食店は人件費を抑えつつ販路を拡大することができる。
サービスとしては非常に便利なものであるはずだ。
ウーバーには徹底した対応を望みたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ccc43f7041d74dd79e1036dc29b8e08a7b356fb?page=1
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
※本件、期せずして前日、自転車の正しい乗り方などに関する記事が他メディアからネット配信されていた。
文中、ウーバー社にも触れられている。
こちらは、抜粋して紹介する。
『Uber Eats事故も増加…自転車が「無法の危険マシン」になる恐怖』
(6月8日7時1分 YAHOOニュース;現代ビジネス)
こんにちは。歌人の鈴掛真です。
最近、ちょっと悩んでいることがあって。
よく自転車にひかれそうになるんですよ。
それも、毎日のように。
今回は「街中での自転車のあり方」について、みなさんといっしょに考えていきたいと思います。
【猛スピードの自転車が逆ギレ】
あれは、よく行くスーパーマーケットへ食料品を買いに出かけて帰宅する途中のことでした。
東京の住宅街の交差点は、道が狭いうえに建物が密集しているので、見通しがとても悪い。
スーパーの付近ともなれば、買い物客の歩行者と自転車で昼夜問わず混雑しています。
実際、それまでにも自転車とぶつかりそうになったことが何度もあった交差点だったので、気をつけなければと思っていた矢先、それは起こった……。
歩行者用の信号が青になったので横断歩道に踏み出したとき、後方から車道を左折してきたママチャリが猛スピードで僕を目掛けて突進!
「ぶつかる…!!」と思った瞬間にママチャリが急ブレーキ!!
間一髪、けがはしないで済んだのだけど、前輪が僕のジーンズにしっかり接触していました。
相手は60歳くらいの女性でした。
てっきり謝ってもらえるかと思ったら、彼女が放ったのが、この一言。
「危ないじゃないの!」
……は?
アブナイジャナイノ? ?
そっちが横断歩道に突っ込んで来といて、なに言ってんの? ?
普段は温和な僕もさすがにプッツン。
「危ないのはそっちだろ!!」
ママチャリのおばさんは豆鉄砲を食った鳩のように目をパチクリ。
なんで自分の方が怒られているのか、わかっていないみたい。
「ママチャリだって自動車と同じなんだよ!! 横断歩道で人をひいたら、あんた現行犯逮捕だぞ!!」
なんでこんな当たり前のことを説明しなきゃいけないんだろう……
バカバカしく思いながら僕が怒鳴っていると、おばさんはやっと目が覚めたような顔になって「……ごめんなさい!!」と謝罪してきました。
ジーンズをかすめた程度だったとはいえ、これもれっきとした接触事故。
本来はちゃんと通報するべきだったんだろうけど、双方けがはしていないようだし、スーパーで買ったお肉や冷凍食品を早く持って帰りたかったし、これくらいのことで警察を呼ぶのも面倒で、そのまま帰宅することにしました。
なんで良い大人が自転車の乗り方もわからないんだろう……おばさんのあの目が覚めたような顔にはどんな意味があったんだろう……と思いながら。
【「軽車両」の自覚がない自転車乗りたち】
その後も、自転車にひかれそうになる日々は相変わらず続いています。
特に、外出自粛が求められるようになってからは、東京都内でUber Eatsの需要が急増。
あの大きなデリバリーボックスを背負っている自転車を見かけない日は無いほどです。
Uber Eatsの労働組合の調査で、2020年3月には配達中の自転車事故の事例が全国で31件寄せられたことが日本テレビなどで報じられました。
東京は人口が多い分、もともと自転車の利用数も比例して多いわけで、ひかれそうになる機会が多いのも致し方ないかなとも思うのだけど、接触事故にまで遭ってしまうと、さすがに調べてみる必要がありそうです。
そこで僕は、自転車が街でどのように乗られているのかを、改めて観察・調査してみることにしました。
すると、自転車を取り巻く実態が見えてきました。
さらに、草の根調査でも驚きの結果が。
もはや、交通ルールなんて、あってないようなものです。
・・・・・
もちろん、国や地方自治体も黙って見ているわけではありません。
たとえば、自転車の車道通行の原則に違反した場合、「3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金」という、意外にも厳しい罰則が設けられています。
しかし、自転車には反則金制度がなく、罰則を科すと自動車よりも罪が重くなってしまうため、よほど悪質な違反でなければ、口頭注意で済まされていたのが実情なのだとか。
先述のとおり、2017年の道路交通法改正により、自転車の交通違反に対する取締りが強化されました。
具体的には、道路交通法違反で3年間の内に2回以上摘発された運転者は、公安委員会による安全運転講習を受けなければならないというものです。
また、東京都ではこの4月から自転車保険の加入が義務化されました。
2015年10月に兵庫県で義務化されて以降、全国の自治体で義務化の流れが広まっています。
僕もときどき自転車に乗ることがあるので、昨年のうちに保険の申し込みを済ませました。
けれど、安全運転講習も、自転車保険加入の義務化も、結局は事故が起きたときのための対策であり、「自転車事故をなくす根本解決につながるか」という点で、僕は大いに疑問を感じます。
事実、警視庁の発表によると、東京都内における⾃転⾞事故は、2016年から3年連続で増加しており、2019年は13,094件にも上ります。
自転車事故で最も多い形態は、出会い頭の事故なのだそうです。
けれど、どんな交差点にも、必ず「一時停止」の標識があるはず。
信号や標識などの交通ルールを、ただ当たり前に守っていれば、防げる事故はあると思うのです。
警視庁のホームページには、自転車の正しい乗り方をまとめたリーフレットが公開されています。
僕も概ね把握しているつもりだったのに、初めて知ったルールがたくさんありました。
「自転車は徒歩の延長ではない、無法な最強マシンなんかじゃない」という意識が広まって、もう明日から自転車にひかれそうにならないことを願うばかりです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/928ccbc9c720503313f1559a6375e1cabb108dd2
(ブログ者コメント)
以下は、警視庁HPに掲載されているリーフレット。
自転車交通安全教育用リーフレット
(更新日:2020年6月1日)
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/leaflet.html
当該リーフレットを見てみると、自転車の並進走行は道交法19条で禁止されているなど、ブログ者も知らなかった(覚えていなかった)ことが何点か書かれてあった。
(2020年6月18日 修正1 ;追記)
2020年6月16日10時30分に京都新聞から、京都府警はウーバー対策に乗り出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
道交法は、営業車を一定数保有する企業に対して、「安全運転管理者」を選任し、社員教育するよう求めているが、府警によると、ウーバー社にはこの法的義務が適用されないという。
同社は配達員を「パートナー」と位置付け、個人事業主に業務委託する形態を取っているためだ。
府警は今後もウーバーの配達員が増えるとみて、対策に乗り出した。
先月15日には、東山区の四条通で自転車通行禁止のルールを守るよう、取り締まりを実施。
ウーバー社の担当者と協議を始めており、府警交通安全教育センターの滝清所長補佐は、「同社と連携しながら、配達員向けの交通安全教室や事故の多発地点情報のメール配信などを進めたい」と話す。
ウーバー社は、「警察の協力を仰ぎながら、配達員の交通安全の強化に取り組んでいく」としている。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/276884
2020年6月9日6時22分にFNN PRIME(テレビ長崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後1時すぎ、平戸市田助町の造船所で修繕中の運搬船から出火し、2人の死亡が確認されました。
火事があったのは、平戸市田助町の「Y造船」です。
9日午後1時すぎ、「煙が充満していて中に負傷者がいる」と消防に通報がありました。
警察によりますと、出火当時、造船所内では約40人の作業員が全長約60メートルの運搬船の修繕をしていました。
駆け付けた消防が、船内で20代と60代の男性2人を発見し、その場で死亡を確認しました。
同じ現場にいた作業員によりますと、2人は船内の船首付近で氷を砕く機械の修繕作業をしていたということです。
造船所の作業員は、「仕事をしていたら『水出して』『煙が出ている』と聞こえた」
警察は、2人の死因や火事の原因について詳しく調べています。
https://www.fnn.jp/articles/-/50741
6月9日19時26分にNHK長崎からは、通報時には火は収まっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後1時すぎ、平戸市田助町の造船所、「Y造船」で、「船内から火が出てすでにおさまったが、2人が逃げ遅れている」と造船所の関係者から消防に通報がありました。
消防がかけつけたところ、造船所で修理中の巻き網運搬船「第七昭徳丸」の船内では煙が充満していて、男性2人が意識不明の状態で見つかりました。
2人は、船外に運び出されましたが、その場で死亡が確認されました。
警察によりますと、67歳と25歳の2人の作業員と連絡が取れていないということで、遺体の身元の確認を急いでいます。
また、この船では9日午後0時半ごろから、およそ40人が作業を行っていたということで、警察や消防が関係者から話を聞くなどして火事の原因などを詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20200609/5030007826.html
6月9日19時44分に毎日新聞からは、船首部が焼損していたなど、下記趣旨の記事が空撮写真付きでネット配信されていた。
9日午後1時10分ごろ、長崎県平戸市の造船所で「修理中の運搬船内に煙が充満し、逃げ遅れた人がいる」と119番があった。
消防隊員が男性作業員2人が倒れているのを発見したが、現場で死亡が確認された。
消防隊員の到着時に火は消えており、船首部が焼損していた。
https://mainichi.jp/articles/20200609/k00/00m/040/170000c
(ブログ者コメント)
以下は、テレビ長崎映像の2コマ。
2020年6月7日11時30分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「止まれ」と書いてあるところでも停止しなくていい!?
道路には、進行方向別通行区分の予告表示や、事故が多発しているカーブなどで減速や注意を促すために、「急カーブ」や「追突注意」などと書かれていることがあります。
これらは交通の安全と円滑な通行を目的としていますが、標識令や道路交通法施行規則などの法令に定められていないため、法定外表示とも呼ばれています。
街でよく見かける、道路に書かれた「止まれ」の標示も、法定外表示にあたります。
しかし、「止まれ」と書かれた標示には、法的規制を伴うものと法定外の指導停止線があるというのですが、どのような違いがあるのでしょうか。
都内の警察署に、この法定外表示について尋ねたところ、次のような回答でした。
「『止まれ』と書かれた停止線で一旦停止しなかった場合、私たちがすべての交通反則切符を切るかといったら、切らない場合があります。
逆に、『止まれ』という法定外表示がなくても、標識が設置されていれば、そこでは止まらなければいけません」
交通違反にならない場合というのは、「止まれ」の標示があっても、一時停止の標識が設置されていないときです。
止まれの法定外表示単体では法的な規制を伴わず、標識がなければ、停止線で停止しなくても違反にはならないということです。
基本的には、一時停止の「道路標識」と、停止線と止まれの「道路標示」はセットになっていますが、標識を設置した後に道路形状の変更などで標識が外されたため、道路標示だけが残っている場合などがあるそうです。
また、クルマが多く通る場所では、白線や文字が摩耗して消えてしまっていることもあります。
しかし、停止の義務がないからといって、安全確認を怠ってはいけません。
道路標示や標識をしっかり見て、安全に通行するように注意しましょう。
【「T」や「+」の法定外表示が意味することとは?】
幹線道路から一本入った住宅街でよく見る「T」や「+」の道路標示ですが、これらは「交差点クロスマーク」と呼ばれ、中央線のない道路が交差する丁型・十型交差点の一部に設置されています。
「T」や「+」の道路標示には、どのような意味があるのでしょうか。
道路標示には、道路交通法に基づき都道府県公安委員会(警察)が設置するものと、国土交通省や都道府県、市区町村などの道路管理者が設置するものがあり、「T」や「+」の標示は後者が設置したものです。
前出の交通課職員によると、まずT(ティー)字路ではなく、丁(てい)字路であるとの指摘を受けました。
ただし、道の形状や音が似ていることから、T字路と認識している人も多く、現在はT字路でも間違いではないそうです。
「本来は丁字路です。甲乙丙丁(こうおつへいてい)の丁といえばわかりやすいでしょうか。
法定外表示は何かを規制するのではなく、ドライバーのための優しさといったらおかしいですけど、安全運転のための気遣いでもあります」
「T」や「+」の道路標示は交差点クロスマークと呼ばれています。
原則として、中央線がない道路が交差しており、道路の交差が道路の状況により不明確な場所に設置されています。
この表示は、クルマや自転車との出会い頭の事故や、子どもの飛び出し事故が発生しやすい交差点に注意喚起のために設置されています。
この道路標示に対する法規制はありませんが、急な飛び出しなどの危険性があるため、十分に注意して通行する必要があります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d910e1c1119b19a1e2cc623d901755f55134362e
2019年6月6日5時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
旭川市消防本部の30代の男性消防士長が運転する救急車が雪道の段差で揺れ、乗っていた同市の50代女性が背骨を折るけがを負っていたことが5日、分かった。
女性は腰などに障害が残っており、同本部は治療費や慰謝料など3193万円を賠償する。
同本部によると、救急車は昨年2月9日午前7時半ごろ、同市北門町の市道交差点を走行中、除雪で生じた約10センチの段差で車体が跳ね上がって揺れた。
救急搬送される娘に付き添うため同乗していた女性が体を打ち、重傷を負った。
緊急走行の速度制限以下の50キロで走行していたが、前方の注意確認を怠っていたという。
中農消防長は、「本人と家族に心からおわび申し上げる。スピードダウンと、指さし確認徹底で再発防止に努める」と話した。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/428036/
6月8日18時4分に読売新聞からは、車内の全員がシートベルトを締めていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
旭川市消防本部によると、救急車は昨年2月9日午前7時半ごろ、同市北門町の市道交差点を走行中、除雪で生じた約10センチの段差にぶつかり、大きく跳ね上がった。
車内の全員がシートベルトを締めていたが、女性が背骨を折り、入院した。
30代の男性消防士長が運転し、時速50キロ程度で走っていたが、霧で視界が悪く、段差を視認できなかったという。
中農(なかのう)消防長は、「本人と家族に心からおわび申し上げる。再発防止のため、路面状況に応じた安全運転を徹底する」とコメントした。
https://www.sankei.com/affairs/news/200608/afr2006080026-n1.html
6月9日18時48分に読売新聞からは、腰を椅子に打ちつけたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同本部によると、救急車は昨年2月9日、市道交差点を時速約50キロで走行中、車道にできた約10センチの雪の段差でバウンドした。
女性は娘の付き添いのため同乗しており、衝撃で腰を椅子に打ちつけたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200609-OYT1T50172/
2020年6月6日4時33分にYAHOOニュース(ロイター)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ロシア北極圏のノリリスクにある火力発電所の燃料タンクから燃料が大量に流出し、広範な環境汚染が広がっていることについて、プーチン大統領は5日、再発防止に向けた法令の改正を指示すると同時に、事故が起きた施設を保有する非鉄金属生産大手ノリリスク・ニッケル(ノルニッケル)<GMKN.MM>の筆頭株主のウラジーミル・ポターニン氏が適切な対応を取らなかったとして非難した。
事故が起きたのは5月29日。
ノリリスク・ニッケルの主要生産施設の近くにある発電所の燃料タンクが圧力を失い、1万5000トンの燃料などが河川に流出したほか、6000トンが地面に流出した。
これを受けプーチン大統領は、今月3日に周辺地域に非常事態宣言を発令した。
ノリリスク・ニッケルは、永久凍土が溶け、燃料タンクを支える支柱が沈下したことが事故の要因だったと説明。
ロシア検事総長は、永久凍土の上に建てられている全ての危険な建造物の点検を命令した。
プーチン大統領はテレビ会議方式で開催した会合で、類似の事故の再発防止に向け法令を改正するよう指示。
ポターニン氏に対し「適切な時期に交換していれば、このような環境汚染は引き起こされなかった」とし、社内調査の実施を要請した。
ポターニン氏はノリリスク・ニッケルの株式34.6%を保有する筆頭株主。
政府から罰金が課されるか推測できないとしながらも、除染作業にノリリスク・ニッケルが最大100億ルーブル(1億4500万ドル)を拠出する方針を示した。
事故を受けポターニン氏は解任されるべきとの見方が議員の間で出る中、大統領報道官はこの日、同氏の解任を否定した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/89b6743ca2f85e3fb760cceefe6d4a44ab759ee1
6月4日14時54分にYAHOOニュース(AFPBB)からは、政府への事故発生報告が遅かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
軽油2万トン超が付近の川に流出した。
当局が発電所を運営するNTEKが事故報告を怠ったと指摘したことを受けて、プーチン氏はテレビ会議で、NTEKのセルゲイ・リピン(Sergei Lipin)社長を厳しく批判。
「なぜ政府機関が事故について把握するのが、発生の2日も後になったのか? 政府は緊急事態をソーシャルメディアで知るものなのか?」などと問いただし、異例の厳しい叱責を行った。
NTEKの親会社、金属大手ノリリスク・ニッケル(Norilsk Nickel)は、NTEKが「適時適切」な方法で事故について報告したと発表している。
重大犯罪の捜査を担当する連邦捜査委員会(Investigative Committee)は、環境法令違反の疑いで捜査を開始し、発電所の職員1人を拘束したと発表した。
連邦捜査委員会が公開した現場のものとされる動画には、燃料タンクから流れ出す軽油や、フェンスの下を流れる軽油が映っていた。
世界自然保護基金(WWF)の専門家、アレクセイ・ニズニコフ(Alexei Knizhnikov)氏によると、今回の流出量は、1994年にロシア北西部コミ(Komi)共和国で数か月にわたって発生した原油流出事故に次ぎ、ロシア近代史上2番目になるという。
映像は2日撮影・提供。(c)AFPBB News
https://news.yahoo.co.jp/articles/956071dfe97ba6e2a32493e9e59e30cd849c291d
(ブログ者コメント)
〇以下は、AFP映像の2コマ。
〇関連情報調査中、永久凍土溶解は地球の時限爆弾だとする、下記趣旨の記事が見つかった。ご参考まで。
『「地球の時限爆弾」永久凍土溶解が引き起こす危機 温暖化ガスや病原菌放出』
(2019年1月20日10時0分 AFP)
地球温暖化の影響で、広範にわたる永久凍土の溶解が懸念されている。
永久凍土は数十億トンに上る温室効果ガスを内包しているが、溶解により、それらが大気中に放出されるだけではなく、長年氷に閉じ込められてきた病原菌なども解き放たれる恐れがあるとして、科学者らは警告している。
【北半球の陸地の4分の1】
永久凍土とは、凍結した状態の土壌を指すが、その名とは異なり、必ずしも「永久」に凍結しているわけではない。
大部分は北半球に存在し、その陸地の約4分の1を覆っている。
通常は何千年も前から凍ったままで、深さは数メートルから100メートルまでさまざまだ。
永久凍土は、米アラスカ、カナダ、欧州北部、ロシアをまたぐ北極圏と北方林地帯に広がっている。
北半球ほどの規模ではないが、南半球でも、南米アンデス(Andes)山脈と南極大陸に存在する。
【大気中のほぼ2倍の炭素】
永久凍土には、凍った大昔の植物や動物の死骸という有機物の形で、推定1兆7000億トンもの炭素が閉じ込められている。
永久凍土が解けると、有機物が温められ、分解され、最終的に温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)とメタンとして放出される。
永久凍土は大気のほぼ2倍の炭素を保持しており、その大部分をメタンとCO2が占めている。
【温暖化の悪循環】
永久凍土の溶解による温室効果ガスの放出は、2015年に結ばれた地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」で決定された、世界の気温上昇幅を産業革命以前と比べて1.5度に抑えるという努力目標を危うくするものだ。
CO2は地球温暖化の最大要因とされているが、メタンの温室効果はCO2の25倍もある。
永久凍土の温室効果ガスが大気中に放出されると、地球温暖化が悪化し、氷が解け、さらに永久凍土の溶解が進み、地球温暖化の悪循環に陥ってしまう恐れがある。
米マサチューセッツ州ウッズホール研究センター(Woods Hole Research Center)のスーザン・ナタリ(Susan Natali)研究員は2015年、たとえ地球温暖化が2度前後の上昇に落ち着いたとしても、2100年までには永久凍土の30%が失われると指摘している。
ナタリ氏は研究で、温室効果ガスの排出が現在のペースで続けば、永久凍土の最大70%が失われる恐れがあると指摘し、「永久凍土からの(温室効果ガスの)排出により、地球温暖化がコントロールできない状況に陥ってしまう可能性がある」と警告した。
【凍結された病原菌やウイルス】
永久凍土の溶解は、長い間氷に閉じ込められていた病原菌やウイルスの放出につながる恐れもある。
これは既に現実のものとなっている。
ロシア・シベリア(Siberia)で2016年、子どもが炭疽(たんそ)症により死亡した。
70年前に炭疽で死亡したトナカイの死骸を埋葬した場所の永久凍土が解けたことが原因だと、科学者らは指摘している。
放牧されていた家畜の群れが、解けたトナカイの死骸から放出された炭疽に感染したとみられている。
科学者らは、地球温暖化により昔の天然痘患者の墓など、凍土に埋葬され、氷の中で眠っている他の病原菌も活動を再開する可能性があると警告している。
【インフラの危機】
永久凍土の融解は石油産業や鉱業にとっては朗報だ。
これまで近づくことが困難だった埋蔵地へのアクセスが可能となるからだ。
だが、土砂崩れの発生や建物、道路、石油パイプラインの破損など、インフラへ深刻な影響を与えることも懸念されている。
環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)が2009年に発表した報告書によると、ロシアの永久凍土の融解が、建物や橋、パイプラインの変形や崩壊を引き起こしており、シベリア西部では修理費は、年間13億ユーロ(約1620億円)に達しているという。
https://www.afpbb.com/articles/-/3207024
2020年6月5日16時14分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陸上自衛隊旭川駐屯地(北海道)で2月、UH1J多用途ヘリコプターがホバリング訓練中に横転した事故で、陸自は5日、調査結果を公表した。
教官で機長だった40代男性の3等陸佐の判断が遅れたため、プロペラの回転に伴って舞い上がった雪で周囲が見えなくなり、操縦を誤ったことが原因と結論付けた。
陸自によると、空中に停止した状態から、舞い上がる雪に巻き込まれないように着地する訓練をしていた。
副操縦士の20代男性1曹が機体を着地させる際、高さ約3メートルで周りが見えなくなり、機長に操縦を代わった。
機長は機体を上昇させようとしたが、計器を確認しなかったため、ヘリは左に傾き、地面に横倒しになった。
陸自は再発防止策として、雪上での操作要領や教官への指導の徹底などを挙げた。
https://www.sankei.com/affairs/news/200605/afr2006050022-n1.html
6月5日21時3分にNHK北海道からは、機長は空間識失調に陥ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、副操縦士が、駐屯地内の低い高度でホバリングの訓練を行っていたところ、地上から巻き上がった雪煙で視界がきかなくなったということです。
このため教官を務めていた機長が操縦を代わりましたが、機体の姿勢を正しく認識できない空間識失調という状態に陥った上、その後の緊急操作が適切ではなかったため、バランスを崩して横転したとしています。
陸上自衛隊は、教官に対する教育の徹底や悪天候時の訓練のルールを明確にするなど、再発防止策を講じるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200605/7000021810.html
6月5日18時50分にYAHOOニュース(時事ドットコム)からは、教官としての冬季訓練が不足していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
教官として冬季飛行の訓練不足なども背景にあったとした。
機長は上昇操作時に自分の感覚に頼り、計器を確認しなかったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb1d85e174fc8b1cb10d4e9df16b5cdeb35804ce
※以下は、事故当時の報道。
(2020年2月7日11時53分 朝日新聞)
北海道危機対策課に入った情報によると、ヘリは約10メートルの高さから墜落、機体の左側面が地面に衝突した。
炎上などの危険はないという。
20~30歳代の男性2人が乗っており、うち1人は顔面に外傷を負い、手当てを受けている。
もう1人は自分で歩ける状態で、意識もはっきりしているという。
https://www.asahi.com/articles/ASN273TS6N27UTIL00V.html
(2020年2月7日12時10分 UHB)
防衛省によりますと、ヘリコプターは10メートルほどの高さで、ホバリングした状態から着陸する訓練を行っていたところ、ローターが地面に接触し、着陸に失敗したということです。
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=11029
2020年6月5日7時30分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐賀県は、警察官の交通整理が不十分だったことが原因で、2月に開かれた郡市対抗県内一周駅伝で物損事故が発生したとして、三養基郡みやき町の男性に車の修理代として7万5千円の損害賠償を支払う方針を固めた。
11日開会の県議会に関連議案を提出する。
県警交通規制課によると、事故は2月14日午前9時45分ごろ、みやき町の千栗八幡宮前交差点で発生。
警察官が十分な安全確認をしないまま交通整理を行い、停止する必要があった軽貨物車が右折した際、青信号で直進していた乗用車がよけて道路左側の縁石にぶつかった。
5月に示談が成立し、和解しているという。
同課は、「きちんとした手信号ができず、あいまいになっていた。今後は再発防止に万全を期したい」とした。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/531038
(ブログ者コメント)
駅伝大会時の交通整理不備による事故は2018年に霧島市でも起きている。
2017年には箱根駅伝でヒヤリも。
両者、本ブログ掲載スミ
2020年6月4日19時5分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県内の元看護師の女性(79)が中皮腫を発症したのは、医療用のゴム手袋を再利用する作業でアスベスト(石綿)を吸入したのが原因だとして、久留米労働基準監督署が労災認定していたことが4日、関係者への取材で判明した。
支援団体「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」によると、同様の作業で医療従事者が労災認定されるのは全国で3例目。
医療用手袋は、かつて医療現場で広く再利用されていた。
一方、アスベストの関連疾患は潜伏期間が平均で35~40年と長く、同会は「今後、被害が広がる恐れがある」と注意を呼びかけている。
女性は1961~87年、福岡県内の病院に勤めていた際、1日約100枚、医療用のゴム手袋を再利用する作業を担当。
手袋を滅菌した後、手袋をくっつきにくくするため「タルク」と呼ばれる打ち粉をまぶす作業で、打ち粉に含まれるアスベストを吸い込んだとみられる。
タルクは粉末状の鉱石で、工業製品の製造やベビーパウダーなどにも使用されていたが、石そのものにアスベストが混入していることが発覚し、社会問題化。
2006年以降は、アスベスト含有量0・1%超のタルクは製造や使用が禁止されている。
厚生労働省によると、アスベストを含むタルクなどが原因で労災を認定された労働者は47人に上る。
製造業など40人、建設業7人で、ほとんどが中皮腫を発症したという。
女性は01年に定年退職。
17年10月、せきが止まらなくなり、中皮腫と判明した。
19年10月に労災申請し、今年2月、労災認定の知らせを受けた。
女性は、「同様の症状に苦しんでいる患者がいたら、早く被害に気づいてほしい」と話す。
相談窓口は支援団体「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会福岡支部」(092・409・1963)。
https://mainichi.jp/articles/20200604/k00/00m/040/259000c
6月4日18時57分にNHK福岡からは、全国3例目ではなく4例目だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県内に住む元看護師の女性が、がんの一種、「中皮腫」になったのは、手術用の手袋を再利用する際、アスベストが含まれるタルクという粉末をまぶす作業を長年行っていたからだとして、国から労災の認定を受けていたことが分かりました。
医療従事者がタルクによるアスベスト被害で労災認定を受けたのは全国で4件目で、九州沖縄では初めてだということです。
労災が認められたのは、福岡県内に住む79歳の元看護師の女性です。
女性は、昭和36年からあわせて23年間にわたり、県内の病院で手術用のゴム手袋を再利用するため、洗ったあとにタルクとよばれる粉末をまぶしてはめやすくする作業も行っていました。
当時、多いときには1日に100枚程度、作業をしていたということです。
女性は、3年前、アスベストが引きおこすがんの一種、「中皮腫」を発症したのち、タルクにアスベストが含まれていたことを知り、労災を申請したということで、ことし1月、国から労災を認められました。
アスベストによる患者を支援する「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」によりますと、医療従事者がタルクによるアスベスト被害で労災認定を受けたのは全国で4件目で、九州沖縄では初めてです。
支援団体は、かつて多くの医療現場でタルクをまぶす作業が行われていたため、関係者のアスベスト被害が懸念されるとして、注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20200604/5010008157.html
(ブログ者コメント)
〇以下は、毎日新聞に掲載されていた作業再現動画の3コマ。
①タルクをパッドにとり、
②そこから小袋に詰め、
③その小袋で再利用手袋をはたき、タルクをまぶしていた。
〇本件、初認定は防府市の元准看護師、2例目は東大阪市の元看護師だ。
ともに本ブログで紹介スミ。
2020年6月4日19時4分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京女子医科大病院で治療を受けていた女性が2014年、処方された薬の副作用で死亡したのは、医師が用法を守らなかったためだとして、女性の夫ら遺族3人が同病院側に計約4300万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(佐藤哲治裁判長)は4日、計約1540万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
判決によると、脳腫瘍を患っていた裕美さん(当時43歳)は同年8月、けいれん発作を起こし、同病院で抗てんかん薬「ラミクタール」を1日200ミリ・グラム処方されて服用。
中毒性表皮壊死症を発症し、肺炎を併発して死亡した。
薬の添付文書には、重い皮膚障害が起きる可能性があるとの警告が記され、投与する量を徐々に増やすよう求めていたが、医師は従わなかった。
判決は「医師には合理的な理由もないのに薬の用法や用量を守らなかった過失がある」と認定。
副作用を十分説明すべき義務にも違反したと判断した。
判決後、都内で記者会見した夫の明雄さん(45)は、「妻には悔しい思いをさせたが、真実を明らかにできたと報告したい」と話した。
同病院の田辺病院長は、「判決を重く受け止め、謝罪の意を表します」とのコメントを出した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200604-OYT1T50206/
6月5日付で毎日新聞からは、同病院では半年前に鎮静剤を大量投与された幼児が死亡する医療事故も起きていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2014年9月に川崎市の女性(当時43歳)が薬の副作用で死亡したのは、東京女子医科大病院(東京都新宿区)が添付文書に書かれた用量の16倍に当たる抗てんかん薬を処方したためだとして、遺族が病院側に総額約4300万円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は4日、運営法人と医師2人に計約1550万円の支払いを命じた。
佐藤哲治裁判長は、「合理的理由なく用法・用量を守らない処方を行い、発症する副作用の内容を患者が理解できるように説明する義務も果たしていない」として、病院側の過失を認めた。
亡くなったのは、脳腫瘍を患い、同病院で治療を受けていた裕美さん。
夫の明雄さん(45)と両親が提訴していた。
判決によると、浩美さんは別の病院で脳腫瘍の摘出手術をした後、14年1月から東京女子医大病院で化学療法を受けた。
けいれん発作があった8月20日から、使用していた薬に加えて、抗てんかん薬「ラミクタール」(一般名ラモトリギン)が処方された。
添付文書には、最初の2週間は1回25ミリグラムを1日おきに投与(1日当たり12・5ミリグラム)し、徐々に増やす内容が記載されていたが、裕美さんは1日200ミリグラムを連日投与された。
全身の皮膚に障害が起こる中、毒性表皮壊死(えし)症(TEN)を発症し、投与開始の20日後に肺出血を併発して死亡した。
判決は、病院側には、重篤な皮膚障害を防ぐために、投与量を徐々に増やしていく用法・用量を守る義務があったと指摘。
処方の説明も通常より投与量が多いことなどにとどまるとして、「添付文書と違う処方をする理由や起こりうる副作用の内容を説明すべき義務があった」と認定した。
TENを発症し死亡することは予測できなかったとする病院側の主張は退けた。
同病院の田辺病院長は談話を発表した。
「判決を重く受け止め、謝罪の意を表す」とした上で、今回の事故の約半年前に、同病院で鎮静剤を大量に投与された2歳男児が死亡した事故に触れ、「再発防止策を実施してきた中で、誠に遺憾」としている。
この事故を受け、同病院は15年に特定機能病院の承認を取り消されている。
【夫「危険な投与根絶を」】
「添付文書の用法・用量を守っていれば死亡を回避できた高度の蓋然(がいぜん)性がある」。
東京女子医大病院が処方した薬の副作用により川崎市の裕美さん(当時43歳)が死亡した事故を巡る民事訴訟で、東京地裁は病院側の主張をほぼ全面的に退け、過失を認定した。
記者会見した夫の明雄さん(45)は、「危険な投与が二度と繰り返されないように病院は対策を取ってほしい」と語った。
裕美さんは、アフリカで安心して飲める水を提供する井戸掘り事業など海外に関わる仕事に長く携わり、亡くなる前はシンクタンクで国内外の研究成果を年報にまとめる担当をしていた。
明雄さんとは趣味のサンバを通して知り合い、たくさんの仲間にも恵まれた。
抗てんかん薬「ラミクタール」を投与された妻が発症した中毒性表皮壊死(えし)症(TEN)について、明雄さんは主治医から「量が多いことで(発症の)可能性が増すことは確かだが、体質の問題の方が大きい」と説明されたという。
だが、ネットで見つけた薬の添付文書は、「投与でTENなどの重篤な皮膚障害があらわれることがある」として、用法・用量を守るよう警告していた。
「危険性を説明されていれば、飲ませることは絶対になかった」
主治医は法廷で自分がラミクタールを選んだことを認めつつも、「(処方を担当した医師に)量までは指示していない」と説明した。
判決はこの主張を、「主治医の指示なく添付文書に反する用法・用量で処方したとは考え難い」と一蹴している。
遺族代理人の安東宏三弁護士は、「判決は、病院側が単に用量に違反したことだけでなく、合理性や安全性の根拠がない処方をしたことを厳しくとがめて責任を認めた」と、地裁の判断を高く評価した。
裕美さんは重い副作用から皮膚がはがれ、体がむくみ、痛みと絶望の中で亡くなった。
最後の言葉は「頑張ります」だったという。
明雄さんは、「妻には悔しい思いをさせた。真実が明らかになり無念をはらせたと報告したい」と語った。
https://mainichi.jp/articles/20200605/ddm/041/040/077000c
2020年6月4日15時52分にYAHOOニュース(日刊SPA)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
健康診断を会社に義務づけられ、人間ドックも定期的に受けろと言われ、保険会社のCMに不安をかきたてられ。
人生100年、長生きしたいならまず検査と、何かとプレッシャーがかかる現代社会。
しかし、その検査は本当に必要なのか?
健康診断で実際に起きた悲劇を取材した。
【実録 健康診断で起きた悲劇 医師がもっとも勧めない「バリウム検査」の悲劇】
30歳以上の現役医師200人におこなったアンケート結果で、6割以上の医師が「受けるべきではない」とした「バリウム検査」。
とうきょうスカイツリー駅前内科の金子俊之医師は、こう解説する。
「日本以外では実施されていないがん検診の典型。
内視鏡のほうが精度、安全性において優れているので、必要ありません。
進行がんの見落としも多く、体内環境をかき乱すので、他の病気を誘発する恐れもあります」
そのリスクの大きさが問題だ。
バリウムが腸の中で固まると、腸閉塞や腸に穴が開く大腸穿孔などになり、重篤化するため、検査後には必ず下剤を処方されるが、山下貢さん(仮名・42歳)は下剤を飲んでも一向に腹が下らず、そのまま床に就いた。
「市の胃がん検診で初めてバリウムを飲んだので、『こんなものかな?』と思いつつ、深刻に考えていませんでした。
すると、翌日に激しい腹痛に襲われたんです」
たまらず救急車を呼んで病院へ直行し、一命を取り留めた。
「後々調べたら、下剤が効かないなどで年間60件近い事故があり、大腸に穴が開いて死んでしまったケースもあると知りました。
自分ももう少し我慢していたらと思うと、身の毛がよだちましたね」
医療にリスクはないと思い込んでいると、命を落としかねない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/04a015620e6a27bd2b269ce60b85f12ec4f81c5c
(ブログ者コメント)
〇本件、テレビの健康番組はあまり見ないのでよく分からないが、新聞の健康欄で見た覚えはない。
そこで調べてみると、結構な量の記事が見つかった。
その中から、これはと思った記事の一部を紹介する。
『バリウム検査で妻失った男性「何をいってもあいつは戻らない」』
(2015年6月26日16時0分 週間ポスト)
「早期発見、早期治療で、いまや胃がんは治る」
そんな啓蒙のもと、毎年1000万人以上が健康診断や人間ドックで「バリウム検査」を受けている。
だが、国立がん研究センターが推奨するこの検査には、見逃しが多い上に、死亡事故まで起きていることをご存じだろうか。
巨大な利権ビジネスとなった胃がん検診の実態を取材してきたジャーナリスト・岩澤倫彦氏が、バリウム検査に潜む問題を明らかにする。
ここでは、群馬県で発生した日系ブラジル人女性の死亡事故について、その状況を解説する。
東京大学腫瘍外科・元講師で、消化器内視鏡のスペシャリストである田淵正文医師は、こんな指摘をする。
「バリウムX線検査は、はっきりいって30年前の理論です。
凹凸の変化が出る(*注)のは、ある程度がんが進行している状態ですから、早期がんは見つからない。
それで数多くの人が命を亡くしているわけです。
内視鏡で検査すれば確実に早期で発見できるのに、見殺しにしているようなものです」
*注:粘膜内の凹凸をバリウム検査では調べるが、早期がんではこの凹凸が出ない。
内視鏡で表面の色を見て発見することが最新のやり方だ
バリウム検査そのものにも危険がある。
PMDA(厚労省所管の独立行政法人・医薬品医療機器総合機構)に報告されたバリウムの副作用のなかには、バリウムが体内で固まり、臓器に穴を開ける重大な事故(穿孔/せんこう)が多数含まれていることがわかった。
「大腸穿孔(憩室/けいしつ含)=33人」、「直腸穿孔=4人」、「消化管穿孔=6人」といった具合に、昨年度分の報告だけで、実に50人(40代以上を対象)。
腸管が破れると命に直結する。
緊急手術によって腸を一部切除したり、人工肛門が設置されたりするケースが多い。
その他、6人が腸閉塞になり、80代男性1人が死亡した。
これらは氷山の一角でしかない。
PMDAに報告されるのは、患者や家族が被害救済を求めていることが前提のため、制度を知らない人のケースは含まれていないからだ。
バリウムによるアナフィラキシーショック(アレルギー症状の一種)も去年だけで3人、3年前には滋賀県の胃がん検診で50代女性が死亡している。
5月には群馬県で、企業の胃がん検診中に撮影台と検診車内の壁に挟まれて50代の日系ブラジル人女性が死亡した。
・・・・・
https://www.news-postseven.com/archives/20150626_331047.html
『過剰医療大国ニッポンの不都合すぎる真実』
(2018年5月21日6時0分 東洋経済)
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胃がん検診は1982年に開始され、2015年に内視鏡検査が選択肢に加わるまで、40歳以上を対象に年1回、胃部X線検査(バリウム検査)で行うものとされてきた。
胃がん死亡者数は年約5万人と、50年近くほぼ変わらず、高止まりする中、国が一貫して推奨してきたバリウム検査だが、患者からも医師からも評判は芳しくない。
患者にとっては発泡剤を飲み、検査台上で無理な体位を求められる身体的苦痛に加え、バリウムによる排便障害もある。
何より、「胸部X線検査の数十倍から100倍近くの被曝量」(複数の医師)のデメリットは無視できない。
医師にとっても現在、消化器内科の臨床現場で活躍するのはもっぱら内視鏡検査であり、バリウム検査はそれこそがん検診の場でしか扱うことはない。
特に、若手医師はほとんどが、学生時代にも臨床現場でもバリウム検査を学んでいない。
・・・・・
https://toyokeizai.net/articles/-/221458
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
『バリウム検査、なぜ発がんの危険&がん診断不可なのに実施?初めからピロリ検査しない事情』
(2017年5月21日0時5分 Busines Journal)
「ピロリ菌に感染していない人は、ほぼ胃がんにはなりません」
「ほとんどの胃がんは、ピロリ菌が感染した粘膜に発生します」
多くの医師がこのように言います。
胃がんは日本では発症リスクの高いがんで、年間約18万5000人の方が発症し、約5万人の方が亡くなっているといわれています。
そのため、「早期発見、早期治療」が重要とされていますが、ピロリ菌が胃がんの原因ならば、まずはピロリ菌がいるかどうかの検査をして、感染している方だけが胃の精密検査を受けるようにするべきではないでしょうか。
ところが胃がん検診は、ピロリ菌の有無にかかわらず、まずバリウム検査をして、疑わしい場合は胃カメラで内視鏡検査をするという流れがスタンダードになっています。
最近では、ピロリ菌検査を行うことも多くなったようですが、検診で必ず行う検査ではありません。
検診でピロリ菌の有無を調べようと思ったら、多くの自治体では自費で調べることになります。
ピロリ菌除去について否定的な意見を述べると、「胃がんの原因がピロリ菌だと判明したのだから、除去すべきだ」と議論になるのですが、それならばなおさら、まずピロリ菌検査をして、陽性の場合のみ内視鏡検査をするのが正当な順番だと思うのです。
今回は、ピロリ菌除去について検討する前に、まずは胃がん検診の実際について考察してみます。
・・・・・
https://biz-journal.jp/2017/05/post_19157.html
『胃がん検査にはバリウムよりも胃カメラを!』
(2017年10月18日 日経ビジネス)
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さて、胃カメラとバリウム検査です。
両方とも一長一短があり、胃がん検診としてどちらが優れているか(つまり、どちらが早期の胃がんをより見つけるか)は一概には言えません。
ただし一つ、決定的に違うところがあります。
それは胃カメラの場合、「食道も詳細に観察することができる」ということです。
「胃がんの話なのに食道?」と不思議に思うかもしれません。
しかし実は、ここが一番大事なポイントになってくるのです。
というのも、食道は口と胃をつなぐ管状の臓器です。
胃の手前にあるので、バリウム検査であっても胃カメラであっても、胃を観察する前には必ず食道を観察することになります。
しかしバリウム検査の場合、食道にバリウムがサーッと流れる数秒の間に、パシャパシャッと数枚レントゲンを撮る、というのが一般的です。
これでは、早期の食道がんを発見することはほとんど期待できません。
一方、胃カメラの場合は違います。
泡やカスがあれば洗い流せますし、送気したり脱気したりして食道を動かしながら、カメラが行きつ戻りつしてじっくりと食道や胃の状態を観察します。
さらに特殊な光を当てて、がんを鮮明に浮かび上がらせることもできます。
その結果、早期の食道がんの85.0%が胃カメラで見つかっており、バリウム検査で見つかっているのは11.2%に過ぎません。
それほどまでに大きな差があるのです。
食道がんが非常に珍しいがんであれば、胃カメラとバリウム検査の差は、そこまで重要視する必要はありません。
しかし、食道がんの罹患率は意外と高く、男性の場合、6番目に多いがんになっています。
であれば、胃がん検診のついでに食道がん検診もできる胃カメラを選択した方が、当然、健康管理上のメリットは大きくなります。
実際に、消化器専門の医師で、自分の胃がん検診をバリウム検査で行っている医師はほとんどいないと思います。
少なくとも、私の周囲には一人もいません。
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https://business.nikkei.com/atcl/report/16/091200163/100500004/?P=1
『医療ジャーナリストが教える「やってはいけない がん治療 」』
(2020年6月11日6時7分 YAHOOニュース;サライ))
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実は、自治体・企業が行う対策型検診(集団検診)は、短時間で効率よい検査が求められ、その代償として「精度の低い検査が主流」になっているという。
例えばX線検査は、1日100人単位の検査ができる。
その代わり、それで見つけられるがんのサイズは「2センチから3センチ以上」。
このサイズだと、完治が難しい進行がんになっている可能性がある。
さらに、X線画像を医師が確認する作業(読影)で、がんを見落とすリスクが避けられないとも。
例えば、肺がん検査画像の読影だと、1人の医師が1カットを見るのはせいぜい10~20秒。
1日に800人分も読影することがあるそうで、医師2人以上のダブルチェック体制でも、見落としは必然的に起こってしまう。
以下のように、バリウム検査も同様だ。
群馬県健康づくり財団の元専務理事・真鍋重夫医師が、バリウム検査で発見された胃がん患者を対象に過去の検査画像を確認したところ、「約3割の見逃し」がありました。
同様に石川県成人病予防センターでも、バリウム検査で進行がんが発見された44例について過去の画像を調査したところ、20例に胃がんの病変が確認されています。(本書※189pより)
・・・・・
※本書;『やってはいけない がん治療 医者は絶対書けないがん医療の真実』 (岩澤倫彦著)
https://news.yahoo.co.jp/articles/42ef340ffb309b16291b2437628e9263e2bb986f?page=1
〇滋賀県の女性はバリウムを飲んで撮影中に気分が悪くなり、そのまま死亡した。
日系ブラジル人女性の死亡事例とともに本ブログで紹介スミ。
〇本件、最初は週間誌的話題かと思っていたが、そうでもなさそうな気がしてきたので、参考までに紹介する。
〇ブログ者は毎年9月に定期健診を受けている。
今年はバリウムをどうするか、3ケ月かけて考えておくことにしよう。
2020年6月4日7時4分にYAHOOニュース(日本農業新聞)から下記趣旨の記事が、原因別円グラフ付きでネット配信されていた。
消費者庁は3日、刈り払い機による事故が多発しているとして注意喚起した。
7、8月に事故が増えるため、正しい使い方の確認や体を保護する服装、眼を守るゴーグルの装着、JAや農機販売店の講習会への参加を呼び掛けている。
同庁には今年3月までの5年間に、刈り払い機による事故情報が88件あった。
農作業事故は除いており、家庭内や自治会での除草で発生している。
17年にも注意喚起したが、減っていない。
事故原因は、「刈り刃への接触・巻き込まれ」、「飛散物」の二つで8割を占める。
年代が上がるほど事故件数が多く、70代以上は全体の3割だった。
エンジンの切り忘れや服装・装備の不備などが原因。
電源を入れたまま地面の物を拾おうとして手が刃に巻き込まれた例や、石が目に入って角膜に穴が開いた例があった。
同庁は、刃が跳ね返る「キックバック」を防ぐには、往復刈りをせず右から左へ一方向に動かすことが有効と説明。
「自治会の草刈りでは初心者もいる。使い方を熟知した農家は、作業前の指導に協力してほしい」と期待する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d336c1b8d97f36236bfa2dda97dce5864e8c3e14
(ブログ者コメント)
〇消費者庁からの注意喚起は下記。
(2020年6月3日付)
人力で行うと重労働である草刈りを動力で行うことができる刈払機(草刈機)は、便利で身近な農器具です。
しかし、高速で回転する刈刃が露出しているため、十分安全に留意して使用しないと大変危険です。
消費者庁には刈払機を使用中の事故情報が平成27年4月から令和2年3月末までの5年間に計88件寄せられています。
刈刃への接触や巻き込まれによる事故が半数以上を占めており、手指の切断などの重大な事故が発生しています。
1年のうち5月と7~8月に事故が多く、これから夏場を迎えるに当たり、刈払機を使用する際には、以下の点に注意しましょう。
(1)刈払機を使用する前には必ず取扱説明書を読みましょう。
(2)作業に適した服装、装備で行いましょう。
(3)作業前に各部の点検をしましょう。特に刈刃、飛散保護カバー、肩掛けバンドやハンドルは正しく装着しましょう。
(4)作業をする際は、地面の異物を除去し、15m以内に人がいないことを確認してから開始しましょう。
(5)回転する刈刃が障害物や地面に当たって跳ね返るキックバックに注意しましょう。
(6)刈刃に巻き付いた草や異物を取り除く際は、必ずエンジンを止めてから行いましょう。
(7)農協及び販売店等が実施する刈払機の使用講習会を受講しましょう。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_032/
〇2017年注意喚起時、本ブログでもその情報を紹介した。
当時の消費者庁からの注意事項は下記。
マンネリ防止のため?か、今回とは若干、表現が異なる部分もある。
(1)ヘルメット、保護メガネや防振手袋など、保護具を必ず装着し、事前に機器の点検を行ってから作業をしましょう。
(2)作業をする前に小石や枝、硬い異物などを除去し、半径15m以内に人がいないか確認して作業をしましょう。
(3)障害物や地面などにぶつかって起きる刈刃の跳ね(キックバック)に注意しましょう。
(4)刈刃に詰まった草や異物を取り除く際は、必ず機器を止めてから行いましょう。
(5)作業者の家族や周囲の方は、作業者が安全対策をきちんと行っているか一緒に確認し、作業中も作業者に変わったことがないかを常に意識するようにしましょう。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_016/
2020年6月4日23時53分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県の三浦半島で4日夜、「ガスのようなにおいがする」などと異臭を訴える通報が地元の消防や警察に相次ぎ、1人が搬送された。
消防やガス会社が調べたが、ガス漏れなどは見つかっておらず、原因は不明という。
横須賀市によると、市消防局への通報は4日午後8時すぎから入り始めた。
内容は、「ガスのようなにおい」、「ゴムが焼けたようなにおい」、「にんにくのようなにおい」など様々。
通報者の所在地は、最初は半島最南部の三浦市だったが、時間が経つにつれて三浦半島の東岸に沿って北に移っていき、三浦市の北隣に位置する横須賀市内からの通報が入るようになった。
午後10時前に横須賀市北部から通報があったのを最後に収まったという。
横須賀市消防局によると、通報は少なくとも150件ほどあった。
市内在住の40代女性から「気分が悪い」と119番通報が入り、病院に搬送したが、命に別条はないという。
消防局に寄せられた情報では、付近の海上で事故はなく、航行する船からも異臭に関する通報はないという。
https://www.asahi.com/articles/ASN647V0GN64ULOB01R.html
6月4日22時41分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県の三浦半島の沿岸部で4日夜、「異臭がする」との110番や119番が相次いだ。
「ニンニクみたい」、「ガス漏れのよう」、「接着剤やシンナー?」など様々で、県警や消防などが原因を調べている。
横須賀市消防局には、午後8時過ぎから1時間半ほどの間に150件超の通報があり、県警横須賀署や浦賀署への通報も計300件ほどに上った。
同消防局によると、異臭の訴えは、三浦半島南端付近から寄せられ始め、次に南東部、その次は東部と、沿岸を“北上”した。
午後9時45分の時点で、異臭による体調不良での救急搬送はなく、住民らが集団で避難するような状況にもなっていないという。
横須賀市汐入町の自営業の男性(56)は、「午後9時頃、ガソリンというか、ガス漏れみたいな臭いがした。何か事故でもあったのではと不安になった」と話した。
ただ、県警や消防、海上保安庁には、大規模な事故やガス漏れなどの情報は入っていないという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200604-OYT1T50232/
6月5日18時54分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、当時は南寄りの風が吹いていた、船のガス抜きは行われていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
最初に通報があったのは午後8時ごろ、三浦市南下浦町の住民から、「異臭がする」と声が上がり始めた。
さらに通報は相次ぎ、そのエリアは、およそ3時間かけて徐々に北へ。
午後10時30分ごろには、三浦市からおよそ20km離れた、横須賀市鷹取地区から最後の通報があった。
・・・・・
4日夜は、風速5メートル前後の南寄りの風が吹いており、異臭は海から風に乗って北上。
横浜市南部にまで及んだとみられている。
横須賀市消防局指令課「初めてこんな通報件数がある異臭騒ぎになったと思う」
消防によると、陸上・海上ともに捜索したものの、異常は見つからず、船のガス抜きの可能性も考えられたが、海上では行われていなかったという。
現在も、警察と消防による調べが続いている。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20200605-00149583-fnn-soci
6月5日19時27分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)からは、三浦半島では5月31日にも異臭騒ぎがあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ツイッター上などでは様々な原因の推測がされている。
地震の予兆では、タンカーのガス抜きかも、白潮のプランクトンも考えられる、などだ。
・・・・・
実は、三浦半島では、5月31日にも異臭騒ぎがあり、三浦市内で「ガス臭い」といった119番通報があった。
しかし、消防が駆け付けると臭いが消えており、原因などは分からなかった。
東京湾沿岸では、千葉市内などで2019年5月8日夜に「ガス臭い」、「ゴムが焼けたような臭いがする」、「プラスチックが燃えたよう」といった同様な異臭騒ぎで約120件の119番通報があったことがある。
当時について、千葉市の環境規制課は、1、2時間と短時間のため臭いを分析できず、結局、原因は不明だったと取材に答えた。
「東京湾の海の方から異臭がしており、こうした『広域異臭』は年に何回かはあります。
赤潮、青潮といった原因でしたら、磯臭い、生臭いはずですので、違うと思います。
過去に原因が分かったケースはないのではないか」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e267356020d239381c949bf94c2083313ec2ccf3
6月5日22時0分に神奈川新聞からは、海上で異臭を感じた船からの情報はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三浦半島東側の沿岸部を中心とする広い範囲で4日夜、異臭がするとの通報が500件以上も相次いだ。
異臭騒ぎは時間とともに北上して約2時間続き、横須賀市消防局や各警察署が対応したが、原因不明のまま調査などを打ち切った。
各署への通報時刻や内容から、異臭は三浦市南下浦町金田から、沿岸部などを北上するように約20キロ離れた横須賀市北部の追浜地区まで確認されたとみられる。
横須賀海上保安部によると、当時は北向きの風が吹いていたという。
同市消防局などによると、過去の事例から、原油タンカーなどが洋上でガス抜きを行って異臭の原因になる可能性もあるというが、同局は「今回は調査の結果、ガスは出ていない。横須賀海上保安部にも海上で異臭を感じた船舶からの情報はなく、ガス抜きではないと考えられる」としている。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-374020.html
6月7日9時26分にYAHOOニュース(日刊ゲンダイ)からは、巨大地震の前兆の可能性にも言及した、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
いったい、この異臭騒ぎは、何だったのか。
三浦半島の異臭を“迷宮入り”で終わらせてはいけない。
巨大地震の前兆の可能性があるからだ。
立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う。
【「地殻変動でニオイ発生」は常識】
「地震や地滑りなど地殻変動に伴うにおいは、地質学の関係者では常識です。
微妙なにおいの変化は、地殻の変化を察知するのに重要です。
大きな地震は、本震の前に小さな揺れが頻発します。
この揺れで岩石が崩壊し、焦げたようなにおいが発生します。
1995年の阪神・淡路大震災でも、1カ月前から断続的ににおいが確認されています。
三浦半島は活断層が非常に多いエリア。
活断層が動いたことから、岩石の崩壊が重なって、まとまった“異臭波”がつくられ、南からの風に乗って北上した可能性があります」
三浦半島の目の前には相模トラフがある。
もし、相模トラフが大揺れしたら、首都圏直撃だ。
相模トラフは、4つのプレートが重なり合うエリアにあり、やっかいな震源地。
1703年の元禄関東地震や1923年の関東大震災は相模トラフが震源とされる。
「大地震前の揺れによる岩石の崩壊は、においとともに電磁波を発
生します。
もし、今回の異臭の発生エリアで、電磁波の値が高くなったり、電波時計が狂うなどの現象が起きていれば、異臭が地殻変動によるものである可能性が高くなります。
電磁波の変化を検証すべきです」(高橋学氏)
杞憂に終わればいいのだが。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc893c490c1cfd7c41aa1e13b49b8e61d9031121
(ブログ者コメント)
東京湾沿岸では、2019年の千葉市事例以外、2017年4月に江戸川区などで、2001年に千葉市などで、1995年に浦安市などでも、同種異臭騒ぎが起きている。
それらの事例は本ブログでも紹介スミ。
2020年6月4日19時51分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、除染作業中の写真付きでネット配信されていた。
4日午前8時40分ごろ、東京都千代田区神田須田町2の路上で、通行人から「液体がこぼれていて、変な臭いがする」と110番があった。
警視庁万世橋署員らが駆けつけたところ、500ミリリットルのプラスチック製容器が破損し、猛毒の「フッ化水素酸」とみられる液体がこぼれていた。
同署は周囲約100メートルを約2時間にわたって通行止めにし、防護服を着た東京消防庁の化学機動中隊員らが路面を除染するなどして処理した。
けが人はなかった。
万世橋署によると、容器は近くの化学メーカーが管理するもので、この日の朝、配送用のワゴン車を路上に停車させて積み荷作業をした。
車には別の工場から運んできたフッ化水素酸の容器が既に積まれていたといい、作業中に誤って路上に落ちたとみられる。
同署は、別の車両が通過した際に容器を踏んで液体が漏れた可能性があるとみて、経緯を調べている。
現場はJR秋葉原駅の南約300メートルのオフィスビルやマンションが建ち並ぶ地域。
フッ化水素酸は毒劇物取締法の毒物に指定され、ガラスのつや消しや金属の洗浄などに使われる。
人体に触れると激しい痛みを伴い、死亡することもある。
2012年には静岡県で、フッ化水素酸を塗られた靴を履いた女性の足の指が壊死(えし)した事件があった。
https://mainichi.jp/articles/20200604/k00/00m/040/156000c
(ブログ者コメント)
静岡県の事件は、本ブログにも掲載スミ。
2020年6月2日11時0分にYAHOOニュース(ベストカー)から下記趣旨の記事が、空気圧減少アラーム表示などの写真付きでネット配信されていた。
タイヤの性能と道路環境が良くなっているにも関わらず、日本ではパンクに代表されるタイヤのトラブルが増加傾向となっている。
JAFが発表する年度ごとのロードサービス出動件数によると、(パンクには限らないが)タイヤトラブルによるものは2007年に約28万6000件だった。
それに対し、10年後の2017年は約39万2000件と10万件以上増え、2018年は約38万8000件と、わずかに減ったものの、2019年には約41万2000件と、再び増加しているのだ。
タイヤのトラブル防止に最も効果があるのはコンディションの目視確認と空気圧のチェックだが、この2つがクルマのコモディティ化もあり、軽視されがちなのは否めない。
この状況下でタイヤのトラブル防止に役立つのがタイヤ空気圧モニタリングシステム(以下TPMS)である。
TPMSは、タイヤ内の温度や空気圧をマルチインフォメーションディスプレイなどによりモニタリングできる優れもので、タイヤの空気圧が正常に保たれているかをひと目で確認することができる。
4本のタイヤの空気圧を表示する高性能タイプのほか、警告灯などにより表示するシンプルなタイプもあるが、これがあることでタイヤの安全性は高くなる。
TPMSは、日本以外では多くの先進国で新車への装着が義務化となっているのだが、日本では未だに義務化されていない。
当記事では、TPMSについて紹介しながら、日本でTPMSが義務化されない理由も考えていく。
文:永田恵一/写真:TOYOTA、NISSAN、HONDA、LEXUS、ベストカー編集部、Adobe Stock
【TPMSが先進国で普及した背景】
TPMSの必要性が注目され始めたのは、2000年に米国で、とあるSUVで多発したタイヤの表面剥離が原因とされる横転事故がきっかけだ(そのタイヤはメーカーにより自主回収された)。
以降、TPMSは米国で2007年9月、欧州では2012年、韓国では2013年、中国でも2019年から新車への装着が義務化されている。
そのため、日本で買える輸入車のほとんどには何らかのTPMSが装備されるが、日本では未だ義務化されていない。
なお、ランフラットタイヤ装着車はパンクしても空気圧の低下がわかりにくいため、TPMSの装着が義務付けとなっている。
まずは、大きく分けて間接式と直接式の2種類あるTPMSを、それぞれのメリットとデメリットについて見ていく。
間接式は、直接、タイヤの空気圧を測定するのではなく、他の要因をもとにタイヤの空気圧の異常を感知し警告するタイプとなる。
「空気圧が大きく低下するとタイヤは外径が小さくなり、回転数が増加する」点に着目したもので、具体的にはタイヤの回転を検知するABSのセンサーを利用し、通常走行時にあるタイヤの回転数がほかのタイヤより多い際には空気圧が低下していると判断する。
メリットは、新たなハードウェアを必要としないので低コストですむこと。
デメリットは、直接式に比べると、「空気圧が下がっていない場合でも警告が点くことがある」といった精度の低さなどが挙げられ、このことが原因で間接式のTPMSをなくしてしまった日本車もあるようだ。
【直接式TPMS】
ホイールに空気圧を測るセンサー&発信機、車両側に受信機&モニターを装着するもの。
メリットは、四輪の空気圧を測っているため各タイヤの空気圧が車内でわかること、高速域にも対応するなど精度が高いこと。
デメリットは、新たなハードウェアが必要になる点など、何かとコストがかかるということが挙げられる。
【TPMSは日本でなぜ普及しない?】
現在、日本車でTPMSが設定されるのは、レクサスに代表される約400万円以上の高額車か、NSX、前述したランフラットタイヤを履くGT-Rといった超高性能車に限られる。
TPMSを新車装着するなら正確な直接式にしたいのは当然で、そこにはコストの問題も大きく関係するのもわかる。
しかし、トヨタランドクルーザーにオプション設定されるTPMSは、数値も分かる直接式かつバックドアに置かれるスペアタイヤも含む5本ぶんで2万2000円と、意外に安いようにも感じる。
また、オプション設定でこの価格なら、義務化により大量生産されれば劇的なコストダウンが進み、比較的短期間で当たり前のものになる気もする。
それでもTPMSの義務化が進まない理由として、筆者は、日本では冬場スタッドレスタイヤを履くのがごく普通になっていることが大きいのではないかと思っている。
というのも、スタッドレスタイヤを履く際には1セットのホイールでタイヤだけ組み替えるということは少なく、スタッドレスタイヤ用に割り切ったものなど、ホイールをもう1セット用意してホイールごとスタッドレスタイヤに履き替えることがほとんどだろう。
その際に純正のホイールを用意することは少なく、社外ホイールを使った際の対応や、純正のホイールだったとしても、TPMSを移植するなり、TPMSをさらに1セット分用意するというのはさすがに負担が大きい。
スタッドレスタイヤは生活必需品のひとつでもあるだけに、このあたりが関係して義務化に踏み切れないのかもしれない。
なお、以前、TPMSの義務化の可能性について国土交通省自動車局技術政策課に問い合わせてみた際には、「義務化の時期の見通しなどはなく、現在事故実態の検証や有識者の意見を集めながら検討中」という答えだった。
【後付けのTPMSはどうなのか?】
TPMSには、アマゾンなどの通販でも買える後付けのものも多数流通しており、直接式であれば、タイヤトラブルの防止だけでなく、空気圧を常時モニタリングできることで、サーキット走行などのスポーツ走行時の情報としても非常に役立つ。
後付けのTPMSは多数流通しているだけに、特に安いものは玉石混交というのが否めない。
大まかなに言えば、「価格が5000円以上のもので、商品レビューなどの評判のいいものなら問題があることは少ない」という傾向はあるようだ。
【まとめ】
TPMSの早期の義務化を望むのは当然だが、日本の路上を走るクルマのほとんどはTPMSが付いていないというのが現実だ。
それだけに、日常点検やTPMS付きのクルマで異常が表示された際の確認のためにも、自分のクルマにはエアゲージを常備して活用したいところだ。
そして、最低でも1カ月に1回の頻度で、タイヤの空気圧チェックすることを習慣づけたいものだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/05e1a5e6af8c76a3d768a828e7a681499d22244f
(ブログ者コメント)
なぜついているのか、よく理解できないアラームも多い中、なぜ無いのだろうと前から思っていた空気圧低下アラーム。
車に詳しくないブログ者は、回転するタイヤから測定することはできないからだろうと思い込んでいた。
2020年6月1日16時52分にYAHOOニュース(FUNQ)から、下記趣旨の記事が劣化ヘルメットの写真付きでネット配信されていた。
「このご時世のせいか、自転車に休日に乗る人が増えています。
久々にホコリを被ったロードレーサーを引っ張り出してきたバイクを乗っている人を見かけるようになりました。
ぜひ、この機会に、お近くの自転車屋さんで整備してもらって、自転車ってこんなに楽しいスポーツだったのかと思い出して貰えると嬉しいです。
それと、ヘルメットにも使用年数があるにはご存知でしょうか?」
と言うのは、NHKの自転車番組「チャリダー☆」のロードレース男子部でおなじみの筧五郎さん。
【使用開始から3年経ったヘルメットは本当に使えないのか?】
「サイクリストの安全を守るヘルメット。
丈夫そうだし、頭を打つなどの強い衝撃を与えなければずっと使えそうな気もしますが、実は寿命があります。
製品安全協会と日本安全帽工業会では、ヘルメットの耐久性を考慮し、有効期間を『購入後3年間』と定めているのです」
と説明するのは、自転車専門誌などでライターをする浅野真則さん。
ヘルメットは事故に遭ったり、転倒時に頭を打ったり、高いところから落としたりしていなくても、なぜ3年で交換する必要があるのでしょうか?
それは、使っていくうちに紫外線や汗にさらされて、衝撃吸収性が低下してしまうからです。
「割れたりひびが入っているわけではないし、見た目は大丈夫そうだけど、どうしても使えないの?」
そんな疑問にお答えします。
この記事のトップの写真は同じモデル、同じカラーのヘルメットですが、左は3年間使い続けたもの、右はほぼ未使用の新品同様の製品です。
一見、ほとんど違いがないように思われますし、使えそうな気がします。
しかし、ライナーをよく見てみると、左側の使用後のものは、汗や紫外線で劣化しているのがお分かりいただけるかと思います。
樹脂製のアジャスターも、紫外線を浴びて退色しているのが分かります。
新品と見比べると、その差は一目瞭然ですね。
スポーツバイクに乗るときに使うヘルメットの多くは、外側にあるシェルと呼ばれる硬い部分と内側にある発泡スチロール製の衝撃吸収ライナーが組み合わされてできています。
使っているうちに汗や紫外線を受けて、シェルや衝撃吸収ライナーが劣化していきます。
特に衝撃吸収ライナーの劣化は、ヘルメットの安全器具としてのキモである衝撃吸収性が低下することを意味します。
つまり、古いヘルメットでは、いざというときに頭を衝撃から守ることができない可能性が高いのです。
【劣化した衝撃吸収材は 海岸に流れ着いた発泡スチロールと同じ】
海岸などに漂着している発泡スチロールは、長期間、海水の塩分と直射日光にさらされ続け、とてもスカスカになってもろくなっているはずです。
これと同じことが、ヘルメットの衝撃吸収材であるライナーでも起こっているのです。
スカスカになってもろくなった衝撃吸収材で、本当に頭を衝撃から守ることができるのでしょうか?
答えはNOです。
【ヘルメットには製造年月が書いてある!】
新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、通勤や通学、移動に自転車を使おうという方で、久しぶりに自転車に乗る方にお願いです。
古いヘルメットを使うのはやめましょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff1c507ce5ddada3f103ab9522d77af4227dd292
(ブログ者コメント)
〇ヘルメットの強度などの規格はJISに定められているが、運用面の基準は定められていない。
今回の報道を機に改めて調べたところ、運用面の基準は、日本ヘルメット工業会のHPに、Q&Aという形で掲示されていた。
ただ、理屈は分かっていても、3年で交換となると、現実的には難しいところがある。
Q1 産業用ヘルメットの耐用年数は?
A
材質や使用状況で異なりますが、(一社)日本ヘルメット工業会では、PC、ABS、PE等の熱可塑性樹脂製保護帽は、外観に異常が認められなくても、使用開始より3年以内、FRP等の熱硬化性樹脂製保護帽は、外観に異常が認められなくても、使用開始より5年以内に交換をしていただくようお願いしています。
Q2 産業用ヘルメットの耐用年数は、製造年月又は使用年月のいずれですか。法的に規定しているのですか?
A
(一社)日本ヘルメット工業会でまとめている保護帽の交換時期、耐用年数は、各社の屋外暴露試験等の結果をふまえて耐用年数を定めました。
ただし、法的な規制ではなく、あくまでも目安です。
理由としては、個々の使用頻度、取扱い状況、保管等が違うため、はっきりとした耐用年数を定めることができません。
ヘルメット工業会が発行しています「保護帽取扱いマニュアル」に使用前の点検実施項目が記されていますので、一つでも該当する場合は、耐用年数を迎える前に交換するようにお願いします。
(保護帽の取扱いマニュアルはメーカーに問い合わせてください)
Q4 産業用ヘルメットのあごひも、着装体の交換を1年とした根拠を教えてほしいです。
A
あごひも、着装体(ハンモック、汗止め)等は合成繊維製がほとんどで、使用することにより縫目がほどけたり、やぶれたり、また材料が劣化します。
また、頭髪油、汗、汚れ等が落ちにくく匂い等で衛生上芳しくありません。
このような使用状況を踏まえて、1年以内の交換を推奨しています。
(詳細は「保護帽の取扱マニュアル」をご参照ください。)
・・・・・
http://japan-helmet.com/faq/index.html
〇本ブログ内で「ヘルメット」+「死亡」というキーワードで検索すると、ヘルメットを着用していたが死亡した事例が何件も出てくる。
その中には、ヘルメットにヒビが入っていた、割れていたという事例もある。
ヘルメット劣化と死亡との関係が報道されることは、まずないが、作業員の方のヘルメットが頻繁に交換されているとは思えないので、そういった事例の中には、報道当時はヘルメットの強度を上回る過大な力がかかったのだろう程度にしか思っていなかったものの、ヘルメットの劣化が関与していた事例もあったのかもしれない。
2020年5月31日13時25分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良公園周辺(奈良市)に生息する国の天然記念物「奈良の鹿」が、人が捨てたポリ袋を食べて死ぬケースが多発していることを受け、奈良県内の企業3社が、鹿が食べても害が少ない紙「鹿紙(しかがみ)」を共同開発した。
この紙を使ってA4サイズが入る紙袋を作り、土産物袋などでの幅広い活用を呼びかけている。
「奈良の鹿愛護会」によると、鹿は「袋の中に食べ物がある」と思ってポリ袋を食べてしまうといい、胃に詰まって栄養吸収を妨げられた結果、死に至るケースが相次いでいる。
今年3月までの約1年間に原因不明で死んだ25頭中、16頭の胃からポリ袋の塊を検出。
うち4頭はポリ袋が直接の死因だった。
会では、SNSなどを通じて観光客らにポリ袋を捨てないよう呼びかけているが、被害は後を絶たない。
こうした状況を知った化粧品企画業「ならイズム」(田原本町)の松川代表(42)が「ものづくりの立場から鹿を守る取り組みを発信できないか」と提案。
その思いに、紙器製造業「ナカムラ」(同町)の中村代表(48)と印刷デザイン業「文洋堂」(桜井市)の小川代表(50)が応え、鹿紙が完成した。
「鹿目線」でのものづくりは試行錯誤の連続だったという。
不純物が少ない牛乳パックの再生パルプに「鹿せんべい」の材料でもある米ぬかを配合したが、米ぬかの油分が邪魔して紙が固まらず、3度作り直しに。
また、「鹿が口にした時おいしくないだろう」と、通常の印刷で施す摩擦防止の薬品加工を省いたため、紙粉が機械に詰まるトラブルが頻発。
印刷会社から追加注文を断られたこともあった。
日本食品分析センターで安全性が証明され、発案から8カ月でようやく完成したが、まだ課題は残る。
紙袋の卸値は1枚約100円と、平均的な土産物袋の3倍以上で、土産物店などで使ってもらうにはコストが高すぎるのだ。
松川さんらは、協賛企業を募って企業ロゴを印刷するなど、広く採用してもらえる方策を模索している。
一方、奈良市観光協会が鹿紙の導入を決めるなど、取り組みへの共感の輪も広がりつつある。
3人は、「奈良の鹿は世界に誇る観光資産。鹿を守り、共存することで地元企業は恩恵を受け、住民の暮らしも豊かになる」と口をそろえ、「鹿紙がその意識を高めるきっかけになれば」と話す。
問い合わせは、ナカムラ(0744・32・2540)。
https://mainichi.jp/articles/20200531/k00/00m/040/058000c
(2020年6月27日 修正1 ;追記)
2020年6月26日16時45分にYAHOOニュース(まいどなニュース)からは、鹿に取られたビニール袋を、取られた日本人は何もしないのに、近くで見ていた外国人が取返し、自分の子どもに何かを教えていた、その光景を開発者の1人は忘れられないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「鹿紙(しかがみ)」が話題だ。
奈良県内の企業3社が共同開発した、米ぬかを配合した特殊な紙。
それを使った、鹿のイラストがデザインされた紙袋が制作された。
A4サイズで、観光の土産物入れや奈良で開催するイベントに使用されるなど、少しずつ広まりをみせている。
【 開発まで8カ月!奈良の鹿を救う鹿紙とは】
広大な奈良公園に生息する「奈良の鹿」は、昔から神の使いとして親しまれている。
その鹿が近年、ポイ捨てされたポリ袋を食べ、それが原因で死亡する事故が増えている。
昨年度は死因不明の鹿25頭のうち、16頭の胃からポリ袋が見つかった。
エサと、エサが入ったポリ袋の区別がつかないため、口に入れ飲み込んでしまうのだ。
何とかしたいと立ち上がったのが、奈良県内にある化粧品企画業の「ならイズム」、紙器製造業「ナカムラ」、印刷デザイン業「文洋堂」の3社。
もし誤飲しても、鹿への健康被害が最小限に抑えられる紙を実現するため、再生パルプに米ぬかを配合するなど材料にこだわりながら、8カ月間かけて完成させたのが「鹿紙」だ。
それを用いて作られた紙袋は、現在1枚110円(税込)で販売。
値段は通常のポリ袋の数倍で、マチがないから厚みのある物は入れにくいが、今は認知度アップを目指し奮闘中。
広く知られることで仕入れ先や協賛企業が増えれば、価格を抑えられ形状の改善もできる。
奈良市観光協会は会員向けに配布する資料入れに、鹿紙の袋300枚を発注。
「奈良公園の鹿は、国の天然記念物に指定されている野生動物です。会員を通じて鹿紙を広く知ってもらい、鹿と共存した観光地づくりを行っていきたい」と、事務局広報の胎中さんも期待を寄せる。
【「奈良のため、鹿のため」、環境にも高い意識を持ちたい】
「鹿紙は、鹿の餌ではありません。もし誤って食べたとしても鹿への負担が少ない紙です」と語るのは、開発企業の1つ、紙器製造業「ナカムラ」の中村社長だ。
米ぬかを配合したのは、誤飲した場合の負担を軽くするほかに奈良県産の米、ヒノヒカリの精米時に出る米ぬかを使用。
循環型社会を目指す目的もある。
変えたいのはゴミに対する人の意識という中村さんは、以前見た、ある訪日外国人の姿が忘れられないという。
その人は、鹿にビニール袋を取られたのにそのままにしていた日本人に一言注意らしきことをし、急いで鹿がくわえていたビニール袋を取り返すと、自分の子どもに何かを懸命に教えていた。
「奈良公園は、昔から人と鹿が共存する空間です。世界でも数少ない大切な場所だからこそ、価値があります。その外国の方は、この特別な空間で互いに支障なく暮らしていけるルールを、子どもにも鹿にもきちっと教え込んでいるようでした」
鹿がポリ袋を食べてしまうなら、そうならないよう人間が積極的に行動を起こさなければならない。
世界に誇る観光地である奈良を、環境にも配慮した奈良にしたいと話す中村さん。
「奈良のため、鹿のため」に開発した鹿紙をきっかけに共感の輪を広げ、人の意識が高められたらと願う。
https://news.yahoo.co.jp/articles/94161bbc764d9568cb8e7f60941d660f06f6c688
2020年5月30日21時5分にYAHOOニュース(いぬのきもちWEBMAGAGINE)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
家庭犬しつけインストラクター西川文二氏の「犬ってホントは」です。
今回は、伸びるリードのお話。
伸びるリードは多くの飼い主さんが愛用する人気アイテムですが、実はこれ、中~上級のトレーニングを積んだ犬と飼い主さん用のアイテムだと知っていますか?
安易に使うと危険がいっぱい!
散歩を安全に行うためにも、本来の使い方を見直してみてください(編集部)
伸びるリードをつけた犬が突進してきて子どもが噛まれた。
犬の飼い主はその場を立ち去ってしまった。
飼い主および犬の特徴は○○○。
飼い主や犬に心当たりのある方は、△△△まで、ご連絡ください。
そんな張り紙が、一時期、私の教室の周辺に何枚も貼られていました。
伸びるリードは、街中のお散歩で、結構な頻度で目にします。
使用している理由が、勝手気ままに犬が歩くので、普通のリードだとずっと引っ張られている状態、伸びるリードだとそうならない、といったもの。
でも、特に街中のお散歩で伸びるリードを用いるのは、事故や迷惑のもと。
犬の安全も、周囲の安全も担保できません。
【事故や迷惑のもととなる伸びるリード】
そもそも、犬を街中で自由気ままに歩かせていれば何が起きるか?
命にかかわる拾い食いをさせてしまうかもしれません。
マーキングも防げません。マーキングは周囲にとって迷惑な行為です。
排泄を飼い主から離れた場所ですることもできるので、夜道では排泄した場所を特定できない、結果ウンチはそのまま放置。
被害を被った側の声としては、飛びつかれた、自分の犬が噛まれた、自分の周りを走り回られリードでぐるぐる巻きにされた、自転車で走っていたら出会い頭に犬が飛び出してきて転倒した、などなど。
もちろん、伸びるリードが悪いわけではありません。
その使い方に問題があるのです。
【伸びるリードはトレーニングツールとして】
私の教室では、「伸びるリードは中級者以上のトレーニングツール」、そう位置づけています。
なぜなら、一般のリードをうまく扱えない飼い主には、そもそも伸びるリードのコントロールはできないからです。
犬が突進しそうになったときにストッパーを瞬時に押し、リードが伸びないようにする。
これだけでも、練習が必要です。
できなければ、突進、噛みつき、飛びつくなどを、防げません。
首輪につける側の一端をご家族に持ってもらい、急に走り出してもらうなど、教室では犬に装着する前の事前の練習を十分に行うように指導します。
伸びるリードの扱いに慣れてきたら、広場や川原、ビーチなどでつけ替えます。(移動は普通のリードで。街中などでのお散歩では伸びるリードは使用しない)
そして、伸びるリードいっぱい離れるマテ、離れた状態でフセ→オスワリ→フセの指示にしたがって姿勢を変える、離れた状態からのオイデ、などのトレーニングを行う。
【伸びる範囲は、ノーリードと同じと考える】
安全のための配慮も必要です。
トレーニングは、7メートル伸びるリードだったら、7メートル以内に人や犬がいないことを確認して行います。
リードが伸びる範囲内の安全が確保できるのであれば、犬をリードの長さいっぱい走り回らせる、取ってこいなどの遊び、などにも活用できます。
さらに、どんな状況でも(他人や他犬、落ちているものなどを無視しての)オイデができるのであれば、公園内のお散歩などでも用いることができます。
「え? どんな状況でもオイデができるなんて無理」……ですか?
伸びるリードの発祥の地は、ドイツとされています。
リードなしでお散歩が楽しめるように飼い始めのときから確実なオイデができるようトレーニングする、そうした文化の中で生まれてきたツールということです。
そう、伸びるリードは、オイデがそもそもしっかりできる犬が散歩で使う道具なのですね。
まずは、どんな状況でもオイデができる。
そのトレーニングをしっかりなさること(とはいえこれ、上級のトレーニングなのですけどね)。
公園内とはいえ、伸びるリードでお散歩を楽しむのは、「それからの話」ということです。
文/西川文二 写真/Can ! Do ! Pet Dog School提供
【西川文二氏 プロフィール】
公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)認定家庭犬しつけインストラクター。
東京・世田谷区のしつけスクール「Can ! Do ! Pet Dog School」代表。
科学的理論に基づく愛犬のしつけ方を提案。
犬の生態行動や心理的なアプローチについても造詣が深い。
著書に『イヌのホンネ』(小学館新書)、『いぬのプーにおそわったこと~パートナードッグと運命の糸で結ばれた10年間 』(サイゾー)、最新の監修書に『はじめよう!柴犬ぐらし』(西東社)など。
愛犬はダップくん(14才)、鉄三郎くん(10才)ともにオス/ミックス。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7816812173257bab4cd698658d362ccc4ac1520d
(ブログ者コメント)
リードを2~3m程度に伸ばした状態で犬を散歩させている風景を、さすがに大型犬では見ないが、タマに見かけることがある。
あれではリードをつけていないのと同じだと思っていたが、専門家の目から見てもそうだったらしい。
しかしまあ、リードをつけているのなら、まだマシだ。
ブログ者の近所には、朝の5時ごろ、犬小屋にいる中型犬のリードを解いた後、自分は家の中に入り、犬には勝手気ままにその辺を歩き回らせている飼い主がいる。
一度、やんわりとご注意申し上げたのだが、馬耳東風だった。
2020年5月31日16時13分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月30日夜、栗原市一迫柳目の電気店で店舗や隣接する住宅、それに石蔵が焼ける火事があり、消火活動にあたっていた6人の消防隊員が崩れてきたがれきに巻き込まれてけがをしました。
この事故を受けて栗原市消防本部は31日、記者会見を開きました。
それによりますと、けがをした6人の消防隊員のうち、1人は軽傷で退院したものの、ほかの5人は胸や腰などの骨を折り、栗原市や大崎市の病院に入院して治療を受けているということです。
6人は命に別状はないということです。
また、6人は当時、石蔵の南側の出入り口から放水する消火活動にあたっていましたが、屋根が落下したことにより石蔵の壁面が崩れ、事故が起きたと見られるということです。
会見で小野寺消防長は、「市民の生命、財産を守る消防隊員が事故にあってはならない。再発防止にむけ事故の原因を究明し、安全管理を徹底します」と陳謝し、今後再発の防止にむけた検証を行うことを明らかにしました。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20200531/6000010257.html
6月1日20時40分に読売新聞からは、消防士11人が石蔵内部を確認しようとしていたなど、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
30日午後5時40分頃、宮城県栗原市一迫柳目、電器店「O電気商会」から出火、木造一部2階建て倉庫兼車庫、石蔵、店舗など5棟計425平方メートルを全焼、木造2階建て住宅の一部を焼いた。
住民らは逃げて無事だったが、消火作業中に消防士6人が重軽傷を負った。
命に別条はない。
築館署で出火原因を調べている。
消防士6人の負傷を受け、栗原市消防本部は31日、記者会見を開き、小野寺消防長が、「再発防止のためにも今後、事故原因を調査し、安全管理体制を検証する」と話した。
同本部によると、6人が負傷したのは、消火作業中に店舗付近の石蔵の屋根や壁が崩れたため。
事故当時は、石蔵の内部を確認しようと、消防士11人が出入り口付近に集中していたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200601-OYT1T50100/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。