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2018年9月11日11時43分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日、大分県内のJR日豊線の一部区間が、停電により最大10時間半にわたって運転見合わせになった交通障害について、JR九州は、架線に鉄道施設とは関係のない金属製のワイヤーが引っかかっていたことを明らかにした。
JRでは、このワイヤーで特急列車のパンタグラフが壊れて架線を傷つけたことで、停電が発生した可能性が高いと見ている。
JR日豊線は、10日午前7時20分ごろ、大分県の中津駅と宇佐駅の間の上り線で停電が発生した影響で、中津駅と杵築駅の間の上下線が最大で10時間半、運転を見合わせた。
JR九州によると、この影響で、特急と普通列車合わせて81本が運休するなどして、およそ1万6200人に影響が出たという。
これまでのJR九州の調べでは、停電が起きた時に、宇佐市内を走行していた上りの特急列車「ソニック6号」の3つのパンタグラフが、すべて壊れていたという。
さらに、この特急列車が通過したおよそ900m手前の架線が切れていたという。
また、これより手前の区間で、架線に鉄道の施設とは関係のない金属製のワイヤー1本が引っかかっているのが見つかった。
このためJR九州では、特急列車のパンタグラフがこのワイヤーに接触して破損し、そのままの状態で走行したことで架線を傷つけ、停電が発生した可能性が高いとみている。
JR九州は、ワイヤーがひっかかっていた原因について調べることにしている。
出典
『日豊線ワイヤー引っかかり停電か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20180911/5070001887.html
9月12日3時1分に大分合同新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は11日、停電の原因になったとみられるワイヤの提供をJR九州から受け、所有者は誰なのか調査を始めた。
何らかの法律違反に当たる可能性も含め、詳しく調べる。
警察やJR九州によると、ワイヤは鉄製で、長さ約1.5m、太さ約1cm。
西屋敷(宇佐市)~立石(杵築市)間の架線に引っ掛かっていた。
同社の所有物ではないという。
付近の線路は国道10号が並走。
線路と国道は10数メートル離れ、道路が線路より約10m高い位置にある。
警察は、ワイヤがなぜ引っ掛かっていたのか、ワイヤが停電の原因になったのかも調べる。
停電は10日午前7時20分ごろ発生。
上り特急列車の車掌が異常音に気付き、宇佐市長洲で緊急停車した。
車両の約1km後方の同市西大堀付近で架線が切れていた。
列車81本が運休し、1万6000人以上に影響が出た。
同社の調査では、ワイヤが見つかった場所から架線の切断箇所までは約11km。
特急のパンタグラフがワイヤに接触して破損し、架線を傷付けたとみている。
出典
『日豊線の停電トラブル ワイヤ所有者調査へ 杵築日出署』
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/09/12/JD0057306498
9月12日12時24分にNHK大分からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察やJRによると、ワイヤーは長さが1.5m、重さがおよそ1kgで、鉄道とは関係がなく、クレーンで物をつるす際に使われるものに似ているという。
警察は、ワイヤーが架線に引っかかっていたいきさつを知るためにはワイヤーの所有者を割り出す必要があるとして、製造元や販売先からたどるなどして所有者を調べている。
出典
『停電の原因かワイヤー所有者調査』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20180912/5070001894.html
(ブログ者コメント)
国道を走っていたトラックなどから落ちたワイヤーの可能性も考えられる。
2018年9月10日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時半ごろ、東京都江戸川区臨海町6のJR京葉線新木場~葛西臨海公園間の下り線の鉄橋上で、線路付近から煙が出ているのを乗務員が見つけた。
いったん消火したが、その後に火花が確認されたため、東京~南船橋間、西船橋~市川塩浜間の上下線で、終日、運転を見合わせた。
JR東日本千葉支社によると、10日の始発からは通常通り運行しているが、日曜日に沿線にある東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)などを訪れた人たちがJR京葉線舞浜駅で足止めされるなどし、約12万4000人に影響があった。
同社は、上り線に問題はなかったことから、9日深夜から10日未明、舞浜駅や新木場駅などから東京駅に向かう電車4本を臨時で運行し、利用客らを輸送するなど対応。
東京駅では停車中の新幹線を開放し、約180人が車内で一夜を過ごした。
同社によると、線路に流れる電流が鉄橋に伝わらないように遮るための絶縁体が燃えていた。
何らかの原因でショートが起こり、線路の下の絶縁体に引火したとみられる。
消火後の復旧作業のため、線路上を流れる電気を停止しようとしたが、止めることができず、断続的に火花が出たという。
けが人はいなかった。
【「早く帰りたい」 舞浜駅に長い列】
東京ディズニーリゾート(TDR)の最寄りのJR京葉線舞浜駅では、9日夜、TDR帰りのグループや家族連れが、駅前の路線バスやタクシー乗り場に長い列をつくった。
東京メトロ浦安駅行きのバスを待っていた高松市の主婦(48)は、「そのうち電車が動くと思ってレストランで食事をしていたけれど、動かないまま。午後9時ごろから2時間近く並んでいる。習志野市のホテルに戻りたいのに、終電に間に合うか不安」と疲れた様子。
タクシー乗り場に並んで3時間以上という東京都江東区の男性会社員(25)は、「明日は仕事だから早く帰りたい」とこぼしていた。
列に並ぶのをあきらめ、家族に車での迎えを頼む人や、徒歩で宿泊先や別の駅を目指す人も目立った。
神奈川県小田原市の看護師女性(53)は、「終電に間に合わないので、長男に車で迎えに来てもらう」。
舞浜駅近くを歩いていた長野市の女性会社員(26)は、「途中でタクシーに乗れるといいんだけれど、潮見(江東区)のホテルまで一時間半ぐらい歩くことになるかも」と困惑していた。
出典
『京葉線で煙、運転見合わせ TDR客ら12万人影響』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018091002000058.html
9月10日11時59分にテレ朝ニュースからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本によると、線路に流れる電流が何らかの原因で鉄橋にも伝わり、ゴム製の絶縁体に引火して煙が発生した。
電流が漏れる状態がその後も続き、繰り返し、同じ場所から煙が上がって、おさまらなかったという。
出典
『同じ線路から何度も発煙…12万人超に影響 JR京葉線』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000135870.html
2018年9月9日18時35分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前11時15分ごろ、千葉県船橋市潮見町の「ふなばし三番瀬海浜公園」付近の海で、70代くらいの男性が溺れているのを近くにいた男性が見つけ、引き上げた。
男性は病院に搬送されたが、約1時間半後に死亡が確認された。
死因は溺死とみられる。
また同日午後0時50分ごろ、この場所の近くで潮干狩りをしていた50代とみられる女性が溺れているのを消防が発見し、救助した。
命に別条はないという。
この女性と一緒に潮干狩りに来ていた50代くらいの女性が行方不明になっており、警察などが捜索している。
警察によると、70代くらいの男性は友人と4人で潮干狩りに訪れ、溺れているところを発見された。
救助されたとき、意識はなかった。
一方、救出された50代の女性は、友人3人のグループで潮干狩りに来ていたといい、「2人で貝を採っていたら、少しずつ潮が満ちてきた。防波堤の方に歩いていたら、(沖の方で行方不明の女性が)沈んでいくのが見えた」と、事故当時の状況を話しているという。
3人が溺れた現場は、岸から出ている防波堤の先端付近で、いずれも沖合約300mの海域。
海保によると、水深が浅くなっており、潮干狩りをする人が多いが、潮の満ち引きが分かりにくく、立ち入り禁止になっていた。
当時は南西約12mの風があり、波の高さは約1mだった。
出典
『潮干狩り中に1人死亡1人行方不明 救助の女性「貝を採っていたら少しずつ潮が満ちてきた」 千葉・船橋』
http://www.sankei.com/affairs/news/180909/afr1809090011-n1.html
9月9日19時13分にNHK千葉からは、海浜公園の敷地外の場所だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ふなばし三番瀬海浜公園の管理事務所によると、事故が起きたのは公園の敷地外で、公園の中からしか出入りができないという。
この場所では「ホンビノス貝」がたくさん取れるという情報がインターネットなどで広まっていて、多くの人たちが訪れるという。
しかし、水深が深く危険なところもあり、潮干狩り中に溺れる事故が多いことから、公園では、この場所に立ち入らないよう呼びかけているという。
出典
『潮干狩り1人死亡1人不明 船橋』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180909/1080003658.html
9月9日18時39分に毎日新聞からは、水深50~180cmの場所だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場は、ふなばし三番瀬海浜公園から南東へ約600mの海岸で、水深は約50~180cm。
ウインドサーフィンや潮干狩りの人が訪れていたという。
出典
『千葉・船橋 潮干狩り中1人死亡、1人不明』
https://mainichi.jp/articles/20180910/k00/00m/040/023000c
9月10日19時4分にNHK千葉からは、行方不明の女性も死亡していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や海保などが付近の海を捜索したところ、10日午前9時半すぎに、行方が分からなくなっていた55歳の中国籍の女性がうつ伏せの状態で浮かんでいるのが見つかり、死亡が確認された。
これで潮干狩り中の事故で亡くなったのは2人になり、警察は、海で溺れたとみて当時の状況を調べている。
出典
『潮干狩り事故で死亡2人に 船橋』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180910/1080003672.html
2018年9月8日5時0分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風や突発的なゲリラ豪雨後などに冠水した道路を走行した場合、車が水没する恐れがあるとして、日本自動車連盟(JAF)千葉支部は、水の深さは見た目では判断しにくいため、冠水した道路や地下道は必ず迂回するよう呼び掛けている。
冠水した道路を走行する危険性を確かめるため、JAFは道路が30mにわたって冠水した状況をつくり出し、走行実験を実施。
セダンタイプの車とSUV(スポーツ用多目的車)の2種類で、水深30cmと60cmに水を張った道を、時速10km、30kmで走行した。
セダンタイプは、水深60cmを時速10kmで走行すると、コースを抜ける上り坂で止まった。
より厳しい条件の時速30kmは走行不能と判断し、実験を見送った。
SUVは、水深60cmでは時速10kmで走行できたが、30kmだと10m走ったところで停止した。
水深30cmはセダンタイプ、SUVとも、時速10km、30kmとも、30mの道を通過できた。
同支部では、冠水道路の走行は、エンジンやブレーキ故障の原因になると指摘。
担当者は、「冠水した道路は必ず迂回を。たとえ通過できても、車に支障が出ることがある。やむを得ず通った際には、必ず点検を受けて」としている。
出典
『水深60センチ走行不能! JAF千葉 冠水道路「必ず迂回を」』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/529701
(ブログ者コメント)
おそらくは、平成22年に実施された以下の実験のことではないかと思われるが、報道のタイミングとしては、かなり遅れている。
このところ、線状降水帯や台風による大雨被害が続いているので、啓蒙のために報じられたのだろうか?
JAF HP
『冠水道路走行テスト
実施日 ;平成22年4月8日
検証内容;冠水路走行の問題点を検証するテスト。 集中豪雨などでアンダーパスが冠水した場合を想定し、車両が冠水路を走りきれるかを検証。
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/submerge/detail1.htm
2018年9月8日16時41分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日正午ごろ、福岡市早良区有田の福岡講倫館高校で、体育大会に参加していた生徒が次々と気分の悪さを訴えた。
高校は生徒を体育館で休ませ、このうち比較的症状の重い36人が救急車で病院に運ばれた。
消防によると、いずれの生徒も命に別状はないという。
気象台によると、8日の福岡市は前線の影響で断続的に雨が降り、正午の気温は7日より5℃余り低い21.9℃だった。
警察は、雨にぬれて体温が奪われ、低体温症になった可能性があるとみて調べている。
福岡講倫館高校の森本副校長は、「大会のあいだ中、雨が降り続いていた。天気や気温の予報をみて開催できると考えていたが、学校側の判断で生徒が体調を崩す事態になってしまい、大変申し訳なく思っている」と話していた。
高校によると、体育大会は、午前と午後にわたって行われる予定だったが、雨が予想されたため、午前中のみに短縮して、100m走やダンスなどが行われていたという。
講倫館高校の体育大会をグラウンドで見ていた40代の母親は、「ずっと雨が降っていたので、中止にしたほうがいいのではないかという声が、保護者から上がっていました。学校は生徒の安全を守る判断が遅かったと思います」と話していた。
また、一時、娘が体調を崩したという40代の母親は、「娘が体調を崩してしまい、心配しました。ほかにも多くの生徒が体調を崩していたのが、遠くで見ていても分かったので、生徒が多数搬送されるまで中止の判断がなかったのが、とても残念です」と話していた。
福岡県教委は、高校側と連絡をとって状況の確認にあたっている。
県教委によると、8日は県内43の公立高校で体育祭が予定されていたが、少なくとも3校は雨のため、週明けに延期したという。
出典
『高校生30人搬送 低体温症か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20180908/5020001479.html
9月8日15時3分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
体育大会に参加していた生徒47人が、相次いで倒れたり体調不良を訴えたりした。
警察などによると、36人が病院に搬送されたが、命に別条はない。
同校によると、この日は朝から約900人が参加し、体育大会が開かれていた。
最後のプログラムで、正午ごろに予定していた人文字披露の準備中、体調不良の訴えが相次いだ。
1年の女子生徒の父親は、「生徒たちは、土砂降りの中で参加していた。娘も倒れ、顔面は青白かった」と話した。
福岡管区気象台によると、福岡市は午前中から前線の影響で雨が降り、正午現在の気温は、平均気温より3.8℃低い21.9℃だった。
同校からの119番は、発生から約40分後だった。
森本副校長は、「生徒に最後まで演目を続けさせたいと考え、判断が遅れてしまった」と、陳謝した。
出典
『体育大会参加の生徒36人搬送 雨で低体温症か 福岡の高校』
http://www.sankei.com/west/news/180908/wst1809080032-n1.html
9月8日19時31分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
同校によると、午前8時40分にグラウンドで体育大会を開始。
午前9時50分ごろから雨が降り、正午過ぎに生徒らが「寒い」「歩けない」などと訴え始め、保健室など室内に相次いで運ばれたという。
生徒たちの席に屋根はなく、ダンスでは生徒たちが濡れたグラウンドに横たわる演技もあったという。
森本副校長は、「寒さへの対応が不十分だった。大変申し訳ない」と記者団に話した。
出典
『「寒い」「歩けない」 低体温症に?高校生36人が搬送』
https://www.asahi.com/articles/ASL98560FL98TIPE01M.html
2018年9月9日5時0分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前8時45分ごろ、千葉市若葉区中野町の県道丁字路交差点で、鉄くずを積んだ大型トレーラーが左折しようとして右側に横転し、対向車線で信号待ちをしていた軽乗用車が下敷きになった。
押しつぶされた軽乗用車から大網白里市、会社役員、吉田さん(43)と妻(37)、吉田さんの父親(70)が救出されたが、午後2時45分ごろ、現場で死亡が確認された。
警察によると、軽乗用車は吉田さんが運転し、助手席に父親、後部座席に妻が乗っていた。
3人の死因は圧死とみられる。
警察は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、トレーラーを運転していた八千代市神野、会社員、在原容疑者(男性、26歳)を現行犯逮捕。
容疑を過失致死に切り替え、事故原因や鉄くずの積載状況を調べる。
現場は千葉東金道路中野インターチェンジ(IC)から北へ約300m。
トレーラーは国道126号方面から中野IC方面へ走行し、坂道を下った後、交差点を曲がりきれずに横転した。
在原容疑者は「鉄くず37トン分を積み、八街市から東京都内に向かっていた」と話している。
現場には鉄くずが散乱し、重機を使った救出作業などで、長時間通行止めになった。
出典
『トレーラー横転3人死亡 軽乗用車の家族下敷き 千葉市の県道』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/529881
9月9日5時0分に千葉日報からは、現場ではよく横転事故が起きていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故のあった道路は高速道路に続き、1日中交通量が多い。
この道路をよく利用するトラック運転手の男性は、「緩やかな下り坂で、急いで曲がろうとすると遠心力で横転してしまう」と、危険性を指摘。
近隣の男性も、「現場は、これまでも横転事故がよく起きているカーブ」と話した。
出典
『下敷き軽乗用車、無残… 事故直後は「2人応答」 救出難航、震える住民 トレーラー横転3人死亡』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/529883
9月12日10時51分に読売新聞からは、横滑りしたようなタイヤ痕があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場に横滑りしたようなタイヤ痕があったことが11日、捜査関係者への取材でわかった。
現場は丁字路交差点。
捜査関係者によると、トレーラーのものとみられるタイヤ痕は、交差点を左折し、直線道路に入る付近に残っていた。
横転した場所もほぼ同じで、在原容疑者が速度制御やハンドル操作を誤った可能性があるという。
出典
『横転し下敷き3人死亡、運転手「積み過ぎかも」』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180912-OYT1T50052.html
9月13日16時37分にNHK千葉からは、過積載と認識して運転していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
このトレーラーの最大積載量は29トンと決められていたが、当時は鉄筋などを積んでいて10トン近く超過した状態だったと見られることから、警察は13日、勤務先の八千代市内の会社などを道路交通法違反の過積載の疑いなどで捜索した。
捜査関係者によると、警察の調べに対し在原容疑者は、「積み荷の重さは、運ぶ前に自分も立ち会った上で量った。最大積載量を超える37トン分あった」などと供述しているという。
警察は、最大積載量を超過していることを認識しながら運転したとみて調べている。
出典
『過積載と認識しながら運転か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180913/1080003700.html
9月13日20時51分にNHK千葉からは、過積載運搬を繰り返していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、警察の調べに対し在原容疑者は、「以前も過積載で積み荷を運んだことがある」などと供述しているという。
警察は、過積載の状態で運転を繰り返していた可能性もあるとみて調べるとともに、事故原因の解明を進めている。
出典
『運転手「以前も過積載」など供述』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180913/1080003703.html
(ブログ者コメント)
〇映像を見ると、横転したトラック荷台の最後尾が、対向車線信号待ちの停止線付近にある。
トラックは長いため、もし信号待ちの車が何台も並んでいたら、前から3台目ぐらいまでは下敷きになっていたかもしれない、そんな感じの事故だった。
以下は、グーグルアースによる現場の状況。
トラックは、緩やかな坂を下ってきた後、この交差点を左折して横転した。
以下はユーチューブ映像(KyodoNews)から抜粋したトラックの横転状況。
荷台の後ろに停止線が見える。
〇実は、現場は年に数回程度、ブログ者も曲がることがある交差点だ。
これまでも当該停止線で車を停め、信号待ちしたことが何回もあった。
クワバラクワバラ・・・。
信号待ちの先頭であれば、注意していれば急発進して下敷きになるのを免れるかもしれないが、2台目以降に並んでいたら、どうしようもない。
せめてもの対策として、2台目以降に並んだ場合は、前の車との車間距離をタップリとることにしようか・・・。
いやいや、少々遠回りになっても、別の道を通ろうか・・・。
これ、ブログ者の危険予知、事例横展開である。
2018年9月7日21時22分に和歌山放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう(7日)午前、和歌山市湊にある大手日用品メーカー・花王の和歌山工場で、いずれも60代の男性従業員3人に硫酸がかかり、このうち2人が大けがをした。
きょう午前10時ごろ、工場で「作業をしていた従業員の体に硫酸がかかった」と消防に通報があり、60代の男性3人が病院に運ばれた。
3人のうち、62歳と69歳の男性は全身に硫酸を浴びて大けがをし、残る67歳の男性も足に硫酸がかかり軽いけがをした。
消防によると、3人は硫酸の入ったタンクとポンプ設備をつなぐ配管の接続部分を修理していて、配管に残っていた硫酸が体にかかったとみられる。
出典
『花王和歌山工場で硫酸かかり、作業員3人重軽症』
https://wbs.co.jp/news/2018/09/07/123298.html
9月7日16時34分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
会社によると、この工場では衣服や住宅用の洗剤などを製造していて、硫酸は洗剤に使われる界面活性剤の原料のひとつだという。
会社によると、配管の修理や点検を行う前には硫酸をすべて抜き取ることになっているということで、警察と消防が詳しい状況を調べている。
出典
『花王工場で硫酸かかり3人重軽傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20180907/2040001163.html
2018年9月8日0時4分にNHK北海道から、標津町と上富良野町で計2名が中毒死したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前、北海道の標津町と上富良野町の住宅で、40代と70代の男性がそれぞれ死亡しているのが見つかった。
2人はいずれも地震による停電のため、室内で発電機を使っていたということで、警察は、排気ガスで一酸化炭素中毒になったとみて調べている。
警察によると、7日午前8時半前、標津町の公営住宅で、1人暮らしをしている40代の男性が室内で倒れているのを、部屋を訪ねた勤務先の同僚が見つけ、消防に通報した。
男性は、すでに意識がなく、その場で死亡が確認された。
また、同じ頃、上富良野町でも自営業の70代の男性が自宅の居間で倒れているのが見つかり、死亡が確認された。
警察によると、2人の自宅は当時、いずれも今回の地震の影響で停電していて、玄関には発電機が置かれていたという。
発見された時には、いずれも発電機が停止し、燃料のガソリンがなくなっていたということで、警察は、2人が発電機から出た排気ガスで一酸化炭素中毒になったとみて、調べている。
また警察は、発電機を室内で使うことは避け、やむをえず使用する場合は換気を十分に行うよう、注意を呼びかけている。
出典
『2人死亡 発電機でCO中毒か』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180908/0003243.html
9月9日5時0分に北海道新聞電子版からは、上富良野町の事例について、下記趣旨の詳しい記事がネット配信されていた。
警察によると、男性(70)は1人暮らし。
訪れた知人が7日朝、男性が1階居間のソファであおむけになっているのを発見した。
居間の隣の店舗に、ガソリンを使い切った発電機があり、コードが電灯とテレビにつながっていた。
発見時は、ドアも窓も閉められていた。
発電機の不完全燃焼による一酸化炭素中毒とみられる。
北海道電力旭川支店によると、男性が住む地域の停電が解消されたのは7日午前1時すぎだった。
町内に住む妹(68)によると、発電機は6日、町内の知人から借りた。
日中は仕事のため外で使い、夜に室内へ移した時は、換気のためドアを開けていたという。
妹は、「兄は『夜に発電機を使ったら音で近所迷惑になる』と言っていた。音を気にしてドアを閉めたのかもしれない」と推測する。
電動工具大手マキタ旭川営業所の葛西さんによると、今回の停電で発電機は品薄状態という。
「家の中で車のエンジンを動かすようなもので危険。絶対に外で使って」と呼び掛ける。
上富良野町の桜井危機管理員は、一酸化炭素中毒のほか、火災や感電の危険もあるとして、「近くに可燃物を置かない。燃料を補給するときはエンジンを切ってほしい」と話す。
出典
『発電機、室内では危険 上富良野でCO中毒死』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/226378/
9月9日20時46分にNHK北海道からは、岩見沢市でも1名が死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月16日9時45分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後1時すぎ、岩見沢市栗沢町の公営住宅で、1人暮らしをしている55歳の男性が室内で倒れているのを、部屋を訪ねた勤務先の同僚が見つけた。
通報を受けた警察や消防が駆けつけたところ、男性はすでに意識がなく、その場で死亡が確認された。
警察によると、男性の自宅は当時、今回の地震の影響で停電していて、室内には発電機が置かれていたという。
発見された時には発電機が停止し、燃料がなくなっていたということで、警察は、発電機から出た排気ガスで一酸化炭素中毒になったとみて、調べている。
「発電機の音が鳴り響き、排ガスの臭いがしていた」。
岩見沢市内の3階建て市営住宅の一室に住む男子中学生(13)は、こう話した。
男性は地震後、実家から借りていた発電機を使っていた。
出典
『室内で発電機 3人目のCO中毒』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180909/0003438.html
『発電機、危険な屋内使用…停電中3人CO中毒死』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180916-OYT1T50028.html
9月12日21時8分にNHK北海道からは、根室市でも2人が一時意識不明になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月7日の午後9時半ごろ、根室市幌茂尻の住宅で60代の母親と30代の息子が、それぞれトイレと居間で倒れているのを帰宅した家族が見つけ、消防に通報した。
警察と消防が駆けつけたところ、2人はいずれも意識不明の状態で、そのまま病院に搬送された。
警察などによると、2人は一酸化炭素中毒で、自宅は当時、今回の地震の影響で停電しており、玄関には発電機が置かれていたという。
2人はその後、意識が戻り、快方に向かっているということだが、警察は、発電機から出た排気ガスが原因とみて調べている。
出典
『発電機でCO中毒 根室でも』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180912/0003715.html
(ブログ者コメント)
読売新聞掲載写真を見ると、ホームセンターなどで売られている、家庭用掃除機よりやや大きい発電機を使っていたのかもしれない。
2018年9月7日23時36分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前4時5分頃、札幌市東区の2階建て住宅から出火し、住宅内部がほぼ全焼した。
この火事で、1階和室から男性が心肺停止状態で救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
同住宅に住む吉田さん(87)と連絡が取れなくなっていることから、警察は、亡くなったのは吉田さんとみて調べている。
警察幹部によると、実況見分の結果などから、ロウソクからの失火の可能性がある。
現場周辺は、当時、地震に伴う停電が続いていた。
出典
『ロウソク原因か、停電中の住宅で火災…男性死亡』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180907-OYT1T50149.html
(ブログ者コメント)
同様な事例は、今年9月、台風21号にともなう停電時、摂津市の住宅でも起きている。(本ブログ掲載スミ)
2018年9月6日17時49分に沖縄タイムスから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後3時半ごろ、沖縄市海邦町のS瀝青工業沖縄中城工場のアスファルト貯蔵タンクで爆発があった。
衝撃でタンク上部のふたがゆがんで壊れ、空いた状態になっている。
けが人はない。
同社が原因を調べている。
同社によると、爆発したのはアスファルトを保温しながら貯蔵するタンクで、直径約3m、高さ7~8mほど。
従業員は、「突然爆発したので、原因を調べているところ」と話した。
工場には10人ほどが働き、当時、近くに従業員がいたが、けが人はいないという。
爆発当初に上がった煙については、「人体への影響はない」とした。
午後3時半ごろ、「ドン」という低い音を聞いた近くの事務所で働く女性は、「かなりの衝撃と揺れがあったので驚いた」と、当時の状況を振り返った。
出典
『沖縄のアスファルト貯蔵タンクで爆発 「かなりの衝撃と揺れ」』
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/310737
2018年9月6日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後1時50分ごろ、神栖市東深芝の樹脂製造工場「D社鹿島工場」(本社千葉県袖ケ浦市)敷地内で、薬品を保管する屋外タンクが爆発し、作業中だった千葉県銚子市の男性(68)が死亡し、神栖市、同、男性(48)が左大腿骨骨折の疑いで重傷を負った。
警察で原因を調べている。
警察などによると、タンクは高さ約5.4m、直径約5.6m。
パラジクロロベンゼンという可燃性の薬品約110トンを保管していた。
2人は、同社が社内設備の補修などを委託している新興プランテック鹿島事業所(神栖市柳川)の社員。
タンク上部の配管の溶接作業を行っていた。
2人が作業中、タンク上部が爆発し、衝撃で千葉県銚子市の男性が地上に落下したとみられ、神栖市の男性が上部にとどまっているところを救助された。
上部に穴が空いたが、爆発による火災や薬品漏れはない。
現場の状況から、溶接の火花が薬品に引火した可能性もあるという。
同社の谷川社長は記者会見で、「爆発事故で社会、近隣を騒がせた。被災された方とご家族に心よりおわびします」と謝罪した。
現場は多くの工場が立地する鹿島臨海工業地帯の一角。
薬品は、自動車に使うプラスチック部品の原料として使われている。
出典
『神栖、樹脂製造工場 タンク爆発2人死傷 溶接中、薬品引火か』
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15362234637448
9月6日18時5分にNHK茨城からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
タンクは上部が1mほどにわたってめくれあがっていて、爆発の影響とみられるという。
同工場は、鹿島港に面して工場や倉庫が建ち並ぶ地域の一角にあり、60人余りの従業員が自動車の部品などに使われる耐熱性樹脂を製造しているという。
出典
『神栖の樹脂工場で爆発 2人死傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20180906/1070004036.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像では、タンク天板と側板の溶接部が3分の1周ほど口を開けているように見える。
放爆設計が機能したのかもしれない。
(2021年7月23日 修正1 ;追記)
2021年7月21日8時0分にYAHOOニュース(茨城新聞)からは、金具を屋根に直接溶接する予定外の作業をしていた、再現実験結果、溶接していた屋根の裏側の温度がタンクに貯蔵されていた薬品の発火温度を超えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
神栖署と県警捜査1課の合同捜査班は20日、業務上過失致死傷の疑いで、火気使用立会者で同社員、男性(44)=潮来市、現場監督をしていた工事委託先社員、男性(32)=神栖市=の2人を水戸地検土浦支部に書類送致した。
書類送検容疑は18年9月6日午後1時47分ごろ、工場の屋外にある可燃性薬品「パラジクロロベンゼン」の円柱型貯蔵タンク(直径約5.6メートル、高さ約5.86メートル)上で、男性2人が、屋根部分の配管補修中にタンクが爆発し、作業を中止させるなど危険回避の指示を怠り、2人を死傷させた疑い。
いずれも容疑をおおむね認めている。
配管工2人のうち千葉県銚子市の男性=当時(68)=が吹き飛ばされて地上に落下し、心破裂で死亡。
神栖市の男性(51)は肋骨(ろっこつ)を折るなど全治約3年のけがを負い、現在も治療している。
同課によると、死傷した2人は金具を屋根に直接溶接する予定外の作業をしていた。
この時に生じた熱でタンクが爆発したとみられる。
県警などの再現実験では、溶接により、薬品の自然発火温度を超える熱が内部に生じていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed9913f63fd7dee48bb02e267e4b08ea360e8ff8
7月20日17時57分にNHK茨城からは、想定外に必要となった作業だったが、書類送検された社員は中止して上司に報告するとか、タンクの中身の有無を確認するなどしなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3年前、神栖市の化学メーカーの工場で化学物質が入ったタンクが爆発し、作業員2人が死傷した事故で、作業の責任者だった化学メーカーの社員ら2人が業務上過失致死傷の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、神栖市に工場のある化学メーカー「DIC EP」の44歳の社員と、現場監督だった委託会社の32歳の社員です。
警察によりますと、爆発はタンクにボルトを直接、溶接した際に起きたということですが、これは急きょ、想定外に必要となった作業だったということです。
この際、作業の責任者だったDIC EPの社員らは、中止して上司へ報告したり、直接溶接する前にタンクの中身の有無を確認したりせず、事故を回避する義務を怠り、作業員を死傷させた疑いがあるということです。
警察は20日、2人を業務上過失致死傷の疑いで水戸地方検察庁土浦支部に書類送検しました。
調べに対し、いずれも容疑を認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20210720/1070013863.html
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2018年9月7日付で毎日新聞福井版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後1時20分ごろ、敦賀市呉羽町の東洋紡敦賀事業所第2事業所の合成繊維製造工場(鉄筋5階建て、延べ約4800m2)から出火し、消防車13台で消火にあたった。
消防などによると、逃げ遅れやけが人は確認されていない。
東洋紡によると、工場では通常、エアバッグ材料となるナイロンの合成繊維を24時間態勢で製造している。
4日は、台風21号の影響で午後3時ごろに停電したため、6日午後から繊維巻き取り機械の試験運転を始めていた。
火元は、従業員の目撃情報から、この機械とみられる。
第2事業所は出火原因が判明するまで、操業を停止する。
現場では煙が立ちこめ、焦げたような臭いが広がった。
事業所前の県道が、一時、通行止めになった。
県は、大気汚染がないか測定している。
出典
『火災 東洋紡工場が 県が大気汚染測定開始 敦賀』
https://mainichi.jp/articles/20180907/ddl/k18/040/249000c
9月8日付で毎日新聞福井版からは、爆発音も聞こえたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火勢は7日午前2時半ごろ、延焼したことによってさらに強まり、消防車のサイレンが市街に響いた。
午前3時ごろには数回、爆発音が聞こえた。
同社によると、この音は配管の蒸気爆発とみられる。
出典
『東洋紡火災 工場ようやく鎮火 社長、会見で謝罪 敦賀』
http://mainichi.jp/articles/20180908/ddl/k18/040/239000c
9月7日20時13分にNHK福井からは、火は翌日の夕方に消し止められたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
車のエアバッグなどに使うナイロン製の糸を製造している「機能材工場」という5階建ての建物から火が出た。
当時、敷地内には生産現場に携わる従業員182人がいたが、全員避難し、有害物質の外部への流出もなかったという。
現場では、6日から夜を徹してポンプ車などおよそ20台が出て消火活動にあたった結果、火は7日午後5時半にようやく消し止められ、煙も収まった。
出典
『東洋紡工場火災が鎮火』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20180907/3050000301.html
9月8日7時10分に福井新聞からは、消火に時間がかかった理由について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
約28時間にわたり燃え続けた東洋紡敦賀事業所第二の工場火災。
工場内に燃えやすい油類やナイロンなどが大量にあったことに加え、工場の配置や複雑な内部構造が消火を妨げ、長期化したとみられる。
焼けた機能材工場は3棟が並んだ状態で配置され、北側からA、B、C工場と呼ばれる。
火元はA工場の1階付近で、大量に置かれた界面活性剤などの油類やナイロンが火勢を一気に強めたもようだ。
A工場の炎を消そうとしても、B工場が隣接する南側からは消火できず、内部に所狭しと設置された機械が細部への放水を妨げた。
7日未明、燃えさかるA工場の屋根が落ちると、空気が入り込んでさらに燃え上がり、B工場に延焼。
段ボールなどに引火し、もうもうたる煙と熱風もあり、手に負えない状態が続いた。
C工場から50m離れた場所に液化天然ガス(LNG)タンクがあり、中に21万2000ℓが備蓄されている。
火の手が及べば爆発の可能性もあり、B工場を取り囲むように消防士を重点的に配置し、なんとか食い止めた。
出典
『東洋紡火災、なぜ消火に28時間 敦賀の工場、ナイロンや油類が大量』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/695735
9月7日18時12分に産経新聞westからは、他の工場での生産穴埋めは難しいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
楢原社長は7日、同事業所で記者会見し、生産再開のめどが立っていないとした上で、「他の工場で製造の穴埋めは難しい可能性がある」と述べた。
火災があった設備では、東洋紡として最大規模となる年間約1万トンの原糸を生産している。
他にドイツや米国、中国で製造しているが、全量は代替生産できない恐れがあるという。
出典
『東洋紡「製造穴埋め困難」…敦賀事業所火災で楢原社長』
https://www.sankei.com/west/news/180907/wst1809070079-n1.html
9月11日付で毎日新聞福井版からは、巻き取り機の試運転中にローター部から煙が出たなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
敦賀署が業務上失火容疑での立件を視野に調べていることが、捜査関係者への取材で分かった。
死傷者は出なかったものの、敦賀署は、容疑の構成要件とされる業務上に必要な注意を怠ったため火災が生じた可能性もあるとみて、慎重に調べている。
過失で火災を発生させる罪は、不特定多数の生命や財産に損害を及ぼす恐れがあるため、公共危険罪の一種とみなされる場合がある。
敦賀署の任意聴取で東洋紡側は、合成繊維の巻き取り機を試験運転中にローター部から煙が出たと説明している模様だ。
事業所には液化天然ガスが計212kℓ貯蔵されており、敦賀美方消防組合は消火活動中、爆発を回避するため、別途、放水していた。
出典
『業務上失火視野に 容疑で敦賀署捜査も』
https://mainichi.jp/articles/20180911/ddl/k18/040/274000c
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
9月11日17時10分に福井新聞からは、火災は想定を超える規模で自衛消防隊の手には負えなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社の初期消火活動が機能しなかった状況が浮かび上がってきた。
同社には、初動対応のマニュアルや自衛消防組織があったが、可燃物に引火し一気に強まった火の勢いに対応できなかった。
同社は、「これほどまで燃え広がる想定はなかった。結果として、備えが十分ではなかった」としている。
同社によると、火元の敦賀機能材工場A工場は4日、台風21号の影響で一時停電し、製造作業を中断。
5日は操業を休み、6日の出火当時は、7人の従業員が再開に向けて機械の試運転を行っていた。
午後1時10分ごろ、従業員1人が機械から煙が上がっているのに気付き、5人が消火器による初期消火を実施。
火の勢いが収まらなかったため、同20分ごろ119番通報し、避難した。
火を使用する工程はなかったという。
同事業所では、火災発生時の対応手順を示す「自動火災報知機(自火報)作動時の初動対応」のマニュアルを定め、消火器を使った初期消火や避難などの訓練を、勤務体系ごとに年1回実施している。
協力会社を含む約200人態勢の自衛組織「東洋紡敦賀地区事業所自衛防災団第二事業所分団」も消防法に基づき設置しているが、火災現場を確認した工場長らの「手に負えない」との判断で従業員全員が避難。
ポンプ車1台を所持していたが、初期消火では使用せず、自衛組織の活動は消防隊員の現場案内にとどまった。
敦賀美方消防組合消防本部によると、同社の自衛消防組織の規模は適正だったとし、同社総務部の近藤・地域広報課長も、「対応に不備はなかったと考えている」と説明。
ただ、工場内に大量にあった原料のナイロンやろうなどの油類、梱包用段ボールなどに引火し一気に燃え広がる事態までは想定していなかったとも明かし、「結果的に不備を指摘されても仕方がない」と話した。
出典
『東洋紡火災、自衛消防団手に負えず 初期消火も一気に燃え広がる』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/697849
(ブログ者コメント)
建物内にあった大量の可燃物が火災になり、建物の構造などもネックになって消火が難しかったという点で、去年2月に三芳町で起きたアスクル倉庫火災(本ブログ掲載スミ)を思い出した。
あちらは倉庫、こちらは工場ということだが、アスクル倉庫火災時、この事例は他山の石かもと少しでも思った人は、この会社に何人いたのだろうか?
(2018年10月8日 修正1)
2018年10月6日付で中日新聞から、延伸機のモーター付近が火元だった、火災後の地元とのコミュニケーションがうまくとれなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警察と消防は、ナイロン原糸を引き延ばしながら加熱する「延伸機」のモーター付近が火元と特定した。
一方、同社と市は、早い段階から「安全」と判断して公表。
けが人はいなかったものの、住民からは情報提供のあり方などに対して、疑問の声が消えていない。
経緯を検証した。
火災発生直後、風下の中央町などに黒煙が漂った。
市は、同日午後2時すぎから防災メールなどで、屋内に退避して窓を閉めるよう、市内全域の住民に求めた。
一方で市は、「煙に有害物質は含まれていない」と判断し、午後3時すぎには、校内待機させていた近くの小学校の児童の下校を認めた。
東洋紡側も、「火災で発生した煙に危険性はないとみている」と、6日の会見で説明した。
ただ、住民からは、その後、のどや目の痛みを訴える声が上がった。
「安全」の根拠の一つとなったのは、県が観測したデータだった。
県は、市内の常時監視測定局のほか、派遣した移動式測定車で、事業所の敷地内で二酸化硫黄と浮遊粒子状物質、一酸化炭素など5項目をモニタリング。
いずれも基準値以下だった。
福井大工学部の吉見泰治准教授(生物有機化学)によると、ナイロン原糸などは、燃え方によっては5項目以外の汚染物質を発生させるが、空気より重いといった理由で、拡散する可能性は低い。
ただ、住民がのどや目の痛みを訴えたことについては、「少量の煙に含まれる燃焼で発生した物質は、『有毒』とまではいかなくても、『有害』である可能性がある」とし、住民への伝え方が不十分だったと指摘する。
消火活動が長引いたにもかかわらず、新たな情報が伝えられなかったことも、住民を不安にさせた。
6日夜には敷地内の隣の工場に延焼し、再び爆発音が響いた。
就寝時間帯に火が勢いを増し、不安のため眠れなかったという住民もいた。
7日未明に自主避難所が設置されたが、一時利用したのは3人だった。
東洋紡は7日の会見で、敷地内には液化天然ガス(LNG)タンクが保管されているが、安全規定の倍以上の100mほど間隔があるため引火はないと説明。
実際に大惨事は避けられたが、敦賀市議の一人は、「自主避難をするのに必要な判断材料がなかった」と注文を付ける。
東洋紡が開設した電話相談窓口には、これまでに44件の問い合わせがあったという。
工場に近い同市昭和町区長の中村さん(男性、77歳)は、「火災の原因や環境の問題について問い合わせても、不安だけが残ったと話す住民がいた」と明かし、「住民説明会があってもいいのでは」と訴える。
出典
『「安全」判断、説明足らず 敦賀・東洋紡火災1カ月』
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20181006/CK2018100602000020.html
2018年9月6日20時3分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前9時半ごろ、大口町替地にある金属部品の製造工場で「男性が屋根から落ちた」と、従業員から消防に通報があった。
警察によると、転落したのは江南市大海道町の自営業、田中さん(男性、87歳)で、病院に運ばれたが、頭を強く打っていて約4時間後に死亡した。
この工場では、台風21号の影響で屋根に穴が開いたため、田中さんが会社の依頼を受けて、別の作業員4人とともに、5mほどの高さの屋根の上で補修作業をしていたという。
発見された時、田中さんはヘルメットや命綱をしていなかったということで、警察は誤って転落したとみて調べている。
出典
『屋根修理中に転落か 男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180906/0000631.html
9月6日16時50分に中京テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、工場の屋根は台風21号の影響で数か所に穴があいており、田中さんはその穴から誤って転落したとみられている。
出典
『台風で壊れた屋根補修中に転落、死亡 愛知・大口町で87歳』
https://www2.ctv.co.jp/news/2018/09/06/21227/
9月7日0時0分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察の調べでは、田中さんは同社から依頼を受け、台風21号の影響で穴が開いたスレートぶきの屋根を修理していた。
田中さんは当時、ヘルメットやベルトなどの安全装備を身に着けていなかったという。
出典
『工場屋根を補修、男性死亡 愛知・大口町、台風21号』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018090790000027.html
※主だった被害などは別記事として掲載。
2018年9月6日17時11分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前3時8分ごろ、北海道の厚真(あつま)町で震度7を観測する地震があった。
北海道で震度7を観測したのは、震度階級が改定された1996年以降初めてで、国内では2016年の熊本地震以来6回目。
また、安平(あびら)町とむかわ町では震度6強を記録した。
土砂崩れや家屋の倒壊など大きな被害が確認され、道の午後3時の集計では、4人が死亡、3人が心肺停止の状態で、31人の安否が分かっていないという。
一方、道内全ての火力・水力発電所が一時停止、全295万戸が停電したが、午後になり札幌市や旭川市の一部で復旧し始めている。
気象庁によると、震源は胆振(いぶり)地方中東部で、震源の深さは37km、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.7と推定される。
千歳市の新千歳空港で震度6弱、札幌市や苫小牧市などでも5強を観測した。
道によると、死亡したのは厚真町で2人、むかわ町と新ひだか町で各1人の計4人。
道警と道庁によると、むかわ町で死亡したのは80代の男性で、タンスの下敷きになっているのを知人が見つけた。
新ひだか町では56歳の男性が自宅で亡くなった。
大規模な土砂崩れが発生した厚真町では、3人が心肺停止の状態という。
さらに、道内各地で295人が負傷し、うち7人が重傷を負っているという。
今回の地震は、地盤が東北東方向と西南西方向から押されたことで断層がずれる「逆断層型」とみられる。
気象庁は、「今後1週間は最大震度6強程度の地震に注意する必要がある」としている。
震源の西約10kmには、石狩低地東縁断層帯が南北に通っているが、今回の地震との関連性は不明だ。
政府の地震調査研究推進本部は、同断層帯が動いた場合、最大でM7.9程度の地震が発生する可能性があるとの予測を公表していた。
記者会見した気象庁の松森・地震津波監視課長は、「揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まる恐れがある」と呼びかけた。
出典
『北海道震度7 4人死亡、3人心肺停止 31人安否不明』
https://mainichi.jp/articles/20180907/k00/00m/040/007000c
9月6日23時7分に毎日新聞からは、産業活動への影響などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道で6日未明に発生した地震で、停電によって多くの工場が操業停止に追い込まれたほか、コンビニエンスストアも休業するなど影響が広がった。
被災地域には工場などが集積。
停電は1週間以上続くとの見方もあるだけに、経済活動への影響が懸念されている。
「停電が解消しないことには復旧の見通しが立たない」。
乳製品の大部分を道内で製造する雪印の広報担当者は、そう頭を抱えた。
同社の道内全7工場は、停電で冷蔵できなくなるなどして操業を停止。
森永乳業も、道内4カ所の製造拠点が止まり、全国への発送ができない状態となっている。
アサヒ、キリン、サッポロのビール各社も操業を停止した。
製紙業界では、王子ホールディングスの4工場が止まり、再開の見通しは立っていない。
段ボール原紙や包装紙、新聞紙などを製造して全国に納入しているが、同社は「停電が長期化すれば、種類によっては供給できなくなる可能性がある」と話す。
新日鉄住金室蘭製鉄所内にある三菱製鋼室蘭特殊鋼では、同日午前4時ごろ、停電で熱を持った材料を冷却できず、余熱で潤滑剤に引火し火災が発生。約6時間後に鎮火した。
設備に大きな被害はなかった。
一方、コンビニのローソンは、停電や品不足などで、道内の半数弱に当たる300店舗が一時休業した。
同社は、「停電で冷蔵・冷凍品を売ることができなくなり、品切れもあって、やむを得ず休業した」と説明。
セブン-イレブンは、道内の970店舗が停電したが、一部店舗を除いて営業している。
ただ、販売しているのは水やカップラーメンが中心。
同社は、「できる範囲で営業を続けている」と話した。
物流では、道路状況の悪化や交通網の混乱で影響が出ている。
日本郵便が道内の一部の郵便局で営業を停止し、道内宛ての宅配便「ゆうパック」などの受け付けを取りやめた。
北海道発着の郵便物の配達も、大幅に遅れる見通し。
ヤマト運輸は、6日午後2時に、北海道から全国への発送の受け付けを停止した。
全国から北海道への配送は、「クール宅急便」などを除き、受け付けているが、配送は大幅に遅れる見通しだ。
佐川急便や日本通運も、道内の集配を停止した。
電機メーカーも影響を受けた。
パナソニックは、千歳、帯広の両市にある車載向け電子部品工場の稼働を停止した。
京セラも、携帯電話の基地局向け電子部品やスマートフォンを生産している北見工場(北見市)で操業を停止。
同社は、「振り替え勤務などで、生産に影響が出ないようにしたい」としている。
トヨタ自動車の子会社「トヨタ自動車北海道」(苫小牧市)の工場も、操業を停止した。
出典
『北海道震度7 製造・流通、影響深刻 停電復旧、見通せず』
https://mainichi.jp/articles/20180907/k00/00m/020/124000c
2018年9月6日13時55分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道で起きた地震の影響で、北海道内すべての火力発電所が緊急停止し、一部の発電所で火災や破損が発生した。
全道295万戸が停電状態になり、信号や医療機関など市民生活にも影響が広がっている。
北電によると、道内唯一の原発、泊原発はもともと運転停止中で、震源に近く管内電力の約半分をまかなう苫東厚真火力発電所(厚真町、165万KW)が地震の揺れを感知して緊急停止した。
4号機のタービンから出火、1、2号機は水蒸気が漏れ、配管が損傷したとみられ、復旧に時間がかかる見通し。
苫東厚真火力のストップで電力需給のバランスが大きく崩れ、別の道内3カ所の火力発電所もすべて停止している。
北電では、火力の再稼働に必要な電力を供給するため、水力発電所5カ所を動かし、復旧を急いでいる。
全道停電は、1951年の北電創業以来、初という。
・・・・・
出典
『北海道震度6強 北電「全面復旧に1週間以上」計画停電も』
https://mainichi.jp/articles/20180906/k00/00e/040/359000c
9月11日付で毎日新聞東京版からは、厚真火発自動停止時の状況が、下記趣旨でネット配信されていた。
北電などの説明によると、地震前は4発電所で計252.5万KWを発電していたが、地震直後の6日午前3時8分ごろ、半分以上の130万KWを発電していた2、4号機が自動停止した。
このため、道内全域の電力の需要と供給のバランスが崩れ、17分後の同25分ごろ、他の知内・伊達・奈井江の各発電所が同時に停止し、全域で電力の供給が止まった。
道内各地を自動的に停電させ、需要を遮断する「負荷遮断」も追いつかなかったとみられる。
1号機(35万KW)は、地震から約17分後に停止したが、原因は不明で、調査を続ける。
出典
『北海道地震 苫東厚真の火力2基、地震直後に自動停止』
https://mainichi.jp/articles/20180911/ddm/002/040/170000c
9月7日7時15分に毎日新聞からは、道内全域停電となった理由などが、下記趣旨でネット配信されていた。
・・・・・
約260万戸が停電した1995年の阪神大震災を上回り、道内全域の約290万戸が停電した。
・・・・・
北電や経産省などによると、地震発生当時の電力需要は、約310万KWだった。
道内の主な火力発電所6カ所のうち、苫東厚真の3基(発電能力165万KW)を含む4カ所の計6基が稼働していたが、地震の影響で苫東厚真の3基が緊急停止。
供給量が一気に減り、「みこしを担いでいた人たちの半分が一斉に抜けたような状態」(北電東京支社の佐藤渉外・報道担当課長)になった。
通常、発電量は需要と常に一致するよう自動調整されている。
バランスが狂うと発電機の回転数が乱れ、発電機や工場の産業用機器などが故障するためだ。
地震などの災害で一部の発電所が緊急停止しても、普段は,他の発電所の供給量を増やして対応できるが、今回は他の発電所でカバーできる量を超えていた。
このため、地震の影響を直接受けなかった発電所も需給バランスの乱れによる故障を避けるため、自動的に次々と緊急停止した。
みこしの下に残った人が押しつぶされそうになり、危険を感じて次々とみこしを放り出して抜け出したような状況だったと言える。
ただ、北電の担当者は、「供給が減れば需要も減らす調整をすべきだったが、うまくいかず、被害が全域に広がってしまった可能性がある」と話す。
東京電力は、2011年3月11日の東日本大震災の際、福島第1原発の停止などによって供給力が下がったため、一部の地域を意図的に停電させることで、需要量を減らして需給バランスを保ち、首都圏での大規模停電を避けたとされる。
横浜国立大の大山力教授(電力システム工学)は、「北電は需要量の調整に失敗したのではないか」と指摘する。
北海道の電力は、道内最大の発電能力を持つ泊原発(207万KW)と苫東厚真で、需要の多くをまかなってきた。
しかし、泊原発は12年5月に定期検査のため運転を停止。
今も原子力規制委員会の安全審査が続いており、再稼働していない。
苫東厚真への依存度が高まっていたことも、今回の大規模停電の要因になった。
出典
『北海道震度7 発電所停止の連鎖 主力電源を直撃』
https://mainichi.jp/articles/20180907/k00/00m/040/168000c
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9月7日4時57分に朝日新聞からは、道内全域停電の理由などが、前掲の毎日新聞とは違う下記趣旨の表現でネット配信されていた。
地震に襲われた北海道のほぼ全域が、一時、停電した。
最大の火力発電所がダメージを受けて需給のバランスが崩れ、ドミノ倒しのように発電所が止まった。
完全復旧までは1週間以上かかる見通しだ。
「極めてレアなケース。すべての電源が落ちるリスクは低いとみていた」
6日午後、札幌市の北海道電力本店。
停電で薄暗い1階ロビーに設けられた会見場で、真弓社長は、こわばった表情で話した。
今回の停電は、離島などを除く、北海道のほぼ全域で発生した。
電気事業連合会によると、大手電力会社のほぼ全域に及ぶ大規模停電は、初めてだ。
今回の停電の発端となった苫東厚真火力発電所(北海道厚真町)は、北電で最大の火力発電所であり、3基の能力は計165万KW。
地震で停まり、北電は、この時点の供給力の半分以上を一気に失った。
需給のバランスが崩れ、その影響がほかの発電所にも及んで停止。
道内全域の停電に追い込まれた。
経産省が想定していた北海道での発電設備トラブルによる供給力減少は、129万KW。
「(165万KWは)想定外だった」と、担当者も話す。
電気は溜めることができないため、必要な分だけを、発電所で出力を細かく調整しながら供給する。
そのバランスをみるための指標が「周波数」だ。
発電機の回転速度にあたる。
電気の供給が増えると周波数は高くなり、需要が増えると周波数は低くなる。
北海道を含む東日本では、周波数を常に50ヘルツになるように制御している。
しかし、需要と供給のバランスが急激に崩れて周波数が乱れると、タービンの故障やシステムの異常が起こりやすくなる。
これを避けるため、電力の供給を自動的に遮断する仕組みが、元々備わっている。
大阪電気通信大の伊与田功教授(電力系統工学)は、「北海道各地で電気の遮断がドミノ倒しのように一斉に起き、すべての発電機が電気系統から離れて広域で停電する『ブラックアウト(全系崩壊)』が起きた」と話す。
今後は、停めていた水力発電を動かし、そこでつくった電気を使って、火力発電などを順次、稼働させていく。
ただ、十分な供給力を確保するには、ボイラーやタービンを損傷した苫東厚真火力の復旧が欠かせず、1週間以上かかるという。
【もし冬だったら…】
今回の大停電は、「想定外」とは言い切れない。
2011年の東日本大震災では、東京電力福島第1原発など、多くの原発が止まり、首都圏では計画停電が実施された。
一カ所に多くの発電設備を置く「集中立地」のリスクへの対応は、震災の教訓の一つだった。
北海道での大停電が、暖房などで電力がより必要な冬に起きていたら、被害はさらに大きくなった可能性がある。
【電力会社間の電力の融通にも課題が残った】
北海道と本州の間には、電力をやりとりできる「北本連系線」があり、頼みの綱のはずだった。
距離が長くても送電が安定するよう直流を採用しているため、北電が本州から電力を受け取るには、北海道側で受け取った直流から通常の交流に変換しなければならない。
変換の装置を動かすために交流の電気が必要だが、停電のために調達できず、すぐに使えなかった。
しかも、連系線の能力は最大60万KW。
苫東厚真火力の発電能力の2分の1に及ばない。
北電は、外部電源がいらない新しい連系線を本州との間に建設しているが、今回の事態には間に合わなかった。
大阪府立大の石亀篤司教授(電力システム工学)は、「本州から受け取れる電力は多くなく、北海道内は、ほぼ独立した系統。地震の発生が(電力消費の比較的少ない)未明で、発電所の多くが止まっていたため、出力のバランスを維持するのが難しかったのではないか」とみる。
同様の大規模停電が北海道以外で起きる可能性はあるのか。
ほとんどの電力会社は、複数の電力会社と、外部電源が必要でない連系線でつながっている。
石亀さんは「可能性は低いだろう」とみる。
一方、電力のシステムに詳しい荻本和彦・東京大特任教授は、「地震はどこでも起こりうるので、電源の種類や場所を分散することで、停電リスクを減らすことが重要だ。だが、完璧にするのは難しいので、大規模停電が起きた際の減災対策を考えておく必要がある」と指摘する。
出典
『北海道ブラックアウト 最大の火力発電所からドミノ倒し』
https://www.asahi.com/articles/ASL966Q4QL96ULFA044.html
9月12日5時1分に朝日新聞からは、地震直後、一時的にブラックアウト回避操作が成功していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道で6日未明の地震後に起きた大規模停電をめぐり、地震直後に北海道電力が本州側から緊急の電力融通を受けるなどして、いったんは電力の需給バランスを回復していたことが、大手電力間の電力融通などを担う国の電力広域的運営推進機関の分析でわかった。
だが、その後、何らかの理由で再びバランスが崩れ、地震から18分後に、道内ほぼ全域の停電(ブラックアウト)に陥った。
広域機関や北電は、これまで、ブラックアウトまでに本州から電力融通があったかを明らかにしていなかった。
世耕経済産業相は11日、停電に至った経緯を、第三者も交えて検証する意向を示した。
広域機関や北電によると、6日午前3時7分の地震発生直後、震源に近い苫東厚真火力発電所2号機と4号機が自動停止し、130万KW分の供給力が一気に失われた。
すぐに本州側から60万KWの融通を受けたほか、北電が一部地域を強制的に停電して需要を減らす措置を取り、3時11分までに電力の需給バランスは回復したとみられるという。
需給バランスが崩れたままだと、各地の発電所の機器が故障を防ぐために自動停止し、大停電につながる。
これを防ぐための措置が、地震直後に一時的に機能したもようだ。
だが、この後に再び均衡が崩れ、午前3時25分、苫東厚真1号機を含め道内の火力発電所などが停止して、ブラックアウトした。
この間、北電の運用が適正だったかどうかが、原因究明の焦点の一つになりそうだ。
出典
『北海道の大停電防止、一時は機能 本州から電力融通受け』
https://www.asahi.com/articles/ASL9C4V8JL9CULFA01L.html
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(2/3から続く)
2018年9月12日5時4分に朝日新聞からは、厚真火力発電所の損傷状況に関する下記趣旨の記事が、写真付きでネット配信されていた。
苫東厚真発電所について、経産省と北海道電力は11日、全面復旧が11月以降になるとの見通しを示した。
これまで「1週間以上」と説明していた復旧時期が大幅にずれこみ、市民生活や企業活動に影響が広がりそうだ。
復旧が遅れる理由について、北電の阪井副社長は、「点検が進むにつれ、損傷していた場所が多く見つかった」と説明した。
北電によると、1号機ではボイラー内に通る配管が2本、2号機では11本の損傷がみつかった。
1号機より2号機の方が被害を受けた配管の数が多い分、復旧には時間がかかるという。
復旧が遅れる4号機はタービンから出火し、内部の温度がまだ90℃あるという。
作業員が入れないため、冷えるのを待って、16日以降に点検を始める。
タービンを分解し、損傷部分を修理、交換するなどして組み立て直す必要があり、1、2号機より、さらに時間が必要になる。
出典
『苫東厚真発電所、全面復旧は11月以降 配管損傷や出火』
https://www.asahi.com/articles/ASL9C5CJJL9CULFA02Q.html
(2018年9月23日 修正1;追記)
2018年9月20日付で毎日新聞東京版からは、地震発生後、ブラックアウトに至るまでの18分間の経緯が、下記趣旨でネット配信されていた。周波数変動のグラフ付き。
経産省などは19日、今月6日未明の北海道地震発生から道内全域の大停電(ブラックアウト)に至るまでの18分間の、北海道電力管内の周波数の推移などのデータを公表した。
主力の火力発電所の停止で電力供給が大幅に落ちこみ、北電は3度にわたる強制的な停電で需要を抑え込もうとしたが、需給のバランスがとれずに周波数が急低下し、ブラックアウトに陥った経緯が明らかになった。
経産省は、複合的な要因が重なったとみて詳細を調べている。
・・・・・
経産省などが公表したデータによると、6日午前3時7分の地震発生直後に、主力の苫東厚真火力発電所2号機(最大出力60万KW)と4号機(同70万KW)が緊急停止した。
供給量が急激に減少したことで、通常時は50ヘルツで安定している周波数は急低下。
その影響などで、道内全域の風力発電や水力発電も連鎖的に停止した。
1分足らずで、地震発生前の電力総需要310万KWの半分近い供給力が失われたとみられ、周波数は、一時、46.13ヘルツまで急落した。
北電は、一部地区を強制的に停電する「負荷遮断」を実施して需要を減らしたほか、本州から約60万KWの電力の融通を受けるなど、需給のバランスを図ったことで、一度は周波数が50ヘルツをほぼ回復し、危機は乗り越えられたかに見えた。
しかし、ここから想定外の事態が発生する。
停電しなかった地域では、地震で目を覚ました住民らが照明やテレビをつけるなどして需要が急伸し、再び周波数が低下し始めたため、北電は残存する火力発電の出力を上げて対応。
3時20分ごろには、苫東厚真火力1号機(35万KW)の出力が低下し、再び急激に周波数が低下したため、2回目の負荷遮断を実施した。
再度、周波数が持ち直したところに、苫東厚真1号機が停止。
3度目の負荷遮断も周波数の低下を止めることができず、他の3カ所の火力発電も連鎖的に停止したことで、3時25分にブラックアウトに至った。
一連の負荷遮断などの対応は、大半が自動的に行われており、経産省は「人為的な操作でトラブルが起きたとは思っていない」としている。
・・・・・
しかし、苫東厚真1号機の停止に伴い、周波数が急低下した際は、3度目の負荷遮断でも止めることができなかった。
経産省は、「(周波数低下のスピードに)負荷遮断が間に合わなかった可能性がある」(幹部)とみている。
すでに相当程度供給量が減っていたうえ、2度の負荷遮断で需要も抑えられていたため、調整余地が限られていた可能性もある。
また、北電は最大129万KWの供給が失われる想定で、大規模停電を回避する準備をしていた。
電力広域的運営推進機関によると、地震直前、苫東厚真の出力は2号機が56万KW、4号機は60万KW。
風力や水力は計数10万KWとみられ、地震直後に失った供給力は、想定を上回った可能性がある。
経産省は、「(負荷遮断などの)システムの備えや運用が適切だったか、検証が必要」とみる。
・・・・・
出典
『北海道地震 ブラックアウト 18分間に3度強制停電 需給バランス守れず』
https://mainichi.jp/articles/20180920/ddm/002/040/072000c
9月20日12時11分にNHK北海道からは、1号機はボイラー管に7cmほどの亀裂が入っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道で起きた大規模停電、ブラックアウトの原因となった苫東厚真火力発電所の内部が、地震後、初めて公開された。
・・・・・
このうち、発電所で最も出力が大きい4号機では、地震によってタービン内部で火災が発生した。
タービンを格納する施設の外側には、高温の蒸気が噴き出した跡が今も残り、被害の大きさがうかがえる。
また、すでに別の場所に移された1号機のボイラー管は、直径4.5cmの管に7cmほどの亀裂が入っている。
1号機は、ブラックアウトの直前まで運転を続けていたが、ここから大量の蒸気が漏れ出し、出力が低下したという。
・・・・・
出典
『苫東厚真火発内部 地震後初公開』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180920/0004091.html
2018年9月6日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日の北海道の地震では、発生直後、震度計のデータが気象庁に入電せず、震度不明となるトラブルが続出。
「震度5弱以上」とみられる所だけでも、未入電は17カ所に上った。
うち、震度6強とみられる所が1カ所、6弱とみられる所が3カ所。
データの入手には現地調査が必要で、気象庁は「震度6強の地点が今後増えるか、震度7の地点が出る可能性もある」とした。
原因は、停電や通信障害の可能性があるが、不明。
こうした震度データの途絶は、しばしば起きており、2004年の新潟県中越地震では同県川口町(現長岡市)の震度計がダウンし、1週間後に震度7と判明。
16年の熊本地震でも、2度目の震度7(益城(ましき)町、西原村)が判明したのは、4日後だった。
震度データは防災の初動に欠かせず、余震活動の観測でも必要。
非常用電源や通信回線の増強が課題となっていた。
入電データで震度6強の安平(あびら)町は、計測震度と呼ばれる生の数字が「6.4」。
6.5だと震度7になり、今回はその寸前だった。
震度計がない所の揺れも推定した分布図では、安平町と千歳市に震度7相当とみられる地域があるという。
地震のメカニズムは、東北東と西南西から地盤を圧縮する力が働く逆断層型。
陸や海のプレート(岩板)境界が滑る地震ではなく、内陸直下で断層がずれ動いた地震とみられる。
出典
『北海道地震 震度データ、多数入らず』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018090602000264.html
9月8日9時36分に日本経済新聞からは、アメダスのデータも50地点から入電していなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
最大震度7を観測した北海道地震で、気象庁は8日までに、道内に225あるアメダス観測点のうち、50地点に障害が発生したと発表した。
通信や電力供給に問題があるとみられ、臨時の観測点を設けるなどの対応を進めた。
上ノ国町では、波浪の観測点が機能しなくなった。
本来なら、データは気象庁のホームページで公開されており、避難や救助活動に影響する可能性がある。
今回の地震では、地震計のデータが気象庁に入らず、最大震度の把握が約半日後になった経緯もあり、観測態勢の強化や安定性を求める声が強まりそうだ。
震源に近い厚真町では、6日午前4時以降、データが入手できなくなったが、7日午後6時以降は、気象衛星ひまわり8号を介した通信で、降水量だけ把握できるようになった。
同様に安平町、むかわ町などでも、時間帯によっては降水量のデータが送れていなかったが、その後、復旧した。
いずれも、50地点には含まれていない。
〔共同〕
出典
『道内アメダス不調50地点 通信障害や停電原因か』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35142520Y8A900C1CC0000/
2018年9月11日13時49分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道地震で液状化現象が起きた札幌市清田区で、北海道テレビ(札幌市)の女性アナウンサーと男性記者が泥にはまり、消防に救助されたとして、同社は10日、公式ホームページに「取材活動についてのお礼とお詫び」を掲載した。
北海道テレビによると、アナウンサーと記者は、地震が発生した6日の正午前に清田区の液状化現場で泥にはまった。
消防が救助活動を行ったが、手間取り、助け出されたのは午後5時半ごろだったという。
その様子を他の民放が撮影していたことから、ネット上で取材活動に批判の声が上がっていた。
北海道テレビはテレビ朝日系の地方局。
岡CSR広報室長は、「被災者救助に向けられるべき消防の活動に支障を生じさせたことを深く反省し、ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」と話している。
出典
『北海道テレビのアナらが泥にはまり、救助に6時間 「消防の活動に支障」と謝罪』
http://www.sankei.com/affairs/news/180911/afr1809110018-n1.html
(ブログ者コメント)
北海道テレビのHPに掲載されているお詫び文には、以下の記載もあった。
このたびのことを教訓とし、社員・スタッフの教育を徹底して再発防止に努め、取材中の安全確保の徹底を図り、引き続き報道、情報の発信に尽くしてまいります。
https://www.htb.co.jp/news/20180906/
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プロフィール Profile
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

