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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2/4から続く)

 

 

4330分に産経新聞からは、現場付近では毎年雪崩が起きていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

那須山岳救助隊の男性は、「雪崩があった斜面は、毎年、春先に表層雪崩が起きている」と証言。

自身もゲレンデで雪崩に巻き込まれた経験があるといい、「なぜあそこを(訓練場所に)選んだのか分からない」と話した。

 

この男性などによると、昭和40~50年代には、近くにある那須ロープウェイの職員が事故現場近くで雪崩に巻き込まれ、死亡する事故も発生しているという。

 

出典

事故現場、雪崩毎年発生の「危険な場所」か 地元関係者が証言

http://www.sankei.com/affairs/news/170403/afr1704030003-n1.html 

 

 

329180分にNHK栃木からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

現場の第2ゲレンデ近くの斜面は、雪崩が起きやすいため、スキー場では斜面の下にあるゲレンデをたびたび封鎖していたことが、那須町への取材でわかった。


今回の事故の前には、2月25日から3月1日までの間、雪崩の危険性があると判断し、封鎖していたという。


しかし、今回の講習について、スキー場側には「トイレを貸してほしい」という連絡はあったものの、スキー場のすぐ近くでラッセルの訓練を行うという連絡はなかったという。


那須町の職員は、「ゲレンデよりも標高が高い場所では、これまでも雪崩が毎年のように発生していた。前日に大雪が降り、雪崩の危険は大きかったと思うので、もし、その場にいたら訓練を止めたと思う」と話している。

出典

ゲレンデは「雪崩危険性」で封鎖

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096061041.html 

 

 

412346分に日本経済新聞からは、現場は雪崩危険個所に指定されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3311610分にNHK栃木からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

林野庁が現場一帯の国有林を「雪崩危険箇所」として指定していたのに、県が山岳関係者らに周知していなかったことが、1日、県などへの取材で分かった。

県がホームページ(HP)で明示している危険箇所には含まれておらず、県は、見直す方針を明らかにした。

 

林野庁は、国有林に立ち入る際は入林許可の申請を求めていたが、講習会を毎年主催していた県高等学校体育連盟登山専門部が、少なくとも5年間は、塩那森林管理署に申請を出していなかったことも分かった。

 

林野庁などによると、1997年度に現場一帯を危険箇所に指定し、県に伝達。

県は防災計画には明記したが、住宅や集落のある地域で県が独自に危険地域を調べて図示しているHPには反映していなかった。

 

担当課の間で情報が共有できていなかったのが原因で、県は「改善を検討する」としている。

 

入林許可は、個人の登山では不要だが、団体の訓練などの場合は申請を求められる。

 

森林管理署は、「届けが出ていれば、その際に雪崩のおそれがある場所だと伝えることができたかもしれない」としている。

 

出典

現場は「雪崩危険箇所」 那須事故、栃木県が周知せず

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG01HCE_R00C17A4CC1000/?n_cid=NMAIL003 

高体連 林野庁に届け出さず訓練

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096061561.html

 

 

3301548分にNHK栃木からは、雪崩の発生条件がいくつも重なっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

防災科学技術研究所雪氷防災研究センターの小杉健二雪氷環境実験室長は、翌日の28日、雪崩が発生した現場付近で調査を行い、その結果を詳しく分析した。


それによると、雪崩が発生した現場付近では、短時間で新たに積もったとみられる柔らかくて崩れやすい雪が深さ30cm程度積もっていたことが確認できたという。


さらに、現場は斜面の傾斜が30°から40°と雪崩が最も発生しやすい角度だったことや、雪崩の勢いを止めるような樹木がなかったことなどから、小杉室長は「雪崩が発生する条件がいくつも重なっていた」と分析している。


そのうえで小杉室長は、「雪崩の発生を予測することは研究者でも難しいが、今回のような条件では、少なくとも斜面に近づかないという判断はできたのではないか」と述べ、安全管理に疑問を呈した。

 

出典

雪崩の専門家「安全管理に疑問」

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096061281.html 

 

 

                 (4/4へ続く)

 

 

 

 

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(3/4から続く)

 

 

3281931分にNHK栃木からは、ビーコンを携帯していなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

講習に参加していた生徒と教員の全員が、遭難した際や雪崩に巻き込まれた際に居場所を発信するビーコンを持っていなかったことが、県などの関係者への取材でわかった。


救助にあたった地元の民間の救助隊「那須山岳救助隊」の渡部副隊長は、「雪崩に巻き込まれた人の居場所を確認する棒と、雪をかき出すためのスコップ、そしてビーコンは『三種の神器』とも言われ、これらを持っていないということは、雪崩についての知識と経験が不足していると言わざるを得ない」と指摘している。

出典

雪崩 全員が発信機不携帯

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1095054811.html 

 

 

3291539分にNHK首都圏からは、宮城を除きビーコンは持たせていないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

全国の高体連を調査した結果、登山講習などを開く場合にビーコンを生徒に持たせているところは、宮城県の高体連以外はないことが分かった。

出典

全国の高体連もビーコン持たせず

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170329/5121461.html 

 

 

43日付で毎日新聞東京版からは、雪崩に備えた教育や事前調査未実施という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

主催者の県高体連登山専門部が、雪に埋まった際に呼吸空間を確保する生存法を周知せず、事前に表層雪崩を予測する「弱層テスト」も怠っていたことがわかった。

 

関係者によると、座学が初日にあり、「山の魅力」をテーマに学んだが、雪崩や巻き込まれた際の対処法の説明はなかった。

 

雪に埋まると、雪の圧力で短時間のうちに窒息する危険が高まるため、流されている時に浮上を試みるか、口の周りを手で覆うなど呼吸できる空間を作れるかが、生存時間を延ばすカギとなる。

生徒らは、雪崩に対する心構えがないまま、訓練に参加したとみられる。

 

また、雪の斜面では弱層と呼ばれる積雪内のもろい層が表層雪崩を誘発しやすく、数10cm程度掘って弱層の有無を確かめることが、危険回避の有効策とされる。

 

しかし、関係者によると、過去の講習会では弱層テスト後にラッセル訓練をしていたが、今回は事前確認がなかった。

 

出典

栃木・那須の雪崩 呼吸空間確保法教えず 予測テストも怠る 県高体連

http://mainichi.jp/articles/20170403/ddm/001/040/167000c 

 

 

3291134分にNHK首都圏からは、教員がふもとの本部に降りてきて通報したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

330638分にNHK栃木からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察に通報があったのは午前9時半ごろで、雪崩が起きた現場から直接、警察や消防に通報できず、教員1人がふもとの旅館まで歩いて降りてきて通報していたことが、警察への取材でわかった。
雪崩の発生から通報までは1時間ほどがたっていた。


県などによると、ふもとの旅館は今回の講習会の本部になっていて、雪崩が起きたとき、I氏1人が待機していた。

現場とこの旅館との間では、無線や携帯電話で連絡を取る態勢になっていたが、雪崩が起きた時は、現地からの通信手段が使えなかったとみられるという。

 

この点に関し、29日、県の高体連登山専門部が会見し、I氏が旅館からチェックアウトのため荷物を運び出した際、現地で生徒を引率する教員と連絡を取る無線機を車の中に置いたまま、一時、離れていたことを明らかにした。
この間、現地から無線連絡があったかわからないものの、連絡を受けられなかった可能性もある。

 

出典

現場で通報できず 通信装備調べ

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170329/5086881.html 

雪崩の危険性どの程度認識か捜査

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096061121.html 

 

 

43日付の毎日新聞東京版(『検証 栃木・那須の雪崩・・・』;1/4参照;)にも、関連記事が掲載されていた。

 

午前9時ごろ、管理事務所近くで待機していた5班の教諭は、2班にいた教諭から被害を知らされたという。

約15分後、5班の教諭は現地本部のある旅館へ駆け込んだ。

 

 

331日付で毎日新聞東京版からは、登山家の野口さんの意見が下記趣旨でネット配信されていた。

 

高校生の登山のあり方を見直す動きが始まっている。

 

冬山登山禁止の徹底が前提となるが、春山との線引きがあいまいなことに加え、過度の自粛は状況判断能力の低下につながるとの指摘もある。

 

こうした点に関し、世界的な登山家、野口健さん(43)は、雪崩のリスクは冬より春の方が高いことから、季節で区切ることに疑問を呈し、「今回の事故は、責任者が現場を見ることもなく急きょ予定を変更するなど、責任者に基礎知識が欠けていた。問題の本質は判断ミスで、冬山だからというわけではない」と言い切る。

 

野口さんは、夏山でも暴風雨による低体温症の遭難が起きる可能性があることなどを指摘したうえで、季節ごとの一律の規制よりも、状況を見極める能力を重視している。

 

出典

栃木・那須の雪崩 8人死亡 雪山登山、一律規制に賛否 安全管理見直し必要、判断能力の低下招く

http://mainichi.jp/articles/20170331/ddm/041/040/166000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

事前調査不足、計画不備、緊急事態想定の甘さ、変更管理の失敗、安全意識の欠如、責任者の判断ミスなど、いくつものキーワードが頭に浮かんでくる事故だ。

大事故というもの、1つや2つの要因で起きるものではないということを改めて認識させられた。

 

 

 

 

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2017326211分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3261657分にNHK熊本から、3261947分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午前8時頃、熊本県苓北町都呂々(とろろ)のビニールハウスで、近くの農業男性(87)と妻(86)が倒れているのを家族が見つけ、119番した。

救急隊員らが駆け付けたが、すでに2人とも死亡していた。

 

警察によると、死因は一酸化炭素(CO)中毒。

消防によると、ビニールハウスには一酸化炭素が充満していたという。

警察は、最後に目撃された25日夕から夜にかけて死亡したとみている。

 

ビニールハウスは奥行き10m、幅5mで、夫婦が稲の苗床を作る作業場として使っていた。

入り口付近に置かれた金属製バケツに木炭を燃やした跡があり、2人は暖をとっていたらしい。

 

ハウスでは換気は行われておらず、警察は、2人が閉めきった状態で木炭を燃やしたことが原因ではないかとみて、詳しい状況を調べている。

 

現場は、天草空港から南西におよそ8kmの山あいの地域。

 

出典

農業用ハウスで80代夫婦死亡一酸化炭素中毒

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170326-OYT1T50074.html?from=ycont_top_txt 

CO中毒か ハウスで2人死亡

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5005027321.html

ビニールハウスで夫婦がCO中毒死 熊本

http://www.news24.jp/articles/2017/03/26/07357402.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇3社中、2社が「木炭」、1社が「木材」と報じていたが、本ブログでは多数決で「木炭」と記載した。

 

〇日テレ映像によれば、奥行き10mということで、さほど大きくは感じられないビニールハウスだ。

 

〇ワカサギ釣りのテント内とか、先日も紹介した「かまくら」内でのCO中毒はタマに報道されることがあるが、ビニールハウス内での事例は珍しい。

そこで、ビニールハウス内での事例が他にないか調べたところ、炭火が原因ではないが、以下の事例が見つかった。

ご参考まで。

 

ビニールハウス内に発生した一酸化炭素で中毒

(職場のあんぜんサイト;厚労省)

 

「発生状況」

 

事業者は所有する約5ヘクタールの農地で、三つ葉等の野菜を生産している。

三つ葉は、3年前より栽培をしており、ビニールハウス(38m×5.4m×2.6m、アーチ状)で、冬期にはハウス内を暖房しながら栽培をしていた。

このハウスは栽培箇所と収穫した三つ葉の加工箇所に区分されている。

 

災害はビニールハウスの栽培箇所で発生した。

災害当日の作業は午前7時ごろから始まった。

栽培箇所では事業者が三つ葉の収穫作業をしていた。

午前10時ごろ事業者は室内の温度調節用温風器の設定温度を5度から12度に変更するため温風器(油燃焼方式)のサーモスイッチを切り替えたとき、ドカンという音がして煙突が飛び、ハウスの天井に当たりビニールを破った。

 

事業者は温風器の運転スイッチを停止にして、煙突の補修をして再び温風器を作動させたところ、煙突の継目から黒い煙が発生した。そこで温風器は停止させた。

その後修理を外部に依頼し、修理を終え、午後5時に再び温風器の運転スイッチを押した。
午後630分に事業者は胸が苦しくなり、その他の者も、頭痛、風邪症状、嘔気を訴えた。

一酸化炭素中毒を疑い近医を受診し、一酸化炭素中毒と診断された。

休業者数5人。

 

「原因」

 

1.排気煙突内に取り付けられた断熱材が、温風器のバックファイヤーの爆風ではがれ落ち煙突内を閉塞し温風器が不完全燃焼し、一酸化炭素ガスがハウス内に充満したこと。

2.バックファイヤーの原因はメーカー指定の配線方法等を実施していなかったこと。

3.作業者に、作業の安全または衛生に係る事項について教育を行っていなかったこと。

 

「対策」

 

1 ハウス内は密閉度が高いため、換気設備を稼働させ新鮮な空気を取り入れ一酸化炭素中毒を防止すること。

2 温風器の据付に際して、メーカー指定の安全な配線方法を行い、トラブル防止対策を実施すること。

 

http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SAI_DET.aspx?joho_no=000805

 

 

 

 

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2017325932分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

カラスの営巣シーズンを迎え、中部電力岐阜支店が、電柱などに作られた巣の巡視や撤去に追われている。

 

岐阜県内では、過去3年間で、カラスの電柱への営巣活動が原因で21件の停電が発生した。

同支店は、「巣を見つけたら情報提供してほしい」と呼びかけている。

 

山県市伊佐美の田園地帯で16日行われたカラスの巣の撤去作業。

同支店の担当者が指さした電柱を見上げると、柱と変圧器の間から大量の木の枝がはみ出していた。

高さ約11.5m。

 

高所作業車に乗って間近で観察すると、複数の枝を土台に、ツタのようなものが幾重にも巻き付けられ、中には綿が詰まっていた。

 

作業員が2人がかりで慎重に取り外し、再び巣を作るのを防ぐため、電柱上部に丈夫な糸を張り巡らせた。

少し離れた電線では、巣の主なのか、1羽のカラスが作業の様子を見つめていた。

 

カラスは、2~6月頃になると集団生活を営むねぐらから離れ、周辺の街路樹や電柱に、つがいで巣を作る。

 

材料に用いられる針金やハンガーが電柱の機器の一部に接触すると停電の恐れがあり、同支店によると、昨年は県内で3件の被害が発生。

このうち3月中旬に岐阜市西部で起きた停電では、約920戸に影響し、復旧に約2時間半かかったという。

 

同支店が昨年取り除いた電柱の巣は約2500個で、10年前(約1500個)の約1.7倍に増えた。

 

カラスの生態に詳しい岐阜大野生動物管理学研究センターの森元萌弥・特任助教は、「都市化で街路樹が撤去されたり、枯れたりして、電柱を巣にする例が増えているのではないか」と分析する。

 

同支店は、今年も2月までに約300個の巣を確認したが、数が増えているため、発見が難しくなっているという。

 

担当者は、「電柱の下に木の枝やハンガーが散乱していれば、上に巣がある可能性が高い。見つけたら、電柱の番号札を確認して知らせてほしい」と話している。

情報提供は、近くの中部電力営業所まで。

 

出典

停電被害防げ、電柱のカラスの巣撤去

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170324-OYT1T50029.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

過去に何件か、同様の記事を掲載スミ。(個別記事紹介割愛)

 

中部電力に限らず、他の電力会社でも、「電柱の上に巣があったり電柱の下に木の枝などが散乱している場合は一報を・・・」と呼びかけている。

 

 

 

 

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201733150分にgooニュース(中日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

330205分にNHK金沢から、3301929分に石川テレビから、331日付で朝日新聞NHK石川全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

金沢市は30日、4月9日にオープンする金沢プール(同市磯部町)の飛び込みトレーニング室で、「ピット」と呼ばれるスポンジのプールに飛び込んだ石川県内の中学1年の女子生徒(13)が右足すねの外側と左足首を骨折する重傷を負ったと発表した。

4週間ほどの入院が必要だという。


市によると、25日午後3時ごろ、生徒が高さ1.5mの飛び込み板の上から、飛び降りるような姿勢で足から飛び込んだところ、3.3m下のコンクリートの底に両足を打ちつけた。

 

深さ1.8mのピットは、水の代わりに20cm四方のスポンジでいっぱいに満たしてあったが、隙間に落ち込んだとみられる。

 

市によると、この日はオープンに向けて施設の調整を行うため、市水泳協会が県内の中高生の選手10人を集め、飛び板などの調整を実施していた。

 

女子生徒は指導者の指示通りに飛んでいたといい、生徒の前に飛び込んだ数人の中高生にけがはなかった。

市職員は立ち会っていなかった。


トレーニング室は、水を使わずに飛び込みの練習ができる、国内初の施設。

海外の施設や体操の練習ピットを参考に、業者がスポンジを活用する設計をした。

 

市によると、この練習台は、どんな体勢で飛び込んでもスポンジの下のコンクリート部分までは到達しないよう設計されたという。
市の担当者は「事故は想定外」と説明したが、スポンジを入れたばかりで隙間ができやすかった可能性もあるという。
市は事故の原因を調べ、オープンまでに底にマットを敷くなどの対策をとるとしている。


29日に協会から市に報告があり、市は生徒の保護者に謝罪した。

「事件性がないため、通報義務はない」として、警察に連絡はしていない。

報告の遅れについて、協会は市に対し「プールのオープン前ということもあり、どう対応するのがいいのか分からなかった」と説明したという。


山野市長は、「原因の究明と安全性の確保に努めている」とのコメントを出した。

 

同プールは、金沢市が東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿を誘致しようと、金沢市磯部町に新たに建設したもの。

 

出典

オープン目前の金沢プール 板から飛び降り中1骨折

https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2017033102000093.html 

新プール施設で中学生が骨折事故

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3025154561.html

金沢プールで事故

http://www.ishikawa-tv.com/news/main.php 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

海外の施設や体操の練習ピットを参考に設計した国内初の施設ということだが、どこまで安全性を考慮して設計したのだろう?

外見だけを真似して・・・ということはなかったのだろうか?

 

 

 

(2017年4月7日 修正1 ;追記)

 

2017451259分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故を受け、市は、ピットを当面使用中止とすることを決めた。 

当初は、オープンまでに対策をとる予定だったが、時間をかけて原因を究明することとした。


市は、施設の運営を委託する市水泳協会などの指定管理者と安全対策を協議する。

設備の利用開始時期のめどは立っていない。

 

同様のピットは中国などにあるが、国内では市が初めて採用した。

スポンジの量や飛び込み台の高さなどは,海外の施設を参考にして決めたという。

 

出典

国内初の飛び込み練習設備、使用中止中1骨折

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170405-OYT1T50041.html

 

 

 

 

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20173242240分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

京都市南区の繊維加工場で1月に男性社員(51)が死亡した事故で、京都下労基署は24日、労安法違反の疑いで繊維加工会社「N合繊工業」=南区久世上久世町=と男性社長(69)、男性工場長(45)を書類送検した。

 

容疑は、1月24日午後9時すぎ、同社の加工場で機械のローラー部に溶剤を塗る際、機械を停止させないまま作業させた疑い。

 

同署によると、男性社員は右腕からローラーに巻き込まれ、胸部圧迫で翌日死亡した。

 

同社は2007年と10年にも同様の労災事故を起こし、是正勧告を受けていたという。

 

出典

労災死亡事故、社長ら書類送検 京都下労基署、過去に同様2件

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170324000179 

 

 

ちなみに事故当時の状況については、20171252240分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

京都府警南署は25日、京都市南区久世上久世町、繊維加工会社「N合繊工業」で、向日市寺戸町梅ノ木、同社員の男性(51)が機械に右腕をはさまれて死亡したと発表した。

 

南署によると、男性は24日午後9時10分ごろ、同社敷地内の作業場で、繊維を樹脂加工する機械のローラー部分に溶液を塗っていた際、巻き込まれたという。

 

出典

ローラーに腕はさまれ死亡 京都の繊維会社

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170125000162

 

 

1251951分にサンスポからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

作業中だった社員(51)が繊維の乾燥巻き取り機に腕を挟まれる事故があり、25日午前4時前に、搬送先の病院で死亡が確認された。

 

南署によると、機械のローラーを自動で動かしながらメンテナンスしていたところ、右腕が巻き込まれたという。

 

出典

繊維工場でローラーに挟まれ男性死亡 京都

http://www.sanspo.com/geino/news/20170125/acc17012519510003-n1.html 

 

 

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201732497分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

大規模災害時、地域住民に速やかに緊急給水するため、埼玉県草加市や八潮市などが、小中学校の受水タンク(槽)から飲料水を提供できるよう、「蛇口」の取り付けを進めている。


隣接する自治体も蛇口付設を「研究中」といい、医療や初期消火でも
命綱となる水を確保しようと、各自治体が工夫を凝らしている。

 

東日本大震災後、学校の耐震化に伴って校舎屋上にあったタンクが地上に移される動きが加速したことや、各地で進められてきた緊急用地下貯水槽の設置に比べて低予算で済むことから、蛇口を取り付ける動きが広まりつつあるとみられる。

 

草加市は、2013年度から3カ年で、全32小中学校のタンクに蛇口各1個を取り付けた。

それまで、災害時は市内の浄・配水場などから2台の給水車が各小中学校のゴム製の風船式貯水槽(水量0.5トン)に給水して回る計画だったが、貯水槽のゴムの劣化などが懸念されたため「蛇口」を採用。

同市は、蛇口付設を自主防災の柱の一つと位置づける。

 

八潮市は、4月から新年度予算324万円を充てて、4小中学校でタンク(同5~30トン)への蛇口取り付けを進める。

3年間で全15小中学校に整備する方針で、蛇口に分配ホースをつなげ、その先にさらに4つの蛇口を付けて同時に使用できるようにする。

同市の危機管理担当者は、「隣の草加市で蛇口を付けたと聞き、これだと思った。東京都区部などで始まった(アイデアの)ようだ」と話す。

 

災害時の緊急給水を巡っては、阪神大震災をきっかけに、自治体による「市民1人当たり1日3ℓの飲料水の確保」を求める声が上がり、八潮市もペットボトル水の備蓄などを進めてきた。


また、災害時には市内の配水場などから2台の給水車が小中学校を巡ることを想定していたが、道路寸断時に市全域をカバーしきれない可能性もあるとして、今回、蛇口を導入した。

 

一方、戸田市も市内5カ所に緊急用地下貯水槽を設置し、全18小中学校などに災害用井戸を整備してきたが、「水確保は二重三重に」と、13年度以降、蛇口取り付けも進めている。

 

また越谷市は、1987年から市内の公園や学校計22カ所に緊急用地下貯水槽を整備してきたが、管理者の越谷・松伏水道企業団は、「蛇口(の取り付け)も研究中」という。

緊急用地下貯水槽は、職員がマンホールを開けて手動ポンプで水をくみ上げる手間がいり、「どんな事態が起きるか分からず、水の選択肢は多い方が良い」としている。

 

出典

受水タンク 「蛇口」取り付け災害時の水確保 埼玉

http://mainichi.jp/articles/20170324/k00/00e/040/190000c 

 

 

 

 

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2017324日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大館労基署は23日、建設・解体業のH社=秋田市=と同社の男性現場責任者(46)を、労安法違反の疑いで書類送検した。

 

同署によると、現場責任者は昨年9月28日、大館市であった煙突解体工事で、男性作業員(当時29)に命綱装着などの墜落防止措置をしないで作業させた疑いがある。

 

作業員は同日午後、巻き上げ機にぶら下げたゴンドラ状の袋に入り、煙突内の石綿除去作業をしようとしたが、つなぎ合わせたワイヤーが外れて約7m落下し、腰の骨が折れる重傷を負った。

 

 

 

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20173242143分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

24日午後3時ごろ、京都府宇治市槙島町の京滋バイパス上り線宇治西インターチェンジ料金所付近で、走行中の大型トラックの左後輪タイヤ2本が外れた。

 

うち1本がバイパスから一般道に降りる道路を約400m転がり、合流する国道24号で信号待ちをしていた軽乗用車後部に衝突。

京都府警高速隊によると、バンパーなどがへこみ、運転していた京都市伏見区の男性(37)が背中の痛みを訴えて診察を受けた。

 

同隊は、トラックを運転していた同市山科区の男性運転手(48)から事情を聴くなどして、原因を調べている。


同隊によると、タイヤは直径約1m。
もう1本のタイヤは、料金所に当たって止まったという。

 

出典

京滋バイパスからタイヤが400メートル転がり 軽乗用車に当たる 京都・宇治

http://www.sankei.com/west/news/170324/wst1703240090-n1.html

 

 

 

 

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20173231929分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午前9時20分ごろ、西条市にある「S金属鉱山東予工場」から、「工場の排水口付近の水門から硫酸を含む酸性の排水が海に流出した」と通報があった。


海保が調べたところ、23日午前6時47分ごろ、設備などの冷却用にいったん工場内に引き込んで海に排出している海水に工場で製造している硫酸が混入する異常が発生し、工場の排水口の水門が自動的に閉鎖したという。

 

しかし、水門が完全に閉鎖するまでのおよそ40分間にわたって、硫酸が混入した海水が海に流出したという。


海保によると、海に流出した排水に含まれていた硫酸の濃度や排水の正確な量はわからないということだが、いまのところ、周辺の海で異臭や魚が死ぬなどの異常はなく、人や海での被害の報告はないという。


海保は、硫酸が排水に混入した原因などを調べている。

 

出典

工場から硫酸含む排水が流出

http://www.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170323/4958911.html 

 

 

 

 

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20173221623分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

 

クラボウは22日、大阪大、信州大、日本気象協会と共同で、センサーを組み込んだウエアで人の生体データを集め、熱中症にかかるリスクを知らせるシステムの開発を始めたと発表した。

 

建設業や運送業など、屋外での作業が多い企業向けに平成30年度に商品化し、将来的には、野外フェスティバルや32年の東京五輪での活用を目指す。

 

クラボウと信州大が、心拍数や体の表面温度などのデータを集めるウエア「Smartfit(スマートフィット)」を開発。

日本気象協会のデータや地域の緊急搬送情報と照らし合わせ、熱中症にかかるリスクが高まっているか判断するプログラムを大阪大が作る。

 

データは、近距離無線通信「ブルートゥース」を使って作業者本人のスマートフォンに送られ、クラウドで現場の管理者とも共有。

熱中症リスクが高まるとそれぞれに通知し、休憩を取るなどの予防策に役立てる。

 

クラボウの担当者は、「地球温暖化や高齢者の増加により、熱中症予防のニーズが高まっている」と説明。

同じ現場で働く数人のデータを集めれば、ウエアを着用していない他の人のリスクも判断できるという。

 

今年5月から、200人規模で試作品を用いたモニター調査を行う。

 

出典

センサー組み込んだウエアが熱中症リスクを通知 クラボウや大阪大が開発

http://www.sankei.com/west/news/170322/wst1703220055-n1.html 

 


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221720分に同じ産経新聞westから、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

クラボウは22日、大阪大学や信州大学、日本気象協会と共同し、工事現場や運送作業時の熱中症リスクを管理するシステム開発に着手すると発表した。

 

大手建設会社など計9社、約200人を対象に、5月からモニター調査を始め、平成30年度の実用化を目指す。

 

新システムでは、センサーを備えたスマート衣料で心拍数や体温を測り、気象情報と合わせて熱中症の危険度を予測。

情報はネット上にデータを保存する「クラウド」に送られ、作業者と現場の監督者らがスマートフォンやパソコンで即時に解析結果を確認できるようにする。

 

天候や、炎天下や日陰と異なる環境にいる集団の生体情報を収集し、作業現場のリスクを管理する仕組みを目指す。

販売価格や売り上げ目標は非公表。

 

労働者の健康管理を想定するスマート衣料では、東レや東洋紡が先行。

東レは昨年8月、製造業や建設業向けに、心拍数や体の傾きで体調の悪化を知らせるサービスを売り出した。

 

出典

工事現場の「熱中症」危険度予測・管理 クラボウや大阪大などシステム開発

http://www.sankei.com/west/news/170322/wst1703220062-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

先行する東レの状況については、昨年9月に紹介スミ。

 

201691日掲載

2016825日報道 東レは生体情報を取得できる繊維を使って建設現場などで働く人の体調を管理するサービスを開始、熱中症や事故で人が倒れていないかも把握できる

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6237/

 

 

 

 

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2017323235分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3222328分に朝日新聞から、323153分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日夜、札幌市で、住宅の庭にある『かまくら』でジンギスカンをしていた70代の男女2人が倒れて、病院に搬送された。

出入り口を閉めた状態で炭を使っていたということで、警察は、一酸化炭素中毒の可能性があると見て調べている。

 

22日午後7時半ごろ、札幌市西区発寒で、「住宅の庭にある『かまくら』でジンギンスカンをしていたら2人が倒れた」と、一緒にいた男性から消防に通報があった。


警察や消防によると、ジンギスカンをしていた4人のうち、76歳の男性と71歳の女性が倒れて病院に搬送されたが、2人とも命に別状はないという。
また、搬送はされなかったが、もう1人も気分が悪いと訴えたという。


調べによると、かまくらは、高さが1m80cm余り、幅が2m50cm、奥行きが3m50cmで、天井の部分に直径10cmほどの換気用の穴があるが、出入り口の木製の扉が、当時、閉まっていたという。


4人は午後5時半ごろから、かまくらの中で炭のコンロを使ってジンギスカンをしていたということで、警察は、一酸化炭素中毒を起こした可能性があると見て、詳しい状況を調べている。

 

住宅の家主は4人の知人だが、旅行で不在だったという。

4人は、「これまでも、かまくら内でジンギスカンをやったことがある」と話しているという。

 

出典

かまくらでジンギスカン 2人が倒れ搬送 一酸化炭素中毒か 札幌

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170323/k10010921151000.html 

かまくらでジンギスカン、2人倒れる 一酸化炭素中毒か

http://www.asahi.com/articles/ASK3Q7FXNK3QIIPE03B.html 

CO中毒か、かまくらでジンギスカン…搬送

http://www.news24.jp/articles/2017/03/23/07357144.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

日テレ映像によれば、かまくらといってもメルヘンチックなドーム型ではなく、山のように積まれた直方体状の雪の内部をくり抜いて作られたもの。

側面に入口ドアが見える。

 

 

 

 

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20173221927分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3221735分に日テレNEWS24(中京テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午前10時半すぎ、亀山市井尻町の県道28号で、大型トレーラーの荷台に積まれたショベルカーが県道をまたぐ歩道橋に衝突した。

 

この事故で、高さ約5mの歩道橋の橋げたの部分が大きく「への字型」に折れ曲がり、ショベルカーは荷台から路上に転落した。
また、歩道橋に取り付けられていた信号機も壊れて落下した。

警察によると、事故当時、歩道橋を渡っていた歩行者はおらず、けが人はいなかった。


トレーラーは、亀山市内の工事現場からリース会社にショベルカーを運ぶ途中だったということで、警察は、ショベルカーのアームの部分が十分に下げられておらず、歩道橋に接触した可能性があるとみて、運転していた50代の男性から詳しく話を聞いて調べている。


現場は片側1車線の県道で、壊れた歩道橋を撤去する作業のために、付近の2kmあまりで通行止めが続いている。

 

出典

積み荷の重機衝突 歩道橋壊れる

http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170322/4918151.html 

歩道橋「への字」に!積載した重機が衝突 (三重県)

http://www.news24.jp/nnn/news86234036.html 

 

 

 

 

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20173211010分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「クルマに気をつけて!」――

出かける子どもを見送るとき、こんなふうに声をかけることも多いでしょう。

 

ところが、家の中のほうが死亡事故のリスクが大きいという統計があります。

安全であるはずの家庭の、どこに凶器が潜んでいるのでしょうか。

家庭内事故に詳しい井上恵子さん(1級建築士)が解説します。

 


「人気のタワーマンションで思わぬ事故」


家庭内事故は、住人が思わぬところで発生しています。

まず、私が聞いた一例を紹介します。

 

ガッシャーン。

東京都内のタワーマンションに住む主婦のAさんが買い物から帰って、玄関のドアを開けたときのことです。

 

室内からの強い風にあおられたドアに押され、Aさんは転倒。腰を強く打ってしまいました。

ダイニングに飾っていたガラスの花瓶は風に飛ばされ、ガラスの破片が床に飛散していました。

ベランダ側の窓を開けっぱなしにしていたため、玄関を開けたとたん、部屋から一気に強風が通り抜けたのです。

 

最近、人気のあるタワーマンションですが、立地条件や風向きによっては上層階で風が強くなることがあり、こういう現象が起きることがあります。

 

新聞や雑誌が散らかってしまったという程度で済めばいいほうで、強風にあおられたドアの蝶番が曲がってしまったり、壁に掛けていた絵画が飛ばされたりしたという例もあります。

Aさんのように風圧で転倒するケースもあり、幼い子どもや高齢者なら、大けがにつながりかねません。

 

「事故」と聞くと、多くの人が真っ先に交通事故を思い浮かべるのではないでしょうか。

ところが、家庭内事故が交通事故の死者数を上回っています。

 

家庭にどのようなリスクが潜んでいるのでしょう?

 

 

「交通事故死の2倍以上」


厚労省がまとめている「人口動態統計」(2015年)によると、1年間に家庭内で発生した不慮の事故死は1万3952人で、この数字は交通事故死の5646人の2倍以上となっています。

 

どのような事故が家庭内で起こっているか、具体的な数字を挙げてみると、最も多かったのは「溺死及び溺水」で5160人。次いで「窒息」の3838人、「転倒・転落」の2634人、「煙・火災」の828人と続きます。

 

 

「溺死の9割は65歳以上」

 

家庭内事故で最も多い「溺死」は、65歳以上の高齢者が9割以上を占めています。

その多くは冬場の浴槽内で発生しており、住まいの断熱性と大きな関係があります。

 

断熱が十分でない古い家屋は、暖房をしている部屋としていない部屋に大きな温度差が生じます。

冬場、暖房をしている居間から冷たい廊下に出て脱衣室に移動し、服を脱ぎ、冷え切った体で熱いお湯につかるという行動をしたとき、急激な温度変化が原因で血圧が大きく上下し、心筋梗塞や脳梗塞を起こしてしまうのです。

 

このような現象は「ヒートショック」と呼ばれ、最近ではよく知られるようになりました。

ヒートショックを予防するために、高齢者が入浴する時には、あらかじめ暖房器具で脱衣室や浴室を温めておくこと、熱いお湯に長時間つからないようにするなど、入浴方法を見直すことが大切です。

家全体の断熱性能を上げるリフォームなどを検討しても良いでしょう。

 

 

「乳幼児が溺死する例も」

 

溺死の被害は、0~4歳の乳幼児でも16件発生しています。

幼い子どもが入浴している間は、目を離さないように注意することが大切です。

 

日中の目を離したすきに浴槽に転落する危険もあります。

幼児の手が届かない位置にカギがかけられる浴室ドア、フチが高め(50cm以上)の浴槽を採用するなど、建築部品で予防することもできます。

浴槽の水を抜きフタをしめておくなど、日常的な対策も欠かせません。

 

 

「訪問先でボタン電池を口に・・・」


家庭内事故で2番目に多い「窒息」による死亡事例は、高齢者や乳幼児で多く発生しています。 

食べ物、もしくは食べ物以外のものを飲み込んでのどを詰まらせる、または嘔吐物をのどに詰まらせてしまう事故です。


キャンディー、フルーツ、ナッツ類、一口ゼリーなどをのどに詰まらせる例が目立ちますが、窒息の原因となるのは食べ物だけではありません。

 

こんな例を聞いたこともあります。

山形県に住むBさんが、6歳、4歳、2歳の子ども3人を連れて実家に遊びに行ったときのこと。

しばらく、兄弟3人だけで2階で遊び、階下に戻ってくると、2歳の子どもが口に何かをくわえていました。

お母さんが口を開けてみると、出てきたのはボタン電池。

祖父が「ボタン電池はもう一つあったはずだ」と言い始めたため、病院に連れて行き、CT検査を受けました。

結局、祖父の勘違いで自宅にボタン電池があることが分かり、大事には至りませんでした。

もし飲み込んでいたら、大変なことになるところでした。

 

 

「誤飲リスクの目安は3cm」

 

誤飲が多いものには、たばこ、硬貨、ボタン、おもちゃなどがあります。

直径3cm程度のものなら簡単に口に入ってしまいます。

 

幼い子どものいる家庭では、子どもの手が届く範囲に誤飲する可能性のある物は置かないように、整理整頓を心掛ける人は多いと思います。

しかし、訪問先の家庭ではどのような状態になっているかわかりません。 

油断せず、注意するようにしてください。

 

 

                   (2/3へ続く)

 

 

 

 

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(1/3から続く)

 

 

「減らないマンション高層階からの落下事故」


家庭内事故で3番目に多いのが「転倒・転落」です。

室内で何かにつまずく、またはよろめくことで転倒したり、階段からの転落、ベランダや窓から落下したりする例が含まれます。

 

最近では、高層マンションの上階ベランダや窓から幼児が転落したという痛ましいニュースをよく耳にするようになりました。

2016年5月、京都府の6階建てマンションで、6階の出窓から1歳の男の子が落下して死亡する事故がありました。

出窓のそばにあったベッドで母親と添い寝しており、母親が目覚めたときには子どもの姿がありませんでした。

網戸の一部が壊れていたとのことです。

 

 

「窓ガラスがあると勘違い?」

 

岩手県に住むCさんの3歳と2歳の姉妹が1階の居間で遊んでいたときのことです。

2人でふざけているうちに、3歳の長女が掃き出し窓の網戸に体当たりしてしまいました。

網戸はその衝撃に耐えられず、長女は網戸を突き破って庭まで転がり落ちてしまいました。

網戸の向こうに窓ガラスがあると思っていたようです。

もし、突き破った網戸が高層階の窓だったら、大惨事になるところでした。

 

窓ふきなどの掃除にもリスクが伴います。

横浜市のマンションの3階に住む中学生のD君は、年末の大掃除の手伝いをしていました。

デスクに上って自室の窓を拭いていたところ、バランスを崩してしまいました。

窓から外へ転落、大けがをしてしまいました。

 

窓から落下する事故は、子どもに限った話ではなく、大人でも十分可能性があります。

窓際に落下防止の手すりがついていれば、未然に防げたかもしれない事故です。

 

 

「こんなところで転倒?」


高齢者が、自宅内の居間や居室など、床が平らで何もない部分なのに転倒する事故も報告されています。

段差もないところで、なぜ転倒するのでしょうか。

 

高齢になると足があまり上がらず、すり足になります。

そこで、床に敷いていたホットカーペットの端っこや敷居など、「まさかこんな所でつまずくの?」と思うような、わずか1cm足らずの段差でも引っかかってしまうことがあります。

 

また、床に置きっ放しにしていた新聞紙を踏んで滑ってしまったケースも報告されています。

 

 

「動けない赤ちゃんが落下」

 

大人なら何の危険もない部屋が、幼い子どもにとっては危険な場所になることもあります。

 

東京・調布市に住むお母さんのEさんから聞いた話です。

保育園から生後8か月の長男を抱っこして帰宅したときのことです。

Eさんは、お座りができるようになった長男をベッドの上に座らせて、自分のコートを脱ぎ始めました。

そのわずかなスキに長男はバランスを崩して頭から落下。激しい声で泣き始めました。

突然の出来事に、Eさんは「どこか強く打ったのかしら?」「救急車を呼んだ方がいいかしら?」とオロオロしてしまいました。

 

このように、まだ自分で動けない赤ちゃんがベッドやソファから落ちそうになってヒヤリとした経験は、子育て中の家庭ならあるでしょう。

1歳未満の赤ちゃんなら、「動けないから、少しくらい大丈夫だろう」と目を離してしまうことがあるかもしれません。

 

しかし、寝返りが打てないはずの赤ちゃんがベビーベッドから落ちたという事例もあります。

数10cmの高さでも、乳児が落下すれば命の危険につながる恐れもあります。

ベッドやソファから「落ちないだろう」という過信は禁物です。

 

 

「性能が向上する裏で発生する事故」


千葉県内に住むFさんには、歩き出して間もない1歳になった女の子がいます。

ある時、廊下にいたFさんがリビングのドアを開けた時に、ちょうどそこに立っていた女の子の足の先が、ドアと床の1cm程度の隙間に挟まってしまいました。

足の爪が変色する大けがです。

もし、ドアを開ける勢いがもう少し強かったら、爪がはがれていたかもしれません。

 

この、ドアと床の間にある隙間は「アンダーカット」と呼ばれています。

2003年に施行された改正建築基準法で住宅に義務付けられた、24時間換気システムのために必要となったもので、家の中の空気を循環させるために設けられています。

 

このように、住まいの環境をより良くするために新たにできた決まりによって、昔では考えられない新しいタイプの事故が発生することもあります。

親の世代は経験していないわけですから、事故を予測することはなかなか難しいと思います。

 

 

「デザイン重視の階段に潜むリスク」

 

階段も、危険な場所の一つです。

40代の主婦のGさんは、6歳の子どもと一緒に栃木県の祖父母の家に遊びに来ていました。

子どもが階段を上っているときにつまずいて前歯をぶつけ、歯が抜けてしまいました。

ちょうど乳歯が生え変わる時期で、グラグラしていた歯だったからまだ良かったものの、大きな衝撃で子どもは大泣きしてしまいました。

 

この祖父母の家の階段には、手すりがついていませんでした。

その理由として、住宅の階段の手すりの設置については、建築基準法で定められていないことがあります。

「狭いから」「デザインを優先して」などという理由で階段に手すりを設置しない家は、実はとても多いのです。

 

 

                 (3/3へ続く)

 

 

 

 

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(2/3から続く)

 

 

「家庭内事故が起きないためにすべきこと」

 

【対策1】リスクのある場所を知る

 

家庭内で発生する「不慮の事故死」の状況は、厚労省が毎年行っている「人口動態統計」をもとに、定期的に分析を行って取りまとめています。

また、消費者庁の「子どもを事故から守る!プロジェクト」でも、子どもの家庭内事故の体験談や事故防止対策などの情報を発信しています。

 

これらの情報を定期的にチェックして、まずは家の中のどんな場所でどんな事故が発生しているか、把握しておくことが大切です。

 

【対策2】事故が起こりにくくなる建物の工夫(ハード面)

 

事故が起きやすい場所には、あらかじめ対応を取っておくと安心です。

 

例えば、階段は年齢を問わず転倒、転落が起こりやすい危険な場所です。

もし、自宅の階段に手すりがついていなければ、なるべく早く設置するようにしてください。

 

また、室内を見渡してつまずきそうな場所がないか、点検してみましょう。

もし段差があったら、その部分に手すりを付けたり、床材の色を変える、照明を明るいものに変えるなど、「段差を見分けやすい」工夫をするとよいでしょう。

 

これから家を建てる人は、家庭内事故のリスクが少ない間取りや動線計画となっているか、確認してください。


例えば、洗濯機が1階、物干しが2階という動線だと、毎日、洗濯物を両手に持って階段を上り下りしなければならず、事故発生のリスクが高くなります。

洗濯機と洗濯物干場は、なるべく同一フロアに設けましょう。

 

キッチンの近くに浴室がある間取りであれば、家事をしながら高齢者や幼児が入浴する時に注意を払いやすくなります。


対面式キッチンの採用は、家事をしながらリビングにいる子どもの様子が分かるため、小さな子どもがいる家庭に適していると思います。

 

【対策3】日ごろの心がけを忘れずに(ソフト面)

 

もうひとつ大切なことは、日ごろからの心がけです。

 

例えば、高齢者に多いつまずきや、小さな子どもの誤飲を防ぐためには、床に何か落ちていたらすぐ拾う、小さな子どもの手が届く範囲にある小物は片付けるなど、日々の整理整頓が欠かせません。

 

また、子どもは成長のスピードが速く、昨日できなかったことが今日できるようになることもあります。

その動きを予測することは難しいものです。

決して油断せず、「危険が起きるかもしれない」と考えて、目を離さないようにしましょう。

 

出典

実は、交通事故より多い家庭内の死亡事故

http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170317-OYT8T50019.html?from=y10 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

日常生活で起きているこの種の事故情報は、これまで「製品安全」とか「挟まれ」といったカテゴリーに入れてきた。

 

しかし最近、住宅車庫で車後部トランクのボールをとろうとして男児が死亡した事故や、居間で放し飼いにしていた犬に幼児が噛まれて死亡した事故など、日常生活上の事故を紹介することが多くなった。

 

そこで新たに「日常生活に潜む危険&事故」カテゴリーを追加し、過去記事を含め、該当する事例は当該カテゴリーに編入するようにした。

 

 

 

 

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2017320150分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

建物を包む激しい炎に、立ち上る黒い煙。

素人なら思わず立ちすくんでしまうような火災現場で果敢に炎に立ち向かう消防隊員は、一体、どんな訓練を行っているのだろうか。

 

先月、東京消防庁の消防学校(東京都渋谷区)で、訓練の一部を体験させてもらった。

 

防火服や防火帽などの装備は想像以上に重く、体が動かない。

本物の炎の熱が、肌をヒリつかせる。

危険と隣り合わせの火災現場を模擬体験した。(社会部 緒方優子)

 

訓練の舞台となる消防学校は、渋谷区の閑静な住宅街の中にあった。

門に入ると、広大な敷地内におびただしい数の消防車がずらりと並び、制服姿の学生らがかけ声とともに、きびきびと動いていた。

 

背筋の伸びた姿勢が、すがすがしい。

久しぶりの「学校」という響きに浸っていると、訓練を担当してくれる教官から声がかかった。

「訓練では本物の炎を使います。真剣にやらないと、けがをしますよ」。

 

緊張した心と体をほぐすため、まず始めたのは準備体操。

等間隔に整列し、号令とともに体を動かすだけで、不思議と気持ちがすっきりとしてくる。

日頃の運動不足で重たくなっていた体が徐々に温まり、軽くなっていった。

 

「それでは、防火服を装着してください」。

この日、用意してもらった装備は、実際に火災現場に出動する隊員と同じもの。


防火服の上衣と下衣、防火帽、長靴のセットで、全て身につけると9kgほど。

とくに、長靴の底にはくぎの踏み抜きなどを防ぐ鉄板が入っていて、重りを足につけて歩いているようだった。

防火帽には、後頭部を守る「しころ」と呼ばれる防火性の布がついており、装着すると周囲の音が少し聞こえづらくなる。

 

さらに、ここへ重さ約11kgの酸素ボンベを背負う。

総重量は、なんと約20kg。

よろいを着ているような感覚だ。

 

「ここまで、通常は45秒程度で装着します。見ていてください」

記者が装着にもたついていると、教官がお手本を見せてくれた。

安全靴に下衣から上衣、ヘルメットを流れるような動作で身につけ、重さ11kgのボンベを「ヒョイッ」と背負う。

装着は40秒ほどで完了。無駄のない動きに見とれてしまった。

 

東京消防庁によると、出動指令から隊員らが準備をして消防車に乗り込むまでの時間は約1分。

こうした基本動作を「当たり前」にこなす消防隊員の日々の鍛錬が、迅速な消火活動を支えている。

 

記者も、教官に手伝ってもらいながら装備を完了し、いよいよ「模擬消火訓練施設」の中へ。

この施設は、室内に本物の炎や煙を発生させることで、火災現場と同じような環境で訓練ができる。

 

今回与えられた“ミッション”は、放水しながら突入する教官に続いて室内に入り、要救助者にみたてた人形を外へ運び出すというもの。

入り口付近に立っただけで、「ジリッ」と焼け付くような熱気が肌を刺激した。

 

「頭を低くして! 身をかがめないと、やけどしますから!」。

室内の天井付近に設置された温度計が示している数値は250℃。

室内で火災が発生すると、熱せられた熱い空気は上に行くため、天井に近づくほど高温になる。

 

教官は、ホースを持ちながらしゃがみ込むような姿勢で、比較的低温の床に近い部分を一歩ずつ、安全を確認しながら進んでいく。

 

慌ててその後に続くと、再び教官の声が飛んできた「ひざはつかないように!」。

ホースから出た水は、炎にさらされて熱湯になる。

ひざを床に付ければ、実際の現場ではやけどする可能性もあるという。

 

緊張感から、呼吸が荒くなる。

煙が立ちこめると数m先の視界はほとんどなくなり、教官の声と手の先の感覚を頼りに進む。

 

「要救助者発見!」。ついに人形を発見。

わずか約25kgほどの人形が、実際に持ち上げてみると、とてつもなく重く感じる。

「このまま自分も外へ出られなくなるかもしれない」。

訓練ということを忘れて、そんな恐怖すら感じた。

それでも低い姿勢を保ったまま、なんとか引きずるようにして外へ運び出した。

 

呼吸器を外した瞬間、安堵感とともに背中を汗がつたっているのが分かった。

ボンベは通常、20分程度活動できるぶんの酸素(※ブログ者注;実際は空気)が充填されているが、呼吸が荒くなるとそれよりも早く消費してしまうこともあるという。

これが実際の火災現場だったら、どうなっていただろうか。

そう考えると、ぞっとしてしまった。

 

記者はこれまで、さまざまな火災現場を取材してきた。住宅に商店街、高層マンション…。

「1名を救助!」「延焼防止しました!」。

どの現場でも、現場には炎に立ち向かい、人命救助に当たる消防隊員らの姿があったが、その活動の裏側にどれほど厳しい訓練や葛藤があるのかは、あまり想像してこなかったように思う。

命をかけた活動の重みを、訓練の体験を通じて改めて感じた。

 

出典

消火現場で「ひざ」をついてはいけない理由は? 本物の炎の熱気、視界をふさぐ黒い煙…

http://www.sankei.com/affairs/news/170320/afr1703200001-n1.html 

 

 

 

 

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2017321144分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3202353分に毎日新聞から、322日付の毎日新聞東京版から、3221927分にNHK東海NEWS WEBから、3231940分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午後5時半ごろ、三重県いなべ市員弁(いなべ)町市之原のトヨタ車体いなべ工場で火災報知機が鳴り、社員が119番した。

約3時間後に鎮火した。

 

消防などによると、塗装工程のある第2工場4階から黒煙が上がり、4階フロア約1万6500m2のうちの一部、約400m2を焼いた。

作業中の従業員約800人にけがはなかったが、消火作業中の消防署員1人が煙を吸って病院に運ばれ、軽傷。

 

危険防止のため、同消防本部は消防法に基づき、第2工場の緊急使用停止命令を出した。

 

トヨタ車体などによると、第2工場は鉄骨造り4階建てで、1階が組み立て工程、2~4階が塗装工程となっている。

4階は常時無人で、塗装した車のボディーを熱風で乾かす乾燥炉がある。

 

21日に実況見分したところ、塗装した車体を熱風で乾燥させる乾燥炉上部にあるダクト周辺約100m2が激しく燃えていた。

 

22日に現場検証したところ、消防によると、この装置に約200℃の熱風を供給するダクトの一部に、長さ10cmほどの亀裂が見つかったという。
この亀裂から漏れた熱風のためにダクトの周囲から出火した可能性もあるとみて、警察と消防は、火事の原因を詳しく調べることにしている。

トヨタ車体によると、亀裂から熱風が漏れ、この風に含まれる塗装成分がたまって熱せられたことが出火につながったとみられるという。

今後は点検や掃除の回数を増やし、再発を防ぐ。

 

工場ではトヨタ自動車の高級ミニバン2車種を生産しており、トヨタ車体は21日未明、「21日の生産ラインの一部で稼働停止になる」と発表したが、その後、原因がほぼ特定でき、復旧のめどが立ったということで、27日から再開すると発表した。

 

出典

高級ミニバン2車種生産、トヨタ車体工場で火災

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170320-OYT1T50081.html?from=ycont_top_txt 

三重火災 800人作業中、トヨタ車体いなべ工場燃える

http://mainichi.jp/articles/20170321/k00/00m/040/076000c 

三重・トヨタ車体工場火災 24日再開目指す

http://mainichi.jp/articles/20170322/ddm/041/040/044000c 

工場火災で熱風ダクトに亀裂

http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170322/4932171.html

トヨタ車体の工場、27日に生産再開 火災原因ほぼ特定

http://www.asahi.com/articles/ASK3R56QFK3ROIPE01C.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇亀裂があったのは「200℃の熱風を供給するダクト」ではなく、「車体乾燥後の熱風が通るダクト」ではないだろうか?

フレッシュ熱風に塗料成分が含まれているとは、ちと考えにくいので。

 

〇200℃という、温度的にはそう高くない熱風が着火源になったのだろうか?

それとも、熱風が当たり続けるという環境下でもあることだし、ダクト外のどこかに塗料成分が蓄積され、一定量に達したところで自然発火したのだろうか?

詳細不明だが、熱風が関与したことは間違いなさそうなので、この事例は「様々な着火源」カテゴリーに入れておく。

 

 

 

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20173211254分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東根市の山形空港で20日午後2時半ごろ、滑走路の近くの草地から火が出て8750m2が燃え、消火活動などのため、およそ50分、滑走路が閉鎖された。


山形空港事務所は、火が出た原因について調査を進めた結果、煙が出る直前に、空港の職員がカラスなどの鳥を追い払うため、ロケット花火2発に火をつけて飛ばしていたことを明らかにした。


ロケット花火は市販のもので、鳥が航空機に衝突するのを未然に防ぐため、日常的に行っている対策だという。


ロケット花火が落下した地点と火元となった地点が近いことから、警察は、火災の原因はロケット花火の火が消えず燃え広がったものとみている。


出火当時、山形空港がある東根市には乾燥注意報が出されていた。

 

出典

火災の原因 鳥追い払う花火か

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6024871851.html 

 

 

 

 

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2017226日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6814/

 

 

(2017年3月27日 修正2 ;追記)

 

20173191110分に毎日新聞から、コンクリートの鉄筋が露出している場所もあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

免震ゴムの交換後、コンクリート外壁に多数のひびが見つかった長野市役所第1庁舎・芸術館で、鉄筋が露出するほどの破損もあったことが新たに分かった。

市民からは、市がこの破損を公表しなかったことを疑問視する声が聞かれる。

 

免震ゴムの交換後、コンクリート外壁に細かいひびが686カ所見つかった長野市役所第1庁舎・芸術館で、外壁の複数箇所で破損などがあったことが毎日新聞の取材で分かった。

市は公表しておらず、「補修済みで安全上の問題はない」と説明しているが、専門家は「通常では起こりえない」と指摘している。

 

建物では、東洋ゴム工業の免震ゴムの性能データ偽装問題を受け、2015年8月から16年3月まで免震ゴム90基を交換した。

 

毎日新聞が情報公開請求で入手した資料によると、交換後に、建物中央にある地下1階の壁周辺の複数箇所で、コンクリートが破損したり、2~3mmのひびが発生したりするなどの「不具合」が見つかり、業者が16年4~5月に補修した。

うち3カ所は「欠損大(鉄筋露出あり)」と、写真付きでの記述があった。

 

発生原因については、コンクリートを打った時期が遅かった壁が乾燥収縮し、引っ張られるような形でひびが発生したと推定されるとする一方、「免震装置の交換により、想定外の強制変形が作用した影響も排除できない」とした。

 

市庁舎の建設事務局は、破損の非公表について「施工不良という認識で、逐一報告するものではない。隠していたわけではない」と説明している。

 

福岡大の高山峯夫教授(建築構造学)は、「これほどの不具合は通常では起こりえないはず。免震装置の交換方法と建物の施工方法の検証が必要では」と指摘する。

 

免震ゴム交換は、構造解析の専門家の計算に基づいて実施された。

 

毎日新聞が情報公開請求で入手した免震ゴム交換の施工計画書によると、交換工事では、建物全体をジャッキアップする方法ではなく、「工程・コスト・(機材の)調達の面から部分的にジャッキアップする方法を採用する」と書かれていた。

 

市によると、建物全体を同時に持ち上げるために必要なジャッキは約1000基。

計画書では、計592基のジャッキが交換工事で使われるとされた。

また、部分ジャッキアップは「(建物を)強制的に変形させることになる」ため、「影響の少ない範囲で交換工事を行うことを想定」し、8グループに分けて交換を実施する、としていた。

 

出典

長野市庁舎 免震ゴム交換後に「鉄筋露出」も非公表

http://mainichi.jp/articles/20170319/k00/00e/040/175000c 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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