







2017年2月15日21時34分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、低レベル放射性廃棄物をドラム缶に入れて保管する際に、廃棄物を密閉する袋に切り込みを入れるなど、不適切な管理方法が取られていたことが分かり、原子力規制庁は保安規定に違反しているとして、日本原燃に改善を図るよう指示した。
原子力規制庁によると、六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、去年10月以降、低レベル放射性廃棄物を貯蔵しているドラム缶およそ480本のうち6本から、液体が漏れ出したような痕が相次いで見つかった。
ドラム缶には、作業服などを洗濯した水をろ過するために使った活性炭を袋に入れて密閉し、保管することになっていたが、原子力規制庁の調査の結果、袋の一部に切り込みが入れられたうえ、切り込みをテープでふさぐなどの不適切な管理方法が取られていた。
放射性物質の外部への漏えいは、確認されていないという。
調査に対し日本原燃は、「ドラム缶の内部に設置したセンサーの誤作動を防ぐため、担当者が独自に判断した」と説明しているということで、原子力規制庁は、放射性廃棄物の管理や計画について定めた保安規定に違反しているとして、日本原燃に改善を図るよう指示した。
さらに、日本原燃で品質管理の体制に重大な問題が見つかったことについて、原子力規制庁は、改めて保安規定に違反すると判断し、今後の保安検査で改善の状況を調べていく方針を示した。
日本原燃は、「判断をしっかりと受け止め、原因究明を行うとともに再発防止に取り組む」としている。
出典
『放射性廃棄物保管で不適切管理』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6083934381.html?t=1487190245958
(ブログ者コメント)
本件、原子力規制委員会HPに掲載されていた保安検査報告書の中では、以下のように記されていた。
しかしながら、「センサーの誤作動を防ぐため」といった趣旨の記述は、ブログ者が見た範囲では、見つからなかった。
(報告書13ページ)
(2)第1低レベル廃棄物貯蔵建屋におけるドラム缶からの漏えい痕の確認
2)放射性廃棄物の保管管理
・平成8年頃、廃活性炭をビニール袋に充填する際の空気の巻き込 みにより所定量の充填が出来なくなることを防止するため、ビニール 袋上端部に切り込みを行うことで空気を抜き、その後テープを貼り付けることでビニールからの漏れ防止対策を行うとする運用を実施しており、平成23年から委託作業に係る作業手順書に当該運用を反映していた。
・ビニール袋に切り込みを入れる不適切な管理方法については、当時の担当課独自の判断で運用を開始し、作業手順書が変更されていた。
・当該管理方法に関する知識が不足しており、切り込みを開始した時点、ドラム缶封入作業の委託を開始した時点、切り込みを委託仕様書に明記した時点等、切り込みを入れるリスクを検討し、改善する機会が複数回あったにもかかわらず、改善等が図られていなかった。
出典
『日本原燃株式会社 再処理事業所 再処理施設 平成28年度(第3回)保安検査報告書』
(平成29年2 月 原子力規制委員会)
https://www.nsr.go.jp/data/000179030.pdf
2017年2月15日9時16分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月15日17時31分にJ-CASTニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日あった「第20回べいふぁーむ笠岡マラソン大会」(岡山県笠岡市など主催)の3キロ小学3~6年生男子・女子の部で、参加者計263人のうち、最後尾1人を除いたすべての選手がコースを誤り、1.8km程度しか走っていなかったことがわかった。
主催者は、大会規定に基づき3キロを完走した最後尾の小3男子児童を男子の部優勝者として表彰すると、14日発表した。
3キロは中学生と小学3~6年の部があり、笠岡陸上競技場(同市平成町)を発着点に、笠岡総合スポーツ公園内を走った。
まず中学生がスタート。
5分後に小学生が走り始めた。
中学生は自転車の誘導員が先導したが、小学生の前にはいなかった。
小学生の先頭集団は、例年、中学生の最後尾を追って走る。
ところが、今年は天気が悪かったため、中学生の参加者が40人と少なく、しかも早かったため、小学生の先頭が中学生の最後尾を見つけられず、沿道の誘導表示にも気づかず、コースを誤って後続が全員従った。
大きく遅れ、係員が伴走した最後尾の児童だけが、正しいコースを走った。
沿道の誘導表示はあったが「分かりにくく」、ボランティアのスタッフは沿道にいたものの、ランナーの安全確保をメインに活動していたため、小学生たちが違うコースに入って行くのが分からなかった。
小学生のゴール時間が早かったため、主催者はコース間違いに気づいたが、すでに計測チップをはずしていたので、再レースは断念。
「頑張ったから」という理由で、1~6位は参考記録として表彰した。
参加者全員に誘導ミスを謝罪する手紙を送るという。
出典
『マラソン、最後尾が優勝 他の児童262人コース間違う』
http://www.asahi.com/articles/ASK2G3JQ9K2GPPZB006.html
『マラソン大会262人失格 「最後尾」児童が優勝した全事情』
http://www.j-cast.com/2017/02/15290700.html?p=all
2月14日21時58分に山陽新聞から、2月15日8時20分に産経新聞westから、2月15日付で毎日新聞岡山版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、誘導ミスがあったのは、笠岡総合スポーツ公園内を走るコース中盤。
本来は左折すべきところを選手集団が直進し、間違いに気付かないままゴールした。
左折地点にはのぼり旗などを並べ、ボランティアの走路員1人が立っていたが、「先頭集団が一気に違う方向に駆け抜けたため、止める間もなく、後続も通した」と説明しているという。
出典
『笠岡の児童マラソンで誘導ミス 3キロを2キロ、市教委が謝罪文』
http://www.sanyonews.jp/article/488103/1/
『マラソン262人コース誘導ミス…ただ1人、正規コース走破「最後尾」9歳男児が優勝へ』
http://www.sankei.com/west/news/170215/wst1702150017-n1.html
『べいふぁーむ笠岡マラソン大会 コース誘導ミス 小学3~6年、262人』
http://mainichi.jp/articles/20170215/ddl/k33/050/479000c
(ブログ者コメント)
〇分かりにくかったという誘導表示、どういう点で分かりにくかったのだろうか?
小学生には理解しにくい表示方法だった?
もしそうだったとすれば、前回大会までは中学生の後をついていくだけでよかったが、今回は先に誰もいなかったので間違えた・・・そんなことも考えられる。
〇一方、左折地点にいた走路員の方は、どのように誘導していたのだろうか?
直線路を塞ぎ、大きく手を左方向に振るなどしていれば、先頭の小学生は間違わなかったような気がするのだが・・・。
2016年8月12日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6172/
(2017年2月21日 修正2 ;追記)
2017年2月14日17時57分に産経新聞westから、換気扇8台のうち吸気用2台が故障していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月14日9時44分にNHK宮崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、第1報ともども、タイトルを修正した)
複数ある換気扇の一部が壊れた状態で実習を続けていたことが、14日、経産省九州産業保安監督部(福岡市)への取材で分かった。
同部は、故障で換気が不十分になった可能性があるとみている。
同部によると、実習室には換気扇が計8つあり、室内の空気を外に出す4つは全て動いていたが、外気を取り込む4つのうち2つが壊れていたため、室内の気圧が低くなっていたとみられる。
当時、窓を閉め切ったままガスオーブンを加熱しており、オーブンのダクトを通って排出されるはずのガスが、気圧低下の影響で室内に逆流した可能性が高いという。
ガスオーブンには、故障などはなかったという。
出典
『調理実習室、換気扇が故障 15人手当ての宮崎・門川高』
http://www.sankei.com/west/news/170214/wst1702140055-n1.html
『換気扇故障し排気ガス逆流か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063891811.html?t=1487104605763
(2017年9月16日 修正3 ;追記)
2017年9月13日6時42分にNHK宮崎から、再発防止として警報器2台設置など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発生からおよそ1年が経過し、学校は12日夜、保護者向けの説明会を開き、およそ40人が参加した。
説明会は非公開で行われ、学校によると、外から空気を取り込む換気扇のうち2つが故障し、換気が不十分だったということで、消防や経産省の指導を受けて、安全に授業を行う環境を整えたことを説明した。
具体的には、故障していた換気扇を取り替えたほか、一酸化炭素の発生を知らせる警報器2台を設置したという。
そのうえで、今月下旬から実習室での授業を再開する方針を示した。
2年生の生徒の母親は、「学校がしっかり対応してくれたことがわかり、安心して子どもを通わせることができる」と話していた。
門川高校の奥平教頭は、「今後、機器が作動するかを最終的に確認をしたうえで、実習を再開する。安全管理を徹底したい」と話していた。
出典
『門川高校 実習室の使用再開へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063881741.html
2017年2月14日20時19分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後2時半ごろ、札幌市北区屯田3条の2階建て住宅で「男性が屋根からロープで宙づりになっている」と、近所の男性から消防に通報があった。
消防が現場に駆け付けたところ、男性は命綱のロープが肩から首にかけて絡まり、意識を失ったまま宙づりになっていて、病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
警察によると、死亡したのは近所に住む男性(68歳)で、この家の住人から依頼を受けて、1人で作業を行っていたという。
警察は、男性が作業を終えて屋根から下りる際にロープが体に絡まったとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『命綱で宙づり雪下ろしの男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170214/3912631.html
2月15日付で毎日新聞北海道版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後2時半ごろ、札幌市北区屯田3の2階建て住宅で、ボランティアで雪下ろしをしていた近くの男性(68)が屋根から下りようとした際、命綱のロープが首に絡まり、宙づりになった。
男性は病院に運ばれたが、死亡した。
警察によると、屋根から下ろした雪で、はしごの設置が難しかったため、ロープを使って下りようとしていたとみられる。
出典
『男性死亡 雪下ろし中に命綱絡まり』
http://mainichi.jp/articles/20170215/ddl/k01/040/046000c
(ブログ者コメント)
命を守るはずの命綱が絡まるなどして死亡した事例は、本ブログで過去に何件か紹介スミ。
2012年10月22日掲載
2012年10月15日 山形県小国町の電柱で電話線工事をしていた作業員が落下、宙吊りとなった時に安全ベルト?が胸を圧迫して死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2370/
2012年1月21日掲載
2012年1月17日 長野県の民家で屋根の雪下ろし中、命綱が首に絡まって窒息死
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1247/
2011年10月21日掲載
2011年10月17日 秩父市で自宅屋根修理中の男性の首に命綱が絡まって死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/876/
2017年2月14日20時19分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前11時半ごろ、長万部町のJR函館線・長万部駅で、排水管がホームに落ちているのを駅員が見つけた。
落ちていたのは、ホームの屋根の雨水を流すための塩化ビニル管で、直径6cm、長さ54cm、重さおよそ300gだったという。
ホームの屋根の3mほどの高さから落ちたということだが、けがをした人はいなかった。
内部にたまっていた水が凍って排水管が膨張し、排水管どうしをつなぎ合わせていた部分が外れて落下したとみられるということで、JRは応急措置をした上で、来年度中に新しいものに取り替えるとしている。
JR北海道では、今月5日に小樽市内の高架橋から塩化ビニル製の排水管2本が落下しているのが見つかり、道内の高架橋の緊急点検を進めていたところだった。
出典
『長万部駅で配水管がホームに落下』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170214/3924171.html
(ブログ者コメント)
〇小樽市事例は下記参照。
2017年2月12日掲載
2017年2月5日 北海道小樽市のJR高架橋から塩ビ製の排水管2本が6m高さから落下、けが人なし、内部にたまっていた水が凍結して配管が膨張し留め具が外れた模様
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6767/
〇小樽市事例の横展開で高架橋については点検を進めていたということだが、今回はホームの屋根から落下。
記事から推察するに、横展開点検は、おそらく高架橋のみで、ホーム屋根は点検対象外だったのではないだろうか?
類似箇所すべてを点検するのは現実的でなく、まこと、横展開対応の範囲を決めるのは難しい。
〇ちなみに、出典記事のタイトルでお分かりのとおり、小樽市事例ともども、報道では「配水管」と記載されている。
しかしJRの記事では「排水管」。
本ブログでは、記事の内容とも合わせ考え、JRの表現に統一している。
2017年2月13日20時30分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月4日未明、栃木県小山市城北の飲食店従業員の男性(58)方の旧店舗兼住宅が全焼、家族5人が犠牲となった火災では、2階で寝ていたとみられる妻(60)と長女(30)、孫で小学4年の女児(9)の死因は一酸化炭素中毒と判明している。
住宅火災では、煙は大きな脅威。
専門家は、冷静に対応して煙を避けて逃げることや、火災の早期発見、早期避難が重要と指摘する。
「最近の住宅は気密性が高く、有毒ガスがたまりやすい。1階が火元になると、階段が煙突の役割を果たしてしまう」
県防災館(宇都宮市中里町)で解説員も務める大門牧夫館長(61)は、住宅火災での煙の脅威を、こう指摘する。
煙のスピードは、水平方向に移動するときは人間の歩く速さと同じ程度だが、上昇するときは歩く速さの3~5倍にもなるといい、「2階部分には熱のある煙が充満する」。
夜間の火災では停電する可能性もあり、パニックにならずに冷静に逃げ出すことができるかどうかが、生死を分けることさえある。
「一般住宅で火災が起きた場合、火災と同時にまず家が停電することが多く、2階で寝ているときに火災が起きたら、真っ暗となり、避難しにくくなる」。
気が動転すると、背を低くして煙を吸わないようにするなどの機転が利かなくなる場合もあるのだ。
大門館長は、「火災を早期発見し、煙を絶対に吸わないようにするのが何よりも重要」と強調。
煙や熱を感知する住宅用火災警報器を設置していれば、出火の早い段階で気付くことができ、逃げる時間が取れる。
各消防でも、火災警報器設置を呼び掛けている。
同館では、火災を想定し、疑似の煙が立ちこめる6つの部屋を誘導灯を頼りに出口を目指す煙迷路体験がある。
煙の脅威を肌身で感じることができるのだ。
大門館長は、「煙の恐ろしさを身をもって体験して、事前の備えをしてほしい」と話している。
出典
『住宅火災の脅威… 1階の「煙」が階段を煙突代わりに上昇、2階に充満
専門家「煙を絶対に吸わないように」』
http://www.sankei.com/affairs/news/170213/afr1702130016-n1.html
2017年2月13日19時45分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
積雪が多く、日によって急に気温が上がるこの時期、道内では、雪が屋根から落ちる落雪とともに、氷が落ちる「落氷」の事故も多くなる。
12日には、置戸町拓殖の住宅の敷地内で、この家に住む男性(78歳)が頭から血を流して倒れているのが見つかり、およそ1時間後に死亡が確認された。
現場には、屋根から落ちてきたとみられるいくつもの氷の塊が残っていて、氷の厚さは20cm近くあり、大きさは大きいもので1辺の長さが50cmあまりあった。
また、13日午後には、北見市で60代の男性が屋根から落ちてきた雪の塊にあたり、背中にけがをした。
警察によると、道内では落雪や「落氷」により、毎年100人前後が死傷している。
中でも氷は雪より重たく、落ちてきたときの衝撃も大きくなる。
雪や氷と建築の関係に詳しい北海道科学大学工学部建築学科の伊東敏幸教授は、「落ちてきた氷が当たれば頭蓋骨が折れるおそれがある」と、落氷の恐ろしさを強調する。
伊東教授によると、屋根の雪が暖房の熱でとけて軒先に流れ、冷やされて凍りつき、日中に気温が上がったときに氷が溶け出して落ちるという。
落ちてくる氷から身を守るためには、ふだんから絶対に軒下を歩かないよう心がけ、気温が0℃以上に上がったときは、さらに注意することが大切だという。
また伊東教授は、自分の家の屋根から氷が落ちて人に当たらないようにするためには、落ちそうな場所に目印を立てて歩行者に知らせることも必要だと話している。
出典
『“落氷”の怖さと対策は』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170213/3869701.html
置戸町の事例については、2月12日20時34分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月13日17時5分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後5時ごろ、置戸町拓殖の住宅の敷地内で、この家に住む男性(78歳)が頭から血を流して倒れているのを、妻が見つけた。
男性は病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
男性が倒れていたのは住宅と車庫の間の通路で、近くに厚さ20cmあまりの氷の塊が複数落ちていたという。
近くにスコップがあったことから、男性は何らかの作業中だったとみられる。
12日の北見地方は、時折晴れ間がのぞく天気で、気温は平年より1℃から2℃高く推移していたことから、警察では、屋根から落ちてきた氷が男性の頭に当たったとみて、詳しく調べている。
出典
『氷の塊が直撃か 男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170212/3859071.html
『落氷直撃か 男性死亡 置戸』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0368092.html
北見市の事例については、2月13日19時44分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後2時前、北見市留辺蘂町の住宅で、この家に住む60代の男性が除雪作業をしていたところ、屋根から落ちてきた雪の塊にあたった。
警察によると、男性は背中にけがをして病院に運ばれたが、意識はあり、命に別状はないという。
警察は、2階建ての屋根から落ちてきた氷が混じった雪の塊が男性にあたったとみて、詳しく調べるとともに、除雪中の事故に注意するよう呼びかけている。
出典
『除雪中に雪の塊落下で男性けが』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170213/3885511.html
2017年2月13日18時58分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小中学校の給食を作っている松山市の共同調理場で水道水に異物が混じっているのが見つかった問題で、異物は、給水ポンプの故障を放置して使っていたことで、プラスチック製の部品が削れて混入したものと確認された。
松山市の城北学校給食共同調理場と、同じ敷地内にある久枝学校給食共同調理場では、今月3日、水道水に黒い異物が混入しているのが見つかった。
松山市のその後の調査で、黒い異物は、給水ポンプのプラスチック製の部品が削れて混入したものと確認された。
給水ポンプの故障を放置して運転を続けていたことで緩みが出て、部品どうしがこすれあうようになっていたのが原因だという。
また、城北学校給食共同調理場では、今月7日にも炊いたごはんからさびの塊などが見つかるトラブルがあったが、炊飯用の機械の清掃が不十分で、さびなどが混じったのが原因と確認されたという。
松山市では、それぞれの調理場で給水ポンプなどの交換や点検を行ったということで、「心配や迷惑をかけたことを重く受けとめています。今後は設備の点検や整備に努め、再発防止に取り組みたい」としている。
出典
『異物混入はポンプ故障放置原因』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170213/3884191.html
錆びの塊などが見つかった事例については、2017年2月8日18時51分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
給食のご飯に、針金やサビのようなものが混入していたことが分かった。
愛媛県の松山市教育委員会によると、7日昼ごろ、市内の学校給食の調理場で、炊き上がったご飯から長さ1cm程度の針金のようなもの1本と、最大4mmほどのサビのようなものが複数見つかった。
教育委員会は、急きょ、各学校にご飯の提供をやめるよう連絡したが、すでに2つの小学校の児童、合わせて42人が口にした後だったという。
この調理場では、今月3日にも水道水から異物が見つかっている。
出典
『小学校の給食に“針金やサビ” 水道水から異物も…』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000093954.html
2017年2月13日20時16分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後2時半ごろ、東京都中央区晴海4丁目の首都高速10号晴海線の晴海大橋上で、作業中の4トンクレーン車が倒れ、工事用の足場をなぎ倒して海に転落した。
けが人はいなかった。
警視庁高速隊などによると、クレーン車は遠隔のリモコンで操作されていて、車内は無人だった。
高速隊は、クレーン車が荷物をつり上げている最中にバランスを崩し転倒したとみて調べている。
現場は延伸工事のため、一般車両は通行止めになっていた。
出典
『晴海大橋、工事用車両が海へ転落 首都高10号線』
http://www.asahi.com/articles/ASK2F6F0KK2FUTIL057.html
2017年2月13日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日正午ごろ、毛呂山町市場の金属加工業「F社」工場内で、可傾炉の交換作業をしていた経営者の男性(72)が炉に挟まれ、死亡した。
警察によると、当時は男性従業員(44)と2人で作業中。
油圧ポンプの調子が悪く、調べていたところ、何らかの原因で可傾炉が下がってきて、炉と床に挟まってしまったという。
警察で原因を調べている。
出典
『工場で炉に挟まれ死亡、経営者の男性 作業中、炉が下がる』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/02/14/04_.html
2月14日付で朝日新聞埼玉西部版(聞蔵)からは、少し内容が異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金属を溶かす可動式るつぼの下敷きになり、約1時間後に救出されたが、その場で死亡が確認された。
警察によると、男性はるつぼの下に潜り込んで可動装置を調べていて、急に下がってきたるつぼと床の間に挟まれたという。
(ブログ者コメント)
可傾炉とはどのようなものか調べたところ、㈱豊栄商会のHPに写真付きで以下の解説があった。
可傾炉
炉全体を傾ける事で鉄を炉内に残し、アルミ溶湯のみを出しやすくしてあります。
http://www.hoei-shokai.co.jp/works01.html
今回の事例が可傾炉で起きたのか、それとも可動式るつぼで起きたのかは不明だが、いずれにせよ、炉の中で溶かした金属を、炉を傾けることで取り出す、そういった設備で挟まれたということかもしれない。
2017年2月13日14時35分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月13日12時46分に産経新聞から、2月13日13時50分にTBS News iからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日朝、東京メトロ日比谷線の線路内で発煙が確認され、一部区間で4時間近く運転を見合わせ、午後0時半頃再開した。
東京メトロや消防によると、13日午前8時45分頃、日比谷線を走行中の列車の運転士が築地駅の手前の線路上で発煙を確認した。
列車は煙の上を通過した後に停車し、乗っていた車掌が確認したところ、レールの連結部分のボルト付近が発煙していたため、消火に当たった。
東京メトロによると、駅のホームから20mほど手前のレールが熱を持っていて、レールに流れている電気が、何らかの異常により地面に流れたことが発煙につながったとみられ、消防などが詳しい原因を調べている。
日比谷線は一部区間で4時間近く運転を見合わせ、午後0時半頃再開したが、約10万2000人の足に影響が出た。
出典
『東京メトロ日比谷線で煙…ようやく運転再開』
http://www.news24.jp/articles/2017/02/13/07353983.html
『日比谷線が全線運転再開 発煙は漏電が原因か 発煙』
http://www.sankei.com/affairs/news/170213/afr1702130004-n1.html
『日比谷線・築地駅近くの線路で発煙、一時運転見合わせ』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2982064.html
(ブログ者コメント)
大阪市営地下鉄事例(下記)と似通った事例のように感じたので、紹介する。
2017年2月6日 大阪市の地下鉄堺筋線で線路下から発煙、4日前にも同じ場所付近で発煙、ホコリが原因と判断して付近を清掃していたが、線路にかかり続けた水が原因かも (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6772/
※ちなみに大阪事例では、電車が通過するたび、たまっていた地下水が線路にかかったことが原因ではないかという新情報があったため、本文とタイトルを2月14日に修正している。
2017年2月16日19時30分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月16日14時17分に中日新聞から、2月17日付で読売新聞から、2月16日21時46分に毎日新聞から、2月16日14時45分に産経新聞westから、2月17日8時13分に岐阜新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県総合医療センター(岐阜市)は16日、手術などに使う麻酔用の筋弛緩剤注射薬「ベクロニウム」1本(10mg)がなくなったと発表した。
医薬品医療機器法で毒薬に指定されており、大人2.5人分の致死量にあたるという。
警察は、盗難の可能性も含めて調べている。
センターによると、12日午後0時25分ごろ、30代の男性薬剤師が、ベクロニウムが入ったガラス容器2本をほかの薬品と一緒にトレーに乗せ、病院本館地下1階にある薬剤部から、ベルトコンベヤー状の搬送機で東病棟3階のナースステーションに搬出した。
約1時間半後、50代の女性看護師が確認したところ、ベクロニウム1本だけがないことに気づいた。
ナースステーションでは搬送機の扉に鍵はなく、午後1時ごろから紛失発覚までの約1時間、患者対応などで無人になっていた。
薬品保管室やナースステーションは、外部からの侵入は難しいという。
当時、病棟には患者18人がおり、医師や看護師、薬剤師計16人が出勤していた。
外部から出入りした人数は把握できていない。
同注射薬は白い粉末状でガラス容器に入り、患者名が記載されたラベルとともにビニール袋に入った状態で搬送された。
バーコードで管理され、ナースステーションの金庫で保管することになっていた。
センターは13日以降、全病棟を捜したが見つからず、盗難の可能性もあるとして、15日に警察に紛失を届け出た。
滝谷院長は記者会見で、「搬送機で送ったことや、1時間半も搬送機内を確認しなかったことは大きな問題」と話し、今後、毒薬は担当者が確実に受け渡すようにするほか、取り扱いに関する研修を行うなど、再発防止を徹底するという。
出典
『岐阜県総合医療センターで筋弛緩剤1本紛失』
http://www.asahi.com/articles/ASK2J6G4ZK2JUBQU018.html
『岐阜県総合医療センターで筋弛緩剤紛失』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017021690141431.html
『岐阜の医療施設 筋弛緩剤を紛失』
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20170216-OYTNT50340.html
『岐阜県医療センター 筋弛緩剤を紛失』
http://mainichi.jp/articles/20170217/k00/00m/040/100000c
『病院で筋弛緩剤1本紛失…大人2人分の致死量、盗難の可能性も? 岐阜』
http://www.sankei.com/west/news/170216/wst1702160065-n1.html
『筋弛緩剤1本紛失 県総合医療センター』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170217/201702170813_29029.shtml
(2017年2月21日 修正1 ;追記)
2017年2月19日付で読売新聞中部版から、未開封状態で発見されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月19日8時57分に岐阜新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
センターは18日、ガラス容器が院内で見つかったと発表した。
未開封で、警察は一時盗まれた可能性もあるとみて捜査している。
発表によると、ガラス容器は17日午後3時頃に見つかった。
場所や経緯は、捜査中を理由に明らかにしていない。
捜査関係者によると、ガラス容器は、紛失時と同じビニール袋に入った状態で、紛失したとされる3階とは異なる場所で見つかったという。
センターは、「患者や地域の皆さんに多大な心配を掛けたことをおわびする。厳格な保管管理に取り組み、再発防止策を講じる」とのコメントを出した。
出典
『紛失の筋弛緩剤発見』
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20170219-OYTNT50008.html
『筋弛緩剤、病院内で発見 紛失時と別の場所』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170218/201702181334_29038.shtml
2017年2月13日19時47分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時40分ごろ、室蘭市仲町にある三菱製鋼の子会社、「三菱製鋼室蘭特殊鋼」の工場で、鋼材の製造過程で発生する粉じんを回収する作業を行っていた下請け会社の社員の男性(41歳)が倒れているのを、同僚が見つけた。
男性は病院に運ばれたが、その後、死亡が確認され、警察が遺体を詳しく調べたところ、硫化水素による中毒症状で死亡した疑いがあることがわかった。
警察によると、粉じんを回収する作業では、人体に有害な化学物質を取り込まないように薬品が使われるということで、警察は、男性が使う薬品の種類を誤って中毒になった可能性もあるとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『製鋼会社で男性死亡 薬品中毒か』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170213/3884921.html
2017年2月12日19時21分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月12日17時55分にテレビ長崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前8時40分ごろ、高知県の室戸岬の沖合10kmほどの海上を航行していた海上自衛隊佐世保地方隊の掃海艇「やくしま」から20代の海士の男性が転落し、行方が分からなくなった。
海自によると、掃海艇は伊勢湾での訓練を終えて11日に現地を出発し、佐世保港に戻る途中だったということで、男性海士は、当時、甲板上で弾薬を発射する訓練を行っていた。
海士が海に転落したところを目撃した隊員もいたが、詳しい経緯などは分かっていないという。
海自では、海保の巡視船などと一緒に、付近の海域の捜索を行っている。
海上は、しけぎみだったという
出典
『掃海艇から海士転落し行方不明』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033857481.html?t=1486942524271
『佐世保の海自隊員が室戸岬沖で海中転落し行方不明』
http://www.ktn.co.jp/news/20170212115523/
2017年2月12日21時4分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月12日18時25分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後1時半すぎ、京都府宮津市溝尻の住宅の駐車場で、とめてあった軽乗用車の中で、この家に住む漁業の男性(62)が死亡しているのを、男性の息子が見つけた。
警察の調べによると、男性の死因は一酸化炭素中毒で、見つかった当時、周辺には近くの倉庫の屋根から落ちてきたとみられる雪が1m以上積もり、車の後ろの部分が雪に埋もって、マフラーがふさがれた状態になっていたという。
また、男性は11日午前9時ごろから家の雪かきをしていたということで、運転席を倒して車内で休憩中だったとみられるという。
このため警察では、男性が休憩中に雪で排気口がふさがり、排気ガスが車内に充満したことが原因とみて、詳しい状況を捜査している。
日本自動車連盟(JAF)は、排ガスで一酸化炭素中毒にならないよう、頻繁にマフラーの周囲を除雪するなどの対策を取るよう、注意を呼びかけている。
出典
『雪が排気口ふさいだか男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170212/3860051.html
『雪がマフラーふさぎ車内で男性死亡…CO中毒』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170212-OYT1T50072.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
山陰地方では過去の記録をン10年ぶりに更新するほどの降雪があり、漁船が沈む(既報)など、多くの被害が出ている。
思うに、この事例、過去にはそれほど多くの雪が屋根から落ちることはなかったが今年は・・・といったことが影響しているのかもしれない。
2017年2月11日19時19分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月11日18時30分に北日本放送から、2月12日付で朝日新聞富山全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後1時すぎ、黒部市沓掛にある建設用機械のリース会社の駐車場で、高岡市の会社役員の男性(45)が、トラックの荷台から滑り落ちてきた重さ約2.5トンのロードローラーの下敷きになった。
男性は黒部市内の病院に運ばれたが、まもなく出血性ショックで死亡した。
警察によると、男性はロードローラーの輸送を請け負う会社に勤め、11日はリース会社からの依頼を受け、1人でロードローラーを運転してトラックの荷台に積み込む作業を行っていたという。
大きな音を聞いたリース会社の社員が現場に駆け付けたところ、男性が下敷きになっていたという。
ロードローラーは、道路などを固めるための建設用機械で、警察によると、重さおよそ2.5トンで、高さおよそ1.3mから滑り落ちたとみられるという。
警察は、事故の詳しい原因を調べている。
出典
『ロードローラーの下敷きで死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3063839881.html?t=1486847156818
『トラック荷台から重機ごと転落し死亡』
http://t.knb.ne.jp/news/detail/?sid=13917
2017年2月11日11時4分にNHK鳥取から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月11日10時47分に毎日新聞から、2月11日12時33分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前4時半ごろ、鳥取市徳尾の交差点で止まっている大型トラックのタイヤ(左後輪)に男性が巻き込まれていると、通りかかった人から消防に通報があった。
男性は、駆けつけた救急隊によって病院に運ばれて手当てを受けていたが、午前6時前に死亡したという。
男性は40代とみられ、警察は大型トラックを運転していた男性とみて、身元の確認を急いでいる。
タイヤの付近にはチェーンや毛布が残されていたということで、警察は、大型トラックが積雪で動けなくなったため、チェーンを着けようとした際、何らかの事情で空転するタイヤに巻き込まれたものとみて、詳しい状況を調べている。
鳥取市内は10日から11日にかけて雪が降り続き、路面が滑りやすい状況だった。
出典
『タイヤに巻き込まれ死亡か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/4043831951.html?t=1486847437957
『死亡事故 雪道脱出や、雪かきで側溝に落ち 鳥取と兵庫』
http://mainichi.jp/articles/20170211/k00/00e/040/210000c
『チェーン装着中、タイヤに巻き込まれ死亡か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170211-OYT1T50074.html
2017年2月11日13時3分にRCC中国放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月11日11時59分に広島テレビから、2月11日12時29分にNHK広島NEWS WEBから、2月12日付で朝日新聞備後版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前1時45分ころ、福岡から大阪に向かっていた貨物列車が、線路内で保線作業にあたっていた会社員の男性をはねた。
男性は病院に運ばれたが、頭などを強く打ち、死亡した。
事故当時、現場では架線の部品の取り換え工事が行われていて、男性を含め6人の作業員が付近で作業にあたっていた。
男性は、列車の接近を作業員に知らせるため線路内で見張りをする仕事をしていた。
JR西日本は、男性が線路に近づきすぎたのではないかと見ている。
事故があったのは、糸崎駅に隣接した貨物の集配基地からおよそ500m東の線路上。
出典
『JR山陽線 貨物列車にはねられ作業員死亡』
『保線作業中列車にはねられ死亡』
http://www.htv.jp/nnn/news8667347.html
『作業中の男性列車にひかれ死亡』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170211/3831711.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、現場は貨物集配基地に近いせいか、線路が何本も交錯している場所。
それにしても、見張り不備で作業員がはねられる事故はたまにあるが、見張り役の作業員だけがはねられる事故は珍しいのではないかと感じた。
2017年2月10日7時38分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月10日付で毎日新聞東京版から、2月10日8時49分に岐阜新聞から、2月9日20時49分にNHK NEWS WEBから、2月14日20時23分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
先月30日に出版大手「KADOKAWA」から発行された、岐阜市と織田信長ゆかりの歴史・観光情報を紹介する歴史雑誌「岐阜信長 歴史読本」の中に多数の誤りが見つかったと、市教育委員会が9日、発表した。
同社は9日、資料提供などの協力を受けた岐阜市に担当部長が訪れて謝罪し、作り直すことを明らかにした。
市教委によると、3日に市の関係部署に雑誌を配布したところ、職員らから複数の指摘が市教委に寄せられ、6日に同社へ連絡した。
指摘内容は下記など。
・ハイグレードホテルが廃グレードホテル
・地図で、岐阜市が三重県、岐阜県岐南町や笠松町が愛知県
・写真説明で、昭和4年の西暦が1828年
・信長の参謀として活躍した僧「沢彦宗恩」と軍師「竹中重治(半兵衛)」の説明文が入れ替わり
・別々のホテルと旅館の紹介文で、重複した部分がある。
同社によると、雑誌の編集は同社が行っているが、校正は別会社に発注していた。
この本の校正を担当した東京・新宿区の出版関連会社「ぷれす」の社長によると、KADOKAWAから依頼を受け、校正作業を行った上で年明けに納品したが、一部が反映されないまま出版されてしまったという。
社長は、
・問題発覚後に、依頼された原稿を再確認したところ、市などから指摘があった箇所は、全て「ぷれす」の校正者が誤りを伝えていた。
・印刷の段階で本の内容のデータが入れ替わることがあるため、最終的なチェックが重要だが、そこが十分ではなかったのではないか
・校正した原稿に地図が入っていないなど、指摘のしようのない部分もあった
と説明しているが、インターネット上で「ぷれす」に対し、「校正が甘い」などの風評が立ってしまったという。
社長は「長年コツコツと築き上げてきた信用に関わる問題なので、KADOKAWAさんにはミスが発生した経緯をしっかりと発表してほしい」と話した。
市教委の若山事務局長は、「このような事態に至り、非常に残念。適切な対応をしていただきたい」と話した。
出典
『「信長読本」誤植だらけ…岐阜を三重と表記など』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170209-OYT1T50167.html
『歴史読本 信長さん、本の字「変」 ミス30カ所、KADOKAWA作り直し』
http://mainichi.jp/articles/20170210/ddm/041/040/035000c
『信長読本、一転刷り直し SNSで反響、謝罪』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170210/201702100849_28992.shtml
『“岐阜市は三重県に” 大手出版社の歴史の本に多くの誤り』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170209/k10010870781000.html
『信長読本のミス 編プロ「校正で誤り指摘、反映されず」』
http://www.asahi.com/articles/ASK2G5D4GK2GOHGB00G.html
2月15日付でKADOKAWA社のHPに、以下の社内調査結果報告が掲載されていた。
社内調査の結果、こうした事態を招いた原因として、以下の 2 点を認識しております。
第1 に、本来 2 回行うはずの校正・校閲作業が『岐阜信長歴史読本』では、1回しか行われていなかった事実 です。
弊社では「校正・校閲は 2 回以上行う」ことを編集製作の大原則としております。
校正・校閲作業の結果が的 確に反映されていることの確認、また、出版物の内容・体裁が発行に適正かどうか精査するためには、複数の校正・校閲作業が必然だと考えているからです。
しかし今回の『岐阜信長歴史読本』の編集製作過程においてはスケジュール管理の不備から、その大原則が遵 守されておりませんでした。
第2には、『岐阜信長歴史読本』編集部内での校正刷の内容確認作業において、組織的なチェック体制が機能 していなかった、という事実です。
以上のことから、今回の事態は歴史読本編集部ならびに所管するビジネス・生活文化局、ひいては弊社として の業務管理体制の不備に起因するものであったと強く反省しております。
・・・・
http://ir.kadokawa.co.jp/topics/20170215_n3evi.pdf
(ブログ者コメント)
〇上記以外、以下のようなミスもあったような気がする。
・原稿作成者が、自分が書いた原稿を見直さなかった
・校正会社への校正依頼時、原稿に地図を添付しなかった
・印刷所に原稿を送る際、最終版であることを確認しなかった
〇ちなみに、ブログ者のパソコンで「はいぐれーどほてる」と入力すると、一発で「廃グレードホテル」と変換された。
2017年1月31日に掲載し2月10日に修正した第4報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第5報修正5として掲載します。
第4報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6719/
(2017年2月16日 修正5 ;追記)
2017年2月10日6時0分に西日本新聞から、陥没の兆候を示す数値を、レベル1になった以降、確認していなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陥没の兆候を示す数値に関し、現場では、事故前日の夕方に最初の異常値を計測、陥没直前には工事停止が必要なレベルにまで達したが、JV側はこの間の数値の推移を確認しておらず、状況を把握しないまま工事が行われていたことが分かった。
市は、「事故を未然に防止できる機会を逸した可能性がある」としている。
事故原因は国の第三者委員会が調査中で、JV代表の大成建設は西日本新聞の取材に「原因究明に関する回答は差し控える」と話した。
JVは当時、トンネルを支える鋼材にかかる圧力を1時間ごとに自動計測し、朝夕の2回確認していた。
事故前日の昨年11月7日午後5時ごろ、現場点検と市への報告が義務付けられた管理値レベル1を超過。
JV側は午後7時半ごろに確認した。
市に報告しなかったことについて、JV側は「他の計測値を総合的に評価し、予想の範囲内と考えた」と述べた。
計測値はその後、8日午前1時ごろに軽度の対策工事を要するレベル2、午前2時ごろに工事停止が必要なレベル3へ上昇したが、JV側は数値を確認していなかった。
また、トンネル周辺の吹き付けコンクリートへの圧力も、8日未明にレベル1を超えていたという。
これらの圧力計測は、地表面の沈下などの測定に追加する補助的な位置付け。
鋼材の圧力計測について、JV側は聞き取りに対し「通常1週間分まとめて報告する。これまでも適宜報告し、対応していた」と説明した。
一方、市は「注意しながら掘削を進めるべきだとの助言・指導に、JV側が対応できていなかった」としている。
出典
『異常値、推移確認せず JV工事中、停止レベルに 博多道路陥没』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/307119
(2017年4月29日 修正6;追記)
3月30日6時0分に西日本新聞から、報告書(案)に関する下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。(新情報に基づき、過去記事ともどもタイトルも修正した)
西日本新聞が入手した報告書案によると、現場の上部には地下水を含むまとまった砂質層があり、その真下の風化した岩盤層には亀裂などがあった。
こうした岩盤を掘削したため、水圧が作用して亀裂や緩みが「水みち」(地下水の通り道)となり、連続的な剥落と漏水が起きて大規模な陥没につながったと推定している。
具体的には
(1)岩盤層の潜在的な亀裂や弱い部分を適正に評価できなかった
(2)亀裂や弱い層が水みちとなり、局所的に水圧が掘削面にかかった
(3)岩盤の遮水性や水圧に対する耐力の限界について、工学的判断が不足していた
(4)止水のため地上からの薬液注入(地盤改良)を実施しなかった
可能性を列挙した。
市とJV側は、落盤対策として、地上からではなく、トンネル内部から斜め上に打ち込んだ鋼管を通じて薬液を注入する補助工法を選んでいた。
報告書は、また、副次的な要因として、
▽トンネルの天井を約1m低く設計変更し、扁平な断面にしたことで、天井の強度が低下した
▽補助工法の一部鋼管を切断したことで、鋼管が上下に重なる部分が短くなった
可能性も指摘した。
出典
『弱い岩盤対策不十分 博多駅前陥没第三者委 最終報告案、責任所在示さず』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/318056


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。