







2023年9月8日19時3分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムが入った水を誤って客に提供したとして、東京都の中央区保健所は8日、百貨店「銀座M」内の天ぷら店「銀座T」を11日までの営業停止処分とした。
店は5日から自主休業している。
同保健所などによると、客は8月31日午後6時ごろ、同店で出された水を飲んだあと、のどの痛みなどを訴えて救急搬送された。
2日後に退院したが、次亜塩素酸ナトリウムによる食中毒と診断された。
店を運営する「T」(東京都中央区)は取材に対し、「天つゆを入れる容器を漂白剤で洗浄していたところ、飲料水と取り違えて提供してしまった」と説明。
営業時間中は漂白剤でつけ置きする洗浄作業をしない、というルールが守られていなかったという。
天つゆを入れる容器と飲料水を入れる容器はいずれもステンレス製で見た目が似ており、今回の取り違えを受け、運営する全店で飲料水の容器の素材を変更したという。
Tの担当者は「再発防止のため、指導を徹底していきたい。お客様の信頼を裏切ってしまい、申し訳ない」と話している。
https://www.asahi.com/articles/ASR9864L2R98OXIE039.html
9月16日6時2分にYAHOOニュース(FLASH)からは、飲んだ直後から客は異変を訴えたが店員らの対応はひどかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月9日の土曜日。
東京・銀座は歩行者天国となり、外国人観光客で賑わっていた。
百貨店「銀座M」のレストラン街でも順番待ちの列ができていたが、天ぷらの老舗「銀座T 銀座Mレストラン店」は閉店したままだった。
その理由は、漂白剤が入った水を客に提供して食中毒を起こし、中央区の保健所が、9月8日から4日間の営業停止処分を科したためだ。
Tは1930(昭和5)年に創業。
作家の武者小路実篤ら白樺派がサロンとして愛用するなど、国内外の文化人、そして政財界の重鎮が御用達とした名門だ。
現在は銀座本店をはじめとして、帝国ホテルなどにも出店、全国で29店舗を運営している。
ランチのコースが1万円を超える高級店だ。
食中毒が起きたのは8月31日の夕方のことだった。
経営コンサルタントの男性が、席を予約した上で、午後6時ごろに夫婦で訪れた。
2人はカウンター席に案内され、まず男性の妻が、喉が渇いていたため氷なしの水を所望した。
水は届かないまま、夫婦は料理を注文して、さらに飲み物を注文した後、ドリンクメニューを持って厨房へ戻ろうとする中年の女性店員に、妻が再度、「お水が先ですよ、お願いします」と声をかけた。
この女性店員が水1杯とウーロン茶2杯を持って来て、妻が水を一気に飲んだが、この水に漂白剤が入っていたのだ。
夫婦を怒らせたのは、T側の対応だった。
「水を飲んだ妻がすぐに異臭に気づいて、カウンターの中の料理人(男性店長)に『これ、おかしいです!』と叫んだのに、何も反応しませんでした。
妻が振り向くと、水を持ってきた女性店員がいたため、女性店員にも再度『おかしいです』と言ったのに、女性店員も反応しなかったのです。
そして、妻が改めてコップの水の臭いをかぐと、明らかな刺激臭がしました。
私にそれを伝えているとき、女性店員が、あろうことか無言でコップを持ち去り、厨房へ向かったのです」
(経営コンサルタントの男性)
妻は、喉の痛みを感じ始めていたが、コップを持って行かれればコトがうやむやにされてしまうと思い、女性店員を追いかけて厨房に行った。
すると女性店員は、厨房入口の洗い場でコップの水を捨てようとしていたため、妻がコップを奪い返し、カウンターに戻って来た。
妻に促されて男性もコップの臭いをかぐと、強烈な塩酸のような臭いがした。
妻は、対処しない店員を横にして携帯電話で110番通報したが、ノドの痛みが激しくなったため夫に携帯電話を預け、指を口に突っ込んで吐こうとした。
「その時、別の女性店員が来て、『ここでやると迷惑なので、トイレに移ってください』と言ったのです。
妻はそれどころではありませんでした。
また、このやり取りを見ていたカウンターの料理人も、さも迷惑そうな顔で見ていたのです」
(コンサルタントの男性)
男性が電話で事情を説明し、築地警察署の警官が急行すると聞いて電話を切ると、妻のノドの痛みはさらに増し、カウンターにうつ伏せになって苦しむようになった。
ここでようやくT側も事態を認識して、テーブルポットの水をコップに入れて来て、ノドをすすぐように促し始めたのである。
しかし、コンサルタントの男性の怒りはさらに増した。
「私が、『この水はどこの水を注いだのか?』と男性店員に聞くと、『このテーブルポットの水を注ぎました』と答えましたが、テーブルポットには氷が入っていて水は冷たく、無臭。
妻が飲んだのは常温の水で、明らかに嘘でした」
憤慨した男性が立ち上がって厨房に向かうと、洗い場の脇にステンレス製のピッチャーが置かれ、フタを開けて臭うと強烈な刺激臭がした。
男性を追って来た女性店員を問い詰めると、このピッチャーの水を入れたことを認めたという。
こうして、男性にとってはT側の“証拠隠滅”の行為を追及した後、カウンターへ戻ると、妻は「喉が焼けるように痛い」と言って、氷入りの水を飲んでは吐くを繰り返していた……。
漂白剤入りの水を出した原因は、女性店員が容器を間違えたことだ。
T銀座M店では、ステンレス製ピッチャーに天つゆを入れており、洗浄する際には、業務用漂白剤を水で薄めて漂白していた。
女性店員は、飲料水が入ったテーブルポットと、無造作に置かれた漂白中のピッチャーを取り間違え、漂白剤の入った水をコップに注いでしまったという。
「しかし、ステンレス製ピッチャーは全面がステンレス製で、1.79リットル入り。
テーブルポットは、胴部はステンレス製ですが、上部と取っ手が黒のプラスチックで、0・5リットル入り。
この2つは、形状も大きさも明らかに異なるので、おいそれと間違えるとは思えないのです」
(男性)
午後6時45分ごろ、築地警察署の警官4、5人が到着した。
T側が呼んだ救急車が到着したのは、1時間近く過ぎた午後7時20分ごろだった。
妻は東京医科歯科大学病院に搬送された。
救急医の所見によれば、「漂白剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウムの誤飲による急性中毒であり、腐食性食道炎や食道穿孔の危険があり、集中治療のうえ、経過観察のために3日~5日の入院を要する」とのことだった。
しかし、その後のTの対応は、男性をさらに呆れさせるものだった。
「これほどの重過失を起こしたのに、Tは翌日も営業していました。
『営業は構わない』と警察に言われたとのことですが、中央区の保健所に報告したのは、3日後の9月3日だったのです。
私たちはTの対応を許すことはできず、築地警察署に業務上重過失傷害等で被害届を出しました」
(コンサルタントの男性)
Tに、容器を取り違えた原因、店員の言動などについての認識を聞くと、運営会社である株式会社Tの社長が、こう回答した。
「このたびは大変申し訳ありませんでした。
今後、体調を崩されたお客様のご回復と心のケアを第一に、誠心誠意尽力してまいります。
飲料水は、テーブルポットのほかに、ステンレスピッチャーにも入れていました。
天つゆを入れているステンレスピッチャーと飲料水を入れているステンレスピッチャーの大きさは異なりますが、形状が似ているために取り違えてしまいました。
現在、飲料水はテーブルポットを専用として、置き場所を固定するなど、再発防止のための改善を実施しました。
また、店員の言動等につきましては、警察の捜査に全面協力しているところで、回答は差し控えさせてください。
銀座M店は保健所の許可を得て、9月13日11時から営業を再開しました」
Tのホームページでは、《このひと時を楽しむお客様と、もてなす側の心のハーモニー》と、ホスピタリティの高さを強調しているが、今回生じた不協和音は、容易に治まりそうにない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3da19c347b9dc36a2262a107d6009e39f1110e49
(ブログ者コメント)
本件と直接の関係はないが、ブログ者は銀座の有名天ぷら店2軒にランチしに入り、2回ともガッカリさせられた経験がある。
1軒は8丁目にある店。
「お昼天丼」を頼んだが、着丼まで5分程度という短さ。
天ぷらはネチャっとしていて、おそらくは作り置きだったのだろう。
もう1軒は3丁目にある店。
当時3300円のコースを頼んだのだが、サクサク感はなく油がしつこい感じだった。
まあ、今回の事例と併せ、銀座の有名店といってもこの程度か・・・という感を新たにした。
(2023年9月21日 修正1 ;追記)
2023年9月19日7時16分にYAHOOニュース(中央日報)からは、被害者は韓国の人、韓国人と知ってわざとやったと主張しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
東京の飲食店で出された漂白剤入りの水を飲み、韓国人客が入院する事件が発生した。
飲食店側は「店員の間違いだった」という趣旨で釈明したが、被害を受けた韓国人客は「韓国人であることを知ってわざとやったこと」と主張し、飲食店を警察に通報した。
16日の日本メディアの報道によると、事件は東京の繁華街である銀座のデパート内にある高級飲食店で先月31日に発生した。
・・・
カンさんはJTBCのインタビューで、「高級レストランなので(お客がくれば)いすを引いてくれるが、私にはしなかった。顔付きや言葉のイントネーションで私が韓国人であることがわかっただろう」と主張した。
合わせてカンさんは「夫が厨房で確認したら、飲料水が入ったテーブルポットと漂白中のピッチャーは分けられていたため、間違いやすくはなかった」という立場も明らかにした。
現地警察は同店の故意性の有無などを含めて捜査中だ。
一方、日本の飲食店で韓国人を相手に問題のある料理を提供して騒ぎになったのは初めてではない。
昨年にも、銀座のある有名寿司店が韓国人客にわさびを大量に入れた寿司を出して炎上している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c38f4dcbe7c6eed1eac5a4cc1fc57df93b6d3d92
9月20日17時25分にYAHOOニュース(女性自身)からは、短期間で営業を許した百貨店にも厳しい目が向けられているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「T」は13日付で、公式サイトに「化学物質による食中毒事故発生に関するお知らせとお詫び」と題する声明を掲載。
まず8日付で、所轄の中央区保健所から営業停止の行政指導を受けたと報告。
12日まで営業を停止していたが、13日から再開したという。
また再発防止策として、《漂白作業は営業終了後に行うこととし、漂白作業の場所を決めるとともに、作業中であることを一目でわかるようにしました》との対策をはじめとする6項目を発表した。
そして18日には、テナント先である百貨店「銀座M」が公式サイトで「食中毒事故発生に関するお詫びとお知らせ」と題するコメントを発表。
《体調を崩されたお客さまとそのご家族の方々には、多大なる苦痛とご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。銀座Mといたしましては、当該レストランはもちろんのこと、店内すべての食における衛生体制を一層強化し、安全・安心の確保に努めて参ります》と、謝罪した。
だが「T」及び「銀座M」が発表した声明には、客が告発した“不誠実な接客態度”についての説明はなされなかった。
そんななか、思わぬ側面から、“とある疑惑”が浮上したのだ。
韓国メディア「聯合ニュース」は19日、東京都内の飲食店で韓国人客に漂白剤が入った水が出されたとして、韓国外交部の当局者が現地警察に捜査を要請したと報じた。
被害者は6日に在日韓国大使館に連絡したという。
・・・
こうした続報にSNSでは困惑の声や、短期間で営業再開を許した三越にも「甘い」との指摘が寄せられている。
《銀座Mの対応にもガッカリだよ 何が食中毒だよ…》
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb6bd94ed49734201b63d02a6c6163423b100c38
9月20日19時15分にYAHOOニュース(女性自身)からは、当該店は過去の口コミでも接客の悪さを指摘する声があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今回騒動のあった銀座M店の評判は――。
「’19年5月にオープンした銀座M店のGoogleマップの口コミの評価は3.6と、あまり高くありません。同じ銀座にある銀座本店の評価は4.2で、だいぶ差がついています。
『久々にうまい天ぷらを食べれて満足でした』と好意的なコメントもありますが、『焦げっぽく全く美味しくなかった』、『天一とは思えない、美味しくない』などの厳しい意見も……。
また定員の接客についても、『大人なお店なので、接客もよく静かな雰囲気でよかったです』といった声があがる一方で、『スタッフの愛想も悪く、上着も預からない』、『食べ終わったと同時にサッと下げに来る接客の非常識さにも驚く』といったコメントがありました」
(全国紙記者)
9月8日付けで所轄の中央区保健所から行政指導を受けて12日まで営業を停止し、13日から再開した「銀座 T」銀座M店。
再発防止策の徹底にくわえて、サービスも改善しているのだろうか――。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b9fcc7f50973f21a18a5db5d837c387bcce90c4
(ブログ者コメント)
営業再開がスピーディーだった点は、ブログ者も感じていたところだ。
2023年9月8日18時42分にYAHOOニュース(HTB)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日から始まった自転車レース「ツール・ド・北海道」で、20代の選手がレース中に車と衝突し、心肺停止の状態で病院に搬送されました。
この事故を受け、大会は中止となっています。
鈴木記者:
「事故は緩やかなカーブの場所で起きました。
車の運転席側のフロントガラスは大きく穴があいていて、衝撃の大きさが伺えます」。
正午まえ、上富良野町の道道291号で、「ツール・ド・北海道」に参加していた20代の選手が対向車線を走ってきた車と正面衝突。
関係者によりますと、事故にあったのは中央大学の男子学生で、心肺停止の状態で病院に搬送されました。
男子学生は前を走っていた集団を追い越そうと対向車線にはみ出し、前から来た車と衝突したということです。
現場となったのは片側一車線の緩やかなカーブで、自転車から見ると下り坂。
レース用の車線は新得町方向のみで、旭川方向は車が通行できる状態でした。
大会の主催者によりますと、選手たちには8日の会議で、追い越す場合は対向車が来ていないか確認するなど、安全を確保したうえで行うよう説明していたといいます。
先ほど主催者側から、参加したチームの監督に事故経緯の説明と大会の全日程中止が伝えられました。
大会実行委員会 高松委員長:
「今回の事故の状況を精査して、事前に行っていた対策と今回の事故にズレがないかを検証し、今後のレースの運営に反映していく」。
ツール・ド・北海道は今年で37回目。
これまでも同様のルールで大会を実施していましたが、中止になるような事故はこれまでになかったということです。
大会初日に起きた悲惨な事故。
警察は事故の原因を調べています。
https://www.htb.co.jp/news/archives_22417.html
9月9日12時47分に北海道新聞からは、現場は10時40分から11時45分まで一般車両通行止めだった、監督には車線をはみ出さないよう何度も伝えられていた、当該場所は要注意として地図にも記載されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故現場は、吹上温泉と十勝岳温泉を過ぎてカーブに差し掛かる幅員7・3メートルの下り坂。
2019年大会でも使用したコースだった。
大会本部は、スタート近くの交差点や急な坂道、カーブが多い箇所など、走行に注意が必要な区間で一般車両を通行止めにしていた。
計174キロの第1ステージには15区間あり、規制を知らせる看板を設置し、コース全体でボランティアや警備会社の社員など計320人を配置していた。
事故現場を含む約30キロの区間も、午前10時40分から同11時45分まで通行止めの対象とし、事故当時も規制していた。
大会本部は、なぜ一般車両が走行していたのか「分からない」とし、「規制時刻より先に一般車両が入っていた場合、どうにもできない」と説明した。
このほか、警察に道路の使用許可を受けているのは選手が走る片側1車線のため、大会本部は競技要項や前日の監督会議で「片側1車線通行が原則。規制区間でも車線をはみ出さないよう、何度も伝えてきた」と強調する。
今大会は、注意を要する箇所を地図上に記した資料を作成し、各チームに配布した。
事故現場も、この要注意箇所に該当していた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/906359/
9月9日14時54分にYAHOOニュース(UHB)からは、事故は11時40分ごろに起きた、道路は運営会社から委託された警備会社が警備していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前11時40分ごろ、町内の道道で、対向車線を走行してきた旭川市の会社員で63歳の男性が運転する乗用車と衝突しました。
乗用車の男性は軽いケガでした。
当時、現場の道道は、運営団体が通行止めとし、委託した警備会社が警備していたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/52662308f3c82137780ecdae158953dd8ccc9f20
9月9日12時34分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、自転車車線は警察が反対車線は大会側が規制していた、乗用車は規制開始前にコースに入っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大会の運営団体は、現場のコースについて「自転車のはみ出しを禁止していた上、反対車線の車両の通行を規制していた」と説明しています。
一方、警察は、どこから、どこまで、何時から、何時まで実際に通行規制が及んでいたのか捜査中としていますが、自転車の走行車線は、富良野警察署が公式に規制、乗用車が走行の反対車線は、大会側で自主的に警備、規制していたとしています。
乗用車を運転していたのは、63歳の男性でしたが、その後の警察の調べで、乗用車は吹上温泉に向かうため、通行規制の始まる前、すでにコースに入っていたとみられることが新たにわかりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/898984ce0c7df1a2d8288ba61b0e1dfe84d1f5d1
9月11日8時50分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、片側車線だけのレースなど選手に直接注意してなかった、去年に比べ今年は交通規制が緩かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故当時、前方を走行していた選手が当時の状況などについて、下記のように証言しました。
Q.選手にとっては、どのような認識、位置付けの大会ですか?
「下り基調で、勾配もきつく、難易度は高い」
「国内のプロとトップの大学生たち、世界のプロが参加するレース」
Q.選手から見た当時の交通規制の状況は?
「片側車線だけの規制で、片側だけのレースだとは知っていたが、選手に直接、そういったお願いはされていない」
「監督会議で、監督には言っていたのかもしれないが、直接、選手に言っているという場面はない」
「自分のチームメイトも、そういった認識だった」
Q.去年も同じ状況?
「去年は、交通規制がきつかったと観戦していた人から聞いた」
「選手としても、看板とかで今までお知らせが立っていたが、今回は、あんまり見受けられなかった」
「規制されていることを知らない人も、結構いたのでは」
「交通規制が緩くなっていたのは、明らかにあると思う」
Q.他の大会と比べてみると?
「下りで特にスピードが出るので、両側規制になることが多い」
「そこに車を入れるのは、普通考えられない」
「十勝岳の上り下りは、両側車両規制だったが、事故の車以外にも、たくさん車はいたし、中にはトラックもいた」
「そのような車の規制の甘さが、今回の原因では」
Q.実際に走行していて、危ないと思う場面はあった?
「事故のあったところは、右コーナーで、コーナーの先が見えない急なところ」
「反対車線に車がいると、到底どうもできないところ」
「プロの操作性を持っても、何かの要因で右側に入り込むことは十分考えられるので、そのための両側通行規制のはずだった」
「運営の交通整備の甘さが直接的な原因では」
Q.事故が起きた時、グループのどこを走っていた?
「前の方にいた」
「警察は、五十嵐選手が集団を追い越したと話していたが、自分が実際、走った立場からすると、そんなことはなくて、集団はいなかった」
「ちょっと離れて前にいたのでわからないが、集団を追い越すために切り込んだわけではないのではないか」
Q.大会運営について思うところは?
「高齢の方々が現状維持でやっていて、運営もあんまり変わらず、弱体化している」
「そんな中の甘さが露呈した仕事、批判されてしかり!」
出場していた選手から新たな状況の証言、厳しい指摘も出た今回の事故…
警察は、業務上過失致死などの疑いも視野に捜査する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd06baebe9c4ae2dfa2b0036cd2c322bc0e3cba9
9月11日18時53分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、原則片側1車線だとガイドに書かれている、主催者側は全ての脇道を把握しているわけではないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
「ツール・ド・北海道」のテクニカルガイドには、走行方法について、こう書かれています。
「競技のために占有できる道路の幅は左側1車線のみなので、競技者と全車両の運転者は、許された区間以外は左側車線の通行を厳守しなければならない」
「ツール・ド・北海道」では、片側1車線の通行が原則です。
ただし、走行に危険な区間は、主催者側が、自主的に対向車線を規制していました。
レースの規模が大きいため、ルートの全区間を通行止めにすると、住民への影響が大きいためです。
・・・
主催者の「ツール・ド・北海道協会」は11日、「通行止めエリア内で、車の合流、進入の可能性のある道が、どこに、いくつあるのかは、全て網羅しているわけではありません」と話し、脇道などからの進入の可能性を否定しませんでした。
一方、警備会社の担当者は、「通行止めの規制中に乗用車が入るのは考えにくい。現場の区間を警備していた2名からも事故車両が通り抜けたという報告は来てない」と話しています。
このため、通行止めの規制前に乗用車が進入していた可能性が高くなってきました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6201875f06d52b4ae522d8f3306131201297c17
9月12日10時14分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、毎年一般車両が入りこむトラブルはある、あの下りで追い越しをかけたとは考えられないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警備会社が取材に応じ、下記のように話しました。
・第1回から警備を受注し、関わっている
・毎年、一般車両が入るなどのトラブルはあるが、各所の警備や、先導車両の誘導もあり、接触事故などはなかった
・原則、信号機設置場所、大きな枝道、車が入ってきそうな箇所、トンネル等に警備員を配置
・警備の場所、人数は、運営団体から配置図をもらって決める
・今回のコースは一部、過去にも使っていた事がある
・無線でやり取りをしているが、全員が無線を持っているわけではない
・事故現場付近では、2キロ手前に2人配置
・十勝岳温泉の突き当りにも複数名配置
・規制中に車両が入るのは考えにくい
・当日「事故車両が通り抜けていった」という報告は、どこからもなかった
こうした状況から担当者は、「通行規制中に事故車両が入るのは考えにくい。規制前、すでに、どこからか入っていて、レース中かどうかわからず、動いてしまったのではないか」としています。
また、五十嵐選手が前の集団を追い越すため、意図的に反対車線に出たという当初の見方について、出場選手や過去に出場経験のあるプロの選手から「あの下りのコースの状況では、考えられない」などの疑問の声が相次いでいます。
<過去に出場、ツアーガイドなどもしている選手> :
・前の集団とのタイム差を考えても、あそこで追い越す意味がない
・下りで無理して追い越すことはあまりない
・追い越して先頭に出ると風も受けるので、後ろにいた方がいい
・密集すると、反対車線に弾き出されることがよくある
・よろけた前の選手をかわしたり、石が落ちていたり、アスファルトにヒビがあったりして、はみ出すことは、どうしてもある
・下りで70~80キロくらい出ていると、コントロールも難しくなる
<元プロのロードレース選手> :
・80キロ以上のスピードが出るような下り
・片側通行だけだと、安全に下るって難しい
・右側は通行止めというふうに聞いて、選手は走っていたと聞いた
・どうしても右側の車線を使って曲がる方が、選手は安全
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f87c52233889f43a2243c81540c0b06a1998fa0
(2023年10月4日 修正1)
2023年10月1日7時10分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、事故車両を運転していた男性は温泉に行く途中、現場近くに駐車してレースを見ていた、他にも規制前に入って観戦している車があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故車両を運転の63歳の男性は、警察に対し「(コース内にある)吹上温泉に向かうため、規制前だったので、そのまま通行した。現場近くの駐車場で、レースを見た」などと話しているということです。
・・・
9月19日に初めて開いた記者会見で、協会は、
Q.事故車両とみられる車両が駐車中のTV局の映像は?
「見たが、あの映像の車かどうかは、確定していない」
「道路わきのスペースに駐車されており、あの状態なら注意の対象にならない」
「他にも規制前にコースに入っての観戦、応援の車両はあった」
「それらも駐車の仕方に問題がなかったはずだが、調査中」
「7台のエスコートバイクも走っていたが、規制中に走行した車両を見たかどうかは調査中」
・・・
同じ集団内で、五十嵐選手の後ろを走行し、事故を目の当たりにした別のチームの選手は取材に対し、下記のように証言しています。
Q.実際に走行していて、危ないなと思う場面は?
「事故が起きたコースより手前の片側規制のコースでは、一般車両やトラックがビュンビュン、反対車線を来ていた」
「左端をキープさえしていれば危ないとは思わないが、実際、集団で走っていると、どうしても狭いので(規制がないのに)横に広がって反対車線を走っていた選手もいた」
「反対車線から車が来たら、集団に戻るような形でかわしていた」
「選手皆で『車が来るぞー!』など、声かけもしあっていた」
Q.事故が起きたときの状況は?
「右カーブに差しかかる際、五十嵐選手が勝負を仕かけにインサイドに入ったように見えた」
「操作ミスではなく、自らの操作でインを突いていったように見えた」
「その瞬間に対向車が来て、衝突した」
「あまりに一瞬の出来事で、走り抜けてしまったので、自分たちは、そのまま走り続けることしかできなかった…」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d324643639637298683ed24c2bcd0487994abdd1
2023年9月6日14時57分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・品川区にあるマンション解体工事の現場が今、同業者が「ありえない」と話すほど危険な状況になっています。
【画像】あふれるがれきで、隣のマンションのフェンスが変形…問題の解体工事現場を見る
解体中のビルは今にも崩れそうで、がれきの山が道路に流れ出てしまっています。
がれきをなんとか食い止めている隣のマンションのフェンスは、完全に変形しています。
5日、「めざまし8」取材班は、ビルの解体工事現場に向かいました。
ディレクター:
「このあたりが問題になっているマンションの解体工事現場のようですが…あ、これですかね」
道路から向かって左側は別のマンション。
右側は機械式駐車場に挟まれた幅約5mの狭い土地で、解体作業は行われていました。
道路に面した部分はシートで覆われているものの、隙間から見てみると、重機のような機械が見えます。
そこには、今にも崩れそうながれきが積み上がっていました。
さらに、シートを支える柱がなかったり、曲がってしまったものも…。
品川区が工事を中止させる事態になっています。
SNS上でも「危険だ」と話題となっていることから、現場には、次々と見学に来る人の姿が。
【同業者「非常に危険 絶対にあり得ない」】
現場を見に来ていた、別の現場で解体業に従事しているという人たちに、話を聞くことができました。
解体業に従事している男性:
「壊し方がひどそうだなと思って。
囲いがシートなので、廃材が落ちた時に受け止められない。
シートではなく頑丈なパネルで囲いをつけていくようなのが普通だと思うんですけど。
廃材が上に積み重なっているのは、非常に危険だと感じます。」
解体業に従事している男性:
「基本的には、こういう狭い所は、上から順繰りで人の手で壊していくんですよ。
いろんな道具を使って。」
Q.重機を入れるような場所ではない?
「そういう所じゃないです。
絶対的にあり得ないです。
自分の会社にこういう悪い見本がいるっていうのを、写真撮って載せようかなと。
「めざまし8」の別の日の取材では、がれきで歩道が通れない状態になっていたり、隣のマンションのフェンスが重みで変形していたことも確認しています。
建築の問題などに詳しい三平聡史弁護士によると、道路交通法違反や器物損壊罪に当たる可能性があるといいます。
【解体工事現場で働く作業員の主張「時間がなくて…」】
違法な解体が行われていた可能性。
一体なぜ、このような状態になっているのか?
この解体工事現場で働く作業員に話を聞くことができました。
ディレクター:
「フジテレビですが、お話をうかがえますか?」
解体工事現場で働く作業員の男性:
「顔が映らなければ問題ないです。」
Q.壊し方がずさんではないですか?
「時間がなくて。現場の終わりの時間が。
まぁ機械(重機)も動かないんですけど、狭くて。」
工期が短かったために、作業にずさんな面があったと話す作業員の男性。
隣のマンションのフェンスが曲がってしまっていることについては…。
解体工事現場で働く作業員の男性:
「保険とか全部入っているので、まぁ事故はあるものはしょうがない。
普通に、車で子供が事故するじゃないですか、保険で全部なおすことできるでしょう。同じ。」
自らを「トルコ人」と名乗り、悪びれることなく話す作業員。
工事の詳細は、元受けの発注した会社に聞いてほしいと言います。
発注元の会社に確認すると…
元請会社の担当者:
「重機を使った工事は許可していない。業者が勝手にやっているんです。」
下請け業者が勝手にやったことだと主張。
一方で「現場には週に5日は行っていた」と話しました。
品川区によると、現在、業者に対し工事方法の改善を求めていますが、見通しは立っていないということです。
(めざまし8 9月6日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/113cf1a793db4a0736752799bf34b62518e5d7e7
(2023年10月9日 修正1 ;追記)
2023年10月5日12時0分にYAHOOニュース(FRIDAY DIGITAL)からは、現場に工事標識はなく、道路使用許可さえ取っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
飛散防止用のシートは所々破れ、重機は横転しそうなほど傾斜――。
9月4日、自治体から工事を停止するよう指示を受けた解体現場が東京都品川区内にある。
「6階建てのビジネスホテルがあった場所です。
解体が始まったのは今年6月。
働いていたのは外国人数人で、禁止されている重機の爪の上で作業をしたり無茶苦茶。
廃材がはみ出し、隣のマンションのフェンスを壊していました」
(近隣住民)
この解体現場のように、建設業界で働く外国人が増えている。
国土交通省によると’20年に11万人を突破。
しかし、多くの外国人労働者が言葉や技能不足の問題を抱え、事故を誘発しやすいという。
品川区の担当者も戸惑いを隠せない。
「設置が義務付けられている工事標識もなく、道路使用許可さえ取っていない。
道路が傷(いた)んでいることも確認しています。
すぐに責任者を呼び出し、安全配慮に欠けていることを伝えて工事を止めました」
(同区都市環境部)
解体工事の発注者である不動産業者のA社は、9月8日にホームページにお詫びを掲載。
安全配慮に欠ける作業を続けるなど施工に不備があったB社との契約を解除し、新たな施工業者を選定したという。
B社に問い合わせると、「取材」と伝えた途端に電話を切られてしまった。
「以前の解体業者(B社)が重機を撤去し、新たな業者の責任で廃材などを取り除きました。
環境が整えば、工事を再開すると聞いています」
(同前)
1960年代の建築ラッシュによるビルは老朽化が進んでいる。
「危険な解体工事」は品川区だけの問題ではない。
『FRIDAY』2023年10月6日号より
https://news.yahoo.co.jp/articles/482643703e6a63dd139ce9a56339b6f7c48a9f08
2023年9月6日9時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
地震の陰に水の作用あり――。
近年、地下の水(流体)が地震発生に深く関わるメカニズムが明らかになってきた。
研究者たちの視線は今、2020年末から突如、地震活動が活発化した石川県・能登半島に注がれている。
【大震災後の不思議な現象】
11年3月、三陸沖を震源に発生した東日本大震災。
このとき、東北地方の陸地は東西方向に約4メートル広がった。
東西から圧縮する力が弱まったことで、内陸の地震は誘発されにくくなると考えられた。
ところが、不思議な現象が起きた。
福島・山形県境や仙台市の西側など複数の地点で、数日後から地震が観測され始めたのだ。
さらに、その震源域は深部から徐々に浅い場所へと移動していた。
なぜか。
東北大の吉田圭佑助教(地震学)らの研究で見えてきたのが、地下深くの水の存在だ。
巨大地震をきっかけに浅い場所へ上昇し、内陸の地震を誘発した可能性があるという。
東京大地震研究所の加藤愛太郎教授(地震学)によると、水が地震発生につながるメカニズムには大きく三つある。
一つは、断層の隙間(すきま)に入り込んで強度を下げ、断層を滑りやすくする。
二つ目は、体感できないほど断層がゆっくり滑る「スロースリップ」をもたらす。
そして三つ目は、地下深くで長時間かけて岩石を変形させ、それがひずみとなって蓄えられ、地震を起こしやすくする。
長野県旧松代町(現長野市)で1965年から数年続いた松代地震や、最大マグニチュード(M)5程度の地震が定常的に起きる和歌山北部などは、こうした地下の水の関与が指摘されている。
海外では、人間の水利用が引き金となった例も報告されている。
米南部オクラホマ州では、年に1回ほどしかM3を超す地震はなかったが、10年以降に急増した。
原因は地下資源シェールガスの採掘だ。
採掘時、地下に大量の水を注入して人工的に割れ目を作る。
その廃液を地下深くに戻したため、地震活動が活発化した。
韓国・浦項(ポハン)市の地熱発電所でも17年、地下注水の影響でM5・4の地震が起きた。
【流体構造は全国各地に】
地下の流体構造は日本各地で確認されている。
東北大の趙大鵬(ちょうたいほう)教授(地震学)が地震波を使って調査したところ、阪神大震災(95年)や東日本大震災、熊本地震(16年)の震源域の地下に流体を確認した。
また、加藤さんによると、新潟県中越地震(04年)や新潟県中越沖地震(07年)の震源直下深さ15キロ付近でも流体の存在を示す場所が見つかった。
流体が地盤を変形させ、断層にひずみを集中させたことが、二つの地震を起こした一因と考えられるという。
流体の構造や動きをつかむことは、巨大地震のメカニズム解明にも役立つ可能性があるわけだ。
【能登群発地震を総合調査】
そこで目下、研究の最前線となっているのが能登半島だ。
京都大防災研究所の西村卓也教授(測地学)らの観測によると、石川県珠洲(すず)市の南側で20年12月ごろ、地下に流体が蓄積し始めた。
流体は当初、約2~3キロ四方の広さだったが、半年から1年かけて約10キロ四方に広がった。
2年半で計約3000万トンの水が蓄えられたと推定されるという。
さらに、地下深くから上昇した流体が断層の強度を下げたり、スロースリップを起こしたりしていることを確認。
流体の移動をきっかけにスロースリップが観測されたのは、世界でも珍しいという。
西村さんは「プレート境界で起こる海溝型地震と比べ、能登群発地震のような内陸型地震は発生場所やメカニズムなど未解明な点が多い。次にスロースリップが起きた時、どこで地震が起きやすいか予測する上で重要だ」と説明する。
能登半島では現在、国内19の研究機関による総合調査が進む。
京都大の吉村令慧(りょうけい)教授(地球内部電磁気学)は地磁気と地面の電流を調べ、珠洲市南側の震源域の15キロより深い場所に流体とみられるエリアを確認した。
一連の地震の観測データを比較することで、地震の規模と流体の構造の関係を探る。
富山大の鹿児島渉悟(たかのり)特命助教(地球化学)らは、深さ数十メートル~500メートル付近の温泉水を採取し、流体の起源や成分に迫ろうとしている。
総合調査チーム代表の平松良浩・金沢大教授(地震学)は「近くに火山がなくても、地下に流体のある地域なら、能登半島のような群発地震が起き出す可能性はある。将来の地震発生の可能性を解明する手がかりをつかみたい」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20230905/k00/00m/040/112000c
2023年9月5日15時43分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし7月、愛知県新城市のプールで利用客の男性がウォータースライダーで小指を切断するけがをしていたことがわかりました。
【写真を見る】ウォータースライダーで“小指切断” 指がスライダーと転落防止柵の間に挟まったまま滑り落ちる
新城市によりますと、ことし7月29日に新城市能登瀬の多目的施設「Hありいな」の室内プールで、横浜市に住む30代の男性がウォータースライダーを利用した際、小指を切断しました。
男性はスライダーの手前で足を滑らせ、転落防止柵の間に右手の小指を挟んだまま 滑り落ちてしまったということです。
このプールでは監視員が1人だけ配置されていて、プール全体を見るためにスライダーの乗り場付近にはいなかったということです。
この事故を受けて、施設は現在ウォータースライダーの利用を停止しています。
警察は事故の翌日に現場の状況を確認していて、安全管理に問題がなかったかなど調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/94673abd304436edc9b264a900d23e60d04e6c03
9月5日17時13分に中日新聞からは、柵とスライダーの隙間に指を挟んだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県新城市能登瀬の市営健康レジャー施設「Hありいな」の温泉プールに設置されたウオータースライダーで、30代の男性客が右手小指を切断する事故が起きていたことが分かった。
市が取材に明らかにした。
市によると、事故は7月29日にあり、高さ約3.7メートルの滑り出す場所で、男性は転落防止用の鉄柵と樹脂製スライダーのすき間に右手小指を挟み、第1関節から先を失った。
治療を続けている。
...
https://www.chunichi.co.jp/article/763001
2023年9月6日15時32分にYAHOOニュース(大分放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後、大分県別府市のホテルの客室でユニットバス内の天井裏で電気工事にあたっていた男性が亡くなった事故で、司法解剖の結果、死因は感電死ということが分かりました。
この事故は5日、午後1時過ぎ、別府市野口元町にあるホテルでおきたもので、客室のユニットバス内の天井裏で1人で電気工事にあたっていた福岡県小郡市の自営業、田中さん(48)が倒れているのを同僚が見つけて消防に通報しました。
田中さんは意識不明の重体で、病院で手当てを受けていましたが、5日午後2時16分に死亡が確認されました。
警察によりますと、田中さんには目立った外傷はなく、6日の司法解剖の結果、死因は感電死ということが分かりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4289c212bde5cd701685af12b886692ca6cd3d3
2023年9月2日14時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
遺体の腐敗防止を目的に使われるドライアイスが気化した二酸化炭素を吸い込んで中毒死したとみられる事故が、2018年以降の5年間に少なくとも4件発生していることが分かった。
いずれも、ひつぎに納められた遺体に寄り添うなどしていた。
全日本葬祭業協同組合連合会(東京、全葬連)は、遺体の安置時は換気に注意するよう呼びかけている。
全葬連と消費者庁によると、遺体保存用のドライアイスが原因で二酸化炭素中毒となり死亡したとみられる事故は、18年に青森県の住宅で1件、20年に沖縄県の住宅で1件、21年に宮城、宮崎両県の葬祭施設で1件ずつの計4件あった。
亡くなったのは40~70歳代の親族ら。
ドライアイスで冷やされた遺体を納めたひつぎにもたれかかったり、近くで横たわったりした状態で見つかった。
故人の顔を見ようとしてひつぎに近寄った際、ドライアイスが気化した二酸化炭素を吸い込んだとみられる。
ドライアイスは、二酸化炭素を冷却して固体にしたもの。
常温常圧では、気体になる。
二酸化炭素は無色無臭で、空気中に約0・03%の濃度で存在している。
濃度が、3~4%を超えると頭痛やめまいを引き起こす。
10%になると、視覚障害や耳鳴りを引き起こし、1分程度で死に至る。
臨床中毒に詳しい、元筑波大教授で茨城県西部医療機構理事長の水谷太郎さんは、「二酸化炭素は空気より重く、低い方に滞留する性質がある。ひつぎのような閉鎖環境では、ふたが開いていてもたまりやすく、ドライアイスの量などによって、近づいた際に二酸化炭素中毒になる危険性は十分にある」と指摘する。
全葬連によると、故人の体格や火葬するまでの時間などによって使用する量は異なるが、遺体の保管にドライアイスは欠かせない。
このため、今年8月に会員企業に同種事故の有無などを確認するとともに、遺体安置時は換気に十分配慮することや遺族らに注意喚起を行うことなどを求めた。
水谷さんは「注意すれば防げる事故。ひつぎに納められた遺体との対面は、換気の行き届いた場所で、複数人で手短に行うことが大事だ」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230902-OYT1T50097/
(2023年9月22日 修正1;追記)
2023年9月21日22時5分に朝日新聞からは、国民生活センターが実験したところドライアイスを入れた20分後に棺内のCO2濃度は30%を超えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者庁と国民生活センターは21日、葬儀で遺体を保冷するドライアイスから発生した二酸化炭素による中毒死が疑われる事例があるとして、再現実験の結果を公表した。
故人との別れの際に棺(ひつぎ)の中に顔を入れないよう、呼びかけている。
消費者庁によると、死亡事故は2020年と21年に宮城、宮崎、沖縄の3県で計3件起きた。
2件は自宅や葬儀場でドライアイスを敷き詰めた棺の中に顔を入れた状態で発見され、1件は棺の小窓を開けたそばで倒れていた。
詳細は不明だが、いずれもドライアイスによる二酸化炭素中毒が疑われるという。
国民生活センターでは、棺に人形と10キロのドライアイスを入れ、内部の二酸化炭素濃度を測定する実験をした。
開始から20分後には、二酸化炭素濃度が、ほとんど即時に意識消失するとされる30%を超えた。
4時間後には90%前後で一定となった。
棺のふたを開けると、直後に濃度は約90%から約60%に下がったが、約50分後にも30%以上を維持していた。
二酸化炭素が空気よりも重く、棺の中にとどまりやすいためとみられる。
事故の背景には、葬儀は非日常的で、ドライアイスが気化して二酸化炭素が充満していることの危険性が遺族らに認識できていない状況があると考えられるという。
消費者庁と国民生活センターは、「棺の中には高濃度の二酸化炭素がたまっている。吸い込まないよう、安置されている遺体にお別れを言う際にはひつぎの中に顔を入れないで」と呼びかけている。
また、室内の換気を十分にし、通夜から告別式の間に寝ずの番をする時には、万が一に備えて複数人で見まもるようにとしている。
万一気分が悪くなったら、すぐに棺から離れ、異常があれば直ちに119番通報するよう求めている。
https://www.asahi.com/articles/ASR9P61KSR9PUTFL00P.html
2023年9月2日13時17分にYAHOOニュース(PRESIDENT Online)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
毎年夏になると、川や海で流された子どもを助けようとした大人が溺れて亡くなるケースが後を絶たないのはなぜなのか。
水難学会の理事で、水難学者の斎藤秀俊さんは、「『ういてまて』を守ろうとする子どもは助かる可能性が高い一方、大人は『救助を』と考えてしまい命を落とすことが多い。大人がこの考え方を変えない限りは、生還は難しい」という――。
■子どもは助かり、助けに行った親が命を落とす
・・・
■水難事故の厳しい現実
・・・
「子どもは助かるのに、助けに行った親はなぜ溺れるのか」
それは、水難事故に遭うと子どもは「ういてまて」という考え方でいるのに対して、大人は「救助」と考えてしまうからなのです。
最後まで「救助」と思い込んだ大人が命を失ってしまうことが多いのです。
・・・
■助けに行った父親が命を落とした
・・・
■「浜から35メートル」という距離
男性は、泳いで子どもたちのそばまで近づいたと思われます。
浜からの距離は35メートルほど。
その海面で男性は子どもたちと浮いていたとのことです。
35メートルというと、小学校のプールのコースの長さが25メートルですから、それより少し距離がある程度です。
・・・
■25メートルに潜む「魔物」
「25メートル前後」といえば、水難事故調査を続けていると、海岸での事故でよく聞くことのある距離です。
波の戻りで海に身体が引っぱられると、砕波(さいは)という、波が白く崩れる部分に巻き込まれます。
それを過ぎると、そのすぐ沖にある砕波帯のさらに沖で、流された人が浮いていることが多いのです。
画像1では、白い波が砕波、そのすぐ沖で背浮きをしている人たちがいるのが砕波帯、さらにその沖で浮いている人たちがいるのが砕波帯の沖です。
そのあたりが距離にして砂浜の汀線(波打ち際)から20メートルから30メートルくらい先です。
その距離、つまり砕波帯の少し沖くらいなら、陸から見て「助けにいけそう」と判断されがちです。
でも、この砕波帯の沖というのが魔物で、そこはちょうど海が深くなっているところでもあります。
画像1では砕波帯に立っている人がいますが、水面は肩ぐらいであることがわかるかと思います。
砕波帯の沖というのはさらに厄介で、浮き輪や救命胴衣を身に着けたまま流されてしまうと、たかが30メートルくらい先でも岸に戻れなくなってしまいます。
その先に「離岸流」が発生していれば、どんどん沖に流されていきます。
■行きはよいよい…
助けに行った人が溺れる原因は、砕波帯の沖が「深い」「戻れない」ところにあります。
砕波帯の沖であれば、波の波長は長くなるので、浮き具につかまって浮いていれば呼吸は確保できますし、なくても画像1のように背浮きをしていれば、呼吸は十分確保できます。
だから「ういてまて」という考えで、とにかく救助を待っていれば、すぐに命を落とすことはありません。
それに対して、子どものそばに泳いでいく親の心境は「助けたい」が多かったのではないでしょうか。
浮き輪や救命胴衣を探し出して身に着けるようでは「子どものところに早くたどり着きたい」という気持ちに逆行するし、とっさの事故だと、救命胴衣を着てから水に入るという発想になかなかならないことでしょう。
距離にして30メートル程度です。
小学校の時に泳ぎの経験があって、少しの自信があれば行けない距離ではありません。
大方の大人は子どものところにたどりつくと思います。
ところが、そこから岸に戻ることがなかなかできないのです。
水難事故の入水救助は「行きはよいよい帰りは怖い」なのです。
■助けに行った大人はなぜ溺れるのか
お子さん1人を引っ張ると、片手がふさがります。
お子さん2人なら両手がふさがります。
両手がふさがってしまえば、大人は泳ぎながら呼吸することすら、ままならなくなります。
砕波帯の沖では、海底が急に深くなっています。
つまり、お子さんが救助を待つ場所では、大人の足が海底に届かないことが普通にあります。
このような所では、立ち泳ぎができない限りは1分も浮いていることができません。
呼吸することができません。
ここで助けに向かった大人が「ういてまて」と気持ちを切り替えれば、背浮きになってとにかく呼吸を確保することができます。
しかし、そう気持ちを切り替えられず、助けようとしてしまうと、一気に危険な状態に陥ります。
「小学生の時に泳げた」のと「今日、立ち泳ぎで浮ける」のとは根本的に異なるのです。
■子どもに「ういてまて」と声をかけ続ける
それでは、どうしたらいいのでしょうか。
浮いているお子さんの姿を見つけたら、海岸から大きな声で「ういてまて」と叫び続けます。
お子さんは「自分に気が付いてくれた」と少し安堵(あんど)しますし、浮くことに全力を尽くします。
多くの小学校では、背浮きの時に「ういてまて」と声をかけ合って練習しているので、子どもはかけ声だけでどうしたら良いか判断できます。
そして119番通報をします。
通報で通信員に「海に流されている」としっかり伝えてください。
そのキーワードで、通報を受けた消防本部から、各都道府県にある消防防災航空隊の救助ヘリコプターの出動につないでくれます。
■子どもと一緒に「ういてまつ」
・・・
■どうしても「救助」したいなら
ちろん、事故現場では「親としての責任を全うしたい」という強い意志を持つ方もおられます。
学生時代を通じて競泳で体を鍛えたとか、水球で自己保全技術はばっちり習得したという方々のために、日本赤十字社水上安全法救助員養成講習会があります。
その水上安全法講習会を受講すれば、入水救助が少しは安全にできます。
・・・
■子どもは浮いて待てたから助かった
水難事故で子どもが助かるのは浮いて待てたからです。
浮くことができなかった親は力尽きます。
もしどうしてもお子さんの近くにいたかったら、子どもと一緒に浮いてください。
でもできれば、ぜひ119番の救助隊を信じて、水に入らないようにして待っていてください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/29c1ccc3f0032b552e4483eff378cf97381f1fab
2023年9月1日17時37分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県が発注した道路工事をめぐり、32か所の側溝で内部の鉄筋の本数が少ないなど、県の規格を満たしていない疑いがあることがわかり、群馬県は、製造した安中市の建材メーカーに対し、規格に沿った側溝を取り付け直すよう求めることにしています。
県によりますと、安中市に本社を置く建材メーカー「I建材」は、県に資料が残る2018年以降、県が発注した道路工事、あわせて36か所で側溝の製造を担当してきました。
このうち、高崎市や藤岡市などに設置された32か所の側溝で、内部の鉄筋の本数や太さが足りないなど、県の規格を満たしていない疑いがあることがわかったということです。
ことし2月、甘楽町での工事の際、規格と異なる側溝が見つかったため、県が調査を行ったところ、規格を満たしていない疑いがある側溝の区間はおよそ3キロに及ぶということです。
これまでに側溝が壊れるなどの被害は確認されていないということですが、県は現場のパトロールを強化することにしています。
また、県の聞き取りに対し、建材メーカーの社長は、「規格外の製品を作ったことは認めざるを得ない」などと話しているということです。
県は、コストを抑えるために鉄筋の本数を減らすなどしていたとみていて、工事の受注者を通じ、建材メーカーに対し、32か所の側溝を規格に沿ったものに取り付け直すよう求めることにしています。
側溝をめぐる問題について、山本知事は「この会社が製造した側溝は鉄筋の太さや本数が足りず、強度が不足している。万一、破損した場合、道路が陥没し、通行者などに被害が及ぶおそれもあり、極めて悪質だ。県民の安全にも関わることで、非常に深刻に受け止めている。二度とこういうことがないよう、県としてしっかりと対応していきたい」と話していました。
一方、NHKの取材に対し、建材メーカーの社長は、「ことし3月に会社を買収して社長に就任したが、前の社長からは規格を満たしていない側溝の製造に関する話は一切聞いていなかった。このような側溝が作られていたことを私が知ったのは買収の翌日のことで、非常に驚いた。現在、前の社長とは連絡がつかなくなっている」と話していました。
そのうえで、「買収して以降、会社では規格を満たしていない商品は作っていないと断言できる。元請け会社からの指示に従い、取り付けをし直していきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20230901/1060015350.html
9月2日8時42分に朝日新聞からは、県は建材会社と直接の契約関係にないため受注業者に補修請求するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
I建材の製品は、一定の品質を満たしている群馬県型側溝(GpU)として、2017年から県の承認を受けていた。
承認を受けると、県による検査手続きの一部が省略される。
県によると、今年2月、甘楽町の林道整備工事で、外見から品質が劣ると見られるコンクリート側溝が見つかった。
詳細に調べたところ、中に入っている鉄筋が県の定めた規格と比べて細く、本数も少ないことが確認できたという。
そのため県は、過去5年間に、磯貝建材の製品が使われた34カ所の県発注工事を調査。
32カ所で「偽装側溝」が確認された。
区間は合わせて約3キロだった。
工事関係の書類が保存されていないため、5年前よりさかのぼっての調査はできないという。
鉄筋の太さや本数が規格を下回ると、必要とされる強度がなくなり、大型車両が側溝の上を走った時、重さに耐えきれず破損するリスクが高まる。
現時点では、破損などは見つかっていないという。
I建材は、県の聞き取りに対して偽装を認めたといい、偽装を始めた時期や理由については、「今年3月に社長が代わり、以前のことは分からない」と説明したという。
県の工事請負契約書では、工事に規格外の製品を使用するなど、契約内容に適合しない場合は、受注業者に補修工事などを請求できると定めている。
県は、側溝を納品したI建材とは直接の契約関係にないため、元請けの受注業者に補修を要請せざるを得ないという。
県は8月下旬、受注業者に補修工事を求める方針を説明した。
補修にかかった費用は受注業者に負担させる考えを示したという。
これに対して、受注業者からは不満の声が出て、「I建材に負担させるべきだ」などの意見も出たが、県は、I建材と直接の契約関係は無く指示はできないと説明したという。
今後、32カ所以外に規格外製品が確認された場合も、道路工事の受注業者に補修を求める方針だ。
https://www.asahi.com/articles/ASR917GRDR80UHNB002.html
9月1日18時42分にYAHOOニュース(群馬テレビ)からは、工事現場を県が確認した際にコンクリートの異常に気が付いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
今年2月に、甘楽町で行われていた林道工事の現場を県が確認した際、コンクリートの異常に気が付き、中身を調べたところ発覚したということです。
I建材は県の聞き取りに対し、この側溝の製造を認めたうえで、「いつから作っていたかは経営者の交代があり分からない」と回答したということです。
県では、工事を受注した建設業者22社に対し、工事のやり直しを求める方針です。
また、I建材に対しては、製造工場での立ち合い検査などを一部省略できる県の承認制度について取り消す処分を行います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2fa078466581816bdacd1c2316f925e314907f9
2023年9月1日19時25分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
絶景を眺めながら楽しめる「O流しそうめん」で8月中旬に食中毒が発生しました。
患者の数が少なくとも93人に上っていることが分かっています。
石川県には他にもおよそ500人から相談があり、調査が進められています。
【 “絶景流しそうめん” 93人食中毒】
高さ15メートルから落ちる迫力の滝。
石川県津幡町の観光名所の一つ、木窪大滝。
その滝を眺めながら楽しめるのが、湧き水を利用した「流しそうめん」。
これを目当てに年間1万人の観光客が訪れるほど人気だったといいます。
しかし、1日は川底に落ち葉が散乱し、辺りは閑散としています。
先月、この施設で食事を取った24人が腹痛や下痢などの食中毒症状を訴えた問題。
食中毒の原因について、保健所はそうめんやイワナの塩焼き、かき氷、ウィンナーなどの食事と判断しています。
その後も相談が次々と寄せられ、患者は93人まで増加。
さらに県は、相談があったおよそ500人についても調査しています。
【湧き水原水から「カンピロバクター」】
食品問題評論家 垣田達哉さん:
「100人、何百人規模の食中毒はあまり例がない」
そう話すのは、食品問題に詳しい垣田さんです。
今回、施設が使用していた湧き水の原水から検出されたのは細菌・カンピロバクター。
食品問題評論家 垣田さん:
「どこにでもいる。海とか川でも。食中毒菌はいると思っていただければいい」
調理に使用していたのは、山からの湧き水。
津幡町によると、この施設では普段は塩素で殺菌処理をしていて、これまでにカンピロバクターが検出されたことはなかったといいます。
なぜ今年に限って食中毒が起きたのでしょうか。 こ
れは食中毒が発生する2週間前にそうめんを食べた男性が撮影したものです。
そこには「滝の水に負けじとそうめんが流れてくる」というテロップと、勢いよく流れるそうめんの映像が。
流しそうめんを撮影した男性:
「滝のあった津幡町が豪雨で滝の水も多く…」
【湧き水で? 大雨被害で「検査せず」】
異例の集団食中毒。
石川県を襲った大雨の影響で、水質検査をしていなかったことが分かりました。
食中毒が起こる2週間前に家族とそうめんを食べたという男性は…。
流しそうめんを撮影した男性:
「(Q.体に変化は?)大丈夫でした。何回か食べたことがあり、大丈夫だと…」
また、コロナ禍を経て4年ぶりの再開だったこともあり、食べる箸とそうめんをすくう箸が違うなど、感染対策もされていたといいます。
そして男性は、こんな異変に気が付きました。
流しそうめんを撮影した男性:
「滝のあった津幡町が豪雨で滝の水量も多く…7月の豪雨で大変だったと思うと複雑な気持ち」
道中の道路も崩落していました。
施設側は食中毒の原因について、「年に1度以上、実施すべきである水質検査を、7月中旬に発生した線状降水帯による被害の影響から、営業開始前に行わなかったことが今回の事態を招いてしまった」と話しています。
7月12日、石川県内で発生した線状降水帯。
流しそうめんの施設がある津幡町でも甚大な被害が発生しました。
このため、水質検査をせず、例年より数日遅らせて7月23日から営業を開始したといいます。
施設がある木窪地区 加藤区長:
「本当に大雨の被害は相当ひどかったみたいなので。ぱたぱたと急だったせいもあるんですかね」
水質と線状降水帯の関係について、専門家は。
食品問題評論家 垣田さん:
「従来と水の流れ・水質が変わっている可能性が高い。大雨があった時ほど水質検査しなければいけないのに、今回それをしていなかったのは非常に大きなミス」
施設は現在、夏の営業を終了しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/45204a334dd3c12720cbcf8ac977319215bcaf64
9月2日5時0分に北國新聞からは、8月11、12日の食事で発症した、いつどこから湧き水に侵入したかは特定できない、7月の大雨で塩素投入装置が被災していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
県によると、8月11、12日に店で、そうめんなどを食べた2歳~50代の男女24人が腹痛や下痢、発熱などの症状を訴えた。
その後、店で食事をしたほかの人も同様の症状を訴え、患者は1歳~70代の93人に増えた。
石川県内のほか、富山、や長野、福井県から訪れていた。
入院者はおらず、全員既に回復している。
保健所が8月18日に実施した現地調査で、流しそうめんに使用している湧き水からカンピロバクターが検出された。
湧き水に細菌が混入した原因については「いつ、どこから侵入したかは分からず、特定できない」(県薬事衛生課)という。
湧き水は流しそうめん以外にも調理に利用していた。
・・・
店のホームページによると、7月中旬の線状降水帯による大雨の影響で塩素投入装置が被災し、復旧させたが、営業を優先して、営業開始前に水質検査を行わなかったという。
・・・
県内で発生した食中毒の患者数として、平成以降では、2002年11月に志賀町で確認されたウェルシュ菌での食中毒540人が最多。
過去10年間では、15年3月に金沢市でノロウイルスが原因の食中毒が発生し、94人が感染した。
★カンピロバクター
鶏や牛、豚など家畜の腸管内に生息する細菌で、食べ物を介して人間の体内に入ると、1~7日の潜伏期間の後、発熱や下痢、腹痛といった胃腸炎症状、倦怠感、頭痛、目まいなどを引き起こす。
まれに、呼吸困難に陥る「ギラン・バレー症候群」を発症することもある。
75度以上の熱を1分以上加えれば死滅するため、十分な加熱が予防となる。
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1170069
なぜ涌き水に細菌が混入したのかを追跡すると、ある可能性が浮かび上がってきた。
【画像39枚】取水口の近くで出くわした檻にかかったイノシシ…湧き水の「管」を徹底追跡
【カンピロバクターによる集団食中毒】
「O観光流しそうめん」は、石川・津幡町で30年以上続く夏の名物だ。
週末には大行列ができるその賑わいをFNNが取材したのは、8月12日。
まさか、この日、そうめんを流す湧き水に危険が潜んでいたとは知る由もなかった。
・・・
細菌感染症に詳しい、東京医科大学の中村明子兼任教授は、「カンピロバクターの場合は、普通の食中毒よりも熱が出るということから言うと、症状が重いと言ってよろしいかと思います」との見解を示した。
【管から水が噴出…檻にかかったイノシシも】
本来、カンピロバクターは、野生動物や家畜などが持っている細菌で、鶏肉などを加熱が不十分な状態で食べた時などに下痢や腹痛、発熱などの症状を引き起こすという。
それがなぜ湧き水に混入していたのか。
現地を取材すると、流しそうめんの営業は終わっていたが、山から伸びている黒い管からは冷たい湧き水が出ていた。
管をたどっていくと、水が噴き出ている箇所を発見した。
現場の映像を東京医科大学の中村兼任教授に見てもらったところ、「ここから水が噴き出しているということは、ここに外部から菌が混入する場所だと考えてもおかしくない」と指摘。
「野生(動物)のふん便の中にカンピロバクターが存在していないと言えませんよね。小さなピンホールみたいなとこから菌っていうのは自由に出入りしますから」と説明した。
野生動物の腸内にいるカンピロバクターは、ふん便にも含まれる。
自然に24時間さらされた管の隙間から、細菌が湧き水に入り込んだ可能性が考えられるという。
また、地上に見えていただけでも約100mある湧き水の管についても、中村氏は「(管が)長いとそれだけリスクが大きい。地中に埋めた方が安全で、外に出してるとやっぱり野生の動物がかじったり。流しそうめんの場合は、水がやっぱり重要な一つの材料になるわけで、水の管理というのがちょっとお粗末な気がします」と疑問を呈した。
管が地中に埋まっていた地点から約500メートル山頂側に向かうと、湧き水の取水口だという場所にだどりついた。
その近くでは、檻にかかった3匹のイノシシに出くわした。
身近に野生動物がいることがわかる。
中村氏は、「やっぱり、こういった野生動物の腸には(カンピロバクターが)存在していると考えて間違いないと思います」と話した。
【営業優先し水質検査せず】
・・・
水質検査は時期を問わず、年に1回以上行えばルール違反にはならないという。
石川県健康福祉部・事業衛生の出雲担当課長も、「食品衛生法では、営業者は1年に1回以上、水質検査を含めた衛生管理を行う必要がある。(実施する時期の指定は)ない」としている。
【9月も食中毒に厳重警戒】
夏休み終盤を揺るがした集団食中毒。
しかし、専門家は8月以上に、9月こそが一般的な食中毒の危険な時期だと指摘する。
中村氏は、「真夏の暑い時は『食中毒を起こしちゃいけない』とすぐ残り物を冷蔵庫にしまうとか、室温に放置するなんてことはしないのに、9月ぐらいになると朝晩はちょっと涼しくなり、食品の扱いがちょっとずさんになる。(9月は)食中毒にむしろ気をつけなければいけない月」だと注意を促す。
やりがちなことで特に注意が必要なのが、カレーやシチューなどの煮込み料理の管理だ。
鍋に置いたままにしておくと、冷める際に食中毒の原因となる「ウェルシュ菌」が増殖する。
ウェルシュ菌は、100℃で1時間の加熱にも耐え、一度菌が繁殖してしまうと再加熱しても死滅しないため、作り置きのカレーなどを食べる際は、粗熱が取れた状態で小分けにし、冷蔵庫に入れることが大切だという。
(「Mr.サンデー」9月3日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/603b304037467ecb3dde5f0d055cbb8631423186
9月9日15時53分に毎日新聞からは、店は廃業するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同店を経営する大滝観光は9日までに、損害賠償を終了した時点で廃業するとホームページで明らかにした。
ホームページは5日付で更新。
現在、損害賠償の支払いを進めており、終えた時点で廃業すると報告した。
その上で発症した人や関係者に「心より深くおわびするとともに、回復を祈念している」と謝罪している。
https://mainichi.jp/articles/20230909/k00/00m/040/144000c
キーワード;変更管理
2023年9月2日9時54分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後3時20分ごろ、富士山に登っていた静岡市駿河区にある市立N小学校の5年生の児童から「道に迷って今いる場所がわからない」と警察に携帯電話で通報がありました。
警察と消防が捜索したところ、約1時間後に御殿場市の御殿庭入り口付近で児童4人が見つかり、学校が改めて点呼をとったところ、ほかにも4人がいなくなっているのがわかったということです。
4人も、約1時間後に別の場所で見つかったということです。
警察によりますと、8人は会話もでき、けがはないということです。
学校によりますと、登山には5年生151人が学校行事として参加し、当時は列を作って下山していたということです。
警察がルートを外れた理由や教員の引率状況などを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230902/3030021418.html
9月4日19時36分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、別の山岳ガイドはガイドの人数不足や歩く速度の不適切さが原因だった可能性を示唆しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因をしっかり究明し再発防止が求められます。
1日、校外活動で富士山を訪れていた静岡市駿河区の小学生8人が道に迷い、一時行方不明となりました。
8人は無事救助されましたが、一歩間違えれば大きな事故につながったかもしれません。
再発防止に何が必要か、山岳ガイドに聞きました。
1日、校外活動として富士山を訪れていた静岡市立N小学校の5年生8人が一時行方不明となり、その後、警察や消防に救助されました。
校外活動に参加していたのは5年生152人で、教師10人と山岳ガイド4人が一緒に宝永山の火口から2合目付近の水ヶ塚公園に向けて下山していました。
静岡市教育委員会によりますと、小学生は当時、ガイドを先頭に1列で歩いていて、6人いるクラス担任もクラスの先頭にいましたが、次第に間隔ができ、一部の子供たちがはぐれてしまったとみられています。
富士山で山岳ガイドを務め、今回のコースも経験している岩崎仁さんは、ガイドの人数不足や歩く速度の問題について指摘しています。
富士山ネイチャーツアーズ・岩崎仁 代表:
「一人のガイドがそのコースで目が届くのは15人から20人がギリギリではないか。
今回は160人くらいの大きな団体にしたら、ガイドの人数(4人)が少し足りなかったのかという気がする。
歩く速度が本当に適切だったかどうかも大きな要因。」
つまり、余裕のある行程を組んでいたか?
その上で、岩崎さんは「事業者側と学校が安全管理を徹底すべき」と訴えています。
岩崎代表:
「事業者(山岳ガイド)もこの体制で受けられるのか否かをしっかりと判断して、(学校は)安全管理というところにしっかりと重きを置いて事業計画を立てる(必要がある) 」
改めて、当時の状況を説明します。
N小学校の児童152人は、教師とガイドの計14人が引率し、宝永山から大人の足で2時間以上かかる水ヶ塚公園に向かってハイキングコースを下っていました。
下山していたのは須山口登山歩道を通るコースでしたが、児童4人ずつの2組 計8人が道に迷い、いずれも予定していたコースではない場所で発見されました。
まず午後4時半頃 、4人が発見されたのが御殿庭入り口付近。
そして午後6時過ぎに、さらに4人が発見されたのが南山林道分岐と呼ばれるあたりです。
大きなケガはありませんでしたが、日が沈む時間が近づいていて、児童たちは不安な時間を過ごした可能性もあります。
原因をしっかり調べ、再発防止につなげてほしいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/633c6c4d5be021fbe612d3a69d5a5318c63c9406
(ブログ者コメント)
溶岩道なら先に進んでいる人が見えるはずだが・・・と思い、調べてみると、hayashiさんの「地形地質探訪記」ブログに「(宝永山)第二・第三火口には表富士周遊道路・水ヶ塚の近くから延びる登山道があるが、展望の利かない樹林帯のため迷いやすい。」という記述があった。
他ブログの写真を見ても、やはりそんな感じの道だった。
http://wunderjapan.blog.fc2.com/blog-entry-57.html
2023年9月1日14時58分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時ごろ、千葉市中央区のJFEスチール東日本製鉄所で「溶けた鉄を運ぶ車両から鉄が敷地内に流れ出ている」と会社から消防に通報がありました。
会社によりますと、午前10時半ごろに工場内で溶けた鉄を運ぶ特殊な車両で鉄を移し替えようとしたところ、容器が異なる方向に動き、鉄が流れ出たということです。
けが人はいないということです。
消防によりますと、流れ出た鉄は100トンほどとみられ、会社では流れ出た鉄が高温のため、冷えるのを待つとともに、対応を検討することにしています。
周りに被害が広がるおそれはないということで、JFEスチール東日本製鉄所は「地域のみなさまへの影響はありませんが、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20230901/1080021549.html
2023年8月31日15時41分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年12月、天草市五和町の天草空港で、離着陸を繰り返す操縦訓練を行っていた小型機が着陸の際、前輪と機体をつなぐ脚が滑走路などと接触して破損する事故がありました。
乗っていた教官と訓練生2人のあわせて3人にけがはありませんでしたが、国の運輸安全委員会が原因などの調査を進めていました。
31日、公表された調査報告書によりますと、操縦していた訓練生が教官の指示を受けて着陸を中断し、高度を再び上げようとした際に操作を誤り、機首が下がったことが原因とみられるということです。
この訓練生は、この小型機の右側の席で操縦したのは初めてで、エンジンのレバーの操作を行うにはふだんとは反対側の手で行うべきところを、誤って同じ手を使ったため、操縦かんを操作してしまった可能性が考えられるということです。
国の運輸安全委員会は、再発防止策として、慣れていない操縦席で訓練を行う場合には、ふだんと操作や計器の見え方が違うことなどを理解し、事前に十分な準備を行ったうえで、訓練に臨む環境を用意することが必要などとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20230831/5000020048.html
(ブログ者コメント)
以下は、報告書の抜粋。
ポイントとしては、こんなところだろうか・・・。
・会社は訓練生が右席で操縦する場合の要領規定を設けていなかった。
・右席と左席でパワーレバーと操縦棹の位置が反対になっていた。
・右席訓練の実施が前日に決まったため準備が不足していた
・・・
2.事実情報
・・・
発生した事象及び関連情報
・・・
(4) 同機の操縦席
左操縦席正面には、プライマリー・フライト・ディスプレイ(PFD)が装備されており、飛行に必要な情報(姿勢、速度、機首方位、高度など)を表示する。
PFDの右側には、マルチ・ファンク ション・ディスプレイ(MFD)が装備されており、 エンジンや電気系統などのシステム情報及び航法に必要な情報などを表示する。
同機の操縦桿はサイドコントロール式である(図 4参照)。
操縦桿を前後に操作してピッチ方向の操縦を行い、操縦桿を左右に傾けてロール方向の操縦を行う。
(5) 右席操縦に関する同社の規定
同社は、操縦教育証明を有する操縦士を社員として採用し、訓練することが主であったため、採用後に操縦教育証明を取得する操縦士が、訓練生として右席で操縦する場合の要領などに関する規定を設けていなかった。
3.分析
(1) 接地時の状況
機首が下がったことについては、同機が復行を試みた際に、訓練生Aが操縦桿を前方に押したこ とによるものと考えられる。
操縦桿を前方に押したことについては、左席で復行操作を行う場合、操縦士は右手でパワー・レバーを前方に操作することから、同型式機で初めて右席操縦を行った訓練生Aが、右手で操作していた操縦桿に対してパワー・レバーに対して行う操作を行った可能性が考えられる。
また、左席で復行操作を行う場合、機首上げのため、操縦士は左手で操縦桿を引くことから、訓練生Aが左手で操作していたパワー・レバーに対して操縦桿に対する操作を行い、パワー・レバーを手前に引いた可能性が考えられ、同機のエンジン出力の減少(図1②参照)が同機の機首下げに関与したものと 考えられる。
機長は、訓練生Aに対して復行を指示した際に、同機の機首が下がったため、再度復行を指示しているが、接地までの時間を考慮して機首が下がった時点でテイク・オーバーすべきであったもの と考えられる。
(2) 訓練生の右席操縦
訓練生Aは、自らの意思で本事故時の訓練を右席での操縦により行うことにしたが、同訓練の実施の決定がその前日であったことから、左右の操縦席での操作や計器の見え方の相違などを踏まえた右席で操縦を行うための準備が不足していたものと考えられる。
また、同社が訓練生Aのような新たに操縦教育証明を取得する操縦士の教育・訓練についての具体的な要領を準備しておらず、右席での操縦訓練の可否に係る判断は、教官に任されていたものと推定され、また、訓練生が行う右席操縦への教官の準備も不足していたものと考えられる。
・・・
https://www.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/rep-acci/AA2023-5-4-JA01TC.pdf
2023年8月30日11時33分にYAHOOニュース(ABCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前3時20分ごろ、滋賀県長浜市西浅井町余のJR北陸本線の線路上で、点検作業をしていたJRの関連会社の男性作業員(24)がはしごから転落して、死亡しました。
警察などによりますと、男性は夜間の定期点検で架線を支える構造物のボルトを確認するため、はしごに登って作業していた際、約6メートルの高さから転落したということです。
意識不明の状態で病院に運ばれましたが、約5時間後に死亡が確認されました。
男性は、他の複数の作業員とともに、点検作業にあたっていたということで、警察が事故の詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/339b3c991752984a1834194842eafe20c9e26810
2023年8月29日6時13分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今、「シニアカー」による危険な運転が相次いでいる。
番組に寄せられた映像には、シニアカーに乗った高齢者による“迷惑運転”がとらえられていた。
イット!は8月24日、信号が赤にもかかわらず、高齢男性が乗ったシニアカーが交差点に進入する様子を放送した。
交差点では、シニアカーのすぐそばを車が次々と通りすぎていった。
この放送を見た視聴者から、シニアカーによる危険な運転を捉えた新たな映像が寄せられた。
撮影者:
「もう、非常に危ないなと。道路の真ん中を走られていましたから、車にひかれたら本当に大変なことになるなというのが一番でした。」
映像は、2022年7月に北九州市で撮影されたもの。
シニアカーに乗る高齢男性が、道路の真ん中で信号待ちをしていた。
その1カ月後には、バスの前を走行。
バスは、シニアカーに衝突しないよう、ゆっくりと走っていた。
シニアカーはさらに、信号待ちをしている車の間をすり抜けるように進んでいった。
撮影者は、車での帰宅中に車道を走るシニアカーに遭遇したという。
撮影者:
「運転されてる方もすごく神経を使って運転しないといけませんし、死角から出てきた場合は、本当に事故になり得る状況ですから(車道を走るのは)是非やめてほしいなと思いました。」
シニアカーは、道路交通法上は歩行者の扱いとなっているため、歩道を走行しなければならない。
相次ぐ高齢者によるシニアカーの危険な運転。
交通ルールの遵守が求められる。
(「イット!」8月28日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/04bae06ad804e513311b4198cf7fba09e74001f4
2023年8月29日18時6分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・渋谷の飲食店で起きた爆発ですが、開店前の仕込み中にカセットコンロのガスボンベが爆発したことが分かりました。
警視庁などによりますと、午後4時半すぎ、渋谷区神泉町の飲食店で爆発があったと110番通報が入りました。
現場は、5階建てビルの1階部分にある飲食店で、カセットコンロのガスボンベが爆発したということです。
当時、店内では開店前の仕込みをしていて、カセットコンロの上で鉄製の入れ物に木炭を入れてあぶっていたとみられます。
火はすぐに消し止められましたが、従業員の30代の男性2人が顔や首などに軽いやけどをしました。
現場は京王井の頭線の神泉駅からおよそ150メートル離れた、マンションやスーパーが立ち並ぶ場所です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cedd2774aae0b03f92c0dfd6dea5171d3f4ddb8
8月29日17時58分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/688992?display=1
2023年8月28日12時45分にYAHOOニュース(リセマム)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者庁・国民生活センターは2023年8月25日、水筒を持ち歩く子供の転倒事故の情報が医療機関から寄せられていることから、「子ども安全メール from 消費者庁」で注意を促している。
水筒はなるべくリュックサックに入れるなど心掛けたい。
残暑が厳しく、水分補給が欠かせない時期が続き、出掛ける際に子供が水筒を持ち歩く機会が多い。
しかし、転倒した際に首や肩に掛けていた水筒がお腹に当たり、内臓を損傷するなどといった思わぬ事故が発生している。
消費者庁・国民生活センターには、水筒を持ち歩く子供の転倒事故についての情報が、医療機関から寄せられている。
事項例では、
「水筒(1リットルの容器)を斜め掛けにして歩いていたところ坂道で転倒し、地面と水筒に挟まれる形で腹部を強打し、脾損傷のため集中治療室に入院し、保存加療で10日後に退院した(9歳)」
「通学中に友人と追いかけっこをしていたところ転倒し、斜め掛けしていた水筒が腹部の右側に当り、痛みと嘔吐があり救急搬送され、小腸破裂、汎発性腹膜炎のため緊急手術のうえ、集中治療室に入院した(10歳)」
「登校中、走っていたところ硬い土の場所でつまずいて転倒。その際、首から提げていた水筒が、地面とお腹の間に挟まり、腹部を強打し、内臓損傷により、膵臓50%程度および脾臓を摘出(7歳)」
など。
子供は、転倒しやすい、転倒した際に反射的に手をつくといった動作が取りにくい特徴がある。
また、子供は腹部臓器の占める割合が大きく、お腹周りの筋肉が弱いなどの理由から、腹部に外から力が加わった場合に内臓損傷が起こりやすいとされている。
そのため、水筒を首や肩から掛けていると、転倒した際、水筒が腹部に当たる可能性があるため危険。
このほか、水筒のひもが首や腕に絡まったり、遊具などに引っかかったりすることにも注意が必要だ。
子供が水筒を持ち歩くときは、
「水筒はなるべくリュックサックなどに入れる」
「水筒を首や肩に掛けているときに走らない」
「遊具などで遊ぶ場合は、水筒を置いて遊ぶ」
などのポイントを心掛けたい。
熱中症予防に役立つ水分補給の道具に思わぬ危険が潜んでいる。
転んだときの危険性について、日ごろから子供に教えておくことが大切だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/34d89d8964b8285b6d17f8fc0de59d9e08ac72ea
(ブログ者コメント)
水筒の危険性については2021年4月にも情報紹介スミ。
『[昔] 2015年6月5日 水筒を左斜めに肩にかけた7歳男児が傘をさしながら走っていて小学校入口で転び、その際、水筒が地面と腹の間に挟まって内臓を圧迫、膵臓を半分切除するなどした』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11586/
2023年8月28日22時27分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後5時45分ごろ、秋田新幹線は赤渕(岩手県雫石町)―田沢湖(秋田県仙北市)間の落石を検知する装置が作動しなくなり、同区間の運転を見合わせた。
JR東日本は安全確認をした上で、午後8時半過ぎに運転を再開。
東京発秋田行きこまち31号が約3時間遅れるなど、4本に遅れが出た。
このほか、こまち2本と、同じ線路を走る普通列車2本が区間運休した。
約1300人に影響が出た。
https://www.sankei.com/article/20230828-2UDKTLD5BNL3JEAJFMDOJG7B6M/
(ブログ者コメント)
〇滅多に起きない?起きても報じられない?トラブルだと感じたので
御参考までに紹介する。
〇落石検知システムについては、JR東の下記報文が分かりやすかった。
『長大延長を 一括監視可能な 落石監視システムの開発』
https://www.jreast.co.jp/development/tech/pdf_21/Tech-21-50-53.pdf
2023年8月28日23時19分にTBS NEWS(南日本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後5時半すぎ、霧島市牧園町万膳の太陽光パネルを設置するための造成現場で、土砂をダンプカーに積む作業をしていたショベルカーが、崩れてきた土砂で横倒しになりました。
土砂は運転席に流れ込み、ショベルカーを操作していた久留米市の会社員、岡村さん(男性、60歳)が生き埋めになりました。
近くにいた同僚らが救助作業をするとともに119番通報し、岡村さんはおよそ1時間後に消防によって救助され病院に運ばれましたが、およそ2時間半後に死亡しました。
当時、現場にはおよそ30人がいて作業をしていたということです。
現場は採石場の跡地で、警察が事故の詳しい状況や原因を調べています。
https://www.mbc.co.jp/news/article/2023082800066936.html
8月29日7時3分にYAHOOニュース(南日本新聞)からは、高さ10m以上の土砂を移す作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後5時35分ごろ、鹿児島県霧島市牧園町万膳の山中で、土砂を油圧シャベルでダンプカーに移していた福岡県久留米市北野町大城、会社員の男性(60)が、崩れてきた土砂に埋もれた。
病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
霧島署によると、男性はソーラーパネル設置の造成のため、シャベルを操作し、積んであった高さ10メートル以上とみられる土砂を移す作業をしていた。
事故を目撃した他の作業員が119番した。
土砂が崩れた原因や死因を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/13f02f36d7e1bb805afc9e280d99b00f056ee8bc
2023年8月25日15時11分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
持続可能な畜産に向けた取り組みが進んでいます。
輸入に頼らず、県内で家畜のエサを生産しようと栽培がはじまった、最大で5メートルを超えるイネ科の植物「ソルガム」の収穫が始まりました。
「ソルガム」はアフリカ原産のイネ科の植物で、乾燥に強く、稲や麦の育たないような環境でも育ち、人が水をやる必要もないうえ、収穫量も多いため、輸入飼料にかわる作物として期待されています。
25日は、県が輸入へ依存せず、持続可能な農業の仕組みを作る目的に連携協定を結んだ大手商社の「双日」が川南町で栽培しているソルガムの収穫が始まりました。
会社では川南町のほか、木城町と高鍋町にある、あわせて7ヘクタールの耕作放棄地に、一般的な品種に比べて倍以上の大きさとなる、最大で5メートルほどに育つ品種のソルガムを試験栽培しています。
収穫されたソルガムは、その場で細かく砕かれたあと、円柱状にまとめられ、乳酸発酵させることで牛や豚のエサになります。
今後、県農業大学校でソルガムのエサを牛に与えて効果を確かめる試験を行うほか、ソルガム以外の作物についても試験的に栽培を進めることにしています。
「双日」の循環事業開発課、相原さんは、「とうもろこしなどと比べて、単位面積あたりで多く収穫できたので、期待は大きい。地元の農家と一緒になって活用方法を検討していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20230825/5060016305.html
(ブログ者コメント)
本件、以下の過去記事関連情報として紹介する。
『2022年8月16日報道 イタリアの牧場で刈りたての草を食べた牛が震え始めて死ぬ事例が多発、原因はソルガム(世界5大穀物の1つ)、干ばつで生育が遅れたため青酸濃度が高まっていた』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12686/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。