忍者ブログ
                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
 ブログ内検索 Site Search 
キーワードに合致した記事を検索できます(複数キーワード検索可)
 最新記事 Latest Articles 
(04/15)
(04/15)
(04/14)
(04/13)
(04/12)
(04/12)
(04/12)
(04/11)
(04/11)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/09)
(04/08)
(04/08)
(04/07)
(04/06)
(04/05)
(04/04)
(04/03)
(04/03)
(04/02)
(04/01)
(03/31)
(03/31)
 最古記事 Oldest Article 
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10

2022829 710分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

クルマを走る際、道路によって法定速度が設けられています。

では、法定速度を1kmでも超えてしまうことは問題となってしまうのでしょうか。

クルマの速度制限として設けられている法定速度は、道路標識や道路上の標示などによって分かるようになっています。

道路によって定められている速度があり、一般道路では時速60km、高速道路では時速100kmと、道路交通法で定められています。

なお、道路によって異なる時速が定められている場合もあります。

また道路交通法第22条では、道路の速度制限について以下のように定められています。

「車両は、道路標識等によりその最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、その他の道路においては政令で定める最高速度をこえる速度で進行してはならない」  

上記の規定だけを見ると、時速1kmでもオーバーすれば、厳密には速度超過の違反になってしまうといえます。

では、実際のところ、法定速度を1kmでもオーバーすると違反になってしまうのでしょうか。

これについて、元警察官Bさんは以下のように話します。

「制限速度を少しでも超えているからといってただちに取り締まるわけではありません。 これは、クルマのスピードメーターが示す速度と、実際の速度との間に誤差があり、その誤差の許容範囲が決められていることがひとつにあります」

道路運送車両法の保安基準の細目を定める告示第148条では、スピードメーターの取り付け位置やその精度などについて細かく定められています。

スピードメーターが指し示す速度については、平坦な舗装路面で走行した際に、著しい誤差がないものとすると決められています。

例えば、200711日以降に作られた普通自動車のスピードメーターについては、以下のような計算式に適合するようにと示されています。

 10V1-6/11V2≦(100/94V1」  

この式において、V1は自動車に備える速度計の示す速度、V2は実際に計測器を使って計測した速度となっており、仮にクルマのメーターが時速40kmを示していた場合、計算式は「時速30.909kmV242.553km」という値となります。

つまり、スピードメーターに表示された速度が時速40kmのとき、実際に計測された速度が時速約31kmから約43kmの間に収まるようなメーターでなければならないということです。

この場合、スピードメーターの誤差の許容範囲は時速約12kmになるため、メーターの値と実際の速度にいくらかの誤差が出る可能性があるといえます。

自身のクルマのスピードメーターで法定速度を時速10km程度超えたとしても、メーターの誤差を考慮して、速度取り締まりをされる可能性は低いと予想することができます。

警察庁の「道路交通法違反の取締り状況」によると、2021年中の速度違反件数1064818件のうち、時速15km未満の速度超過の取り締まり件数は198件と、全体の約0.01%と低い割合となっています。

時速15km未満の速度超過の取り締まり件数が少ない点からも、制限速度を時速10km程度超過しただけでは、取り締まりの対象になる確率は低いものと考えることができます。

速度超過に関して、元警察官Bさんは以下のように説明します。

「取り締まりの状況はその時々で変わりますが、明らかに速度違反と認められるクルマについては取り締まり対象となりやすいでしょう。 一方で、スピードメーターの誤差の許容範囲はある程度考慮して取り締まりがおこなわれていると考えられますが、それを過信せず、制限速度を意識しながら、無理な追い抜き、追い越しなどをしないよう注意して運転をおこないましょう」

上記の警察官の話にもある通り、スピードメーターの機能性による許容範囲が設けられているとはいえ、まったく取り締まりをされないというわけではないため、制限速度には十分な注意が必要です。

そもそも制限速度は、その道路における交通事故件数や、通学路であるかどうか、歩道が設置されているかどうかなど、安全性の確保やその場所の道路の構造などを考慮して決められています。

制限速度が低い道路であれば、交通事故のおそれがある、通学路があって子どもの安全を守る必要があるなど、その制限速度が設けられた意味があるため、安全な運転を心がけていきましょう。

一方で、速度超過とは反対に、最低これだけの速度は出しておかなければならないという「最低速度」が道路標識などで示されている場合もあります。

最低速度は、クルマの低速走行を規制することで、道路の交通を円滑にする目的で定められており、多くの場合、高速道路や一般道路の特定の区間に設けられています。

例えば、高速道路では、道路標識で示されていない場所では時速50km以上で走ることが決められていますが、高速道路で「最低速度違反」をおこなうと、違反点数1点、普通車で反則金6000円が科されてしまう可能性もあります。

日頃から、道路標識や道路標示などをよく確認して運転することが大切です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e91fcd2f2a4353745420c130507154c8b85bb62c

 

(ブログ者コメント)

時速60kmだと49~64km、100kmだと85~106km。

全般、速度オーバー部分の誤差許容範囲のほうが低い側より小さくなっているが、それは安全を考慮してのことだろうか?

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

PR

8月25日、2台の車が事故を起こした、その直後に、現場を通りかかった。

事故の詳細は不明だが、重大事故ではなく、軽い接触事故だった模様。

事故が起きたことは仕方ないが、事故直後の対応として、事故の当事者が

・発煙筒を焚いて事故が起きたことを後続車に知らせる。
・後続車が安全に事故現場を通過できるよう誘導者を配置する。

という2点を、若者ながら(若者だからこそ?)的確に行っていたことに感心したので、ここに紹介する。

***

それは825日の昼過ぎ、県道24号線を鴨川方面から北上していた時のことだ。
道の駅「ふれあいパーク・きみつ」を通り過ぎ、左カーブに入る手前の道路に発煙筒が焚かれていた。



事故かな?と思って減速し、時速20km程度でゆっくり進んでいると、道路右側に立っていた若い男性が「先に進んでください」とばかりに片手を振って合図した。
その先には赤い車が見える。

赤い車の先には黒っぽい車が見える。

 
そして黒っぽい車の手前でも若い男性が誘導していた。

 

通過後、5分ほどしてパトカーとすれ違う。

事故現場に向かっていたものと思われる。

ちなみに救急車とすれ違うことはなかった。

 

事故の状況としては両車、同じ方向を向いていた。

しかし、その距離は離れている。

そこから考えると、正面衝突でも追突でもない模様。

一方、チラ見ではあるが、ボディに擦り傷があったような気がしたので追い越し時の接触か?

詳細は不明だ。

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20227291959分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし4月、三重県桑名市の高速道路で、パーキングエリアの入り口手前の駐停車が禁止されている場所に止まっていたトラックに別の車が追突し、運転していた男性が死亡する事故があり、トラックの運転手が警察に対し、「パーキングエリアがいつもいっぱいなので手前の路上で休憩していた」と説明していたことがわかりました。

背景には近年、東京などでも多発している高速道路の深夜割引を受けたいトラックによる混雑、いわゆる「0時待ち」と呼ばれる現象があると見られ、警察などが違法駐車の取り締まりや対策を強化しています。

ことし4月28日の午前4時半ごろ、三重県桑名市の伊勢湾岸自動車道の下り線で「湾岸長島パーキングエリア」の入り口の手前に止まっていた大型トラックに別の車が追突し、運転していた男性が死亡しました。

大型トラックが止まっていたのは、駐停車が禁止されていた道路右側のスペースでした。

警察が大型トラックの運転手に事情を聴いたところ、「このパーキングエリアはいつもいっぱいなので、駐車できないと思い、手前の路上で休憩していた」と説明したということです。

高速道路では、ETCを利用した車が深夜0時から午前4時までの間にわずかでも道路上にいると料金が3割引きになるサービスがあり、「NEXCO中日本」などによりますと、今回の事故現場周辺のパーキングエリアやサービスエリアは、この割引を得るために待機しているいわゆる「0時待ち」のトラックなどで夜間、恒常的に激しい混雑がおきていて、警察は事故の背景の要因とみています。

同様の現象は、東名高速道路の東京料金所の手前など、各地の高速道路で多発していて、警察などは、パーキングエリアなどに入れずに手前の駐停車禁止のスペースに止まっている車が事故を誘発する恐れがあるとして、取り締まりや対策を強化しています。

 

【“0時待ち”の実態は】

NEXCO中日本によりますと、高速道路のパーキングエリアやサービスエリアなどでは、深夜割引を受けたい、いわゆる“0時待ち”のトラックなどで、特に深夜の時間帯に混雑し、満車となるケースが多く、“0時待ち”の車のほか、休憩したいのにパーキングエリアなどに入れない車が周辺の道路脇など、駐停車が禁止されているスペースに違法に止まっている状況がしばしば見られるといいます。

このうち、三重県亀山市にある「亀山パーキングエリア」で取材したところ、午後11時ごろにはほぼ満車となり、パーキングエリアに入るための減速用の車線の脇などにトラックが次々に止まっていく様子が確認できました。

また、東名高速道路の東京料金所では、午後11時50分すぎには、料金所の手前の路肩などにトラックが止まって列をなし、大渋滞となりました。

そして午前0時をすぎると、今度は、次々と料金所を通過していく様子が確認できました。

NEXCO中日本では、こうした現象はいずれもETCを利用した車が深夜0時から午前4時までの間にわずかでも道路上にいると、料金が3割引になるサービスを受けたいドライバーが多いことが背景にあるとみています。

 

【運転手「会社の指示」も】

事故現場近くの三重県の「湾岸長島パーキングエリア」に休憩のために立ち寄ったドライバーからは、「会社から深夜割引を使うよう指示されている」といった声も聞かれました。

50代のドライバーの男性は、「朝方くらいまで休憩をとって奈良に行きます。私の会社は高速道路の料金が売り上げから引かれるので、やはり午前0時まで待つことになります」と話していました。

また、バイクの部品を運んでいるという30代の男性は、「合流するための車線などに止まっている車をよく見ます。私も深夜割引を使って高速道路に乗るように会社から言われているので気持ちはわかりますが、危ないと感じます」と話していました。

中には、実際に違法な場所に車を止めて休んだことがあるというドライバーの男性もいて、「割引は使わないといけないし、寝る時間も確保しないといけません。悪いのはわかっていますが、自分たちの給料にも響くし、休憩も取らずに連続で運転し続けたら会社にも迷惑がかかります。割引の対象になる時間がもっと広がればいいと思います」と話していました。

【警察やNEXCOは対策も】

警察では、パーキングエリア近くの危険な場所に駐車しているトラックなどがいた場合、止まらないよう指導したり、道路交通法違反で取り締まったりしていますが、ある場所で一時的に違法駐車が減っても別の場所で増えるなど、いたちごっこの状態が続いているということです。

また、NEXCO中日本では、こうしたパーキングエリアなどの周辺の違法駐車をなくすため、▼夜間に混雑がみられるパーキングエリアなどを中心に駐車スペースを増設したり、▼違法駐車が確認された場所にポールを設置して止められないようするといった対策を進めているということです。

NEXCO中日本桑名保全・サービスセンターの緒方工務課長は、「徐々に改善の兆しが見えてきてはいるが、まだ十分ではない。高速道路はどうしても一般道よりもスピードを出して走るので、違法駐車をしていると重大な事故を起こす可能性が非常に高く、絶対にやめてほしい」と話しています。

 

【同様の死亡事故は過去にも】

NHKが、三重県と愛知県、岐阜県、静岡県の東海4県の警察に取材したところ、事故発生の時間帯や運転手の供述などから、過去5年あまりの間に、“0時待ち”が背景にあった可能性がある事故で亡くなった人が、今回の事故を含め、少なくとも3人にのぼっていることがわかりました。

このうち、三重県では3年前の令和元年10月9日午前3時ごろ、新名神高速道路の「鈴鹿パーキングエリア」へ向かう道路の脇に止まっていた大型トラックに中型トラックが追突し、中型トラックの運転手が死亡しました。

大型トラックの運転手は警察に対し、「駐車場がいっぱいで、この場所に止まっていた」と話していたということです。

また、愛知県では5年前の平成29年7月13日の午前0時ごろ、新東名高速道路の「長篠設楽原パーキングエリア」に入ってすぐの場所に止まっていたトラックに別のトラックが追突し、追突したトラックの運転手が死亡しました。

警察によりますと、止まっていたトラックの運転手はパーキングエリアがいっぱいで止められず、入り口付近に止めたと話したということです。

NEXCOが行った実態調査の結果、いずれのパーキングエリアも日ごろから、事故が起きたのと同じ時間は満車状態になっており、警察は“0時待ち”が背景にあった可能性があるとみています。























https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220729/3000023974.html

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20226301617分にYAHOOニュース(RKB毎日)から下記趣旨の記事が、動画や写真付きでネット配信されていた。

赤信号にも関わらず、下の青い矢印が全て点灯する信号機が福岡県北九州市にある。

矢印が出ているので、すべての方向に車が進んでいいという表示だ。

それではなぜ赤なのか?

一見、矛盾する信号機が全国で人身事故が最も多い“魔の交差点”に設置されると、渋滞の緩和やドライバーの安全確保につながったという。

RKBの調査報道グループ「R調査班」が不思議な信号機の実態を取材した。

 

【初見は困惑?「一応、止まる」の声も】

Q :この信号機見たことありますか?
市民:「ないです、矢印が出ていれば進む」
市民:「一瞬、赤かなと思ったけど青矢印がついているので悩んだけど進みました」
市民:「83歳だから免許証はだいぶ前に返納しました。一応止まります、やはり確認しないと」

不思議な信号機があるのは、北九州市小倉南区にある国道と県道が交わる湯川交差点だ。

RKB尾川:
「交差点が見えてきました。赤信号なんですが、その下の矢印は全て進めと示しています。車も青信号のように進んでいます」

赤信号の下に設置された直進と左折の矢印が点灯し、それに従って車が進んでいく。

しばらくすると、右折の矢印も点灯した。

このタイミングで右折車も進み始め、「赤なのにすべての車が進行する」という不思議な状況が発生した。

どうしてこんな信号機が作られたのだろうか?
管轄する小倉南警察署に話を聞いた。

 

【昔は普通の「青・黄・赤」事故全国ワーストが転機に】

小倉南警察署・相部副署長:
「元々は赤青黄の信号表示で、それに右折の矢印信号が出ていました。それが全国ワースト1位の事故多発交差点になりまして・・・」

湯川交差点では2016年に25件、2018年に18件の人身事故が起き、2度も全国ワーストを記録した。

交通量の多さに加えて、Y字型の特異な形状が事故が起きやすい原因となっていたという。

通常の交差点は、ほぼ直角に交わるため、右折車は対向車線を最短距離で通過する。

湯川交差点はY字に沿って緩やかに曲がるため、どうしても右折に要する時間が長くなる。

このため、右折車と対向してくる直進車の事故が相次いだのだ。

警察は、道路を管理する国土交通省と対策を検討。

直進と右折を分離するため、新たに「直進」と「左折」の矢印信号が設置された。

 Q:青信号はつくんですか?
相部副署長:「つくことはありません。青信号の代わりを示すために直進と左折右折、3方向の矢印が出ることになっています」

対向車が直進する間は、右折の矢印が消えているため、赤信号に従って右折車は動かない。

その後、対向車が止まったタイミングで右折の青矢印が点灯し、右折レーンの車が進み始める。

対向車を気にする必要がないため、車の流れもスムーズだ。

 

【不思議な信号のおかげで“事故激減” 】

この信号が設置された2019年以降、人身事故の件数は激減した。

去年は1件、今年は3件に抑えられている。

福岡県には湯川交差点のほかにも、こうしたタイプの信号機が設置されている場所が3か所ある。

いずれも事故防止や渋滞の緩和に役立っているという。

「赤なのに進め」

一見、矛盾した信号機がドライバーの安全を守っている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/416f0e891622534d9761a88955d8b63c64bd2d0a  

 

※本件、ユーチューブでも配信されていた。

https://www.youtube.com/watch?v=BccqQ-1LH9Y 

 

(ブログ者コメント)

袖ヶ浦市にも、同じ信号がある。

赤の下は直進と左折の緑矢印。


瞬間、全ての色が消える。


その後、黄色が点灯。(写真なし)

そしてまた赤になり、今度は右折の緑矢印がでた。


これまでは、交通量が少ない道路なのに右折待ちが長すぎると思っていたが、そういうことだったのか・・・。

 

 

 


 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2022630545分にYAHOOニュース(ベストカー)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今や、多くの自家用車に装着されているETC
高速道路をはじめとした有料道路において、自動で通過できるアレだ。

いちいち支払いをしないために、昔に比べれば料金所の渋滞もかなり減ったはず。

だが、減速20km/h以下で通行しなければならないというルールがあるのだ。

スピード超過や不正通行を防止するという意味もあるが、もっとも、セーフティバーがあるために気持ちよく走っていても減速する必要があるのだ。

でも、いっそのこと、この棒を無くせないのだろうか!?

 

【普及拡大で専用レーンが渋滞することも……そのワケは制限速度にアリ】

高速道路や一部の有料道路などの料金所で、いちいち停車することなく、そのまま通過することができるETC

正式名称は「Electronic Toll Collection System (エレクトロニック・トール・コレクション・システム)」と言い、19974月から試験運用が開始され、20011130日から一般利用が開始されたものだ。

すでに登場から20年が経過したシステムとなっており、なかには「ETC以外の手段で高速道路を利用したことがない」という人がいてもおかしくない時代となっているのだ。

最近ではETCでの通行のみが可能となる「スマートインターチェンジ」も増えてきたほか、ETC2.0を利用すれば、高速道路から一時退出して近くの道の駅を利用できる(3時間以内)サービスなども実施されている。

また、現時点で首都高にある35の料金所はETC専用のものに生まれ変わっており、もはやETCなくして快適な自動車ライフを送ることは難しいといっても過言ではない状況となっている。

そんなETCではあるが、ノンストップで通行できる(スマートインターチェンジを除く)というのが利点であるにもかかわらず、基本的にはETCレーンを通過するには20km/h未満というルールが存在している。

このため、大型連休中などはETCレーンが渋滞気味となってしまい、一般レーンの方が早く通過できてしまうという逆転現象も起こっているほどなのだ。

 

【アメリカはバーすら存在せず!100km/h以上でも読み取り可能】

諸外国にもETCと同様に自動で通行料金を徴収するシステムは存在しているが、アメリカのカリフォルニア州で普及している「FasTrak」においては、そもそもレーンにバーが存在しておらず、当然ながら極端な減速をする必要もないシステムとなっている。

そもそも基本的に高速道路が無料となっているアメリカではあるが、一部通行するのに料金が発生する場所が存在しており、そこを通過するためにFasTrakが活用されているのだが、これはなんと100km/hを超える速度でも読み取りが可能となっている。

また、万が一読み取りがなされなかった際も通過車両のナンバーを読み取っており、紐づけられたユーザーに請求が行くシステムとなっているので(紐づけられていない場合は罰金が科される)、何ら問題ないシステムとなっているのである。

 

【速度制限は安全のため……打開策はまだまだ先か!?

一方、日本ではETCレーンは20km/h以下で通過しなければならなく、バーもあえてワンテンポ遅れて開くようになっているので、必然的に減速せざるを得ない状態となっている。

実際のところは、80km/hほどで通過したとしても問題なく通信することができる性能を持っているというETCであるが、なぜ日本ではそこまで過剰に減速をさせるのだろうか?

実はこれ、安全性を考慮してのものとなっていたのだ。

日本の大きな料金所においては、ずらりとゲートが並んでいる場所も珍しくなく、それまでの車線数よりも多くのゲートが存在している。

そこを通過した車両が、再び少なくなる車線に一気に流れ込むとなると、一旦停止して料金を支払った現金ユーザーとの速度差が大きくなりすぎてしまい、接触事故の危険性が高まってしまう、というのが理由となっている。

また、万が一、ETCの不具合などでゲートが開かなかった場合、反射的にブレーキを踏んだときに、速度が高いと後続車が追突する可能性も高いというのも理由のひとつとのこと。

そもそも、ゲートがあるから不具合があったときに反射的にブレーキを踏んでしまうのではないか、という根本的な問題は置いておくとして、日本のETCゲートに極端な速度制限が課されているのは、ユーザーの安全性を考慮してのことだったようだ。

現在はETC専用料金所が増えていることなども考えると、近い将来、高速道路や有料道路はETCユーザーのみが利用できる場所となり、そうなれば無駄な減速も不要となる可能性もある。

ただ、そうなると非ETCユーザーが不便を被ることになってしまうわけで、この問題は一筋縄ではいかないようである。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a4b2233068b9a8dbcaef2b948c6409779ff01491 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20226242140分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

24日朝、愛知県日進市で、通学中の小学生が横断歩道でトラックにはねられ、軽いケガをしました。

現場の交差点は、左折車が多いため左折レーンがあり、直進車と右折車が同じレーンを走る変則的な交差点です。

今回の事故は、右折待ちで交差点に入っている最中に、信号が「青から赤」に切り替わって起きたとみられています。

交差点の中で信号が赤になってしまった場合、ドライバーはどのように行動すればいいのでしょうか。

愛知県警よると、「交差点内で止まったままはいけません。信号が変わった後でも、安全に速やかに交差点内から立ち去るように」ということです。

そもそも、信号が赤になるまでに数秒くらいの時間があるので、その間に交差点の外に出るほか、なによりも、信号が切り替わる恐れがある場合は交差点内に進入してはいけません。

今回の場合、ひとつの方法として、横断歩道の前まで進んで歩行者の安全確保を確認してから進むという方法もあります。

また、安全かつスペースがある場合に限り、バックで交差点から出るのもありだということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/85189502edab55621ed456b8a76f3468e8000227 

 

6241149分にYAHOOニュース(中京テレビ)からは、集団登校中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日午前7時半ごろ、愛知県日進市梅森台の信号のある交差点で、集団登校中に横断歩道を渡っていた小学5年生で11歳の男子が直進してきたトラックにはねられました。

男子児童は首と体の痛みを訴え、病院に搬送されましたが、軽傷とみられています。

一緒に登校していた他の児童7人に、けがはありませんでした。

警察はトラックの運転手の前方不注意とみて、運転手から話を聞くなどして事故当時の状況を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/524493015844cceea14f631a0ac0e902470958b5

 

(ブログ者コメント)

梅森台の、丸亀製麺が角にある交差点ということで、おそらくはここ。
画面右側の2車線道路のうち、右側が右折と直進用、左側が左折専用となっている。



右側を右折専用、左側を左折&直進用にすれば、直進車はスムースに流れるような気がするが、そうすると今度は左折側が渋滞してしまう、ということだろうか?

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20226151646分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

記者のイチ押しネタを集めた「取材部ネタプレ」。

「巻き込み事故多発」について、フジテレビ・平松秀敏解説委員がお伝えします。

交通事故による死者数は、年々減少していて、2021年は2,636と過去最少を更新しました。

ただ、大型車による左折時の巻き込み事故はあとを絶たず、命を落とすケースも少なくありません。

事故原因の1つとして、トラックなどの「死角」が指摘されています。 ポイントは、「その自転車は見えているのか」です。

以下は主要場面と、その解説(ほぼ意訳)。


こんな大きいトレーラーにはねられる事故もあった。

トラックの事故というと追突事故というイメージが強いが、実際には交差点での事故、中でも左折時の事故が多い。

なぜ交差点での事故が多いのか?
よく言われるのが死角だ。

トラックと並走して走る自転車が左折時に本当に死角になるのか、検証してきた。
自転車に乗っているのが私です。



自転車を追い越す時、目線では消えるが・・・

3つあるサイドミラーのうち、必ずどこかに映っている。

自転車が追い越した時も、サイドミラーか目視で姿をとらえることができていた。

あくまで今回、私が検証した結果だが、十分確認すれば純粋な死角というのは起きにくいのではないか?

専門家も、左折時は確認することが多すぎて見落としが出てしまいがちだと言っている。

トラックやトレーラーに比べ、バスの左折時事故は少ない。
そのカギは後部ステッカーにあった。

このステッカーには、こんな意味があった。
重要なのは「いてもいなくても」。
バス業界ではかなり徹底されていて、これによりバスの巻き込み事故はあまり聞かなくなった。

このステッカーに込められた思いを東急バスに聞くとこんな返事。
間合い、ここなんですね、きっと。
間合いは余裕といっていいのかもしれない。


「ご協力をお願いします」の意味は、後続で渋滞する車に対し、協力して一緒に巻き込み事故を撲滅しましょうというメッセージが込められているんじゃないかという気がする。

https://news.yahoo.co.jp/articles/25044737d60b1759b3429e7c13f3e9c64d94b337

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2022614 615分にYAHOOニュース(ベストカー)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

信号のある交差点に面したコンビニの駐車場を、斜めに横断してショートカットする、通称「コンビニワープ」が問題となっている。

2020年には、3歳の女の子を、ショートカットしてきたトラックが跳ねる、という悲惨な死亡事故までも発生している。

非常に危険な行為なのに、取り締まりを行っている様子はない。

コンビニワープに違法性はないのだろうか、実情を考えながら考察する。

 

【焦っているために、安全確認が不十分になりやすい】

一般的に「コンビニワープ」と呼ばれるが、コンビニの駐車場だけでなく、ガソリンスタンドや飲食店の駐車場、会社の駐車場など、交差点の角にあって容易に通過できる場所で、同様のワープは行われている。

交差点での信号待ちが長く発生する場所や、左折をして狭い道へ曲がる場合など、1台ならず複数台が続いてワープすることもあるような「魔の場所」まであるという。

モラル的な問題をいったん無視すれば、コンビニの駐車場に入って、入ってきた道路と交差する道路へ出る、という行為自体に、残念ながら違法性はない。

ただ、コンビニワープをするクルマは、僅か数十秒の赤信号を待つことができないドライバーであるため、減速をすることなく突っ切るクルマも多い。

コンビニの駐車場へ入る際には、多くの場合、歩道を突っ切ることになるが、歩道に進入する手前で一時停止なんて、おそらくしない。

自分だけが「得」をするため、信号が変わってワープをしたことが「損」にならないよう、急いで交差する道路へと出ようとする。

歩道や駐車場にいる歩行者や二輪車、他のクルマの動向など見向きもしないで、焦って突っ切っていく。

だから危険なのだ。

 

【対策は難しいが「安全運転義務違反」となる可能性は
  ある】

対策をしようとすると、ポールやガードなど、何らかの障害物をおくことになるが、コンビニのオーナーとしては、クルマが行き来しにくくなるような対策は売り上げにも影響することから難しい。

コンビニ側としては、「通り抜け禁止」や、「駐車場内で起きた事故については一切関与しない」という張り紙を掲げるなど、予め事故やトラブルへの不介入の態度を示しておくことで、未然対策をするにとどまっているようだ。

警察はというと、コンビニの駐車場は私有地ではあるが、コンビニの駐車場のような不特定多数が安易に出入りできる場所は「公に供される場所」つまり「公道」という判決が過去にある。

公道であれば道路交通法の規制の範疇であり、安全運転義務違反(道交法第70条第1項、安全不確認)などで取り締まりを行うことはできる。

また、歩道を横切るときの一時停止の違反でも取り締まることができるだろう。

しかし、コンビニオーナーへの配慮や、(取り締まり場所の)優先順位などがあって、なかなか難しいのだろう。

 

【いますぐやめてほしい】

現代では、高精細な録画ができる監視カメラ、各クルマにはドライブレコーダー、通行人もスマホをほぼ全員が持っている時代だ。

暴走したり、毎日のように繰り返しワープするなど、悪質性が認められれば、前述したように、「安全義務違反」として検挙される可能性は十分にある。

自分勝手な行動は、いつか自分に返ってくる。

心当たりのあるドライバーは、いますぐやめるようにしてほしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2d6beeacbaf661705e6e3027a2eeee06a8b0dc09

 

(ブログ者コメント)

〇ブログ者は過去に何度か「コンビニワープ」する車を見たことがある。
それが「コンビニワープ」と呼ばれている行為だとは知らなかったが・・・。

また数か月前、赤信号の交差点で歩道に進入し、そのまま歩道を通って左折後、車道に戻って走り去ったバイクも目撃した。
あれは「歩道ワープ」?

2020年の事例は下記かもしれない。

2020315 635分 ライブドアニュース)

14日夜、大分県宇佐市の飲食店の駐車場で3歳の女児が、走ってきた軽トラックにはねられて死亡した。

NHKニュースが報じた。

女児は病院に運ばれたが、全身を強く打っていて、まもなく死亡が確認された。

警察によると、女児は飲食店で食事を終えて車へ戻るため歩いていたところ、走ってきた軽トラックにはねられたという。

軽トラックを運転していた71歳の男性は、釣りに向かう途中だったということで、警察の調べに対し「近道をしようとしていた。女の子に気付いてブレーキを踏んだが、間に合わなかった」と話しているそう。

https://news.livedoor.com/article/detail/17967334/ 

 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2022613710分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から下記趣旨の記事が、回送運行許可ブレート(通称ディーラーナンバーor赤枠ナンバー)の写真付きでネット配信されていた。

【話題となった「化粧プレート」での公道走行…なにが問題なのか?】

ビッグモーターをはじめとする大手中古車販売店や買取店が自社の化粧プレート(展示用ナンバープレート)をつけて公道を走る姿が各地で目撃され、写真や動画がSNSにアップされ話題となっています。

このような行為は、どのような問題となるのでしょうか。

複数のメディアがこの件を記事にしており、「自動車登録番号標(ナンバープレート)無しで走行するのは道路運送車両法違反」などと伝えています。

・・・

化粧プレートでの走行が「黙認?」状態になっている理由は、どのようなことなのでしょうか。

本当にナンバー無しで走行しているのでしょうか。

SNSでもっとも話題を呼んでいた大手販売店のビッグモーターに問合せたものの、返答はありませんでした。

そこで、このような事情に詳しい複数の中古車販売店業者に聞いてみました。

「ナンバーが完全にない。つまり車検もなければ自賠責保険も入っていない状態で、名のある自動車販売店が堂々と高速道路を走るなんてありえません。 恐らく、ディーラーナンバーに付け替えるのが面倒であったため、化粧プレートのまま走行したのだと思われます。

・・・

厳密にはダメなことなんですが、販売店だけではなく、陸送業者でも普通におこなわれています。

陸送業者は店舗からクルマを受け取って、陸送業者のモータープールか、積載車まで運びます。

・・・

【ディーラーナンバーって何? 仮ナンバーと何が違う? 事故を起こしたらどうなる?】

・・・・

前述した通称「ディーラーナンバー」とは、どのようなものなのでしょうか。

ディーラーナンバーの正式な名称は「回送運行許可番号標」で、ディーラーナンバー以外に「赤枠ナンバー」「回送ナンバー」とも呼ばれます。

・・・

ディーラーナンバーは、「販売・陸送・整備・製造」の事業をおこなう者のなかで、定められた条件を満たす業者しか申請ができません。

販売業においては、3か月間で36台以上(大型・輸入車などを2台に換算する場合も)の販売実績があることが最低条件です。

・・・

ディーラーナンバーは、1回の許可(最大5年間使用可能)で複数の自動車に使用できる特例的な回送運行許可制度になります。

そして、販売業者がディーラーナンバーを使用する場合は、「販売しようとする自動車の展示・整備・改造、販売した自動車の納車、仕入れた自動車の引き取り、販売・仕入れに伴って必要となる車検・登録・封印のため回送する」自動車が対象となります。

また、「自己の営業所と仕入先、納品先、自動車置場、車体架装工場、整備工場、展示場、顧客所在地、運輸支局間」の回送が許可されています。

ディーラーナンバーにしても仮ナンバーにしても、「見やすい場所に表示する義務」については、通常のナンバープレートと同じです。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/61376e1919656b1ba969afd6c68436ac84e7745a 

 

 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20225312141分にYAHOOニュース(岐阜新聞)から下記趣旨の記事が、検診車の写真付きでネット配信されていた。

31日午前725分ごろ、岐阜県郡上市の東海北陸自動車道下り線で、通行中の男性から「高速道路上で人が倒れていた」と110番があった。

県警高速隊が調べたところ、ぎふ綜合検診センターの男性職員(49=岐阜市=が運転する検診車の後部にある乗降口ドアから同僚の女性職員(50==が転落したとみられる。

女性は頭などを強く打ち、死亡した。

高速隊は、自動車運転処罰法違反の過失運転致死容疑で、運転していた男性職員を逮捕した。

高速隊によると、現場は瓢ケ岳パーキングエリアの南約500メートルで、片側2車線の緩やかな右カーブ。

検診車には2人が乗っており、高山市に向かっていた。

女性は当初、助手席にいたが、何らかの事情で車両後部に移動した際に、誤って乗降口のドアから転落したとみられる。

高速隊が事故原因を調べている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/369c613950f5bcca865496211d50350766f95efc

 

6102分にYAHOOニュース(ぎふチャンDIGITAL)からは、シートベルト着用義務を怠った疑いで運転手が逮捕されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

31日朝、郡上市の東海北陸自動車道で検診車から女性が転落し死亡した事故で、警察は検診車を運転していた49歳の男を過失運転致死の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは岐阜市の団体職員の男(49)です。

警察によりますと、男は31日午前7時半ごろ、郡上市美並町白山の東海北陸自動車道下り線で健康診断に使う検診車を運転中、助手席に乗っていた岐阜市の団体職員の女性(50)のシートベルト着用義務を怠り、転落死させた疑いが持たれています。

女性は頭を強く打ち、約4時間半後に死亡しました。

警察によりますと、女性は運転していた男と高山市で行われる検診業務に向かう途中で、何らかの理由で車の左側後方にある乗降口から転落したとみられています。

男は、女性が転落したことに気が付かなかったと話しているということです。

警察の調べに対し、男は容疑を認めているということで、警察は引き続き、事故の状況などを詳しく調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/92089790934da5ed2a5b8ac7a8f5d340ca39df64

 

62852分にYAHOOニュース(岐阜新聞)からは、女性は半ドアだった後部ドアを閉めにいった、運転手は過失致死容疑で逮捕されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岐阜県郡上市美並町白山の東海北陸自動車道下り線で、走行中のぎふ綜合健診センター(岐阜市日置江)の検診車からセンターの女性職員が転落、死亡した事故で、当時、車両の後部左側にある乗降口の扉が完全に閉まっていない「半ドア」の状態だった可能性があることが1日、県警関係者らへの取材で分かった。

女性は扉を閉めようとして助手席を離れたとみられ、県警は車内での状況など、詳しい原因を調べている。

検診車は特殊車両と呼ばれる、トラックを改造した車両。

東京都の特殊車両メーカーなどによると、乗降口の扉は車外からは鍵、車内からは扉に付いたつまみを操作し開閉する仕組みで、「構造上は半ドアのまま走行できてしまう」という。

また、運転席がある運転台と、レントゲン台などが置かれた車体の間に仕切りはあるが、走行中も車内を行き来できる構造だった。

県警は、こういった車両の特徴も把握しており、当時の状況を詳しく調べている。

事故では、岐阜市須賀の女性職員(50)が道路に転落し、頭などを強く打って死亡。

県警高速隊は、女性が助手席を離れた後も走行を続けるなどの注意義務違反があったとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、運転していた同市の男性職員(49)を逮捕している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d9de823832f8d608d97cd688db87adeddf010024

 

(2022年6月8日 修正1 ;追記)

202267203分に産経新聞からは、後部扉が開いたことを示す警告灯が点いたため確認しにいったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

後部扉が開いたことを示す警告灯が付いたため、助手席にいた女性が車内の後ろに移動し、扉の状態を確認した際に誤って転落したとみられることが7日、岐阜県警への取材で分かった。

県警によると、運転パネルの警告灯を確認した吉川さんは、助手席から、検診スペースがある車の後ろへ通じるドアを開けて移動したという。

県警は後部扉がどれくらい開いていたかや、どのようなやりとりがあったかなど、状況を調べている。

https://www.sankei.com/article/20220607-PEKOF3OZUJMWZCUNJRCXFSBXGY/

 

(2022年7月22日 修正2 ;追記)

202262852分に岐阜新聞からは、女性が助手席を離れた後も走行を続けたとして運転手が逮捕されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

検診車は特殊車両と呼ばれる、トラックを改造した車両。

東京都の特殊車両メーカーなどによると、乗降口の扉は車外からは鍵、車内からは扉に付いたつまみを操作し開閉する仕組みで、「構造上は半ドアのまま走行できてしまう」という。

また、運転席がある運転台と、レントゲン台などが置かれた車体の間に仕切りはあるが、走行中も車内を行き来できる構造だった。

県警高速隊は、女性が助手席を離れた後も走行を続けるなどの注意義務違反があったとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、運転していた同市の男性職員(49)を逮捕している。

https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/84154 

 

72156分に中日新聞からは、運転手が書類送検された、ドアは走行中に開くと勢いよく全開になる構造だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県警高速隊は二十日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、車を運転していた職員の男性(49)を書類送検した。
高速隊によると、容疑を認めている。

走行中に後部ドアが開いていることを示す警告灯が点灯し、助手席にいた女性が後部に確認に向かった際、車を止めるなどして安全を確保する注意義務を果たさなかったと判断した。

警告灯は半ドアでも点灯するという。

ドアは走行中に開くと、風を受けて勢いよく全開する構造のため、女性は扉を閉めようとした際に風にあおられて転落したとみられる。

男性は事故当日に逮捕された後、処分保留で釈放されていた。

https://www.chunichi.co.jp/article/511981

 

7201924分にNHK岐阜からは、走行中に女性が移動するのを止めなかったのも書類送検した理由だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察は20日、走行中に女性が後部に移動するのを止めなかったなどとして、運転していた岐阜市の49歳の団体職員を過失運転致死の疑いで書類送検しました。

警察によりますと、職員は容疑を認めているということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20220720/3080009326.html

 

(ブログ者コメント)

女性が主体的にドアを閉めに行ったというトーンの報道だが、運転していた人が女性に対し「ちょっと見てきてくれ」と言った可能性も考えられる。
もし、そうだったなら、容疑は過失運転致死だけではなくなる可能性があるが、その点に関する報道は見当たらなかった。
警察がドラレコの音声を確認し、そういったことはなかったと判断したのだろうか?

 

(2022年12月13日 修正3 ;追記)

20221212185分にNHK岐阜からは、後部ドアは右側に蝶番がある観音開きタイプだったため半ドアを閉め直そうと内側から開けた際に風圧で一気に開き、はずみで転落した模様、警察は車両メーカーに構造改善を申し入れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし5月31日、郡上市の東海北陸自動車道で、レントゲン検査を行う検診用の大型車両の左後部にある乗降口のドアから、当時50歳の診療放射線技師の女性が転落して死亡しました。

技師は、乗降口のドアが半ドアになっていることを知らせる警告灯が点灯したため、助手席から車両後部に移動しドアを開けた後、転落したとみられ、警察が詳しい状況を捜査していました。

ドアは、進行方向の前側が外に開き、走行中に開けると前方からの風を受ける構造になっていて、技師が半ドアを閉め直そうとドアを開けた際に風圧で一気に開き、はずみで転落したとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。

捜査関係者によりますと、技師は高速道路上に倒れていたのが見つかった当時、ドア内側の外れた取っ手を握っていたということです。

警察は、ドアの構造が一因となった可能性もあるとみて、12日、この検診車を製作した愛知県弥富市の車両メーカーを訪問し、一般的な乗用車のように進行方向の後ろ側から外に開く構造にすることや、半ドアでも電磁的にロックする仕組みを導入することなどの再発防止策をとるよう申し入れました。

岐阜県警察本部・高速道路交通警察隊の平田警部は、「原因究明し、事故が再発しないよう検討を重ねたところ、同乗者の注意喚起とともに、ヒューマンエラーも阻止しなければならないということで、申し入れました」と話しています。

この事故をめぐっては、走行中の車の中を技師が移動するのを止めなかったなどとして、運転していた団体職員が過失運転致死の疑いで書類送検されています。

警察の申し入れを受けた愛知県弥富市の車両メーカーは「事故の再発防止に努めてまいります」とコメントしています。















https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20221212/3080010287.html

 

12121850分にYAHOOニュース(中京テレビ)からは、風圧で開いたドアに引っ張られる形で転落したらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

これまでの調べで、検診車の後部左側にある乗降口の扉が完全に閉まっていない「半ドア」状態だったことから、女性は扉の状態を直そうとして助手席を離れたとみられるということです。

ドアは走行方向に向かって開く構造で、警察は風圧でドアが開いて職員が引っ張られる形で転落したとみています。

警察は、車両の改造を行った製造メーカーに十分な検討をするよう、文書で申し入れました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6eea073e44cd961c64859940738c373c8e838b14

 

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20224211730分にYAHOOニュース(まいどなニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大型トラックのタイヤが外れて、通行人や自動車に衝突する。

そんな事故が、よくニュースで取り上げられています。

正確には「タイヤが外れる」のではなくて、タイヤの付いたホイールごと外れてしまうのですが、いったいどうしてこのようなことが起こるのでしょうか。

 

【重く硬い塊が路上を暴走する恐怖】

大型車のタイヤといってもサイズはいろいろありますが、概ね直径1メートル、重さ100キロほどです。

また、タイヤというと幾分か柔らかいイメージもあるかも知れませんが、大型車のタイヤにはおよそ8501000キロパスカルという高圧の空気が入っています。
普通車は200250キロパスカルですから、かなりパンパンです。

つまり、思いっきり硬いです。

そんなものがトラックの走っていた速度で転がって来るのですから、とんでもない破壊力。
非常に危険です。  

実は、この件、季節性があって、冬場に多いといいます。

国土交通省が令和42月にまとめた資料によると、令和2年度の1年間では、約65%が11月から2月までの4カ月間に集中していました。

また、脱落するのはほぼ決まって左側の後輪で、全体の約95%を占めています。

単に整備不良だとしたら、同じ頻度で外れそうなものですが、なぜかいつも左の後輪です。  

さらにこの事故、平成23年度には年間11件だったのが、以後、年々増加していて、令和2年度には131件と、ほぼ12倍です。

 

【季節性と左後輪に多発する理由は?】

この資料では同時に、点検や交換で車輪を脱着する作業をしてから脱落までの期間別発生件数も調査されています。

それによると、1カ月以内が全体の58%を占めています。

脱落事故があった車輪の6割は、その前1カ月以内に取り付けられたもの、ということですね。  

車輪を取り付けたときには、もちろんホイールを固定するナットはしっかりと締めるのですが、少し(50100キロメートル)走ってホイールやハブの塗装や汚れなどが取れたり剥がれたりして馴染んでくると、「初期なじみ」といって締め付けが少し緩くなります。

そこで適切な時期に「増し締め」をしないと脱落に繋がるのですが、この資料中の「令和元年度 運送事業者向けアンケート調査結果」によると、13.1%が増し締めを実施していないといいます。  

冬場に多いのは、冬の前にタイヤ交換をすることが多いからだと推測されます。

季節にかかわらず全国を走る長距離トラックはスタッドレスタイヤを履くことが多く、また春になってもそのまま使い続けて、次の冬の前に交換というパターンが考えられます。  

左側の後輪に集中する原因として考えられるのは、日本の左側通行だといいます。  

国土交通省のサイトにある「自動車事故報告規則に基づく報告及び自動車メーカーからの報告」によると、左側通行では左折が小回りになり、特に後輪は内輪差の関係でより顕著になります。

駆動輪なのでその力も掛かります。

さらに道路は水はけなどを考えて両側が低くなっているため、左後輪はあまり回転せずに大きな荷重を支えることになります。

逆に右折の時は、左折よりもカーブが緩い分スピードが乗りやすいため、遠心力で荷物の重さがカーブの外側(左側)の車輪にかかるため、これも負担になるとみられます。

 

【全体の数が増加している理由は?】

全体的な件数の増加の原因のひとつではないかと言われているのは、ネジの規格の変更です。

もともと日本のJIS規格では、車輪の回転方向とホイールナットの緩み方向を逆にするために、大型トラックやバスなどの左側のホイールナットは左ネジ、いわゆる逆ネジが使われていました。

それが2010年以降、世界標準のISO規格に合わせて全て右ネジに統一されました。  

もちろん、その際にはいろいろとテストが実施されて、右ネジでも左ネジでも緩みやすさの差は無いという結果になったとされています。  

ただ、この変更と左後輪の脱落が増加した時期とが重なることから、その因果関係を疑う声もあります。  

また、この規格変更の際、右ネジに統一されると同時に、ナット自体もワッシャー(座金)付きのものになりました。

このワッシャーとナットはスムーズに回転するために潤滑が必要なのですが、日本自動車工業会の調べでは、脱落した車輪の一部でこのワッシャーが錆びていて、うまく締め付けられなくなっていた可能性も指摘されています。  

同じ左側でも、前輪のトラブルがあまり無いのは、もし万一緩んだ際に前輪はハンドルに異常が出るので早めに気付きやすいのが理由とされています。

 

【予防策はとにかく「早期発見と適切な増し締め」】

様々な原因が考えられるタイヤの脱落ですが、予防策はとにかく「しっかりとナットを締める」こと、つまり「緩みを早期に発見する」ことです。  

最近はホイールナットの緩みを可視化して、簡単に見つけられるインジケーターなども市販されています。  

実際にそれを導入されている画像をネットで見つけました。

乗用車から大型車まで、販売やリースを広く手がけられる橋詰商会のサイトです。

代表の橋詰さんに話を聞きました。

「近年、当該事故が多く、弊社周りを含め事故が少しでも少なくなればと思い、HPに記事をあげました」と話す橋詰さん。

現場の感覚として、規格の変更で逆ネジが廃止されたことが大きいといい、実際にネジの緩みは少なからず見つかるのだそうです。  

大きな事故に発展しかねないタイヤの脱落を防止するためには、やはり早期発見と適切な増し締めが大切なのは間違いないようです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c447c17bda0e3d5d7785a28f57798f6ac6d566e9 

 

(ブログ者コメント)

左側のタイヤが外れやすい原因について本ブログでは、過去に以下のような情報も紹介している。

2022122日掲載
2022114日報道 大型車のタイヤ脱落事故は冬用を外す時期には多くない、装着時に多いことの推定原因 時間的余裕がない ②10年にISO規格対応でタイヤの固定方式が変更された

・・・

20年度の脱輪事故の95%は左の後輪で起きている。

右折時は左折時と比べてスピードが速い傾向にあり、遠心力によって左後輪に大きな負担がかかることが原因の一つと推定される。

・・・

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12235/ 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20224191210分にYAHOOニュース(mBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4月19日の朝、大阪府吹田市の新御堂筋でバイクが側壁に衝突し、運転していた男性が9m下に投げ出されて死亡しました。  

4月19日午前5時前、吹田市江の木町の新御堂筋で車を運転していた男性から「スクーターがこけている。人はいないようだ」と警察に通報がありました。  

警察によりますと、新御堂筋を走行中のバイクがふらついて転倒し側壁に衝突。

はずみでバイクの男性が投げ出され、道路と北大阪急行の線路の隙間から、約9m下に転落したということです。

男性は病院で死亡が確認されました。  

バイクを運転していたのは吹田市の30歳の男性とみられ、警察は身元の確認を急ぐとともに事故の原因を調べています。





https://news.yahoo.co.jp/articles/9436e2997b85f3406d3776de5656c332a4f05dfb

 

4201354分に読売新聞からは、現場付近では昨年3月にもバスと接触したバイク男性が高架下に転落する事故があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

19日午前4時50分頃、大阪府吹田市江の木町の新御堂筋(国道423号)で、同市竹見台の会社員杉田さん(30)運転のスクーターが道路右側の欄干(高さ約90センチ)に接触した。

杉田さんは、はずみで高架から約9メートル下の空き地に転落、頭などを強く打ち、約2時間半後に死亡した。

吹田署の発表では、杉田さんは道路と並走する大阪メトロ御堂筋線との約50センチの隙間から下に落ちたとみられる。

現場付近では昨年3月にも、観光バスと接触したバイクの男性が、はずみで高架下に転落して死亡する事故があった。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220420-OYT1T50130/

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20224221527分にYAHOOニュース(信越放送)から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。

こちらの画像は割れた車の窓ガラスです。

長野県上田市で17日、国道を走行中の車に猟銃の弾丸が直撃しました。

運転手の男性が当時の恐怖をかたりました。

【写真を見る】【特集】「いきなりパンッ!」シカに発砲した弾丸が車を直撃か?後部座席の窓ガラス貫通、運転男性が恐怖を語る 長野・上田市

一面にひび割れた車の窓ガラス。

17日、上田市平井の国道を松本方面に向かって走行していた乗用車に猟銃の弾丸が直撃し、後部座席の窓ガラスを貫通しました。

「いきなりパンッ!という音とともに車内が白くなるような感じで、振り向いたらガラスが割れていた」

こう話すのは、車を運転していた男性です。

「ガスボンベが破裂したような音だったので。
でも、そんなもの車の中に入っていなかったので『なんだろう? 』と。
20
センチとか30センチしか離れていないので、弾と私がいた場所は左ハンドルだったので、ほんのちょっとずれていたら私の体にそれが入っていたんだと思うとゾッとする」

市や警察などによりますと、当時、複数人の猟友会員が国道近くの山林でシカの駆除を行っていました。

「シカをしとめるために撃ったものだと、(シカを)貫通した弾が当たったのではないかと(撃った人に)言われた」

鳥獣保護法では、住宅などが集合している地域や、発砲した弾丸が人や建物などに到達するおそれがある地域における猟銃の使用は禁じられています。

当時、シカの駆除は、国道の南側にある山林で行われていました。

山から国道近くの川の方へ逃げたシカに発砲した際、何らかの原因で弾丸が土手の上の国道を走っていた男性の車を直撃したとみられています。

(近所の人)

「危険を感じますよね、やっぱり不安ですよね」

「(猟友会は)シカの駆除をしてくれている、その時は有線で流して、きょう駆除しますということを言ってくれてたんだけど、今回の猟銃の音はそういう連絡が何もなかった」

男性によりますと、発砲したのは80代の猟友会員で、車の修理代を弁償するなど謝罪があったということです。

男性にけがはなかったものの、事故以降、山道を通ることに恐怖心を抱くようになったといいます。

「国道の近くでいくらシカの駆除だといっても、やるにしても麻酔銃使うとか、民家の近くなんだから、 狩り(駆除)に入っているというのがわかるようにして欲しい、今回のように道路沿いでやるのであれば看板を掛けるとか」

上田市は、事前に場所と時間が把握できた狩猟などについては有線放送で周知していますが、法律で定められているものではなく、把握できない場合もあるとしています。

警察は鳥獣保護法違反の疑いの可能性もあるとして調べを進めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/75a64747bdc71d2873fd077e5f47cf772090a552

 

419198分にYAHOOニュース(長野放送)からは、後部左側の窓ガラスが割れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

17日午後0時半ごろ、上田市平井を走っていた車の運転手から「窓ガラスが割れた」と警察に通報がありました。

警察によりますと、車の後部左側の窓ガラスが割れましたが、後部座席に人は乗っておらず、けが人はいませんでした。

当時、近くでは猟友会のメンバーが二ホンジカの駆除をしていて、撃った猟銃の弾が当たったとみられます。

警察は猟友会のメンバーに話を聞くなどして詳しい状況を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0d3a338a646f0d1820ad0e6e06234b2b70828fe9

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

202241360分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、7枚の写真付きでネット配信されていた。

身近な生活道路の小さな交差点で、人身事故が頻発している場所が全国各地にあることがわかった。

警察庁が公開する約68万件の事故データを独自に分析したところ、そうした交差点で年6件以上の人身事故が発生している場所は19都道府県、計78カ所見つかった。

中には、発生件数が県内トップクラスの交差点も複数あったが、その多くは地元の警察本部が統計上、事故多発地点として把握していなかった。

専門家は「交通事故死をさらに減らすためには、生活道路への防止策を広めることが急務だ」としている。

警察庁は2020年から、全国で発生した人身事故のデータを同庁のホームページで公開。

現在、19年と20年の2年分、計約68万件のデータが誰でも見られるようになっている。

事故ごとに、発生した日時や当事者の年代、天気、道路の形状など、58項目にわたる情報が含まれている。

取材班はそのうち、発生場所の「緯度」と「経度」に注目。

狭い範囲で事故が密集している交差点を、独自のプログラムを開発して特定した。

2年間の合計で事故が最も多かったのが、静岡県沼津市西沢田にある市道交差点。
22回の人身事故があり、少なくとも31人がけがをしていた。

同県富士市の富士岡交差点(19回)、神戸市西区の西神2号線から西神中央線への合流地点(18回)が続いた。

その県内でトップクラスの事故多発地点も、複数の地点で確認できた。

青森県十和田市の市道交差点は、2020年に9回の人身事故が発生。

千葉県横芝光町の県道と町道の交差点では、同年に12回の事故があった。

両地点とも、県警がホームページなどで発表している危険交差点のワースト1位とは別の交差点で、事故件数も上回っていた。

68万件のオープンデータで人身事故の特徴を探ると、事故が起きた場所で最も多かったのが直線やカーブなどの「単路」で、50.7%にあたる34.5万件。
交差点内は41.7%にあたる約28.4万件だった。

単路での事故の多さは追突事故が押し上げており、どちらの年も全ての事故のうち3割以上を追突事故が占めていた。

1920年の死亡事故は計5908件で、うち823人が交差点内で事故にあった歩行者だった。

車道の幅が13メートル未満で、速度規制が40キロ以下の市街地の交差点で、歩行者や自転車が巻き込まれる事故が集中していることもわかった。

道幅が13メートル以上の大きな道路がからむ交差点よりも、中~小規模の交差点での注意がより必要であることがデータからうかがえた。

国土交通省によると、5.5メートル未満の道路を「生活道路」とした場合、20年には約8万件の人身事故が起きている。

04年の21万件からは半減以下となっているが、幹線道路での事故件数と比べると、その減少幅は小さいという。

今回の分析を監修した久保田尚・埼玉大大学院教授(交通工学)は、「生活道路はあまりにも膨大にあり、幹線道路に比べて対策が遅れていた。(事故データなどを活用した)生活道路の危険地点を見つけ出す、新たなシステムや手法を確立することが必要だ」と話す。

https://www.asahi.com/articles/ASQ486D1GQ47ULEI009.html 

 

4201515分に朝日新聞からは、具体的な解析手法などに関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察庁が公開した68万件の人身事故データを独自に分析すると、信号機がないような小さな交差点でも、その都道府県でトップクラスの事故多発地点となっている場所が各地にあることがわかりました。

警察がまとめる統計に姿を見せない「みえない交差点」。

その実態に連載で迫ります。

 

【独自の分析方法】

警察庁は2020年から、全国で発生した人身事故のデータを「全国交通事故統計情報のオープンデータ」として同庁のホームページで公開しています。

現在公開されているのは19年と20年の2年分で、計約68万件。

事故ごとに、発生した日時や当事者の年代、天気、直線・カーブ・交差点といった道路の形状など、58項目にわたる情報が含まれています。

今回、取材班は埼玉大大学院の久保田尚教授(交通工学)監修のもとで、オープンデータを自動解析するプログラムを作って独自に分析しました。

事故が多発している全国の交差点を洗い出す取り組みです。

オープンデータの中で取材班が注目したのは、発生場所の位置情報として記録されている「緯度」と「経度」でした。

まず、68万件の中から交差点で発生した事故を抽出。

次に、ひとつの事故の発生地点から半径10メートル以内に別の事故が発生していれば、それを同じ交差点で発生した事故としてグループ化していきました。

二つ目の地点から半径10メートル以内、三つ目の地点があればさらにそこから……と繰り返し、新たな地点がなくなるまでこの作業を繰り返すことで、狭い地域に事故が集中して起きている交差点を見つけることができると考えました。

また、警察庁のオープンデータでは、道幅によって道路の規模を3つに分類しています。

13メートル以上が「大」、55メートル以上13メートル未満が「中」、55メートル未満が「小」。

取材班は、交差点で発生した事故のうち、多くは信号機があると考えられる「大」の道路が交わる交差点を分析対象から除き、「中」と「小」のいずれかの道路が交わる交差点に絞りました。

その上で、警察などが公表している人身事故多発ワーストランキングに登場する交差点の事故件数を参考に、年間6件以上の人身事故が起こっている場所を抽出。

その結果、19都道府県、計78カ所の事故多発交差点が浮かび上がりました。

 

【年間6件以上の事故が起きていた78カ所の「みえない
 交差点」】

北海道江別市大麻463付近…

(以下は有料記事)

https://www.asahi.com/articles/ASQ4856RFQ3LULEI002.html 

 

  

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20224121224分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

札幌市消防局は、ことしの記録的な大雪で、車が路面状況の悪い道を走行したことでライトに不具合が発生し、火災になる事案が相次いでいるとして注意を呼びかけています。

札幌市消防局によりますと、ことし2月以降、車のライトの部分から出火する車両火災が市内で3件相次ぎ、例年を上回るペースで発生しているということです。

出火したのは車の正面にある「フォグライト」です。

車に大きな振動が加わってライトの取り付け部分が緩み、高温となったライトが周囲と接触して発火したということです。

市消防局は、ことしの記録的な大雪で路面状況の悪い道を走行したことでライトに不具合が起きているおそれがあるとして、正常に点灯しているかや左右の光にズレがないかを確認してほしいと呼びかけています。

札幌市消防局火災調査係の菅野火災調査官は、「これからお出かけが多くなる季節になり、タイヤ交換の時期になるので、ライトの方も合わせて点検してほしい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220412/7000045353.html 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2022325120分にYAHOOニュース(ドラーバーWEB)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

「えっ、それがそんな重い違反になるの?」と、多くの方が驚くのではないか。

非常に珍しい裁判を傍聴した。

舞台は東京高裁、罪名は「道路交通法違反」。
開廷表では、被告人は女性名だ。

が、不出頭。
高裁は被告人の出頭を要しないのだ。
検察官と弁護人はいる。

裁判長が判決を言い渡した。

裁判長:「主文。本件控訴を棄却する」

被告人側が「一審の判決は誤っているから破棄してくれ」と控訴。
それを二審の高裁は破棄した。
つまり、一審の判決を維持したわけだ。

高裁の判決は、このパターンがダントツに多い。

被告人は、どんな交通違反をやったとされたのか。

無免許か?
飲酒運転か?
スピード違反か?

一審が認定した罪となるべき事実を、裁判長はこう述べ始めた。

裁判長:「病気の影響により正常な運転ができない状態で…午後610分頃、普通乗用自動車を運転し…」

そっちかあ。

道路交通法第66条が「過労運転等の禁止」としてこう定めている。

第六十六条: 
何人も、前条第一項に規定する場合のほか、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。

てんかん発作のおそれがある状態、または糖尿病の低血糖の状態、そういうので事故った裁判を私は何件も傍聴してきたよ。

裁判長は続けた。

裁判長:
「目撃者は、被告人車両に追従して走行…被告人車両は左右のドアミラーが開いておらず、ライトが点灯しておらず、右左折する際にウインカーの点灯がなく、蛇行して…」

おいおい、「正常な運転ができないおそれ」どころか、マジでヤバイじゃないか。

裁判長:
「目撃者は、危険と思い、停車させた…被告人は『風邪で苦しい』と言い…」

2日前に風邪をひき、本件当日まで寝ていたが、午後、やむなく仕事へ行くため運転したのだという。

風邪で具合が悪く、ゲホゲホ咳が出て蛇行。

ガードレールにでも接触したか、「自損事故」を起こした。

それでも走り続け、上記のようなマジでヤバイ走行を目撃されたのだ。

おそらくドライブレコーダーに録画されていたのだろう。

弁護人は、風邪は第66条の「病気」に当たらないと、無罪主張だった。

裁判長はぴしゃりと退けた。

裁判長:
「独自の見解であり、到底採用することはできない。風邪によるものであったとしても危険な運転…第66条がいう正常な運転とは、外部に対する注意力、抑制力、身体的な対応力などが…」

一審の判決は罰金30万円だという。

風邪ひき運転の罰金は、普通車の酒気帯び運転と同額なんだねえ。
私は初めて知った。

過労運転と聞けば、大型トラックの長距離運転とか思い浮かぶ。

多くの方は他人事のように感じるだろう。

しかし、咳がゲホゲホ出て蛇行運転とか、熱でぼーっとしてうっかり信号無視とか、ありそうな話じゃないか。

日々起こる交通事故の一部は、じつはそういう原因で起こっていたりして。

気をつけましょう!

 

文=今井亮一 肩書きは交通ジャーナリスト。
1980
年代から交通違反・取り締まりを取材研究し続け、著書多数。
2000
年以降、情報公開条例・法を利用し大量の警察文書を入手し続けてきた。
2003
年から裁判傍聴にも熱中。
2009
12月からメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代(いちだい)」を好評発行中。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c70a9e5e6cd674e43154aecb5dfa2f8a04cc914b

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

20222221745分にYAHOOニュース(AUTOCAR JAPAN)から下記趣旨の記事が、EV車火災対策用コンテナなどの写真付きでネット配信されていた。

【消えない火 有毒ガスの発生も】

欧州を中心に成長を続けるEV(電気自動車)市場。
道路を走るEVが増えるにつれ、その安全性、特に火災のリスクに注目が集まっている。

ガソリン車やディーゼル車でも火災を起こす可能性はあるが、EVの火災(2019年にはロンドン市内で54件発生)は比較的注目を集めやすい。

その理由は、真新しさからくる興味関心だけではない。

EVの火災は複雑で、しばしば「ヒュー」という音と毒性の高い煙で前兆を示し、場合によっては爆発が起こる。

自然発生的に起こることや、消火が非常に難しいことなども理由の1つだ。

鎮火したかと思うと、数時間後、数日後、あるいは数週間後に再び出火する場合がある。

このように考えると、EVの火災を心配する人が増えても不思議ではない。

ありがたいことに、消防当局はEV火災に対処するための戦略を練っている。

例えば、英国のベッドフォードシャー消防局は、EVが絡む交通事故や火災が発生した場合、「消防車の1台が(EVを回収した)レッカー車に追従し、火災に備える」と発表している。

また、消防隊員が、事故に巻き込まれたEVの車種と、バッテリーや絶縁スイッチの位置を特定できるシステムを開発したという。

EV火災にどう対処するかについては専門家の間でも意見が分かれているが、一般的には、大量の水でバッテリーパックを冷やし(ただし、これで再び火が出るのを防ぐことはできない)、ファイヤーブランケットで炎を抑え、消防隊員は有毒な蒸気から身を守るために呼吸装置をつけるのがスタンダードな方法であるという。

あるいは、炎が自然に消えるのを待つしかない。

不活性ガスで消火しようとしても、化学物質による炎なので酸素を必要としないため、効果はない。

爆発によってバッテリーパックから飛び出したセル(バッテリーを構成する部品)が自然発火する可能性もあるため、周囲をよく点検する必要がある。

そして、燃え尽きたEVや部品を撤去し、建物や他の車両から離れた場所に保管しなければならない。

水に浸しておくことも対策に挙げられるが、塩素ガスが発生する可能性があるため、海水は使用できない。

 

【熱暴走 空のバッテリーでも危険】

消費者がEVを避ける理由ともなりそうな、憂慮すべき問題だ。

英ニューカッスル大学の純粋応用電気化学の教授で、全英消防署長協議会の上級顧問であるポール・クリステンセン氏は、EVの火災安全性に対する懸念を払拭するため、EVの利点や火災対策について熱心に説明している。

「日産自動車のバッテリー工場設立を支援した者として、もし余裕があれば、明日にでも日産リーフを購入したい。
EV
の火災は少ないので心配する必要はありませんが、注意は必要です。
リチウムイオンバッテリーは、非常に小さなスペースに大量のエネルギーを蓄えています。
2008
年以降、このようなバッテリーの採用は、そのリスクに対する我々の理解を上回りました。
我々は遅れを取り戻そうと努力しており、追いつくことができるでしょう」

クリステンセン氏は、消防隊員のEV火災リスクに対する認識を高めるため、これまでに英国(50局のうち30局)をはじめ、欧州、オーストラリア、ニュージーランドの消防局で講演を行ってきた。

講演ではまず、リチウムイオンバッテリーのセル構造について説明する。

正極(カソード)と呼ばれるアルミニウムの薄片は、混合金属酸化物でコーティングされている。

その上に、グラファイトでコーティングされた銅の負極(アノード)が乗っている。

2つの間には、有機溶媒に浸したプラスチックのセパレータがあり、そこに少量の添加物が含まれているのだが、その正体はバッテリーメーカーにしか分からないという厄介なものだ。

バッテリーの充電・放電に応じて、リチウムイオンが正極と負極の間を移動する。

満タンの状態では4.2Vの電荷があるが、空の状態でも2.5Vの電荷が残っている。

この話は消防隊員にショックを与えるそうだ。

日産リーフは約192個のセルで24個のモジュールを構成し、テスラ・モデルS16個のモジュールに7000個以上のセルを積んでいる。

車内のディスプレイに「空」と表示されているときも、かなりのエネルギーを保持しており、これが熱暴走につながると考える科学者もいる。

熱暴走とは、発熱により水素や酸素などの可燃性ガスが発生し、セルが燃え始め、破裂してしまう現象だ。

この時、有毒な蒸気が発生し、爆発する危険性もある。

一度、熱暴走が始まると、バッテリー制御システムやサーキットブレーカーでは止めることができない。

「バッテリーの火災は制御できても、消すことはできないのです」とクリステンセン氏は言う。

 

【経験値が低い今、あらゆる場所に対策を】

クリステンセン氏は、衝突事故などでバッテリーパックに穴が開くと発火することを実験で実証し、「EVのバッテリーケースがへこんでいたら、危険だと思わなければなりません」と注意を促す。

バッテリーパックは、過熱や充電中に発火することが知られている。

さらに心配なのは自然発火で、製造時に不良品のセルが1つでも混入すると火災になる可能性がある。

「どんなに経験豊富で注意深いメーカーが、品質管理に細心の注意を払っていても、欠陥のあるバッテリーセルは存在する」という。

バッテリーの炎はガスバーナーのようなもので、通り道にあるものを素早く発火させることができる。

そのため、クリステンセン氏は、クルマが並んで駐車されている地下駐車場やバス車庫などでEVの安全性を考慮するよう求めている。

「ドイツでは、過去半年あまりの間に3つのバス車庫が炎上しました。
トンネル、フェリー、駐車場、EVを運ぶ貨物船など、EVを見かける場所はすべて安全上のリスクと考え、適切な措置を講じる必要があります」

また、使用済みのリチウムイオンバッテリーで走るように改造されたクルマ(クラシックカーなど)についても懸念している。

「中古のリチウムイオンバッテリーの安全性は誰にもわかりませんし、それを示す標準的な試験もまだ考案されていません。
違法な解体工場で取り外され、再び市場に流通するバッテリーもあります。
安全性はどうなのでしょうか?
リチウムイオンバッテリーの安全性については、さまざまな研究が行われていますが、今はまだ、学習曲線が非常に急なため、全員で協力する必要があります」

 

【万が一の時は?】

デンマーク・コペンハーゲンの消防当局は、火災が発生したEVやそのおそれのあるEVを、トラックに搭載して封じ込める方法を開発した。
EV
を入れたコンテナを平台のトラックに載せて保管するというものだ。

コンテナの床と側面にはノズルがあり、ポンプで水を注入することができる。
満杯になったコンテナは安全な保管場所に運ばれ、危険性がなくなるまで、場合によっては数週間放置される。
その後、抜いた水はろ過され、安全に廃棄できるよう処理される。

ジョン・エバンス(執筆) 林汰久也(翻訳)

https://news.yahoo.co.jp/articles/4894290258a298251e278713315e751bd3ce80fe

 

(ブログ者コメント)

EV車火災の特殊性については、今年2月に本ブログで紹介したばかり。

立て続けに報道されたということは、それだけ危険性の認識が高まってきている、ということかもしれない。

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2022218141分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、錆びたワッシャーナットの写真付きでネット配信されていた。

大型トラックやバスのタイヤが走行中に外れる事故が相次いでいる問題で、国土交通省が昨年秋以降の事故車を分析したところ、タイヤを固定するワッシャー付きホイールナットがさびなどで滑らかに回らなくなっている事例が複数確認された。

国交省は、事故多発の要因となった可能性があるとみて、近く専門家の検討会を立ち上げる方針。

大型車のタイヤ脱落件数は2011年度の11件を底に増加に転じ、20年度に131件と過去最多を更新した。

直近の4年間でも、約2倍に急増していた。

大型車のタイヤは重さ100キロ、直径1メートルにもなり、歩行者などにぶつかれば命に関わる。

02年には横浜市で、部品の欠陥でトレーラーのタイヤが外れ、母子3人が死傷する事故が起きている。

国交省によると、タイヤは、ボルトとワッシャー付きナットでホイールを挟み込んで車体に固定する。

ナットを回して締め付ける際、ワッシャーとの間がなめらかなら、ナットだけが回って奥まで締まる。

だが、さびなどで摩擦が生じると、ワッシャーも一緒に回転してナットが締まり切らず、緩みの原因になる。

ボルトとナットを清掃し、潤滑油を塗る必要があるという。

このワッシャー付きナットは、10年以降にホイールの取り付け方式が国内規格から国際規格に変わってから導入された。

以前の国内規格では、ワッシャーはなかった。

脱落事故の増加が始まった時期とも重なるうえ、調査では、古い車で脱落が起きるケースが多い傾向も確認されたという。

整備関係者の間では、ワッシャーとナットの間に潤滑油をさす必要があることは知られているが、国交省は個人や運送業者、タイヤ販売店では十分認識されていないおそれがあるとみており、業界やドライバーらに注意を呼びかけている。

https://www.asahi.com/articles/ASQ2L4D6PQ2LUTIL006.html

 

(ブログ者コメント)

タイヤ脱落事故については本ブログでも、これまで多数の情報を紹介している。

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

202228日付でVAGUE(自動車王国)から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。

電気自動車の普及が進んでいる現在、新たな安全上の問題が目立つようになってきました。

それはバッテリー消火の難しさで、今までのガソリン車などにはなかった問題点です。

そんな中、オーストリアの企業が、この問題を解決する画期的な装置を開発したというのですが、どのような装置なのでしょうか。

 

【電気自動車は万リットル単位の水が消火に必要】

2020年度の車両火災発生件数は、消防庁によると3466台だった。

日本では、およそ8200万台の車両が登録されているため、確率としてはほんのわずかである。

車両火災の原因は、事故の衝撃によるものだったり、整備不良や経年劣化だったり、様々。

さほど話題にのぼってはいないが、実は、大容量のバッテリーを搭載した車両火災がやっかいなのだ。

これからどんどん普及が進むであろう電気自動車のバッテリーは、鎮火させるまでに時間がかかるといわれている。

 

EVは出火したら消火が大変】

一般的に、既存の内燃機関式自動車は、エンジンやガソリンタンクからの出火が多い。

その部分に放水すれば、意外とすんなり鎮火する。

しかし、電気自動車が搭載するような大容量バッテリーは、車体の床下部分に格納されることが多く、直接の放水が難しい。

例えば、2019年にオランダの「中央・西ブラバント消防署」がFacebookで公開した写真を見れば、分かるだろう。

火災を起こしたBMWi8」を消火した後、なんと車両全体を消火液が入った専用の“タンク”内に24時間漬け込んだ模様を紹介していた。

20214月には、アメリカ・テキサス州でテスラ「モデルS」がバッテリーから出火したのだが、鎮火までに4時間、約28000ガロン(約106000リットル)の水を要した。

そればかりか、鎮火したように見えてから約30分後には、バッテリーパック内で熱暴走が起こり、再度発火。

最終的にはクレーンで車両を吊り上げ、バッテリーパックに向けて直接放水することで、ようやく鎮火させることができた。

テスラが用意しているレスキューマニュアルによると、バッテリー火災に必要な放水量は3000ガロン(約11400リットル)と記されていたのだが……。

また、「自然消火を待つことも考慮してください」と、燃え尽きるまで放置することも要検討と記されていることが気になる。

最悪のケースを想定しての記載だろうが、それだけ、電気自動車のバッテリー火災を鎮火させるのは難しいのだろう。

 

【バッテリーに直接刺さって消火するシステムとは】

そんなバッテリー火災を効率的に消火するため、オーストリアのローゼンバウアー社は専用の消火システムを開発した。

ローゼンバウアー社は、消防自動車や消防用設備、防災用品などの開発・製造をおこなう世界屈指の企業だ。

●バッテリーセルに直接放水するシステムとは

ローゼンバウアー社が開発したのは、消火ユニットとコントロールユニットで構成されるもの。

使用方法は、この消火ユニットを電気自動車のバッテリー下に配置し、安全確保のため消防隊員が8mほど離れたらコントロールユニットを操作する。

起動すると、消火ユニットに内蔵されたノズルがバッテリーに突き刺さり、直接延焼しているバッテリーセルに放水を開始する。

理想の作動状況は、クルマのタイヤが“通常どおり”4輪とも接地している場面だそうだが、横転していても使用できるとローゼンバウアー社は説明している。

また、バッテリー搭載位置は、車両底面のみならずトランク内部でも、ボンネット内部でも対応可能だという。

ちなみに、ノズルがバッテリーに突き刺さるときの力は「数トン」だという。

この電気自動車バッテリー火災用消火システム、2022年初旬にデリバリー開始予定だ。

余談だが、「自動車メーカー名」と「レスキュー」というキーワード検索をすると、各社のレスキューマニュアルを閲覧することができる。

大容量バッテリーを搭載したクルマが増える現在、乗員救助のために車両を切断する場合、未展開のエアバッグおよび高電圧部分に注意が必要となる。

つくづく、救助作業に携わる消防隊員には頭があがらない。

https://kuruma-news.jp/vague/post/78302  

 

(ブログ者コメント)

〇電気自動車の火災については本ブログでも、

・水に浸かったまま放置していて発火した。
・韓国でテスラ車が壁にぶつかり火災になったが、なかなか消えなかった

などの情報を紹介している。

また、韓国事例紹介時、電気自動車火災に関する分かりやすい記事も紹介している。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11256/

〇電気自動車事故時の注意点として、日産自動車HPには以下の
  記載があった。

事故が発生したときは、次のことを必ずお守りください。

・・・

・リチウムイオンバッテリーや高電圧部品から火災が発生したときは、できるだけ早く車両から離れる。
火災を消火するときは、必ず電気火災用の消火器(ABCBCまたはCタイプ)を使用してください。
消火栓などから大量の放水が可能な場合のみ、水での消火も可能です。
不適切な消火作業は危険なため、絶対に行わないでください。

https://www.nissan.co.jp/OPTIONAL-PARTS/NAVIOM/LEAF_SPECIAL/1709/PG/ze0j1-9ccb1159-139c-46bd-9e20-76958ff23595.html#:~:text=%E7%81%AB%E7%81%BD%E3%82%92%E6%B6%88%E7%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%8D,%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A1%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%81%A6%E3%81%91%E3%82%93%E5%BC%95%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82

〇一般の車両火災で使われる消火水の量について調べてみたが、見つからなかった。

ただ、以下の、URLから考えると消防庁の、おそらくは地下駐車場での火災事故に関する資料には、6割は初期消火で消せたとある。

そのことから考えると、事故などで発火した場合でも、一般車の場合はさほど大量の消火水は必要とならないのかもしれない。

8. 調査研究のまとめ

8.1 平成15年度の調査研究結果から

8.1.1 地下駐車場等における車両火災の実態

14大都市の地下駐車場等における車両火災の実態調査(平成10年~14年の5年間)から、燃料電池自動車が駐車する場合の火災状況について、以下のことがいえる。

(1)車両火災の発生率は極めて小さい

・・・・・

(2)出火原因の多くは車両本体に起因する

・・・・・

(3)火災のほとんどは初期消火により、ぼやで鎮火して
   いる

・車両火災の約6割は、消火器・屋内消火栓設備を活用した従業員の初期消火活動によって鎮火し、自動消火設備が作動したものは1割程度である。
そのため、9割近くの火災は、出火箇所周辺や車両の一部を焼損する程度で鎮火している。

・・・・・

https://www.fdma.go.jp/relocation/nenryo_denchi/chapter0801.pdf

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2022127206分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日午前8時ごろ、千葉・木更津市の圏央道内回りで、車12台がからむ事故が起きた。
9
台の車は、次々と追突したような形で止まっていた。

この事故で23人が打撲などのけがをして、うち8人が病院に搬送された。
いずれも軽傷だという。

事故直後の様子をとらえた映像では、周辺は霧が濃く、視界不良となっていることがわかる。

撮影者:
「トンネルの手前は霧がなくて、トンネル抜けたら、めちゃくちゃ霧が濃かった。本当に5メートル先が見えない濃霧。本当に前が見えない感じ」

木更津市には、26日夕方から濃霧注意報が出ていた。

今回の事故でも、濃霧による視界不良で先頭車両が突然スピードを緩めたことで、後続車が次々と突っ込んだとみられている。

JAF(日本自動車連盟)によると、濃霧などで視界が悪いときには、昼間でもライトをつけ、スピードを落として走行することが大切だという。

事故の影響で、圏央道は一部区間で一部通行止めとなっていたが、午後6時現在は解除されている。









https://news.yahoo.co.jp/articles/095e24c541b279d4e0432f418a773c0d29d00aa5

 

128158分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、濃霧時に前方の車がどう見えるか実験した結果の説明など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

千葉・木更津市で27日、車12台が絡んだ玉突き事故があり、23人がけがをしました。

当時、木更津市には濃霧注意報が発表され、霧の影響で視界が悪くなり、車が次々と追突したとみられています。

事故直後の様子の写真が、現場で撮影されていました。

(以下は音声情報のみ)

霧が濃い状態だと、視界はどのくらい悪化するのでしょうか?

これは、昼間が濃霧だった場合、前方の車がどのように見えるかを検証した映像。

視界が真っ白のため、車間距離30mほどだと、前の車は見えづらく、25mにまで近づいたところで、ようやく見えてきました。

100m先が見えなくなると予想される時に出る濃霧注意報が発表された中、起きた事故。

・・・







https://news.yahoo.co.jp/articles/a4804aebbdb1dee7e158da9c64fdbe1b48eb78f3 

 

(ブログ者コメント)

トンネルを出たら、そこは濃霧だった・・・。
入る時には霧はなかったのに・・・。

事故が起きた木更津東ICと鶴舞IC間で、空撮映像に合致する場所をグーグルアースで探したところ、以下の赤矢印の場所だった可能性がある。(地図はマピオン)




もしそうだったとすれば、トンネルを出たところには武田川が流れている。

また、次のトンネルを抜けたところには高滝湖がある。

水の多い地形ということも濃霧に関係していたのだろうか?

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

 通信欄 
問合せなどあれば記事末尾の読者通信欄に名前(匿名可)とメルアドを記入し ①確認ボタンをクリック ②記入欄に用件記入   ③確認ボタンをクリック ④内容がOKであれば送信ボタンをクリック    してください。     ちなみに「ご送信ありがとうございました」との返信がありますが。それは通信欄会社からの自動メッセージですので、ご留意ください。
 カテゴリー Category 
 最新コメント Latest Comments 
[06/09 ※無記名]
[06/01 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[01/20 ※無記名]
[08/31 ガーゴイル]
[09/27 三浦]
[03/02 南方英則]
[11/20 山城守]
[07/20 記事内容について訂正をお願いします。]
[07/16 神戸ファン]
[04/21 Rawi]
[08/12 山田晴通]
[04/24 道産子]
[04/15 道産子]
[04/15 道産子]
[04/05 道産子]
[04/02 道産子]
[04/01 道産子]
[02/27 道産子]
[02/26 愛読者]
[01/10 愛読者]
[11/07 愛読者]
[10/12 愛読者]
[08/24 愛読者]
 ツイッターなどへの接続 
 製造業ブログランキングへの接続 
下記をクリックすれば、2種類の製造業ブログランキングにつながります
にほんブログ村 企業ブログ 製造業へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
 最新トラックバック 
 バーコード 
 カウンター 
 アクセス解析 
 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]