2015年7月22日16時52分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
エスカレーターから転落するなどの事故が相次いでいることを受けて、消費者庁は、エスカレーターでは立ち止まって手すりにつかまるなど、安全な利用を心がけるよう注意を呼びかけた。
消費者庁によると、エスカレーターでの事故で救急搬送された人は、おととしまでの3年間に、東京都内だけで3865人にのぼっているという。
このうちの1年間についてみると、立ち止まらずに歩いていて人とぶつかって転んだり、手すりを持たずに乗っていてバランスを崩して転倒したりするケースが、事故全体の9割あまりを占めていたという。
このため消費者庁では、エスカレーターに乗る際には、手すりにつかまることや、歩かずに立ち止まること、それに子どもと乗る際には保護者が手をつなぐことなど、安全な利用を心がけるよう注意を呼びかけた。
エスカレーターの事故を巡っては6月、消費者庁の安全調査委員会、いわゆる消費者事故調が、エスカレーターの手すりに不意に接触すると体が持ち上げられて転落する危険性があるとする報告書をまとめ、国に対して安全対策を求めている。
記者会見した消費者庁の板東久美子長官は、「相次ぐエスカレーターでの事故を防ぐために、安全な利用方法について知ってほしい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150722/3448781.html
7月22日20時7分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都内で平成23~25年にエスカレーターで転んだり落ちたりして搬送され、けがをした人が3865人に上るとして、消費者庁は22日、エスカレーターに乗る際は必ず手すりにつかまるよう注意を呼び掛けた。
消費者事故調が6月、エスカレーターからの転落事故の防止策を盛り込んだ報告書を公表、利用者に注意を促すよう消費者庁に求めていた。
東京消防庁によると、都内のエスカレーターで起きた事故で搬送された負傷者は、23年1196人、24年1289人、25年1380人と増加。いずれも65歳以上が6割前後を占めた。
25年の事故の原因は、「転ぶ、落ちる」が1302人で圧倒的に多く、全体の94・3%。
他は、「ぶつかる」32人(2・3%)、「挟む、挟まれる」20人(1・4%)など。
搬送時のけがの程度は、軽傷が1015人と多いが、重傷や命に関わる程度の人も計18人いた
出典URL
http://www.sankei.com/life/news/150722/lif1507220036-n1.html
(ブログ者コメント)
○平成27年7月22日付の消費者庁ニュースリリースは、下記参照。
エスカレーターでの事故に御注意ください!
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/150722kouhyou_1.pdf
○エスカレーターでの転倒事故については、2日前、札幌市白石市の事例と「片側並び」の弊害を紹介したばかり。
それ以外、エスカレーターの安全な乗り方に関しては、今年だけで下記などの記事がリリースされている。
(2015年7月17日 ITmediaビジネスオンライン)
エスカレーター「片側空け」は危ない! 鉄道各社が一斉に「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーン
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1507/17/news102.html
(2015年1月9日 日本経済新聞)
片側空け→歩行禁止 マナー変わる? エスカレーター
『・・・・・エスカレーターの標準的な勾配は30度で公共の階段よりも急。ステップの高さや奥行きも大きいのでつまずきやすい。ステップの幅は1.1メートル以下。1.4メートル以上とされる公共の階段よりも狭く、追い越しは想定していない。「1つのステップに乗れるのを2人までとし、利用者が必ず手すりにつかまれる構造にする」(日本エレベーター協会)ためだ。・・・・』
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO81616470W5A100C1000000/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。