2013年9月7日15時19分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後11時40分頃、浜松市浜北区小松の木造2階建てアパート1階のエステサロンから出火、店舗の壁や床約4m2のほか、タオル約10枚やごみ箱を焼いた。
けが人はいなかった。
警察などは、マッサージで使ったオイルが付いたタオルから自然発火したとみて、注意を呼びかけている。
警察などによると、同店はオイルを使用したマッサージを行っており、この日は、オイルを拭き取ったタオルを洗濯した後に乾燥機にかけ、午後5時頃、ごみ箱の上にまとめて積み上げて、店を閉めたという。
約6時間半後、アパート2階の住民から「煙が出ている」と119番があり、タオル周辺が燃えていた。
警察などは見分の結果、周囲に火の気がないことなどから、オイルの付いたタオルが発熱して自然発火したとみている。
製品評価技術基盤機構(NITE)製品安全センター(大阪市)によると、油分の付いたタオルを洗濯後、乾燥機で乾燥させて放置すると、残っていた油分が酸化反応を起こし、熱がたまって自然発火することがあるという。
同センターの調査では、2006~10年度までの5年間で、衣類などに付いたオイルが酸化熱により自然発火した事故は計38件に上り、火災は3件発生した。
同店の女性経営者(37)は6日、読売新聞の取材に、「オイルが落ちやすい洗剤を使うなど十分に気をつけていたが、熱を逃がすために広げて干すのを怠ってしまった」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130907-OYT1T00057.htm
(ブログ者コメント)
オイルが付着したタオルの自然発火事例は、過去に本ブログで2件掲載している。
2012年1月27日 名古屋市の医療センターで運転中の乾燥機から煙、タオルの自然発火か?
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1313/
2011年10月21日報道 福岡市でアロマオイルが染み込んだタオルが乾燥機の中で発火する事例がしばしば発生
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/899/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。